スズキの新型車・モデルチェンジ情報 2017年〜2028年

スズキは軽自動車を中心に小さなクルマを送り出してきたメーカーで、ベーシックなアルト、トールワゴンのワゴンR、スーパーハイトワゴンのスペーシア、本格クロスカントリーのジムニーなどが看板車種です。かつて軽スポーツを担ったアルトワークスは8代目アルトを最後に生産を終え、9代目には設定されていません。オープン2シーターのカプチーノとともに、いまは復活を待たれる存在になっています。登録車ではインド生産のフロンクス、コンパクトトールワゴンのソリオ、世界累計1,000万台を超えたスイフトが主力で、長く販売したエスクードは2024年に日本国内での販売を終えました。
急発進を抑える装置や衝突被害軽減ブレーキなど、安全装備の拡充を進めてきたスズキですが、直近2年で大きく変わったのが電動化です。2025年9月には新エンブレムを採用してブランドの見え方を刷新し、2026年1月16日にバッテリーEVのe ビターラ、同年3月9日に軽商用バッテリーEVのe エブリイを投入しました。既存の軽・小型車を毎年のように改良しながら、BEVを新たな柱として立ち上げている段階というのが、いまのスズキの姿です。軽乗用BEVについても2026年度内の量産化が予告されています。
ここではスズキの新型車・モデルチェンジ情報を新しい順に整理します。なお、メーカーが正式発表していない次期型やモデルチェンジ時期については、現時点での見立てとして記載しています。
ランディ 一部仕様変更 2026年6月1日
3列シートミニバンのランディが2026年6月1日に一部仕様変更を受けました。ランディは2022年7月からトヨタ・ノアのOEMモデルとなっており、今回の改良もベース車の動きに合わせたものです。
最大の変更はパワートレインの整理で、ガソリン車を廃止し1.8Lハイブリッド一本に集約されました。グレードはHYBRID Gの1本で、新たに2WD車へ8人乗り仕様を設定。ベースのノアがエアロボディに集約されたことに伴い、ランディも全車がエアロ仕様のデザインになりました。
装備面ではマルチインフォメーションディスプレイが4.2インチから7インチへ大型化され、電気式4輪駆動のE-Four車にはドライブモードセレクトの「SNOW EXTRA」を追加。WLTCモード燃費は2WDが23.6km/L、E-Fourが21.9km/Lです。価格は384万5,600円からとなっています。
ハスラー・ハスラー タフワイルド 一部仕様変更 2026年5月27日
軽クロスオーバーのハスラーとハスラー タフワイルドが、2026年5月27日に一部仕様変更を受けて発売されました。2019年12月に発表された2代目にとって通算4回目の商品改良にあたり、内容の幅広さから実質的なビッグマイナーチェンジと受け止められています。
目玉は電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドの全車標準装備で、ハスラーの数少ない弱点とされていた部分が解消されました。衝突被害軽減ブレーキは新世代のデュアルセンサーブレーキサポートIIへ更新され、フロントまわりのデザインも手が入っています。USB電源はType-C規格へ変更されました。
価格はハスラーが159万9,400円〜197万1,200円、タフワイルドが183万5,900円〜204万8,200円で、装備の充実と原材料費の上昇を反映し従来より10万〜13万円ほど上がっています。ハスラーは2014年の初代登場以来、軽SUVというジャンルそのものを作った存在で、この改良はその立ち位置を守るための手当てといえます。
エブリイ・エブリイワゴン 一部仕様変更 2026年5月8日
軽商用車のエブリイ、特別仕様車のJリミテッド、軽乗用車のエブリイワゴンが2026年5月8日に一部仕様変更されました。通称7型と呼ばれる大がかりな改良で、フロントデザインの刷新に加え、デュアルセンサーブレーキサポートIIとアダプティブクルーズコントロールを新採用、全車にデジタルメーターを導入しています。
商用バンのPAグレードがCVT化された点も実用面では大きく、燃費と走行フィールが底上げされました。内装はブラック基調に改められ、スズキコネクトによるコネクテッド機能も拡充されています。価格はエブリイが134万3,100円〜213万2,900円、エブリイワゴンが201万9,600円〜226万4,900円。福祉車両ウィズシリーズの車いす移動車は同年7月22日発売です。
エブリイシリーズは2024年2月27日にもPAグレード以外へCVTを設定する改良を受け、2025年8月20日にはアウトドア志向の特別仕様車「Jリミテッド」が加わっています。シリーズ全体の年間目標販売台数は84,000台と、スズキの屋台骨を支える一台です。
e エブリイ 新型車 2026年3月9日
スズキ・ダイハツ・トヨタが共同開発した商用BEV軽バン e エブリイのエクステリア
e エブリイ
e エブリイ
スズキ初の軽商用バッテリーEV「e エブリイ」が2026年3月9日に発売されました。スズキ、ダイハツ、トヨタの3社が共同開発した軽商用車向けBEVシステム「e-SMART ELECTRIC」を搭載し、車両はダイハツのe-ハイゼット カーゴのOEM供給を受ける形です。G7広島サミット2023でプロトタイプが公開されてから、およそ3年越しでの市販化になりました。
床下に36.6kWhの薄型リチウムイオンバッテリーを積み、一充電走行距離はWLTCモードで257km、電力消費率は161Wh/km。モーター・インバーター・減速機を一体化したeAxleを後輪に配置し、最高出力47kW(64PS)、最大トルク126Nmを発生します。当初の想定より航続が伸びたことで、ラストワンマイル配送だけでなく地域配送までカバーできる実力になりました。
ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,890mm、ホイールベース2,450mmとガソリン車と同一で、最大積載量350kgも変わりません。7インチTFTカラー液晶メーターや予防安全機能「スマートアシスト」を備え、最大1,500WのAC電源とV2Hにも対応します。価格は314万6,000円〜323万4,000円。軽商用BEVでは2024年発売のホンダN-VAN e:が先行しており、ここへスズキとダイハツが加わったことで、働くクルマの電動化が一気に選択肢を増やしました。
ジムニー ノマド 一部仕様変更 2026年1月30日(改良モデルは7月1日発売)
約1年にわたり注文を受けられない状態が続いていたジムニー ノマドが、2026年1月30日に一部仕様変更を伴って受注を再開しました。改良モデルの発売は2026年7月1日です。受注再開にあたっては先着順ではなく抽選方式が採られ、2026年1月30日から2月28日までの申し込み分について抽選で納車順を決定、3月1日以降は通常の受注に戻る形が採られました。
いわゆる2型となった改良版は、衝突被害軽減ブレーキがデュアルセンサーブレーキサポートIIへ更新され、車線逸脱抑制機能を追加。4AT車には全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールが標準装備されました。メーターはカラーのマルチインフォメーションディスプレイとなり、ボディカラーには新色グラナイトグレーメタリックが加わっています。
価格は5MT・4ATとも292万6,000円に統一され、従来の5MTから27万5,000円、4ATから17万6,000円の値上げとなりました。装備の大幅な追加が理由で、MTとATの価格差がなくなった点も特徴です。なお2026年2月2日には、ジムニー ノマドが2025年日経優秀製品・サービス賞のグローバル部門賞を受賞しています。
キャリイ・スーパーキャリイ 一部仕様変更 2026年1月23日
軽トラックのキャリイとスーパーキャリイ、そしてキャリイ特装車が2025年12月19日に一部仕様変更を発表し、2026年1月23日に発売されました。シリーズ全車でフロントデザインを刷新した、軽トラックとしては珍しく力の入った改良です。
安全面では衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を採用し、フロント&リアのパーキングセンサーとLEDヘッドランプを全車標準装備化。ぬかるみ脱出アシスト機能はデフロック付き車にも広げられました。装備ではデジタルメーターディスプレイ、スマートフォントレイ、助手席カップホルダーを新採用しています。
価格はキャリイが117万2,600円〜158万1,800円、スーパーキャリイが129万1,400円〜180万700円。従来より6万円ほど上がりましたが、乗用車並みの安全装備が標準化されたことを考えれば納得できる水準です。仕事の道具である軽トラックにここまで手を入れてくるあたりに、スズキがこの分野を主戦場と考えていることがうかがえます。
e ビターラ 新型車 2026年1月16日
コンパクトサイズが魅力の電気自動車e ビターラ
海外市場で販売するビターラ(日本名エスクード)の系譜を継ぐ、スズキ初のバッテリーEVがe ビターラです。2024年11月にイタリア・ミラノで世界初公開され、2025年9月16日に日本での発売が正式発表、2026年1月16日に発売されました。生産はインドのグジャラート工場で、日本へは輸入する形を採っています。
グレードはXとZの2本立てで、価格はX(2WD)が399万3,000円、Z(2WD)が448万8,000円、Z(4WD)が492万8,000円。バッテリー容量はXが49kWh、Zが61kWhで、WLTCモードの一充電走行距離は433〜520kmを確保します。モーター出力は2WDが144PS、電動4WD「ALLGRIP-e」を積む4WDが184PS。BEV専用に新開発したプラットフォーム「HEARTECT-e」を採用し、悪路走破性とパワフルな走りを両立させました。
評価も上々で、2025年10月30日には2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカーに選出、11月12日には2026年次RJCカー オブ ザ イヤー特別賞を受賞しています。海外展開も進んでおり、インドでは2026年2月17日に販売を開始。トヨタへは「アーバンクルーザー」としてOEM供給されます。
ワゴンR 一部仕様変更 2025年12月15日
6代目ワゴンRが2025年12月15日に一部仕様変更を受けました。内容が広範に及ぶため、実質的なビッグマイナーチェンジとして扱われています。
デザイン面では、これまで作り分けられていた標準系とスティングレー系の顔つきを整理し、ワゴンR カスタムZをベースとした新しいフロントデザインへ集約されました。安全装備は衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」へ更新され、単眼カメラとミリ波レーダーの組み合わせで交差点での歩行者・自転車・二輪車の検知にも対応します。
快適装備では4.2インチのカラーマルチインフォメーションディスプレイとLEDヘッドライトを標準装備化。ボディへの減衰接着剤の塗布により乗り心地と静粛性も高められました。スズキコネクトによるコネクテッド機能にも対応します。現行6代目は2017年2月の登場から9年目に入っており、この改良は次期型までの橋渡しとしての性格が強いといえます。ワゴンRは2023年12月7日に国内累計販売500万台、2025年8月4日にはシリーズ世界累計1,000万台を達成しました。
Vision e-Sky 軽乗用BEVの量産へ 2025年10月29日公開
2025年10月29日、ジャパンモビリティショー2025のプレスカンファレンスでスズキが世界初公開したのが軽乗用バッテリーEVのコンセプトモデル「Vision e-Sky」です。同時にスズキは2026年度内に軽自動車クラスのBEVを国内発売すると明言しました。実現すればスズキ初の軽乗用EVになります。
コンセプトモデルの寸法は参考値で全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,625mmと軽規格に収まり、フル充電時の走行距離は約270kmを想定。「ユニーク・スマート・ポジティブ」をテーマに、前向きで明るい気持ちになれるデザインが与えられました。コの字型のポジションランプとピクセル点灯式のアッパーグリルが目を引きますが、コストと法規を考えると市販版では手が入るとみられます。
ボディはスライドドアではなくヒンジドアの軽ハイトワゴンで、車内には物理スイッチをあえて残すなど、初めてEVに乗り換えるユーザーへの配慮が随所に見られます。この成り立ちから、次期ワゴンR系のBEV版にあたる位置づけではないかとの見方が有力です。軽EVは日産サクラと三菱eKクロスEV、ホンダN-ONE e:、さらにBYDのラッコが揃い、激戦区になりつつあります。軽自動車を最も知るメーカーがどう答えを出すのかが注目点です。
ジムニー・ジムニー シエラ 一部仕様変更 2025年10月15日
4代目ジムニーとジムニー シエラが2025年10月15日に一部仕様変更を受け、いわゆる5型へ移行しました。最大のポイントは衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」の全車標準装備化で、これまでグレードによって差があった安全装備の底上げが図られています。
2018年7月の登場から7年を超えてなお需要が衰えないモデルだけに、ラダーフレームと悪路走破性という骨格はそのままに、安全と快適の部分を着実に更新していく手法が採られています。2024年2月19日にも一部仕様変更が実施されており、ロングセラーらしい細かな熟成が続いています。
クロスビー ビッグマイナーチェンジ 2025年10月2日
小型クロスオーバーのクロスビーが2025年10月2日にビッグマイナーチェンジを受けました。2017年12月の初代発売から約8年、フルモデルチェンジ級と評されるほど内容の濃い改良です。
最大の変更はパワートレインの刷新で、従来の1.0L直3ターボ+マイルドハイブリッド+6速ATから、スイフトやソリオが積む新開発のZ12E型1.2L直3自然吸気+マイルドハイブリッド+専用開発CVTへ置き換えられました。WLTCモード燃費は従来の最良値18.2km/L(2WD、4WDは17.0km/L)から22.8km/L(2WDのみ、4WDは21.0km/L)へと大幅に向上しています。
外観はフロントをスクエア形状に改めてSUVらしい力強さを強調。インパネとドアトリムを全面刷新し、国内スズキでは初となる7インチカラーメーターディスプレイを採用しました。安全装備はデュアルセンサーブレーキサポートIIに加え、標識認識機能、ブラインドスポットモニター、車線逸脱防止機能を新採用しています。価格は215万7,100円〜250万300円。2025年10月31日には2026年次RJCカー オブ ザ イヤーの6ベストに選出されました。
ラパン フルモデルチェンジ 2027年以降か
4代目ラパンもキュートなコンセプトを引き継ぐとみられる
ラパンが4代目へ移行する時期は、2027年から2028年ごろが有力とみられます。現行の3代目は2015年6月3日の発売で、初代から2代目、2代目から3代目がいずれも6年半ほどの周期だったことを踏まえると、すでに間隔は延びています。2025年7月24日にはアルト ラパンとアルト ラパン LCが一部仕様変更を受けており、当面はこの改良版が現行として販売される見込みです。
3代目までの可愛くキュートなコンセプトは4代目にも引き継がれ、収納の多いインテリアと使い勝手はそのままに、骨格や安全装備、コネクテッド機能を最新世代へ揃えてくる方向とみられます。パワートレインは全グレードでマイルドハイブリッドを継続し、燃費性能は3代目を上回る見込みです。クラシックな外観のラパンLCも継続される公算が大きく、ラパンらしさを残したまま中身を刷新する世代交代になりそうです。
カプチーノ 復活の可能性 2027年以降か

1991年から1998年まで販売されたオープン2シーター「カプチーノ」が、約30年ぶりに復活する可能性が浮上しています。ホンダS660が姿を消し、ダイハツ・コペンも現行モデルの生産終了が見えてきたいま、軽スポーツというジャンルそのものの行方を左右する一台になりそうです。
方向性については見方が分かれています。これまでは1.3L級エンジンを積む普通車として開発されるという見立てが有力でしたが、直近では軽自動車規格を維持したまま、伝統のFRレイアウトを継承する案も有力な候補として検討されているようです。普通車化すればボディ剛性と居住性で有利になる一方、軽規格を守れば税制と維持費の面で初代の魅力を再現できます。当サイトとしては、軽規格案が残っていること自体が、スズキがカプチーノというクルマの本質をコストや商品性より優先して考えている表れだとみています。発売時期は2027年以降が濃厚です。
軽規格で復活した場合、ベースとなるエンジンは現行のR06型系になるとみられます。ただしアルトワークスが8代目限りで生産を終え、現行アルトにターボもMTも設定がない以上、スポーツ用のパワートレインは事実上ゼロから仕立て直す必要があります。以下は軽規格で復活した場合の想定値です。
| エンジン | R06A系 |
|---|---|
| 種類 | 直列3気筒 |
| 過給機 | インタークーラーターボ |
| 最高出力 | 64ps/6,000rpm |
| 最大トルク | 100Nm/3,000rpm |
| 駆動方式 | FR |
| トランスミッション | MT/AT |
| ボディタイプ | オープン |
ワゴンR フルモデルチェンジ 2027年前半か
6代目ワゴンRは2025年12月の改良でカスタムZ系の顔つきに集約された
7代目ワゴンRの登場時期は、2027年前半になる公算が大きいとみられます。当初は2026年秋ごろが有力視されていましたが、後ろ倒しになる見方が強まりました。現行6代目は2017年2月の発売で、2025年12月の大がかりな改良は次期型までの間をつなぐ意味合いが濃いものです。
次期型はプラットフォームの刷新を伴う見込みで、電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドの採用が有力です。ボディはスライドドアを持つワゴンRスマイルと役割を分けるため、ヒンジドアが維持される方向とみられます。ヒンジドアなら車両重量を抑えられ、燃費にも有利で、スズキの軽自動車の基本形という位置づけにも合致します。
もう一つの焦点が電動化です。2026年度内の量産が予告された軽乗用BEVは、寸法や成り立ちからワゴンR系のBEV版とみる向きが強く、次期ワゴンRはエンジン車とBEVが並走する形になる可能性があります。ワゴンRという名前を使うのか、別のブランドを立てるのかは、まだ明らかにされていません。
アルト 一部仕様変更 2025年7月22日
9代目アルトが2025年6月23日に一部仕様変更を発表し、同年7月22日に発売されました。デザインと安全装備、燃費を同時に磨いた改良で、WLTCモード燃費28.2km/Lを達成し、ガソリン・ハイブリッド軽自動車クラスでNo.1となっています。
アルトは1979年5月の初代以来、経済性と使いやすさを武器に支持を集めてきた車種で、2016年12月にはスズキ車として初めて国内累計販売500万台に到達しました。2024年11月6日には初代アルトが2024日本自動車殿堂の歴史遺産車に選定されています。次期10代目については2027年ごろが有力とみられますが、正式な発表はありません。
ジムニー ノマド 新型車 2025年4月3日
待望の5ドアモデルとして登場したジムニー ノマド
ジムニー シエラに5ドアのロングバージョンを加えたジムニー ノマドは、2025年1月30日に発表され、同年4月3日に発売されました。シエラに対して全長とホイールベースを340mm延長し、伸ばした分は後席の居住性とラゲッジスペースの拡大に充てられています。パワートレインはシエラと同じ1.5L直4で、価格は5MTが265万1,000円、4ATが275万円でした。
もともと5ドアモデルは以前から待望されており、2023年1月にインドで開催されたオートエキスポ2023で、子会社のマルチ・スズキ・インディアがジムニー シエラをベースとする5ドアを世界初公開。インド市場から先に販売が始まり、日本へは2025年に導入された経緯があります。生産もインドが担い、日本へ輸出される形です。
反響は想定をはるかに超えました。月間の販売計画1,200台に対し、発表からわずか4日後の2025年2月3日には約5万台の注文が入り、受注を停止する事態となります。スズキは2025年5月30日に増産を開始し、7月からは日本仕様の生産台数を約3,300台へ引き上げましたが、受注再開は2026年1月30日まで待つことになりました。和製Gクラスとまで言われる人気ぶりが、そのまま生産能力との綱引きになった一台です。
スイフトスポーツ 生産終了と特別仕様車ZC33S Final Edition 2025年3月19日
スズキのライトスポーツとして世界中に愛好者を持つスイフトスポーツ(ZC33S)が、2025年2月をもって標準車の生産を終了しました。在庫がなくなり次第、販売も終了しています。ベースのスイフトが2023年12月に5代目へ移行したあとも、スイフトスポーツはフルモデルチェンジを受けないまま幕を下ろした形です。
最後を飾ったのが特別仕様車「ZC33S Final Edition」で、2024年12月17日に発表され、2025年3月19日に発売されました。2025年3月から同年11月までの期間限定生産です。エクステリアはフロントグリルとアルミホイールをグロスブラック塗装とし、専用デザインのブレーキキャリパー、エンブレム、Cピラーデカールを採用。インテリアはインパネ、ドアトリム、コンソールにヒートグラデーション加飾を施し、グロスシルバーのステアリングガーニッシュを組み合わせています。
次期型については、5代目スイフトをベースに1.4Lターボの改良型と48Vマイルドハイブリッドを組み合わせる案が語られていますが、スズキからの正式な発表はありません。ジャパンモビリティショー2025でも次期型を示唆する展示はなく、東京オートサロン2026のスズキブースに置かれたのは、2025年のスーパー耐久を戦ったZC33Sのレーシングカーでした。すでに販売を終えた型をあえて自社ブースに据えた点に、車名を絶やす意思はないという読み方はできます。
ソリオ・ソリオ バンディット 一部仕様変更 2025年1月16日
コンパクトトールワゴンのソリオとソリオ バンディットが2025年1月16日に一部仕様変更を受けました。4代目としては大きな節目の改良です。
フロントデザインを一新し、ソリオはグリルのメッキ部を横方向に拡大して伸びやかな表情に、バンディットは迫力あるグリルとバンパーにメッキとブラックの加飾を組み合わせ、サイズを超えた存在感を演出しています。パワートレインはZ12E型1.2L直3のマイルドハイブリッドに集約され、従来のガソリン車とストロングハイブリッドは姿を消しました。
装備では電動パーキングブレーキを採用し、上級グレードにはブラインドスポットモニターや低速時ブレーキサポートを設定。価格は192万6,100円からで、WLTCモード燃費は20.7〜22.0km/Lです。
1
2
























