ヴェゼルのモデルチェンジ情報 2026年10月23日マイナーモデルチェンジ発売 「MAXIMIZE URBAN VEZEL」と純正アクセサリー「Black Sports Style」
ホンダ ヴェゼルは2021年に2代目へ移行し、2モーター式ハイブリッド「e:HEV」を主役に据えたコンパクトSUVとして定着してきました。
そのヴェゼルが2026年10月22日に2度目のマイナーモデルチェンジを発表し、翌23日(金)から販売を開始しています。
今回掲げられたグランドコンセプトは「MAXIMIZE URBAN VEZEL」。e:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージではホイールアーチとバンパーガーニッシュをボディー同色へ改め、Gとe:HEV Xにはリアベンチレーションや後席用USBチャージャーといった快適装備が加わりました。
さらに同じ10月22日には、ホンダアクセスが新型ヴェゼル用の純正アクセサリーを発表。黒で引き締めた新コーディネート「Black Sports Style(ブラックスポーツスタイル)」が設定され、こちらも23日から取り扱いが始まっています。
ここでは公式発表の中身を整理したうえで、価格やボディーカラー、主要諸元、純正アクセサリーの内容、さらに年内追加が取り沙汰されるグレードや次期3代目の見通しまでを順に追っていきます。
ヴェゼルが2026年10月23日にマイナーモデルチェンジ グランドコンセプトは「MAXIMIZE URBAN VEZEL」
ヴェゼル e:HEV Z(2026年10月マイナーモデルチェンジ)
ホンダは2026年10月22日、コンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーモデルチェンジを発表し、10月23日(金)に発売しました。2024年4月に実施した1回目に続き、2代目としては2度目の刷新にあたります。
今回のテーマとして示されたのが「MAXIMIZE URBAN VEZEL」というグランドコンセプトです。アウトドア色を前面に出した前回とは方向性が異なり、都会で映える洗練性をどこまで高められるかに軸足が置かれました。
上級のe:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージは樹脂パーツの色づかいを見直して塊感のある佇まいへ、一方のGとe:HEV Xは後席まわりの使い勝手を底上げするという、タイプごとに役割を分けた改良になっています。
派手な意匠変更こそありませんが、売れ筋の外観と普及グレードの装備という、購入時に効いてくる部分を的確に突いてきた印象です。
ヴェゼル マイナーモデルチェンジの概要
- 発表日:2026年10月22日(木)
- 発売日:2026年10月23日(金)
- グランドコンセプト:MAXIMIZE URBAN VEZEL
- タイプ構成:G/e:HEV X/e:HEV Z/e:HEV Z・PLaYパッケージ
- 価格帯:2,777,500円~3,885,200円(消費税10%込み)
e:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージはホイールアーチとバンパーガーニッシュをボディー同色化
クーペライクなフォルムはそのままに、樹脂パーツの色づかいを変更
外観で最も分かりやすい変更が、e:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージに施されたボディー同色化です。
これまで黒い樹脂のままだったホイールアーチに加え、フロント・サイド・リアのバンパーガーニッシュがいずれもボディーカラーと同じ色に塗られました。側面を横切っていた黒い帯が消えることで、サイドビューは一枚板のような連続感を帯び、クーペ調のルーフラインがより素直に目に入ってきます。
SUVらしい厚みを残しつつ上品さを足すという狙いで、色の切り替えを減らすと車体が実際よりひとまわり伸びやかに映るという効果も働いています。黒い樹脂は傷や汚れが目立ちにくい利点がある一方、塗装面が増えると都会的に見えるのも事実で、ヴェゼルは後者を選んだということでしょう。
ボディー同色グリルで話題を呼んだ2代目らしく、今回も一体感を強める方向で統一してきました。
ヘッドライトインナーレンズは全タイプでブラック化
G、e:HEV X、e:HEV Z、e:HEV Z・PLaYパッケージのすべてで、ヘッドライト内部のインナーレンズが黒基調に改められました。
灯体の奥が暗く沈むことで消灯時の表情が引き締まり、点灯時には光源のラインがくっきり際立ちます。費用をかけずに顔つきの印象を変えられる手法で、近年はホンダ車に限らず採用例が増えています。
エントリーのGにも等しく適用された点は見逃せません。上位タイプとの見た目の落差が小さくなり、価格を抑えて選んだ場合でも古さを感じにくい仕立てになりました。
シートカラーとインテリアは落ち着いた仕立てを継承
タイプごとに異なるシート素材とカラーコーディネート
水平基調のインパネとパノラマルーフ(メーカーオプション)
室内は水平基調のインパネと見晴らしのよい視界という2代目の美点が引き継がれ、内装色の設定にも大きな変更はありません。
e:HEV Zはブラック基調でまとめられ、インパネガーニッシュやドアライニングガーニッシュ、フロントセンターコンソールガーニッシュにピアノブラックを配置。シートはサイドにプライムスムース、メインにファブリックを組み合わせた仕様です。
e:HEV Z・PLaYパッケージは明るいグレージュのコンビシートを採用し、インパネとドアライニングのガーニッシュをシルバーとすることで、落ち着きのなかに華やかさを添えています。なおメーカーオプションのパノラマルーフを選ぶと、ルーフライニングとピラーはブラックに変わります。
外観を大きく動かしつつ内装は据え置くという判断は、内装の完成度に手を入れる必要がなかったことの裏返しとも受け取れます。
e:HEV Z・PLaYパッケージの18インチアルミホイールはダーククリアへ
e:HEV Z・PLaYパッケージは18インチアルミホイール(ベルリナブラック+ダーク切削クリア)
足もとではe:HEV Z・PLaYパッケージ専用の変更が入りました。18インチアルミホイールの仕上げが切削クリアからダーク切削クリアへと改められています。
切削面のきらめきを残しつつ全体のトーンを沈ませる処理で、ベルリナブラックの地色との差が縮まり、ホイール全体が一段と締まって見えます。ボディー同色化で明るく軽快になった側面に対し、足もとで重心を下げるという配分は理にかなった組み合わせです。
e:HEV Zは従来どおり18インチアルミホイール(ベルリナブラック+切削)で、タイヤサイズはどちらも225/50R18。Gとe:HEV Xは215/60R16を履く16インチ仕様となります。
ヴェゼルの快適・コネクテッド装備 e:HEV Xに前席シートヒーターを追加設定
今回のマイナーモデルチェンジで装備面の恩恵が大きいのは、むしろ下位の2タイプです。Gとe:HEV Xには後席まわりの装備が加わり、e:HEV Xにはさらにシートヒーターが与えられました。
ここではヴェゼルが備えるコネクテッド機能や快適装備とあわせて、追加された内容を見ていきます。
Honda CONNECTでスマホから遠隔エアコン操作
乗り込む前にスマートフォンから車内を適温にできる
Honda CONNECTで利用できる主なサービス
コネクテッド技術「Honda CONNECT」では、専用アプリを通じて離れた場所からエアコンやテールゲートを操作でき、駐車位置の確認も可能です。
真夏の炎天下や氷点下の朝に、乗り込む前から車内を整えておけるのは実用面での価値が高く、北国のユーザーほど恩恵を感じやすい機能でしょう。
このほかスマートフォンを鍵として使える「Honda デジタルキー」、通信で地図を最新に保つ自動地図更新サービス、ボタン操作でオペレーターにつながる緊急サポートセンター、盗難やいたずらに対応するHonda ALSOK駆けつけサービスが用意されています。
いずれも「Honda Total Care」への加入と「Honda Total Care プレミアム」の申し込みが前提となり、初回申し込みから12カ月間は無料で利用できます。
ワイヤレス充電器はe:HEV Z・PLaYパッケージに標準装備
ケーブルを挿さずに置くだけで充電できるワイヤレス充電器
センターコンソール前方には、対応するスマートフォンを置くだけで給電できるワイヤレス充電器が用意されます。
設定はタイプで分かれており、e:HEV Z・PLaYパッケージは標準装備、e:HEV X、e:HEV Z、Gではメーカーオプションとなります。
メーカーオプションは工場装着のため納車後の追加ができません。ケーブルの抜き差しを省ける便利さは日々積み重なるので、該当タイプを検討している場合は発注段階で判断しておきたいところです。
ステアリングヒーターとシートヒーター Gとe:HEV Xにはリアベンチレーションも追加
ステアリングヒーターはe:HEV Z、e:HEV Z・PLaYパッケージに標準装備
運転席・助手席シートヒーターは3段階で温度を調整できる
寒冷地で効く装備として、ステアリングヒーターがe:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージに標準装備されます。握った手から直接温まるため、エアコンが効き始めるまでの時間差を埋めてくれる装備です。
そして今回の目玉が、e:HEV Xへの運転席・助手席シートヒーターの追加設定です。High/Middle/Lowの3段階で調整でき、これまで上位タイプの特権だった装備がハイブリッドの入り口にまで降りてきました。
さらにGとe:HEV Xには、後席へ風を送るリアベンチレーションと、後席用USBチャージャー(Type-C/2個付き)が追加されています。前者は後席に人を乗せる機会が多い家庭ほど差を実感しやすく、後者は長距離移動時の充電争いを解消してくれる地味ながら効く装備です。
装備が厚みを増したぶん価格は上がりましたが、後付けが利かない項目ばかりなので、価格差以上の納得感は得られるはずです。
ヴェゼルのラゲッジスペース 後席を倒せば長尺物も背の高い荷物も
後席を倒すとフラットで広い荷室空間が現れる
後席座面を跳ね上げれば床から天井までの高さを活用できる
荷室の使い勝手は、燃料タンクを前席下に配置するセンタータンクレイアウトによって支えられています。
6:4分割可倒式のリアシートを倒せば、奥行きのあるフラットな荷室が出現し、長さのある荷物も無理なく収まります。加えてチップアップ機構により後席の座面を跳ね上げられるため、床から天井までの高さをそのまま使えるのがヴェゼル最大の強みです。背の高い観葉植物やベビーカー、縦に積みたい段ボールなども立てたまま載せられます。
荷室容量の数値だけでは測れない積載自由度の高さは、歴代ヴェゼルが支持されてきた理由のひとつ。今回のマイナーモデルチェンジでもこの構造に変更はなく、使い勝手は従来どおり確保されています。
ヴェゼルのグレード構成と価格 ガソリンGは4WDのみで継続
2026年マイナーモデルチェンジ後のラインアップは、ガソリンのGと、ハイブリッドのe:HEV X、e:HEV Z、e:HEV Z・PLaYパッケージという4タイプ構成です。
2024年に新設されたアウトドア志向の「e:HEV X・HuNTパッケージ」は、今回のタイプ一覧から姿を消しました。また2025年10月に加わったスポーツタイプの「e:HEV RS」も今回の発表には含まれていません。
純ガソリンのGは4WDのみという設定で継続されました。一時は廃止も取り沙汰されていましたが、電動化一本化までにはもう少し時間がかかるという判断のようです。価格を抑えたい層にとっては選択肢が残ったことになります。
価格は2,777,500円から3,885,200円(いずれも消費税10%込み)。ボディーカラーによる差額は含まれていません。
| タイプ | 駆動方式 | 価格 |
|---|---|---|
| G | 4WD | 2,777,500円 |
| e:HEV X | FF | 3,039,300円 |
| 4WD | 3,259,300円 | |
| e:HEV Z | FF | 3,287,900円 |
| 4WD | 3,507,900円 | |
| e:HEV Z・PLaYパッケージ | FF | 3,665,200円 |
| 4WD | 3,885,200円 |
ヴェゼルのボディーカラー 2トーンはe:HEV Z・PLaYパッケージ専用
ボディーカラーはタイプごとに選べる色数が異なります。Gとe:HEV Xが5色、e:HEV Zが7色、e:HEV Z・PLaYパッケージが5色という構成です。
全タイプで共通して選べるのはクリスタルブラック・パールのみで、これだけが唯一の無料色。ほかはすべて有料色という設定になっています。プラチナホワイト・パール、スレートグレー・パール、シーベッドブルー・パール、ボタニカルグリーン・パールが38,500円高、プレミアムサンライトホワイト・パールとプレミアムクリスタルレッド・メタリックが60,500円高です。
2トーンカラーは引き続きe:HEV Z・PLaYパッケージ専用で、プレミアムサンライトホワイト・パール&ブラックが104,500円高、そのほかの2トーンが82,500円高となります。
ボディー同色化されたバンパーガーニッシュの効果は色によって見え方が変わるため、淡色を選ぶか濃色を選ぶかで印象が大きく分かれそうです。
G / e:HEV X クリスタルブラック・パール
G / e:HEV X スレートグレー・パール
G / e:HEV X シーベッドブルー・パール
G / e:HEV X プラチナホワイト・パール
G / e:HEV X プレミアムサンライトホワイト・パール
e:HEV Z プラチナホワイト・パール
e:HEV Z スレートグレー・パール
e:HEV Z シーベッドブルー・パール
e:HEV Z プレミアムサンライトホワイト・パール
e:HEV Z プレミアムクリスタルレッド・メタリック
e:HEV Z ボタニカルグリーン・パール
e:HEV Z クリスタルブラック・パール
e:HEV Z・PLaYパッケージ シーベッドブルー・パール&ブラック
e:HEV Z・PLaYパッケージ クリスタルブラック・パール
e:HEV Z・PLaYパッケージ スレートグレー・パール&ブラック
e:HEV Z・PLaYパッケージ プレミアムサンライトホワイト・パール&ブラック
e:HEV Z・PLaYパッケージ ボタニカルグリーン・パール&ブラック
ヴェゼルの主要諸元
ボディーサイズは全長4,340mm、全幅1,790mmで変わらず、全高はe:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージが1,590mm、Gとe:HEV Xが1,580mmとなります。ホイールベースは2,610mmです。
パワートレインはハイブリッドが1.5L直列4気筒「LEC」型と走行用モーター「H5」型の組み合わせ、ガソリンが1.5L直列4気筒「L15Z」型。WLTCモード燃費はe:HEV XのFFで26.0km/Lと、ハイブリッドのエントリーが最も優秀な数値を示します。
機械式立体駐車場の利用を考えると全高1,590mmという数値は判断が分かれるところですが、都市部での取り回しのよさは1.5L級ならではです。
| 項目 | e:HEV X | e:HEV Z/e:HEV Z・PLaYパッケージ | G |
|---|---|---|---|
| 型式 | 6AA-RV5(FF)/6AA-RV6(4WD) | 6AA-RV5(FF)/6AA-RV6(4WD) | 5BA-RV4 |
| 全長 | 4,340mm | 4,340mm | 4,340mm |
| 全幅 | 1,790mm | 1,790mm | 1,790mm |
| 全高 | 1,580mm | 1,590mm | 1,580mm |
| ホイールベース | 2,610mm | 2,610mm | 2,610mm |
| 車両重量 | 1,350kg(FF)/1,430kg(4WD) | 1,380kg(FF)/1,450kg(4WD) | 1,320kg |
| 乗車定員 | 5名 | 5名 | 5名 |
| エンジン型式 | LEC | LEC | L15Z |
| 総排気量 | 1,496cc | 1,496cc | 1,496cc |
| エンジン最高出力 | 78kW[106PS]/6,000-6,400rpm | 78kW[106PS]/6,000-6,400rpm | 87kW[118PS]/6,600rpm |
| エンジン最大トルク | 127N・m[13.0kgf・m]/4,500-5,000rpm | 127N・m[13.0kgf・m]/4,500-5,000rpm | 142N・m[14.5kgf・m]/4,300rpm |
| モーター最高出力 | 96kW[131PS]/4,000-8,000rpm | 96kW[131PS]/4,000-8,000rpm | - |
| モーター最大トルク | 253N・m[25.8kgf・m]/0-3,500rpm | 253N・m[25.8kgf・m]/0-3,500rpm | - |
| トランスミッション | 電気式無段変速機 | 電気式無段変速機 | 無段変速オートマチック(トルクコンバーター付)+パドルシフト |
| WLTCモード燃費 | 26.0km/L(FF)/21.5km/L(4WD) | 25.3km/L(FF)/21.3km/L(4WD) | 15.0km/L |
| 燃料タンク容量 | 40L | 40L | 40L |
| 最小回転半径 | 5.3m | 5.3m | 5.3m |
| タイヤサイズ | 215/60R16 95H | 225/50R18 95V | 215/60R16 95H |
| ホイールサイズ | 16インチ | 18インチアルミホイール | 16インチ |
※e:HEV Z/e:HEV Z・PLaYパッケージのWLTCモード燃費は、メーカーオプションのパノラマルーフ装着車ではFF25.2km/L、4WD21.2km/Lとなります。
アルミホイール「MS-050」は18インチ×7.5J 切削+グリントブラック塗装
足もとに用意されるのが、18インチ×7.5J(インセット55mm)のアルミホイール「MS-050」です。仕上げは切削とグリントブラック塗装の組み合わせで、価格は1本51,238円となります。
車両標準のe:HEV Z用が18インチ×7.0Jであるのに対し、MS-050は0.5J幅広い設定。タイヤサイズは225/50R18のままで、リム幅が増えるぶんショルダーの張り出しが素直になり、踏ん張り感のある見え方に近づきます。
切削面の輝きを残しつつ地色を黒で沈めるという処理は、e:HEV Z・PLaYパッケージ純正のダーク切削クリアとも考え方が近いもの。ボディー同色化で軽くなった印象を足もとで引き戻したい人には、有力な選択肢になりそうです。
2026年12月31日までの契約でAmazonギフトカードが当たるキャンペーンも実施
発売にあわせて購入特典も用意されています。2026年12月31日までに2026年モデルまたは2027年モデルのヴェゼルを契約し、同時に指定アクセサリーのいずれかを注文したうえで、購入後に専用の応募フォームから申し込むと、抽選で100名にAmazonギフトカード1万円分が贈られるという内容です。
対象となるのは契約と同時の注文で、納車後に単品で買い足した場合は条件を満たしません。用品の装着を考えているなら、商談の席で品番まで決めてしまうのが得策でしょう。
年末までという期限は、年内追加が見込まれるe:HEV RSやe:HEV TRAIL SPORTの発表時期とも重なります。そちらを待つか、いま契約するかで特典の可否が変わる可能性があるため、検討中の方は販売店で対象条件を確認しておくことをおすすめします。
ヴェゼル用純正アクセサリーに「Black Sports Style」を設定 2026年10月23日発売
ヴェゼル e:HEV Z 純正アクセサリー装着車「Black Sports Style」
車両のマイナーモデルチェンジに歩調を合わせ、ホンダ車の用品を手がけるホンダアクセスが2026年10月22日、新型ヴェゼル用の純正アクセサリーを発表しました。発売は車両と同じ10月23日(金)で、価格帯は3,300円から245,300円となっています。
目玉として用意されたのが、新しいエクステリアコーディネート「Black Sports Style(ブラックスポーツスタイル)」です。SUVならではの力強さに上質さとスポーティさを重ね、ヴェゼルの佇まいをもう一段深めることを狙ったメニューと説明されています。
車両側がホイールアーチやバンパーガーニッシュをボディー同色へ振ったのに対し、用品側は黒で締める方向へ。同じ日に正反対の性格づけが両方そろったことになり、購入時の選択肢としては面白い構図になりました。
純正アクセサリー「Black Sports Style」の概要
- 発表日:2026年10月22日(木)/発売日:2026年10月23日(金)
- 取り扱い:株式会社ホンダアクセス
- 純正アクセサリー全体の価格帯:3,300円~245,300円(消費税込み)
- 加飾の方向性:クロームメッキからブラッククロームへ置き換え
- 主な使用色:ブラッククローム/ベルリナブラック/クリスタルブラック・パール
クロームメッキをブラッククロームへ すべてのボディーカラーで映える調色がポイント
Black Sports Styleの考え方はシンプルで、スタイリングの要になる加飾部をこれまでのクロームメッキからブラッククロームへ置き換えるというものです。輝きそのものは残したまま色調だけを黒へ寄せるため、単なる黒塗りとは違って金属感が失われません。
具体的には、フロントロアースカートとリアロアーガーニッシュにブラッククロームを採用。加えてフロントグリルとサイドロアーガーニッシュをベルリナブラックとし、光沢のある黒で面を構成しています。輝度の異なる2種類の黒を使い分けることで、のっぺりしない立体感を確保したわけです。
ホンダアクセスがとくに強調しているのが黒の調色です。どのボディーカラーと組み合わせてもスタイリングが埋もれないよう色味を詰めたとしており、淡色では引き締め役として、濃色では質感の差として効いてくる設計になっています。白系のボディーに黒い加飾という定番の組み合わせはもちろん、同系色のクリスタルブラック・パールに合わせても単調にならない、という読み方ができます。
Black Sports Styleを構成する主なアイテムと価格
フロントグリルやドアミラーカバーなど、黒で統一された各アイテム
Black Sports Styleを形づくるのは、前後のロアー系パーツとグリル、側面のガーニッシュ、そしてドアミラーカバーやテールゲートスポイラーといったアイテムです。
前後のロアー部で路面に近い位置を黒で抑え、サイドロアーガーニッシュで側面下端をつなぐことで、視覚的な重心を下げる組み立てになっています。クーペ調のルーフラインを持つヴェゼルとは相性がよく、腰高に見えがちなSUVの弱点を打ち消す効果が期待できます。
テールゲートスポイラーはLEDロングハイマウントストップランプ付きで、点灯時に横一文字の光が走る仕立て。リアビューの幅を強調する役回りで、価格以上に印象を変えてくれるアイテムです。
| アイテム | 仕様 | 価格 |
|---|---|---|
| フロントロアースカート | ブラッククロームガーニッシュ付き/ベルリナブラック | 60,500円 |
| フロントグリル | ベルリナブラック | 41,250円 |
| サイドロアーガーニッシュ | 左右セット/ベルリナブラック | 35,200円 |
| リアロアースカート | 左右分割タイプ/ベルリナブラック | 24,200円 |
| テールゲートスポイラー | LEDロングハイマウントストップランプ付き/クリスタルブラック・パール | 55,000円 |
| ドアミラーカバー | 左右セット/クリスタルブラック・パール | 9,900円 |
| アルミホイール「MS-050」 | 18インチ×7.5J/インセット55mm/切削+グリントブラック塗装 | 51,238円(1本) |
エアロ系の4点(フロントロアースカート、フロントグリル、サイドロアーガーニッシュ、リアロアースカート)だけでも単純合算で161,150円。ここにドアミラーカバーとテールゲートスポイラーを足すと226,050円、さらにアルミホイールを4本そろえると431,002円に達します。
けっして安い買い物ではありませんが、ディーラーで車両と同時に発注でき、残価設定型プランを使う場合は一部を月々の支払いに組み込めるのが純正用品の利点です。社外エアロと比べたときの判断材料は価格よりも、保証や車検対応、そして色味の合わせ込みにあると言えます。
e:HEV RSとe:HEV TRAIL SPORTは今回の発表に含まれず 年内の追加設定が見込まれる
今回のマイナーモデルチェンジで公表されたのはG、e:HEV X、e:HEV Z、e:HEV Z・PLaYパッケージの4タイプで、スポーツタイプのe:HEV RSと、日本初設定が取り沙汰されている新グレード「e:HEV TRAIL SPORT(トレイルスポーツ)」は含まれていません。
これらは2026年11月中旬に受注を開始し、12月中旬に発表・発売されるとの見方が出ています。狙うタイプによって動くべき時期が2カ月ほどずれるため、検討中の方は自分の候補がどちらに属するかを先に押さえておきたいところです。
以下はホンダから正式に公表されていない情報にもとづく整理です。最終的な仕様や価格は、公式リリースの内容が優先されます。
Honda S+ SHIFTを1.5L e:HEV搭載車として初採用か
最も注目されているのが、「Honda S+ SHIFT(ホンダ エスプラスシフト)」の搭載です。
これはe:HEVに組み合わせるパワーユニット制御技術で、有段変速機を操っているかのような変速フィールとサウンドを演出します。ホンダ車では新型プレリュード(BF1)が初採用で、続いてシビック e:HEV RS(FL4)へ展開されてきました。
ヴェゼルは3車種目となりますが、1.5L直列4気筒自然吸気エンジン+デュアルモーターのe:HEV搭載車としては初の採用です。上級モデル向けの技術がBセグメントSUVまで降りてくることになり、ホンダの電動パワートレインにおける走りの演出が量販車へ本格的に広がる節目と言えます。
搭載されるのはe:HEV RSとe:HEV TRAIL SPORTの2タイプのみで、いずれも標準装備となる見込みです。
e:HEV TRAIL SPORTはZ超えの装備内容 事実上の最上位タイプに
e:HEV TRAIL SPORTは、今回のマイナーモデルチェンジで一覧から姿を消したe:HEV X・HuNTパッケージの受け皿という位置づけになります。オレンジ系アクセントを用いる内外装の方向性が近く、実質的な置き換えとみてよいでしょう。
外観はフロントグリルとフロントガーニッシュにブラック×オレンジのアクセントを配し、ルーフレールとブラックエンブレムを標準装備。内装もブラック×オレンジで、カラードステッチにもオレンジが用いられます。
快適・先進装備では、フロントシートヒーター、ステアリングヒーター、電動パワーバックドア、ブラインドスポットインフォメーション(BSI)が標準に。そこへHonda S+ SHIFTまで加わるため、装備の総量で見ればヴェゼルの実質的な最上位タイプということになります。
TRAIL SPORTはもともと、逆輸入モデルとしての導入が見込まれるパスポート トレイルスポーツで初登場すると見られていた呼称でした。それがヴェゼルで先に日本デビューを果たす形になり、新しいコンプリート戦略の第一号がBセグメントSUVから始まるという、やや意外な流れになっています。
HuNTパッケージが価格を抑えた設定だったことを思うと、性格はかなり変わることになりそうです。
e:HEV TRAIL SPORTの主な標準装備(予定)
- フロントグリル(ブラック×オレンジアクセント)
- フロントガーニッシュ(ブラック×オレンジアクセント)
- ルーフレール
- ブラックエンブレム
- インテリアカラードステッチ(ブラック×オレンジ)
- フロントシートヒーター
- ステアリングヒーター
- 電動パワーバックドア
- ブラインドスポットインフォメーション[BSI]
- Honda S+ SHIFT
e:HEV RSはブラック基調の内外装でスポーティさを強化
2025年10月に追加されたばかりのe:HEV RSも、あわせてアップデートされる見通しです。
Honda S+ SHIFTの標準装備に加え、フロントグリルとアルミホイールがマットブラック塗装に、エンブレムがブラック塗装へ変更。さらにエキゾーストパイプフィニッシャー、アルミペダル、RS専用スポーツシートが標準装備となります。
登場から1年あまりでの手直しですが、走りの演出と黒基調の仕立てが加わることで、「URBAN SPORT VEZEL」というコンセプトの完成度は確実に上がりそうです。
3代目ヴェゼルは2028年以降に登場か 次世代e:HEVと電動AWD搭載の見込み
ホンダは2026年5月に公表した事業計画(2026ビジネスアップデート)のなかで、次期ヴェゼルの投入時期を2028年以降と位置づけました。ワールドプレミア自体は2027年末から2028年初頭にかけて行われるとの見方が有力で、当初ささやかれていた2027年よりもやや後ろ倒しになった格好です。
目玉装備として期待されていたHonda S+ SHIFTは、前述のとおり年内追加が見込まれるタイプで先行採用される可能性が高まっています。次期型でも当然引き継がれるとみられますが、「3代目の目玉」という位置づけからは外れることになりそうです。
パワートレインは1.5Lの次世代e:HEVが軸となり、駆動方式はこれまでの機械式4WDに代えて新開発の電動AWDが導入されるとの観測が出ています。前後の駆動制御の緻密さや加速性能、パッケージングの自由度が高まると期待されます。
ウィークポイントとして指摘されることもあった予防安全装備のHonda SENSINGも、次世代版へアップデートされる見込みです。そして3代目では純ガソリンモデルを廃止し、e:HEV専売へ移行する可能性が濃厚とみられています。価格は現行モデル比でグレードにより15万〜20万円ほど上昇するのではないか、との見方もあります。
ヴェゼルのモデルチェンジ遍歴

ヴェゼルはホンダのコンパクトSUVで、中国とシンガポールを除く主要な海外市場では「HR-V」の名で展開される世界戦略車です。SUVにミニバンやクーペの要素を融合したモデルとして開発されました。
ヴェゼル初代 RU1/2/3/4型(2013年~2021年)
初代ヴェゼルは2013年11月の東京モーターショー2013で市販予定車が公開され、同年12月19日に発表、12月20日に発売されました。ガソリン車に「G」「X」「S」、ハイブリッド車に「HYBRID」「HYBRID X」「HYBRID X・Lパッケージ」「HYBRID Z」を設定。パワートレインは1.5L直列4気筒と、1モーター式ハイブリッド「SPORT HYBRID i-DCD」の組み合わせでした。
発売直後から人気は高く、2014年から2016年まで3年連続でSUV新車登録台数1位を獲得しています。2014年4月には中国でも販売が始まりました。
2015年4月の一部改良で快適装備を充実させ、ガソリン「X」に4WDを追加。9月には特別仕様車「スタイルエディション」(HYBRID X/HYBRID Z)を発売しました。
2016年2月の一部改良では安全運転支援システム「Honda SENSING」を設定するとともに、走りを際立たせた「RS」を追加。2017年7月にも特別仕様車「スタイルエディション」を設定しています。
2018年2月15日には初のマイナーモデルチェンジを発表し、翌16日に発売。フロントバンパーとグリルの意匠を改め、インラインタイプのLEDヘッドライトを採用したほか、Honda SENSINGを全タイプ標準装備としました。
2019年1月にはターボエンジンの「TOURING・Honda SENSING」を追加し、11月にはコンプリートカー「Modulo X」に「TOURING Modulo X」「HYBRID Modulo X」が加わりました。
2021年3月、2代目への切り替えにともない生産を終了しています。
ヴェゼル 2代目 RV3/4/5/6型(2021年~)
2代目は2021年2月18日にオンラインで世界初公開され、4月22日に価格を含む詳細が発表、4月23日に発売されました。グランドコンセプトは「AMP UP YOUR LIFE」。ハイブリッドは2モーター式の「e:HEV」へ刷新され、グレードはガソリンの「G」、ハイブリッドの「e:HEV X」「e:HEV Z」「e:HEV PLaY」で構成されました。2022年8月には「e:HEV Z」のボディーカラーを一部変更しています。
2024年4月25日には初のマイナーモデルチェンジを発表し、4月26日に発売。グランドコンセプトを「EXPAND YOUR LIFE」とし、フロントまわりを刷新してリアコンビランプをオールLED化、安全装備にトラフィックジャムアシストなどを追加しました。アウトドア志向の「e:HEV X・HuNTパッケージ」を新設する一方、従来のPLaYは「e:HEV Z・PLaYパッケージ」へと整理され、ガソリンGは4WDのみの継続となりました。
2025年10月2日には一部改良を実施し、メーカーオプションの拡充とあわせて価格を改定。さらに10月23日に発表、10月24日に発売という形で、スポーツタイプ「e:HEV RS」(コンセプト「URBAN SPORT VEZEL」)を追加しました。専用ローダウンサスペンションで全高を1,545mmに抑え、RSとしては初の4WDも設定しています。
そして2026年10月22日、2度目のマイナーモデルチェンジを発表し、10月23日に発売。グランドコンセプトは「MAXIMIZE URBAN VEZEL」で、e:HEV Zとe:HEV Z・PLaYパッケージのホイールアーチとバンパーガーニッシュをボディー同色化し、Gとe:HEV Xにはリアベンチレーションと後席用USBチャージャーを追加設定しました。ヘッドライトインナーレンズのブラック化は全タイプ共通です。同日にはホンダアクセスが純正アクセサリー「Black Sports Style」を設定し、10月23日から発売しています。この発表でe:HEV X・HuNTパッケージはラインアップから外れ、e:HEV RSと新グレードe:HEV TRAIL SPORTは年内の追加設定が見込まれています。
次期3代目の登場は2028年以降が有力視されています。
| ヴェゼルのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 RU1/2/3/4型 | 2013年~2021年 |
| 2代目 RV3/4/5/6型 | 2021年~(3代目は2028年以降が有力) |
| 時期 | 区分 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 2021年4月23日 | フルモデルチェンジ | 2代目へ移行。2モーター式e:HEVを採用(AMP UP YOUR LIFE) |
| 2022年8月 | 仕様変更 | e:HEV Zのボディーカラーを一部変更 |
| 2024年4月26日 | マイナーモデルチェンジ | フロントまわり刷新、e:HEV X・HuNTパッケージ新設(EXPAND YOUR LIFE) |
| 2025年10月2日 | 一部改良 | メーカーオプション拡充と価格改定 |
| 2025年10月24日 | タイプ追加 | e:HEV RSを設定(URBAN SPORT VEZEL) |
| 2026年10月23日 | マイナーモデルチェンジ | Z/PLaYをボディー同色化、G/Xに快適装備を追加設定(MAXIMIZE URBAN VEZEL) |
| 2026年10月23日 | 純正アクセサリー | ホンダアクセスが「Black Sports Style」を設定 |























