ヴェゼルのモデルチェンジ

ヴェゼルのモデルチェンジ情報:2026年10月下旬の一部改良でe:HEV TRAIL SPORT設定、S+SHIFT初搭載

2027年モデルのヴェゼルはグレード構成が大きく変化。e:HEV Xの快適装備が充実し、RSとTRAIL SPORTにはS+SHIFTを標準装備します。2021年のフルモデルチェンジ以降の改良の歩みや歴代モデルチェンジ遍歴もまとめました。

ヴェゼルのモデルチェンジ情報:2026年10月下旬の一部改良でe:HEV TRAIL SPORT設定、S+SHIFT初搭載

ヴェゼルのモデルチェンジ情報 2026年10月下旬の一部改良で新グレードe:HEV TRAIL SPORTを日本初設定

ホンダ ヴェゼルは2021年に2代目へフルモデルチェンジし、2モーター式ハイブリッド「e:HEV」を核とするコンパクトSUVへと生まれ変わりました。
2024年4月のマイナーチェンジ、2025年10月のスポーツグレード「e:HEV RS」追加を経て、いよいよ2026年10月下旬に2027年モデルとなる一部改良が予定されています。
今回の改良では、日本初となる新グレード「e:HEV TRAIL SPORT(トレイルスポーツ)」を設定する一方、アウトドア志向だった「e:HEV X HuNTパッケージ」が廃止に。さらに新型プレリュードで話題を集めた「Honda S+ SHIFT」が、1.5L e:HEV搭載車として初めて採用される見込みです。エントリーのe:HEV Xも快適装備が大きく底上げされ、単なる年次改良の域を超えた内容になりそうです。
ここでは判明している改良内容を先頭にまとめたうえで、次期3代目の見通し、これまでの改良の歩み、スペックやライバルまでを整理していきます。

ヴェゼルが2026年10月下旬に一部改良へ グレードによって発表時期が分かれる二段構え

2027年モデルとなるヴェゼルの一部改良は、グレードによって発表・発売の時期が分かれる点に注意が必要です。
ガソリンG、e:HEV X、e:HEV Z、e:HEV Z PLaYパッケージの「標準車」は2026年9月下旬に受注を開始し、10月下旬に発表・発売。これに対して、e:HEV RSと新グレードのe:HEV TRAIL SPORTは11月中旬に受注開始、12月中旬の発表・発売が見込まれています。
狙っているグレードによって動くべきタイミングが2か月ほどずれるため、検討中の方は自分の候補がどちらに属するかを最初に押さえておきたいところです。
なお、ここで扱う内容は正式発表前の情報にもとづく整理です。最終的な仕様や価格は、ホンダからの公式リリースが優先されます。

2027年モデル ヴェゼルの発表・発売スケジュール(予定)

  • 標準車(ガソリンG/e:HEV X/e:HEV Z/e:HEV Z PLaYパッケージ):2026年9月下旬受注開始 → 10月下旬発表・発売
  • 標準車以外(e:HEV RS/e:HEV TRAIL SPORT):2026年11月中旬受注開始 → 12月中旬発表・発売

HuNTパッケージが廃止され、e:HEV TRAIL SPORTへ置き換え ガソリンGは継続

グレード構成は大きく組み替えられます。最大のトピックは、日本向けとして初となる「TRAIL SPORT」の設定です。
その一方で、アウトドア志向のe:HEV X HuNTパッケージは廃止に。オレンジ系アクセントを用いる内外装の方向性も似ており、e:HEV TRAIL SPORTは実質的にHuNTパッケージの置き換えという位置づけになります。
TRAIL SPORTはもともと、2026年後半に逆輸入モデルとして導入が見込まれるパスポート トレイルスポーツで初登場すると見られていた呼称でした。それがヴェゼルで先に日本デビューを果たす形になり、ホンダの新しいコンプリート戦略の第一号がBセグメントSUVから始まるという、やや意外な流れになっています。

もう一つ注目したいのが、純ガソリンのGグレード(4WD)が2027年モデルでも継続設定される点です。一時は次期モデルを待たずに廃止されるのではないかとも見られていましたが、今回は残る見通しとなりました。
ホンダは2026年に入って現行ヴェゼルの受注停止を公式にアナウンスしており、これは改良モデルへの切り替えにともなうものです。ガソリンGの継続は、e:HEVへの一本化がもう少し先になることを示唆しているとも読めます。

2027年モデル ヴェゼルのグレード構成(予定)

  • 【1.5Lガソリン】G[4WD]
  • 【1.5L e:HEV】e:HEV X[2WD/4WD]
  • 【1.5L e:HEV・新設定】e:HEV TRAIL SPORT[2WD/4WD]
  • 【1.5L e:HEV】e:HEV Z[2WD/4WD]
  • 【1.5L e:HEV】e:HEV Z PLaYパッケージ[2WD/4WD]
  • 【1.5L e:HEV】e:HEV RS[2WD/4WD]
  • 【廃止】e:HEV X HuNTパッケージ[2WD/4WD]

エントリーのe:HEV Xに待望のシートヒーターとリアベンチレーション

今回の改良で恩恵が大きいのは、ハイブリッドのエントリーとなるe:HEV Xです。
これまで上位グレード向けとされてきた快適装備が投入され、フロントシートヒーター、後席用エアコン吹き出し口となるリアベンチレーション、後席USB Type-Cが標準装備となる予定です。
生産効率や収益性を考えたパッケージング化の一環と見られますが、ユーザーにとっては素直に歓迎できる変更でしょう。とくにリアベンチレーションは、後席に人を乗せる機会が多い層にとって効果が実感しやすい装備です。
ただし装備が厚くなるぶん、車両本体価格の上昇はある程度覚悟しておく必要がありそうです。

売れ筋のe:HEV Z/Z PLaYパッケージは外観のアップデートが中心

最量販のe:HEV Zとe:HEV Z PLaYパッケージについては、快適装備や予防安全装備、ユーティリティ面での変更は特になく、エクステリアパーツの更新が中心となります。
具体的には、フロント・リアのフェンダーモールがグロスブラックからボディ同色へ変更され、より都会派SUVらしい佇まいへ。加えてe:HEV Z PLaYパッケージでは、18インチアルミホイールがブラッククリア塗装に改められ、足もとが引き締まります。
ボディ同色グリルで話題を集めた2代目らしく、今回もボディの一体感を高める方向に振ってきた印象です。装備面での上積みがないぶん、価格改定の幅も比較的抑えられる可能性があります。

Honda S+ SHIFTを1.5L e:HEV搭載車として初採用

今回の改良で最も話題になりそうなのが、「Honda S+ SHIFT(ホンダ エスプラスシフト)」の搭載です。
これはe:HEVに組み合わせる新しいパワーユニット制御技術で、有段変速機を操っているかのような変速フィールとサウンドを演出するもの。ホンダ車では新型プレリュード(BF1)が初採用で、続いてシビック e:HEV RS(FL4)に展開されてきました。
ヴェゼルは3車種目となりますが、1.5L直列4気筒自然吸気エンジン+デュアルモーターのe:HEV搭載車としては初の採用です。上級モデル向けの技術がBセグメントSUVまで降りてきたことになり、ホンダの電動パワートレインにおける「走りの演出」が本格的に量販車へ広がる節目と言えます。
搭載されるのはe:HEV RSとe:HEV TRAIL SPORTの2グレードのみで、いずれも標準装備の見込みです。

e:HEV RSはブラック基調の内外装でスポーティさを強化

2025年10月に追加されたばかりのe:HEV RSも、今回あわせてアップデートされます。
Honda S+ SHIFTの標準装備に加え、フロントグリルとアルミホイールがマットブラック塗装に、エンブレムがブラック塗装へ変更。さらにエキゾーストパイプフィニッシャー、アルミペダル、RS専用スポーツシートが標準装備となります。
登場から1年あまりでの手直しですが、走りの演出と黒基調の仕立てが加わることで、「URBAN SPORT VEZEL」というコンセプトの完成度は確実に上がりそうです。

e:HEV TRAIL SPORTはZ超えの装備内容 事実上の最上位グレードに

今回の目玉であるe:HEV TRAIL SPORTは、HuNTパッケージの置き換えでありながら、装備内容はe:HEV Zと同等以上という充実ぶりです。
外観はフロントグリルとフロントガーニッシュにブラック×オレンジのアクセントを配し、ルーフレールとブラックエンブレムを標準装備。内装もブラック×オレンジで、カラードステッチにもオレンジが用いられます。
快適・先進装備では、フロントシートヒーター、ステアリングヒーター、電動パワーバックドア、ブラインドスポットインフォメーション(BSI)が標準に。そこへHonda S+ SHIFTまで加わるため、装備の総量で見ればヴェゼルの実質的な最上位グレードということになります。
アウトドア志向のグレードが最も豪華、という構成は近年の国産SUVでは珍しくありませんが、ヴェゼルでここまで振り切ってくるとは意外でした。HuNTパッケージが価格を抑えた設定だったことを思うと、性格はかなり変わることになります。

e:HEV TRAIL SPORTの主な標準装備(予定)

  • フロントグリル(ブラック×オレンジアクセント)
  • フロントガーニッシュ(ブラック×オレンジアクセント)
  • ルーフレール
  • ブラックエンブレム
  • インテリアカラードステッチ(ブラック×オレンジ)
  • フロントシートヒーター
  • ステアリングヒーター
  • 電動パワーバックドア
  • ブラインドスポットインフォメーション[BSI]
  • Honda S+ SHIFT

ボディカラーは継続 グレードごとの選択可否に注意

ボディカラーは既存色をほぼ継続する見込みですが、グレードによって選べない色があるため注意が必要です。
モノトーンでは、プラチナホワイトパール、クリスタルブラックパール、スレートグレーパール、シーベッドブルーパールが幅広いグレードで選べる一方、プレミアムサンライトホワイトパールはガソリンG・e:HEV X・e:HEV Zのみ、プレミアムクリスタルレッドメタリックはe:HEV Zとe:HEV RSのみ、ボタニカルグリーンパールはe:HEV TRAIL SPORTとe:HEV Zのみという設定になります。
2トーンカラーは引き続きe:HEV Z PLaYパッケージ専用で、5色の構成です。
インテリアカラーは、ガソリンG・e:HEV X・e:HEV Zがブラック、e:HEV Z PLaYパッケージがグレージュ、e:HEV TRAIL SPORTがブラック×オレンジ、e:HEV RSがブラック×レッドという棲み分けになります。

3代目ヴェゼルは2028年以降に登場か 次世代e:HEVと電動AWD搭載の見込み

ホンダは2026年5月に公表した事業計画(2026ビジネスアップデート)のなかで、次期ヴェゼルの投入時期を2028年以降と位置づけました。ワールドプレミア自体は2027年末から2028年初頭にかけて行われるとの見方が有力で、当初ささやかれていた2027年よりもやや後ろ倒しになった格好です。
目玉装備として期待されていたHonda S+ SHIFTは、前述のとおり現行モデルの一部改良で先に採用されることになりました。次期型でも当然引き継がれるとみられますが、「3代目の目玉」という位置づけからは外れることになります。
パワートレインは1.5Lの次世代e:HEVが軸となり、駆動方式はこれまでの機械式4WDに代えて新開発の電動AWDが導入されるとの観測が出ています。前後の駆動制御の緻密さや加速性能、パッケージングの自由度が高まると期待されます。
ウィークポイントとして指摘されることもあった予防安全装備のHonda SENSINGも、次世代版へアップデートされる見込みです。そして3代目では純ガソリンモデルを廃止し、e:HEV専売へ移行する可能性が濃厚とみられています。価格は現行モデル比でグレードにより15万〜20万円ほど上昇するのではないか、との見方もあります。

ヴェゼルが2025年10月2日に一部改良を実施 新グレードe:HEV RSは2025年10月24日発売

ヴェゼルの新グレードe:HEV RSのエクステリア専用サスペンションなどを装備するヴェゼル e:HEV RS

ヴェゼルは2025年10月2日に一部改良を実施し、標準グレードにHonda CONNECTディスプレー、ワイヤレス充電器、ETC2.0車載器をセットにしたメーカーオプションを追加しました。
続いて10月24日には、新たなスポーツグレード「e:HEV RS」を発売。グランドコンセプトに「URBAN SPORT VEZEL」を掲げ、専用のローダウンサスペンションや電動パワーステアリングの専用チューニングで走りを磨いています。全高を1,545mmに抑えることで機械式立体駐車場への入庫にも対応し、歴代RSでは初となる4WDも設定しました。専用装備を多数備えるためラインナップ最上位の価格帯となり、価格は2WD(FF)が374万8,800円、4WDが396万8,800円です。

ヴェゼル e:HEV RSの主な専用装備

  • 専用フロントグリル
  • 専用フロントバンパーロアーグリル
  • フロント・リア RSエンブレム
  • 専用ダーククロームメッキ フロント・リアバンパーモールディング
  • ダーククローム ドアロアーガーニッシュ
  • ベルリナブラック+ダーク切削クリア 18インチアルミホイール
  • ブラックドアミラー
  • レッドステッチ+スムースレザー 本革巻ステアリングホイール
  • レッドステッチ 本革セレクトノブ
  • レッドステッチ シフトブーツ
  • レッドステッチ ドアアームレスト
  • レッドステッチ アームレスト付きセンターコンソールボックス
  • レッド インパネガーニッシュ&ドアライニングガーニッシュ
  • プライムスムース×ラックススェード×ファブリック+レッドステッチ コンビシート
  • ブラック ルーフライニング
  • 専用ローダウンサスペンション
ホンダ ヴェゼルの販売価格一覧(2026年10月改良前)
グレード 駆動方式 値段
G 4WD 2,758,800円~
e:HEV X 2WD(FF) 2,998,600円~
4WD 3,218,600円~
e:HEV X HuNTパッケージ ※改良で廃止見込み 2WD(FF) 3,108,600円~
4WD 3,328,600円~
e:HEV Z 2WD(FF) 3,268,100円~
4WD 3,488,100円~
e:HEV Z PLaYパッケージ 2WD(FF) 3,699,300円~
4WD 3,919,300円~
e:HEV RS 2WD(FF) 3,748,800円~
4WD 3,968,800円~

※上表は2026年10月の一部改良前の価格です。改良後の車両本体価格は現時点で判明していませんが、e:HEV Xの装備充実や新グレードの追加を踏まえると、全体的な価格上昇は避けられない見通しです。

ヴェゼルが2024年4月のマイナーチェンジでガソリンGの2WDとPLaYグレードを整理 新パッケージHuNT(ハント)を追加

  • ヴェゼル HuNTパッケージのエクステリアe:HEV Xに設定するHuNTパッケージはブリッジタイプのルーフレールを標準装備するなどタフなイメージが特徴
  • ヴェゼル PLaYパッケージのエクステリア2024年のマイナーチェンジでグレードからe:HEV Zのパッケージオプションへと変更されたPLaY

ヴェゼルは2024年4月25日に発表、翌26日に発売という日程で初のマイナーチェンジを実施しました。グランドコンセプトには「EXPAND YOUR LIFE」を掲げています。このタイミングで2WDのガソリンエンジンモデルとPLaYグレードは整理され、ガソリンGは4WDのみの継続となりました。
パッケージオプションのHuNT(ハント)はハイブリッドのe:HEV Xに、PLaYはe:HEV Zに新たに設定される形へと再編されています。このHuNTパッケージが、2年半後の一部改良でe:HEV TRAIL SPORTへとバトンを渡すことになります。

インテリアで目を引く変更点はインストルメントパネルです。改良前は運転席寄りのデザインでしたが、水平基調に改められたことで、助手席の乗員も収納などを使いやすくなりました。フロントのUSBソケットもタイプAに加えてタイプCを備え、さまざまな機器に対応します。
安全面では、渋滞運転支援機能のトラフィックジャムアシスト、急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームが追加され、リアコンビネーションランプもオールLED化されています。

e:HEV X HuNTパッケージの主要装備

  • Honda SENSING
  • Honda CONNECT for Gathers+ナビ装着用スペシャルパッケージ
  • フルLEDヘッドライト
  • コンビシート(プライムスムース×ファブリック)
  • 専用インテリア
  • FABTECT(撥水・撥油)シート
  • フルLEDリアコンビネーションランプ
  • シルバー 電動格納式リモコンドアミラー
  • シルバー フロントグリルガーニッシュ
  • HuNTパッケージ専用エクステリア
  • カッパー・メタリック塗装フォグライトガーニッシュ
  • バンパーロアーガーニッシュ
  • ルーフレール
  • シャークグレー・メタリック塗装16インチアルミホイール など

e:HEV Z PLaYパッケージの主要装備

  • Honda CONNECTディスプレー+ETC2.0車載器
  • ワイヤレス充電器
  • ライトブルー塗装インパネガーニッシュ&ドアライニングガーニッシュ
  • シルバー/ブラック 電動格納式リモコンドアミラー
  • シルバー/ブラック フロントグリルガーニッシュ
  • PLaYパッケージ専用エクステリア
  • 2トーンカラー など

HuNTはアウトドアユーザーを狙ったパッケージで、カッパーカラーの専用エクステリアやシート素材、専用インテリアカラーを採用しています。
通常グレードもフロントグリルやフロントバンパーを刷新しており、グランドコンセプト「EXPAND YOUR LIFE」を体現する、内外装と安全装備にわたる大がかりな改良になりました。

ヴェゼル e:HEV Zのスペック(諸元)
全長 4,340mm
全幅 1,790mm
全高 1,590mm
ホイールベース 2,610mm
室内長 2,020mm
室内幅 1,445mm
室内高 1,225mm
車両重量 1,380kg-1,450kg
最小回転半径 5.5m
最低地上高 180mm-195mm
エンジン型式 LEC型 水冷直列4気筒
エンジン総排気量 1,496cc
エンジン最高出力 78kW(106PS)/6,000rpm-6,400rpm
エンジン最大トルク 127Nm(13.0kgm)/4,500rpm-5,000rpm
フロントモーター型式 H5型
フロントモーター最高出力 96kW(131PS)/4,000rpm-8,000rpm
フロントモーター最大トルク 253Nm(25.8kgm)/0-3,500rpm
乗車定員 5名
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
タンク容量 40L
WLTCモード燃費 21.3km/L-25.3km/L

ヴェゼルのボディカラーは全12色設定 PLaYパッケージ専用の2トーンカラーも5色用意

ヴェゼルには、ボタニカルグリーンパールやシーベッドブルーパールを含む12色がラインナップされ、PLaYパッケージ専用として5色の2トーンカラーも選べます。
モノトーン・2トーンを問わず、どの色を選んでもグリルがボディと同色になるため、統一感のある外観に仕上がります。
ボタニカルグリーンパールはヴェゼルのイメージカラーにもなっており、クーペ調のエクステリアともよく合う落ち着いた色合いです。
2トーンにも設定があり、男女を問わず選びやすい人気の高いカラーといえます。
※以下は2026年10月の一部改良前の設定です。改良後は色そのものはほぼ継続されるものの、グレードごとに選択できるカラーが整理される見込みですので、最新の設定は正式発表後にご確認ください。

ヴェゼルのボディカラー一覧(2026年10月改良前)

  • プラチナホワイトパール(38,500円高)
  • プレミアムサンライトホワイトパール(60,500円高)
  • スレートグレーパール(38,500円高)
  • クリスタルブラックパール
  • プレミアムクリスタルレッドメタリック(60,500円高)
  • シーベッドブルーパール(38,500円高)
  • ボタニカルグリーンパール(38,500円高)
  • プレミアムサンライトホワイトパール×ブラック(PLaYパッケージ専用、49,500円高)
  • スレートグレーパール×ブラック(PLaYパッケージ専用、27,500円高)
  • ボタニカルグリーンパール×ブラック(PLaYパッケージ専用、27,500円高)
  • クリスタルブラックパール×シルバー(PLaYパッケージ専用)
  • シーベッドブルーパール×シルバー(PLaYパッケージ専用、27,500円高)
  • ヴェゼルのプラチナホワイトパールプラチナホワイトパール(38,500円高)
  • ヴェゼルのプレミアムサンライトホワイトパールプレミアムサンライトホワイトパール(60,500円高)
  • ヴェゼルのスレートグレーパールスレートグレーパール(38,500円高)
  • ヴェゼルのクリスタルブラックパールクリスタルブラックパール
  • ヴェゼルのプレミアムクリスタルレッドメタリックプレミアムクリスタルレッドメタリック(60,500円高)
  • ヴェゼルのシーベッドブルーパールシーベッドブルーパール(38,500円高)
  • ヴェゼルのボタニカルグリーンパールボタニカルグリーンパール(38,500円高)
  • ヴェゼルのプレミアムサンライトホワイトパール×ブラックプレミアムサンライトホワイトパール×ブラック(PLaYパッケージ専用、49,500円高)
  • ヴェゼルのスレートグレーパール×ブラックスレートグレーパール×ブラック(PLaYパッケージ専用、27,500円高)
  • ヴェゼルのボタニカルグリーンパール×ブラックボタニカルグリーンパール×ブラック(PLaYパッケージ専用、27,500円高)
  • ヴェゼルのクリスタルブラックパール×シルバークリスタルブラックパール×シルバー(PLaYパッケージ専用)
  • ヴェゼルのシーベッドブルーパール×シルバーシーベッドブルーパール×シルバー(PLaYパッケージ専用、27,500円高)

ヴェゼルのBEV「e:NP1」を2022年4月に中国市場で発売 日本導入は現時点で未実現

2代目ヴェゼルの電気自動車は、ホンダのEV戦略「e:N」シリーズの第一弾として、2022年4月26日から中国市場で販売が始まりました。
このヴェゼルベースのEV「e:NP1」をはじめ、e:Nシリーズは中国で生産されています。当初は日本市場への展開も期待されましたが、2026年時点でも日本国内への正式導入は実現していません。ホンダは近年、日本向けのEV戦略を「Honda 0シリーズ」など別の枠組みへとシフトしており、e:NP1の日本導入の可能性は当時ほど語られなくなっています。

ヴェゼルは発売後1か月で32,000台を超える受注を達成(2021年当時)

2021年の発売当初、ヴェゼルは発売1か月で、月5,000台の販売計画に対して6倍を超える約32,000台を受注しました。
初代からの乗り換えを中心に、他のSUVユーザーからも支持を集めたとされ、ホンダ以外のブランドからの乗り換えもあったことがうかがえます。

当時もっとも人気を集めたグレードは最上位のe:HEV Zで、76%のユーザーが選択。次いで豪華装備のPLaYが12%、唯一のガソリンモデルGが7%、エントリーのe:HEV Xが5%という内訳でした。
一般に発売前の予約は上位グレードに偏り、発売後はお得なエントリーグレードの比率が増していく傾向がありますが、2代目はe:HEV Zの割安感が強く、その後も中心グレードであり続けています。2027年モデルでe:HEV Zの装備が据え置かれるのも、この構図が崩れていないことの表れかもしれません。

同時に発表された人気ボディカラーは、モノトーンではプラチナホワイトパールが33%、クリスタルブラックパールが18%、プレミアムサンライトホワイトパールが17%。
2トーンではプレミアムサンライトホワイトパール&ブラックが6%、サンドカーキパール&ブラックが4%、ミッドナイトブルービームメタリック&シルバーが1%でした(いずれも発売当初の集計で、現在の設定色とは一部異なります)。

2代目ヴェゼルはボディ同色グリルが新鮮なエクステリア

2代目ヴェゼルのエクステリア2代目ヴェゼルはダイナミックな水平基調のクーペスタイルが特徴

2代目ヴェゼルのエクステリアで話題を集めたのが、ありそうでなかったボディ同色グリルです。
日本ではあまり見かけない手法だったため発表当初は賛否が分かれましたが、発売までの約2か月で「かっこいい」という声が徐々に増えていきました。

ボディ後方へ向けてルーフがなだらかに下がるクーペSUVらしいシルエットは、通常なら居住性を犠牲にしがちですが、ヴェゼルはセンタータンクレイアウトの採用で後席のニースペースをしっかり確保しています。
サイドは水平基調のデザインのため、実寸以上にワイド&ローを感じさせるダイナミックな印象を与えるのも特徴です。

ヴェゼルの発売時グレードはガソリン1つとe:HEV3つの全4構成だった

ここで紹介するのは2021年の発売当初のグレード構成です(現在は前述のとおり、2024年の再編、2025年のe:HEV RS追加、2026年のTRAIL SPORT設定とHuNTパッケージ廃止を経てラインナップが変化しています)。
ヴェゼルの魅力は2つのモーターを組み合わせたe:HEVですが、発売当初はエントリーにガソリンエンジンを積むGも用意されていました。
ガソリンのGでもヘッドライトはフルLEDで、予防安全システム「Honda SENSING」を標準装備しています。

2代目ヴェゼルに搭載するホンダセンシングの機能

  • 衝突軽減ブレーキ(CMBS)
  • 誤発進抑制機能
  • 後方誤発進抑制機能
  • 近距離衝突軽減ブレーキ
  • 歩行者事故低減ステアリング
  • 路外逸脱抑制機能
  • 渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)
  • 車線維持支援システム(LKAS)
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 標識認識機能
  • オートハイビーム

発売当初のe:HEV最上位には、パノラマルーフや専用コンビシート、2トーンカラーを備えるPLaYが用意され、オプションを追加しなくても満足できる全部入りのグレードでした。
現在はPLaYがe:HEV Zのパッケージへと再編されていますが、専用の内外装で特別感が高い点は変わりません。

2代目ヴェゼル Gグレードの主要標準装備

  • フルLEDヘッドライト
  • 運転席&助手席シートヒーター(4WDのみ)
  • フルオートエアコン
  • 16インチアルミホイール(ブラック切削光輝)
  • ホンダセンシング

2代目ヴェゼル e:HEV Xグレードの主要標準装備

  • Gグレードの主要装備
  • 減速セレクター

2代目ヴェゼル e:HEV Zグレードの主要標準装備

  • e:HEV Xグレードの主要装備
  • ブラインドスポットインフォメーション
  • 運転席&助手席シートヒーター(FF、4WD)
  • 予約クローズ機能付きハンズフリーアクセスパワーテールゲート
  • ブラックコンビシート+専用インテリア
  • 本革巻きステアリングホイール
  • LEDシーケンシャルターンシグナルランプ
  • 18インチアルミホイール(ブラック切削光輝)

2代目ヴェゼル e:HEV PLaYグレードの主要標準装備

  • e:HEV Zグレードの主要装備
  • ホンダコネクトディスプレイ
  • ナビゲーション連動ETC2.0車載器
  • パノラマルーフ
  • ワイヤレス充電器
  • グレージュコンビシート+専用インテリア
  • オレンジステッチ本革巻きステアリングホイール
  • e:HEV PLaY専用エクステリア
  • 日産キックスのフロント燃費性能の高いパワートレインe-POWERを搭載するキックスはヴェゼルの強力なライバル
  • 斜め後ろから見た日産キックスキックスのリヤ

e:HEV Zとe:HEV Z PLaYパッケージでは、フロントウインカーに流れるLEDのシーケンシャルターンシグナルランプが標準となり、ほかのグレードとは一味違う表情になります。

エントリー寄りのグレードで見るとライバルはトヨタ ヤリスクロスや日産 キックス、マツダ CX-30あたりですが、上位のPLaYパッケージやe:HEV RS、そして新設定のe:HEV TRAIL SPORTまで見ると、トヨタ RAV4やハリアーも視野に入る価格帯となっています。

ヴェゼル

2代目ヴェゼル発売前の情報まとめ

ここからは、2021年に発売された2代目ヴェゼルについて、発売前にささやかれていた情報を振り返ります。
初代ヴェゼルは発売から3年連続でSUV販売台数No.1に輝くなど、ホンダを支える中心モデルへと成長しました。

2代目も発売前から大きな注目を集め、さまざまな噂やリーク情報が飛び交いました。ガソリンターボの設定や初代からのサイズアップなど、当時語られていた事前情報を紹介します。

ヴェゼルのモデルチェンジ後の画像と動画をオンラインで初公開

2021年2月18日には、ヴェゼルのワールドプレミアイベントがオンラインで開催されました。

2021年2月に公開されたヴェゼルのエクステリアヴェゼルの外観画像

2代目へのモデルチェンジでは、デザインが全面的に刷新されました。とりわけエクステリアは、クーペのような流麗さを備え、これまでのヴェゼルにはない新鮮な印象へと変わっています。

2021年2月に公開されたヴェゼルのインテリアヴェゼルの内装画像

発売は2021年4月23日で、公開時点ですでに販売店での情報提供も始まっていました。
ホンダアクセスからは、アーバンスタイルとカジュアルスタイルの純正アクセサリーも公開されています。

ヴェゼルのフルモデルチェンジ発表は2021年2月18日 発売日は2021年4月23日

2021年1月に公開されたヴェゼルのティザーイメージ2021年1月18日に公開されたヴェゼルのティザーイメージ

ヴェゼルは2021年2月18日に2代目へのフルモデルチェンジを発表し、発売は同年4月23日に行われました。

2021年1月18日には特設サイトがオープンし、同日には公式Youtubeチャンネルでの世界初公開の予告や、公式SNSアカウントの開設も告知されています。

2代目は新開発のプラットフォーム・コンポーネントを採用しました。パワートレインは1.5Lの直列4気筒エンジンと、同エンジンに2基のモーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせた1.5Lのe:HEVを設定。駆動方式はFFに加えて4WDも用意され、ガソリン車のトランスミッションはCVTを採用しています。
発売前には「大幅にサイズアップする」との噂もありましたが、実際に登場したモデルは初代とほぼ変わらないボディサイズにおさまりました。パワーバックドアやシーケンシャルターンランプの採用など、事前情報どおりに実現した装備も多く見られます。

グレード構成は事前情報のとおり、ガソリンの「G」とe:HEVの「X」「Z」「PLaY」の4本立てで、PLaYが全部入りの最上級という位置づけでした。ティザーで見えていたガラスサンルーフやビルトインツィーターは、そのままPLaYの装備として実現しています。

ヴェゼルのライバルはコスパ抜群のカローラクロス・商品力の高いヤリスクロス・割り切ったグレード展開が魅力のWR-V

ヴェゼルは、ボディ同色グリルを他車に先駆けて取り入れた先進的なエクステリアが持ち味のコンパクトSUVです。
主なライバルは、ハイブリッド専用となったトヨタ カローラクロス、まとまりの良いパッケージングが魅力のヤリスクロス、インドから逆輸入される精悍なスタイルのWR-Vといったところです。

カローラクロスは2025年の大幅改良でコストパフォーマンスを高めたハイブリッド専用コンパクトSUV

カローラクロスはトヨタのコンパクトSUVで、ヤリスクロスとRAV4の中間サイズにあたり、ヴェゼルより一回り大きめです。
2025年の大幅改良ではヴェゼルと同様のボディ同色グリルを採用し、純ガソリンモデルを廃止してハイブリッド専用となりました。
エントリーと中間グレードで改良前後の価格を据え置くなど高いコストパフォーマンスが話題になり、スポーツグレードのGRスポーツも加わるなど勢いのあるモデルです。ヴェゼルがガソリンGを残したのとは対照的な判断で、両車の性格の違いが表れています。

ヤリスクロスは安全装備など優秀な基本パッケージを持つ商品力の高いSUV

ヤリスクロスもトヨタのコンパクトSUVで、カローラクロスやヴェゼルよりも小さいサイズ感です。
コンパクトながら予防安全装備トヨタセーフティセンスは最新世代で、豊富な2トーンカラーを設定するなど個性を打ち出しています。
基本装備・安全性能・走行性能を高い水準で備えつつ、ガソリンモデルを残して戦略的な価格を付けるなど、商品力の高さが光るモデルです。

WR-Vは2024年に発売したホンダのエントリーSUVで直線的なスタイルが特徴

WR-Vは2024年に、インド市場のエレベイトを逆輸入する形で登場したモデルです。ハイブリッドe:HEVを設定せず、2WD+純ガソリンのみに割り切ることで価格を抑えているのが特徴です。
直線基調の精悍なエクステリアに加え、日本導入時に見直されたインテリアの質感も見どころです。
予防安全装備ホンダセンシングは全グレード標準で、ドライバーをしっかり支えます。
全長・全幅はヴェゼルと同等ながら、全高はヴェゼルより高く、エントリーSUVでありながら存在感があります。なお、ヴェゼルがガソリンGの4WDを継続することから、WR-Vへの4WD追加は当面ないという見方も出ています。

世界戦略車SUV ヴェゼルのモデルチェンジ遍歴

ヴェゼルはホンダのコンパクトSUVで、海外では「HR-V」の名で展開される世界戦略車です。SUVにミニバンやクーペの要素を融合したモデルとして開発されました。

ヴェゼル初代 RU1/2/3/4型(2013年~2021年)

2013年12月、初代ヴェゼルが発売されました。ガソリン車に「G」「X」「S」、ハイブリッド車に「HYBRID」「HYBRID X」「HYBRID X・Lパッケージ」「HYBRID Z」を設定。2014年10月には広汽ホンダが中国での販売を開始しています。
2015年4月の一部改良で快適装備を充実させ、ガソリン「X」に4WDを追加。9月には特別仕様車「スタイルエディション」(HYBRID X/HYBRID Z)を発売しました。
2016年2月の一部改良では「RS」を追加。2017年7月にも特別仕様車「スタイルエディション」を設定しています。
2018年2月にマイナーチェンジを実施。2019年1月にはターボの「TOURING・Honda SENSING」を追加し、11月にはコンプリートカー「Modulo X」に「TOURING Modulo X」「HYBRID Modulo X」が加わりました。
2021年3月、2代目への切り替えにともない生産を終了しました。

ヴェゼル 2代目 RV3/4/5/6型(2021年~)

2021年4月、フルモデルチェンジで2代目へ移行しました。グレードはガソリンの「G」、ハイブリッドの「e:HEV X」「e:HEV Z」「e:HEV PLaY」で構成されています。2022年8月には「e:HEV Z」のボディカラーを一部変更しました。
2024年4月26日には初のマイナーチェンジ(グランドコンセプト「EXPAND YOUR LIFE」)を実施。フロントまわりを刷新し、リアコンビランプをオールLED化、安全装備にトラフィックジャムアシストなどを追加しました。アウトドア志向の「e:HEV X HuNTパッケージ」を新設し、従来のPLaYは「e:HEV Z PLaYパッケージ」へと整理、ガソリンGは4WDのみの継続となりました。
2025年10月2日には一部改良でメーカーオプションを拡充し、10月24日にはスポーツグレード「e:HEV RS」(コンセプト「URBAN SPORT VEZEL」)を追加。専用ローダウンサスペンションで全高を1,545mmに抑え、RSでは初の4WDも設定しています。
2026年10月下旬には2027年モデルとなる一部改良を予定。新グレード「e:HEV TRAIL SPORT」を日本初設定する一方でHuNTパッケージを廃止し、e:HEV RSとTRAIL SPORTには「Honda S+ SHIFT」を標準装備します。次期3代目の登場は2028年以降が有力視されています。

ヴェゼルのモデルチェンジ遍歴
ヴェゼルのモデル 販売年表
初代 RU1/2/3/4型 2013年~2021年
2代目 RV3/4/5/6型 2021年~(3代目は2028年以降が有力)