新型ランドクルーザー300系は2021年に登場する可能性がある
トヨタの新型ランドクルーザー300系が、2021年4月に発表されると噂されています。
ランドクルーザーと言えば「陸の王者」と評され世界中でファンがいるクロカン四駆です。またランクルはトヨタ史上、最も長い歴史を持つ日本を代表する車でもあります。
2007年にランドクルーザーの200系が販売されてから10年になり、近々300系へモデルチェンジするという情報が飛び交っていましたが、2021年以降ついに300系のランドクルーザーを見ることができるかもしれません。
ランクル200のオーダーをストップするディーラーも 300系の投入は2021年で確定か
ランクル200のオーダーをストップしているディーラーがあり、2021年の発売が噂される300系の投入が現実味を帯びてきました。 販売店ではすでにランクル300の生産開始、および販売スケジュールのお知らせの連絡を受けている所もあるようで、2021年の発売が期待できるのではないでしょうか。
パワートレインには3.3Lのディーゼルターボ、3.5LのV型6気筒ガソリンターボ、THSではない新開発のハイブリッドシステムを発売から遅れて採用するという噂があり、エクステリアにはオンロード仕様とオフロード仕様の2つのグレードがあるという情報もあります。
現行のランドクルーザー200系の販売は2021年3月末までという情報があり、これが確かなものであれば、新型ランドクルーザー300系の発売は2021年4月以降になると考えます。
次期型ランクルに新開発のハイブリッドエンジン「I-Force Max」を搭載か<POINT>
トヨタが「自働車とその構造部品」として「I-Force Max」を商標登録したことが明らかとなりました。
I-Force Maxは「I-Force」の後継エンジンで、タンドラやセコイアなどに搭載。もともとは4.7L V型8気筒エンジンでしたが、2007年には5.7L V型8気筒へアップデートし、最高出力381ps、最大トルク544Nmに到達しています。
I-Force Maxは3.5L V型6気筒ツインターボエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドの可能性が高く、次期型タンドラやトヨタ・ランドクルーザーに採用されると考えられます。
新型ランドクルーザーはTNGAのラダーフレームを採用予定?<POINT>
新型ランドクルーザーは、ラダーフレーム構造である点は変わらないものの、トヨタの新プラットフォーム「TNGA」技術で剛性を維持しながら軽量化したラダーフレームを歴代モデルで初採用する可能性が高いでしょう。また、トヨタの予防安技術「トヨタセーフティセンス」の最新版を搭載する可能性もあります。
次期型ランドクルーザーにディーゼルハイブリッドモデルを設定か<POINT>
トヨタ・ランドクルーザーが次期型に移行する際、ディーゼルハイブリッドシステムを導入するという説が有力になっています。オーストラリア市場における大型SUVのディーゼルモデル需要は高く、トヨタオーストラリアの幹部もその可能性について言及しているとのことです。
トヨタは2025年までに電動車両550万台を普及するという目標を掲げています。ランドクルーザーだけでなく、プラドやフォーチュナー、ハイラックスなどの車種にもハイブリッドモデルが設定されるとの情報があります。
海外ニュースサイトがランクル300系の予想レンダリングを公開!<POINT>
海外メディアサイトにより、新型ランドクルーザー(300系)の予想レンダリングが公開されました。
ランクル300系はフラットなフロントグリルが特徴
レクサスで採用する3眼ヘッドライトにシーケンシャルターンランプを採用してシャープな印象に
レンダリングイメージから新型ランドクルーザーのエクステリアデザインをチェックしてみると、現行型の200系を踏襲したフロントエンドに、3本のフラットバーから構成されるグリルがデザインされています。下部にはU型のグリルを配置し、より精悍な顔つきに。デイタイムランニングライトはシームレスタイプのものを搭載します。また、ハリアーやC-HRに採用される流れるウィンカー(シーケンシャルウィンカー)を、ランクルにも採用する可能性が高いでしょう。
リヤデザインはアグレッシブなフロントマスクと比べると大人しめな印象です。
新型ランドクルーザー300系と予想されるエクステリア
ランドクルーザー300系の予想エクステリアでは、現在販売されているランクル200系を踏襲したオフロード感の強いエクステリアになっています。
特徴的なのがフロント周りで、ヘッドライトの端に角度が付き、ランドクルーザープラドを彷彿させるヘッドライトに変更されています。
直線基調のグリルは先代のランクル200系を引き継いでいますが、300系の予想デザインでは幅が狭くなりスッキリした印象に変化しています。
また、ドアハンドルはレンジローバー ヴェラールやテスラ モデルXなどに採用されているフラッシュハンドル(格納式のドアハンドル)になり先進性を感じます。
新型ランドクルーザー300系の予想スペックも紹介します。全長、全幅は現行のランドクルーザー200系と同じですが全高が高くなると予想されています。ランクル200系ZXの燃費と比較すると性能もJC08モード燃費で2.2km/L改善すると考えられています。
ランクル300系 | ランクル200系 | |
---|---|---|
全長 | 4,950mm | 4,950mm |
全幅 | 1,980mm | 1,980mm |
全高 | 1,920mm | 1,870mm |
ホイールベース | 2,850mm | 2,850mm |
パワーユニット | V6DOHC | V8DOHC |
総排気量 | 3.444cc | 4.608cc |
最高出力 | 422ps/6,000rpm | 234ps/5,600rpm |
最大トルク | 61.2kgm/1,600-4,800rpm | 46.9kgm/3,400rpm |
トランスミッション | 6AT | 6AT |
JC08モード燃費 | 8.9km/L(200系は6.7km/L) | 6.7km/L |
価格 | 5,500,000円~7,500,000円 | 4,826,800円~6,974,000円 |
1998年に登場したランドクルーザー100系
2007年に登場した現行のランドクルーザー200系
リークされたのはランクル300系の予想デザインなので実際に発表される新型300系はどのようなデザインになるのか、200系からの進化も含めて今後の続報に期待しましょう。
ランクル300系のパワートレインはV8を廃止してハイブリッドモデルを追加!ディーゼルエンジンも追加される可能性も
現行のランドクルーザーはガソリンモデルのみのラインナップですが、300系へのフルモデルチェンジのタイミングでパワートレインを一新しディーゼルモデルを追加する可能性があります。
海外で販売されているランドクルーザーには4.5L V型8気筒DOHC32エンジンを採用したディーゼルモデルがあるため、いつか日本でも発売されるのではないかと言われてきました。
しかし発売がないまま300系を迎えることになり、世界で販売されているディーゼルモデルを日本でも同様に販売するのではないかと言われています。
この他にも北米で販売されている5.7L V型8気筒DOHC32のガソリンエンジンの追加も噂されているので、300系のパワートレインには大きな変化がみられるでしょう。
また新型ランクル300系の新たなパワートレインとして、200系に搭載されているV8エンジンを廃止してレクサスLSに採用している「3.5L V6DOHCツインターボエンジン」と10速AT、さらに同じ「3.5L V6DOHCツインターボエンジン+ハイブリッド」を組み合わせたマルチステージハイブリッドの2つのパワートレインがラインアップされると考えます。
フルモデルチェンジ後の300系はラダーフレームが独自の進化を遂げる
現行の200系ランドクルーザーには伝統的なラダーフレーム構造が採用されています。これはボディとはしご上のフレームを切り離した構造のことを言います。
ラダーフレーム構造は路面から大きな衝撃を受けた場合でも、ボディのゆがみを抑えるため本格的なオフロード走行に適しています。
現在日本で販売している車ではトヨタのランドクルーザー、ランドクルーザー プラド、スズキのジムニーの3車種しか採用していない貴重な構造となっています。
新型ランドクルーザー300系にはラダーフレームを独自に進化させた、軽量化と衝突安全性を高い次元で両立する次世代のラダーフレーム構造を採用する可能性があります。
トヨタは新たなプラットフォームTNGAを全ての車種に採用すると発表していますが、ランドクルーザーにもTNGAが進化した新たなフレーム構造が採用されるかもしれません。
新型ランドクルーザーは2019年10月の東京モーターショーの出展が期待されたが登場せず
2019年の東京モーターショーで新型ランドクルーザーは発表されなかった
新型ランドクルーザー300系がこれまでのV8エンジンを廃止し、V6ツインターボを搭載するとの情報があります。2019年10月に行われた東京モーターショーで世界初公開される噂もありましたが、発表はありませんでした。
新型ランクルはV8エンジンからV6ツインターボエンジンにダウンサイジングすることで、環境規制の基準にマッチさせ、軽量化やエンジン効率をアップ、トランスミッションはこれまでと同じ6速ATになるようです。
V型6気筒エンジンやV型6気筒ディーゼルターボエンジン+電気モーターと組み合わせたハイブリッドモデルも登場すると噂されているため、パワフルな加速も楽しめるモデルになるでしょう。
300系ランドクルーザーの登場が噂されたフランクフルトモーターショー2017
2015年のフランクフルトモーターショー
2年に1度開催される世界最大規模のモーターショーがドイツのフランクフルトモーターショーです。1897年から開催されている伝統的なモーターショーで待望のランドクルーザー300系が登場すると噂されていました。
ランドクルーザーの300系が登場するという噂の出どころは欧州トヨタの発表です。今回開催されるドイツのフランクフルトではランドクルーザーと言えばプラドを指すため、プラドのマイナーチェンジの発表をランクル300系の発表と勘違いした誤報ということになります。
このフランクフルトモーターショーではメルセデス・ベンツやアウディ、BMWなど名だたる自動車メーカーがフラッグシップモデルを披露している場でもあるので、例にもれずトヨタの最上級SUVのランドクルーザー300系も披露されるのではないかという噂もありました。
今回自動車の本場ドイツで待望の新型ランドクルーザー300系を発表は見送られましたが、今後の発表をめぐり自動車メーカーや世界中のファンから注目を集めました。
200系(現行モデル)のランドクルーザーのスペックを紹介
新型ランドクルーザーが300系に進化するにあたり、現在販売されている現行のランドクルーザーのスペックを確認しましょう。
300系はフレーム構造が進化すると見られるので、現行ランドクルーザーと比較するとサイズも変化する可能性があります。
全長 | 4,950mm |
---|---|
全幅 | 1,980mm |
全高 | 1,870mm |
室内長 | 2,690mm |
室内幅 | 1,640mm |
室内高 | 1,170mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | 2,690kg |
最低地上高 | 225mm |
最小回転半径 | 5.9m |
エンジン | V型8気筒DOHC |
総排気量 | 4.608L |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
JC08モード燃費 | 6.7km/L |
乗車定員 | 8名 |
価格 | 6,847,200円~ |
グレード | 販売価格 |
---|---|
GX | 4,739,040円~ |
AX | 5,151,600円~ |
AX Gセレクション | 5,870,880円~ |
ZX | 6,847,200円~ |
フルモデルチェンジが間近に迫る現行モデルの200系ランドクルーザーの画像5枚
ランドクルーザー200系(後期)
ランドクルーザー200系
ランドクルーザー200系
ランドクルーザー200系
ランドクルーザー200系
LAND-CRUISER AX Gセレクション
補助ミラー(キノコミラー)がついていないが、純正ナビでフロント・サイドにカメラを搭載するとミラーが無くなる。
LAND-CRUISER AX Gセレクション
LAND-CRUISER AX Gセレクション
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新型300系ランドクルーザーのモデルチェンジに世界が注目している
日本が誇る世界の最上級SUVとして君臨するランドクルーザーは世界中のファンが注目しています。故障が少ない信頼のジャパンブランドとして近年は中東やアフリカ地域で大注目されている車種でもあります。
200系の登場から10年を経て、待望の300系へフルモデルチェンジをめぐり世界中の注目が集まっていて、300系にはスポーツモデルのGRスポーツが設定されるという噂もあります。
発表が期待されたフランクフルトモーターショー2017、2019年に開催の東京モーターショーでは発表されませんでしたが、新型ランドクルーザー300系が次のモーターショーで登場するかもしれません。今後の動向に期待しましょう!