ルーミーのモデルチェンジ

ルーミーのモデルチェンジ情報:2026年8月31日に一部改良 安全装備を全車標準化しアナザースタイルパッケージを設定

ルーミーの最新情報を整理。2026年8月の変更はフルモデルチェンジでもマイナーチェンジでもなく一部改良で、Xグレードの装備充実と交差点右折時の対向車検知の追加が目立ちます。新価格一覧やモデルチェンジ遍歴もまとめました。

ルーミーのモデルチェンジ情報:2026年8月31日に一部改良 安全装備を全車標準化しアナザースタイルパッケージを設定

ルーミーが2026年8月31日に一部改良を実施|安全装備を全車標準化しアナザースタイルパッケージを設定

ルーミーは、2016年11月からトヨタが販売している両側スライドドア採用のコンパクトトールワゴンです。ダイハツ・トールからOEM供給を受ける車種で、トヨタには販売店違いでフロントグリルなどが異なる兄弟車タンクもありましたが、2020年9月のマイナーチェンジでタンクは廃止され、ルーミーへ一本化されました。スバルも同じダイハツ製をジャスティの車名で販売しています。

そのルーミーが2026年8月31日に一部改良を受け、同日発売されました。予防安全機能「スマートアシスト」の検知機能拡充と全車標準装備化、SRSサイドエアバッグとカーテンシールドエアバッグの標準装備化、エントリーグレード「X」の装備充実、新色の設定、そして新パッケージ「アナザースタイルパッケージ」の設定が柱です。フルモデルチェンジはダイハツの認証不正の影響で後ろ倒しになっており、次期型は2027年6月以降の登場が見込まれています。

2026年8月31日の一部改良でスマートアシストを全車標準装備化

一部改良を受けたルーミーとアナザースタイルパッケージのエクステリア2026年8月31日に一部改良を実施したルーミー 外観の造形はそのままに中身を大きく底上げした

トヨタは2026年8月31日、ルーミーの一部改良を発表し同日発売しました。価格は1,830,400円から2,346,300円です。OEM供給元であるダイハツ・トールも同日に一部改良を受けており、両車が足並みをそろえるという従来どおりの動きになっています。なお同じ日にはダイハツのタントも一部改良と特別仕様車の設定を実施しました(タントの詳細は別ページで紹介)。

今回はフロントマスクの意匠変更などを伴わない一部改良ですが、中身の変化は決して小さくありません。とくに安全装備の底上げと、これまでカスタム系に限られていた快適装備の裾野拡大は、実際に乗る人の満足度に直結する部分です。発売から10年目に入るモデルとしては、よく手を入れてきたという印象を受けます。

また、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)もベース車と同じ内容で改良され、こちらは2026年11月2日発売となります。

交差点右折時の対向車検知など、スマートアシストの検知機能を拡充

ルーミーのスマートアシストに追加された検知機能交差点右折時の対向直進車、右左折時に対向方向から来る横断歩行者を新たに検知

予防安全機能「スマートアシスト」は検知性能が引き上げられたうえで全車標準装備となりました。新たに加わったのは、交差点を右折する際に直進してくる対向車を捉える機能と、右左折時に対向方向から渡ってくる歩行者を捉える機能です。

いわゆる「右直事故」と、右左折時の横断者との接触は、市街地の事故形態としては件数の多い部類に入ります。従来の衝突回避支援は直進中の前方に強く、交差点内での斜め方向はカバーが薄いのが実情でした。そこに手が届いたのは、通園・通学や買い物といった短距離の街乗りが中心になりやすいルーミーの使われ方を考えると、理にかなった改良だと感じます。

2026年8月一部改良でのルーミーの主な変更点

  • スマートアシストの検知機能を向上させ全車標準装備化
  • 交差点右折時の対向直進車検知機能を追加
  • 右左折時に対向方向から来る横断歩行者の検知機能を追加
  • SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)を全車標準装備
  • SRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)を全車標準装備
  • 「X」に運転席アームレスト、運転席シート上下アジャスター、助手席シートアンダートレイを追加
  • 「X」にオプティトロンメーター(2眼)とTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを採用
  • 「G-T」「G」に電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドをメーカーオプション設定
  • ボディカラーを刷新しモノトーン8色+2トーン2色に
  • 「カスタムG-T」「カスタムG」にアナザースタイルパッケージを設定

サイド・カーテンシールドエアバッグを全車標準装備 Xグレードも大幅に充実

ルーミーに標準装備された人気装備SRSサイドエアバッグとカーテンシールドエアバッグが全車標準装備に

衝突安全では、SRSサイドエアバッグ(運転席・助手席)とSRSカーテンシールドエアバッグ(前後席)が全車標準装備になりました。ルーミーは登場当初、これらをオプション設定としていた経緯があるため、10年かけてようやく全車に行き渡ったことになります。後席に子どもを乗せる機会が多いクルマだけに、前後席を守るカーテンシールドエアバッグの標準化は素直に評価したいところです。

装備面でとくに変わったのがエントリーグレードの「X」です。運転席アームレスト、運転席シート上下アジャスター、助手席シートアンダートレイが追加され、メーターはオプティトロンメーター(2眼)に、インフォメーション表示はTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイへと格上げされました。

これまでのXは「価格は魅力的だが運転席まわりは割り切られている」という位置づけでしたが、今回の改良でその印象はかなり薄まります。値上げ幅もXが最大の88,000円と、内容に見合った改定になっています。

G-T・Gに電動パーキングブレーキを設定 選べる装備の幅が拡大

ルーミーに設定される多様なメーカーオプション電動パーキングブレーキやパノラミックビューモニターなどをパッケージオプションで選択できる

これまで「カスタムG-T」「カスタムG」にしか用意されていなかった電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドが、標準顔の「G-T」「G」にもメーカーオプション(33,000円)として設定されました。全車速追従機能付ACCとセットにした「全車速追従機能付ACC&電動パーキングブレーキ」(55,000円)も選べ、こちらを選ぶとACC専用ディスプレイやピアノブラック塗装のセンタークラスターパネルも付いてきます。

カスタムの外観までは求めていないが渋滞や信号待ちの操作は楽にしたい、という層にとっては待望の設定でしょう。足踏み式パーキングブレーキが残るのは「X」のみです。

もう一つ押さえておきたいのが、9インチディスプレイオーディオの扱いです。2024年12月の一部改良で全車標準装備となっていましたが、今回の改良ではオーディオレスが標準となり、ディスプレイオーディオはメーカーパッケージオプションへ変更されています。純正ナビや好みのシステムを選びやすくなった一方、これまでどおりディスプレイオーディオが欲しい場合はオプション選択が必要になるため、見積もり時の確認が欠かせません。

主なメーカーパッケージオプション(消費税込み)

  • スタイルセレクトパッケージ 38,500円
    メッキアウトサイドドアハンドル
    トップシェイドガラス(ウインドシールドガラス)
    レザー調×ファブリックシート表皮(グレーステッチ/撥水加工)
    フットイルミネーション(運転席・助手席)
  • 全車速追従機能付ACC&電動パーキングブレーキ 55,000円
    全車速追従機能付ACC(停止保持機能あり)
    ステアリングスイッチ(ACC操作用)
    電動パーキングブレーキ/ブレーキホールド
    ACC専用ディスプレイ
    センタークラスターパネル(ピアノブラック塗装/シルバー加飾付)
  • パノラミックビュー対応ナビレディパッケージ 33,000円
  • ディスプレイオーディオパッケージ 86,900円
  • パノラミックビューパッケージ 119,900円
  • コンフォートパッケージ 23,100円/34,100円(グレードにより内容と価格が異なる)

ボディカラーを刷新 グレイッシュオリーブメタリックなどを新規設定

ルーミーに新規設定されたボディカラーグレイッシュオリーブメタリックやイエローイッシュブラッククリスタルマイカを新規設定

ボディカラーも入れ替えが行われました。モノトーンにはグレイッシュオリーブメタリック、イエローイッシュブラッククリスタルマイカ、シャイニングホワイトパールが、2トーンにはブラックマイカメタリック×グレイッシュオリーブメタリック、ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパールが新規設定されています。

面白いのがイエローイッシュブラッククリスタルマイカで、名前のとおり黒に黄味を含ませた奥行きのある色。光の当たり方で表情が変わるため、実車を見て選びたいタイプの色です。グレイッシュオリーブメタリックも彩度を抑えた落ち着いたトーンで、これまでのルーミーが得意としてきた明るいポップ系とは違う方向性。堅実なファミリーカーに大人びた選択肢が加わったのは歓迎したいところです。白系もパールホワイト3からシャイニングホワイトパールへ切り替わりました。

改良後のラインアップはモノトーン8色、カスタム専用の2トーン2色の全10色構成です。

  • レーザーブルークリスタルシャイン〈B82〉レーザーブルークリスタルシャイン〈B82〉
  • クールバイオレットクリスタルシャイン〈P19〉クールバイオレットクリスタルシャイン〈P19〉
  • グレイッシュオリーブメタリック〈G65〉グレイッシュオリーブメタリック〈G65〉
  • ファイアークォーツレッドメタリック〈R67〉ファイアークォーツレッドメタリック〈R67〉
  • ブライトシルバーメタリック〈S28〉ブライトシルバーメタリック〈S28〉
  • シャイニングホワイトパール〈W25〉シャイニングホワイトパール〈W25〉
  • ブラックマイカメタリック〈X07〉ブラックマイカメタリック〈X07〉
  • イエローイッシュブラッククリスタルマイカ〈X17〉イエローイッシュブラッククリスタルマイカ〈X17〉
  • ブラックマイカメタリック×グレイッシュオリーブメタリック〈XN6〉ブラックマイカメタリック×グレイッシュオリーブメタリック〈XN6〉
  • ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール〈XH3〉ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパール〈XH3〉

レーザーブルークリスタルシャイン、クールバイオレットクリスタルシャイン、シャイニングホワイトパール、イエローイッシュブラッククリスタルマイカはメーカーオプションで33,000円高。2トーンはブラックマイカメタリック×グレイッシュオリーブメタリックが55,000円高、ブラックマイカメタリック×シャイニングホワイトパールが77,000円高です。

カスタムG-T・カスタムGに「アナザースタイルパッケージ」を設定

ルーミーのアナザースタイルパッケージメーカーパッケージオプションと販売店装着オプションを組み合わせるアナザースタイルパッケージ

今回のもうひとつの目玉が、「カスタムG-T」「カスタムG」向けに設定されたアナザースタイルパッケージです。これは単独の装備ではなく、メーカーパッケージオプションの「スタイルセレクトパッケージ」と、販売店装着オプションの「スタイルセレクトパッケージ(アクセサリー)」を組み合わせた呼称になります。

内外装を一括で仕立て直せるのが利点で、外観にはフロントバンパーガーニッシュやルーフエンドスポイラーが加わり、内装はレザー調×ファブリックのシート表皮とフットイルミネーションで質感が上がります。それぞれ単独での注文も可能ですが、まとめて選んだときの完成度は明らかに高く、カスタムをさらに一段上に見せたい人には有力な選択肢でしょう。

アナザースタイルパッケージの内容

  • スタイルセレクトパッケージ(メーカーパッケージオプション)
    メッキアウトサイドドアハンドル
    トップシェイドガラス(ウインドシールドガラス)
    レザー調×ファブリックシート表皮(グレーステッチ/撥水加工)
    フットイルミネーション(運転席・助手席)
  • スタイルセレクトパッケージ(アクセサリー)(販売店装着オプション)
    フロントバンパーガーニッシュ
    フォグランプガーニッシュ(メッキ)
    リヤバンパースポイラー
    ルーフエンドスポイラー

2026年8月一部改良後の価格

価格は全グレードで改定されました。値上げ幅は装備追加の多いXが88,000円と最も大きく、その他は5万円台にとどまっています。エアバッグの標準化とメーターまわりの格上げを考えれば、妥当な範囲といえるでしょう。

トヨタ・ルーミーの価格一覧(2026年8月31日の一部改良以降)
グレード 駆動方式 値段
X 2WD(FF) 1,830,400円
4WD 2,006,400円
G 2WD(FF) 1,989,900円
4WD 2,165,900円
G-T 2WD(FF) 2,117,500円
カスタム G 2WD(FF) 2,170,300円
4WD 2,346,300円
カスタム G-T 2WD(FF) 2,313,300円

いずれも消費税込みのメーカー希望小売価格です。北海道・沖縄地区は価格が異なり、北海道地区は寒冷地仕様が含まれます。ターボの「G-T」「カスタムG-T」に4WDの設定がない点は従来どおりです。

ルーミーの主要諸元

パワートレインや基本骨格には手が入っておらず、1.0LのNA「1KR-FE」と1.0Lターボ「1KR-VET」の2本立てが続きます。ターボは1.5Lクラス相当のトルクを発生し、高速道路や登坂路でも余裕があります。

トヨタ・ルーミーの主要諸元(2026年8月一部改良後)
車両型式 M900A(2WD)/M910A(4WD)
全長 3,700mm(カスタムは3,705mm)
全幅 1,670mm
全高 1,735mm
ホイールベース 2,490mm
室内長/室内幅/室内高 2,180mm/1,480mm/1,355mm
最低地上高 130mm
車両重量 1,080〜1,140kg
車両総重量 1,355〜1,415kg
最小回転半径 4.6m(カスタムG-Tは4.7m)
タイヤ&ホイール 175/55R15+15×5Jアルミホイール(カスタムG-T)
165/65R14+14×5Jアルミホイール(カスタムG)
165/65R14+14×5Jスチールホイール+樹脂フルキャップ(G-T・G・X)
エンジン型式 1KR-FE(NA)/1KR-VET(ターボ)
総排気量 0.996L
最高出力 51kW(69PS)/6,000rpm(NA)
72kW(98PS)/6,000rpm(ターボ)
最大トルク 92N・m(9.4kgf・m)/4,400rpm(NA)
140N・m(14.3kgf・m)/2,400〜4,000rpm(ターボ)
トランスミッション CVT
燃料タンク容量 36L(2WD)/38L(4WD)
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
乗車定員 5名
燃費(WLTCモード) 16.8〜18.4km/L

次期ルーミーは2027年6月以降にフルモデルチェンジか|シリーズ初のe-SMART HYBRID搭載が有力

ルーミーの次期型は、もともと2023年度内(実質的に2024年頃)のフルモデルチェンジが予定されていました。しかし、OEM供給元であるダイハツの認証不正問題で新車開発の日程が全面的に見直され、次期トール/ルーミーの発売は2027年6月以降へ後ろ倒しになる見込みです。2026年8月の変更が装備中心の一部改良にとどまったことからも、e-SMART HYBRIDやプラットフォーム刷新を伴う本格的な刷新は2027年のフルモデルチェンジに持ち越されたとみるのが自然でしょう。

最大のトピックは、パワートレインの刷新です。ダイハツ・ロッキーやトヨタ・ライズに採用されている1.2L水冷直列3気筒エンジン+モーターのハイブリッド「e-SMART HYBRID」が、次期ルーミーにも載るとみられます。これはエンジンを発電に専念させ、走行はモーターが担うシリーズハイブリッドで、力強い加速と静粛性、そして燃費の大幅な改善が期待できる方式です。燃費はロッキー/ライズの水準を上回り、WLTCモードで30km/L近辺を狙うとの見方もあります。

e-SMART HYBRIDのエンジンダイハツのシリーズハイブリッド「e-SMART HYBRID」

プラットフォームには、ダイハツの新世代基盤「DNGA」の採用が見込まれます。現行型はDNGA非採用のため車両重量が重めですが、DNGA化によって軽量化と乗り心地の向上が図られると予想されます。安全装備も刷新される見込みで、パノラミックビューモニターやブラインドスポットモニターなど、上位クラス並みの快適・安全機能の拡充が期待されます。

ルーミー

なお、本記事は以前、ルーミーへのハイブリッド搭載の可能性は低いと見立てていました。当時はダイハツ製の小型車にハイブリッドの設定がなかったためですが、その後ロッキー/ライズにe-SMART HYBRIDが展開され、次期ルーミーへの採用も現実味を帯びています。見立ては撤回し、ハイブリッド化を有力とみる立場に改めます。次期型のガソリン車はおおむね180万円台〜、ハイブリッドは210万円台〜が目安になるとみられますが、いずれも正式発表前のため、断定は避けます。

2024年12月の一部改良|9インチディスプレイオーディオとバックカメラを全車標準化

現行ルーミーは、2023年から2024年にかけて大きな波にさらされました。2023年12月、ダイハツの認証不正が全車種規模へ拡大したことを受けて、ルーミーも出荷が一時停止。2024年3月15日に国土交通省が出荷停止の指示を解除し、順次生産・出荷を再開しました。

その後、2024年11月から適用された新しい保安基準(後退時車両直後確認装置の装着義務化)に旧仕様が対応しきれず、いったん2024年10月末に旧モデルの生産を終了。あらためて対応を済ませた一部改良モデルが、2024年12月9日に発売されました。この改良では全グレードに9インチのディスプレイオーディオとバックカメラが標準装備となり、後退時の安全性と使い勝手が高められています。あわせて価格改定も行われ、エントリーのXで174万円台からという設定になりました。

なお、このとき標準装備化されたディスプレイオーディオは、2026年8月の一部改良でメーカーパッケージオプションへと扱いが変わっています。

2026年8月の一部改良前に設定されていたボディカラー

参考として、2026年8月31日の一部改良より前に設定されていたボディカラーも掲載しておきます。当時もモノトーン8色+2トーン2色の全10色構成でしたが、白系はパールホワイト3、青系はレーザーブルークリスタルシャインとターコイズブルーマイカメタリックという組み合わせで、プラムブラウンクリスタルマイカも選べました。
兄弟車のトールとジャスティにはないクールバイオレットクリスタルシャインをルーミーだけが設定していたのもこの時期までで、現在はトールにも用意されています。

改良前のトヨタ ルーミーのボディカラー一覧

  • レーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高)
  • ターコイズブルーマイカメタリック
  • クールバイオレットクリスタルシャイン(33,000円高)
  • プラムブラウンクリスタルマイカ(33,000円高)
  • ファイアークォーツレッドメタリック
  • ブライトシルバーメタリック
  • パールホワイト3(33,000円高)
  • ブラックマイカメタリック
  • ブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック(55,000円高)
  • ブラックマイカメタリック×パールホワイト(77,000円高)
  • ルーミーのレーザーブルークリスタルシャインレーザーブルークリスタルシャイン(33,000円高)
  • ルーミーのターコイズブルーマイカメタリックターコイズブルーマイカメタリック
  • ルーミーのクールバイオレットクリスタルシャインクールバイオレットクリスタルシャイン(33,000円高)
  • ルーミーのプラムブラウンクリスタルマイカプラムブラウンクリスタルマイカ(33,000円高)
  • ルーミーのファイアークォーツレッドメタリックファイアークォーツレッドメタリック
  • ルーミーのブライトシルバーメタリックブライトシルバーメタリック
  • ルーミーのパールホワイト3パールホワイト3(33,000円高)
  • ルーミーのブラックマイカメタリックブラックマイカメタリック
  • ルーミーのブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリックブラックマイカメタリック×ファイアークォーツレッドメタリック(55,000円高)
  • ルーミーのブラックマイカメタリック×パールホワイトブラックマイカメタリック×パールホワイト(77,000円高)

ルーミーは小型トールワゴン4兄弟で最多販売の人気車

前から見たルーミールーミーのエクステリア 逆台形のようなフロントグリルが特徴

後ろから見たルーミールーミーのリア トールワゴンらしい背の高さと後方視界の良さ

ルーミーの内装ルーミー運転席の様子 インテリアはタンクとの相違点はない

ルーミー、タンク、トール、ジャスティの4車種のなかでは、ルーミーがもっとも販売台数の多い売れ筋モデルでした。一般社団法人日本自動車販売協会連合会のデータでは、2020年1月の登録車ブランド通称名別順位で第9位(6,193台)、2月には第8位(7,682台)とトップ10入りしており、発売から数年が経っても人気が衰えていない様子がうかがえます。当時の兄弟車タンクも2020年1月4,893台、2月6,159台と大きな差はなく、「両モデルとも人気車」といえる水準でした。

その後、ダイハツの認証不正による出荷停止で一時は販売順位を大きく落としましたが、生産再開後は再び上位の常連へ復帰しています。改良を受けながら販売を続けるロングセラーとして、コンパクトトールワゴン市場での存在感は健在です。

ライバル・スズキ ソリオとの比較|燃費で先行される現行型、次期型のハイブリッド化がカギ

ルーミーがよく比較されるのが、スズキ・ソリオです。ソリオはマイルドハイブリッドを設定して燃費面で一歩先行しており、この点では現行ルーミー(ガソリンのみ)がやや不利といえます。WLTCモードで比べると、ルーミーが16.8〜18.4km/Lであるのに対し、ソリオは20.7〜22.0km/Lという水準です。

一方でルーミーには、1.0Lエンジンによる自動車税の安さ(年額25,000円。1.2Lのソリオは30,500円)、最小回転半径の小ささ(4.6〜4.7mに対しソリオは4.8m)、そして車両本体価格の手ごろさという強みがあります。240mmのリヤシートスライドや最大70度のリクライニング、低いリヤステップといった子育て世代に向けた室内設計も、選ばれ続けてきた理由でしょう。

もっとも、販売台数ではルーミーがソリオを大きく上回ってきました。使い勝手やデザインの選べる兄弟展開など、燃費以外の総合力で支持を集めてきたモデルだといえます。燃費面の差については、前述のとおり次期型でe-SMART HYBRIDが搭載されれば一気に縮まる、あるいは逆転する見込みで、ここが次期モデルの最大の見どころになりそうです。

ルーミーのモデルチェンジ遍歴

ルーミーは、Living(居住性)とDriving(走り)を組み合わせた「1LD-CAR」をコンセプトに掲げる、トヨタのトールワゴン型コンパクトカーです。ダイハツ・トールのOEMで、デザインが異なるタンクは姉妹車でしたが、2020年9月のマイナーチェンジでタンクが販売を終え、ルーミーへ一本化されました。ここまでフルモデルチェンジは一度も行われておらず、初代が10年目に入っています。

ルーミー 初代「ROOMY」M900A/M910A型(2016年~)

2016年11月9日、ダイハツ・トールからOEM供給を受けて初代ルーミーが発売されました。グレードは普及モデルの「X」、上級の「G」、エアロ仕様の「カスタムG」、ターボの「カスタムG-T」を軸に、予防安全機能「スマートアシストII」を装備する”S”付きの仕様が併売される構成です。同日にはデザインの異なる姉妹車のタンクも発売され、ダイハツ・トール、SUBARU・ジャスティを加えた4兄弟がそろいました。
2017年12月には、スマートアシストIIを標準装備した福祉車両「ウェルキャブ 助手席リフトアップシート車」を設定しています。

2018年11月1日、一部改良を実施。予防安全機能を「スマートアシストII」から「スマートアシストIII」へ刷新して全車標準装備とし、政府が推奨するサポカーSワイドにも適合しました。グレード体系も整理され、「G”S”」「カスタムG”S”」はそれぞれ「G」「カスタムG」へ統合。同時に特別仕様車「G”Cozy Edition”」も設定されています。

2020年9月15日には「使える!動ける広い部屋!」をキャッチフレーズにマイナーチェンジを実施。標準系のフロント周辺デザインを姉妹車タンクのものへ改め、カスタムは従来のルーミーの意匠を引き継ぐという整理が行われました。スマートアシストは全車標準装備となり、ステレオカメラの刷新で夜間歩行者や追従二輪車の検知に対応。電動パーキングブレーキやディスプレイオーディオも新設定されています。グレードは「X”S”」を「X」へ統合し、「X」「G」「G-T」「カスタムG」「カスタムG-T」の5本立てに。ボディカラーにはクールバイオレットクリスタルシャインとターコイズブルーマイカメタリックが加わりました。そして前日の9月14日をもって姉妹車のタンクが販売を終了し、ルーミーへ一本化されています。トヨタが2020年5月から全店舗全車種併売へ移行し、販売チャンネルごとに姉妹車を用意する意味が薄れたことが背景です。

2023年12月、ダイハツの認証不正問題を受けてルーミーも出荷を一時停止。2024年3月15日に国土交通省が出荷停止指示を解除し、生産・販売を再開しました。
2024年12月9日には一部改良を実施。2024年11月から適用された後退時車両直後確認装置の装着義務化に対応するため、9インチディスプレイオーディオとバックカメラを全車標準装備としています。
そして2026年8月31日、最新の一部改良を実施。スマートアシストの検知機能を拡充して全車標準装備とし、SRSサイドエアバッグとSRSカーテンシールドエアバッグを標準装備化。「X」にはオプティトロンメーター(2眼)やTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ、運転席シート上下アジャスターなどが加わり、「カスタムG-T」「カスタムG」にはアナザースタイルパッケージが設定されました。ボディカラーも新色を含めて入れ替えられています。

こうして並べると、大きな節目は2018年11月の一部改良と2020年9月のマイナーチェンジの2回で、以降は法規対応と装備の底上げが中心という流れが見えてきます。2016年の発売からフルモデルチェンジを一度も挟まずに10年目という長寿は、認証不正による開発日程の見直しが直接の要因です。

ルーミーと兄弟車の販売年表

同じ車体を複数ブランドで販売した珍しいモデルで、最盛期には4車種が並びました。現在はルーミー、トール、ジャスティの3車種が併売されています。

ルーミーと兄弟車の販売年表
モデル 販売年表
トヨタ ルーミー 初代 M900A/M910A型 2016年~現在
トヨタ タンク(姉妹車) 2016年~2020年
ダイハツ トール(OEM供給元) 2016年~現在
SUBARU ジャスティ(OEM) 2016年~現在
  • 左斜め前から見た現行型ルーミールーミー
  • 現行型ルーミーのフロントビュールーミー
  • 現行型ルーミーの後部座席ルーミー
  • 現行型ルーミーの運転席と助手席ルーミー
  • 現行型ルーミーのスライドドアルーミー
  • 現行型ルーミーのリヤビュールーミー
  • ルーミー カスタムG-Tの左サイドフロントビュールーミー カスタムG-T
  • ルーミー カスタムG-Tの左サイドフロントビュールーミー カスタムG-T
  • ルーミー カスタムG-Tの正面ビュールーミー カスタムG-T
  • ルーミー カスタムG-Tの左サイドビュールーミー カスタムG-T
  • ルーミー カスタムG-Tのリアビュールーミー カスタムG-T
  • ルーミー カスタムG-Tの右サイドフロントビュールーミー カスタムG-T
  • ルーミー カスタムG-Tの右サイドリアビュールーミー カスタムG-T