オデッセイのフルモデルチェンジを予想!歴代モデルの周期から探る上級ミニバンの行方
オデッセイは3列シートを備えた7人乗りのミニバンで初代から4代目までは前後ともヒンジドアのロールーフミニバンとして発売され2013年からの5代目はリアドアに両側スライドドアを採用したハイルーフミニバンとして生まれ変わっています。
2018年の時点でモデルチェンジから4年が経過しており、そろそろモデルチェンジの時期ではないかという噂が飛び交っています。そこで、初代から5代目までのモデルチェンジ・マイナーチェンジ周期を見ながら、6代目オデッセイのフルモデルチェンジ時期を予想していきましょう。
オデッセイが日本市場を撤退するという噂がある
オデッセイが海外専売車になる可能性があるようです。オデッセイが位置するプレミアムミニバンのクラスには、トヨタのアルファードやヴェルファイアがあり、市場をほぼ独占している状態にあります。
オデッセイは2020年11月5日にビッグマイナーチェンジを行いましたが、トヨタの両ミニバンに販売台数は敵わないことから、日本市場撤退の噂が広がっているようです。主戦場の海外では販売台数も好調なので、オデッセイは今後海外に力を注ぐことになるかもしれません。
歴代モデルはマイナーチェンジから2年後に全体では5年周期でモデルチェンジしていることが多い
2022年にフルモデルチェンジが予想される次期オデッセイは北米版に近いエクステリアになると考えられる
オデッセイは初代モデルが1994年に発売され20年以上の歴史がある車種です。初代モデルは3列シートを備えたミニバンだが、ロールーフで前後ともヒンジドアという異彩を放つスタイリングで大ヒットを飛ばした車種です。
「ミニバンにはスライドドア」が常識だったスタイリングを大幅に変えたオデッセイは、4代目までそのスタイルを貫き2013年からはエリシオンの意志を継ぐように両側スライドドアを装備したハイルーフミニバンへとフルモデルチェンジしました。
1994年10月 | 初代オデッセイ発売 |
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1997年8月(2年10ヶ月) | マイナーチェンジで後期型へ |
1999年12月(2年4ヶ月) | 2代目オデッセイ発売 |
2001年11月(1年11ヶ月) | マイナーチェンジで後期型へ |
2003年10月(1年11ヶ月) | 3代目オデッセイ発売 |
2006年4月(2年6ヶ月) | マイナーチェンジで後期型へ |
2008年10月(2年6ヶ月) | 4代目オデッセイ発売 |
2011年10月(3年) | マイナーチェンジで後期型へ |
2013年11月(2年1ヶ月) | 5代目オデッセイ発売 |
2017年11月(4年) | マイナーチェンジで後期型へ |
2022年(5年) | 6代目オデッセイ発売? |
代替わりする周期は4年・3年10ヶ月・5年・5年1ヶ月と、およそ4年から5年の間に行われていて、後期型からモデルチェンジまでは、2年4ヶ月・1年11ヶ月・2年6ヶ月・2年1ヶ月と、およそ2年後に行われています。
この法則を5代目オデッセイに当てはめると、6代目へのフルモデルチェンジは2022年になるのではないかと考えられます。
モデル周期を照らし合わせた6代目の販売時期
- モデルチェンジ周期(4年から5年):2018年11月
- マイナーチェンジ周期(約4年):2022年
エクステリアはキープコンセプトでアルファードやエルグランドのようなハイルーフミニバンに
5代目となったオデッセイは、後部ドアに両側スライドドアを装備しオデッセイ発売と同時に販売終了したエリシオンの後継モデルとなる形になりました。SUVやハイルーフミニバンが流行っている日本では、ロールーフミニバンの需要は少なくなってきていて、オデッセイが再びロールーフになる可能性はほとんどないでしょう。
ボディサイズは拡大しても少しばかりで、北米版のオデッセイであるラグレイト並みになるとは考えられません。全長4,850mm・全幅1,820mm・全高1,680mmの3ナンバーサイズで、長く大きくなっても2cmくらいの幅に収まるでしょう。
エクステリアのほかに顔つきもそのままになると考えられ、ステップワゴンスパーダのように導光タイプのポジションライトなどが装備されると予想します。
安全装備も引き続き装備して視界も高いので安心感のある運転フィーリング
安全装備のホンダセンシング(Honda SENSING)はもちろんのこと、ハイルーフミニバンになったことによる視界の高さも相まってとても運転しやすい車となっています。ハイブリッド車のみに搭載されている渋滞追従機能付きのクルーズコントロールは、ガソリン車にも拡充されるものと考えられより安全で安心感のあるファミリーカーとなるでしょう。
予防安全パッケージのホンダセンシングは、自動ブレーキのほかに誤発進抑制機能や歩行者事故低減ステアリングなど、事故を防ぐ・被害を軽減する機能や、渋滞追従機能のついたクルーズコントロールなど快適に運転できる装備がパッケージングされたものです。
以前のオデッセイはロールーフでコンパクトカーやセダンなどの乗用車と同じ目線でしたが、ハイルーフミニバンになったことによりSUVやハイトールワゴンなどと同等の目線を手に入れ、上から見下ろすように運転できるので視界も広く隅々まで確認しながらドライブすることができます。
ライバル車となったトヨタ・エスティマのモデルチェンジ時期に合わせてくるかもしれない
トヨタのロングセラーミニバンといえばエスティマで、初代は1990年に発売されています。しかしエスティマはモデルチェンジを控えているという噂もありながら2019年に廃止されました。
5代目となったオデッセイはハイルーフミニバンとなりハイブリッドエンジンも手に入れ、トヨタのエスティマとコンセプト・スペックともにライバル車となっています。エスティマは2022年頃にガソリンエンジンを廃止しハイブリッド専用と、水素を使った燃料電池車(FCV)の2本立てのラインナップになり復活するのではないかと予想されています。
そのエスティマのフルモデルチェンジ時期に合わせてホンダのオデッセイもフルモデルチェンジを発表・販売するのではないかと考えられ、6代目オデッセイの発売は2022年になるかもしれません。
モデルチェンジ後の6代目オデッセイはハイルーフミニバンをキープして北米オデッセイ寄りのデザインか
高級セダンのアコードやスポーツタイプのシビックなど、海外で先行発売されている車種が日本仕様でモデルチェンジするなど日本では少し遅れて導入することが多く、日本仕様の6代目オデッセイも北米仕様のオデッセイ寄りのデザインになるのではないかと予想されています。
フルモデルチェンジ時期は2022年になると予想します。
予防安全パッケージのホンダセンシング(Honda SENSING)を搭載し、視点も高く運転しやすいオデッセイは、安心して家族を乗せてドライブできる車となります。