ルノー・カングーの内装は快適な運転環境が整っている!コックピットやシートデザインを中心に紹介
現行型ルノー・カングー(Renault KANGOO)の内装デザインや装備を解説します。カングーはルノーが1997年から販売している小型のライトバンまたはMPVです。2007年には新型モデル「カングー2」が発売されており、従来型の「カングー1」よりもボディサイズを拡充したことで室内空間にゆとりが生まれ、さらに実用性が増しています。
普段の街乗りはもちろんのこと、レジャー好きのドライバーの中にはカングーの広い車内空間を活かして車中泊を楽しむ人も多く、幅広い可能性を秘めたモデルとして知られています。
改良を重ねるごとに質感・機能性ともに向上しているルノー・カングーの内装を、コックピット・シート・安全性能・ラゲッジや収納スペースなどに触れながらチェックしていきましょう。
カングーの200台限定車カングー クルールがが2020年5月21日に発売
専用ボディカラー「グリ アーバン」を採用する限定車カングー クルール
カングーの限定車「カングー クルール」が200台限定で2020年5月21日から発売。
特別なボディカラーのグリ アーバンを採用したシックな雰囲気のモデルは、ボディ同色のフロントグリルブレードやブラックフロントバンパー、ブラックリアバンパー、ブラックドアミラーなど特別なカラーリングが特徴です。
ベースになるグレードはゼン EDCで車の機能が一通り揃うオールインワングレードになっています。販売価格は2,647,000円からで、特別感のある可愛い車を探している方にお勧めの1台でしょう。
新プラットフォームを採用した新型ルノー・カングーをスパイショット!
開催中止されたジュネーブモーターショー2020で公開予定だった新型カングーと思われる開発車両が、雪道でのテスト走行中にスパイショットされました(画像は入手し次第紹介します)。
新型カングーはメガーヌと共有する新開発のCMF-Cプラットフォームを採用しており、ヘッドライトやテールライトのデザインも刷新されています。パワートレインはガソリンエンジンやディーゼルエンジンに加えて、ハイブリッドやフルEVを設定します。
生産工場はフランク北部のMCA工場で、2020年春には商用バンを先行公開し、2020年秋ごろに乗用車モデルが発表される予定です。
ルノーカングーに限定車「ペイザージュ」が新設定!
ルノーカングーペイサージュのエクステリア
ルノージャポンは2020年2月20日、カングーの限定車「ペイサージュ」を発表しました。2月20日から3月1日までの期間に予約を受け付け、発売日は2020年3月5日、200台限定での販売となります。価格は2,647,000円です。
ペイサージュはフランス語で「風景」という意味を持っており、本モデルはフランス コルシカ島最南端にある「ボニファシオ」の街の風景にインスパイアされた一台。象牙色の岩をイメージした優しいアイボリーの「イヴォワール」が専用ボディカラーとなっています。
ルノーカングーペイサージュのインテリア
イヴォワールのキャビン内にはインストゥルメントパネルや3Dマテリアルファブリックシートを用意。スピードリミッターやクルーズコントロール、オートライト、フロント雨滴感応式オートワイパー、ヒルスタートアシストなどを搭載します。
シャンペトルブーケをテーマにした爽やかなカングー・クルールが登場!
グリーンカラーの限定車カングー・クルール バンパーやドアミラーはブラック塗装を施している
ルノーはのどかなフランスの田園風景をイメージした「シャンペトルブーケ」をテーマとするカングー・クルールを2020年2月6日から発売します。予約申込受付期間は2020年1月23日から 2月2日まで、全国のルノー ディーラーで受け付けています。200台限定での販売で、価格は2,647,000円です。
カングー・クルールの内装デザイン
爽やかな専用色「ヴェール シャンペトル」を身にまとったカングー・クルール。内装デザインは標準仕様と変更はなく、3Dマテリアルファブリックシートが装備されています。
ルノー・カングーの特別仕様車「エヴァジヨン」が100台限定で販売
カングーエヴァジヨンのエクステリア(ボディカラーは専用色のヴェール ジャッド M)
ルノー・カングーに特別仕様車として「エヴァジヨン」が100台限定販売されます。2019年11月14日から17日まで申し込みを受け付け、申し込み件数が台数を上回った場合は抽選となります。価格は2,647,000円です。
ルノー カングー エヴァジヨンの内装に装備されるデュアルカーペット
フランスの豊かな自然を思わせる深いグリーンのボディカラーに、ブラックとシルバーの外装パーツを組み合わせたルノー カングー エヴァジヨン。エヴァジヨンの内装には、ラバーマットとフロアカーペットの特徴を融合した防水性のデュアルカーペットを標準装備としています。
カングーの限定車に「フランスの最も美しい村」をイメージしたCouleurが登場!
ルノー・カングー クルールの外装デザインはフレッシュなオレンジカラー
ルノー・ジャポン株式会社が2019年9月12日より、カングーの限定車「ルノー カングー クルール」を200台限定で販売することがわかりました。
今回のカングークルールはオレンジの砂岩で作られた建築物が並ぶ「フランスの最も美しい村」コロンジュ・ラ・ルージュの街並みにインスパイアされたもの。ボディカラーにはそのオレンジをイメージした専用カラー「オランジュ コロンジュ」が採用され、バンパーやドアミラーは黒く塗装されています。
カングー クルールのコックピットとシート
ルノー・カングー クルールの内装は従来通りブラックやグレー基調のシンプルなデザイン。3Dマテリアルファブリックシートは座り心地がよくしっかりとした構造で、ドライバーやゲストの身体への負担を軽減します。
ルノー・カングーの特別仕様車「Couleur(クルール)」の内装は標準仕様と同じ3Dマテリアルファブリックシートを採用
2019年6月7日に発表されたルノーカングーの特別仕様車クルールは限定200台を販売
ルノー・カングーの特別仕様車クルールは毎年設定されている限定モデルです。第10弾となる今回のコンセプトは「バカンスの街 南フランス サントロペの空と海」。まさに空と海をイメージさせる、澄み渡るような美しいブルードラジェの専用ボディカラーが設定されています。
Renault KANGOO クルールの内装カラーやシートは標準仕様のものと同じデザインを採用
内装デザインは標準仕様と共通しており、落ち着いたブラックで統一されています。シートには快適な座り心地の3Dマテリアルファブリックシートを採用。ロングドライブでの疲労を軽減します。
ルノー・カングーに特別仕様車「ESCAPADE(エスカパード)」が登場!内装の詳細をチェック
2019年5月10日より、ルノー・カングーに特別仕様車ESCAPADE(エスカパード)が200台のみの限定販売という形で新たに設定されました。車名であるESCAPADEはフランス語で「いつもの日常から少し離れて息抜きのために出かける」という意味を持つ言葉です。
ルノー・カングー・エスカパードの内装は非日常を味わう息抜きのためのドライブにぴったりな専用デザインを採用
ルノー・カングー・エスカパードの内装は落ち着いたカーボン色をベースにボルドーを利かせた専用デザインで、標準モデルとはガラリと雰囲気が変わります。
シートの素材はファブリックで、遊び心のあるカングー柄を採用しています。シートとセンターコンソールボックスにあしらわれたさり気ないボルドーカラーのステッチがおしゃれです。ドアトリムにも同じ色が採用され、インテリア全体に統一感があります。
コックピットにはダークカーボンのインテリアカラーを採用しています。インパネ周りは先進性と使いやすさを両立したカングーらしい設計で、ブリリアントブラックのセンタークラスターは高級感があり、操作性にも優れています。
新型ルノー・カングーのコックピットは機能的で運転しやすい環境が整っている
Renault新型カングー ZEN EDCのコックピット
Renault新型カングー ZEN 6MTのコックピット
新型カングーのグレード構成は新登場したデュアルクラッチトランスミッション搭載モデルの6速EDC車「ZEN EDC」と、メリハリのある走りが楽しめる「ZEN 6MT」の2タイプがラインナップしています。それぞれのコックピット画像を比較してみると、シフトレバーのデザインを除き、ダークカーボンインテリアという共通のデザインが採用されています。
視認性に優れたメーターは3眼デザインで、落ち着きのあるシックな内装によくマッチしたシンプルなものとなっています。標準装備となるオートエアコンは防塵フィルター付きで、カングー車内をクリーンな空気で満たします。
現行型ルノー・カングーのEDCと6MTの大きな違いはシフトノブの形状
EDCと6MTのシフトノブはどちらも握りやすく、操作性を重視した形状です。カングーによる爽快な走りをサポートしてくれます。
飛行機のスロットルレバーをイメージしたサイドブレーキは操作性に優れていてかっこいい
新型カングーのサイドブレーキには、航空機のスロットルレバーのようなデザインを採用しています。耐久性と操作性を両立し、扱いやすいのが特徴です。
Renaultカングーのシートデザインはシンプルだけどしっかりとした作り
新型カングーはブラックカラーを基調とした3Dマテリアルファブリックのシートを標準装備している
ルノー・カングーのZEN EDCとZEN 6MTのシートには、どちらも3Dマテリアルファブリックシートを設定しています。ロングドライブでも疲労感を軽減するよう、シート構造にも工夫を凝らしてあります。それぞれの席にゆとりがあり、リラックスして乗車できます。
なお、カラフルなボディカラーに合わせて新型カングーの内装をカスタムするなら、シートカバーを変えるのもおすすめです。カングー専用の純正アクセサリーには、本革や高品質のPVCレザーを使った自動車シートカバーブランドのCABANA製イージーオーダーシートカバーと同じくCABANA製のシートカバーがラインナップしています。
CABANA製イージーオーダーシートカバーはボーダーデザインとアクセントデザイン、CABANA製シートカバーはブラック・アイボリー・ホットチョコの3カラーからセレクト可能です。高度なフィッティングとハイセンスなデザインで人気のオプションアイテムです。
現行型カングーのラゲッジルームは超優秀!収納ポイントもいたるところに設置されている
ルノー・カングーのバックドアは両開きなので荷物を載せやすい
新型ルノー・カングーのテールゲートには両開きドアを採用しており、開閉が簡単です。地上高も低めに設定してあるので、荷物の積載もスムーズに行えます。
トノボードで荷室を2段階に分けることで収納スペースをさらに有効活用できる
新型カングーのラゲッジルームには二段組に設定できるトノボードが搭載されています。細々とした荷物を段階に分けて収納可能なので、常に荷室を整理された状態で維持できます。
可倒式の助手席シート
ルノー・カングーのリアシートには6:4分割可倒式、助手席にも可倒式を採用しています。シートを倒す操作も簡単で、荷物や乗車人数に合わせて様々なシートアレンジが可能です。
アームレスト付きのセンターコンソールは実は使える収納ポイントのひとつ
運転席と助手席の間に配置されているセンターコンソールはアームレスト付きで、蓋を開けると小物を入れられるボックスが現れます。運転席からも助手席側からも中身を取り出しやすい設計です。
前席にはオーバーヘッドコンソールを搭載
後席には3連式のオーバーヘッドボックスを装備
カングーのフロントシートにはオーバーヘッドコンソール、リヤシートには24.4Lの大容量となる3連式オーバーヘッドボックスが標準装備されています。リヤシートのオーバーヘッドコンソールは仕切りがないため、長さのある荷物も余裕で格納できます。
リア床下にも収納スペースを設置しユーティリティを高めている
新型ルノー・カングーには、リアシートの床下にも小物類を保管できる収納スペースがあります。荷物が多いファミリーにも嬉しいポイントです。
ドリンクホルダー付きのフロントシートバックテーブル
フロントシートの背もたれには、後部座席に座る人用にシートバックテーブルが搭載されます。ドリンクホルダー付きで飲食時にとても便利です。
スライドドアに装備されているユニークな形をしたドアポケット
後部座席のスライドドアにはドアポケットがついています。ユニークな形状のポケットで、他の車とはまた違ったカングーらしいセンスが光ります。
新型KANGOOは安全装備を強化し万が一の事故やヒヤリハットに備える
ルノー・カングーの先進装備で安心・安全なドライブが楽しめる
新型ルノー・カングーには以下の安全装備が標準装備されています。事故に遭わないための予防安全から、万が一事故に遭ったときダメージを最小限にとどめる技術までがしっかりと備わっています。
・ABS(アンチロック・ブレーキシステム)
・ESC(横滑り防止装置)
・エクステンデッドグリップ
・ヒルスタートアシスト
・サイドブレーキ
・ABS(アンチロック・ブレーキシステム)
・オートライト
・フロント雨滴感応式オートワイパー
ステアリングホイールの右側に設置されているエクステンデッドグリップは、積雪路や砂利道、泥道などの悪路における走破性を高める走行モードを設定できる新機能です。トルクと制動力をコントロールして、安定感のある走りを支援します。
ルノーの新型カングーの内装は見た目の良さと機能性のどちらも重視したいユーザーを満足させる仕上がり
「カングー=商用車」というイメージが強いという方も多いのですが、日本国内におけるカングーの売り上げは全体の35%を占めており、カングージャンボリーという大規模なイベントが行われているほどの人気ぶりです。ルノー・カングーがそこまで多くのファンから支持される理由は、万人受けするキャッチーで可愛らしいフレンチカラーの外装やエコな走行性能はもちろん、ユーティリティが高く実用的な内装デザインにもあるのでしょう。
また、元々のカングーの内装は比較的シンプルなものですが、デザイン性の高いおしゃれな純正アクセサリーが豊富にラインナップしているため、インテリアを自分好みにドレスアップできるのも大きな魅力です。使いやすさとデザイン性をバランスよく取り入れたルノー・カングーは、今後も日本国内において人気車種としてのポジションを守り続けるでしょう。