1990年代のトヨタの車種一覧
バブル期の名残のあった1990年代前半には高級車も隆盛でしたが、少しずつ下火に。代わりにミニバンブームが訪れます。また、RAV4のヒットをきっかけに、クロスオーバーSUVというジャンルが確立されていきます。
項目 | 説明 |
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モデル名 | セルシオ |
発売期間 | 1989年~2006年 |
海外名 | レクサスLS(4代目以降は日本でも同名で販売) |
車種分類 | 高級セダン |
特徴 | 室内の振動と騒音の遮断に特にこだわり |
国内での評価 | クラウンを超える高級車として人気、バブル景気とともに注目 |
ランドクルーザー プラド(1990~)
通称プラド。高い悪路走破性を持ち、オンロードでも安定した走りができるSUV車。現行型は2009年の4代目150系だが、ランドクルーザーの派生車種(ライト系)として初登場した初代70系の人気も高い。欧州では3代目120系、4代目150系ともに「ランドクルーザー」として販売。
項目 | 内容 |
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車種名 | ランドクルーザー プラド |
販売開始 | 1990年~現在 |
特徴 | 高い悪路走破性とオンロードの安定走行を両立したSUV |
現行型 | 4代目150系(2009年~) |
初代 | 70系。初登場から高い人気を誇る |
海外販売名 | 欧州では3代目120系、4代目150系ともに「ランドクルーザー」として販売 |
通称 | プラド |
派生 | ランドクルーザーのライト系派生車種 |
エスティマ(1990~2019)
トヨタを代表する大型ミニバンで、ファミリーカーとして人気を博す。丸みを帯びたボディラインは「天才タマゴ」というキャッチとともに話題に。2019年10月生産終了し、約30年の歴史に幕。
項目 | 内容 |
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車種名 | エスティマ |
販売期間 | 1990年~2019年 |
特徴 | トヨタを代表する大型ミニバンでファミリーカーとして人気 |
デザイン | 丸みを帯びたボディラインが「天才タマゴ」として話題に |
終了時期 | 2019年10月に生産終了 |
歴史 | 約30年の歴史を持つモデル |
セラ(1990~1994)
上半分がガラス張りで「車内が丸見え」という感想を抱いてしまうクーペ。夏は日差しがツライ。東京モーターショーに出展した車をほぼそのまま市販化した、トヨタ屈指の珍車・謎車として有名。高い技術と、豊富な資金があったからこそできたのは間違いない。
項目 | 内容 |
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車種名 | セラ |
販売期間 | 1990年~1994年 |
特徴 | 上半分がガラス張りで車内が丸見えのクーペ |
問題点 | 夏は日差しが強くて辛い |
経緯 | 東京モーターショー出展車をほぼそのまま市販化 |
評価 | トヨタ屈指の珍車・謎車。高い技術力と資金が背景にある |
サイノス(1991~1999)
コンパクトな2ドアクーペで、ターセルやコルサなどのセダンを基本ベースに作られている。北米ではパセオの名前で販売され、若い女性がターゲット。確かに女の人がカジュアルに乗っていたらかっこいい。
項目 | 内容 |
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車種名 | サイノス |
販売期間 | 1991年~1999年 |
車種タイプ | コンパクトな2ドアクーペ |
ベース車 | ターセル、コルサなどのセダン |
海外名 | 北米ではパセオ |
ターゲット | 若い女性 |
特徴 | カジュアルに乗る女性に似合うスタイリッシュなデザイン |
ウィンダム(1991~2006)
レクサスESとして海外では販売されていた高級セダン。2006年MCV30型の販売終了にともない、日本では取り扱いがなかったが、2018年10月からレクサス新型ES(かつてのウィンダム)が日本市場に投入され予想以上の受注数となっている。
車名 | ウィンダム |
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販売期間 | 1991年~2006年 |
海外での名称 | レクサスES |
特徴 | 高級セダンとして登場し、静粛性や乗り心地の良さが評価された |
最終モデル | MCV30型(2006年に販売終了) |
日本市場への再登場 | 2018年10月にレクサス新型ESとして再び投入され、高い受注を記録 |
クラウン マジェスタ(1991~2018)
「マジェスタ」と呼ばれることも多い。クラウンとセルシオ(レクサスLS)の中間に位置する高級セダン。2018年に6代目をもって販売が終了し、一方でクラウンは15回目のフルモデルチェンジ。グレードが更に細かくなり、マジェスタの受け皿となった。
車名 | クラウン マジェスタ |
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販売期間 | 1991年~2018年 |
通称 | 「マジェスタ」として親しまれた |
車格の位置づけ | クラウンとセルシオ(レクサスLS)の中間に位置する高級セダン |
最終モデル | 6代目(2018年に販売終了) |
その後の展開 | クラウンが15代目でフルモデルチェンジされ、マジェスタの役割を引き継ぐ形に |
アリスト(1991~2005)
別名レクサス GS。アリストは「国内最速セダン」と呼ばれたほどのスポーツセダンで、走りを楽しむオーナーが多い。初代140系はスープラに先駆けて直6 3.0Lツインターボ2JZ-GTEエンジンを搭載していた。
車名 | アリスト |
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販売期間 | 1991年~2005年 |
海外名 | レクサス GS |
車種分類 | 高性能スポーツセダン |
評価 | 「国内最速セダン」と称され、走りを重視するユーザーに人気 |
初代モデルの特徴 | 140系はスープラに先駆けて2JZ-GTE型 直6 3.0Lツインターボエンジンを搭載 |
セプター(1992~1996)
アメリカで製造していたカムリを日本向けにして逆輸入したトヨタ車。セダン・クーペ・ステーションワゴンがある。セダン・クーペの売上は最低だったが、ステーションワゴンのみ堅実に売り上げていた。格納式のシートにより7人が乗れるのは良い。
車名 | セプター |
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販売期間 | 1992年~1996年 |
特徴 | 北米製のカムリを日本市場向けに逆輸入したモデル |
ボディタイプ | セダン・クーペ・ステーションワゴンの3種類 |
販売傾向 | セダン・クーペは不振だったが、ワゴンは堅調な売上を記録 |
ステーションワゴンの特徴 | 格納式シートにより最大7人乗車が可能で、実用性が高かった |
スプリンターマリノ(1992~1998)
スプリンターシリーズとして最後に登場したハードトップで、カローラセレスの姉妹車。カリーナEDによるピラーレスハードトップ人気を受けて発売されたが、既にブームは下火。カリーナEDでも指摘されていた居住性の悪さばかりが取り上げられる結果となった。
車名 | スプリンターマリノ |
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販売期間 | 1992年~1998年 |
車種分類 | スプリンターシリーズ最後のハードトップモデル |
姉妹車 | カローラセレス |
背景 | カリーナEDの影響でピラーレスハードトップ人気に乗じて登場 |
評価 | 既にブームが下火で、居住性の悪さが主に批判された |
カローラセレス(1992~1998)
4ドアハードトップとして人気を博したカリーナEDを追う形で販売。スプリンターマリノのとはよく似た姉妹車である。バブル崩壊、その後のミニバン&SUVブームの到来により存在感を示せず、1代で販売終了となった。
車名 | カローラセレス |
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販売期間 | 1992年~1998年 |
特徴 | 4ドアハードトップとして販売されたカローラシリーズの派生モデル |
姉妹車 | スプリンターマリノ |
登場の背景 | カリーナEDの人気を受けて投入されたハードトップ |
販売終了の理由 | バブル崩壊とミニバン・SUV人気に押され、存在感を失い1代で終了 |
カルディナ(1992~2007)
スバルのレガシィを意識して開発したステーションワゴンとライトバン。レガシィの人気を奪うほどではなかったが、堅実に売れた車。バンはカスタムカーとしても人気があった。イギリスではT190系まではカリーナE、T210系以降アベンシスの名前で販売されている。
車名 | カルディナ |
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販売期間 | 1992年~2007年 |
車種分類 | ステーションワゴンおよびライトバン |
開発の背景 | スバル・レガシィに対抗して開発された |
販売実績 | レガシィほどの人気にはならなかったが、堅実に売れた |
バンの特徴 | 商用だけでなく、カスタムベースとしても人気があった |
海外名 | イギリスではT190系まで「カリーナE」、T210系以降は「アベンシス」として販売 |
カレン(1994~1998)
6代目セリカの姉妹車だが、T200型のみ1台で姿を消したノッチバッククーペ。販売期間はわずか4年。エンジンをはじめプラットフォームはほぼセリカといっていいもので、セリカより大人しめでエレガントなデザインが特徴。
車名 | カレン |
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販売期間 | 1994年~1998年 |
車種分類 | ノッチバッククーペ |
ベース車両 | 6代目セリカ(T200型)の姉妹車 |
特徴 | セリカよりも落ち着いた、エレガントなデザインが採用された |
メカニズム | エンジンやプラットフォームはセリカとほぼ共通 |
販売実績 | T200型1代のみで販売終了。販売期間は4年と短命だった |
RAV4(1994年~)
日本初のモノコック構造のSUV、RAV4の成功によりクロスオーバーSUVというジャンルが本格的に開拓されたともいえる。モデルチェンジの度に大型になり、4代目は日本では販売されていなかったが、2019年4月、5代目が復活販売された。
車名 | RAV4 |
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販売開始 | 1994年~(現行モデルあり) |
構造の特徴 | 日本初のモノコック構造を採用したSUV |
ジャンルへの影響 | クロスオーバーSUVというジャンルを本格的に切り開いた存在 |
モデル変遷 | 世代を重ねるごとに車体サイズが大型化 |
販売動向 | 4代目は日本未販売だったが、5代目が2019年4月に日本市場に再投入された |
グランビア(1995~2002)
8人乗りのミニバンで全長・全幅はエスティマとほぼ同じだが、全高が15cmほど高く、開放感がある。当時はトヨタ1番のワンボックスとして熱心な宣伝活動を行ったが、1997年に日産・エルグランドの登場以来、販売は苦戦した。
車名 | グランビア |
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販売期間 | 1995年~2002年 |
車種分類 | 8人乗りミニバン |
サイズ | エスティマとほぼ同じ全長・全幅だが、全高は約15cm高い |
特徴 | 高い全高による開放感が魅力 |
販売状況 | 日産エルグランド登場以降、販売は苦戦した |
クラウンコンフォート(1995~2018)
クラウンセダンの兄弟車だが、コンフォートはほぼタクシー専用の商用車。5ナンバーの古き良き日本のセダンといった印象。ただし、ベースになったのはクラウンではなく、マークⅡ。クラウンセダンは一般での購入も可能だが、コンフォートは難しい。
車名 | クラウンコンフォート |
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販売期間 | 1995年~2018年 |
関係車種 | クラウンセダンの兄弟車だが、実際のベースはマークⅡ |
用途 | 主にタクシー専用の商用車として使われた |
特徴 | 5ナンバーの伝統的な日本のセダンスタイルを維持 |
一般販売 | クラウンセダンは一般購入可能だが、コンフォートは難しい |
クラシック(1996年)
トヨタ初の乗用車AA型をモデルに開発した限定100台の記念車。販売価格は800万円だが、長崎のハウステンボスなどのテーマパークなどが購入した例もある。手作業の工程も多く、のちに廉価版のTCピックアップも受注生産された。
車名 | クラシック |
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販売年 | 1996年(限定販売) |
概要 | トヨタ初の乗用車AA型を再現した限定100台の記念車 |
価格 | 約800万円 |
購入例 | 長崎ハウステンボスなどのテーマパークが所有 |
生産特徴 | 手作業工程が多く、後に廉価版のTCピックアップも受注生産 |
イプサム(1996~2009)
ミニバンブームのなか販売した初代イプサムは予想以上の売り上げを誇ったが、ブームゆえに他社も競合車種を続々投入。人気車種にはあと一歩届かなかった模様。2代目で高級化を図るも、エコカー減税の対象にならないため生産終了。
車名 | イプサム |
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販売期間 | 1996年~2009年 |
車種分類 | ミニバン |
初代の特徴 | ミニバンブームの中、予想以上の売上を記録 |
競合状況 | 他社の競合車種が続々登場し、人気車種には及ばなかった |
2代目の方針と終了理由 | 高級化を図ったが、エコカー減税対象外で生産終了 |
ラウム(1997~2011)
1500ccのコンパクトカーで、後ろがスライドドアという当時として画期的な車。子育て世帯はもちろん、乗り降りしやすく、介護の現場でも活躍した。2011年に販売終了したが、後継となるスライドドアのポルテとスペイドが誕生し、ほっとした人も多いはず。
車名 | ラウム |
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販売期間 | 1997年~2011年 |
車種分類 | 1500ccコンパクトカー |
特徴 | 後部にスライドドアを採用し、乗降しやすい設計 |
利用層 | 子育て世帯や介護現場での利用に適していた |
販売終了後 | 後継車としてポルテとスペイドが登場し好評を博した |
ハイエース レジアス(1997~2002)
ハイエースをベースに、グランビアより一回り小さいサイズのファミリーカーとして誕生。取り回しやすいサイズ、ツインムーンルーフのグレードもあり解放感のあるドライブを楽しめた。商用モデルのハイエースレジアスバンも存在する。
車名 | ハイエース レジアス |
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販売期間 | 1997年~2002年 |
概要 | ハイエースをベースにグランビアより小型化したファミリーカー |
特徴 | 取り回しやすいサイズと、ツインムーンルーフ搭載グレードもあり |
ドライブの魅力 | 解放感のある走行が楽しめた |
商用モデル | ハイエースレジアスバンとしても販売された |
ハリアー(1997年~)
RAV4の成功で自信を得たトヨタが製造・販売した高級クロスオーバーSUV。後に世界的に真似される車となっているのでこの路線は大当たり。レクサスRXとして海外で販売されたことも。現行型のプラットフォームはRAV4と共通。
車名 | ハリアー |
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販売開始 | 1997年~(現行モデルあり) |
車種分類 | 高級クロスオーバーSUV |
開発背景 | RAV4の成功に自信を得て開発・販売されたモデル |
国際展開 | 海外ではレクサスRXとして販売された |
特徴 | 世界的に模倣されるほど成功したクロスオーバーSUVの先駆け |
プラットフォーム | 現行型はRAV4と共通のプラットフォームを採用 |
アベンシス(2003~2018)
1997年からイギリスで製造されているステーションワゴン・ハッチバック・セダンであるが、日本販売は2003年の2代目T250型から。2008年に販売終了するが、3代目T270型ワゴンが2011年に販売。街ではなかなか見かけない。
車名 | アベンシス |
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販売期間(日本) | 2003年~2018年 |
生産地 | 1997年よりイギリスで製造 |
車種タイプ | ステーションワゴン、ハッチバック、セダン |
日本市場投入 | 2003年に2代目T250型より販売開始 |
販売終了・復活 | 2008年に一度終了後、2011年に3代目T270型ワゴンが販売再開 |
市場認知 | 街中ではあまり見かけない車種 |
プリウス(1997~)
世界初の量産ハイブリッド自動車。燃費・環境性能・静寂性と自動車業界に与えた影響は大きすぎる。海外では「環境に優しいクルマ」としてのブランドを築き、セレブ達がプリウスを所有するのがステータスとなり、流行した。
車名 | プリウス |
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販売開始 | 1997年~(現行モデルあり) |
特徴 | 世界初の量産ハイブリッド自動車 |
影響 | 燃費、環境性能、静粛性で自動車業界に大きな影響を与えた |
海外での評価 | 環境に優しい車としてブランド化され、セレブのステータスに |
ナディア(1998~2003)
ミニバンのイプサムを基本にした、ミニバン風トールワゴンという位置づけ。販売当時は新しいセダンの形とも言われたのだが、とにかく見た通りの見た目である。認知度の低い、俗にいう不人気車だが、室内はとにかく広い。
車名 | ナディア |
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販売期間 | 1998年~2003年 |
車種分類 | ミニバン風トールワゴン |
ベースモデル | ミニバンのイプサムを基に設計 |
特徴 | 新しいセダン形状とも称されたが、見た目が特徴的 |
市場評価 | 認知度が低く不人気だったが、室内空間は広い |
ガイア(1998~2004)
ミニバンブーム時にイプサムの姉妹車として販売されたガイア。初代イプサムより全長を伸ばし、室内スペースを拡大。イプサムの弱点だった内装・外装のデザインを洗練化するなど、多くの改良が加えられた。
車名 | ガイア |
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販売期間 | 1998年~2004年 |
車種分類 | ミニバン |
関係車種 | イプサムの姉妹車 |
特徴 | イプサムより全長を伸ばし、室内空間を拡大 |
改良点 | 内装・外装のデザインを洗練化し、多くの改良を実施 |
プログレ(1998~2007)
コンパクトな高級セダン。全長4,500mm×全幅1,700mmながら、ホイールベース2,780mmとクラウンと同程度で乗り心地には定評があった。ただクラウンとの差別化や「小さい高級車」という存在があまり受け入れられず。やや時代の先を行き過ぎた感あり。
車名 | プログレ |
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販売期間 | 1998年~2007年 |
車種分類 | コンパクト高級セダン |
サイズ | 全長4,500mm、全幅1,700mm、ホイールベース2,780mm(クラウンと同程度) |
特徴 | 乗り心地に定評があったが、クラウンとの差別化が難しかった |
市場評価 | 「小さい高級車」という存在が浸透せず、時代に先行し過ぎた感あり |
アルテッツァ(1998~2005)
海外ではレクサス ISの名前で販売。北米を中心にレクサスブランドを確立した車。スポーツセダンがアルテッツァ、ワゴンボディがアルテッツァジータ。ジータは「小旅行」という意味のイタリア語。1998年日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
車名 | アルテッツァ |
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販売期間 | 1998年~2005年 |
海外名 | レクサス IS |
特徴 | 北米を中心にレクサスブランドを確立したスポーツセダン |
ボディタイプ | セダン(アルテッツァ)、ワゴン(アルテッツァジータ) |
名称由来 | ジータはイタリア語で「小旅行」を意味する |
受賞歴 | 1998年 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞 |
ヴィッツ(1999~2020)
トヨタを代表するコンパクトカー。スターレットの後継。安さ・手軽さだけでなく、デザイン性・安全性をアピールし、日本と海外で爆発的に売れている。2020年2月のフルモデルチェンジで車名をグローバルモデルと同じ「ヤリス」に統一。
車名 | ヴィッツ |
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販売期間 | 1999年~2020年 |
分類 | コンパクトカー |
特徴 | スターレットの後継で、デザイン性・安全性も重視 |
販売実績 | 日本と海外で爆発的に売れた |
モデルチェンジ | 2020年2月に「ヤリス」に車名統一 |
プラッツ(1999~2005)
初代ヴィッツにトランクルームを追加したセダン。全長が520mmほど長いだけだが、トランクの容量は広くて実用的な車。ヴィッツ同様、低価格設定で、社用車としての需要も高かった。プラッツの名前は1代限りでのちに「ベルタ」に名称変更。
車名 | プラッツ |
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販売期間 | 1999年~2005年 |
特徴 | 初代ヴィッツにトランクを追加したセダン |
サイズ | ヴィッツより全長が約520mm長い |
利便性 | 広いトランク容量で実用的 |
価格帯・用途 | 低価格設定で社用車需要も高かった |
名称変更 | 1代限りで廃止され、後に「ベルタ」と改名 |
ファンカーゴ(1999~2005)
初代ヴィッツをベースにした2列シートの小型トールワゴン。当時のコンパクトカーで最大の室内容積で、大型クロスバイクなども収納できるほど広くてファミリー層にも大人気。1999年ヴィッツ、プラッツとともに日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。
車名 | ファンカーゴ |
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販売期間 | 1999年~2005年 |
ベース車 | 初代ヴィッツ |
車種タイプ | 2列シートの小型トールワゴン |
特徴 | 当時のコンパクトカー最大の室内容積。大型クロスバイクも収納可能 |
人気層 | ファミリー層に大人気 |
受賞歴 | 1999年 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞(ヴィッツ、プラッツとともに) |
ツーリングハイエース(1999~2002)
ワンボックス型のミニバンで、実質「ハイエース レジアス」のスポーツグレードを独立分離販売した車。グレードは1種類のみだが、特別仕様車、モデリスタや地域によるオリジナルのパッケージモデルが存在する。
車名 | ツーリングハイエース |
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販売期間 | 1999年~2002年 |
車種タイプ | ワンボックス型ミニバン |
関係車種 | ハイエース レジアスのスポーツグレードを独立分離販売 |
グレード | 1種類のみ |
特別仕様 | 特別仕様車やモデリスタ、地域限定パッケージあり |
グランドハイエース(1999~2002)
トヨペット店の販売車種だったため、トヨペット代表車種「ハイエース」の名前を含めただけ。実質は95年に販売し、トヨタが最上級ミニバンに位置付けたグランビアの姉妹車。「ミニバン版クラウン」を目指してとにかく高級感を意識した作りとなっている。
車名 | グランドハイエース |
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販売期間 | 1999年~2002年 |
販売チャネル | トヨペット店専売 |
実質モデル | 1995年発売のグランビアの姉妹車 |
コンセプト | 「ミニバン版クラウン」を目指し高級感を追求 |
MR-S(1999~2007)
日本初ミッドシップのスポーツカーだったMR2の後継にあたるオープンタイプのスポーツカー。車両の軽量化を重視し、総重量は1,000kg前後。エンジンのパワーよりもハンドリング性能を優先させる方針をとり、軽快な走りを持ち味とした。
車名 | MR-S |
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販売期間 | 1999年~2007年 |
車種タイプ | オープンタイプのスポーツカー |
特徴 | 日本初ミッドシップのスポーツカーMR2の後継 |
重量 | 総重量約1,000kg前後の軽量化重視 |
走りの方針 | パワーよりハンドリング性能を優先し軽快な走りを実現 |
クラウンエステート(1999~2007)
S170系クラウンをベースにした5人乗りのステーションワゴンで、積載性が抜群に高い。セダン同様アスリートとロイヤルモデルの2種類。全幅は狭いが、クラウンの名前がつくだけあり、静かで余裕のある走りが特長。当時の販売価格は350~400万以下だった。