トヨタ アイゴのモデルチェンジ

トヨタのアイゴがマイナーチェンジ!可愛いスタイルの海外専売車は日本発売なるか

トヨタ アイゴはジュネーブモーターショー2018でマイナーチェンジモデルが発表され2018年6月4日に欧州で販売されています。パッソと同様のエンジンを搭載し、必要最低限の快適装備を搭載したアイゴはミニマムな車です。

トヨタのアイゴがマイナーチェンジ!可愛いスタイルの海外専売車は日本発売なるか

トヨタのアイゴがマイナーチェンジ!全長3.5mの小型ハッチバック

トヨタ「アイゴ」のエクステリア

欧州で販売しているトヨタのAセグメントサイズの車両である「アイゴ」が、ジュネーブモーターショー2018で発表後にマイナーチェンジを行い2018年6月4日に欧州で販売開始されました。
初代は2005年から2014年、2代目は2014年4月から販売されていて、約4年でのマイナーチェンジになります。

欧州で販売されているトヨタ アイゴのエクステリアやインテリア、搭載装備や発売日・価格帯、日本での発売はあるのか、さっそくチェックしていきましょう。

特別モデルのアイゴ「x-style」と「x-cite」がジュネーブモーターショー2019で初お披露目!

アイゴの特別モデル「x-style」のエクステリアジュネーブモーターショー2019に特別モデルのオレンジを強調したアイゴ「x-cite」登場!

ジュネーブモーターショー2019でアイゴの「x-style」と「x-cite」を初披露すると、トヨタモーターヨーロッパが発表しました。
「x-cite」のボディカラーは明るいオレンジをベースに、フロントスポイラーやルーフ、ドアミラーをブラックにし、よりオレンジが映えるエクステリアになっています。

アイゴの特別モデル「x-style」のエクステリアジュネーブモーターショー2019に特別モデルのホワイトにオレンジを配したアイゴ「x-style」登場!

「x-style」のボディカラーはホワイトがベースで、フロントバンパー、電動キャンバストップ、ドアミラー、ボディサイトにアクセントとしてダークオレンジを配色。かなり目立つエクステリアとなっています。

アイゴの特別モデル「x-style」と「x-cite」のインテリアアイゴの特別モデルアイゴの特別モデル「x-style」と「x-cite」のインテリアのインテリア

インテリアは「x-style」と「x-cite」ともにブラックベースにオレンジのアクセントが目立つ配色で、特別間をかもし出しています。

また、自動ブレーキの「トヨタ・セーフティ・センス」の最新版を標準搭載し、10~80km/h走行時に衝突の危険を察知した際、ドライバーに警告音で知らせ、対応のないときは自動ブレーキが作動します。車線をウインカーなしで逸脱した際にも、警告音で知らせます。

マイナーチェンジした新型アイゴのエクステリアはライト位置やバンパー形状を変更

アイゴのマイナーチェンジ後エクステリアマイナーチェンジ後のアイゴ

マイナーチェンジする前のアイゴマイナーチェンジ前のアイゴ

トヨタ アイゴのエクステリアは、ヴィッツをひと回り小さくしたようなスタイリングで、3ドアモデルと5ドアモデルがあります。ヘッドライトの外周を縁取るようにLEDが配置されていて、先進的なデザインです。前期型ではバンパー内にLEDデイライトが組み込まれているのに対して後期型ではなくなっているのが分かります。

アイゴのマイナーチェンジ後リアビューマイナーチェンジ後のアイゴのリヤ

アイゴのマイナーチェンジ前リアビューマイナーチェンジ前のアイゴのリヤ

リアビューでは、マイナーチェンジ前と後でテールランプのデザインが変わっていることが見受けられます。MC前では上部がテールランプ、下部がウインカーとバックランプになっていると考えられますが、後期型ではテールランプとバックランプの間にLEDのラインが入っているように見えます。

2代目前期型のボディサイズは全長3,455mm、全幅1,615mm、全高1,460mmのコンパクトサイズで、トヨタのヴィッツよりもひと回り小さいサイズです。

トヨタ新型アイゴのボディサイズ比較
アイゴ ヴィッツ
全長 3,455mm 3,945mm
全幅 1,615mm 1,695mm
全高 1,460mm 1,530mm
ホイールベース 2,340mm 2,510mm
  • アイゴ 
マイナーチェンジ後のカラー「White Flash」White Flash
  • アイゴ 
マイナーチェンジ後のカラー「Red Pop」Red Pop
  • アイゴ 
マイナーチェンジ後のカラー「Electro Grey」Electro Grey
  • アイゴ 
マイナーチェンジ後のカラー「Silver Sparkle」Silver Sparkle
  • アイゴ 
マイナーチェンジ後のカラー「Bold Black」Bold Black
  • アイゴ 
マイナーチェンジ後のカラー「Dark Blue Twinkle」Dark Blue Twinkle
  • アイゴ 
マイナーチェンジ後のカラー「Cyan Splash」Cyan Splash

ボディカラーは全7色設定で、ホワイトやシルバーなどの基本的な色のほかに赤や水色など可愛いカラーもラインナップしています。

トヨタ新型アイゴはマイナーチェンジでポップで親しみやすいカラーのインテリアに進化

マイナーチェンジした後のアイゴ内装

新しいアイゴのインテリアは、ブルーのアクセントが入ったポップなデザインで、青色のほかにもオレンジなどのカラーがあります。トランスミッションはマニュアルで、センタークラスターにはディスプレイオーディオ、ハザードスイッチ、エアコンコントローラーが設置されています。

センターコンソールは無くハンドブレーキが設置されていて、ドリンクホルダーなどはセンタークラスターの底部にあると考えられます。

マイナーチェンジモデルの新型アイゴは欧州市場で2018年6月4日から販売・日本発売の予定は今のところない

マイナーチェンジで搭載されるアイゴのエンジン

マイナーチェンジ前のアイゴに搭載されているエンジンを後期型でも採用しています。型式は1KRエンジンで、排気量は1.0Lのマイルドなエンジンを搭載しています。

トヨタ アイゴの搭載エンジンスペック
型式 1KR
種類 直列3気筒
排気量 998cc
最大出力 51KW/6,000rpm
最大トルク 95Nm/4,300rpm

最大出力は69PSで、トヨタのパッソに搭載されているエンジンと同様のものが積まれていることが分かります。トランスミッションは5速MTと5速オートマチックMTが搭載されていて、マニュアル車が多い欧州ならではのラインナップです。

横一列に並んだ4台のアイゴ

トヨタ アイゴの発売日はジュネーブモーターショー2018での発表後、2018年6月4日に発売されました。
また海外専売車アイゴの日本発売についての公式アナウンスはありません。

欧州で展開されているアイゴのモデルチェンジ遍歴

アイゴはトヨタが欧州で展開しているAセグメントの乗用車です。3代目からは「アイゴX(クロス)」に改称されています。ヤリスの下のモデルの位置づけです。

アイゴ 初代 AB10型/2005年~2014年

2005年2月、アイゴの生産がチェコでスタートし、3月のジュネーブモーターショーで公開されました。軽量化と低コスト化されているモデルです。
2009年1月にはマイナーチェンジを実施し、フロントバンパーとテールランプが変更になっています。
2012年春にも2度目のマイナーチェンジを実施し、ディーゼルエンジンモデルの廃止と、フロントバンパーの形状が変更になりました。

アイゴ 2代目 AB40型/2014年~2022年

2014年4月2代目アイゴの販売が開始されました。若者受けを狙ったスタイリングで、デザインは日本の若者文化に起因しています。
2018年4月、マイナーチェンジを実施し、エンジン出力がアップされました。
2021年、特別仕様車「x-sport」をスペインで設定。ボディカラーの追加も行われました。

アイゴ 3代目 AB70型/2022年~

2021年11月、新型「アイゴX」を発表し、翌年2022年1月、スペインで予約受注が始まります。4月には欧州でも発売され、ボディカラーに新色を追加しました。11月にはオンライン限定でキャンバストップを装備した「エア エディション」をイギリスで発売。
2023年3月、アパレルブランドとコラボした特別仕様車「UNDERCOVER」を5,000台限定で発売しました。

アイゴのモデルチェンジ遍歴
アイゴのモデル 販売年表
初代 AB10型 2005年~2014年
2代目 AB40型 2014年~2022年
3代目 AB70型 2022年~

マイナーチェンジしたトヨタの新型アイゴが日本で発売する可能性は低い

アイゴ

欧州で発売されているAセグメントコンパクトカーのアイゴは、ヴィッツよりもひと回り小さいサイズで展開されていて、パッソに搭載されている1.0Lエンジンを搭載している車です。アイゴが日本で発売する可能性はパッソと競合するため限りなく低いと考えられます。
ボディタイプに3ドアモデルがあり、ボディサイズも小さいので販売終了したIQを思い起こすアイゴは、欧州で活躍しているコンパクトカーです。