ランドクルーザーFJ(ランクルFJ)のエクステリア・インテリア最新情報
ランドクルーザーFJ(ランクルFJ)の発売をトヨタが公式発表。
ランクルシリーズの最小モデルとして発表前から話題になり、名称についてもランクルミニやミニランクルなどと呼ばれていましたが、ランドクルーザーFJが正式名称に。
歴代ランクルシリーズを彷彿させる丸目ヘッドライト、シリーズ最小ながら全高は全ランドクルーザーシリーズで最も高いなど、存在感を示すランドクルーザーFJの内外装を含む最新モデルチェンジ情報。
ランドクルーザーFJのエクステリアの特徴はサイロコモチーフの直方体ボディ
角を落とした直方体ボディが特徴的なランドクルーザーFJのエクステリア
ランクルFJのヘッドライトは角目と丸目の2種類を設定
角目ヘッドライトは標準装備
丸目ヘッドライトはオプション装備
ランドクルーザーFJのエクステリアの特徴は、四角いサイコロモチーフの直方体ボディに面取りをしたように角をそぎ落としたシルエット。
バンパーとフェンダーが大きく張り出し背面タイヤも装着、塊感の強いクロスカントリーモデルの存在感を強調しています。
ボディ構造は新興国向けの世界戦略プロジェクトIMV(Innovative International Multi-purpose Vehicle)シリーズのプラットフォームにラダーフーム構造を搭載。
前方のアプローチアングル、後方のデパーチャーアングル共に角度に余裕があるため、本格的な悪路走破性が期待できます。
床下のブレース追加やボディの高剛性化も実現、最小回転半径5.5mでランクル史上最も取り回しやすい操作性も魅力。
ヘッドライト形状はランドクルーザー250に似た丸目と角目の2種類を設定しており、丸目ヘッドライトがオプション設定されるとのこと。
ボディサイズは全長4,575mm、全幅1,855mm、全高1,960、ホイールベース2,580mm、ランクルシリーズ最小モデルとして誕生しましたが、全長・全幅はトヨタのRAV4やハリアーなどのDセグメントSUVに近く、全高ではランクルシリーズで最も高いモデルになりました。
ランクルFJのパワートレインは2TR-FE型2.7Lの自然吸気ガソリンエンジン一択ですが、発売後にディーゼルエンジンを追加するという噂もあるようです。
ランクルFJの販売時期はトヨタ公式から2026年年央と発表されていますが、2026年5月14日に発売されるという噂があります。
販売価格について、兄貴分にあたるランドクルーザー70の販売価格が4,800,000円であることから、ランクルFJは300万円後半から400万円前半になると予想。
グレード体系はランクル70がモノグレード(グレードは1つだけ)になっていますが、「もっと多くのお客様にランクルを楽しんでいただきたい」というトヨタのコンセプトから、装備を簡素化したベースグレードを含む複数の選択肢が期待できるかもしれません。
| 全長 | 4,575mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,855mm |
| 全高 | 1,960mm |
| ホイールベース | 2,580mm |
| 乗車定員 | 2列5人乗り |
| エンジン | 2TR-FE型 2.7Lガソリンエンジン |
| 駆動方式 | パートタイム4WDシステム |
| トランスミッション | 6 Super ECT |
| 最高出力 | 120kW(163PS) |
| 最大トルク | 246Nm |
ランドクルーザーFJのインテリアは車両状況を把握し易い水平基調
ランクルFJのインパネは車両状況を把握しやすい水平基調
ランクルFJのシート
電動パーキングブレーキではなく手動ハンドブレーキを採用するランクルFJ
ランクルFJは悪路走破をも想定するため、インストルメントパネルは車両姿勢など把握し易い水平基調に、目線の移動も最小限になるよう様々な機能をモニターに集約。
インパネやカウル、ベルトラインを低く設定することにより、見通しの良いオンロード・路面の把握が難しいオフロード問わず安全走行に貢献する設計に。
運転中も直感で操作できるようにスイッチ類やシフトノブの配置などが工夫されています。
また電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドは設定されず手引き式のハンドブレーキが採用されています。
シートレイアウトについて、ランドクルーザー300やランドクルーザー250は3列シートを採用する7人乗り仕様を設定しますが、ランドクルーザーFJは2列シートの5人乗り仕様のみ設定。
ランドクルーザーFJの外寸はRAV4やハリアーに近い数値ですが、フェンダーの張り出し分があるため室内の広さは他のDセグメント車種よりコンパクトで、特に1列目と2列目のシート間隔は広いとは言えません。
ランドクルーザーFJの安全装備はトヨタセーフティセンスを採用
ランドクルーザーFJにはトヨタの予防安全装備のトヨタセーフティセンスを搭載することが発表されています。
ランドクルーザー70もランドクルーザーFJと同じ手引き式のハンドブレーキを採用することから、ランクル70相当の安全装備になると予想され、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム、ロードサインアシスト、発進遅れ告知機能などが搭載されるでしょう。
クルーズコントロールはランクル70と同様、低速制御のみで追従機能や停止機能は省かれると予想します。
ランクルFJ最大のライバルはジムニーノマド RAV4やランクル70も比較対象か
ランクルFJはラダーフレーム構造を持つ本格的なクロスカントリーモデルです。
サイズ感や走破性、充実した安全装備などランクルFJは唯一無二の存在と言えるでしょう。
しかし走破性、価格、サイズ感という部分のみ比較すると比較検討する車種が見えてきます。
最大のライバルになるスズキのジムニーノマド、同じトヨタから発売するRAV4・ランドクルーザー70をライバル車種として紹介します。
ランクルFJの走破性に引けを取らないスズキのジムニーノマド
コンパクトボディに世界屈指の走破性を発揮するジムニーノマド
ランクルFJと同等以上の走破性が期待できるのがスズキが発売するジムニーノマド。
ランクルFJと同じ5ドア、悪路走破に強いラダーフレームも搭載しますが、ジムニーノマドは最大4名乗車でボディサイズもランクルFJよりコンパクト。
装備や安全性能はランクルJFに軍配が上がりますが、販売価格が3,000,000円以下で購入可能など、よりお手軽にクロスカントリーを楽しみたいユーザーにおすすめのモデルです。
サイズ感がランクルFJと近いトヨタのRAV4
RAV4はランクルFJとサイズ感が近くパワートレインにハイブリッドやPHEVを設定
RAV4はサイズ感がランクルFJと近く比較対象になるライバル車種。
ランクルFJはラダーフレームを採用しますが、RAV4はモノコックボディを採用するため本格的なクロスカントリーモデルとは言えませんが、パワートレインにハイブリッドシステム、またはプラグインハイブリッドシステムを搭載することによりランクルFJよりも低燃費な高いエコ性能を持ちます。
本格的な悪路走行はしないけど、スクエア基調のラギッドなエクステリアを希望するユーザーにおすすめのモデルです。
販売価格はランクルFJより上の兄貴分トヨタのランドクルーザー70
ラダーフレームとパワフルな2.8Lディーゼルターボ搭載のランクル70
ランドクルーザーFJの兄貴分にあたるのがランドクルーザー70。
ボディサイズは一回り大きく、2列目も大人が乗って十分な広さを備えており、ラゲッジ容量は605Lで2列目シートをタンブル状態に折りたたむと最大1,205Lまで拡大します。
パワートレインはランクルFJが2.7Lの自然吸気ガソリンエンジンに対して、ナナマルは2.8Lの直噴ディーゼルターボエンジンを搭載するため走り出しからパワフルで高い牽引能力も備えます。
ランクルFJでは物足りないユーザーはランクル70を選ぶことで遊びの幅が広がるでしょう。



























