ドイツの車メーカーとフラッグシップモデルまとめ
ドイツの車といえば質実剛健で品質も高いイメージがあり、外車を購入する時に真っ先にラインナップに上がります。ドイツには、どのような車メーカーがあるのでしょうか?ドイツ御三家とも呼ばれている有名なメーカーのほか、スポーツカーで有名なメーカーまで、ドイツにはたくさんの素晴らしい車メーカーが揃っています。
そこで、ドイツ出身の車メーカーの生い立ちやフラッグシップモデルを紹介します。ドイツの車が欲しい時はぜひチェックしておいてください。
メルセデス・ベンツ(Mercedes Benz)は世界中の自動車ファンが愛するドイツのプレミアムブランド
Gクラス
メルセデス・ベンツは、1886年に立ち上がったとても歴史のある自動車メーカーで、2018年の現在ではセダンやワゴンをラインナップするSクラス、Eクラス、Cクラス、Bクラス、Aクラス、SUVのGクラス、GLSクラス、GLEクラス、GLCクラス、GLAクラス、オープンカーのSLやSLCクラスがあります。
メルセデス・ベンツ Sクラス
セダンのフラッグシップモデルであるSクラスは最低価格1,140万円からの価格帯で、乗り心地の快適性はもちろんのこと、安全性能や快適装備なども最高峰のものが搭載されています。
2017年8月にはマイナーチェンジが行われ、フェイスリフトでフロントマスクが変わり、4.0L直噴ツインターボエンジンの追加、インテリジェントドライブの搭載、24時間対応のMercedes me connectなどが搭載されています。
全長 | 5,255mm |
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全幅 | 1,900mm |
全高 | 1,495mm |
ホイールベース | 3,165mm |
車両重量 | 2,290kg |
エンジン | V型12気筒ツインターボ |
排気量 | 5,980cc |
最高出力 | 390kW/4,900~5,300rpm |
最大トルク | 830Nm/1,900~4,000rpm |
駆動方式 | 2WD(FR) |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 左 |
メルセデス・マイバッハ(Mercedes Maybach)はベンツの車両をカスタマイズして販売するドイツの老舗自動車メーカー
メルセデス・マイバッハ Sクラス
マイバッハは、1909年に設立した高級車メーカーでしたが、1966年にダイムラー・ベンツの傘下となり、2018年ではメルセデス・ベンツ Sクラスをベースとした車両を販売しています。
2012年には1度ブランドが廃止されたマイバッハですが2014年には復活し、マイバッハS600やマイバッハS550がラインナップしています。
メルセデス・ベンツ Sクラスの内装や機能をベースとして、マイバッハエンブレムの装着やダッシュボードにはIWCのアナログウォッチ、サウンドにはBurmester(ブルメスター)が、後部座席にはシルバーのシャンパングラスも装備しています。
全長 | 5,465mm |
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全幅 | 1,915mm |
全高 | 1,495mm |
ホイールベース | 3,365mm |
車両重量 | 2,360kg |
エンジン | V型12気筒ツインターボ |
排気量 | 5,980cc |
最高出力 | 463kW/4,800~5,400rpm |
最大トルク | 1,000Nm/2,300~4,300rpm |
駆動方式 | 2WD(FR) |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 左 |
スマート(Smart)はベンツとスウォッチが共同で立ち上げたドイツの自動車メーカーでマイクロカーなどが有名
スマート カブリオ ブラバス
スマートは1994年に時計メーカーのスウォッチとダイムラー・ベンツが共同で販売していたブランドで、2018年ではメルセデス・ベンツのディーラーで販売されています。2ドアモデルの「フォーツー」、4ドアモデルの「フォーフォー」があり、オープンモデルの「カブリオ」の3種類ラインナップしています。
2ドアモデルは2人乗り、4ドアモデルは4人乗りで、販売価格は「for four passion」の216万円からです。全長はわずか3.5mで、最小回転半径は4.1mですのでUターンも楽々行えます。
全長 | 3,550mm |
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全幅 | 1,665mm |
全高 | 1,545mm |
ホイールベース | 2,495mm |
車両重量 | 1,010kg |
エンジン | 直列3気筒 |
排気量 | 998cc |
最高出力 | 52kW/6,000rpm |
最大トルク | 91Nm/2,850rpm |
駆動方式 | 2WD(RR) |
乗員定員 | 4人 |
ハンドル設定 | 右 |
BMWはベンツやアウディに並ぶドイツ御三家のプレミアムブランドでエンジン性能や走行性能が傑出した自動車メーカー
BMW 7シリーズ
BMWは1916年に設立した自動車メーカーで、当初は航空機エンジンを製造していて、のちにバイクメーカー、そして現在の自動車メーカーになっています。コンパクトカーやセダン、クーペ、カブリオレの1~7シリーズ、SUVのXシリーズ、スポーツタイプのZ4、電気自動車やHVのiシリーズがラインナップしています。
フラッグシップモデルは7シリーズのセダンで、最低価格は1,093万円から最高価格は2,520万になっています。740iには直列6気筒の3.0Lエンジンが搭載され、750iにはV型8気筒のエンジンが搭載されています。
サウンドにはBowers&Wilkinsダイヤモンド・サラウンドが搭載されていて、後部座席にはマッサージ機能などが搭載されたエグゼクティブ・ラウンジがグレードによって搭載されます。ドライビング・アシスト・プラスやヘッドアップディスプレイ、ナイトビジョンなど、安全やドライバーをサポートする機能がたくさんあり、安心して運転することができます。
2020年4月にはドライバーの居住空間を拡張してピクセルアレイヘッドライトを搭載した第2世代のアウディ新型A3セダンが欧州でデビューするなど、新型モデルを続々投入する注目のドイツ車です。
全長 | 5,110mm |
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全幅 | 1,900mm |
全高 | 1,480mm |
ホイールベース | 3,070mm |
車両重量 | – |
エンジン | V型8気筒 |
排気量 | 4,394cc |
最高出力 | 330kW/5,500rpm |
最大トルク | 650Nm/1,800~4,500rpm |
駆動方式 | 2WD(FR) |
乗員定員 | 4・5人 |
ハンドル設定 | 右・左 |
ミニ(Mini)は日本でもファンが多いクーパーを製造するドイツの自動車メーカー
ジョンクーパーワークス クラブマン
元々のMINIはイギリスのメーカーでしたが、BMWが親のMINIを2001年に設立しています。2001年、2006年、2013年とモデルチェンジを繰り返しており、2018年では3代目のMINIが販売されています。
3ドア、5ドア、コンバーチブル、クラブマン、クロスオーバー、ジョンクーパーワークスの6種類がラインナップしていて、3ドア・5ドア・コンバーチブルはコンパクトサイズ、クラブマンはワゴンサイズ、クロスオーバーは背高タイプになっています。
ハイパフォーマンスモデルのジョンクーパーワークスは、2.0Lの直列4気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は170kW、最大トルクは350Nmを発揮します。コンパクトでプレミアムなルックスですので、女性にも人気の1台です。
全長 | 4,270mm |
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全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | – |
車両重量 | 1,550kg |
エンジン | 直列4気筒ツインターボ |
排気量 | 1,998cc |
最高出力 | 170kW/5,000rpm |
最大トルク | 350Nm/1,450~4,600rpm |
駆動方式 | 2WD(FF) |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
アルピナ(Alpina)はBMWの車両を基にスポーティなチューニングマシンを作る自動車メーカー
アルピナ B7 ビターボ
アルピナは1964年に、BMWから公認チューニングメーカーとして認定されたメーカーで、初めての市販車には6シリーズと7シリーズをベースとしたモデルが販売されています。2018年では3シリーズ、4シリーズ、X3シリーズ、5シリーズ、6シリーズ、7シリーズがラインナップしています。
なお、2026年以降にアルピナはBMWの直接の傘下となることが決定されています。
フラッグシップモデルの7シリーズをベースとしたアルピナ B7 ビターボは、搭載エンジンの排気量や種類は変わっていませんが、最高出力が447kw、最大トルクは800Nmまで高められていて、よりパワフルな走りを体感できます。
搭載している装備や快適性はBMW 7シリーズのものを受け継ぎ、よりパワフルなエンジンを搭載したアルピナ B7 ビターボは、エキサイティングな車です。
全長 | 5,250mm |
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全幅 | 1,900mm |
全高 | 1,505mm |
ホイールベース | 3,210mm |
車両重量 | 2,130kg |
エンジン | V型8気筒 |
排気量 | 4,394cc |
最高出力 | 447kW/5,750~6,250rpm |
最大トルク | 800Nm/3,000~5,000rpm |
駆動方式 | 2WD(FR) |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
アウディ(Audi)はTTやA8など名車ぞろいのドイツの自動車メーカーでヘッドライト技術も高く評価
アウディ A8
アウディは1910年に創業した自動車メーカーで、2018年ではフォルクスワーゲングループの傘下ブランドです。コンパクトカーのA1、ハッチバックのA3、クーペのA5、SUVのQ2や、ロードスターのTT、フラッグシップモデルのA8などがあります。
最高級の乗り心地を提供するアウディ A8は、最適な配光で見やすい視界を約束するマトリクスLEDヘッドライト、0km~250km/hの間で制御できるアダプティブクルーズコントロール、迫力のあるサウンドを楽しめるBOSE サラウンド サウンドシステムなど、快適性だけではなくエンターテインメント性も備えています。
搭載しているエンジンは、3.0LのV型6気筒エンジンと4.0LのV型8気筒エンジンがあり、それぞれのグレードに搭載されています。V型6気筒のエンジンは最高出力228kW、最大トルク440Nmで、V型8気筒エンジンは最高出力320kW、最大トルク600Nmです。
全長 | 5,145mm |
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全幅 | 1,950mm |
全高 | 1,465mm |
ホイールベース | 2,990mm |
車両重量 | 2,040kg |
エンジン | V型8気筒ターボ |
排気量 | 3,992cc |
最高出力 | 320kW/5,100~6,000rpm |
最大トルク | 600Nm/1,500~5,000rpm |
駆動方式 | 4WD |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右・左 |
フォルクスワーゲン(Volkswagen)はビートルやゴルフなどの名車を有し日本のトヨタと並ぶ世界最大規模の自動車メーカー
フォルクスワーゲン アルテオン
フォルクスワーゲンは1937年に設立した会社で、アウディやランボルギーニ、ベントレーなど、ヨーロッパの有名な車メーカーを傘下に持つ企業です。ビートルとも呼ばれるタイプ1は、ヨーロッパだけではなく日本でも人気の車種で、50年以上も製造した大ヒットロングセラーモデルです。
フラッグシップモデルであるアルテオンは、渋滞支援や駐車支援システム、ヘッドアップディスプレイやアラウンドビューカメラを備えたモデルで、安全装備のほかにも快適性を追求した装備があります。
搭載しているエンジンは直列4気筒のターボエンジンで、排気量は2.0Lです。最高出力は206kW、最大トルクは350Nmで、アウディやメルセデス・ベンツに比べると大人しいスペックです。
全長 | 4,865mm |
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全幅 | 1,875mm |
全高 | 1,435mm |
ホイールベース | 2,835mm |
車両重量 | 1,700kg |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
排気量 | 1,984cc |
最高出力 | 208kW/5,600~6,500rpm |
最大トルク | 350Nm/1,700~5,600rpm |
駆動方式 | 4WD |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
ポルシェ(Porsche)は高級スポーツカー・スーパーカーの代名詞にもなっているドイツの自動車メーカー
ポルシェ 911 GT2 RS
ポルシェは1931年に設立したメーカーで、高級なスポーツカーを販売しています。2018年ではフラッグシップモデルの911、水平4気筒エンジンを搭載した718、SUVのカイエン、マカン、5ドアサルーンのパナメーラをラインナップしています。
ポルシェ・911は、1964年の初代発売からモデルチェンジを重ね2018年でもラインナップに名前を連ねる歴史のある車です。7代目の911である991型は、2011年に発売されたモデルで、2017年には700PSを発揮するGT2 RSが発表されています。
ポルシェ911 GT2 RSに搭載されているエンジンは、水平対向6気筒のツインターボエンジンで、排気量は3.8L、最高出力は515kW、最大トルクは750Nmを発揮します。
全長 | 4,549mm |
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全幅 | 1,880mm |
全高 | 1,297mm |
ホイールベース | 2,453mm |
車両重量 | – |
エンジン | 水平対向6気筒 |
排気量 | 3,799cc |
最高出力 | 515kW |
最大トルク | 750Nm |
駆動方式 | 2WD(RR) |
乗員定員 | 2+2人 |
ハンドル設定 | 左 |
ドイツ車は世界的に有名なメーカーばかりで大衆車から高級車までラインナップ
ドイツ車には、アウディやメルセデス・ベンツ、BMWのドイツ御三家のほか、スポーツカーで有名なポルシェ、550万円からフラッグシップモデルが乗れるフォルクスワーゲン、おしゃれなMINIなど、どこのメーカーの車を買っても満足できると考えます。
ほとんどのメーカーではフラッグシップモデルは1,000万円を軽く越えるモデルばかりですが、エントリーモデルでは300万円から買えるメーカーもありますので、初心者の頃からドイツ車の世界に入りたいのなら、エントリーモデルがおすすめです。
質実剛健で安全性も高く、最新モデルは最新鋭の装備を搭載した車種ばかりのドイツ車でドライブを楽しんでください。