2022年の新型車はミニバンやEV(電気自動車)に注目
2022年に発売する新型車の注目は、トヨタのノア・ヴォクシーと、ホンダのステップワゴンによる新型ミニバン対決です。
トヨタからはbZ4X、スバルからはソルテラ、日産からは軽EVのサクラが登場。新時代を切り開く電気自動車も続々と発売します。
トヨタ bZ4X/スバル ソルテラ 新型車 2022年5月12日
トヨタとスバルの技術を結集した新型BEV(100%モーターで走る電気自動車)のbZ4X
トヨタが満を持して発売するミドルサイズSUVがbZ4X。
bZ4Xはスバルと共同開発した電気自動車(BEV)で、スバルではソルテラとして、トヨタのプレミアムブランドのレクサスではRZ450eとして販売。
e-TNGAというBEV専用のプラットフォームにより、モーター駆動らしい滑らかで力強い走りを実現。電気自動車の弱点と言われる航続距離は559kmで、実用域に達します。
bZ4Xは当面リース販売とトヨタのサブスクリプションサービスのKINTOで販売予定で、メーカー希望参考価格はFWD(2WD)モデルが6,000,000円、4WDモデルが6,500,000円です。
2024年にはソルテラのスポーツバージョンにあたるソルテラSTI、2025年にはスバルとトヨタが共同開発するスポーツタイプのSUVを第二弾として発売する予定があるとのことで、ソルテラやbZ4Xのモデルチェンジなのか、新型モデルとして発表するのか、とても楽しみです。
ホンダ・ステップワゴン フルモデルチェンジ 2022年5月26日
新型ステップワゴンのエクステリアは初代ステップワゴンのようなシンプルなイメージに原点回帰
ホンダ・ステップワゴンは2022年5月26日にフルモデルチェンジ。
エクステリアは原点回帰していて、シンプルでスッキリした印象になりました。AIR(エア)、SPADA(スパーダ)、SPADA PREMIUM LINE(スパーダプレミアムライン)の3グレードを主軸にしています。
ボディサイズは現行モデルから大型化して全て3ナンバーサイズに。標準仕様は親しみやすくも洗練されたデザインに、スパーダはメッキ加飾を多用したスタイリッシュなエクステリアになっています。安全装備のHonda SENSING(ホンダセンシング)も強化され最新バージョンにアップグレードしています。
日産 サクラ 新型車 2022年6月16日
新型サクラは2022年6月16日に発売でEV補助金を活用すると200万円を下回る価格で購入できるのも魅力
日産の新型サクラは、エンジンではなくモーターをパワートレインにするBEV(電気自動車)です。100%電気で走る軽自動車は日本初で、発表前から大きな注目を集めました。
販売価格も2022年の補助金55万円を使用するとエントリーグレードのSで約178万円で購入可能で、完成度の高いホンダのN-BOXと同等か、少しリーズナブルな価格で購入できるのも嬉しいです。
コストパフォーマンスの高いEVということで、ピュアEVの新時代を予感させるモデルです。
グレード | 販売価格 |
---|---|
S | 2,333,100円~ |
X | 2,399,100円~ |
G | 2,940,300円~ |
日産 エクストレイル フルモデルチェンジ 2022年7月25日
日産・エクストレイルのエクステリア
日産エクストレイルは2022年にフルモデルチェンジしT33型となり4代目へ。海外では既に次期エクストレイル(ローグ)が発売されています。
新型エクストレイルでは大型のVモーショングリルを搭載し、ヘッドライトは2019年9月に発表された新型ジューク寄りのデザインに。パワートレインは1.5LのVCターボエンジンを発電用に使用したe-POWER搭載モデルを設定し、基本性能を大幅に高めています。
日産 シエンタ フルモデルチェンジ 2022年8月23日
2代目シエンタにも似た親しみやすいエクステリアが特徴の新型シエンタ
シエンタが3代目の新型にフルモデルチェンジ。
エクステリアは2代目のような可愛らしいシルエットになり、ヘッドライトは丸目で2代目アクアのような大口のフロントグリルを採用しています。
ハイブリッドシステムにはバイポーラ式ニッケル水素電池を採用するモーターを使用することで燃費性能を向上。
ベージュやアーバンカーキ、グレイッシュブルーなどアースカラーのボディカラーが豊富に設定されているのも特徴です。
トヨタ クラウン フルモデルチェンジ 2022年9月1日
クラウンシリーズ第一弾として発表した新型クラウンクロスオーバー
クラウンがクラウンクロスオーバーに生まれ変わりフルモデルチェンジ。
駆動レイアウトは伝統のFR(フロントエンジン・リヤ駆動)からFF(フロントエンジン・フロント駆動)へ進化、ボディサイズもクラウンが堅持していた全幅1,700mmを超え1,840mmに大型化しています。
クラウンクロスオーバー発表時には、誰もが予想していない、クラウンシリーズ4車種を同時にワールドプレミア。
クラウンスポーツ、クラウンセダンは2023年、クラウンエステートは2024年に発売するということで、新生クラウンの今後の動向にも注目が集まります。
マツダ CX-60 新型車 2022年9月15日
マツダのプレミアムライン第一弾のCX-60
新型CX-60が2022年3月に欧州市場でワールドプレミア。
既存のラインナップとは異なる豪華な内装などが話題となり、日本市場でも2022年4月発表されました。
サイズは全長4,740mm×全幅1,890mm×全高1,685mmで、既存のラインナップにあるCX-5より少し大型化、装備や質感なども大きく向上させ、ライバル車種はトヨタのハリアーやレクサスのNXあたりのプレミアムSUVになります。
欧州での発表ではマツダ初のPHEV(プラグインハイブリッド)システムを搭載することが明かされ、日本市場でもディーゼルハイブリッドのほか、PHEVを設定して2022年9月15日(PHEVは2023年12月)に発売します。
CX-60から始まり、ラージ商品群を中心に展開する特別塗装色のロジウムホワイトプレミアムメタリックも注目されています。
グレード | エンジン | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|---|
25S Sパッケージ | ガソリン | 2WD | 2,992,000円~ |
4WD | 3,217,500円~ | ||
25S Lパッケージ | 2WD | 3,415,500円~ | |
4WD | 3,641,000円~ | ||
25S エクスクルーシブモード | 2WD | 3,844,500円~ | |
4WD | 4,070,000円~ | ||
XD | ディーゼル | 2WD | 3,239,500円~ |
4WD | 3,465,000円~ | ||
XD Sパッケージ | 2WD | 3,580,500円~ | |
4WD | 3,806,000円~ | ||
XD Lパッケージ | 2WD | 4,004,000円~ | |
4WD | 4,229,500円~ | ||
XD エクスクルーシブモード | 2WD | 4,433,000円~ | |
4WD | 4,658,500円~ | ||
エクスクルーシブ スポーツ | ディーゼルハイブリッド | 4WD | 5,054,500円~ |
エクスクルーシブ モダン | |||
エクスクルーシブ プレミアムスポーツ | 5,472,500円~ | ||
エクスクルーシブ プレミアムモダン | |||
P Sパッケージ | プラグインハイブリッド | 4WD | 5,390,000円~ |
P エクスクルーシブ スポーツ | 5,846,500円~ | ||
P エクスクルーシブ モダン | |||
P エクスクルーシブ プレミアムスポーツ | 6,264,500円~ | ||
P エクスクルーシブ プレミアムモダン |
日産 セレナ フルモデルチェンジ 2022年11月28日
新型セレナに最上級グレードのルキシオンを追加
セレナが6代目(C28型)にフルモデルチェンジ。
今回のモデルチェンジではエルグランドに匹敵するラグジュアリーグレードのルキシオンを初めてグレードに設定しました。
トヨタのノアやヴォクシー、ホンダのステップワゴンにはない強みとして、セレナは先代モデルと同じく5ナンバーを維持することで使いやすさをアピール、ファミリーユーザーに優しいミニバンとして進化しています。
2021年の新型車とモデルチェンジ予定の車
2021年にデビューを予定している新型車や、フルモデルチェンジ・マイナーチェンジを行う車種をカレンダー形式でまとめました。
2021年はSUVのアウトバックやランドクルーザーなど、世界的に注目のモデルがフルモデルチェンジします。その他にも2021年にはどのようなモデルが登場するのか期待しましょう。
ホンダ ヴェゼル フルモデルチェンジ 2021年4月23日
新型ヴェゼルとキックスやヤリスクロスのライバル対決が楽しみ
新型ヴェゼルが2021年4月23日に登場しました。ワールドプレミアは2021年2月18日にホンダのYoutubeチャンネルを使ったオンラインで行い、2021年1月18日からはホンダの公式Twitterも開設されています。
パワートレインには2モーターのハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載、クーペスタイルで走行性能も進化しています。新型ヴェゼルは2021年の新型SUVで最も注目されていて、国内SUVのシェア争いも楽しみなモデルです。
アリア 新型車 2021年6月4日
- アリアのエクステリア
- アリアのリヤシート
- アリア
日産で初めてのクロスオーバーEVとして新型アリアが2021年6月4日に発売。最大航続距離約610km、販売価格は補助金を使うと500万円前後と、購入しやすく実用的なのが特徴です。
PHEVモデルではトヨタのRAV4PHVや、三菱のアウトランダーPHEVが販売されていますが、エンジンを持たないクロスオーバータイプのEVは、日本市場ではアリアが初めてなので、とても注目度の高いモデルになっています。
トヨタ アクア フルモデルチェンジ 2021年7月19日
世界初のバイポーラ型ニッケル水素電池を採用する新型アクア
トヨタ史上最速で100万台を販売した大ヒットコンパクトカーのアクアが発売以来初めてのフルモデルチェンジを実施。2021年7月19日から発売しました。
新型アクアのエクステリアはキープコンセプトで、世界初のバイポーラ型ニッケル水素電池を使用することで、燃費性が約20%向上しました。
右左折時の交差点を広くカバーする最新型のトヨタセーフティセンスを導入するなど、燃費性能だけでなく安全性もコンパトクラストップレベルに進化しています。
日本のコンパクトカー市場を席捲したアクアだけに、大注目のフルモデルチェンジになりました。
トヨタ ランドクルーザー フルモデルチェンジ 2021年8月2日
力強さが増した300系のランドクルーザー
200系の登場から10年以上が経過したランドクルーザーは2021年8月2日フルモデルチェンジ。トヨタ初の防犯システムとして指紋認証のスタートスイッチを搭載するなど、世界中がランクル300系の発売を心待ちにしていました。
ランクル300は力強いエクステリアデザインに、レザーなどの質感の高いインテリアを装備。3.3LのV6ツインターボディーゼルエンジンや新採用のTNGA-Fプラットフォームで走りの質感をアップデートしています。
トヨタ カローラクロス 新型車 2021年9月14日
ヤリスクロスとRAV4を埋める丁度いいサイズ感が特徴の新型カローラクロス
カローラクロスが2021年9月14日に発表。
サイズ感はヤリスクロスとRAV4の中間で、C-HRと同じTNGA-Cプラットフォームを採用しています。スクエアボディなので積載性が良くアウトドアでも活躍できる新型クロスオーバーです。
海外向けのカローラクロスと、日本向けのカロ-ラクロスは、エクステリアだけでなく装備にも違いがあり、日本市場向けに採用する電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドは、魅力的な追加装備になっています。
レクサスNX フルモデルチェンジ 2021年10月7日
レクサスNXのエクステリア
レクサスNXは2014年に発表されたコンパクトクロスオーバーSUVです。2017年にマイナーチェンジを実施しており、4年後となる2021年にフルモデルチェンジするという情報があります。
次期型レクサスNX のヒントとなるのは、2018年のデトロイトモーターショーで発表された「Lexus LF-1 Limitless」。Lexus LF-1 Limitlessのローandワイドなボディやデザインは新型NXにも反映されると予想されています。パワーユニットにはダイナミックフォースエンジンや新開発のハイブリッドシステムを採用するでしょう。
スバル WRX S4 フルモデルチェンジ 2021年10月
スバルWRX S4の新型モデル2021年10月に日本市場で発表
スバルが販売するWRX S4は2014年に発売したスポーツセダンで、毎年改良が入ったり特別仕様車が販売されたりなど手を加えられているモデルです。
2021年9月に発表したWRX S4の米国モデルは2.4Lターボエンジンやスバルグローバルプラットフォームの新型プラットフォームを採用するなど中身の大幅アップデートがありました。価格面でも300万円から400万円ほどで、コストパフォーマンスが高いWRX S4のフルモデルチェンジが楽しみです。
スバル レガシィアウトバック フルモデルチェンジ 2021年12月
スバルのレガシィアウトバックは2021年12月にフルモデルチェンジを行って水平対向1.8Lターボエンジンを搭載
2014年から発売された5代目のレガシィアウトバックは、2021年12月にフルモデルチェンジを行い6代目へと進化します。パワートレインは水平対向1.8Lの4気筒直噴ターボDTIエンジンを搭載、新型プラットフォームのSGPを搭載して、樹脂パーツを多用した力強いエクステリアが特徴です。