三菱の歴代車種

三菱の歴代車種90!ラリーやオフロードで活躍した名車を画像つき解説

三菱の歴代車種、約90種類を画像付きで紹介。現行車種のデリカD5、ekクロスをはじめ、60~70年代の人気車ギャランGTO、80年代にサーキットで活躍したスタリオン、90年代のバブル期のヒットカーとなったディアマンテ、ラリーで活躍したランサーエボリーション、パジェロなどの名車を解説。

2000年代以降の三菱の歴代車種

2000年以降の三菱は不祥事により自社のブランドイメージを損ねた結果、大きく販売台数を落としてしまいます。日本での販売は厳しいものでしたが、コルトなどの堅実なヒットカーや今なお海外で高い人気を誇るトライトンなどが誕生しました。

ランサーセディアワゴン/ランサーワゴン(2000~2007)

ランサーセディアワゴン中期型

ステーションワゴン・リベロの後継。2003年に「セディア」のサブネームがとれ、ランサーワゴンの車名に。「加速がいい」とオーナーからは割と好評。ただし、ガソリン直噴エンジンGDI採用車なので中古車購入は慎重な検討が必要。

車名 ランサーセディアワゴン / ランサーワゴン
販売期間 2000~2007年
特徴 ステーションワゴン・リベロの後継モデル。2003年に「セディア」のサブネームを外しランサーワゴンに車名変更。
評価 加速性能が良くオーナーから好評。ただしGDIエンジン搭載車のため中古購入時は注意が必要。

ディオン(2000~2006)

ディオン 前期型

7人乗り3列シートの5ナンバーミニバンとして登場。三菱が掲げたSUW「スマート・ユーティリティ・ワゴン」で販売当初は好調な売上を記録するも、低燃費なライバル車の登場やブランドイメージ下落により失速。

車名 ディオン
販売時期 2000~2006年
車種 5ナンバーミニバン
乗車定員 7人乗り(3列シート)
コンセプト SUW(スマート・ユーティリティ・ワゴン)
販売状況 登場時は好調だったが、後に失速
失速の要因 燃費の良いライバル車の登場とブランドイメージの低下

プラウディア(2000~2001/2014~2016)

初代プラウディア 生産台数は少ないが個人タクシーとして稀に活躍している

初代の生産期間は1年1ヶ月。トヨタ・セルシオなどと並ぶ高級車で、ストレッチリムジン仕様の姉妹車ディグニティは秋篠宮家の公用車。2012年に日産フーガY51型のOEM供給で車名が復活し、2016年まで販売。

車名 プラウディア
販売時期 2000~2001年(初代) / 2014~2016年(二代目)
車種区分 高級セダン
初代の特徴 トヨタ・セルシオなどと並ぶクラスで販売された
初代の生産期間 わずか1年1ヶ月と短命
姉妹車 ディグニティ(ストレッチリムジン仕様)
ディグニティの用途 秋篠宮家の公用車として使用された
二代目の概要 日産フーガ(Y51型)のOEM供給車として復活
販売終了 2016年に販売終了

ディグニティ(2000~2001/2014~2016)

初代ディグニティS43A型

2代目ディグニティBHGY51型 日産HGY51型シーマのOEM

限定車を除き日本で販売数が最も少ない車。三菱の重役が乗るイメージから脱却できず、ブランドイメージの悪化、平成不況と重なった結果、初代は生産台数59台。秋篠宮家の公用車として知られている点が救い。2代目は日産シーマのOEM。

車名 ディグニティ
販売時期 2000~2001年(初代) / 2014~2016年(二代目)
車種区分 高級セダン(リムジン仕様)
初代の特徴 重役向けのイメージが強く、一般市場には浸透せず
販売台数 初代はわずか59台(限定車除く)
販売不振の要因 ブランドイメージ低下と平成不況の影響
公用車利用 秋篠宮家の公用車として使用された
二代目の概要 日産シーマ(HGY51型)のOEM供給モデル
特記事項 日本市場で最も販売数が少ない市販車のひとつ

エアトレック(2001~2009)

エアトレック前期型 フィールドギア

エアトレック スポーツギアS

国外ではアウトランダーの車名で販売されていたクロスオーバーSUV。セダンからの乗り換えも見込み、全高を1,550mmに抑えることで立体駐車場もOK。ただし2003年追加の「スポーツギア」はサイズが一回り大きいため不可で、アクの強いマスクが賛否両論。

車名 エアトレック
販売時期 2001~2009年
車種区分 クロスオーバーSUV
海外名 アウトランダー(国外)
設計の特徴 全高を1,550mmに抑え、立体駐車場に対応
ターゲット層 セダンからの乗り換えユーザーを想定
スポーツギアの違い 2003年追加モデルはサイズが大きく立駐不可
デザインの評判 マスク(顔つき)が個性的で好みが分かれた

グランディス(2003~2009)

シャリオグランディスの後継車 グランディス前期型

オリビエ・ブーレイが監修したミニバン。いわゆるブーレイ顔。曲線を多用してデザイン性を猛PR。しかし、ホンダ・オデッセイなど競合ひしめく市場では、消費者の反応は薄かった。海外では2011年まで生産され、特に欧州やタイで人気。

車名 グランディス
販売時期 2003~2009年(日本国内)
車種区分 ミニバン
デザイン監修 オリビエ・ブーレイ(ブーレイ顔)
デザインの特徴 曲線を多用し、スタイリッシュさを強調
市場の反応 ホンダ・オデッセイなど強力なライバルに埋もれ反応は薄かった
後継車 シャリオグランディスの後継として登場
海外展開 欧州やタイなどで2011年まで生産・販売され人気を得た

eKスポーツ(2002~2013)

初代eKスポーツ

2代目eKスポーツ 後期型

初代eKシリーズのスポーツモデルとして登場。フルモデルチェンジを経て2012年まで生産されたモデル。eKシリーズとして初のターボエンジンが採用された。後継はekカスタム。

車名 eKスポーツ
販売時期 2002~2013年
車種区分 軽ハイトワゴン(スポーツモデル)
シリーズ内での位置づけ eKシリーズのスポーティ仕様
搭載エンジン シリーズ初のターボエンジンを採用
モデル変遷 初代からフルモデルチェンジを経て2代目へ
後継モデル eKカスタム
生産終了年 2013年(モデルによっては2012年まで)

eKクラッシィ(2003~2005)

eKクラッシィ 後期型

初代eKシリーズに追加された上級モデル。クラシカルな雰囲気のあるエクステリア、ベージュを基調としたインテリア、eKワゴンよりも豊富な装備により差別化。見た目だけでなく、遮音性の向上にも取り組んでいた。

車名 eKクラッシィ
販売時期 2003~2005年
車種区分 軽ハイトワゴン(上級仕様)
シリーズ内での位置づけ 初代eKシリーズの上級モデル
エクステリアの特徴 クラシカルな雰囲気を持つ外観デザイン
インテリアの特徴 ベージュを基調とした落ち着いた内装
装備内容 eKワゴンよりも充実した装備を採用
快適性の工夫 遮音性の向上により静粛性を高めた

eKアクティブ(2004~2006)

eKアクティブ

初代eKシリーズに追加されたSUV担当。いわゆるブーレイ顔。当時は軽自動車のクロスオーバーSUVが珍しく、オプションで撥水ラゲッジボックスなども用意。2019年発売のeKクロスの元祖とも呼べる存在。

車名 eKアクティブ
販売時期 2004~2006年
車種区分 軽クロスオーバーSUV
シリーズ内での位置づけ 初代eKシリーズのSUV担当モデル
デザインの特徴 ブーレイ顔を採用した個性的な外観
特徴的な装備 撥水ラゲッジボックスなどアウトドア志向の装備を用意
時代背景 当時は軽SUVの選択肢が少なく珍しかった
後継・関連モデル 2019年発売のeKクロスの元祖とされる

eKカスタム(2013~2019)

eKカスタム 2015年マイナーチェンジモデル

3代目ekシリーズに追加されたスポーティーモデル。ekスポーツの後継。当初から力強さを感じるエクステリアだったが、2015年のマイナーチェンジで三菱のフロントデザインコンセプトである「ダイナミックシールド」を採用した。

車名 eKカスタム
販売時期 2013~2019年
車種区分 軽ハイトワゴン(スポーティモデル)
シリーズ内での位置づけ 3代目eKシリーズのスポーティ仕様
前モデル eKスポーツの後継車
デザインの特徴(初期) 力強さとスポーティさを感じさせるエクステリア
2015年の変更点 フロントに「ダイナミックシールド」デザインを採用
デザインコンセプト 三菱の統一的なデザインアイデンティティを反映

ランサーエボリューションワゴン(2005~2006)

ランサーエボリューションワゴン GT

第三世代ランエボをベースにした通称エボワゴン。限定2500台。6速MTと5速ATがあり、価格は341万円~。海外のクルマ好きにも響くデザイン&存在感のようで、「これぞクール・ジャパンだ!」と興奮気味に褒めてくれたりする。

車名 ランサーエボリューションワゴン
販売時期 2005~2006年
ベースモデル 第三世代ランサーエボリューション(ランエボ)
通称 エボワゴン
販売台数 限定2,500台
ミッション 6速マニュアルと5速オートマチックの2種
価格帯 341万円〜
海外での評価 デザインと存在感が高く評価され「クール・ジャパン」と称賛される

i(2006~2015)

i(アイ)前期型

i(アイ)リア

リアミッドシップエンジン、後輪駆動の軽自動車。ロングホイールベースで居住性を高め、運動性能にもこだわった「プレミアムな軽」の先駆け。コロンとした卵のようなシルエットが個性的でかわいい。実は前後のタイヤサイズが異なる。

車名 i(アイ)
販売時期 2006~2015年
駆動方式 リアミッドシップエンジン・後輪駆動
車種区分 軽自動車
特徴 ロングホイールベースで居住性向上、運動性能にも配慮
デザイン 卵のような丸みを帯びた個性的でかわいいシルエット
特殊仕様 前後のタイヤサイズが異なる点が特徴的
コンセプト 「プレミアムな軽自動車」の先駆け

コルト(2002~2013)

コルト 後期型

ダイムラー・クライスラー社と共同開発したコンパクトカー。スマート・フォーフォーとはプラットフォームを共通する姉妹車。発売当初は苦戦したが、エコカー減税や新車価格100万円を切るLimitedグレードの登場により、徐々に販売台数を伸ばしてロングセラーに。

車名 コルト
販売時期 2002~2013年
車種区分 コンパクトカー
開発 ダイムラー・クライスラー社との共同開発
姉妹車 スマート・フォーフォーとプラットフォームを共通
販売状況 発売当初は苦戦したが、徐々に販売台数を伸ばす
販売促進策 エコカー減税や100万円以下のLimitedグレードの導入
評価 ロングセラーとして定着

コルトプラス(2004~2012※国内生産終了)

コルトプラス

コルトプラス 台湾仕様 2013年9月マイナーチェンジ型

コルトプラス 台湾仕様 2017年6月マイナーチェンジ型

コルトをベースにラゲージスペースを広くしたモデル。台湾では大ヒットカーとなり、自動車メーカー中華汽車による現地生産が続く。2013年のマイチェンではコルトの面影がほぼなくなったが、2017年やっぱり三菱っぽい外見にマイチェン。

車名 コルトプラス
販売時期 2004~2012年(国内生産終了)
ベース車種 コルト
特徴 ラゲージスペースを広げたワゴンモデル
海外展開 台湾で大ヒット、現地メーカー中華汽車が生産継続
2013年マイナーチェンジ コルトの面影が薄れたデザインに変更
2017年マイナーチェンジ 再び三菱らしい外観に戻す変更を実施

トッポ(2008~2014)

トッポ トッポBJ以来4年9か月ぶりに「トッポ」の車名が復活

ミニカトッポから数えて4代目。トッポBJの生産終了から4年9カ月ぶりに復活した軽トールワゴン。資金難からトッポBJから外板パネルを、ekのプラットフォームを流用したコストダウン設計。ガラスが大きくて、運転しやすく、開放感あり!

車名 トッポ
販売時期 2008~2014年
歴代 ミニカトッポから数えて4代目モデル
復活 トッポBJ生産終了から4年9ヶ月ぶりに車名復活
設計特徴 トッポBJの外板パネルとeKプラットフォームを流用しコストダウン
特徴 大きなガラスで視界が良く運転しやすい、開放感がある
車種区分 軽トールワゴン

パジェロ(1982~2019)

スキーブーム時に誕生した初代パジェロ メタルトップ バン 2.0T / 2.3DT XL

大ヒットカーとなった2代目パジェロ 中期型 キックアップルーフワイド XR

3代目パジェロ 前期型 エクシード

現行車種4代目パジェロ 2014年7月改良型

80年代のレジャーブーム期に登場。1992年には国内月間販売台数1位を獲得するなど誰もが知るヒットカーに!ダカール・ラリーでは総合優勝12回。しかし、2018年2月ショートボディの生産を終了。SUVブームに押されて日本では2019年に販売終了。

車名 パジェロ
販売期間 1982~2019年
登場背景 80年代のレジャーブームに合わせて発売
販売実績 1992年に国内月間販売台数1位を記録するヒット車種
ラリー成績 ダカール・ラリーで総合優勝12回の実績
生産終了 2018年2月にショートボディ生産終了、2019年に国内販売終了
市場動向 SUVブームの影響で販売終了に至る
代替世代 4代目パジェロは2014年改良型が現行モデル

デリカD:3(2011~2019)

BM20型 デリカD3

全長4.40mm×全幅1695mmとギリギリ5ナンバーサイズのミニバン。日産NV200バネットのOEM車種だが、フロントバンパーとフロントグリルが違うため、やや顔つきは異なる。

車名 デリカD:3
販売期間 2011~2019年
車種区分 5ナンバーミニバン
サイズ 全長4,400mm×全幅1,695mm(ギリギリ5ナンバーサイズ)
ベースモデル 日産NV200バネットのOEM車種
外観の違い フロントバンパーとグリルが異なり、顔つきがやや違う

アウトランダー(2005~2020)

初代アウトランダー 2010年GTモデル

2代目アウトランダー アジアクロスカントリーラリー参戦車

国内ではトヨタ・ハリアーやマツダ・CX-5などと競争を繰り広げるミドルサイズSUV。海外ではプジョー4007とシトロエンCクロッサーのベース車にもなっている。ボディはランエボで培った技術を惜しみなく投入したと三菱は語る。福島警察のパトロールカーにも採用。

車名 アウトランダー
販売期間 2005~2020年
車種区分 ミドルサイズSUV
競合車種 トヨタ・ハリアー、マツダ・CX-5など
海外展開 プジョー4007、シトロエンCクロッサーのベース車
技術面 ランサーエボリューションの技術を惜しみなく投入
採用例 福島県警のパトロールカーとしても使用される

i-MiEV(2009~2021)

東京モーターショー2007に出展されたi-MiEV

世界初の量産型電気自動車として誕生し、近未来的なデザインが国内外で話題を集めたアイ・ミーブ。歩行者保護のためにフロントバンパーを大型化する必要があり、2018年4月に軽自動車から登録車へ異例の白ナンバー変更を遂げる。

車名 i-MiEV
販売期間 2009~2021年
特徴 世界初の量産型電気自動車として登場
デザイン 近未来的なスタイルで国内外で注目される
安全対策 歩行者保護のためフロントバンパー大型化
ナンバー変更 2018年4月に軽自動車から登録車へ異例の白ナンバーに変更

ミラージュ(1978~2023)

三菱初のFF車だった初代ミラージュのハッチバック

先代よりコンパクトになった6代目ミラージュ(2012~)

三菱初のFF車として登場し、初代は副変速機スーパーシフトを搭載していたミラージュ。2000年に5代目で国内販売を終了するも、2012年に車名を復活。現行型6代目はよりコンパクトになり、欧州ではAセグメントに位置する世界戦略車となった。

車名 ミラージュ
販売期間 1978~2023年
特徴 三菱初のFF車として登場、初代はスーパーシフト搭載
国内販売 2000年に5代目で一旦終了
車名復活 2012年に6代目で復活、よりコンパクトに
市場区分 欧州ではAセグメントの世界戦略車

三菱自動車は独自性のあるクルマ作りで復活もあり得る?

「三菱自動車」といえば、ラリーで活躍したランサーエボリューション、パジェロなどのレース・オフロードの名車を思い浮かべる人がいるでしょう。

2016年から三菱自動車は、ルノー・日産アライアランスに加わり、ルノー・日産・三菱アライアンスの構成会社となりました。三菱自動車の名車を活用しながらルノー・日産とどのような関係で新しい商品を作っていけるかが三菱復活のカギとなるかもしれません。三菱自動車には競合他社とは違う独自性のある車、名車と呼ばれる車を作ってきた歴史は確かにあります。