フォルクスワーゲン初のコンパクトSUV「T-Roc」を発売
ヨーロッパ最大の自動車グループであるVW(フォルクスワーゲン)は、2017年11月にコンパクトSUV「T-Roc」を欧州ヨーロッパ諸国で発売、日本市場でも2020年から発売しました。
同車は、2014年のジュネーブモーターショーで発表された「T-Rocコンセプト」の市販モデルとなります。T-Rocはゴルフをベース車両とし、グループ企業であるアウディQ2と同じ新世代モジュラープラットフォームである「MQB」で開発が行われます。
T-Rocの車名は、フォルクスワーゲン・ブランドのSUV「トゥアレグ」「ティグアン」「テラモン」の頭文字であるTをVWシリーズのSUVとして統一感を与えるために採用し、Rocは英語のRockからとっています。従来のSUVのイメージにとらわれないT-Rocのエクステリアやインテリアの魅力、充実した安全性能などについても特徴を紹介します!
VW T-Rocをブラックパーツでドレスアップした特別仕様車ブラックスタイルを2023年10月17日発売
ブラックパーツで精悍なスタイルに進化したT-Rocの特別仕様車ブラックスタイル
フォルクスワーゲンのT-Roc(Tロック)に特別仕様車Black Style(ブラックスタイル)を2023年10月17日に追加。
VWで唯一の2トーンカラーを設定するT-Rocへ、精悍なイメージのブラックパーツを各所に配置することで力強い印象に進化しています。
T-Roc ブラックスタイルの専用エクステリアとして、フロントグリル下部やルーフレール、ブラックアルミホイールを装備、インテリアはダッシュパッドやエアコンベゼル、センターコンソールなどをブラックアウト、販売価格4,610,000円から6,668,000円です。
フォルクスワーゲン・Tロック カブリオレがドイツで販売スタート!
フォルクスワーゲンは2020年3月20日、小型SUV「T-Roc」のオープン仕様である「T-Roc コンバーチブル」をドイツ市場で発売します。
4人乗りオープン車のT-Roc コンバーチブルは、「スタイル」とスポーティーな「R-Line」の2モデルがラインナップ。最大30km/hでの走行中も9秒でオープン・クローズ操作を可能としたソフトトップを採用しています。
パワートレインは直列3気筒 1.0Lターボエンジンと直列4気筒 1.5Lターボエンジンを搭載。6速MTを組み合わせ、1.5l車にはオプションで7速DCTを用意します。
フォルクスワーゲンT-Roc「R」の第一号車がユーザーへ引き渡し
フォルクスワーゲンT-Roc Rのエクステリア
フォルクスワーゲンが2019年11月22日、T-Rocの高性能モデル「R」の量産第一号車を顧客へ引き渡したと報告しました。
T-Roc Rはエクステリア・インテリアともにR専用のデザインを採用したPremiumな一台。235/40R19サイズのタイヤと18インチアルミホイールを足元に装着します。パワートレインは最大出力300ps、最大トルク40.8kgmの直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」エンジンを搭載し、7速デュアルクラッチ「DSG」を組み合わせます。駆動方式は4MOTION(4WD)です。
新型T-Rocに最強ディーゼル搭載の最上級グレードを設定!
欧州のフォルクスワーゲンT-Rocに、強力なディーゼルエンジンを搭載した最上級グレードが設定されることがわかりました。
パワートレインは2.0L直列4気筒ターボディーゼル「TDI」エンジンにトランスミッション7速「DSG」を組み合わせ、最大出力は190ps、最大トルクは40.8kgmを発生します。駆動方式は「4 MOTION」です。
T-Rocの「ブラックスタイル」デザインパッケージのエクステリア
さらに今回、「ブラックスタイル」のデザインパッケージも新たに設定。エクステリアパーツから足回りまで、ブラックで仕上げたシックで上質な一台です。
フォルクスワーゲンT-Rocに「R」モデルが受注スタート!価格はおよそ520万円から
フォルクスワーゲンT-Roc Rがいよいよ受注開始!
ジュネーブモーターショー2019で初公開となるフォルクスワーゲンT-Rocのハイパフォーマンスモデル「T-Roc R」がヨーロッパで受注をスタートしました。ベース価格は43,995ユーロ、日本円で約520万円です。
スポーティーモデルのT-Roc RはフォルクスワーゲンRが開発を担当しています。0〜100 km/hの加速はわずか4.8秒、最高速度は250km/hを達成。最高出力は221kW/300PS、最高トルクは400Nmです。
また、ローンチコントロールを採用することで、走行モードで「レースモード」を選択した際のトラクション性能を大幅に向上しています。
フォルクスワーゲンT-Roc R はRモデルならではの専用装備に注目!
エクステリアに注目すると、T-Roc RはグリルにRバッジを携え、ボディカラーと同色のスポーティーな専用バンパーが目をひきます。フロントバンパーにはデイタイムランニングライトが内蔵されます。18インチのアルミホイールが標準装備されますが、オプションでダークグラファイトマットの19インチアルミを装備することも可能です。
ボディカラーはホワイトやブルーなどRモデル専用色を用意し、全色にブラックルーフを設定できます。
インテリアでもRモデルならではの特別装備を多数用意。ステンレス製ドアシルプレートやクリスタルグレーのパドルシフトレバー、マイクロファイバー「ArtVelours」を素材として使用したシートなどが設定されています。
フォルクスワーゲンT-Rocにカブリオレモデルが登場!フランクフルトモーターショーでデビュー予定
フォルクスワーゲンT-Rocカブリオレのエクステリア画像
フォルクスワーゲンが販売する小型クロスオーバーSUV「T-Roc」に、オープンモデルの「Volkswagen T-Roc Cabriolet(フォルクスワーゲンT-Rocカブリオレ)」が登場することがわかりました。
T-Rocの日本市場への導入は2020年を予定していますが、カブリオレモデルについても2020年内に販売されるとのこと。デビューは2019年9月のフランクフルトモーターショーです。
フォルクスワーゲンT-Rocカブリオレのリヤビュー画像
スポーティーなエクステリアデザインのフォルクスワーゲンT-Rocカブリオレ。折りたたみ式のソフトトップは30km/hの走行時においても約9秒で開閉操作が完了します。
プラットフォームはクローズドボディと共有しており、ボディサイズは以下の通り。ティグアンよりも一回り小さいサイズとなります。
T-Rocカブリオレ | ティグアン | |
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全長 | 4,268 mm | 4,500mm |
全高 | 1,522 mm | 1,675mm |
全幅 | 1,811 mm | 1,840~1,860mm |
ホイールベース | 2,630 mm | 2,675mm |
フォルクスワーゲンT-Rocカブリオレのコックピット・シートデザイン
フォルクスワーゲンT-Rocカブリオレのラゲッジルーム
2019年8月14日に公式サイトで公開されたイメージによると、フォルクスワーゲンT-Rocカブリオレのインテリアカラーはスポーティーなブラック。シートはダイヤカットデザインにホワイトのステッチをあしらっています。
後部座席後方には車両横転防止・保護を目的としたロールオーバープロテクションを搭載し、その他パーツの構造改良によっても車両全体の安全性を大幅に向上しています。
フォルクスワーゲンがジュネーブモーターショー2019で「T-Roc R」をワールドプレミア!
ジュネーブモーターショー2019にフォルクスワーゲン「T-Roc R」が初披露される
3月にスイスで行われるジュネーブモーターショー2019に、「T-Roc R」を世界初公開するとフォルクスワーゲンが発表しました。新型コンパクトSUV「T-Roc」に比べ、高い性能を持つモデルとなります。
エクステリアとインテリアはR’専用のデザインを取り入れ、強化されたパワートレインや足回りに期待が集まります。現時点でT-Roc Rはイメージスケッチのみの発表となっていますが、ジュネーブモーターショー2019でのお披露目が待ち遠しいところです。
Tロック(T-Roc)のエクステリアはVW初の2トーンカラーを採用した鮮やかさが特徴
T-Rocでは、VWブランドのSUVでは初めてツートンカラーを採用します。フロント及びサイドボディのカラーとルーフ部とのカラーの違いは、街中でスタイリッシュに輝く個性をもたらします。ルーフ部だけではなくAピラーとドアミラーの上部にもツートンカラーを施すことが可能となるので、トータルデザインに深みが増していきます。
フロントグリルは上部と下部を、クローム加飾を施したパーツで仕切り上部は水平基調の構造、下部はハニカム構造のデザインを採用したことで、多面的な魅力が備わりました。
バンパーの左右にはデイタイムランニングランプなど特徴的なフロントグリルと協調し合うデザインを取り入れます。
各ピラーの上部にはメタル調パーツを設置することで、ルーフが一層引き立てられます。ホイールの立体構造とサイドボディの凹凸面のデザインの相乗効果により、車体の躍動感はスケールアップしています。
リヤのデザインは、SUVにありがちな単調性はなく、テールランプやブレーキランプといった構成するパーツの一つ一つが洗練されています。
ラゲッジルームは445Lのスペースを確保、リヤシートにアレンジを加えれば1,290L近くもの荷物を積むことが可能となる積載能力は、コンパクトSUVでは最大クラスです。
Tロック(T-Roc)のインテリアはセンターコンソールを中心にした統一性のある室内空間が魅力
T-Rocの室内空間で目立つのは、やはりボディカラーと色調を合わせたインパネ周辺やセンターコンソールを彩る色鮮やかなブルーカラーです。
T-Rocではシステム面も充実し、新型ゴルフと同じくデジタルメーターやワイドサイズ液晶パネルが自慢のインフォテインメントシステム導入し、デジタル世代の若い層の購買意欲を刺激します。
インフォテインメントシステムはActive Info Display(アクティブインフォディスプレイ)と連携させることで、車とコミュニケーションをしているような臨場感のある対話型コックピットを体感する事ができます。
また、ネット環境を利用してフォルクスワーゲンカーネットとつながることで、多種多様なオンラインサービスを受けることができます。
シートのセンター部には抜群の差し色となるブルーカラーがステッチ加工されています。シートのクッション性はアクティブユーザーの期待に応えています。
Tロック(T-Roc)のボディサイズやパワートレインの種類やスペック
T-Rocのボディサイズや、ガソリンエンジン搭載モデルやディーゼルエンジン搭載モデルのパワートレインを紹介します。
全長 | 4,235mm |
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全幅 | 1,820mm |
全高 | 1,575mm |
ホイールベース | 2,600mm |
1.0 TSI | 1.5 TSI | |
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エンジン | 直列3気筒DOHCターボ | 直列4気筒DOHCターボ |
排気量 | 1.0L | 1.5L |
最高出力 | 85kW/5,000-5,500rpm | 110kW/5,000-6,000rpm |
最大トルク | 200Nm/2,000-3,500rpm | 250Nm/1,500-3,500rpm |
トランスミッション | 7速DSG | 7速DSG |
駆動方式 | FF | 4WD |
使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン(ハイオク) | 無鉛プレミアムガソリン(ハイオク) |
1.6TDI | GTD | |
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エンジン | 直列4気筒ディーゼルターボ | 直列4気筒ディーゼルターボ |
排気量 | 1.6L | 2.0L |
最高出力 | 85kW/3,250-4,000rpm | 135kW/5,000-6,000rpm |
最大トルク | 250Nm/1,500-3,200rpm | 380Nm/1,750-3,250rpm |
トランスミッション | 7速DSG | 7速DSG |
駆動方式 | FF | 4WD |
使用燃料 | 軽油 | 軽油 |
Tロック(T-Roc)もオールイン・セーフティの考えのもと安全面が充実
フォルクスワーゲンは、自社の車の安全性を高めるためにオールイン・セーフティをコンセプトに掲げています。オールイン・セーフティの考えを実現するために、「予防安全」「衝突安全」「二次被害防止」につながる安全システムである衝突回避ブレーキ・レーンキープアシスト・アダプティブクルーズコントロールなどを装備させます。
T-Rocではそれらの安全システムに加えて、オプション設定でブレーキ機能付きパークアシストやリアビューリバーシングカメラ等を追加することができ、安全性をさらに高めることができます。アウトドアを楽しむことが多いSUVユーザーにとって、安全性が充実しているT-Rocは魅力的な一台です。
Tロック(T-Roc)の日本での販売価格は300万円をきると予想
T-Rocが先行販売されたヨーロッパでの販売価格はおよそ2万ユーロです。1ユーロ130円で計算すれば日本円では260万円となります。
2020年にラインナップされるT-Rocの日本での販売価格は300万円をきると予想します。VWブランドのミドルクラスSUV「ティグアン」は360万円からなので価格面での差別化をはかるため、同一のプラットフォームで製造されたVWグループのアウディ「Q2」のベーシックタイプは、日本での販売価格が300万円をきっていることが予想の根拠です。
日本では、トヨタのC-HRやホンダのヴェゼルといったコンパクトSUV市場には強力なライバル車が多いため、インパクトのある販売価格に設定してくると考えます。
Tロック(T-Roc)のスポーツグレード「R-Line」は人気グレード
2017年9月に行われたフランクフルトモーターショーでは、T-Rocのスポーツグレード「R-Line」が世界初披露されました。
T-Rocをベースとしながらも、ステアリングやペダル等をスポーツ仕様にしてスポーティーな魅力を高めるなどする「R-Line」には、アクティブユーザーの購買意欲を刺激できるため魅力が備わっているため、人気グレードとなる可能性を十分に秘めています。
フォルクスワーゲン初のコンパクトSUV T-Rocのモデルチェンジ遍歴
T-Rocはドイツのフォルクスワーゲンが販売するコンパクトクロスオーバーSUVで、フォルクスワーゲンでは4番目に登場したSUVモデルです。日本市場には2020から導入されています。
フォルクスワーゲン・T-Roc 初代/2017年~
2017年8月、T-Rocがデビューしました。AWDのオフロード車として設計されました。
2020年7月、日本での販売を開始。2.0L TDIエンジンを搭載したモデルで、「TDI Style」「TDI Style Design Package」「TDI Sport」「TDI R-Line」のグレードがラインナップされました。12月に日本仕様車の費用を変更。エンブレムの意匠変更と、「TDI Style」を除く全車に「Discover Media」を標準装備しました。
2021年5月、1.5L TSIエンジンを搭載したモデルの「TDI Style」「TDI Style Design Package」を日本仕様車に追加設定しました。11月には特別仕様車「Black Style」を発売。
2022年7月、日本仕様車にマイナーチェンジを実施。インテリアの改良が施されました。グレード体系が整理され、「TSI Style」「TDI Style」「TDI R-Line」とし、エントリーグレードに「TSI Active」を追加。日本初導入で最上位グレードのハイパフォーマンスモデル「R」が導入されました。
2023年10月、日本仕様車の特別仕様車「Black Style」を発売しました。
フォルクスワーゲン・T-Rocのモデル | 販売年表 |
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初代 | 2017年~ |
Tロック(T-Roc)の発売により世界のSUV市場はさらに拡大
2016年に世界で販売された新車は8,400万台ほどです。車のタイプ別に分けるとSUVはその3割を占め2,400万台をこえる販売台数を誇ります。世界的で拡大するSUV市場を見据えて、これまで消極的であったロールスロイスやランボルギーニもSUVをラインナップします。
SUVの中でも、人気が高いのは各自動車メーカーが力を入れるコンパクトSUVです。2016年に世界で最も売れたSUVは、ベンツのコンパクトタイプのGLAであったことはその事実を裏付けます。
2017年11月にヨーロッパ各国で先行販売され、2020年に日本を始め販売する国々を増やしていく「T-Roc」は、GLAを脅かす存在となりうる魅力的な車です。
優れた機敏性・ツートンカラーの街中に映えるデザイン・スポーツグレード「R-Line」などT-Rocは勾配意欲を刺激する要素が満載の車です。そんなT-Rocが発売されることでSUV市場はさらに拡大していきます!