スバル新型車2017~2028

スバル新型車カレンダー2017-2027 全モデルチェンジ一覧 発売日と改良の履歴をまとめて確認

スバルの次のモデルチェンジは何か。レイバックへのS:HEV追加、WRX S4の受注終了とSTI Sport廃止、フォレスターC型で385万円へ、さらにアンチャーテッドやアセントの日本導入見通しまで、確定情報と今後の予想を分けて整理しました。

スバル新型車カレンダー2017-2027 全モデルチェンジ一覧 発売日と改良の履歴をまとめて確認

スバル新型車カレンダー2017年~2027年

スバルのモデルチェンジ車

2017年から2027年にかけて登場した(および登場が見込まれる)スバルの新型車を、新しい順のカレンダー形式で整理します。

スバルといえば水平対向エンジン(ボクサーエンジン)と運転支援システム「アイサイト」が代名詞ですが、この数年でラインアップの中身は大きく入れ替わりました。2026年7月時点のスバルは、トヨタのハイブリッド技術を取り込んだ新世代ストロングハイブリッド「S:HEV」と、トヨタと共同開発するグローバルバッテリーEVという二本柱で構成されています。S:HEVはクロストレック(2024年12月)、フォレスター(2025年4月)、レヴォーグ レイバック(2026年7月)へと広がり、BEVはソルテラに加えてトレイルシーカーが2026年4月に加わって2車種体制になりました。

一方で整理も進んでいます。レガシィ アウトバックは2025年3月末で国内受注を終え、レガシィの車名は国内ラインアップから姿を消しました。WRX S4も2026年5月18日をもって受注と生産を終了し、現在は在庫対応のみです。新プラットフォームのSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)は、かつて「これから採用する」と語られていた技術ですが、現在では主要モデルの土台としてすでに全面展開されています。

スバルの今後 2026年後半以降に登場が見込まれるモデル

ここでは、メーカーからの正式発表がまだない、今後の動きをまとめます。いずれも確定情報ではないため、可能性としてお読みください。

  • アンチャーテッド(UNCHARTED)の日本発売:2025年7月18日にニューヨークで世界初公開されたグローバルBEV第3弾です。全長4520mm×全幅1870mm×全高1595mm、ホイールベース2750mmとソルテラより一回りコンパクトで、FWDが221ps、AWDが343ps(0-100km/h加速5.2秒)。日本市場へは2026年秋、9〜10月ごろの投入が有力とみられます。価格はソルテラの改良後水準を踏まえると400万円台からが濃厚です。
  • アウトバック(7代目・BU型)の日本導入:2025年4月16日に北米で世界初公開され、ジャパンモビリティショー2025にもウィルダネス仕様のプロトタイプが左ハンドルのまま展示されました。国内導入は2026年末以降との見方が有力ですが、2026年7月時点では正式発表はありません。
  • フォレスター ウィルダネスの日本導入:ジャパンモビリティショー2025で右ハンドルのプロトタイプが公開されており、2026年内の設定が見込まれます。最低地上高の引き上げやオールテレーンタイヤの装着など、北米で熟成されたアウトドア特化仕様です。
  • クロストレックD型年次改良:2026年後半の実施が予想されます。焦点はハイブリッドのS:HEV一本化で、2.0L e-BOXER搭載車は2026年4月の特別仕様車「Limited Black」を最後に整理される方向とみられます。12.3インチフル液晶メーターやアイサイトXの搭載グレード拡大も見込まれます。
  • ジャスティの一部改良:2026年9月7日の実施が有力です。詳細は後述します。
  • レックスの一部改良:2026年11月の発売が見込まれます。スマートアシストの検知対象拡大や内装加飾の変更が中心で、価格は5万円前後の上昇が予想されます。

ジャスティ 一部改良 2026年9月7日見込み

トールのOEMモデル ジャスティのエクステリアジャスティは2026年9月の一部改良が見込まれる

ダイハツ・トールのOEMモデルであるジャスティは、2024年12月12日に一部改良を受け、リアビューカメラなどを標準装備して新保安基準に対応しました。このときの価格は216万9200円からです。

次の動きとして、2026年9月7日の一部改良が有力視されています。予防安全システム「スマートアシスト」に最新カメラを採用して検知精度を高め、検知対象へ自転車、右左折時の横断歩行者、右折時の対向車を追加する見込みです。コーナーセンサーはリヤ2個から4個へ増やされ、標準装備だった9インチディスプレイオーディオはメーカーオプション扱いへ変更される方向とみられます。

なお、かつて取り沙汰された次期ジャスティのフルモデルチェンジやシリーズハイブリッド「eスマートハイブリッド」の設定については、2026年7月時点でメーカーからの発表はありません。ベースとなるトール側の動向次第という位置づけです。

レヴォーグ F型改良/レヴォーグ レイバックにS:HEV追加 2026年6月4日・7月2日

スバルの主力ワゴンであるレヴォーグが、2026年6月4日にF型へと一部改良されました。あわせて、クロスオーバー版のレヴォーグ レイバックに新世代ストロングハイブリッド「S:HEV」が追加設定され、こちらは2026年7月2日に正式発表、7月4日から受注が始まっています。

レイバックS:HEVのグレードは2種類です。タン/ブラックのナッパレザーを備える「Premium S:HEV EX」が452万1000円、内外装をブラックで統一した「Premium Black S:HEV EX」が424万6000円。2.5L水平対向エンジンとトランスアクスルを組み合わせたシリーズ・パラレル方式で、クロストレック、フォレスターに続く国内3車種目のS:HEV搭載車となります。

レヴォーグ本体の改良では、上位グレードに設定されていた2.4Lターボが廃止され、パワートレインは1.8Lターボへ集約されました。SI-DRIVEは全モードで加速レスポンスが引き上げられ、Sモードではアクセル操作に応じて特性を瞬時に切り替える新制御を採用しています。コネクティッドサービス「MySubaru Connect」にはハザード点滅機能が加わりました。レヴォーグ/レイバック全体の価格帯は363万円から468万6000円です。

なお現行仕様のレヴォーグとレイバックは、この改良に伴い2026年4月13日で新規受注を終了していました。ワゴンにストロングハイブリッドが載ったことで、フォレスターとの棲み分けは「背の高さと積載」対「走りと全高1550mm前後の取り回し」という構図に整理されたといえます。

サンバーバン 一部改良 2026年6月11日

軽商用バンのサンバーバンが2026年6月11日に一部改良され、同日発売されました。ダイハツ・ハイゼットカーゴのOEMモデルで、現行型は2022年登場の8代目にあたります。

改良の柱は予防安全機能「スマートアシスト」の拡充です。従来の車両・歩行者検知に加えて横断中の自転車を検知対象に追加し、交差点では右折時に直進してくる対向車、右左折時に横断してくる歩行者も検知できるようになりました。市街地の細街路を日常的に走る配送用途にとって、実効性の高い強化といえます。

最上級グレードの「ディアス」には、スマートアシストの作動状況を表示する液晶デジタルメーター「アクティブマルチインフォメーションメーター」が標準装備されました。一部グレードにはスマートフォン連携対応の9インチディスプレイオーディオがメーカー装着オプションとして新設定されています。グレードは「VB」「VBクリーン」「トランスポーター」「VC」「VCターボ」「ディアス」の6種類で、価格は115万5000円から206万8000円。5速MTも引き続き選べます。

アセント/エヴォルティス 日本導入を検討 2026年6月6日発表

スバルは2026年6月6日、米国インディアナ州のSubaru of Indiana Automotive, Inc.で生産する3列シートSUV(北米名アセント、その他市場ではエヴォルティス)について、2026年後半を目途に日本市場への導入を検討していると明らかにしました。あわせて2026年6月5日から7日にかけて富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久富士24時間レースの会場で、実車が国内初公開されています。

アセントは2018年から北米を中心に販売されてきたスバル最大のSUVです。ボディサイズは全長4998mm×全幅1930mm×全高1819mm、ホイールベース2890mm。乗車定員は7人(2-2-3)または8人(2-3-3)で、パワーユニットは最高出力260馬力の2.4L水平対向4気筒ターボに8速マニュアルモード付きリニアトロニックとシンメトリカルAWDを組み合わせます。X-MODEやアイサイトも搭載します。

実現すれば、2018年3月末に生産を終えたエクシーガ クロスオーバー7以来となるスバル国内ラインアップの3列シート車復活です。米国の安全基準適合車を国内で追加試験なしに販売できる新制度の活用が前提とされており、価格は米国MSRPと為替を踏まえると600万円台後半から800万円近辺になるとみられます。2026年7月時点で正式な導入決定と価格の発表はありません。

フォレスター 一部改良(C型) 2026年5月21日

2025年4月のフルモデルチェンジから約1年、6代目フォレスター(SL型)が2026年5月21日にC型へと年次改良され、同日発売されました。先行受注は2026年1月22日から始まっていました。

最大のトピックは新エントリーグレード「Touring」「Touring EX」の追加です。1.8L水平対向直噴ターボを積むガソリンモデルで、これによりフォレスターの価格下限は385万円まで引き下げられました。フルモデルチェンジ時の404万8000円スタートから見れば、実質的な値下げにあたります。内装テーマカラーには「プラチナ」を設定。S:HEVにはTouringの設定がなく、ガソリンターボ専用グレードという位置づけです。

装備面では、全車標準のスマートリヤビューミラーが画質を向上。Premium S:HEV EX、SPORT EX、SPORT EX Black Selectionに標準装備されるワイヤレス充電器は給電性能が強化されました。ストロングハイブリッド搭載グレードにはアクセサリーコンセント(AC100V/1500W)が標準装備化され、車中泊や災害時の給電用途にも応えます。

なお、この発表会場では「フォレスター ウィルダネス プロトタイプ」の右ハンドル仕様も展示され、日本導入が強く示唆されました。北米向けに2026年4月のニューヨークモーターショーで公開されたフォレスター ウィルダネス ハイブリッドは、最低地上高236mm、17インチのヨコハマ・ジオランダーA/T、約363kgの積載に耐えるルーフレールなどを備えます。国内での正式設定はまだ発表されていませんが、2026年秋の導入が有力です。

WRX S4 受注終了・STI Sportグレード展開終了 2026年5月18日

2代目WRX S4が、2026年5月18日をもって新規受注を終了し、現行モデルの生産を終えました。以降は販売店の在庫対応のみとなります。さらにスバルは同時に、現行モデルをもってWRX S4の「STI Sport」グレードの展開を終了することも明らかにしました。

受注終了時点のラインアップは、ベースグレードの「GT-H EX」と、「STI Sport R EX」「STI Sport R-Black Limited」「STI Sport R-Black Limited Ⅱ」の4グレード。価格帯は447万7000円から530万2000円でした。搭載エンジンは最高出力275ps/最大トルク375Nmの2.4L水平対向4気筒直噴ターボで、変速機は「スバル・パフォーマンス・トランスミッション」と呼ばれるCVTのみという構成です。

2021年11月の発表から約4年半での区切りで、背景にはCAFE(企業別平均燃費)規制への対応があるとみられます。次期型やSTI Sportの後継については、後述する限定車「WRX STI Sport♯」のカタログモデル化という形で、WRX S4から独立した「WRX STI Sport」として展開される可能性が指摘されています。2026年7月時点でメーカーからの正式発表はありません。

トレイルシーカー 新型車 2026年4月9日

スバルのグローバルバッテリーEV第2弾となるミッドサイズSUV「トレイルシーカー(TRAILSEEKER)」の日本仕様が、2026年4月9日に発表され、同日受注が始まりました。世界初公開は2025年4月16日のニューヨーク国際オートショーで、日本のユーザーに初めて実車が示されたのはジャパンモビリティショー2025の会場です。

ボディサイズは全長4845mm×全幅1860mm×全高1675mm、ホイールベース2850mm。ソルテラのルーフを後方へ延長した、SUVとステーションワゴンを掛け合わせたようなシルエットが特徴で、荷室容量は合計633Lとスバル最大級。かつてのアウトバック(561L)を上回ります。トヨタ「bZ4Xツーリング」とは兄弟車の関係です。

グレードは「ET-SS」のFWDとAWD、上級の「ET-HS」(AWD専用)で、価格は539万円から638万円。前後に最高出力167kW(227PS)/最大トルク268Nmのモーターを備えるAWDのシステム最高出力は280kW(約380ps)で、0-100km/h加速は4.5秒。74.7kWhのリチウムイオンバッテリーにより、WLTCモードの一充電走行距離はET-SSのFWDで734km、同AWDで690km、ET-HSで627kmを実現しました。急速充電前にバッテリー温度を最適化するプレコンディショニングを備え、低温時でも10%から80%までを短時間でまかなえます。

注目すべきは生産拠点で、群馬製作所矢島工場で生産されるスバル初の自社工場製バッテリーEVです。トヨタ元町工場で生産されるソルテラとは、この点でも性格が異なります。

WRX STI Sport♯ STIコンプリートカー 2026年4月9日

スバルのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナル(STI)が、2026年4月9日にSTIコンプリートカー「WRX STI Sport♯(シャープ)」を発表しました。初公開は2026年1月9日の東京オートサロン2026です。

最大の話題は、現行WRXの日本仕様として初となる6速マニュアルトランスミッションの搭載です。ベースはWRX S4 STI Sport R EX。2.4L水平対向4気筒直噴ターボは最高出力275psを維持しつつ、最大トルクをCVT車の38.2kgmから35.7kgmへと改め、6速MTに最適化されました。足まわり、ブレーキ、タイヤに至るまで専用チューニングが施されています。

価格は610万5000円で、販売台数は600台限定。2026年4月9日から5月中旬にかけて全国のスバル販売店で抽選申し込みが受け付けられました。WRX STIが2019年12月にEJ20型エンジンの生産終了とともに受注を終えて以来、約6年ぶりにWRXのMT車が戻ってきた形になります。

クロストレック 特別仕様車「Limited Black」 2026年4月2日

クロストレックの特別仕様車「Limited Black」が2026年4月2日に発表されました。2.0L直噴エンジンとモーターを組み合わせたe-BOXER搭載の上位グレード「Limited」をベースに、内外装をダークトーンで統一して質感を高めたモデルです。

クロストレックのハイブリッドは今後S:HEVへ集約される方向とみられており、その意味でこのLimited Blackは2.0L e-BOXER搭載車の最終仕様となる可能性があります。マイルドハイブリッドならではの軽快さを好むユーザーにとっては、選択の期限が見えてきた1台です。

ゲッタウェイ 世界初公開 2026年4月1日

スバルは2026年4月1日、ニューヨーク国際オートショー2026で新型バッテリーEV「ゲッタウェイ(GETAWAY)」(米国仕様車)を世界初公開しました。ソルテラ、トレイルシーカー、アンチャーテッドに続くグローバルBEVラインアップ第4弾で、トヨタとの共同開発によるモデルです。

グローバルBEVラインアップで最大となるボディサイズを持ち、フラットフロアを生かした3列シートレイアウトを採用します。前後の高出力モーターによるシステム最大出力は420馬力。バッテリーは77.0kWhと95.8kWhの2種類が選べ、大容量版では約300マイル(約480km)以上の航続距離を確保しました。充電ポートには北米充電規格のNACSを新たに採用しています。

北米では2026年後半の発売が予定されています。日本導入については2026年7月時点で発表がありませんが、アセント/エヴォルティスの国内導入検討とあわせて考えると、スバルが国内でも3列シート市場へ戻る意思を持っていることは読み取れます。

インプレッサ/レヴォーグ/WRX S4 特別仕様車 2026年1月9日

東京オートサロン2026(2026年1月9日〜11日、幕張メッセ)にあわせて、スバルは複数の特別仕様車を発表しました。

インプレッサ「STI Performance Edition」は、6代目インプレッサの2.0Lガソリン「ST」とe-BOXER搭載の「ST-H」をベースにした受注生産モデルです。価格は356万8070円から377万1570円。フロントアンダースポイラーなどのSTIエアロパーツ、STIロゴ付きルーフスポイラー、センター2本出しマフラーを備え、フロントグリルバー、フォグランプカバー、ドアミラーはブラック塗装で統一されています。空力を整えることでデザイン性だけでなく操縦安定性も高めた仕立てです。

同日、レヴォーグとWRX S4には特別仕様車「STI Sport R-Black Limited Ⅱ」が設定されました。ブラックを差し色とした内外装に、伝統色のサンライズイエローを新色として用意し、レカロシートやスエード調インパネなど専用装備を充実させています。WRX S4にとっては、受注終了前の最後の特別仕様車となりました。

フォレスター 2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞 2025年12月4日

6代目フォレスター(SL型)が、2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーに選出されました。2025年12月4日、横浜市のBosch Forum Tsuzukiで開かれた最終選考会・表彰式で発表されたものです。

得点は1149点。2位のホンダ・プレリュード(1076点)、3位のトヨタ・クラウン エステート(654点)を抑えての受賞でした。第46回となる今回は、2024年11月1日から2025年10月31日までに発表・発売された国産車10台、輸入車25台の計35台がノミネートされ、そこから選ばれた10ベストカーによる最終投票が行われています。

評価の決め手は、従来のフォレスターの弱点だった燃費をS:HEVで一気に解消した点でした。WLTCモードで最高18.8km/Lに到達しながら、後輪をモーターで駆動するのではなくプロペラシャフトを用いた機械式AWDを独自開発し、スバルらしい前後の駆動力配分を守った点も高く評価されています。スバル車のイヤーカー受賞は2016-2017のインプレッサ、2020-2021のレヴォーグに続いて3度目です。

この時期には関連する受賞も相次ぎました。2025年11月12日にはサイクリスト対応歩行者保護エアバッグが2025〜2026日本自動車殿堂カーテクノロジーオブザイヤーを、2025年11月25日にはストロングハイブリッドが第35回(2026年次)RJCテクノロジーオブザイヤーを受賞しています。

ソルテラ 改良モデル 2025年10月29日発表・11月27日発売

スバル初の量産BEVであるソルテラが、2025年10月29日に改良モデルとして発表され、2025年11月27日に発売されました。世界初公開は2025年春のニューヨークモーターショーです。年次改良の域を超えた、実質的なビッグマイナーチェンジといえる内容でした。

刷新の中心はパワートレインで、バッテリーとモーターを一新した結果、WLTCモードの一充電走行距離は688〜746kmへと大幅に伸びました。従来モデルが487〜567kmだったことを考えると、実用上の意味合いはまったく変わったといえます。出力も引き上げられ、0-100km/h加速は5.1秒を記録します。

そして見逃せないのが価格です。全グレードで約110万円の値下げが実施されました。CEV補助金を組み合わせれば実質380万円台前半からという水準で、初期型が594万円からだったことを思えば、EVとしての現実味は格段に増しています。

デザイン面ではヘッドランプを刷新し、発光式の「六連星」オーナメントを採用。14インチの大型ディスプレイが全車標準装備となり、静粛性や乗り心地も見直されました。グレードは「ET-SS」(FWD/AWD)と、20インチホイールや本革シート、ハーマンカードンサウンドシステムを備える上級の「ET-HS」(AWD専用)という構成です。

ジャパンモビリティショー2025 出展 2025年10月29日〜11月9日

東京ビッグサイトで開催されたジャパンモビリティショー2025で、スバルは「ブランドを際立てる」を出展コンセプトに掲げ、ブースを「パフォーマンス」と「アドベンチャー」の2つのエリアに分けて構成しました。

パフォーマンスエリアでは、2台のSTIコンセプトモデルが世界初公開されています。バッテリーEVの「Performance-E STI concept」と、内燃機関の「Performance-B STI concept」です。後者は「スバルが持つ最もコンパクトな車体に、出力のあるエンジンと軽量なMTを組み合わせ、4WDも採用する」という発想で仕立てられており、車内にはMTのシフトノブが確認できました。

アドベンチャーエリアには、「フォレスター ウィルダネス プロトタイプ」と「アウトバック ウィルダネス プロトタイプ」を参考出品。フォレスターは右ハンドル、国内販売の予定がない新型アウトバックは左ハンドルという展示でした。代表取締役社長CEOの大崎篤氏は、北米で育ったウィルダネスをグローバルへ広げていきたいと語っています。BEVでは、トレイルシーカーの日本仕様が初公開されました。

あわせて、1983年製のスバルGLワゴン(日本名レオーネ・ツーリングワゴン)をベースとした「1983年スバルGLファミリー・ハックスター」も日本初展示され、大崎氏はこれを「古くて新しいクルマ」と表現しています。

レックス 4WDモデル追加 2025年10月16日

コンパクトSUVのレックスに、2025年10月16日、待望の4WDモデルが追加されました。復活以来ずっとFF専用だったレックスにとって、AWDを重視してきたスバルらしさをようやく獲得した改良といえます。

搭載されるのはレックス初となる直列3気筒1.0Lガソリンターボで、最高出力98ps/最大トルク14.3kgm。変速機は「D-CVT」、駆動系には電子制御式カップリングを用いた「ダイナミックトルクコントロール4WD」を採用し、走行状態に応じて前後トルクを100:0から50:50までシームレスに配分します。価格は218万円台からで、FFモデルに対して約27万円高という設定です。

これにより、レックスは1.2Lガソリン(FF)、1.0Lターボ(4WD)、そして後述するハイブリッドの3本立てとなりました。スバルはレックス全体で月販440台を計画しています。

クロストレック 年次改良(C型)と特別仕様車 2025年7月・10月

クロストレックは2025年7月にC型へ年次改良され、新色の追加と安全装備の標準化が実施されました。2024年12月に追加されたストロングハイブリッド「S:HEV」を含めて全5グレード構成となり、価格は301万4000円から405万3500円です。同時に特別仕様車「Limited Style Edition」も設定されました。

S:HEVはWLTCモード燃費18.9km/Lを達成しており、従来のマイルドハイブリッド(15.8km/L)から約20%の改善です。モーター単体で119.6ps/270Nmを発生し、1タンクでの長距離移動に強いという性格を得ました。

さらに2025年10月には、北米で人気の悪路仕様を国内へ持ち込んだ特別仕様車「WILDERNESS Edition」が500台限定で抽選販売されました。「Touring」「Limited」の2グレード構成で、いずれもe-BOXER搭載のAWD、価格は399万3000円と403万7000円。反響は大きく即完売となり、日本市場におけるウィルダネス展開の起点となりました。北米では正規グレードとして常設されているだけに、カタログモデル化を望む声は国内でも強まっています。

アンチャーテッド 世界初公開 2025年7月18日

スバルは2025年7月18日、米国ニューヨークでグローバルバッテリーEVラインアップ第3弾となる新型「アンチャーテッド(UNCHARTED)」を世界初公開しました。車名は「地図に載っていない、未知の」を意味し、行ったことのない場所へ気軽に出かけてほしいという願いが込められています。

ボディサイズは全長4520mm×全幅1870mm×全高1595mm、ホイールベース2750mm。ソルテラ(全長4690mm)より一回りコンパクトで、より低くスポーティなシルエットを与えられました。フロントにはクリーンでシームレスな面構成と、6個のLEDユニットを並べたシャープなヘッドライトを採用。インテリアはインパネ周りを横基調ですっきりまとめ、専用のオレンジ加飾を配しています。

パワートレインは最高出力221PSのFWDと343PSのAWDの2種類で、AWDの0-100km/h加速は5.2秒。74.7kWhのバッテリーを積み、EPA推定で300マイル(約482km)以上の航続距離と150kWの急速充電に対応します。AWDにはX-MODEも搭載されます。トヨタが北米・欧州向けに展開する「C-HR+」とアーキテクチャを共有する兄弟モデルです。

北米では2026年から販売が始まり、欧州導入も決まっています。日本市場については前述のとおり2026年秋の投入が有力とみられます。

レックス ハイブリッド追加 2025年6月12日

2025年6月12日、レックスにハイブリッドモデルが追加されました。搭載されるのはダイハツの「e-SMART HYBRID」で、直列3気筒1.2Lエンジンを発電に専念させ、走行はモーターが100%担うシリーズハイブリッド方式です。システム出力は106ps/17.3kgm、駆動方式はFF。

モーター駆動ならではの滑らかな加速と静粛性が持ち味で、WLTCモード燃費は最大28.0km/Lに達します。ガソリンFF車の20.7km/Lと比べると差は歴然です。ダイハツ・ロッキー、トヨタ・ライズと共通の技術ではありますが、スバルのコンパクトSUVに電動駆動の選択肢が生まれた意味は小さくありません。

フォレスター フルモデルチェンジ 2025年4月17日

2025年にフルモデルチェンジしたフォレスターのエクステリア6代目フォレスターはトヨタの技術を取り込んだストロングハイブリッドで燃費性能が向上

フォレスターが2025年4月17日にフルモデルチェンジし、6代目(SL型)となりました。先代から7年目の刷新で、メーカー希望小売価格は404万8000円から459万8000円。北米では2024年4月にすでに導入されており、日本仕様は2025年2月のシカゴオートショーで公開されたハイブリッドを含めての登場となりました。

注目はパワートレインです。トヨタのハイブリッド技術をベースに開発した2.5L水平対向4気筒エンジン+トランスアクスルによるシリーズ・パラレル方式のストロングハイブリッド「S:HEV」を採用。エンジンは最高出力118kW(160PS)/最大トルク209Nm、駆動用モーターは88kW(119.6PS)/270Nmを発生し、WLTCモード燃費は最高18.8km/Lに達します。燃費が弱点とされ続けたフォレスターにとって、待望の答えでした。ガソリンモデルには最高出力130kW(177ps)/最大トルク300Nmの1.8L水平対向4気筒直噴ターボとリニアトロニックを組み合わせます。駆動方式は全車AWDです。

ボディサイズは全長4655mm×全幅1830mm×全高1730mm、ホイールベース2670mm。先代より全長と全幅が15mmずつ拡大した一方、全高とホイールベースは変わっていません。エクステリアはフロントグリルからヘッドランプへつなげてワイド感を強調し、上下分割タイプのバンパーで厚みを表現。従来のフォレスター像から大きく踏み出しました。

登場時のグレード構成は、ガソリンの「SPORT」と、S:HEVの「X-BREAK S:HEV」「Premium S:HEV」の3種類。いずれにも渋滞時ハンズオフアシストやアクティブレーンチェンジアシストを備えたアイサイトXを搭載する「EX」が用意され、実質6グレード展開です。世界初となるサイクリスト対応歩行者保護エアバッグも採用されました。この6代目は、前述のとおり2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2026年5月のC型改良で新エントリーグレード「Touring」を得ています。

アウトバック 国内受注終了と7代目世界初公開 2025年3月・4月

1994年に「レガシィ グランドワゴン」として生まれ、日本にステーションワゴン+SUVという独自の居場所をつくったアウトバックですが、2025年3月31日をもって国内での販売を終了しました。レガシィ ツーリングワゴンとセダンのB4はすでに廃止されていたため、これによりレガシィの車名は国内ラインアップから完全に姿を消したことになります。

その約半月後、2025年4月16日のニューヨーク国際オートショーで7代目アウトバック(BU型)が世界初公開されました。北米ではレガシィの名を冠さない独立車種となり、スタイリングはスクエアで無骨な方向へ大きく振られています。パワートレインは2.5L自然吸気と2.4Lターボの2本立てで、シンメトリカルAWDとリニアトロニックの組み合わせを継承。レヴォーグやWRXで定評のあるデュアルピニオン式電動パワーステアリングを採用し、操舵応答性を高めました。開口部の拡大やフロア形状の最適化により、積載性もさらに磨かれています。

日本導入は2026年7月時点で正式発表されていません。ジャパンモビリティショー2025には左ハンドルのウィルダネス プロトタイプが参考出品されており、2026年末以降の国内投入を期待する見方が有力です。レヴォーグ レイバックとフォレスターが国内SUVの上限になっている現状を踏まえれば、上級ユーザーの受け皿として復活する意味は大きいといえます。

レヴォーグ レイバック 新型車 2023年10月25日

レヴォーグベースの新型モデル レイバックのエクステリア唯一無二のアーバンSUVとして登場したレヴォーグ レイバック

レヴォーグの派生モデルとして、最低地上高を55mm高めたレヴォーグ レイバックが2023年10月25日に登場しました。ボリュームのある専用フロントバンパーでSUVらしさを強調しているのが外観上の特徴です。

ステーションワゴンをベースとしながら最低地上高200mmを確保することで悪路走破性を高め、都会派SUVをうたいつつ本格的なクロスオーバーとしても使える性格に仕上げられています。全高を1570mmに抑え、立体駐車場への対応力を残した点も日常使いでは効いてきます。

レヴォーグ譲りの高い剛性と走行安定性はそのままで、ハーマンカードンサウンドシステムやマルチビューモニターを標準装備するなど装備面の充実度も高いモデルです。2026年7月にはストロングハイブリッド「S:HEV」が追加され、性格の幅がさらに広がりました。

インプレッサ(インプレッサスポーツ) フルモデルチェンジ 2023年4月20日

5代目インプレッサのエクステリアクロストレックをベースに開発された6代目インプレッサ

インプレッサスポーツが車名を「インプレッサ」へ改め、2023年4月20日にフルモデルチェンジしました。世界初公開は2022年11月、日本仕様は2023年1月の東京オートサロンで披露されています。

先行してフルモデルチェンジしたクロストレックと同じコンポーネントで開発されており、ボディサイズや装備、パワートレインの多くを共有します。派生SUVであるクロストレックのスケジュールが先行したこと自体が、スバルのSUV重視という方針を映していました。

その後、2026年1月9日には特別仕様車「STI Performance Edition」が設定され、STIパーツを標準装備したスポーティな選択肢が加わっています。

クロストレック(スバルXV) フルモデルチェンジ 2022年12月1日

世界初公開された新型クロストレックのエクステリアクロストレックは国内初採用の広角単眼カメラでアイサイトの機能を向上

スバルXVが2022年9月15日に世界初公開された新型へとフルモデルチェンジし、車名をグローバル共通の「クロストレック」へ統一しました。日本仕様は2022年12月1日に価格が発表され、同時期に発売されています。事前予約は2022年11月11日から始まっていました。

技術面で注目されたのは、従来のステレオカメラに加えて国内で初めて広角単眼カメラを採用し、アイサイトの認識性能を高めたことです。パワートレインは2.0L水平対向4気筒自然吸気エンジンにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド「e-BOXER」で、FF車も新たに設定されました。

センターには11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイを搭載し、レヴォーグやアウトバックと共通化することで操作系の先進性を高めています。その後、2024年12月にはストロングハイブリッド「S:HEV」が追加され、クロストレックはスバルの電動化を最初に担うモデルとなりました。

レックス 新型車 2022年11月11日

スバルレックスのOEM元となるダイハツロッキーのエクステリアダイハツロッキーのOEMモデルとして30年振りの復活を果たしたレックス

スバルの名車レックスが、30年ぶりに車名を復活させました。1972年から1992年まで販売された軽自動車のレックスに対し、4代目にあたる新しいレックスはダイハツ・ロッキーをOEM元とする5ナンバーサイズのコンパクトSUVです。

登場時のパワートレインは1.2Lガソリンエンジン+FFの1本のみというシンプルな構成でした。プラットフォームはDNGAで、変速機は伝達効率を高めたD-CVTを採用しています。

Aセグメント級のコンパクトSUVは、ダイハツ・ロッキー、トヨタ・ライズ、ホンダ・WR-Vなどがひしめく激戦区です。レックスはその後、2025年6月にe-SMART HYBRIDを、2025年10月に1.0Lターボの4WDを追加し、ようやく3つのパワートレインを揃えました。日本国内専用モデルという位置づけです。

フォレスター STI スポーツ グレード追加 2022年8月25日

フォレスターSTIスポーツのエクステリアSTIの専用チューンを施した5代目フォレスターの最上級モデル

東京オートサロン2019でフォレスター STI スポーツコンセプトが公開され、その市販版が2022年8月25日にフォレスターSTIスポーツとしてデビューしました。

18インチの専用アルミホイールに日立Astemo製SFRDダンパーを装備し、STI Sportにふさわしい足まわりに仕立てられています。パワートレインは1.8L水平対向4気筒直噴ターボ「DIT」で、最高出力177ps、最大トルク300Nm。5代目フォレスターの最上級グレードとして、走りに振った選択肢を用意した形でした。

ソルテラ 新型車 2022年5月12日

  • ソルテラのエクステリア2021年に発表されたスバルとトヨタの共同開発による新型EVソルテラ
  • ソルテラの説明ソルテラの説明
  • ソルテラソルテラ
  • ソルテラソルテラ

ソルテラは、トヨタとスバルが共同開発したクロスオーバーBEVです。両社にとって初となる本格的なミドルサイズ電動SUVとして、2022年5月12日に注文受付を開始しました。日本仕様の価格は594万円からで、サイズ感はトヨタ・RAV4やスバル・フォレスターと同等。トヨタ「bZ4X」とは兄弟車の関係にあります。

登場時の一充電走行距離はWLTCモードで487〜567kmでした。その後、2023年10月25日の改良を経て、2025年10月29日発表・11月27日発売の大幅改良で航続距離は688〜746kmまで伸び、価格も全グレードで約110万円引き下げられています。3年半でここまで中身が変わったモデルは国産EVでも珍しく、初期型と現行型は事実上別のクルマと考えたほうが実態に近いといえます。

直接のライバルは、日産が2021年から販売するピュアEVクロスオーバーのアリアです。価格帯とサイズ感がほぼ重なり、2022年当時はトヨタ、スバル、日産の本命BEVが出揃った節目の年と受け止められました。現在のスバルBEVは、ソルテラの上にトレイルシーカーが加わった2車種体制です。

レガシィ アウトバック フルモデルチェンジ 2021年12月2日

2021年12月に発売されたレガシィ アウトバック北米で人気のアウトバックがフルモデルチェンジ

アウトバックは日本だけでなく北米でも大きな支持を集めてきた、ステーションワゴンとSUVの中間に位置するモデルです。「積載性の高いSUV」という独自の立ち位置を持つレガシィ アウトバックは、2021年9月2日に予約受付が始まり、2021年10月7日に正式発表、2021年12月2日に発売されました。

搭載エンジンは最高出力177psを発揮する1.8L水平対向4気筒直噴ターボ「CB18」で、スバルが掲げる「ダイナミック×ソリッド」を体現するスタイリングへと進化しています。2020年に新型レヴォーグで話題を集めたスバルが、翌年はアウトバックで攻勢をかけた形でした。

ただし、この6代目が日本市場における最後のレガシィ アウトバックとなり、前述のとおり2025年3月31日で国内販売を終えています。

WRX S4 フルモデルチェンジ 2021年11月25日

WRX S4のエクステリア2代目WRX S4は精悍な顔つきのスポーツセダン

2019年5月に年次改良を行ったWRX S4は、2021年9月10日(現地時間)に米国で新型が世界初公開され、日本市場では2021年11月25日に2代目としてフルモデルチェンジが発表されました。登場時の価格は400万4000円(GT-H)から477万4000円(STI Sport R EX)です。

エクステリアはヘキサゴングリルやエアインテーク、ホークアイヘッドライトのデザインが刷新され、近年の国産セダンでは類を見ない独創的な造形となりました。プラットフォームには5代目インプレッサから展開されたスバル・グローバル・プラットフォームを採用しています。

パワートレインは新開発の2.4L水平対向4気筒直噴ターボで、最高出力275ps/最大トルク375Nm。変速機は先代のリニアトロニックを全面改良した「スバル・パフォーマンス・トランスミッション」で、アイサイトは2代目レヴォーグと共通の第4世代です。ハイブリッドの設定は最後まで行われず、2代目WRX S4は2.4Lターボ+CVTのみのまま2026年5月18日に受注を終えました。MTについては、2026年4月にSTIコンプリートカー「WRX STI Sport♯」として600台限定で実現しています。