国産自動車メーカーのフラッグシップモデルから高い車を10選

高い車と言えばスーパーカーを販売するイタリアのフェラーリやランボルギーニ、ドイツのポルシェやメルセデス・ベンツが浮かぶでしょう。実際日本でこれらの外車を購入する場合、同じクラスの国産車よりも高くなります。
輸入コストを含めた価格設定をしている外車ですが、日本車の中には外車の価格を遥かに超える驚きの車も存在します。安全性は世界一、運動性能や最新技術も外車と変わらない国産車のフラッグシップモデルから、高い国産車を10車種紹介します。なお、価格はすべて記事初出(2017年末〜2018年頃)当時のものを基準としつつ、現在の販売状況の変化については各モデルの説明欄に明記しています。
レクサス RC F Carbon Exterior package ── 特殊なカーボン素材を使い軽量化されたスポーツクーペ

2014年に販売されたレクサスのスポーツクーペがRC Fです。RC F Carbon Exterior packageは特殊なカーボン素材をエンジンフードやルーフに採用、TRDが制作したリヤウイングも搭載しています。ベースモデルから約10kg軽量化されたツートーンカラーのボディが特徴で、コクピットもレーシーな雰囲気に仕上がっています。5.0L V型8気筒DOHCエンジンは477PSを発生し、そのサウンドと加速感はV8自然吸気ならではの官能性があります。

内装には包み込まれるようなセミアニリン本革がふんだんに使用されています。なお、RC FおよびRCシリーズは2025年11月をもって生産終了となりました。終売直前の最終モデル「Final Edition」(RC F)は1,360万円で200台限定販売されており、V8自然吸気エンジンを搭載するスポーツクーペとして多くのファンに惜しまれながら幕を閉じています。中古車市場では今も一定の流通があります。
| 全長 | 4,705mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,850mm |
| 全高 | 1,390mm |
| 室内長 | 1,835mm |
| 室内幅 | 1,520mm |
| 室内高 | 1,120mm |
| 車両重量 | 1,780kg |
| ホイールベース | 2,730mm |
| 最低地上高 | 130mm |
| 最小回転半径 | 5.4m |
| 総排気量 | 4.968L |
| 最高出力 | 351kW(477PS)/7,100rpm |
| 最大トルク | 530Nm(54.0kgm)/4,800-5,600rpm |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車種名 | レクサス RC F Carbon Exterior package |
|---|---|
| 参考価格(初出時) | 10,594,000円~ |
| 販売状況 | 2025年11月に生産終了。最終モデルFinal Editionは1,360万円・200台限定で販売済み |
| 特徴 | カーボン素材で約10kg軽量化。TRD製リヤウイング搭載のツートーンボディ |
| エンジン | 5.0L V型8気筒DOHC・477PS。絶滅危惧種ともいえるV8自然吸気の官能サウンド |
レクサス GS F ── 5.0L V8エンジンを搭載したスポーツセダン(販売終了)

2015年に発売されたレクサスGS Fは「日常からサーキットまで、誰もがシームレスに走りを楽しめる」というコンセプトで開発されました。エンジンはRC Fと同じ5.0L V型8気筒DOHCエンジンを採用し、最大出力477PSのハイパフォーマンスモデルです。

GS Fは5人乗車が可能なうえ、室内も快適な広さをもっています。本格的なスポーツモデルながらファミリーでも使えることが魅力でした。GS Fを含むレクサスGSシリーズは2020年6月をもって日本での販売が終了しており、現在は中古車市場のみでの流通となります。
| 全長 | 4,915mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,855mm |
| 全高 | 1,440mm |
| 車両重量 | 1,830kg |
| ホイールベース | 2,850mm |
| 総排気量 | 4.968L |
| 最高出力 | 351kW(477PS)/7,100rpm |
| 最大トルク | 530Nm(54.0kgm)/4,800-5,600rpm |
| 乗車定員 | 5名 |
| 車種名 | レクサス GS F |
|---|---|
| 参考価格(初出時) | 11,120,000円~ |
| 販売状況 | 2020年6月に日本での販売終了。現在は中古車のみ |
| 特徴 | 日常からサーキットまで走りを楽しめるスポーツセダン。5人乗りで広い室内空間 |
レクサス LX ── 1,000万円オーバーのトヨタ最上級SUVのレクサス版フラッグシップ

レクサスのSUVフラッグシップモデルがLXです。写真は旧型(LX570)のものですが、2022年1月に現行型のLX600へフルモデルチェンジしています。現行LX600は5.7L V8自然吸気エンジンから3.5L V6ツインターボエンジンへと換装され、よりパワフルかつ環境性能にも配慮した設計になりました。ベースとなるランドクルーザーは豪華な室内とダイナミックなエクステリアが特徴で、LXはその上質感をさらに洗練させたモデルです。

現行LX600は3列シートを搭載する7人乗りや4座独立式シートの「EXECUTIVE」(1,800万円)など複数のグレードを設定。海外の要人やセレブが乗っていることでも有名な車種で、発売直後から受注が殺到し長期にわたる納車待ちが続きました。
| 全長 | 5,100mm(現行LX600) |
|---|---|
| 全幅 | 1,990mm(現行LX600) |
| 全高 | 1,885mm(現行LX600) |
| 車両重量 | 2,620〜2,750kg(グレードにより異なる) |
| 総排気量 | 3.444L V6ツインターボ(現行LX600) |
| 最高出力 | 305kW(415PS)/5,200rpm(現行LX600) |
| 乗車定員 | 5名/7名(グレードにより異なる) |
| 現行モデル | LX600(2022年1月発売)。旧型LX570から全面刷新 |
|---|---|
| 現行価格(LX600) | 1,250万円〜1,800万円(消費税込) |
| 特徴 | ランドクルーザーベースの最上級SUV。3列シートや4座独立仕様「EXECUTIVE」を設定 |
トヨタ センチュリー ── 日本の匠の技術を使った贅沢なショーファードリブン

センチュリーは1967年から販売されているトヨタの最高位セダンです。社用車や公用車として販売されることが多く、特別な車として認識している方も多い車種です。写真は旧型(2代目)ですが、2018年6月に20年振りのフルモデルチェンジが行われ、V8ハイブリッド搭載の3代目へ移行しました。3代目はV型8気筒5.0Lエンジン+ハイブリッドのシステムを採用し、JC08モード燃費13.6km/Lを達成しています。

購入に関する様々な都市伝説がありますが、実際には個人でも購入が可能です。また2023年11月には、センチュリーシリーズとして初のSUVタイプも追加発売されており(価格2,500万円)、センチュリーは高級ショーファーカーにとどまらず進化を続けています。3代目セダンの価格はメーカー公式サイトから確認できますが、特別注文品のため一般的なカタログ記載価格は公開されていません。
| 全長 | 5,335mm(3代目) |
|---|---|
| 全幅 | 1,930mm(3代目) |
| 全高 | 1,505mm(3代目) |
| 車両重量 | 2,350kg(3代目) |
| ホイールベース | 3,090mm(3代目) |
| 総排気量 | 4.969L(3代目 V8ハイブリッド) |
| 乗車定員 | 5名 |
| 現行モデル | 3代目(2018年6月フルモデルチェンジ)。V8ハイブリッドに刷新 |
|---|---|
| 参考価格(初出時・2代目) | 12,538,286円~(2代目フロアシフト) |
| センチュリーSUV | 2023年11月発売。価格2,500万円(PHEV・クロスオーバー) |
| 特徴 | 1967年から続くトヨタの最高位モデル。個人購入も可能 |
レクサス LC 500h L package ── トヨタのプレミアムブランド「レクサスのフラッグシップクーペ」

2017年3月16日に販売されたレクサス初のフルサイズクーペがLCです。発売1ヶ月で目標販売台数の約30倍を受注し、納車待ちが半年以上になったのも話題となりました。間近で見ると、その低く構えたシルエットと均整の取れたプロポーションは写真以上の迫力と美しさを持ちます。

LC 500hには新開発の「マルチステージハイブリッドシステム」が搭載され、ハイパワースポーツモデルとしては驚異的な燃費性能を達成しています。また5.0L V8自然吸気エンジンを搭載する「LC 500」もラインナップされており、こちらは純粋なエンジンサウンドを楽しめます。継続販売中のため、現在の価格はレクサス公式サイトにてご確認ください。
| 全長 | 4,770mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,920mm |
| 全高 | 1,345mm |
| 室内長 | 1,870mm |
| 室内幅 | 1,550mm |
| 室内高 | 1,075mm |
| 車両重量 | 2,020kg |
| ホイールベース | 2,870mm |
| 総排気量 | 3.456L |
| 最高出力 | 220kW(299PS)/6,600rpm |
| 最大トルク | 356Nm(36.3kgm)/5,100rpm |
| 乗車定員 | 4名 |
| 販売開始日 | 2017年3月16日 |
|---|---|
| 参考価格(初出時) | 14,500,000円〜(L package) |
| 販売状況 | 継続販売中。現在の価格はレクサス公式サイトで確認を |
| パワートレイン | マルチステージハイブリッドシステム(LC 500h)またはV8 5.0L自然吸気(LC 500) |
トヨタ アルファード ロイヤルラウンジSP ── 国内最高価格のミニバンで日本一高い特別仕様コンプリートカー

最上級の「くつろぎ」と「おもてなし」の空間を提案したモデリスタのコンプリートカーがアルファード ロイヤルラウンジです。国内で販売されるミニバンでは一番高い車で、室内の豪華さも桁違いとなっています。写真は旧型(3代目)のものです。

3列シートを取り払い、2列目のキャプテンシートには考えられる全ての装備を詰め込んだ豪華仕様で、月の販売台数は10台未満で中古車でも見かけることが難しい幻の車種とも言われています。現行4代目アルファード(2023年6月発売)においてもロイヤルラウンジシリーズは継続設定されており、現在の価格はモデリスタ(トヨタの純正カスタムメーカー)を通じて確認できます。
| 全長 | 4,915mm(旧型3代目) |
|---|---|
| 全幅 | 1,850mm |
| 全高 | 1,950mm |
| 室内長 | 3,210mm |
| 室内幅 | 1,590mm |
| 室内高 | 1,400mm |
| 車両重量 | 2,220kg |
| ホイールベース | 3,000mm |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車種名 | トヨタ アルファード ロイヤルラウンジSP |
|---|---|
| 参考価格(初出時・旧型) | 15,460,691円~ |
| 現行 | 4代目アルファード(2023年6月発売)でも継続設定あり |
| 特徴 | 国内最高価格ミニバン。3列シートを廃止し2列目キャプテンシートに全装備を搭載 |
レクサス LS500h EXECUTIVE ── 世界トップクラスの最先端技術を結集したフラッグシップセダン

レクサスを象徴するLSは大型ヘッドアップディスプレイや高度運転支援技術を搭載し、その時代の最高技術を備えた本物のプレミアムカーとして評価されています。

現在も継続販売中で、2023年10月に一部改良が実施されています。改良後のLS500h EXECUTIVEの価格は1,799万円〜(Advanced Drive搭載仕様)となっています。オプション設定も用意されており、ボディカラーや内装色の選択に別途費用がかかる場合があります。世界のセレブに愛されるレクサスのフラッグシップとして、変わらぬ人気を保っています。
| 全長 | 5,235mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,900mm |
| 全高 | 1,450mm |
| 室内長 | 2,080mm |
| 室内幅 | 1,615mm |
| 室内高 | 1,160mm |
| 車両重量 | 2,320kg |
| ホイールベース | 3,125mm |
| 総排気量 | 3.456L |
| 最高出力 | 220kW(299PS)/6,600rpm |
| 最大トルク | 356Nm(36.3kgm)/5,100rpm |
| 乗車定員 | 5名 |
| 車種名 | レクサス LS500h EXECUTIVE |
|---|---|
| 参考価格(初出時) | 16,800,000円~ |
| 現行価格(2023年改良後) | 1,799万円〜(Advanced Drive仕様) |
| 特徴 | 大型ヘッドアップディスプレイ、高度運転支援技術搭載のフラッグシップセダン |
日産 GT-R NISMO ── 最大出力600PSのモンスターマシンで海外のスーパーカーとも張り合える純国産スーパーカー

世界最速の4WDスーパーカーが日産のGT-R NISMOです。世界のレースを総なめにした日産が誇るR32 GT-Rの後継車種として2007年に登場したR35型GT-Rは、発売当初から世界中のモーターファンの話題を集めました。

300km/hで標準車+100kgのダウンフォースを発生させる圧倒的な安定性、コーナリング性能を極限まで高めた足回り、最大出力600PSのモンスターエンジンなど、総合的なパフォーマンスを考えると「安い」と国内外では評価されています。最終モデルとなる2025年モデルのGT-R NISMOは3,008万5,000円〜3,061万3,000円(税込)で発売されましたが、その後日産は新規注文受付を終了し、2025年にR35型GT-Rの生産が終了したことを発表しました。18年にわたる歴史に幕を下ろした伝説のスーパーカーです。
| 全長 | 4,690mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,895mm |
| 全高 | 1,370mm |
| 車両重量 | 1,740kg |
| ホイールベース | 2,780mm |
| 総排気量 | 3.799L(V6ツインターボ) |
| 最高出力 | 441kW(600PS)/6,800rpm(NISMO) |
| 最大トルク | 652Nm(66.5kgm)/3,600-5,600rpm |
| 乗車定員 | 4名 |
| 車種名 | 日産 GT-R NISMO |
|---|---|
| 参考価格(初出時) | 18,700,200円~ |
| 2025年モデル価格 | GT-R NISMO:3,008万5,000円〜3,061万3,000円(税込) |
| 販売状況 | 2025年にR35型の生産終了。新規注文受付を終了。中古車市場で流通 |
| 評価 | 総合パフォーマンスの高さから国内外でコストパフォーマンスが良いと評価された |
ホンダ NSX ── ハイブリッドエンジンを搭載した国産ハイパフォーマンススポーツカー(生産終了)

2006年に惜しまれつつ販売終了したホンダの2シータープレミアムスポーツNSXが2016〜2017年に待望の復活を果たしました。注目されたのは23,700,000円の販売価格とパワートレインにハイブリッドシステムを採用したことで、伝統のミッドシップレイアウトを継承した軽快なハンドリングとハイパワーな走りを楽しめます。

2代目NSXは3.5LツインターボV6エンジン+3モーターハイブリッドシステムによる独自のSH-AWDを採用した画期的なモデルでした。しかし2022年12月をもって生産終了となっており、現在は新車での購入ができません。最終仕様「Type S」は世界350台・国内30台の限定モデルとして幕を閉じています。中古車市場では今もプレミア価格が付いており、根強い人気を誇っています。なお、ホンダは後継モデルとなる3代目NSXをEVとして開発中とも伝えられています。
| 全長 | 4,490mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,940mm |
| 全高 | 1,215mm |
| 室内長 | 970mm |
| 車両重量 | 1,800kg |
| ホイールベース | 2,630mm |
| 総排気量 | 3.492L |
| 最高出力 | 373kW(507PS)/6,500-7,500rpm |
| 最大トルク | 550Nm(56.1kgm)/2,000-6,000rpm |
| 乗車定員 | 2名 |
| 車種名 | ホンダ NSX(2代目) |
|---|---|
| 参考価格(初出時) | 23,700,000円~ |
| 販売状況 | 2022年12月に生産終了。現在は中古車のみ。後継EV開発中との情報あり |
| 特徴 | ミッドシップ+3モーターハイブリッドSH-AWDの独自アーキテクチャ |
レクサス LFA ── 日本の歴代車種を含め販売価格が日本一高いスーパーカー

日本一高い車は、レクサスが本気で開発したスーパーカーLFAです。専用に開発された4.8L V10エンジンは、最高出力560PS(カタログ記載値は552PS)、0-100km/h加速3.7秒、最高速度325km/hを達成しています。

LFAは2010年から2012年の約2年間に世界限定500台で販売され、国内では約200台が割り当てられました。全ての組み立てが手作業のため1日の生産台数は1台が限度で、受注後25ヵ月かけて生産されました。販売価格はフェラーリやランボルギーニも驚く37,500,000円でしたが、抽選販売となるほどの人気を獲得し、中古車市場では新車時を上回る5,000万円以上のプレミア価格で取引されています。ボディの約65%をCFRP(カーボンファイバー強化プラスチック)で製造した軽量設計も特筆すべき点です。
| 全長 | 4,505mm |
|---|---|
| 全幅 | 1,895mm |
| 全高 | 1,220mm |
| 車両重量 | 1,480kg |
| ホイールベース | 2,605mm |
| 最低地上高 | 115mm |
| 最小回転半径 | 6.1m |
| 総排気量 | 4.805L |
| 最高出力 | 412kW(560PS)/8,700rpm |
| 最大トルク | 480Nm(48.9kgm)/7,000rpm |
| 乗車定員 | 2名 |
| 車種名 | レクサス LFA |
|---|---|
| 価格(新車時) | 37,500,000円 |
| エンジン | 専用開発の4.8L V10。エンジン音はヤマハと共同開発 |
| 販売期間・台数 | 2010〜2012年の約2年間・世界限定500台(国内約200台) |
| 生産方式 | 全て手作業・1日1台の生産。ボディの約65%はCFRP製 |
| 中古市場価値 | 5,000万円以上のプレミア価格で取引される希少車 |
国産車の高価格化が進む中、スーパーSUVなど新たなフラッグシップが登場

この記事を初出した2017年末以降、国産車の高価格化は着実に進んでいます。日産GT-R NISMOは最終の2025年モデルで3,000万円超え、センチュリーSUVが2,500万円、レクサスLX600 EXECUTIVEが1,800万円など、国産でも2,000万円を超える車種が続々と登場しています。またランボルギーニのウルス、ベントレーのベンテイガ、ロールスロイスのカリナンなど世界では超高級SUVが主戦場となっており、国産でもセンチュリーSUVがその流れに対応しています。一方でGS F・NSX・RC Fなどかつてのフラッグシップスポーツモデルが相次いで生産終了し、国産ハイパフォーマンスカーの世代交代が進んでいることも事実です。今後の国産フラッグシップモデルの展開に引き続き注目が集まります。






























