ムラーノのスペック

ムラーノとは?内装・サイズ・エンジン・燃費・価格帯

日産ムラーノとは日産自動車が販売・製造するクロスオーバーSUVだが、かつては日本国内でも販売されていた車種。そのエクステリア・インテリアが評価され「世界一美しいSUV」と名高いムラーノの歴史に触れながらボディサイズやエンジン、新車価格などを紹介。

ムラーノとは?内装・サイズ・エンジン・燃費・価格帯

日産ムラーノとは?ボディサイズや燃費などのスペックや新車価格を調査!

日産ムラーノとは、日産自動車が生産・販売している大型のクロスオーバーSUVです。「世界一美しいSUV」としても知られるムラーノは、かつて11年間にわたり日本でも販売されていましたが、現在は中国・アメリカで製造・販売が続けられています。

日産ムラーノの歴史をたどりながら、基本スペックやその美しいエクステリア・インテリア、気になる新車価格などをチェックしてみましょう。

日産ムラーノの歴史・車名の由来はイタリアの「ムラーノ島」から命名

ムラーノは元々、北米市場向けの車種でした。「ムラーノ」という車名については、イタリアのヴェネツィアにあるムラーノ島に由来しています。

現在は日本国内では取り扱いがありませんが、2002年の販売直後には日本市場への投入を望む声が多く寄せられました。その反響が大きかったために2003年の東京モーターショーに参考出品され、日本では2004年から販売開始となり、2015年に販売終了となりました。

初代ムラーノ(Z50型)は個性的なエクステリアが魅力で世界中から高く評価された

初代ムラーノのエクステリア初代ムラーノは2002年に日産の世界戦略車としてデビュー

初代モデルのムラーノは世界80ヵ国で2002年から2008年まで販売されました。プラットフォームやサスペンションなどのパーツには、高級大型セダンである日産 ティアナと共通のものが使用されています。

ムラーノはエクステリアデザインの評価が非常に高く、2004年には日本国内においてもグッドデザイン賞を受賞しています。

2代目ムラーノ(Z51型)は日本の最終モデルで2.5Lの4WDなどがラインナップ

2代目ムラーノのエクステリア2008年から販売された2代目ムラーノ 日本ではこのモデルで生産終了

2代目のムラーノは2008年から2015年までの7年間、北米をはじめ世界170ヵ国で販売されました。

前身モデルと比べると2代目モデルは燃費性能がアップしており、エクステリアは先代の個性を感じさせるデザインです。なお、ムラーノの日本国内での販売は今モデルで終了となっています。

3代目ムラーノ(Z52型)は日本で販売されていないが海外で継続販売する人気モデル

3代目ムラーノのエクステリア海外では販売が継続され2014年に3代目モデルへ移行

2013年の北米国際オートショーでコンセプトカーのレゾナンスを公開し、2014年から新たに販売されたのが3代目となるZ52型ムラーノです。

3代目のエクステリアデザインはレゾナンスの要素が感じられるボディとなっており、ラウンジ感を重視したインテリアは開放感にあふれています。2015年にはムラーノ初のハイブリッドモデルが登場し、中国・アメリカで販売が開始されました。

ムラーノはボリューミーで美しいエクステリアが特徴で、広く上質なインテリアも魅力的

ムラーノのサイドビュー歴代モデルから継承する美しいフォルムが特徴

2018年のムラーノのエクステリアは、歴代モデルと同様に流れるような美しいフォルムが特徴的です。

ムラーノのアクティブグリルシャッターラジエーター前に自動開閉するアクティブグリルシャッターを装備

空力性能を向上させ、燃費をよくするアクティブグリルシャッターを採用しています。

ムラーノのインテリア広大な室内空間 落ち着きのあるインテリアでゆったりしたドライブが楽しめる

落ち着きのある上質なインテリアもムラーノの大きな魅力です。カシミアやグラファイト、モカなどインテリアカラーによっても違った印象になります。

ムラーノの後席の空調後席にはエアコンとシートヒーターを完備

ムードライティングが輝き、穏やかな光で車内を明るくします。

ムラーノのボディサイズ・燃費・エンジン・安全装備などのスペック

日産ムラーノのボディサイズは全長4,887mm、全幅1,915mm、高さは1,722mm、乗車定員は最大5名です。

エンジンは3.5リッターV型6気筒エンジン最大出力は260hp/6,000rpm、最大トルクは240lb-ft/4,400rpm、トランスミッションにはスムーズに加速するエクストロニック CVTを採用しています。

燃費は市街地では8.9km/L、高速道路では11.9km/Lとなっています。日産ムラーノは車両重量が大きいので、市街地での燃費はあまり良くありません。

ムラーノは全てのグレードに正面衝突を防ぐ自動ブレーキ機能が標準装備されており、安全性能はバッチリです。

ムラーノのボディカラーは落ち着きある色から個性的な色まで全部で7色を設定

2018年モデルのムラーノのボディカラーには、以下の7色がラインナップされています。

  • CAYENNE RED(カイエンレッド)
  • MAGNETIC BLACK(マグネティックブラック)
  • GUN METALLIC(ガンメタリック)
  • JAVA METALLIC(ジャバメタリック)
  • BRILLIANT SILVER(ブリリアントシルバー)
  • PEARL WHITE(パールホワイト)
  • ARCTIC BLUE METALLIC(アークティックブルーメタリック)
  • カイエンレッドのムラーノCAYENNE RED(カイエンレッド)
  • マグネティックブラックのムラーノMAGNETIC BLACK(マグネティックブラック)
  • ガンメタリックのムラーノGUN METALLIC(ガンメタリック)
  • ジャバメタリックのムラーノJAVA METALLIC(ジャバメタリック)
  • ブリリアントシルバーのムラーノBRILLIANT SILVER(ブリリアントシルバー)
  • パールホワイトのムラーノPEARL WHITE(パールホワイト)
  • アークティックブルーメタリックのムラーノARCTIC BLUE METALLIC(アークティックブルーメタリック)

全体的に落ち着きが感じられるカラーバリエーションですが、それぞれの個性が光る7色が揃っています。

「世界一美しいSUV」ムラーノの今後はどうなる?日本再上陸にも期待

ムラーノ

ベネチアングラスの産地であるイタリアのムラーノ島が由来となったムラーノ。その名の通りベネチアングラスのような美しい外観と内装が大きな魅力で、日本でもその美しさに魅せられている方は少なくありません。

ムラーノは現在北米のみでの販売となっていますが、近年はSUVブームが高まっていることから、今後の日本国内での再販にも期待したいところです。