パッソのフルモデルチェンジ

パッソのフルモデルチェンジは2019年後半か?4代目は新開発エンジンを搭載

パッソのフルモデルチェンジ情報。2019年後半に誕生予定の新型は新開発エンジンを搭載・スポーティグレード「GT」を設定・フロントマスクのデザインを刷新する見込み。その他、各グレードの販売価格やスペックについては予想も交えて紹介。

パッソのフルモデルチェンジは2019年後半か?4代目は新開発エンジンを搭載

パッソの次期フルモデルチェンジは2019年後半? 4代目は新開発エンジンを搭載・フロントマスクを刷新してスポーティさを向上させる

2018年10月にマイナーチェンジを実施して、搭載するスマートアシスト3に改良を加えるなど安全性を強化した、トヨタ最小サイズのコンパクトカーである「パッソ」が、2019年後半に早くもフルモデルチェンジを行う見込みです。

ダイハツとの共同開発によって誕生したパッソは、次期フルモデルチェンジによって、ライバル車であるフォルクスワーゲン「up!」に対抗するグローバルカーを目指します。

ここでは、新設定される見込みの最上級グレード「GT」のスペックや、4代目パッソの販売価格等についても予想を交えて紹介します。

パッソの次期フルモデルチェンジはフォルクスワーゲンのハッチバックシリーズに対抗するためにタイミングを早めて2019年後半とする可能性が高い

パッソの現行(2016)モデル2016年以来、6年ぶりのフルモデルチェンジとなるパッソ

トヨタが販売する最小サイズのコンパクトカーであるパッソは、2004年6月に初代モデルが誕生しました。初代モデルから2代目へと移行するタイミングは約5年半、2代目から3代目へと移行するまでのタイミングは約6年と、パッソのモデルライフは5年以上とAセグメントに属するコンパクトカーの中では、比較的長い傾向にありました。

パッソのモデルチェンジ年表

パッソのモデルチェンジ年表
年月内容
2004年6月 初代パッソ誕生
2006年12月 マイナーチェンジを実施して後期型へ移行
2010年2月 フルモデルチェンジが実施されて2代目パッソが誕生
2014年4月 マイナーチェンジを実施して後期型へ移行
2016年4月 フルモデルチェンジを実施して3代目パッソが誕生
2018年10月 マイナーチェンジを実施して後期型へ移行
2019年後半 フルモデルチェンジを実施して4代目パッソが誕生か?

ダイハツ・ブーンからOEM供給されて2016年4月に誕生した3代目のフルモデルチェンジが実施されて、4代目モデルが登場するのは2019年後半であると予想されています。

次期フルモデルチェンジのタイミングは約3年半と、過去2回の周期とは異なり短い期間で行われるのは、世界販売台数No. 1争いを激しく繰り広げているフォルクスワーゲンの主力車が揃う、ハッチバックモデルに対抗するための経営的な判断によるものと考えられます。

新型パッソは上位モデルであるヤリスと同時期の2019年後半に誕生させて、トヨタのハッチバックモデルのブラント力を強化させる見込み

トヨタ最大のライバルである、フォルクスワーゲンはセグメントBに属するポロやセグメントCに属するゴルフなど世界的なブランド力を誇るハッチバックモデルを得意とする自動車メーカーです。

グローバルカーを目指す新型パッソのライバル車は、Aセグメントに属するフォルクスワーゲンの「up!」です。トヨタは新型パッソを誕生させる時期を、ヤリスの新型モデルが登場するのと同じ時期の2019年後半と設定し、プロモーション活動等を連携して行う事で、ハッチバックモデルのブラント力の強化を目指します。

トヨタとVWのハッチバックのセグメント別 ライバル車
セグメントトヨタフォルクスワーゲン
Aパッソup!
Bヤリス(ヴィッツ)ポロ
Cカローラスポーツゴルフ

次期フルモデルチェンジで誕生する4代目パッソはTNGAの一種であるGA‐Bプラットフォームを採用して静粛性などを向上させる

TNGA次世代プラットフォームTNGAの取り組みとして2015年に公開された次世代プラットフォーム

パッソの歴代モデルは、軽自動車やAセグメントに該当する車両を製造する際に用いていきた、Aプラットフォームを導入してきました。

一方の次期フルモデルチェンジで誕生する4代目パッソは、Bセグメントに属するヴィッツの新型モデル(車名は海外市場と共通の「ヤリス」となると噂されている)と同一のGA‐Bプラットフォームを採用する見込みです。

TNGAの一種であるGA‐Bプラットフォームを新型パッソが導入すれば、中型サイズに適用されるGA‐C採用したプリウスなどの車種のように、ボディの軽量化・剛性の強化・室内スペースの拡大・静粛性の向上など、クルマ全体のパフォーマンスが引き上がります。

新型パッソはグローバル市場での販路の拡大を目指してフロントマスクの表情を一変させる可能性が高い

これまでのパッソのフロントマスクは、メイン市場である日本の女性層を意識した上品さとキュートさが際立ったデザインが特徴的でしたが、新型パッソは2018年6月に新登場したハッチバックの上位モデルであるカローラスポーツが採用した先進的なヘッドライト等を採用して、従来のイメージを一変させる可能性が高いと判断します。

新設定される見込みの最上級グレード「GT」は、世界ラリー選手権(WRC)に参戦する「ヤリスWRC」が装備するエアロパーツを積極的に取り入れて、エクリテリアのカッコ良さに磨きをかけるものと思われます。

ベースモデルは新開発の1.0L直列3気筒DOHCエンジンを、最上級グレード「GT」には1.0L直噴ターボエンジンが設定される予定

パッソは、初代モデルが誕生してから1KR‐FE型を改良させ続けてきました。現行モデルは1.0L直列3気筒エンジンのみのラインナップとなっていますが、次期フルモデルチェンジで誕生する4代目パッソのベースモデルは、新開発の1.0L直列3気筒DOHCエンジンを採用して、新設定される最上級グレード「GT」は1.0L直噴ターボエンジンを搭載して、バリエーションを増やす見込みです。

新型パッソが搭載する新開発エンジンは、ピストン形状の最適化や、吸気ポートのデュアルポート化などを行って、スムーズな加速性と優れた燃費性能を同時に実現させます。

グレード「GT」は、日本市場で600台が限定販売されてすぐに完売した、フォルクスワーゲンの人気モデル「up! GTI」を意識して誕生させるものと考えられます。

新型パッソの予想スペック
ベースグレードパッソGT
エンジン1.0L直列3気筒DOHC1.0L直列3気筒ターボ
最高出力70ps115ps
トランスミッションCVT(無段変速機)6速MT
駆動方式FF、4WDFF、4WD

最上級グレード「GT」をベース車両とするGRモデルがラインナップする可能性もある

ホットハッチ(スポーティ仕様のハッチバック)がヨーロッパ市場などで人気が高いため、新型パッソの最上級グレード「GT」をベース車両として、トヨタのスポーツコンバージョンメーカーであるTRDが、専用装備の追加や専用チューニング等を施す「GR」モデルが追加設定される可能性は、十分に高いと判断します。

新型パッソのスポーティグレード「GT」はライバル車であるup! GTIを超える低燃費を目指す

フォルクスワーゲンup!パッソGTのライバルと目されるVW up! GTI

新型パッソは、車体の軽量化が実現するGA‐Bプラットフォーム等を採用して、実燃費をアップするものと思われます。カタログ燃費においては、どれほど数値を上乗せできるのかが期待されています。

パッソ現行モデルの駆動法別 燃費比較
FF4WD
JC08モード28.0km/L24.4km/L
WLTCモード:総合21.0km/L19.0km/L

新型パッソのスポーティグレード「GT」は、同セグメントに属するライバル車であるフォルクスワーゲンup! GTIの数値を上回る21.2km/Lをクリアすると予想します。

パッソ GTとフォルクスワーゲンup! GTIの燃費比較
パッソGTup! GTI
JC08モード21.2km/L(予測値)21.0km/L

4代目パッソは先進の予防安全システムを装備して商品力を強化する見込み

パッソの現行モデルである3代目(M700A型)は、資本関係を結ぶダイハツ・ブーンからOEM供給を受ける姉妹車です。

次期フルモデルチェンジで誕生する新型パッソは、初代モデルと2代目のようにトヨタとダイハツが共同開発するのか、あるいは3代目のようにダイハツが独自開発するのかについての詳細は明らかになってはいません。

しかし、どちらのケースであってもライバル車であるフォルクスワーゲン「up!」に対抗するために、先進の運転サポート技術を取り入れて、インフォテインメントサービス等を充実させて商品力を強化するはずです。

4代目パッソの販売価格は現行モデルに10万円を加算した金額となり新設定のグレードGTの価格は200万円以下に抑えると予想

2019年後半にフルモデルチェンジが実施されて誕生するものと思われる4代目パッソの車両販売価格は、新開発エンジンを搭載する、インフォテインメントサービスを充実させる等の理由から、現行モデルに10万円を加算した金額になると予想します。

新設定させるグレード「GT」は、専用のスポーツサスペンションやエアロパーツ等を搭載して、走行性能や内外装の魅力を引き上げるものの、価格設定はコストパフォーマンスの高さをアピールするために200万円以下にすると期待します。

パッソ現行モデルのグレード別 販売価格表
グレード駆動車両価格
XFF1,177,200円
4WD1,350,000円
X SFF1,242,000円
4WD1,414,800円
X L package・SFF1,344,600円
4WD1,517,400円
X G packageFF1,474,200円
4WD1,647,000円
MODAFF1,533,600円
4WD1,706,400円
MODA G package FF1,695,600円
4WD1,868,400円

新型パッソが誕生する2019年後半以降はトヨタとフォルクスワーゲンが世界のハッチバック市場で激しくシェア争いを繰り広げる

トヨタは、フォルクスワーゲンの「up!」を意識してパッソのフルモデルチェンジを実施します。同時期の2019年後半には、パッソの上位モデルにあたるヤリスの新型モデルが誕生します。

フォルクスワーゲンと世界販売台数No.1争いを繰り広げているトヨタは、ライバルメーカーが得意とするハッチバックの車種のブランド力をフルモデルチェンジによって強化します。新型パッソとヤリスの新型モデルが誕生する2019年以降は、世界のハッチバック市場で激しいシェア争いが繰り広げられます。