6年振りにフルモデルチェンジが実施されて誕生した新型「RS 4 Avant」が2019年1月28日に日本市場での販売をスタート
アウディ ジャパン株式会社の代表取締役社長フィリップ・ノアック氏は、2019年1月28日にA4シリーズのステーションワゴンタイプのハイエンドモデルにあたる「RS 4 Avant」のフルモデルチェンジを実施して、同日に全国のAudi Sports店、及び正規ディーラーを通じて販売を開始した事をアナウンスしました。
A4シリーズのステーションワゴンである「Avant(アバント)」を、ベースとして同社のスポーティモデルの開発チームであるAudi Sport GmbHが中心となって誕生させる「RS 4 Avant」は、ラグジュアリー性と走行性を高レベルで両立させる一台です。
ここでは、約6年振りにフルモデルチェンジが実施されて、2019年1月28日に日本市場での販売をスタートさせた新型「RS 4 Avant」が搭載するエンジン等のパワートレインや、内外装の特徴に関する情報をお届けします。
新型RS 4 Avantは新開発の「2.9L V6 ツインターボエンジン」に4WDシステムquattro等を組み合わせてアウディのスポーティモデルに相応しい刺激的な走りを実現
6年振りに実施されたモデルチェンジで誕生した新型RS 4 アバントは、圧倒的な高出力と高効率を両立させる新開発の「2.9L V6ツインターボエンジン」に、自慢の4WDシステムquattro(クワトロ)等を組み合わせる事で、アウディのスポーティモデルに相応しい魅力的な走りを実現させます。
新型モデルが搭載する「2.9L V6ツインターボエンジン」は、最高出力は従来型と同じ331kWをキープさせながらも、最大トルクは従来型よりも170Nmアップさせて低燃費も実現する、ハイパフォーマンスを特長とするエンジンです。
アウディは、ガソリン直噴システムと2つの過給機を備えるバイターボチャージャー等の先進技術を導入する「2.9L V6 ツインターボエンジン」に、走行シーンに応じて4輪に最適なトルク配分を伝える事が可能なフルタイム4WDシステムquattroを組み合わせる事で、ドライバーの意のままにマシンを操作できる爽快感を与えます。
エンジン | 2.9L V型6気筒DOHCターボ |
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総排気量 | 2.893L |
最高出力 | 331kW/5,700‐6,700rpm |
最大トルク | 600Nm/1,900‐5,000rpm |
最高速 | 280km/h |
0‐100km加速 | 4.1秒 |
燃費 | 11.2km/L |
トランスミッション | 8速ティプトロニック |
駆動方式 | Quattro |
タイヤサイズ | 275/30R20 |
定員 | 5名 |
新型RS 4 Avantのエクステリアは、北米のモータースポーツで活躍した「Audi 90 quattro IMSA GTO」を意識させる専用アイテムを装備
新型RS4が装備するマトリクスLEDヘッドライトはデザイン性と機能性を兼ね備えている
新型RS 4 アバントのエクステリアは、1980年代後半に北米のモータースポーツシーンで活躍した「Audi 90 quattro IMSA GTO」を意識させるブリスターフェンダーなどの専用アイテムを多数装備しています。
同車は、専用のシングルフレームグリルやパンパー、特徴的なハニカム構造を採用するエアイントレットや、マトリクスLEDヘッドライト等を組み合わせる事で、RSモデルに相応しいスポーティなフロントビューを完成させます。
新型モデルが採用する「マトリクスLEDヘッドライト」は、周辺環境の暗さレベルに合わせて光量を自動調整できるなど、デザイン性だけではなくて、機能面においても魅力的です。
新型RS4アバントのリヤ部にはRSルーフエッジスポイラー等の専用装備が設置されている
新型RS4アバントのリヤエンドは、RSルーフエッジスポイラーや、テールパイプを備える急な傾斜角が印象的なディフューザーインサートといったパーツによって、「Audi 90 quattro IMSA GTO」をイメージさせる躍動感のあるスタイリングを完成させています。
エクステリアのその他の特徴は、標準モデルのA4 アバントよりも全幅は25mmほど拡大している、専用の20インチホイールによって足回りを強化している事です。
全長 | 4,780mm |
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全幅 | 1,865mm |
全高 | 1,435mm |
ホイールベース | 2,825mm |
車両重量 | 1,840kg |
新型RS 4 Avantのインテリアは多数の専用装備によって「スポーティ&エレガントスタイル」を追求
2019年1月28日に日本市場での販売をスタートさせた新型RS 4 アバントは、ステーションワゴンに求められる実用性を十分に満たしながらも、RSエンブレムが存在感を発揮するスポーツステアリングや、ステンレススチール製のペダルなど専用装備によって、「スポーティ&エレガントスタイル」を追求しています。
新型RS 4 アバントでは、ブラックを基調とする同車のインテリアにビビッドカラーであるレッドで各部にアクセントを加える「RSデザインパッケージ」を追加設定する事が出来ます。
新型RS 4 Avantは「バーチャルコックピット」に専用メニューを追加設定してスポーツ走行時の臨場感を高めてサービスメニューも充実
新型RS 4アバントのパーチャールコックピットは視認性と操作性に優れる
新型RS 4 Avantは、走行中に必要となる情報をリアルタイムに表示する解像度の高い液晶ディスプレイ、RS専用シフトゲート、Audi connectサービス等によってバーチャルコックピットを完成させます。
人間工学を積極的に導入する同コックピットを構成するセンタークラスター等の各ユニットは、説明書を観なくとも感覚的に操作する事が出来ます。その他の特徴は、Gフォースやトルク値なども表示できる専用メニューを追加設定してスポーツ走行時の臨場感を高めている事です。
インターネットと常時接続されている「Audi connectサービス」と連動する、バーチャルコックピットでは、専任のオペレーターを通じて施設検索・予約手配ができるコンシェルジュサービスの利用や、出張の多いビジネスパーソンにとって利便性の高い航空機のフライト情報にもアクセスする事ができます。
最大30種類のアシスタントシステムを装備できる新型「RS 4 Avant」は世界最高レベルの安全性を実現するラグジュアリーなステーションワゴン
「RS4 アバント」は、アウディA4 シリーズのステーションワゴンであるAvant(アバント)をベースとするスポーツモデルです。
2013年以来、6 年振りに行われたフルモデルチェンジによって誕生した同車の新型モデルは、走行するレーンをはみ出さないようにステアリングアシストを行う「アウディアクティブレーンアシスト」や、0km/hから250km/hもの幅広い速度域で、先行車両との車間距離をキープさせる「アダプティブクルーズコントロール」等のアシスタントシステムを標準装備します。
最大30種類のアシスタントシステムを装備できる新型「RS 4アバント」は、アウディの先進テクノロジーによって、防ぐ事のできる事故は積極的に回避する、世界最高レベルの安全性を実現するラグジュアリーなステーションワゴンです。
新型「RS 4 Avant」の積載空間はリヤシートを折り畳めば最大で1,510Lにまで拡げられる
新型「RS 4アバント」の通常時のラゲッジスペースは505Lですが、リヤシートを折り畳めば、約3倍の1,510Lにまで拡げる事が可能です。オプション設定でスキーグッズを収納できる「スマートトランスポートパッケージ」などのアイテムを追加すれば、同車の積載能力はさらに向上します。
RS 4 Avantはアウトドアシーンで役立つ純正アクセサリーも充実
2019年1月28日に日本市場での発売をした「RS 4 アバント」の販売価格は、13,160,000円からとなっています。アウディは、オーナーの好みやライフスタイル合わせてカスタマイズを楽しめる「バイシクルホルダー」などの純正アクセサリーを多数用意しています。
モデル | Audi RS 4 Avant |
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エンジン | 2.9L V型6気筒DOHCターボチャージャー |
トランミッション | 8速ティプトロニック |
駆動方式 | quattro(4WD) |
価格 | 13,160,000円~ |
A4をベースとするアウディRS4アバントのモデルチェンジ遍歴
RS4はドイツのアウディが製造するA4をベースに、現在のアウディスポーツ社(クワトロ社)がチューニングを施して生産されているスポーツカーです。セダンの設定はなく、アバントのみのモデルとなります。
アウディRS4 アバント 初代 B5系/2000年~2002年
2000年、クワトロ社がA4の高性能版、S4をベースにチューニングしたモデル、RS4 アバントが登場しました。日本への導入は2001年6月で、左ハンドルモデルが限定50台で輸入販売されました。
アウディRS4 アバント 2代目 B7系/2006年~2008年
2006年、2代目に移行しましたが、チューニングは引き続きクワトロ社が行いました。アバントに加えてセダン型とカブリオレも用意されましたが、日本への導入は同年6月、「RS4」と「RS4 アバント」のみで、発売から2か月で販売予定台数を完売しました。
アウディRS4 アバント 3代目 B8系/2012年~2015年
2012年3月にジュネーブモーターショーで3代目B8型が発表されました。3代目ではアバントモデルのみになります。
2013年4月に3代目「RS4 アバント」の販売を開始。右ハンドル仕様も導入されました。
2014年11月、特別仕様車「Nogaro selection」を17台限定で発売。
アウディRS4 アバント 4代目 B9系/2018年~
2017年9月、4代目となる「RS4 Avant」を初公開。日本では2019年1月に販売を開始。
2020年10月に改良型を発表、翌年1月に販売開始。12月以降には限定モデルの「RS 4 Avant RS 25 years」を日本に35台を導入。
アウディRS4 アバントのモデル | 販売年表 |
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初代 B5系 | 2000年~2002年 |
2代目 B7系 | 2006年~2008年 |
3代目 B8系 | 2012年~2015年 |
4代目 B9系 | 2018年~ |
RS 4 Avantははスポーツ走行も楽しめて積載能力も魅力的な実用的な車
アウディは、2019年2月19日に全国の正規ディーラーを通じて新型「Q5 40 TDI quattro」を発売させます。「Q3」などの登場した2019年はアウディが新型モデルを積極的にラインナップさせる年です。
2019年に日本市場での販売が期待されるアウディの新型モデルの中でも、同年1月28日に販売をスタートさせた新型「RS 4 アバント」は、ラグジュアリーさだけではなくて、スポーツ走行も楽しめて積載能力も魅力的な実用的な一台です。2019年は「RS 4アバント」などのアウディの新型モデルを街中でよく見かける年となります。