レクサスNXのモデルチェンジ情報 新型モデルを2026年9月1日に世界初公開、日本発売は2026年末以降
レクサスが展開するミドルサイズクロスオーバー「NX」のモデルチェンジ情報をまとめます。
LEXUSは2026年9月1日、NXを一部改良した新型モデルを世界に向けて初公開しました。呼称こそ「一部改良」ですが、新世代ハイブリッドシステムへの一新、内外装デザインの描き直し、光と香りで室内を演出する「Sensory Concierge」の採用など、実際の中身はフルモデルチェンジに迫る規模です。発売は2026年末以降、地域ごとに順を追って予定されており、日本市場については2026年12月頃という観測が出ています。
現行の2代目はレクサス初のプラグインハイブリッド(PHEV)を設定した一台で、2025年7月の一部改良で12.3インチ液晶メーターを採用。エントリーのNX250に続き、2026年8月には2.4LターボのNX350も販売を終えました。新型モデルの詳細から歴代の改良内容、モデルチェンジの遍歴までを整理します。
レクサスNXの新型モデルを2026年9月1日に世界初公開 一部改良で内外装とハイブリッドを刷新
2026年9月1日に披露されたNXの新型モデル(プロトタイプ)
LEXUSは2026年9月1日、ミドルサイズクロスオーバーのNXを一部改良し、その新型モデルを世界初公開しました。市場への投入は2026年末以降で、地域ごとに順次発売される計画です。
NXは2014年にLEXUS初のコンパクトクロスオーバーSUVとして送り出されたモデルで、2026年7月末までに90を超える国と地域でおよそ190万台を販売してきました。いまやブランドを支えるグローバルコアモデルであり、その改良が世界的な注目を集めるのも当然といえます。
今回の開発テーマは“DISCOVER YOUR EDGE”。日常に刺激を持ち込み、乗る人の可能性を押し広げる存在を目指したと説明されています。歴代NXが積み上げてきたスポーティさとユーティリティの両立という価値を守りつつ、電動化の時代にふさわしい姿へ踏み込んだ格好です。
ランプ類をグリルへ溶け込ませ、シンプルで塊感のある表情に仕立てられた
呼称は「一部改良」ながら内容はフルモデルチェンジに迫る規模
注目したいのは、これだけの内容でありながら公式の呼称が「一部改良」に据え置かれている点です。ハイブリッドシステムを一新し、内外装を刷新し、リリースには「新世代プラットフォームによる基本性能の向上」という表現まで登場します。それでもモデル名やボディの骨格は継続するため、レクサスは世代交代ではなく改良と位置づけたと読み取れます。
読み手としては、名称に引きずられて「小さな手直し」と受け取らないほうがよさそうです。走り・デザイン・室内体験のいずれも作り替えられており、実質的にはビッグマイナーチェンジ以上の変化量と考えたほうが実態に近いでしょう。
日本での発売時期と価格の見通し 2026年12月・520万〜800万円という観測も
今回のリリースで公表されたのはグローバル向けの情報にとどまり、日本での発売日と価格は明かされていません。発売時期も「2026年末以降、地域ごとに順次」という表現にとどまります。
ただし業界筋では、日本市場への投入を2026年12月とみる観測が出ており、価格帯は520万円〜800万円程度になるという見立ても示されています。この読み筋が正しければ、上位側は現行の7,725,000円から一段上がる一方、エントリー側は2.0Lハイブリッドの新設定によって現行の5,500,000円より下がることになります。
継続設定されるグレードについては20万円程度の値上げにとどまるという見方もあり、装備の追加内容を踏まえれば妥当な水準といえるでしょう。いずれも公式発表前の情報ですので、国内発表での確認が必要です。
リヤはLEXUS初の「ダブルLシグネチャー」で存在感を主張する
現行モデルはNX350が販売終了 ラインアップはHEVとPHEVへ集約
新型モデルの公開に先立ち、現行モデルの構成にも動きがありました。2025年6月にNX250(2.5L自然吸気ガソリン)が生産を終えたのに続き、2026年8月には2.4LターボのNX350についてもレクサス公式サイトで販売終了が案内されています。
これによって現行NXの国内ラインアップは、ハイブリッドのNX350hとPHEVのNX450h+という電動車2本立てとなり、価格帯は5,500,000円から7,725,000円です。純ガソリン車が姿を消した流れは、新型モデルがHEVとPHEVのみで構成されることとも整合しており、電動化への舵取りがはっきりと表れています。
公開資料に登場するリヤエンブレムはNX350hとNX450h+の2種類
あわせて公開された報道向け素材を見ると、リヤエンブレムの写真として用意されているのはNX350hとNX450h+の2種類だけです。エンジン単体のカットも2.5Lのみで、諸元表に載っている2.0LのNX300hに関する素材は含まれていません。
ここから確定的なことは言えないものの、2.0L HEVは特定地域向けの設定で、日本を含む主要市場ではNX350hとNX450h+の2本立てが軸になる可能性が高そうです。現行モデルの構成がそのまま引き継がれる形になります。
一方で、日本市場に2.0LのNX300hが導入されればエントリー価格を引き下げられるため、価格戦略の観点からは設定される余地も残ります。ここは国内発表での大きな注目点です。
OVERTRAILの行方は未公表
もうひとつ気になるのが、2024年に追加されたアウトドア志向グレード「OVERTRAIL」の扱いです。今回のリリースではF SPORTの専用装備には触れられている一方、OVERTRAILに関する記述はありません。
兄弟車のGXやLXでも展開されているシリーズであり、そのまま継続される可能性は高いと見ていますが、専用のマットブラック塗装スピンドルグリルなど、新しいフロントフェイスとの整合をどう取るのかは興味深いところです。こちらも国内発表を待つ必要があります。
新世代ハイブリッドシステムとe-Axleを採用 NX450h+はEV航続距離140km超へ
トランスアクスル・モーター・PCUを一体化したe-Axleを新たに採用
今回の改良で核となるのがハイブリッドシステムの刷新です。トランスアクスル、モーター、PCU(パワーコントロールユニット)を一つにまとめたe-Axleを採用し、小型・軽量化と低重心化を同時に成立させました。
インバーターのパワー素子には電気損失の小さいSiC(シリコンカーバイド)を用い、駆動系そのものの効率改善とあわせて燃費を引き上げています。電池の出力向上も加わり、燃費と動力性能を両立させたという説明です。
公開資料ではHEVとPHEVでシステム、トランスミッション、バッテリーの写真がそれぞれ別に用意されており、両者が単なる装備差ではなく作り分けられた構成であることがうかがえます。
新開発リチウムイオンバッテリーでDC急速充電にも対応
PHEVのNX450h+には、電池出力を8%、電池容量を30%高めた新開発バッテリーが積まれます。これによりEVモードでの航続距離が大きく伸び、日本のWLTCモードでは140kmを超える数値(開発中の暫定値)が示されました。欧州WLTPでは100km超、米国EPAでは40マイル超です。
さらにDC急速充電へ対応して充電時間を大幅に短縮し、電動充電リッドも採用しています。現行NX450h+のEV走行距離は18インチ装着車で90〜91kmですから、およそ1.5倍。日常の大半をEVとして走り切れる領域に踏み込んだといえます。
DC急速充電への対応も見逃せません。国内の急速充電インフラを使えるようになることで、PHEVの使い方そのものが変わってきます。
バッテリーのセル配置を横方向へ変更し、剛性と低重心化にも寄与させた
興味深いのは、バッテリーを単なる電源として扱っていない点です。セルの並べ方を従来の前後方向から横方向へ改めることで、ボディ全体の横剛性を高めるとともに、搭載位置が下がることによる低重心化も獲得しました。操縦性と走行安定性の底上げに直結する工夫で、電動化部品を車両運動性能の一部として設計している姿勢がうかがえます。
ボディ剛性と足まわりを鍛え直し「Lexus Driving Signature」を深化
レクサスが掲げる走りの味「Lexus Driving Signature」をさらに高めるべく、新型モデルでは車体の芯にあたる部分から手が入りました。フロントエンドとリヤエンドを強化し、フロアクロスの追加とトンネル稜線部の補強によってフロア剛性を約25%向上。サスペンションタワーは構成部品を一体化して剛性を約30%高めています。
その効果はハンドリングだけでなく、乗り心地の改善やロードノイズの低減にも及ぶとされます。開発は新拠点「Toyota Technical Center Shimoyama」の厳しいテストコースに加え、ドイツのニュルブルクリンクでも繰り返され、「ドライバーがクルマと対話できる走り」が追求されました。
マルチマテリアルボディと静粛性の作り込み
車体そのものについては、部位ごとに適した素材を使い分けるマルチマテリアルボディが技術訴求の柱として掲げられています。高張力鋼板や軽合金などを適材適所で組み合わせ、剛性と軽量化を同時に狙う考え方です。
静粛性も独立した訴求項目として扱われており、ロードノイズや風切り音、エンジン音の伝わり方まで細かく詰められた様子がうかがえます。剛性の高いボディは静粛性の土台でもあるため、この2つがセットで語られるのは理にかなった構成です。
極微低速バルブ付ショックアブソーバーとバリアブルラックギアを新採用
足まわりでは、AVS非装着車に極微低速バルブ付ショックアブソーバーを新たに採用しました。サスペンションのごくわずかな動きにも素早く減衰力を立ち上げることで、路面のうねりに対して姿勢をフラットに保ちます。
ステアリングホイールは10mm小径化されて360mmとなり、切れ角に応じてギア比がクイックに変わるバリアブルラックギアを組み合わせ、取り回しの良さを高めました。あわせてパワーステアリング制御も詰め直され、軽快でありながら自然な操舵フィールを狙っています。
空力やショックアブソーバーまで、走りの基本を細かく作り込んでいる
E-Fourは直進時も含む常時AWD走行へ
電気式AWDのE-Fourは制御が見直され、発進時・スリップ時・旋回時に加えて直進時も後輪をモーターで駆動する常時AWD走行を実現しました。どの場面でも一貫して後輪が仕事をするため、接地感のある安定したハンドリングにつながり、雪道のような滑りやすい路面での安心感も高まります。積雪地のユーザーにとっては見逃せない改良点です。
このほか、急なレーンチェンジなどでごく小さな制動力を加えて挙動の収束を助ける新しいブレーキ制御、サイドグリル内ダクトの剛性アップやホイールハウス内のフィン追加による空力の作り込みも盛り込まれました。アクセルペダルユニットの改良で摩擦を減らし、踏力に対してリニアに動かした点も、日常の速度コントロールに効いてきそうです。
エクステリアはワイド&ローを追求 LEXUS初の「ダブルLシグネチャー」を採用
スポーティなフォルムとサイドシルエットは踏襲しつつ躍動感を強めた
デザインテーマは従来から続く「VITAL TECH」を熟成させる方向です。フォルムやサイドシルエットの骨格は残しながら、よりアクティブな佇まいへと磨き込まれました。
ヘッドランプやコーナリングランプといった機能部品をグリルと融合させることで、余計な線を削ぎ落としたクリーンなプロポーションを実現。空力と冷却の両面に効くメッシュグリルを採用し、機能から生まれる美しさを打ち出しています。ヘッドライトは従来の複眼デザインから横2灯の灯体へ改められ、視認性とデザイン性を両立させました。
アウターミラーやモール類はクロムメッキから黒基調のデザインへ改められました。凝縮感が増した結果、NXらしい「塊感」のあるスポーティさが際立ち、スタンスの力強さが強調されています。ルーフには開放感を高めるパノラマルーフも用意されます。
ターンシグナルとDRLを統合したヘッドランプはダブルラインを描く
ヘッドランプはターンシグナルランプとデイタイムランニングライトを一体化し、ターンランプと合わせてダブルラインを表現。リヤコンビネーションランプにはLEXUS初となる「ダブルLシグネチャー」が与えられ、両端のLが二重に光るとともに発光ロゴが加わって、ワイド&ローの印象を強めます。
夜間の被視認性という実用面でも効きますが、それ以上に「遠目でもNXと分かる記号」を手に入れた意味は大きいはずです。もっとも、公開直後のSNSでは横一文字に近い造形が「マツダ車のよう」と評される場面もあり、賛否が分かれているのも事実。ここは実車を見て判断したい部分でしょう。
ボディカラーは新色2色を含む9色を設定
ボディカラーは新色を交えた9色構成です。モダンさと自然との調和を思わせるアッシュトーンの「SONIC TELLUS」、そしてF SPORT設定色としてシャープでクールな「TITANIUM CARBIDE GRAY」が新たに加わりました。公開された写真もこの2色が中心で、残る7色の名称は明らかにされていません。
日本仕様のカラー構成や名称の表記は、国内発表の際に改めて確認したいところです。
ホイールは18インチと20インチを用意 F SPORTには専用20インチを設定
20インチはデザイン違いで複数設定され、F SPORT専用も用意される
足元は18インチと20インチの2サイズ構成で、タイヤサイズは235/60R18と235/50R20です。公開された素材を見るかぎり18インチは1種類、20インチはデザインの異なるものが複数用意され、そのうち1種類がF SPORT専用となっています。
グレードによって表情を変えられる幅があるのは、選ぶ側にとって嬉しい部分です。ただし各ホイールがどのグレードに割り当てられるかは、国内発表を待つ必要があります。
F SPORTは専用エアロと軽量20インチホイールを設定
F SPORTには、フロントのアンダースポイラー、サイドポンツーン、リヤコーナー空力デバイスが与えられます。ルーフサイドレール、ルーフスポイラー、ロッカーにはピアノブラックを配し、全体の印象を引き締めました。
足元には軽量高剛性の専用20インチアルミホイールを装着し、ブレーキキャリパーはよりスポーティなレッドへ変更。インテリアはインストルメントパネルをブラックで統一し、ステッチでアクセントを添えています。専用ボディカラーのTITANIUM CARBIDE GRAYと組み合わせれば、かなり硬派な仕上がりになりそうです。
インテリアは水平基調でシンプルに 12.3インチメーターと14インチディスプレイを並列配置
水平基調のインストルメントパネルが開放感と落ち着きを生む
インテリアは、運転席だけでなくどの座席でも心地よく過ごせる空間が目標に据えられました。インストルメントパネルには12.3インチ液晶メーターと14インチのナビゲーション/マルチメディア画面が水平に並べられ、視界の確保と視線移動の少なさを両立させています。12.3インチメーターにはF SPORT専用の表示も用意されました。
従来型は大型ディスプレイの周囲に操作系が集まり、運転席を囲むコックピット的な造形でしたが、新型は水平基調を強めて前方の見通しと開放感を優先しています。同じ室内寸法でも、体感的な広さはかなり変わってきそうです。
透過表皮を用いたレスポンシブヒドゥンスイッチを採用
ステアリングホイールのデザインを改めたほか、透過表皮を使ったレスポンシブヒドゥンスイッチを採用し、機能面とブランドとしての統一感を同時に高めました。消灯時はパネルに溶け込み、点灯すると操作部が浮かび上がる仕掛けで、新型ESでも採用されている装備です。線発光と間接照明を用い、インストルメントパネルからドアトリムへと続くラインを光でも水平に描くことで、シンプルかつ広がりのある世界観を作り出しています。
オーディオには「Mark Levinson プレミアムサラウンドサウンドシステム」を設定。この仕様ではパンチングメタル製のスピーカーグリルに加え、ドアスピーカーの外周を丸い光のリングが取り囲む演出が加わります。
インテリアカラーは新色2色を含む5色を設定する
インテリアカラーは新色「ABALOS」と「PROMINENCE」を追加
インテリアカラーは新色2色を含む5色構成です。「ABALOS」は火星の北半球にある砂丘から発想を得たカラーで、大地のエネルギーを思わせる華やかさと落ち着きを併せ持ちます。F SPORT設定色の「PROMINENCE」は、従来のFLARE REDよりもさらに鮮やかな色調で、スポーティさとアクティブさを前面に押し出しました。
火星の地形を出発点にした色というのは、いかにもレクサスらしい理屈の立て方です。ドアトリムもBLACKとABALOSで表情が大きく変わり、内装色の選択が室内の印象を左右します。
なおPROMINENCEは、2026年1月に改良されたIS300hのF SPORTにも設定された色で、ブランド全体で展開が進む新しいスポーティカラーという位置づけのようです。
インテリア加飾は3種類のオーナメントパネルを設定
加飾パネルは、木目の表情を活かした「DARK OAK BROWN」、竹材を用いた「FORGED BAMBOO」、幾何学的なパターンを刻んだ「MICRO GEOMETRIC」の3種類が用意されます。
素材感を前面に出したものから機械的な精緻さを見せるものまで幅があり、同じ室内でも狙う雰囲気をかなり変えられそうです。とくにFORGED BAMBOOは持続可能な素材という文脈でも語れる選択肢で、レクサスらしい提案といえます。
メーターやステアリング、コンソールまわりの操作系も刷新された
シフトノブやセンターコンソール、リヤコンソールもあわせて刷新されました。ドライビングポジションはビッグデータを活用して見直され、理想的なシート角度とステアリング位置が追求されています。分析結果を踏まえてステアリングの前後調整量を拡大し、ペダルやステアリングホイールも新設計としました。体格を問わず自然な姿勢を取りやすくなるはずで、地味ながら効果の大きい改良です。
光と香りで室内を演出する「Sensory Concierge」を新採用
香りとイルミネーションを連携させ、車内の雰囲気を切り替えられる
新型モデルの目玉のひとつが「Sensory Concierge(センサリーコンシェルジュ)」です。自宅のリビングルームのようにくつろげる空間を目指し、イルミネーション、音楽、空調、シート温度、フレグランスを3つのモードで連動させます。
「INSPIRE」は刺激的な鼓動で気持ちの高揚を、「RADIANCE」は反射と揺らめきが交差する空間で集中を、「REVITALIZE」は自然の循環をイメージした雰囲気でリラックスを、それぞれ後押しする設定です。公開されたイメージでも、モードごとに室内を照らす光の色がはっきり描き分けられています。
レクサスのデザイン思想「Time」を表す5種類の香り
フレグランスはレクサスのデザイン思想「Time」を象徴する5種類が用意され、そのうち3種類の専用カートリッジをグローブボックス内の発生器へ同時に装着できます。乗車中に専用画面から好みの香りを選ぶと、インストルメントパネル奥のスピーカーグリル部から香りが広がる仕組みです。
香りに連動したオリジナルの動画や音楽、イルミネーションを組み合わせて楽しむこともできます。
レクサスNX新型モデルの5種類のフレグランス
- 天光(TENKO):あたたかい自然の光に包まれたウッディアロマティック
- 恵風(KEIFU):深い森の中で広がるスモーキーグリーン
- 青陽(SEIYO):春の陽が溢れるのどかでやさしいホワイトフローラル
- 半夜(HANYA):深い夜の静寂に漂う神秘的で柔らかなムスク
- 晨明(SHINMEI):夜明けのはじまりを予感させる清らかなシトラス
車内の香りは好みが分かれる領域ですが、3種類を積んでおいて気分で切り替えられる仕立てなら、日によって使い分けたいという要望にも応えられます。移動時間を「過ごす時間」として捉え直す発想が、装備の形になって表れた例といえるでしょう。
あわせてラゲージスペースの写真も公開されており、SUVとしての実用性にも手が抜かれていないことがうかがえます。
最新のLexus Safety System +へ刷新 予防安全機能を全面的にアップデート
予防安全パッケージは最新世代のLexus Safety System +へ引き上げられました。対象物をより広く、より遠くまで認識できるようになり、対応できる事故シーンが拡大しています。
一般道のような複雑な環境でも支援を継続できるよう、機能とセンサーの利用可能範囲を広げた点も見どころです。車両周辺の状況はメーターディスプレイに分かりやすく表示されます。
レクサスNX新型モデルの主な予防安全機能の進化
- レーダークルーズコントロールにエコランモードと地図連携機能を追加
- 一時停止標識・T字路・ラウンドアバウト・料金所などへの減速支援
- レーンチェンジアシスト[LCA]の作動車速を拡大し操作を簡略化
- プリクラッシュセーフティ[PCS]が出会い頭シーンの作動車速を拡大
- ドライバーモニターが眠気の兆候を検知して注意喚起
- ドライバー異常時対応システムに路肩へ寄せて停車する機能を追加
- ブラインドスポットモニター[BSM]が自転車・バイクを検知
- パノラミックビューモニターが3Dビューとスワイプ操作に対応
- トーイング時もレーントレーシングアシスト等が作動
なかでも実用的なのは、レーダークルーズコントロールの地図連携です。カーブ手前の減速を道路形状に合わせて行えるようになり、高速道路での長距離移動が一段と楽になります。エコランモードで燃費重視の穏やかな追従走行を選べる点も、PHEVやHEVとの相性が良い機能です。
なお一部の機能は地域や仕様によって異なるため、日本仕様の詳細は国内発表を待つ必要があります。
事前に噂されていた内容との答え合わせ
公開前には、12.3インチメーターの採用に加えて、トヨタの新しいソフトウェア基盤「Arene(アリーン)」の搭載や、「Lexus Safety System + 4.0」といったバージョン名の登場を予想する声もありました。ここで答え合わせをしておきます。
まず12.3インチ液晶メーターについては、そのとおり採用されました。ただしこれは2025年7月の一部改良で現行モデルにすでに導入済みの装備であり、新型固有のトピックというより継続採用という位置づけです。
一方、Areneに関する記述はリリースに含まれていません。予防安全についても「最新のLexus Safety System +を採用」という表現にとどまり、バージョン番号の表記はありませんでした。機能面のアップデートは具体的に列挙されているものの、世代名を明示しない形になっています。
ソフトウェア基盤の刷新は次のフルモデルチェンジまで持ち越されたと見るのが自然でしょう。今回の改良がハードウェア寄り、とくにパワートレインとボディ剛性に重心を置いた内容であることの裏返しとも言えます。
海外メディアの実車インプレッションで話題になったポイント
世界初公開の直後から、海外の自動車メディアによる実車インプレッションが順次公開されています。カタログ数値からは見えてこない部分についても、いくつか指摘が出てきました。
まず前述のダブルLシグネチャーについては、横方向の広がりを強調した造形が「マツダ車のようだ」と評される場面が目立ちます。レクサスとしては新しいアイデンティティを打ち出したかったはずですが、既存ブランドを連想させるという受け止めが一定数あるのは事実です。実車で見た印象は写真とかなり異なるという声もあり、判断は現車を見てからでよさそうです。
好意的に受け止められているのが天井まわりの質感です。ヘッドライニングの素材や仕上げが引き上げられており、シートやインパネだけでなく視界に入りにくい部分まで手が入っている点が評価されています。
もうひとつ、パワーバックドアの開閉速度が向上しているという指摘もありました。荷物を持った状態での待ち時間に直結する部分で、地味ながら日常の満足度に効いてくる改良です。
レクサスNX新型モデルの主要諸元 全長を30mm延長しグレードは450h+・350h・300hを設定
公開された主要諸元はプロトタイプ値です。全長は従来型比+30mmの4,690mmとなった一方、全幅1,865mm・全高1,660mm・ホイールベース2,690mmは据え置かれました。取り回しを損なわずにデザインの伸びやかさを得た形です。
パワートレインは2.5L PHEVの450h+、2.5L HEVの350h、そして2.0L HEVの300hという3本立て。現行の2.4LターボNX350に代わり、エントリー側に2.0Lハイブリッドの300hが置かれる構成です。ただしこれはグローバル向けの発表であり、日本市場のグレード体系や価格は改めて案内される見込みです。
| 項目 | NX450h+(2.5L AWD) | NX350h(2.5L AWD/FF) | NX300h(2.0L FF) |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,690mm(+30mm) | ||
| 全幅 | 1,865mm(±0mm) | ||
| 全高 | 1,660mm(±0mm) | ||
| ホイールベース | 2,690mm(±0mm) | ||
| 車両重量 | 2,050kg-2,130kg | AWD:1,790kg-1,870kg FF:1,730kg-1,810kg |
1,690kg-1,750kg |
| タイヤサイズ | 235/60R18・235/50R20 | ||
| ホイールサイズ | 18インチ・20インチ アルミホイール | ||
| エンジン | 2.5L 直列4気筒 | 2.5L 直列4気筒 | 2.0L 直列4気筒 |
| トランスアクスル | 電気式無段変速機 | ||
| エンジン出力 | 100kW-135kW | 100kW-135kW | 110kW |
| システム出力 | 215kW-240kW | 140kW-180kW | 145kW |
| 0-100km/h加速 | 6.0秒 | 7.1秒-7.8秒 | 9.2秒 |
| EV航続距離 | 日本:140km超 欧州:100km超 米国:40マイル超 |
– | – |
※車両重量やエンジン出力などは地域・仕様によって異なり、いずれも開発中の暫定値です。EV航続距離は日本がWLTCモード、欧州がWLTPモード、米国がEPAモードの暫定値となります。ホイールのリム幅は公表されていません。
数値を見て目を引くのは、NX450h+の0-100km/h加速6.0秒という値です。現行モデルよりも重量が増しているにもかかわらず加速性能を引き上げており、電池出力の向上とe-Axleの効率改善が効いていることがうかがえます。
一方で車両重量は2,050kg-2,130kgと相応に重く、この質量をどうまとめ上げたかが試乗時の焦点になりそうです。ボディ剛性やマルチマテリアルボディ、ショックアブソーバーへ踏み込んだ理由も、そこにあると考えられます。
もうひとつ注目したいのが、エントリーとなるNX300hの0-100km/h加速9.2秒という数値です。決して速いとは言えませんが、システム出力145kWで車両重量1,690kg台という組み合わせは、日常使いには十分。価格を抑えたグレードとして機能させる意図が読み取れます。
レクサスNXが2025年7月1日の一部改良で12.3インチ液晶メーターを採用 NX250は生産終了
レクサスNXは2025年7月1日に一部改良(年次改良)モデルを発売しました。歴代NXが長く採用を見送ってきた12.3インチのフル液晶メーターがついに標準化され、コクピットの情報表示が大きく刷新されています。
予防安全では、これまで一部グレードでオプションだった三眼フルLEDヘッドランプが全車標準装備となりました。Lexus Safety System +は後方車両接近告知や二次衝突を軽減するブレーキなどを加えて機能を強化し、最新システムに対応する新開発ブレーキアクチュエーターも採用しています。ハイブリッドとPHEVには、ペダルを戻す際の動的質感を高める「ペダル戻し減衰機構」がLEXUSとして初めて盛り込まれました。
ボディカラーは新色のラディアントレッドコントラストレイヤリングを追加する一方、ソニッククォーツ・マダーレッド・ブラックの3色を廃止しています。そして最も大きな変更が、エントリーグレードだった2.5L自然吸気ガソリンのNX250が2025年6月をもって生産終了となった点です。これによりパワートレインは、ハイブリッドのNX350h、2.4LターボのNX350、PHEVのNX450h+という3本柱に整理され、価格帯は5,500,000円から7,725,000円となりました。
なお前述のとおり、その後2026年8月にNX350も販売を終えており、現在はNX350hとNX450h+の2本立てです。
レクサスNX 2025年7月 一部改良の内容
- 12.3インチフル液晶メーターを採用
- 三眼フルLEDヘッドランプを全車標準装備化
- ペダル戻し減衰機構をLEXUS初採用(HEV・PHEV)
- Lexus Safety System +を機能強化(後方車両接近告知など追加)
- 新開発ブレーキアクチュエーターを採用
- 新色ラディアントレッドコントラストレイヤリングを追加
- ソニッククォーツ・マダーレッド・ブラックを廃止
- NX450h+ F SPORTにLexus Teammate Advanced Parkなどを設定
- ドライブレコーダー(前後方)をメーカーオプション設定
- NX250(2.5L自然吸気ガソリン)が2025年6月に生産終了
- NX250の生産終了により価格帯は5,500,000円〜7,725,000円に
レクサスNXへ新グレードOVERTRAIL(オーバートレイル)を設定する一部改良を2024年2月29日発表
ムーンデザートはオーバートレイル専用のボディカラー
オーバートレイルはアウトドア志向を強めた専用グレード
オーバートレイルでしか設定されない専用インテリアカラーのモノリス
ジオレイヤーはオーバートレイル専用のオーナメントパネル
レクサスNXの一部改良が2024年2月29日に発表され、同日発売となりました。
この改良の目玉は、新グレードのOVERTRAIL(オーバートレイル)の設定です。同年に登場するレクサスGXにも用意されるアウトドア志向のラギッドなグレードで、専用ボディカラーのムーンデザート、専用オーナメントパネルのジオレイヤー、インテリアカラーのモノリスはいずれもオーバートレイル専用となっています。
レクサスNX OVERTRAIL(オーバートレイル)の装備
- 専用ボディカラー ムーンデザート
- 専用235/60R18オールテレインタイヤ
- マットブラック塗装 専用18インチアルミホイール
- マットブラック塗装 専用スピンドルグリル
- ブラック ドアウィンドゥフレームモールディング
- ブラック ルーフレール
- ブラック 専用ドアハンドル
- ブラック塗装ガーニッシュ ドアミラー
- 専用内装色モノリス
- 専用オーナメントパネル ジオレイヤー
そのほかのモデルでは、ボディカラーのブレージングカーネリアンコントラストレイヤリングと入れ替わる形で新色のソニックカッパーを追加。
この時点では12.3インチ液晶メーターの採用こそ見送られましたが(前述のとおり2025年7月改良で実現します)、ディスプレイオーディオは9.8インチから14インチディスプレイオーディオPlusへと拡大。NX350h F SPORTとNX350 F SPORTには三眼フルLEDヘッドランプが標準化され、NX450h+ version L・NX350h version L・NX250 version Lにはカラードフェンダーアーチモールが標準化されるなど、内容の濃い一部改良となりました。
レクサスNX 2024年一部改良の内容
- ボディカラー ソニックカッパー追加
- 内装色ソリスホワイト(version Lに追加)
- 内装色ヘーゼル(オーバートレイル以外に追加)
- インパネセンターボックスに充電用USB Type-Cを2個追加
- リヤアウトサイドハンドルに照明追加
- フロントガラス下の助手席側にVINナンバー追加
- Advanced Park+パーキングサポートブレーキ追加(NX350 F SPORT)
- 14インチディスプレイオーディオPlusに変更(NX350h、NX250)
- 三眼フルLEDヘッドランプ+アダプティブハイビームシステムに変更(NX350h F SPORT、NX350 F SPORT)
- フェンダーアーチモール標準化(NX450h+ version L、NX350h version L、NX250 version L)
- おくだけ充電のQi機能向上
- パノラマルーフをオプション設定(NX450h+)など
2024年の一部改良後の販売価格は4,850,000円から7,725,000円。新設されたOVERTRAIL(オーバートレイル)の販売価格は6,506,000円から7,725,000円でした。なお前述のとおり、下表のNX250は2025年6月に、NX350は2026年8月に販売を終えており、現在の価格帯は5,500,000円からとなっています。
| 全長 | 4,660mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,865mm |
| 全高 | 1,660mm-1,675mm |
| ホイールベース | 2,690mm |
| 室内長 | 1,805mm |
| 室内幅 | 1,520mm |
| 室内高 | 1,195mm |
| 車両重量 | 1,770kg-1,830kg |
| 最小回転半径 | 5.8m |
| 最低地上高 | 185mm-200mm |
| タイヤサイズ | 235/60R18・235/50R20 |
| ホイールサイズ | 18×7.5J・20×7.5J アルミホイール |
| エンジン型式 | A25A-FXS型 水冷直列4気筒 |
| エンジン総排気量 | 2,487cc |
| エンジン最高出力 | 140kW(190PS)/6,000rpm |
| エンジン最大トルク | 243Nm(24.8kgm)/4,300rpm-4,500rpm |
| フロントモーター型式 | 5NM型 |
| フロントモーター最高出力 | 134kW(182PS) |
| フロントモーター最大トルク | 270Nm(27.5kgm) |
| リヤモーター型式(4WDのみ) | 4NM型 |
| リヤモーター最高出力(4WDのみ) | 40kW(54PS) |
| リヤモーター最大トルク(4WDのみ) | 121Nm(12.3kgm) |
| 乗車定員 | 5名 |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
| タンク容量 | 55L |
| WLTCモード燃費 | 19.9km/L-22.2km/L |
| グレード | 駆動方式 | 値段 |
|---|---|---|
| NX250 | 2WD(FF) | 4,850,000円~ |
| AWD | 5,120,000円~ | |
| NX250 version L | 2WD(FF) | 5,686,000円~ |
| AWD | 5,956,000円~ | |
| NX350 F SPORT | AWD | 6,306,000円~ |
| NX350 OVERTRAIL | AWD | 6,506,000円~ |
| NX350h | 2WD(FF) | 5,500,000円~ |
| AWD | 5,770,000円~ | |
| NX350h version L | 2WD(FF) | 6,376,000円~ |
| AWD | 6,646,000円~ | |
| NX350h F SPORT | 2WD(FF) | 6,406,000円~ |
| AWD | 6,676,000円~ | |
| NX350h OVERTRAIL | AWD | 6,876,000円~ |
| NX450h+ version L | AWD | 7,495,000円~ |
| NX450h+ F SPORT | AWD | 7,585,000円~ |
| NX450h+ OVERTRAIL | AWD | 7,725,000円~ |
レクサスNXのボディカラー 2025年7月改良で新色ラディアントレッドを追加
NXのボディカラーはモノトーンで展開されています。オーバートレイルには専用カラーのムーンデザート、F SPORTには専用カラーのヒートブルーコントラストレイヤリングとホワイトノーヴァガラスフレークが設定されます。
2025年7月の一部改良では、深みのある赤が特徴の新色ラディアントレッドコントラストレイヤリングが加わる一方で、ソニッククォーツ・マダーレッド・ブラックが廃止されました。下の一覧は改良前後の推移が分かるように整理しています。ソニックカッパーとヒートブルーコントラストレイヤリング、ラディアントレッドコントラストレイヤリング以外は無償カラーです。
※新型モデルではSONIC TELLUSとTITANIUM CARBIDE GRAYを含む全9色構成となる予定です。日本仕様の設定は国内発表でご確認ください。
レクサスNXのボディカラー一覧(新型モデル公開前の設定)
- ソニッククォーツ(2025年7月改良で廃止)
- ソニックチタニウム
- ソニッククロム
- ブラック(2025年7月改良で廃止)
- グラファイトブラックガラスフレーク
- マダーレッド(2025年7月改良で廃止)
- ソニックカッパー(165,000円高)
- テレーンカーキマイカメタリック
- セレスティアルブルーガラスフレーク
- ホワイトノーヴァガラスフレーク(F SPORT専用カラー)
- ムーンデザート(オーバートレイル専用カラー)
- ヒートブルーコントラストレイヤリング(F SPORT専用カラー、165,000円高)
- ラディアントレッドコントラストレイヤリング(2025年7月改良で新設定、165,000円高)
ソニッククォーツ(2025年7月改良で廃止)
ソニックチタニウム
ソニッククロム
ブラック(2025年7月改良で廃止)
グラファイトブラックガラスフレーク
マダーレッド(2025年7月改良で廃止)
ソニックカッパー(165,000円高)
テレーンカーキマイカメタリック
セレスティアルブルーガラスフレーク
ホワイトノーヴァガラスフレーク(F SPORT専用カラー)
ムーンデザート(オーバートレイル専用カラー)
ヒートブルーコントラストレイヤリング(F SPORT専用カラー、165,000円高)
NXがフルモデルチェンジ後初めての一部改良を2023年3月に実施 カラー配色や車両剛性向上など
インテリアのカラーリングを刷新して華やかになった新型NX
NXは2021年のフルモデルチェンジから初めてとなる一部改良を2023年3月に実施しました。
改良の柱はインテリアカラーの配色見直しで、パノラミックビューモニターや予防安全装備の標準化も盛り込み、商品力を底上げしています。
走行面ではサスペンションのセッティングを最適化して乗り心地を改善し、空力バランスの調整や車両剛性の向上によって安定感も高められました。
2023年レクサスNX一部改良の内容
- パノラミックビューモニター標準化
- パーキングサポートブレーキなど予防安全装備の標準化
- 一部装備オプション化
- 前後録画機能デジタルインナーミラーオプション設定
- サスペンション調整
- 車両剛性向上
- インテリアカラーの刷新 配色の見直しなど
レクサス新型NXが2021年10月7日に発表 進化したスピンドルグリルやパワートレインにPHEVを採用
レクサス初のPHEVを設定した2代目の新型レクサスNX
新型NXは「次世代LEXUS」の第一弾として2021年10月7日に価格などが発表され、同年11月に発売されました。バックドアのL字ロゴを刷新して「LEXUS」のバッヂへ置き換えたことからも、新世代レクサスへの意気込みが伝わってきます。

2代目NXのボディサイズは先代と比べて全長+20mm、全幅+20mm、全高+15mm、ホイールベース+30mmと、ひとまわりサイズアップしました。とくにホイールベースの延長で室内空間が広がり、快適性が向上しています。
パワートレインは4種類のエンジンを軸に、2WD(FF)とAWDの組み合わせで6タイプを用意したのも特徴です。次世代レクサスを象徴するPHEVを初設定したことも大きなトピックでした。
18.1kWhの駆動用電池を積むPHEVは、RAV4 PHVにも通じるクラストップレベルのEV走行距離を実現しています。
ガソリンモデルにはシームレスな加速のダイレクトシフト8AT(Direct Shift-8AT)を採用。ガソリンAWDには電子制御フルタイムAWDを組み合わせ、力強い走りを可能にしています。
グレード構成は標準グレード、F SPORT、version Lで、先代のIパッケージは廃止されました。
2021年レクサス新型NXの6種類のパワートレイン
- 2.5L PHEV E-Four(A25A-FXSエンジンとTHS2プラグインシステムとリヤモーター)
- 2.5L HEV E-Four(A25A-FXSエンジンとTHS2ハイブリッドシステムとリヤモーター)
- 2.5L HEV FF(A25A-FXSエンジンとTHS2ハイブリッドシステム)
- 2.4L-T AWD(新開発T24A-FTSエンジン)
- 2.5L AWD(A25A-FKSエンジン)
- 2.5L FF(A25A-FKSエンジン)
エクステリアはキープコンセプトながら、生命線のスピンドルグリルに縦縞のパターンを加えたのが見どころです。リヤコンビネーションランプは、レクサスUXやトヨタ ハリアーと同様に一文字デザインを採用しました。
インテリアの注目は高解像度の14インチ大型ワイドタッチディスプレイです。車載DCMを介して交通情報などの便利機能が使えるほか、Webブラウザ機能も追加され、気になる情報をすぐ調べられるようになりました。
レクサス初の新機能として、スマートフォンがキーになるデジタルキーや、ドアハンドルの開閉を電気制御するe-ラッチシステムも搭載されています。
新型NXのワールドプレミアを2021年6月12日にオンラインで実施
ワールドプレミア予告と同時に公開されたティザーイメージ
レクサスは新型NXのワールドプレミアを2021年6月12日に行うと予告し、予告どおり2代目へのフルモデルチェンジが披露されました。「新世代レクサスの幕開けへ。」というキャッチコピーとともに、事前のティザー画像も公開されています。
グレードはNX250、NX350、NX350h、NX450h+の4種類。バックドアのエンブレムもL字ロゴから「LEXUS」の文字列へと改められ、次世代レクサスの姿勢を強く印象づける一台となりました。
レクサス新型「NX」フルモデルチェンジの事前予想 刷新されたシャシーとエンジンに注目していた
2019年5月に一部改良された初代NX。2021年のフルモデルチェンジで生まれ変わった
2019年5月6日に後期型の一部改良を受けた初代NXは、その後2021年にフルモデルチェンジを迎えました。ここでは当時の予想として、どのような進化が期待されていたかを振り返ります。
デトロイトモーターショー2018で発表されたコンセプトカー「Lexus LF-1 Limitless」
当時はデトロイトモーターショー2018で公開されたコンセプトカー「Lexus LF-1 Limitless」を手がかりに、次期NXの姿を思い描く見方がありました。
自動運転や電動化、ラグジュアリーを提案するフラッグシップ・クロスオーバーで、薄型でシャープなヘッドライトや存在感のあるスピンドルグリルといった要素が注目されていました。
LF-1 Limitlessのデザイン要素が新型NXにどう反映されるかが話題だった

実際に登場した2代目NXは、LF-1 Limitlessそのものではなくキープコンセプトのデザインでまとまりましたが、シャシーはより軽く曲げやねじりに強い構造へ刷新され、走行性能・安全性・室内空間はいずれも向上しました。
エンジンはレクサスESやRAV4にも採用されていた新世代2.5L直噴ガソリン「ダイナミックフォースエンジン」を核に、新開発のTHS2を組み合わせたハイブリッドを設定。予想どおりの方向性で実現しています。
トランスミッションは8速AT、4WDには性能を高めたE-Fourなどが組み合わされました。予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」も当然のように標準装備され、以降の改良で機能が拡充されていきます。
レクサス初のコンパクトクロスオーバーSUV レクサスNXのモデルチェンジ遍歴
NXはトヨタの高級ブランド、レクサスが展開するクロスオーバーSUVです。デビュー当時はブランド初のコンパクトクロスオーバーとして「Premium Urban Sport Gear」をコンセプトに開発され、現在はミドルサイズクラスに位置づけられています。車名の「t」はターボ、「h」はハイブリッド、「h+」はプラグインハイブリッドを意味します。
レクサスNX 初代 AZ10型/2014年~2021年
2014年7月、レクサスNXの販売が始まりました。「NX200t」と「NX300h」を設定し、各グレードに「標準仕様」「I Package」「F SPORT」「version L」を用意しています。
2015年、ボディカラーの設定を変更。
2016年8月、一部改良でボディカラーを変更し、インテリアカラーの「F SPORT専用ブラック」を変更。全車がLTE通信に対応しました。11月には特別仕様車「Urban Style」を発売。
2017年9月、マイナーチェンジで全長を拡大し、フェイスマスクを変更。全車にパワーバックドアを標準設定し、「F SPORT」と「version L」には「ハンズフリーパワーバックドア」を標準装備しました。あわせて2.0Lターボ搭載車「NX200t」を「NX300」へ改称しています。
2018年8月、一部改良と特別仕様車「Black Sequence」を発売。
2019年4月に一部改良を発表し、5月6日に発売。予防安全パッケージを強化し、「アクティブコーナリングアシスト」を全車に標準装備しました。
2020年1月、特別仕様車「Bronze Edition」を発売。7月には一部改良とともに特別仕様車「Spice&Chic」「Cool&Bright」を発売しました。
レクサスNX 2代目 AZ20型/2021年~
2021年10月に価格などを発表し、同年11月にフルモデルチェンジで2代目へ移行しました。次世代LEXUSの第一弾として、走行性能・デザイン・先進技術を全面刷新。レクサス初のプラグインハイブリッド「NX450h+」に加え、ガソリンの「NX250」「NX350」、ハイブリッドの「NX350h」をそろえました。
2023年3月、一部改良でボディ剛性を向上し、インテリアのカラー配色を刷新。安全面も強化しました。
2024年2月、一部改良で新グレード「OVERTRAIL」を設定。14インチディスプレイオーディオPlusの採用拡大や新色ソニックカッパーの追加など、商品力を高めています。
2025年7月、一部改良で12.3インチフル液晶メーターを採用し、三眼フルLEDヘッドランプを全車標準化。ペダル戻し減衰機構をLEXUS初採用するなど装備を充実させ、エントリーのNX250は2025年6月に生産を終えました。
2026年8月、2.4LターボのNX350が販売終了となり、ラインアップはHEVのNX350hとPHEVのNX450h+に集約されました。
2026年9月1日、一部改良した新型モデルを世界初公開。新世代ハイブリッドシステムの採用や内外装の刷新、「Sensory Concierge」の新設定などを盛り込み、2026年末以降に各地域で順次発売される予定です。日本市場への投入は2026年12月頃という観測が出ています。
| レクサスNXのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 AZ10型 | 2014年~2021年 |
| 2代目 AZ20型 | 2021年~ |






















