トヨタ タコマのモデルチェンジ

タコマのスペック・価格・維持費を徹底解説 4代目フルモデルチェンジの内容も紹介

4代目タコマの8グレード構成・ボディサイズ・パワートレインのスペックから、3代目タコマの中古車相場(約220〜850万円)や並行輸入した場合の維持費・1ナンバー自動車税・注意点まで詳しく解説。ボディカラー全10色(3代目参考)の画像も掲載しています。

タコマのスペック・価格・維持費を徹底解説 4代目フルモデルチェンジの内容も紹介

北米トヨタのタコマとは?スペックや価格

トヨタ タコマ(TACOMA)とは、北米トヨタが生産販売するミドルサイズのピックアップトラックです。日本では正規販売されていませんが、1995年の販売開始以来、長年にわたって高い年間販売数を誇るトヨタの人気車種のひとつです。

本記事では、タコマの歴史から現行4代目モデルのスペック・価格・維持費まで詳しく解説します。

タコマが2024年モデルで4代目にフルモデルチェンジ i-FORCE MAXハイブリッド搭載

4代目タコマのエクステリア(トレイルハンター)4代目タコマのトレイルハンターは33インチタイヤのド迫力スタイル。バハレースマシンからインスピレーションを得たアグレッシブなデザインが特徴

トヨタ タコマは2023年5月18日に4代目新型モデルを発表し、2024年モデルとして北米市場でデリバリーが開始されました。約8年ぶりのフルモデルチェンジで、プラットフォームはランドクルーザー300やタンドラと共通のTNGA-Fを採用し、シャシー剛性を大幅に強化しています。

パワートレインは従来のV6エンジンを廃止し、直列4気筒2.4Lターボエンジン「i-FORCE」に一本化。上位グレードには電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「i-FORCE MAX」が搭載され、最大出力326ps・最大トルク630Nmを発揮します。サスペンションは後輪をリーフスプリングからコイル式マルチリンクへ変更(下位グレードを除く)し、乗り心地とハンドリングを向上させています。

グレードはSR・SR5・TRDプレランナー(XtraCab)・TRDスポーツ・TRDオフロード・リミテッド・TRDプロ・トレイルハンターの8種類です。TRDプロとトレイルハンターはi-FORCE MAX(ハイブリッド)専用グレードで、その他のグレードにはターボエンジン仕様が設定されます。

発表日 2023年5月18日
発売 2024年モデルとして北米市場でデリバリー開始
プラットフォーム TNGA-F(ランドクルーザー300・タンドラと共通)
グレード構成 SR・SR5・TRDプレランナー・TRDスポーツ・TRDオフロード・リミテッド・TRDプロ・トレイルハンターの8種類
パワートレイン(標準) 2.4L直列4気筒ターボ「i-FORCE」(228hp〜278hp)、8速AT(一部グレードは6速MT選択可)
パワートレイン(上位) 2.4Lターボハイブリッド「i-FORCE MAX」:326ps・630Nm(TRDプロ・トレイルハンター専用)
特別グレードの特徴 トレイルハンター:ARBスチールバンパー・33インチタイヤ、TRDプロ:FOXダンパー2.5インチ搭載
販売地域 北米中心(日本への正規導入は未発表)

タコマの2019年モデルがシカゴモーターショー2019でデビュー

2019年タコマのフロントビュータコマの2019年モデル。先代と比べてフロントグリルのハニカムメッシュが大きくなっている

2019年タコマのリヤビューピックアップトラックらしさを感じるタコマの精悍なリヤビュー

シカゴモーターショー2019で発表されたのは3代目タコマのフェイスリフト版(2019年モデル)です。フロントグリルのハニカムメッシュが拡大され、よりアグレッシブな印象に変わりました。日本でも2017年にハイラックスが復活し、ピックアップトラックは徐々に注目度が高まっているジャンルです。タコマは扱いやすいサイズ感もあり、日本市場との相性は高いモデルと言えます。

トヨタ タコマの歴史は北米仕様のハイラックスから始まる

トヨタ タコマの車名「TACOMA」は北米のセイリッシュインディアンの言葉で、「山に水を供給すること」を意味し、「強さ」「力」を表します。

初代トヨタ タコマはハイラックスの独立車種として乗り心地や安全性を向上

初代タコマのエクステリア初代タコマは1995年に販売開始

タコマの先代モデルはハイラックスで、北米仕様として独立した車種として誕生しました。積載量・耐久性・乗り心地・安全性を向上させた初代トヨタ タコマは1995年に登場し、2001年のマイナーチェンジでより個性的なフロントグリルへと変更されました。

初代タコマ販売期間 1995〜2004年
ベースモデル ハイラックスの北米仕様から独立した車種
主な改良点 積載量・耐久性・乗り心地・安全性の向上
2001年マイナーチェンジ より個性的なフロントグリルへ変更

2代目トヨタ タコマは先代からサイズアップして迫力をプラス

2代目タコマのエクステリア2代目タコマは2005年に登場。ボディサイズもアップ

2代目タコマは2005年モデルとして2004年に販売開始され、2015年のフルモデルチェンジまで販売されました。初代からボディサイズとエンジンが大型化し、より前に押し出したフロントグリルとヘッドランプが特徴です。

2代目タコマ販売期間 2005年〜2015年
特徴 初代よりボディサイズとエンジンが大型化。押し出しの強いフロントグリルとヘッドランプ

3代目トヨタ タコマはタンドラや4ランナーと共通のデザインを導入

3代目タコマのエクステリア3代目タコマ(2016〜2023年)。押し出しの強いスタイリングが特徴

2016年に登場した3代目タコマは、4ランナー(ハイラックスサーフ)やタンドラと共通するデザインを採用しつつ、タコマらしい独自性のあるフロントマスクを持ちます。V6 3.5Lエンジンで最高出力278psを発揮し、TRDプロなどオフロードグレードも充実しました。3代目は2023年モデルまで販売されました。

3代目タコマ販売期間 2016年〜2023年
エンジン 2.7L直列4気筒(161ps)または3.5L V6(278ps)
デザイン タンドラ・4ランナーと共通するデザインコンセプト。六角形フロントグリル

トヨタ タコマのエクステリア・インテリアは精悍なアメリカンスタイルが特徴

タコマの迫力あるフロントマスクフロントマスクは堂々としたアメリカンフォルム(写真は3代目モデル)

タコマのエクステリアはアメリカンなフォルムで、力強い印象のフロントマスクが目を引きます。4代目ではバハレースマシンからインスピレーションを得たアグレッシブなスタイリングに進化し、六角形モチーフのフロントグリルとLEDヘッドランプ・リアコンビネーションランプが印象的です。

タコマのサイドビュー同じトヨタのタンドラよりコンパクトなタコマは、日本国内での取り回しに優れている(写真は3代目モデル)

タンドラよりひと回り小さいサイズながら圧倒的な存在感があります。4代目の車体サイズは全長約5.3〜5.4m×全幅約1.89m×全高約1.80m前後で、現行ハイラックスとほぼ同等です。ただし全幅が1,900mm超となるグレードも多く、日本の道路や駐車場ではサイズ感に注意が必要です。

タコマのインパネブラックレザーが使われスポーツ色の強い室内(写真は3代目モデル)

インテリアにはレザーが使用されており(上位グレード)、スポーティーなデザインです。4代目ではグレードにより7〜12.3インチのデジタルクラスターが標準装備され、オプションで14インチタッチスクリーンも選択可能。脱着可能なオンダッシュJBLポータブルスピーカーも設定されています。

エクステリア 力強いアメリカンスタイル。4代目はバハトラックをイメージしたアグレッシブなデザイン
ボディサイズ(4代目・参考) 全長約5.3〜5.4m×全幅約1.89m×全高約1.80m前後
インテリア 上位グレードはレザーシート標準。7〜12.3インチデジタルクラスター標準(グレード別)
インフォテインメント Apple CarPlay・Android Auto・Amazon Alexa対応。オプションで14インチタッチスクリーン

トヨタ タコマの主なスペック(3代目・参考)

写真は3代目モデルのもので、スペックも3代目の参考値として掲載しています。現行4代目ではエンジンが2.4Lターボに刷新されています。

グレード展開(3代目) SR・SR5・TRDスポーツ・TRDオフロード・リミテッド・TRDプロの6種類
エンジン(3代目) 2.7L直列4気筒(161ps)または3.5L V6(278ps)
ボディサイズ(3代目) ダブルキャブ:全長5,392mm×全幅1,889mm×全高1,793mm
ダブルキャブロングベッド:全長5,727mm
最大牽引力(3代目) 6,800lb(約3,084kg)
平均実燃費(3代目) 約6〜8km/L
グレード展開(4代目) SR・SR5・TRDプレランナー・TRDスポーツ・TRDオフロード・リミテッド・TRDプロ・トレイルハンターの8種類
エンジン(4代目) 2.4L直列4気筒ターボ i-FORCE(228〜278ps)または i-FORCE MAX(326ps・ハイブリッド)

トヨタ タコマのボディカラーバリエーションは全10色(2018年モデル参考)

以下は3代目タコマの2018年モデルのカラーバリエーションです。4代目ではカラーラインナップが刷新されているため、最新の色展開はご確認ください。

  • ブレイジングブルーパールのタコマBLAZING BLUE PEARL(ブレイジングブルーパール)
  • スーパーホワイトのタコマSUPER WHITE(スーパーホワイト)
  • シルバースカイメタリックのタコマSILVER SKY METALLIC(シルバースカイメタリック)
  • マグネティックグレーメタリックのタコマMAGNETIC GRAY METALLIC(マグネティックグレーメタリック)
  • ミッドナイトブラックメタリックのタコマMIDNIGHT BLACK METALLIC(ミッドナイトブラックメタリック)
  • バルセロナレッドメタリックのタコマBARCELONA RED METALLIC(バルセロナレッドメタリック)
  • クイックサンドのタコマQUICKSAND(クイックサンド)
  • インフェルノのタコマINFERNO(インフェルノ)
  • セメントのタコマCEMENT(セメント)
  • キャバルリーブルーのタコマCAVALRY BLUE(キャバルリーブルー)

2018年モデルではBLACK(ブラック)がMIDNIGHT BLACK METALLICに変更され、新色としてCAVALRY BLUEが追加されました。オフロードでも映えるアクティブなカラーです。

オフロード色の強いキャバルリーブルーのタコマキャバルリーブルーはオフロード色の強い魅力的なボディカラー

トヨタ タコマの価格と維持費 並行輸入車ならではの注意点も

日本の中古車販売サイトにおけるタコマの価格相場は約220万円〜850万円(3代目モデルの中古車・2025年時点)です。4代目の新車並行輸入の場合、輸送費・諸税・登録費用を含めると総額600万〜700万円程度になるとの試算があります(ベースグレードSR)。グレードにより大きく価格が異なりますので、予算に合わせた選択が必要です。

なお、中古車市場では走行距離不明の車両が多く流通しているため、状態確認は慎重に行いましょう。特に安価な車両はコンディションリスクが高い傾向があります。

自動車税は1ナンバー(普通貨物)登録の場合は年16,000円と安価ですが、3ナンバー乗用登録では排気量に応じて4〜6万円/年が課税されます。その他に車検代・保険料・ガソリン代・駐車場代が加わります。燃費は3代目で約6〜8km/Lと大型の排気量相応にかかります。

また、並行輸入車の場合は国内のトヨタ正規ディーラーでサービスを受けられない可能性があります。整備・修理は並行輸入車専門ショップを活用することを推奨します。

中古車価格相場 約220万〜850万円(3代目中古・2025年時点)
新車並行輸入の目安 総額約600万〜700万円(4代目SRグレード・諸費用込み)
中古車購入の注意点 走行距離不明の車両が多い。安価な車ほど状態確認が重要
自動車税(1ナンバー) 年16,000円
自動車税(3ナンバー) 排気量に応じて年4〜6万円程度
実燃費(3代目参考) 約6〜8km/L
維持費の注意点 並行輸入車は国内正規ディーラーでのサービス不可の場合あり。並行輸入専門ショップの活用を推奨

トヨタ タコマは長く愛され続けるピックアップトラック

タコマ

1995年の初代から数えて4世代にわたって進化を重ねてきたトヨタ タコマ。最新の4代目では新プラットフォームとハイブリッドシステムの採用により、オフロード性能・乗り心地・パワーのすべてで大きく進化しました。タンドラよりコンパクトなサイズ感と高いリセールバリューが北米でのロングセラーを支えており、日本でも根強いファンを持つモデルです。カスタムの自由度も高く、個性を表現したい方にも魅力的な選択肢となっています。