アウディのフラッグシップSUVのQ8が満を持してデビュー!最新情報やスペック
北京モーターショー2018で画像が先行公開されていたアウディの新型クーペSUV「Q8」ですが、2018年6月5日に中国の深セン市で開催された「アウディ・ブランド・サミット」で初公開されました。
ドイツ御三家のアウディは日本でも人気のあるブランドで、今回発表された新型Q8も大ヒットの予感がします。
Q7の上位モデルの4ドアラグジュアリークーペのエレガンスさを融合することをコンセプトに開発された、新型Q8の発売時期、内外装、スペックなど紹介します。
アウディRS Q8がロサンゼルスモーターショー2019で初公開
2020年版アウディRS Q8のエクステリア
ロサンゼルスモーターショー2019にて、アウディRS Q8が出展されました。アウディRS Q8はQ8をベースとしたハイパフォーマンスモデルです。RS専用のラジエーターグリルを搭載したアウディRS Q8のエクステリアは、標準仕様よりもスポーティーなスタイルとなっています。
アウディRS Q8はパワートレインに最大出力600hp、最大トルク81.6kgmを発揮する4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボ「TFSI」エンジンを搭載しトランスミッション8速ティプトロニックを組み合わせます。駆動方式は4WD「クワトロ」を設定し、0~100km/h加速は3.8秒、最高速はリミッター作動時で250km/h。RSセラミックブレーキを装着すると305km/hまで達します。
アウディRS Q8のインテリア
アウディRS Q8のインテリアには、RS専用アウディバーチャルコックピットを採用。トルクやオアフォーマンス、ラップタイム、タイヤ空気圧などの情報を細かに表示します。さらに、レブリミットに達した際にシフトアップを促すシフトインジケーターも装備されます。
ステアリングホイールは本革巻で、マルチファンクションボタンやアルミ製パドルシフトを搭載。シートはエンボス加工が施されたRS専用のスポーツシートとなります。
アウディRS Q8がニュルブルクリンク最速SUVに!
Germanyのニュルブルクリンクサーキットが2019年11月6日、アウディが開発中の「RS Q8」がニュル最速のSUVとなったことを明らかにし、同時にタイムアタックの映像を公開しました。
今まで、ニュルブルクリンクサーキットにおける最速SUVはメルセデスAMGの「GLC 63 S 4MATIC+」で、タイムは7分54分40秒でした。しかし、アウディRS Q8の開発車両はこの記録を大きく上回る7分42秒253だったとのこと。RS Q8のデビューもいよいよ近日中に迫っていると推測されます。
アウディRS Q8の開発車両が目撃!カモフラージュ車両の存在感がすごい!
存在感あふれるアウディRS Q8の開発車両
2019年9月に日本市場へも導入される新型Q8。その最大のハイパフォーマンスモデル「アウディ RS Q8」の開発車両が目撃されました。黒と赤を基調にしたラッピング車両は迫力満点で、非常にアグレッシブです。
“アウディRS Q8のライバルはランボルギーニ・ウルス?
アウディRS Q8は、最高650馬力のランボルギーニ・ウルスを超えるSUVとなる可能性も指摘されています。4.0LのV型8気筒エンジンを搭載し、電気モーターを組み合わせたハイブリッド又はPHEVの可能性もあります。
アウディRS Q8の開発車両のフロントマスクをミルトグリルのデザインが新しくなっているのがわかる
絶対的な自信の表れか、あえてこのラッピングを選択したアウディの意図はどこにあるのか。
エクステリアの特徴を探ってみると、フロントグリルは新デザインの可能性が高いことがわかります。チンスポイラーやインテークグリルも大きく張り出し、オーバーフェンダーに大口径ホイール、ローサイドシルと、足元はSUVらしくタフな印象です。
アウディRS Q8のエキゾーストパイプは楕円形できまりか!?
テールランプは少しわかりにくいですが、リヤディフューザーは非常にスポーティーで、楕円形のエキゾーストパイプが目に付きます。
Audi Q8が2019年9月3日より日本全国の店舗で発売!
アウディのフルサイズSUV「Audi Q8」が2019年9月にデビュー!
アウディQシリーズのフラグシップSUV「Audi Q8」が、2019年9月3日についに日本へ上陸します!Audi Q8は「Q8 55 TFSI quattro」「Q8 55 TFSI quattro debut package S line」「Q8 55 TFSI quattro debut package Luxury」の3グレード構成です。
ブリスターフェンダーや精悍な八角形のシングルフレームグリル、ヘッドライトにはスタイリッシュで高精細なHDマトリクスLEDライトを有し、ダイナミックで美しいエクステリアが目をひきます。
3.0TFSIエンジンandマイルドハイブリッド(MHEV)と4WDシステムのquattro
V型6気筒3.0L TFSIエンジンを搭載するAudi Q8。最高出力は250kW(340PS)、最大トルクは500Nm(51.0kgm)です。48Vマイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)を有し、スタート/ストップ機能作動時にはさらに低燃費な走りを実現します。フルタイム4WD システム「quattro」を搭載し、さまざまな悪路においても力強い走行性能を発揮します。
また、Audi Q8には、先進技術を駆使したアダプティブドライブアシスト・アウディプレセンスシティ・パークアシスト・サラウンドビューカメラなどの安全装備を投入。上質な乗り心地と高い安全性能を備えた一台となっています。
Audi Q8の先進性に満ちたコックピット環境。快適装備も充実している
居住性に優れ、先進装備が充実したAudi Q8のコックピット。マルチファンクションボタン付きハンドルとセレクターレバーには質感の高いレザーを採用しています。
運転席正面には視認性に優れたディスプレイがレイアウトされ、オーディオやナビゲーション、メーターなどの情報は全てここに集約されます。センターに配置されたMMIタッチレスポンスコントロールシステムは手書き入力にも対応しています。
車内のイルミネーションのカラーチャートを自分でカスタマイズできるマルチカラーアンビエントライティングも搭載し、ドライブ中の気分を盛り上げてくれます。
グレード | 駆動方式 | トランスミッション | エンジン | 価格(消費税8%込) |
---|---|---|---|---|
Q8 55 TFSI quattro | フルタイム4WDシステム”Quattro” | 8速ティプトロニック | 3ℓ V型6気筒 DOHC直噴ターボ 340ps/500Nm |
¥10,100,000 |
Q8 55 TFSI quattro debut package S line | ¥11,220,000 | |||
Q8 55 TFSI quattro debut package Luxury | ¥11,220,000 |
アウディクロスオーバーSUVのフラッグシップ「Q8」にPHEVを設定した開発車両をスクープ!
アウディの「Q8」はフラッグシップ・クロスオーバーSUVです。このQ8にPHEVが設定されたプロトタイプがスカンジナビアでスクープされました。
リアフェンダーの左側面を見ると充電ポートが確認でき、黄色いステッカーが貼られていることから、ハイブリッドモデルということが分かります。
アウディは3月のジュネーブモーターショー2019で、「Q5」「A6」「A7」「A8」のPHVEモデルをワールドプレミアし、「TFSI e」というバッジが新型モデルには与えられることになり、Q5・A6・A7には「50 TFSI e」や「55 TFSI e」が、A8の場合「55 TFSI e」か「60 TFSI e」の出力が与えられており、4WDクワトロが全ての「TFSI e」に搭載されています。
今回スクープされた「Q8」には「60 TFSI e」の搭載が予想され、各グレードのエンジン等を紹介します。「Q8」PHEVのワールドプレミアは2019年の後半になるのではないかと予想します。
50 TFSI e | 50 TFSI e | 60 TFSI e | |
---|---|---|---|
エンジン | 2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン+電気モーター | 3.0LV型6気筒ガソリンターボエンジン+電気モーター | |
最高出力 | 299ps | 367ps | 445ps |
最大トルク | 450Nm | 500Nm | 700Nm |
2018年8月20日欧州市場でアウディの新型Q8を販売したと発表 日本市場の発売時期は未定
アウディは新型Q8を欧州市場で発売したことを2018年8月20日に発表しました。当初は2018年秋頃に投入されると見られたため、早めの展開になっています。
日本市場で販売されることは明言されていませんが、2017年の輸入車販売ランキングではメルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲンに次ぐ4位に位置し、全国で100か所以上ディーラー展開していることから、アウディは日本市場も重要視していることが伺えます。
現在までに欧州で販売している車種のほとんどを日本で販売していることからもフラッグシップSUVとして登場した新型Q8は確実にラインナップしてくるでしょう。
新型Q8のドイツ仕様にはアウディコネクトに対応するMMIナビゲーションプラスを標準装備
新型Q8のドイツ仕様車にはWi-Fiホットスポット機能やスマートフォンと車を繋ぐアウディコネクトを搭載した最上級モデルのMMIナビゲーションプラスを標準装備します。特に過去の走行記録を学習してドライバーの好みのルート案内をするナビゲーションは未来の車を想像させてくれます。
日本仕様の新型Q8はどうなるのか今後の続報に期待しましょう。
エクステリアには新にデザインされたシングルフレームグリルを採用
Q8のために新たにデザインされたシングルフレームグリル
大きく口を開いたように見えるシングルフレームグリルは近年のアウディには珍しいレトロな雰囲気を感じます。
このグリルは1980年代に開発されたアウディを象徴する名車クアトロのグリルをモチーフにブラッシュアップされたデザインです。
上下左右を直線で繋いだ格子状のグリルは大型クーペSUVのQ8にマッチしていて迫力があります。
ボディは丸みを帯びた流れるような造形で、エレガンスさコンセプトに開発されていることからわかる通り、フロントからリアまで気品あるシルエットになっています。
足元を力強く表現する最大22インチのホイールも魅力たっぷりです。
HDマトリクスLEDヘッドライトを設定
夜間運転をサポートするHDマトリクスLEDヘッドライト
標準装備するのはLEDヘッドライトですが、Q8にもアウディの上位車種にも設定されている「HDマトリクスLEDヘッドライト」を設定しています。
HDマトリクスLEDヘッドライトとは路面状況や交通状況に応じて光量を調整し夜間の運転をサポートする機能を搭載したヘッドライトです。
さらに10億通りの照射パターンをスマートフォンの専用アプリのmyAudiから選択することができるため、外からライトアップも楽しめます。
アウディQ8は全高が低くワイドボディのクーペSUVのスタイリング
フラッグシップSUVのQ8のボディサイズは全長4,986mm、全幅1,995mm、全高1,705mmですが意外なことにQ7よりも全長は短く、全高は低くなっています。
このことからワイド&ローのクーペSUVのイメージに近くなっています。
ホイールベースはQ7よりも5mm長いためQ7よりも居住性は高く、競合車種をよりも広い室内空間を確保しています。
3分割のリアシートを倒すと最大1,755Lの荷室容量を確保できるため、キャンプなどアウトドアを楽しむユーザーも満足できるでしょう。リヤゲートも電動式なので両手がふさがるお買い物など、普段使いにも十分対応できます。
新型車のQ8と現在ラインナップされている最大SUVのQ7のボディサイズを比較しました。
Q8 | Q7 | |
---|---|---|
全長 | 4,986mm | 5,052mm |
全幅 | 1,995mm | 1,968mm |
全高 | 1,705mm | 1,735mm |
ホイールベース | 3,000mm | 2,995mm |
最新のコネクティビティを採用したインテリア
12.3インチのアウディバーチャルコックピットはナビ画面や車両情報を表示
12.3インチの「アウディバーチャルコックピット」は走行情報を表示し、ヘッドアップディスプレイはナビゲーションや道路標識など重要な情報をフロントガラスに投影します。
Q7は3列7人乗りシートでしたが、Q8は2列5人乗りシートになったため後席の快適性が向上しています。ベンチレーション、スライド機能、マッサージ機能が搭載されているので長時間車内で過ごすお出かけも楽しくなります。
そしてアウディQ8の目玉機能となるの最新のコネクティビティシステムです。
インパネのセンターに配置されたディスプレイで操作
今までスイッチで操作していた機能はほぼ全てディスプレイ操作に変更
上部の10.1インチディスプレイと下部の8.6インチディスプレイでほぼ全ての操作を可能にした「MMIタッチレスポンスディスプレイ」をコクピットに搭載されています。
2つのディスプレイはそれぞれに役割があり、上部のディスプレイではインフォテインメントとナビゲーションを担当し、下部のディスプレイは空調などの車両機能を担当します。
また下部のディスプレイは手首を使ったテキスト入力も可能です。
テキスト入力以外にも音声入力に対応していて、おなかがすいた時に入力するとレストランの提案などをしてくれるなど日常会話のようにQ8と会話できるようになります。
Audi connectでドライバーをサポート
「アウディ・ブランド・サミット」の発表時はドイツ市場限定の機能として登場したのがWi-Fiホットスポット機能を持つAudi connectです。
ドライバーの好みに応じた交通案内や災害情報などをリアルタイムに受信します。
専用アプリを使ったドアの開閉、音楽のストリーミング再生にも対応しています。
2019年にはパーキングパイロットを搭載
2019年初頭に車庫入れ、車庫だしを自動で行うリモートパーキング機能を追加します。
ドライバーは専用アプリのmyAudiから車両を操作してQ8をリモート操作します。
同様の機能はドイツメーカーのメルセデス・ベンツやBMWの上位車種にも搭載されているので、差別化を図るのか、精度を上げるのか、詳細が気になります。
全てのパワートレインでマイルドハイブリッドを搭載し燃費も改善
エンジン休止システムを搭載するマイルドハイブリッドを全てパワートレインに搭載します。
マイルドハイブリッドの仕様は48Vの電源でリチウムイオンバッテリーを搭載、ベルト駆動式のオルタネータースターターを装備して12kWの回生エネルギーを発生させることができます。
このハイブリッドシステムに搭載されるエンジンは発表されませんでしたが、Q7に搭載される2.0 TFSI quattro(2.0L 直列4気筒ガソリンターボチャージャー)やフラッグシップセダンのA8に搭載される3.0 TFSI quattro(3.0L V型6気筒DOHCスーパーチャージャー)などが考えられます。
またマイルドハイブリッドを搭載することで大きなボディながら燃費性能はQ7並みか改善することが考えられます。
Q7はJC08モード燃費で12.6~11.7km/Lの数字ですが、Q8は13.0km/L以上の燃費向上も期待できるのではないでしょうか。
アウディQ8の販売価格は1,000万円前後の価格帯に
「アウディ・ブランド・サミット」では販売価格について公式発表はありませんでしたが、現在フラッグシップSUVの位置にあるQ7が8,120,000円、フラッグシップセダンのA8が11,400,000円の販売価格なので、新型Q8は10,000,000円前後の価格帯になると考えます。
Qシリーズのフラッグシップモデル アウディ・Q8のモデルチェンジ遍歴
Q8はドイツのアウディが販売するSUVで、クーペと融合したスタイルが特徴的なQシリーズでのフラッグシップモデルです。基本設計はQ7と共有しています。
アウディ・Q8 初代/2019年~
2019年7月、アウディQ8の日本導入が発表され、は疎林モデルの「Q8 55 TFSIクワトロ」が導入されました。9月に日本で販売が開始され、搭載エンジンは3.0L
V6 DOHC直噴ガソリンターボエンジン+48V電源システムのマイルドハイブリッドシステムです。
アウディ・Q8のモデル | 販売年表 |
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初代 | 2019年~ |
アウディの最新技術を搭載したモデルチェンジ後のQ8は欧州から販売
新型Q8はアウディが主戦場とする欧州市場から2018年秋に販売しました。
販売が近づくにつれ詳細なスペックなども公開されるので、これからのQ8の情報に注目しましょう。COBBYでも注目のアウディQ8の最新情報が入りどんどん追加していきます。