SUVのハイブリッド車種

SUVのハイブリッド車種!燃費が良くて使いやすい1台を選ぶ

SUVのハイブリッド車種は技術の進歩により、雪国では必須の4WDモデルも増えている。燃費も向上し20km/L以上あり、内装も豪華に、機能も使いやすく進化。たくさんある車種の中からお気に入りの1台を見つける。

SUVのハイブリッド車種!燃費が良くて使いやすい1台を選ぶ

現在発売されている人気SUVのハイブリッドモデルの車

2代目プリウスやアクアでエコカーブームが始まり、ガソリン車よりも燃費が良く経済的と人気になっているガソリン車のハイブリッドモデルは、セダンやコンパクトカーに比べて燃費の悪いSUVにも導入され、人気のグレードとなっています。

ハイブリッド車はガソリン車と比べて燃費が良く経済的で、アウトドアや旅行に長距離運転する人はもちろん、職場への通勤にピッタリの車です。
最近では、ガソリン車でもハイブリッド車に迫るくらいの燃費を記録していますが、軽自動車やコンパクトカーでは物足りない、アウトドアを思いっきり楽しみたい人に、SUVのハイブリッド車を燃費・価格・見た目を中心に紹介します。

三菱・アウトランダーPHEV

アウトランダーPHEVのエクステリア

2013年1月にアウトランダーの派生車としてプラグインハイブリッドEVシステムを搭載した「アウトランダーPHEV」が販売されました。ガソリンの給油だけではなく、コンセントの給電からでも走ることができるEVモードを備えています。

アウトランダーPHEVのインテリア

インテリアは、黒を基調としていてアウトドアを楽しんだあとに乗り込んでも汚れが目立ちにくく、落ち着いた雰囲気があります。

アウトランダーPHEVには、100VのAC電源コンセントがあり最大1500Wまで外出先で使うことが出来ますし、停電が起きた時などにも車から家へ給電して最大10日分の電気を使うことが出来ます。

また、ハイブリッド走行だけではなく、EV走行も可能で60kmほどガソリンを使わずに走ることが出来ます。もし1日の往復10km以内なら1週間の通勤の内5日間はガソリンを使わずに走行できるので、お財布にも環境にも優しい経済的な車です。

ハイブリッド走行では、19.2km/Lの燃費ですので、もし電池が切れそうになっても安心して走り続けることが可能です。

アウトランダーPHEV
全長 4,695mm
全幅 1,800mm
全高 1,710mm
室内長 1,900mm
室内幅 1,495mm
室内高 1,235mm
ホイールベース 2,670mm
最低地上高 190mm
定員 5人
車両総重量 1,905kg
最小回転半径 5.3m
燃費 19.2km/L(ガソリン走行)
60.2km(EV走行)

スズキ・イグニス

イグニスのエクステリア

スズキが販売するクロスオーバーSUVのイグニスは2016年1月に、軽自動車SUV「ジムニー・ハスラー」とライトクロカンSUVの「エスクード」の間を埋める車種として販売しました。

イグニスのインテリア

インテリアはシンプルで使いやすさがありますし、様々な収納ポケット、サブトランクのおかげで上段トランクに258リットル(9.5インチゴルフバッグ約1つ分)、下段のサブトランクには2WD車で106リットル、4WD車で36リットルの容量があります。

イグニスの安全システム

車だけではなく人も検知する「デュアルカメラブレーキサポート」や、駐車時に上から見下ろすような視点で確認できる「全方位モニター」を搭載していて、安全装備が充実しています。エンジンには、1,200ccのデュアルジェットエンジンを搭載し、ハイブリッドシステムも装備しています。

イグニスハイブリッド
全長 3,700mm
全幅 1,660mm
全高 1,595mm
室内長 1,945mm
室内幅 1,365mm
室内高 1,250mm
ホイールベース 2,435mm
最低地上高 180mm
定員 5人
車両総重量 850kg
最小回転半径 4.7m
燃費 28.8km/L

日産・エクストレイルハイブリッド

エクストレイルハイブリッドのエクステリア

日産が販売する「エクストレイル」は、2013年に3代目へとフルモデルチェンジし、2015年にハイブリッド車を投入した日産のクロスオーバーSUVです。ガソリン車には3列シート7人乗りのモデルがありますが、ハイブリッド車には2列シート5人乗りのラインナップです。

エクストレイルハイブリッドのパワートレイン

インテリジェントデュアルクラッチコントロールインテリジェントデュアルクラッチコントロール

エクストレイルハイブリッドのパワートレインは、1モーター2クラッチのインテリジェントデュアルクラッチコントロールを採用し、4WDの燃費で20.0km/Lを実現しています。また、MR20DDエンジンとRM31モーターの組み合わせにより、システム最高出力は182PSに達します。

防水のシートやフロアを採用しているので、スキーを楽しんできたあと雪がついたままでも乗車することができます。ガソリン車では、ラゲッジボードも防水になっていますが、ハイブリッド車では防水になっていないので注意が必要です。

エクストレイルハイブリッド
全長 4,640mm
全幅 1,820mm
全高 1,715mm
室内長 2,005mm
室内幅 1,535mm
室内高 1,270mm
ホイールベース 2,705mm
最低地上高 195mm
定員 5人
車両総重量 1,905kg
最小回転半径 5.6m
燃費 20.0km/L

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド

ヴェゼルハイブリッドのエクステリア

ホンダが販売するクロスオーバーSUVの「ヴェゼル」は、2014年から2016年においてSUV部門新車販売台数1位を記録しつづけている車種です。コンパクトカーであるフィットをベースとした車種で、日本の道路事情にも合ったコンパクトな1台です。

ヴェゼルハイブリッドのラゲッジスペース

5人乗っても旅行カバンを楽に詰め込めるヴェゼルは、コンパクトSUVとは思えないほど広い荷室を持っています。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトで、車には必要不可欠な燃料タンクを運転席下に配置し、効率的な室内空間を実現しています。

ヴェゼルハイブリッドの動力についての説明

1,500ccのエンジンとハイブリッドシステムを装備し、燃費は4WDモデルでも23.2km/Lを実現しています。FFの2WDモデルでは27.0km/Lを実現し、SUVとは思えないほど効率的な燃費です。

ヴェゼルハイブリッド
全長 4,295mm
全幅 1,770mm
全高 1,605mm
室内長 1,930mm
室内幅 1,485mm
室内高 1,265mm
ホイールベース 2,610mm
最低地上高 185mm
定員 5人
車両総重量 1,320kg
最小回転半径 5.3m
燃費 27.0km/L

トヨタ・ハリアーハイブリッド

ハリアーハイブリッドのエクステリア

トヨタの「ハリアー」は、1997年から販売しているミッドサイズSUVで、山や川などをガンガン超えていくヘビーデューティー仕様ではなく、街乗りのクロスオーバーSUVですが、流線形のボディはとても高級感があり車内に座っているだけでも惚れ惚れするインテリアが迎えてくれます。

ハリアーハイブリッドのインテリア

シートには本革やファブリック素材を使い、内装色には「ディープボルドー」か「ブラック」を選ぶことができます。赤ワイン色×ブラックの組み合わせに、とても高級感がありますし、大人の落ち着いた雰囲気を演出できます。

ハリアーのハイブリッドシステムは、2,500ccのエンジン「2AR-FXE」と「2JMモーター」を組み合わせたシステムです。システムの最高出力は197PS、燃費は21.4km~21.8km/Lあります。また、SUVを選ぶうえで重要になってくる4WDもモーター式で搭載しています。

ハリアーハイブリッド
全長 4,720mm
全幅 1,835mm
全高 1,690mm
室内長 1,965mm
室内幅 1,480mm
室内高 1,220mm
ホイールベース 2,660mm
最低地上高 175mm
定員 5人
車両総重量 2,045kg
最小回転半径 5.4m
燃費 21.4km/L

トヨタ・C-HRハイブリッド

C-HRハイブリッドのエクステリア

2016年12月に販売してから月間SUV販売台数1位を獲得し続けているトヨタ「C-HR」は、プリウスに搭載されている1.8リットルハイブリッドエンジンを積んだ、コンパクトクロスオーバーSUVです。

C-HRハイブリッドのインテリア

フロントのトヨタロゴからヘッドライトまで繋がったデザインの「キーンルック」を採用し、新しい「TNGA-Cプラットフォーム」や、安全装備の「トヨタセーフティセンスP」も搭載しています。インテリアは上質な雰囲気を醸し出していて、黒やブラウンを基調とした落ち着いた大人の雰囲気があります。

ハイブリッドシステムは、1800ccエンジンとモーターを使ったシステムで燃費は30.2km/Lと、かなりの低燃費を実現していますが、ガソリン車には4WDのグレードがありますが、ハイブリッド車の駆動方式は2WDだけのラインナップです。

C-HRハイブリッド
全長 4,360mm
全幅 1,795mm
全高 1,550mm
室内長 1,800mm
室内幅 1,455mm
室内高 1,210mm
ホイールベース 2,640mm
最低地上高 140mm
定員 5人
車両総重量 1,715kg
最小回転半径 5.2m
燃費 30.2km/L

レクサス・RXハイブリッド

RXハイブリッドのエクステリア

レクサスRXは、2015年に4代目へとモデルチェンジしてレクサスの顔である「スピンドルグリル」、流れるウィンカーの「LEDシーケンシャルターンシグナルランプ」が日本車で初めて搭載されました。

RXハイブリッドのインテリア

内装は、ブラウンと黒を基調とした落ち着いたデザインで、ラグジュアリーな雰囲気がします。ハイブリッドエンジンは、3,500ccのV6エンジンとフロントモーターに6JM、AWDシステムを担うリアモーターには2FMが使われていて、システム全体の最高出力は313PSあります。

燃費はFF車で18.8km/L、AWD車で18.2km/Lと、姉妹車であるハリアーと同じくらいの性能ですが、レクサスならではのラグジュアリーな雰囲気、走り心地はもちろんRXのほうが上です。

レクサスRXハイブリッド
全長 4,890mm
全幅 1,895mm
全高 1,710mm
室内長 2,230mm
室内幅 1,590mm
室内高 1,200mm
ホイールベース 2,790mm
最低地上高 200mm
定員 5人
車両総重量 2,415kg
最小回転半径 5.9m
燃費 18.8km/L

レクサス・NXハイブリッド

NXハイブリッドのエクステリア

レクサスNXは、2014年7月から販売されているコンパクトクロスオーバーSUVで、レクサスRXよりひと回り小さいサイズの車です。車名の由来は「Nimble X(cross)over」で、軽快なクロスオーバーという意味になります。

NXハイブリッドのインテリア

内装は、贅沢にレザーや金属を使ってとても質感が高いものに仕上がっています。座るだけで心地よく身体にフィットするコクピットは、NXの名の通り軽快な走りをしてくれる予感をさせてくれます。

ハイブリッド車のエンジンは、直列4気筒2,500ccのエンジンと、トヨタハリアーと同様の2JMモーターを使っています。使用燃料がレギュラーというところも経済的なポイントで、燃費は19.8km/Lあります。

レクサスNXハイブリッド
全長 4,630mm
全幅 1,845mm
全高 1,645mm
室内長 2,080mm
室内幅 1,520mm
室内高 1,180mm
ホイールベース 2,660mm
最低地上高 170mm
定員 5人
車両総重量 2,065kg
最小回転半径 5.4m
燃費 19.8km/L

SUVのハイブリッド車で経済的な毎日に

ハイブリッドSUV

アウトドアや普段の買い物にも使いやすいクロスオーバーSUVは、一般的に乗用車に比べて燃費が悪いと言われていますが、ハイブリッドシステムが加わると平均して20.0km/Lと、燃費も向上しています。

街乗りに使いやすい最小コンパクトサイズのスズキ「イグニス」や、ホンダの「ヴェゼル」、アウトドアや停電などのもしもの時に備えて三菱の「アウトランダーPHEV」、目に見えないところまでこだわり上質な毎日を送れるレクサス「RX、NX」など、ハイブリッドモデルが設定されている車種はたくさんあります。
ぜひ、自分の気に入ったクロスオーバーSUVに乗って楽しい毎日を過ごしてください。