ルーミーのモデルチェンジ

ルーミーのフルモデルチェンジは意外に早い?「人気車」のまま新型へ!

ルーミーのフルモデルチェンジはいつ頃か、販売台数の推移、改良の時期や内容、OEM供給元であるダイハツの新技術から予想。新型ルーミーは現行型に比べてどんな点が変更されるのか、ハイブリッドモデルは誕生するのか考察します。

ルーミーのフルモデルチェンジは意外に早い?「人気車」のまま新型へ!

ルーミーのフルモデルチェンジはいつ?意外に早く新型登場の可能性も!

ルーミーは、2016年11月からトヨタが販売している両側スライドドア採用のコンパクトトールワゴンです。

ダイハツ・トールからOEM供給を受けて販売されている車種であり、トヨタには販売店違いでフロントグリルなどのエクステリアが異なる兄弟車タンクもラインアップ中。スバルもダイハツからOEM提供を受けて「ジャスティ」の車名で販売しています。

ルーミーは小型車4兄弟でもっとも販売台数が多い人気車!

前から見たルーミールーミーのエクステリア 逆台形のようなフロントグリルが特徴

後ろから見たルーミールーミーのリア トールワゴンらしい背の高さと後方視界の良さ

ルーミーの内装ルーミー運転席の様子 インテリアはタンクとの相違点はない

ルーミー、タンク、トール、ジャスティの4車種の中では、ルーミーがもっとも販売台数の多い売れ筋モデルです。

一般社団法人日本自動車販売協会連合会のデータによると、2020年1月の登録車ブランド通称名別順位では第9位(販売台数6193台)、2月には第8位(販売台数7,682台)とトップ10入りしており、2016年11月の発売から3年以上経過しても人気が衰えていないことがうかがえます。

なお、同じトヨタの兄弟車タンクは、2020年1月4,893台、2020年2月6,159台ですので、販売台数に顕著な差があるわけではなく「両モデルとも人気車」と言っていいでしょう。

ルーミーはダイハツからのOEM供給は変わらず2022年頃フルモデルチェンジと予想

トヨタ・ルーミーは、次期型もダイハツからの提供を受けてOEM車として発売する可能性が濃厚です。ダイハツの新プラットフォーム開発やルーミー&トールの改良内容などを見ると、おそらく2022年がフルモデルチェンジの1つの目安時期です。

2018年11月「スマアシ2」から「スマアシ3」への変更が現行型のもっとも大きな改良

トヨタ・ルーミーは、2016年11月にOEM提供元であるダイハツ・トールと同時発売されました。一部改良やマイナーチェンジも基本的にはトールと同時に行われます。

発売時のルーミーには、ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト2」が搭載されていましたが、2018年11月には「スマートアシスト2」から「スマートアシスト3」への改良を実施。「スマートアシスト3」搭載車となり、サポカーSワイドにも適合しています。

一方で、ルーミーはもちろん、OEM提供元であるダイハツ・トールもこれ以外の大きな改良はありません(2020年4月現在)。販売面が好調なうちは大きな改良をしない、する必要がないものと思われます。

「DNGA」を採用していないルーミーが長寿モデルになるとは考えにくく、発売から5~6年がフルモデルチェンジの目安

日本車のフルモデルチェンジまでの期間は近年長くなっており、6年以上経過してからのフルモデルチェンジも珍しいものではなくなりつつあります。
ただし、後述しますがルーミーはダイハツの新プラットフォーム「DNGA」を採用していませんから、現行型が長寿モデルになる可能性は低いです。

おそらく発売から6年目に突入する2022年にフルモデルチェンジを発表し、「人気車」の看板を保ったまま新型モデルを発売すると予想されます。

新型ルーミーは「DNGA」プラットフォーム採用で軽量化し、乗り心地も向上

ダイハツは2019年7月にフルモデルチェンジした軽自動車タントに、新開発した「DNGA」プラットフォームを初採用。2019年11月発売のコンパクトSUVロッキー(トヨタ・ライズ)にも「DNGA」を採用しており、今後もフルモデルチェンジする車種や新型車にはこの「DNGA」が採用される見込みです。

現行型ルーミーは1.0Lのエンジンに対して、プラットフォームの関係上どうしても車両重量が重くなり、最も軽いグレードでも1070kgなのがネックです。ターボなら問題ないのでしょうが、ノンターボだと乗車人数や走行状況によってはエンジンの非力さを感じることもあり得ます。

新型タントが「DNGA」プラットフォームを採用した場合、現行型に比べて大幅な軽量化が見込めます。DNGAは乗り心地の向上にも力を注いでいますから、更に快適性の高いトールワゴンになるはずです。

新型ルーミーにはハイブリッドモデルは搭載されるのか?

新型ルーミーは、現行型と変わらずダイハツからのOEM供給を受けてトヨタから販売されるでしょう。
ダイハツが開発するのなら、新型ルーミーがハイブリッドを搭載する可能性は低いはずです。

トヨタはラインアップ的に「ルーミー・ハイブリッド」にこだわる理由はない

トヨタの車種ラインアップを見ると、ルーミーより大きなトールワゴンは、ポルテ&スペイドの兄弟車種ですが、この2車種はモデル廃止が囁かれていますので、1度除外しましょう。
それより大きなクラスとなると、「トヨタ最小ミニバン」を名乗っているシエンタとなります。

シエンタは、7人乗り仕様、ハイブリッドモデルもラインアップしており、販売面も好調です。「ハイブリッドに乗りたいならシエンタへ」というのがトヨタの基本戦略でしょうから、ルーミーのハイブリッドモデルにこだわる必要はほとんどないはずです。

ハイブリッド搭載の可能性は低いものの、燃費は向上する見込み

現行型ルーミー(2WD)は、JC08モードでNAモデル24.6km/L、ターボモデル21.8 km/Lの燃費です。

悪い数字ではありませんが、ルーミーを購入するのなら、当然維持費の安さも期待するはず。
よく比較されるライバル車のスズキ・ソリオは、1.2Lエンジンを搭載しており、ガソリン車で24.8km/L、マイルドハイブリッド車で27.8km/L、ハイブリッド車で32.0km/Lと燃費の良さが目立ちます。
販売価格はルーミーが1,490,500円~、ソリオのガソリンモデルは1,486,100円~です。

販売台数的にはルーミーがソリオを圧倒しています。
ダイハツ&トヨタが「ソリオに勝てるだけの燃費性能」とまで考えているかはわかりませんが、ある程度は意識して新型ルーミーを開発していくでしょう。燃費の改善は見込めるはずです。

現行型ルーミーのスペックを解説!幅広い世代が使いやすい小型トールワゴン

ルーミーは、全長3,700×全幅1,670×全高1,735mmとボディサイズはコンパクトですが、室内の広さは抜群で、多彩なシートアレンジが可能です。
両側スライドドアに低床フロアなので、子供からお年寄りまで乗り降りしやすく、若者からファミリー層、更に子供が独立した世代まで、幅広く愛用できます。

現行型ルーミー(2WD)の主なスペック
全長 3,700mm(カスタム3,725mm)
全幅 1,670mm
全高 1,735mm
室内長 2,180mm
室内幅 1,480mm
室内高 1,355mm
ホイールベース 2,490mm
最小回転半径 4.6m(カスタムG-T4.7m)
車両重量 1070~1100kg
価格 標準車1,490,500円~
カスタム1,870,000円~

ルーミーに搭載されているエンジンは、1.0LのNA(ノンターボ)とターボの2種類で、トランスミッションは全車CVTです。

現行型ルーミー(2WD)のパワートレイン
エンジン型式 1KR-FE 1KR-VET
エンジン種類 直列3気筒DOHC 直列3気筒DOHCインタークーラー付ターボ
総排気量 0.996L 0.996L
最高出力 51kW/6,000rpm 72kW/6,000rpm
最大トルク 92Nm/4,400rpm 140Nm/2,400~4,000rpm
燃費(JC08モード) 24.6km/L 21.8 km/L
トランスミッション CVT CVT

エンジンの総排気量1.0L(1000cc)の車は、コンパクトカーの中でも「リッターカー」と呼ばれる人気ジャンルで、日本では総排気量1.0L以下の車の自動車税は25,000円と登録車としてはもっとも安い税額となっています。
なお、1.0L以降を超えると税額は30,500円となり、約5000円程度の開きがあります(※2019年10月以降の新車登録車の税額)。

新型ルーミーは予防安全技術がどこまで進化するのかにも注目!

2016年に登場し、瞬く間に人気車の仲間入りを果たしたトヨタ・ルーミー。
背の高いトールワゴンスタイルに、使い勝手の良い両側スライドドアを搭載しており、子供が小さいファミリー層はもちろん、カスタムグレードは若い世代にも人気があります。
新型モデルも、幅広い世代が違和感なく乗れるスタイリッシュなデザインになるでしょう。

DNGAプラットフォームを採用する新型ルーミーは、快適性や安全性も大幅向上。現行型はスマートアシスト3を搭載していますが、フルモデルチェンジの頃には予防安全技術も更に進化しているでしょうから、どんな機能が搭載されるのか楽しみに待ちましょう。