三菱RVRの内装を徹底解説!GとMの装備差・デザインの違いまとめ
三菱が販売していたコンパクトクロスオーバーSUV「RVR」の内装について、グレード別の違いを中心に詳しく解説します。なお、三菱RVRは2024年4月に国内向け生産を終了し、同年9月30日をもって国内販売・三菱ホームページへの掲載も終了しています。現在は中古車市場での流通のみとなっており、後継ポジションはエクリプスクロスが担っています。また、エクスフォースをベースにした新型RVRの国内復活が検討されているとも報じられています。
RVRは初代・2代目がトールワゴンとして展開されていましたが、3代目からコンパクトクロスオーバーSUVとして2010年より販売されました。アウトランダーPHEVの弟分的ポジションとして人気を集めたモデルです。グレード構成はGとMの2タイプのみとシンプルで、以下ではコックピット・シート・ラゲッジルーム・安全装備・カスタムパーツまで内装に関わる情報を網羅的に解説します。
2019年8月のマイナーチェンジでRVRの内装はどう変わったか
三菱自動車は2019年8月22日にRVRのマイナーチェンジを実施しました。主な変更点はエクステリアデザインの刷新と安全装備の強化ですが、内装にも変更が加えられています。
マイナーチェンジ後のRVRのインテリアイメージ
内装カラーはマイナーチェンジ後もブラックで統一されています。変更点として、ルーフライニングの色がブラックに変更され、上級グレード「G」のシートデザインに幾何学パターンが採用されました。
機能面では、INVECS-III 6速スポーツモードCVTに「Mポジション」が追加されたほか、予防安全技術「e-Assist」に誤発進抑制機能(前進時)が追加され、サポカーSワイドへの該当が実現しました。これらの改良が加えられながら、車両価格は従来と同等か値下げとなっています。
RVRのコックピットはGとMでどんな装備差がある?

GとMのコックピットは基本的なレイアウトに大きな差はありませんが、加飾の素材や一部装備に違いがあります。主な差異を以下にまとめます。
| 装備 | Gグレード | Mグレード |
|---|---|---|
| ステアリング・シフトカバー素材 | 本革巻(標準) | ウレタン(本革巻はオプション) |
| エアコン | オートエアコン | マニュアルエアコン |
| エアコンガーニッシュ | ピアノブラック | カーボン調 |
| パドルシフト | 標準装備 | オプション装着可 |
| クルーズコントロール | 標準装備 | なし |
ステアリングホイールとシフトノブ Gグレードにはパドルシフトを搭載
Gグレードには、走る楽しさを高めるパドルシフトと、高速道路での一定速走行を可能にするクルーズコントロールが標準装備されていました。パドルシフトはMグレードにもオプションで装着可能でした。ステアリングとシフトカバーはGに本革巻が標準採用され、Mグレードはメーカーオプションで同仕様に変更できました。
ドライブモードセレクターで4WDの切り替えもワンプッシュ
プッシュボタン式ドライブモードセレクターは4WD車のみに搭載されていました。「4WDオート」「2WD」「4WDロック」の3モードを切り替えられ、雪道や悪路でも安定した走りを実現する設計です。日常走行には燃費効率の良い2WDモード、ぬかるんだ路面などには4WDロックモードと、シーンに応じた使い分けが可能でした。
エアコンとエンジンスタートのスイッチ
エアコンはGがオートエアコン、Mがマニュアルエアコンと異なりますが、どちらもダイヤル式で直感的に操作できる設計です。頻繁に細かな温度調整をする方にはGグレードのオートエアコンが便利でした。
エアコンガーニッシュはグレード毎に違う
エアコン送風口のガーニッシュはGがピアノブラック、Mがカーボン調と異なります。いずれも重厚感のある加飾でスタイリッシュな印象を与え、インテリアのグレード感を底上げしています。
RVRにはスマホ保管スペースがあるので置き場に困らない
インパネセンター下部にはスマートフォン収納スペースが設置されていました。トレイは着脱可能なので清掃も手軽で、ドライブ中のスマートフォン置き場に困らない実用的な設計です。
RVRのシートデザインはグレード・オプションで3タイプから選択可能
RVR Mグレードのシートはストライプパターン、Gグレードはハニカムパターン
シートデザインはグレードにより異なりました。Mグレードには赤色ステッチ入りのストライプパターン上級ファブリックシートが、Gグレードにはハニカムパターンのファブリックシートがそれぞれ標準装備されていました。
RVR Gグレードはグランリュクスと合成皮革のコンビシートをオプション設定
Gグレードはメーカーオプションで、赤ステッチ入りのスエード調素材「グランリュクス」と合成皮革のコンビシートに変更可能でした。より上質で高級感のある仕上がりを求めるユーザーに人気のオプションでした。
特別仕様車「アクティブギア」は黒×オレンジのエネルギッシュな内装が特徴
オレンジが個性的なアクティブギアシリーズの内装
三菱のアクティブギアシリーズは、高い機能性を象徴するオレンジカラーをアクセントに取り入れた特別仕様車でした。RVRのほかデリカD5・ekカスタム・ekスペースにも設定されており、スポーティで個性的なデザインが魅力でした。
フロアマットはブラックとオレンジ
ディーラーオプションのアクティブギアコンプリートパッケージには、ブラック×オレンジの前後席フロアマットセットが含まれていました。内装全体の統一感が高まり、特別仕様車らしい仕上がりになるアイテムです。

ステアリング・シフトノブ・パーキングブレーキ・シートにはオレンジステッチが施されていました。派手になりすぎず、標準モデルとは一線を画す個性的な存在感が特徴です。

エアコンダイヤルにもオレンジの加飾が採用されていました。ブラックの内装に鮮やかなオレンジが映え、内装の細部までアクティブギアらしさが貫かれたこだわりの仕様でした。
RVRのラゲッジルームは大容量かつフレキシブルなシートアレンジが可能

三菱RVRの荷室幅はおよそ1,000mm〜1,350mm、奥行きはおよそ1,510mmと十分な広さを確保していました。テールゲートの開口部が広く、大きな荷物も積みやすい設計で、リヤシートは6:4分割可倒式を採用し、荷物の形状に合わせた多彩なシートアレンジが可能でした。自転車や長尺物など、フラットな荷室が必要な場面でも活躍するスペースです。
収納力の高い仕切り付きのアンダーボックス
フラットな荷室の床下には仕切り付きアンダーボックスが搭載されており、見せたくない荷物や小物をすっきり収納できる設計でした。ただし、スペアタイヤを選択した場合はアンダーボックスが未装着となる点が注意点です。
RVRはe-Assist標準装備でサポカー基準をクリアする安全性能を確保
三菱の先進安全装備「e-Assist」を全グレードに標準装備していたRVRは、高齢ドライバーを含む全ての運転者に推奨される「サポカー」に該当していました。衝突被害軽減ブレーキシステム・車線逸脱警報システム・オートマチックハイビームなどが含まれます。なお、後側方車両検知警報システムと後退時車両検知警報システムはパッケージメーカーオプションでの対応でした。
そのほかにも、後続車のヘッドライトの眩しさを自動で軽減する自動防眩ルームミラー、横滑り防止のアクティブスタビリティコントロール、坂道発進をサポートするヒルスタートアシスト機能もG・M両グレードに標準装備されており、日常から山道・悪路まで幅広い走行シーンで安心感を提供していました。
RVRに設定されていた純正アクセサリーとカスタムパーツ一覧
夜のドライブが盛り上がる車内のイルミネーション装備
フロントドアスピーカーイルミネーションとフロアイルミネーションはどちらもブルーで、セット装着すると夜のドライブの雰囲気が大きく変わる人気のカスタムアイテムでした。
本革調シートはRVRの上質感が高まる
ファブリックシートを本革調シートに変更するだけで、インテリア全体の質感が格段にアップします。グレーのパイピング・ステッチ・センター部のディンプル加工など細部へのこだわりが見どころでした。
トノカバーやラゲッジマットもオプションで設定
ラゲッジマットはラグジュアリータイプとスタンダードタイプの2種類から選択可能でした。荷室を汚れや傷から守るだけでなく、見た目の仕上がりも向上します。荷物を隠せるトノカバーもセットで揃えると利便性がさらに高まります。
ラゲッジの各種収納グッズが便利
ラゲッジネット・ラゲッジトレイ・パーティションボックスを活用すると、荷物の形状やサイズに応じてすっきりと収納できます。カーゴサイドボックス専用のサイドトレイリッドは床面をフラットにして荷室の使い勝手をさらに向上させます。
金属感のあるアルマイト処理されたシフトノブ
アルマイト処理にブラックレザーを組み合わせた球形シフトノブは、握り心地が良くスポーティな印象を与えるアクセサリーでした。走りへの期待感を高めるアイテムとして人気がありました。
夜のドライブが快適になる防眩ミラー
オート防眩ルームミラーは全グレードにオプションで装着可能でした。夜間走行時に後続車のヘッドライトの眩しさを自動で軽減し、運転に集中しやすい環境を整えます。夜間の走行が多いユーザーに特に好評だったオプションです。
LEDイルミネーション付きのパノラマガラスルーフは珍しい装備
GグレードのみにオプションとしてLEDイルミネーションとUVカット機能付きのパノラマガラスルーフを装着できました。天気の良い日には開放的なドライブが楽しめ、LEDイルミネーションはアンバーカラーで開閉時に点灯する演出が特徴的でした。
7インチナビゲーションもおすすめのオプション
高精細な7インチWVGAディスプレイのメモリーナビゲーションや、Apple CarPlay・Android Autoに対応したディスプレイオーディオは、スマートフォンとの連携でドライブのエンターテインメント性を高めるオプションとして人気でした。Gグレードはメーカーオプションでロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムも選択可能で、本格的なサウンド環境を車内に構築できました。
RVRの内装はスポーティで実用的なコンパクトSUVの魅力が凝縮されていた

MITSUBISHIのRVRは、ブラックを基調にスポーティな加飾を取り入れたインテリアと、メーカーオプションで上質感を高められる自由度の高さが魅力でした。SUVらしい走りを楽しめるコックピット設計、シートアレンジ対応の大容量ラゲッジ、e-Assist標準装備によるサポカー適合と、コンパクトSUVに求められる要素を高いレベルで揃えたモデルでした。
三菱RVRは2024年9月30日に国内販売を終了しています。中古車市場では引き続き流通しており、そのスポーティで実用的な内装は今も多くのSUVファンに支持されています。なお、三菱自動車はエクスフォースをベースにした新型RVRの国内投入を検討していると報じられており、今後の動向が注目されます。




















