スズキの歴代車種

スズキの歴代車種まとめ!軽自動車や小型車の名車一覧

スズキの国内販売車種を軽自動車・普通車に分けて徹底解説。販売継続中のモデルから、イグニス・エスクード・スイフトスポーツなど販売終了となった車種まで最新情報とあわせて紹介しています。

スズキが国内販売した軽自動車の歴代車種一覧

1955年、鈴木自動車工業は軽自動車のパイオニアともいえる「スズライト」を誕生させました。以降、魅力的かつ低価格な軽自動車を多数開発し、日本人の生活を支えてきました。

スズライト(1955~1959)

スズライトSL 車名は鈴木の「スズ」 軽い&光を意味する英語の「ライト」から命名

日本初の軽四輪量産車。空冷2サイクル2気筒エンジンを搭載した軽自動車の原点で、日本で初めてFF式を採用した車でもあります。最高出力15.1馬力、発売価格42万円。庶民の月収が数万円の時代には高嶺の花でしたが、のちの軽自動車文化の礎を築いた歴史的名車です。スズキ歴史館に展示車両があります。

車種名 スズライト
発売年 1955年〜1959年
特徴 日本初の軽四輪量産車。空冷2サイクル2気筒エンジン搭載
技術革新 日本で初めてFF方式を採用した車
性能 最高出力15.1馬力
価格 発売時価格42万円
展示 スズキ歴史館に展示車両あり
名称由来 「スズ」+「ライト(軽さ・光)」から命名

スズライトTL(1959~1968)

スズライトTL デザインは英国ミニ似だが全長・全幅・ホイールベースには差がある

フルモデルチェンジしたスズライト。空冷2気筒エンジンとFF式は変わらず、最高出力は15馬力から21馬力にアップしました。「イギリスのミニの模倣では?」とも言われましたが、スズライトの方が発売が1か月早く、開発時期から逆算しても偶然の一致と考えられています。

車種名 スズライトTL
発売年 1959年〜1968年
特徴 フルモデルチェンジで最高出力が15馬力から21馬力に向上
エンジン・構造 空冷2気筒エンジン、FF方式は継続
デザイン 英国ミニに似ているが全長・全幅・ホイールベースは異なる
関連話題 発売時期がミニより1か月早く、模倣ではなく偶然の一致とされる

スズライト・フロンテ TLA型/FEA/FEA-II型(1962~1967)

初代スズライトフロンテFEA-II型

初代スズライトフロンテTLA型

スズライトTL型の乗用車版として登場した初代フロンテです。当時の軽自動車規格に合わせて排気量360cc、空冷2ストローク直列2気筒エンジンを搭載。1965年以降のFEA-II型ではエンジンオイル直接噴射方式を採用しました。

車種名 スズライト・フロンテ TLA型 / FEA / FEA-II型
発売年 1962年〜1967年
特徴 スズライトTLの乗用車版として登場
エンジン 排気量360cc、空冷2ストローク直列2気筒エンジン
技術革新 1965年以降のFEA-II型でエンジンオイル直接噴射方式を採用

フロンテ360(1967~1970)

1970年発売 フロンテ360 スーパーデラックス

実質2代目フロンテですが、初代スズライト・フロンテのFF式からRR式に駆動方式を変更し、エンジンも直列2気筒から3気筒へと進化しています。車名も「フロンテ360」へと改められました。アメ車に多い「コークボトル(コーラ瓶)」と呼ばれるくびれラインを採用した珍しい日本車としても知られています。

車種名 フロンテ360
発売年 1967年〜1970年
特徴 実質2代目フロンテで、駆動方式をFFからRRへ変更
エンジン 直列2気筒から3気筒エンジンに変更
デザイン アメ車に多い「コークボトル」ラインを採用した珍しい日本車

フロンテバン(1969~1973)

フロンテバン

フロンテシリーズの商用モデルとして設定された3ドアハッチバック。FR式で、フロンテ360の空冷エンジンを縦置きから横置きへ変更(後に水冷エンジンも追加)しています。発売当時の価格は368,000円。求めやすい価格と直線基調のすっきりとしたラインが好評でした。

車種名 フロンテバン
発売年 1969年〜1973年
モデルタイプ フロンテシリーズの商用3ドアハッチバック
駆動方式 FR式
エンジン フロンテ360の空冷エンジンを縦置きから横置きに変更、後に水冷エンジンも追加
価格 発売当時368,000円

フロンテ71/72(1970~1976)

フロンテ71W GT/W

実質3代目フロンテで、フロンテ360と同じくRR式です。このモデルをベースに派生車「フロンテクーペ」も発売されました。当初は空冷エンジンでしたが、1971年5月に水冷直列3気筒エンジン採用車も追加。ラジアルタイヤ装着のスポーティグレードも存在しました。

車種名 フロンテ71/72
発売年 1970年〜1976年
特徴 実質3代目フロンテ、RR式駆動方式
派生モデル フロンテクーペがベースモデルから派生
エンジン 当初は空冷、1971年5月に水冷直列3気筒追加
グレード ラジアルタイヤ装着のスポーティグレードあり

フロンテクーペ(1971~1976)

フロンテクーペ スズキが開発した軽自動車初のスポーツカー

ホンダN360による軽の馬力競争、Zによる軽スペシャリティカー流行を受けてスズキが開発した初の軽クーペです。原案はイタルデザインのジウジアーロによるもので、全高1,200mmは異例の低さを誇りました。発売当初は2シーターでしたが、後に2+2に統合。最高時速120km/hを実現した名車です。

車種名 フロンテクーペ
発売年 1971年〜1976年
特徴 スズキが開発した軽自動車初のスポーツカー
デザイン イタルデザインのジウジアーロ原案、全高1,200mmの低い車体
仕様 発売当初は2シーター、後に2+2に統合
最高速度 120km/h

フロンテハッチ(1973~1979)

フロンテハッチ

フロンテバンの後継として設定されたFR式の商用モデルです。1979年発売のアルトの前身ともいえる存在で、アルト開発に技術や経験が活かされたのはもちろん、スズキはフロンテハッチで固定客を獲得しており、アルト大ヒットへの礎を築きました。

車種名 フロンテハッチ
発売年 1973年〜1979年
モデルタイプ フロンテバンの後継、FR式商用モデル
関係車種 1979年発売のアルトの前身としての役割

フロンテ7-S(1976~1979)

フロンテ7-S スーパーデラックス

軽規格改定に合わせて改良された4代目フロンテです。全車水冷エンジンとなり、総排気量も443ccにアップ、ボディサイズも拡大されました。昭和53年排出ガス規制への適合が間に合わず、ダイハツ製4サイクルエンジンを搭載したレアなグレードも存在しています。

車種名 フロンテ7-S
発売年 1976年〜1979年
特徴 軽規格改定に合わせ改良された4代目フロンテ
エンジン 全車水冷エンジン、排気量443ccにアップ
特記事項 昭和53年排出ガス規制に間に合わず、ダイハツ製4サイクルエンジン搭載のレアグレードあり

セルボ(1977~2009)

イタルデザインのジウジアーロがデザインした初代セルボ

2代目セルボ スズキは女性ユーザーに猛PRしCMには浅岡ルリ子を起用

3代目セルボ(1988~1990)ファストバッククーペから3ドアハッチバックに変更

イタリア語で牡鹿を表す軽クーペです。フロンテクーペ生産終了後、新軽自動車規格の排気量550ccに合わせて開発されました。初代デザインはフロンテクーペでも原案を描いたジウジアーロが手がけており、スズキは女性ユーザーをターゲットとしていました。3代目以降はハッチバックスタイルへと変更されています。

車種名 セルボ
発売期間 1977年〜2009年
特徴 イタリア語で牡鹿を意味する軽クーペ。フロンテクーペの後継モデルとして開発
デザイン 初代はジウジアーロ設計。3代目以降はハッチバックスタイルに変更
ターゲット層 主に女性ユーザー向けにPR活動を実施
排気量 新軽自動車規格の550ccに合わせて開発

スズキ・フロンテ(1979~1989)

5代目フロンテ

6代目フロンテ

5代目以降は「スズキ・フロンテ」が正式車名となり、駆動方式はFFで固定されました。姉妹車アルトとは居住空間の広さや装備の豪華さで差別化を図りましたが、最終的にはアルトに統合される形で7代目フロンテの1989年をもって生産終了となっています。

車種名 スズキ・フロンテ
発売期間 1979年〜1989年
特徴 5代目以降は「スズキ・フロンテ」が正式車名。駆動方式はFFで固定。
姉妹車との違い アルトとは居住空間の広さや装備の豪華さで差別化。
生産終了 7代目フロンテが最終モデルで1989年に生産終了。

マイティボーイ(1983~1988)

軽ピックアップトラック マイティボーイ後期型

荷台の積載量は200kg あくまでファッションと心得るべき

東京モーターショーにコンセプトモデルとして登場したマイティデッキ

軽クーペ2代目セルボをベースにした軽ピックアップトラックです。「アルト・47万円」よりも安い45万円の価格設定でしたが当時は販売不振に。現在はカスタムカーのベースとして人気爆発中です。愛称はマー坊。2015年東京モーターショーにはマー坊を彷彿させるコンセプトモデル「マイティデッキ」が登場しました。

車種名 マイティボーイ
発売期間 1983年〜1988年
特徴 軽クーペ2代目セルボをベースにした軽ピックアップトラック。荷台積載量200kg。
価格 当時45万円で「アルト・47万円」よりも安価だったが販売は振るわず。
現在 カスタムカーのベースとして人気。愛称「マー坊」。

アルトハッスル(1991~1994)

日本では珍しいフルゴネットスタイルのアルトハッスル

3代目アルトに追加されたモデルです。2000年以降にカングーの流行で日本でも知名度が増すフランスのフルゴネットスタイルを早くから取り入れていた先見性が光る一台。販売時には「キュービックワゴン」としてPRされ、フルタイム4WDも設定されていました。

車種名 アルトハッスル
発売期間 1991年〜1994年
特徴 3代目アルトに追加。フランスのフルゴネットスタイルをいち早く取り入れ「キュービックワゴン」としてPR。フルタイム4WDも設定。

カプチーノ(1991~1998)

軽オープンカーの名車として知られるカプチーノ

カプチーノ ロングノーズ&ショートデッキのスタイルがおしゃれ!

軽スポーツカーの名車。「平成ABCトリオ」のC担当で、3車の中で唯一のFR駆動を採用し、前輪51:後輪49という理想的な重量配分を実現しました。車両重量700kgとかなり軽く、マイナーチェンジでさらに10kgの軽量化にも成功。フルオープン、タルガトップ、Tトップと1台で3つの形を楽しめる仕様も魅力です。

車種名 カプチーノ
発売期間 1991年〜1998年
特徴 平成ABCトリオの「C」。唯一のFR駆動、前後重量配分51:49、車両重量700kg
デザイン ロングノーズ&ショートデッキ。フルオープン、タルガトップ、Tトップの3形態が楽しめる

キャラ(1993~1995)

スズキ・キャラ マツダ・オートザムAZ-1のOEM

マツダ・オートザムAZ-1のOEMモデルです。エンジンはもともとスズキ製アルトワークス譲りのF6A型3気筒DOHCターボを搭載。中古市場で人気が高騰した軽スポーツクーペAZ-1ですが、新車販売時は存在感が薄く、キャラの総生産台数もわずか531台という希少モデルです。

車種名 キャラ
発売期間 1993年〜1995年
概要 マツダ・オートザムAZ-1のOEMモデル。スズキ製F6A型3気筒DOHCターボ搭載。
特徴 総生産台数わずか531台の希少モデル。中古市場では人気が高騰。

Kei(1998~2009)

Kei前期型 視線が高く運転しやすい

Keiスペシャル 1995年発売

Keiスポーツ 2000年発売

Keiワークス 2002年発売

クロスオーバーSUVタイプの軽自動車で、後のハスラー(2014年〜)の開発に大きなヒントを与えたモデルです。トールワゴンのような広さや開放感はないものの、悪路走破性を重視した設計で、ギリギリ立体駐車場に収まる高さも実用的です。Keiスペシャル、Keiスポーツ、Keiワークスなどのホットモデルも存在していました。

車種名 Kei
発売期間 1998年〜2009年
概要 クロスオーバーSUVタイプの軽自動車。ハスラーの開発に大きな影響を与えたモデル。
特徴 悪路走破性を重視。立体駐車場に入るギリギリの高さ設計。
派生モデル Keiスペシャル(1995年)、Keiスポーツ(2000年)、Keiワークス(2002年)などホットモデルあり。

MRワゴン(2001~2016)

3代目MRワゴン

派生モデル「MRワゴン Wit」も誕生

歴代モデルすべてに自然吸気エンジンとターボエンジンが設定されていました。3代目はムーミンシリーズのミィやきゃりーぱみゅぱみゅが登場するCMが女性に話題となりました。日産モコにOEM供給していましたが、モコは日産のウインググリルを採用するなどフロント周りの印象が異なります。

車種名 MRワゴン
発売期間 2001年〜2016年
特徴 歴代全モデルに自然吸気エンジンとターボエンジンを設定。
OEM供給 日産モコにOEM供給。ただしフロント周りのデザインが異なる。
派生モデル 「MRワゴン Wit」も誕生。

ツイン(2003~2005)

マイクロカー・超小型モビリティに匹敵する小ささを誇ったツイン

2シーターの軽クーペで、最小回転半径3.6m、全長2,735mmというマイクロカーを思わせる外観が特徴です。軽自動車初のハイブリッドモデルが存在し、34km/Lの燃費を実現。税抜129万円で世界一安いハイブリッドカーとも呼ばれました。ガソリン車の燃費は26km/Lです。

車種名 ツイン
発売期間 2003年〜2005年
サイズ・特徴 2シーター軽クーペ。最小回転半径3.6m、全長2,735mmのコンパクトなボディ。
燃費性能 軽自動車初のハイブリッドモデルがあり、燃費は34km/Lを実現。ガソリン車は26km/L。
価格 税抜129万円で、世界一安いハイブリッドカーとも呼ばれた。

パレット(2008~2013)

パレット 前期型

パレットSW

後席両側スライドドアが特徴の軽トールワゴンで、3代目ソリオとはドアパネルを共有しています。専用アルミホイール装着の派生モデルにパレットSW(2009〜2013年)も存在しました。ライバル車はダイハツ・タントで、後継はスペーシアです。

車種名 パレット
発売期間 2008年〜2013年
概要 後席両側スライドドアが特徴の軽トールワゴン。3代目ソリオとはドアパネルを共有。
派生モデル 専用アルミホイール装着のパレットSW(2009〜2013年)
後継モデル スペーシア

アルトエコ(2011~2014)

アルトエコ

7代目アルトに追加された低燃費エコカーです。アイドリングストップも搭載し、JC08モードで最終的に35.0km/Lというハイブリッド並みの燃費を実現しました。ダイハツ・ミライースと激しく競争し、燃費競争を牽引しました。通常のアルトのガソリンタンク30Lに対し、エコは20Lと小さくするという軽量化の工夫も話題になりました。

車種名 アルトエコ
発売期間 2011年〜2014年
概要 7代目アルトに追加された低燃費エコカー。JC08モード燃費35.0km/Lを達成。
競合車種 ダイハツ・ミライース
特徴的な工夫 ガソリンタンク容量を通常のアルト30Lに対し20Lとし、軽量化を図った。

アルトターボRS(2015~2018)

アルトターボRS スポーティーなエクステリア

アルトターボRS リア

8代目アルトに追加されたターボエンジン搭載モデルです。発表時はアルト唯一のスポーツモデルでしたが、後に約15年ぶりにワークスが復活。ターボRSはワークスより扱いやすく、価格も20万円以上安かったものの、ワークス復活により役目を終えた形で2018年11月に販売終了となっています。

車種名 アルトターボRS
発売期間 2015年〜2018年
概要 8代目アルトのターボエンジン搭載スポーツモデル。発売当初はアルト唯一のスポーツ仕様。
特徴 アルトワークスより扱いやすく価格は約20万円安価。2018年11月に販売終了。

アルト ワークス(1987~2021)

アルトワークス(2015年〜)

アルトのホットモデルです。初代RS-Xグレードは、規格550ccで50PSぐらいが標準の時代に、軽自動車唯一のツインカムターボで最高出力64PSを誇り、軽の馬力規制のきっかけを作る結果となった歴史的名車です。2015年に約15年ぶりに5代目として復活しましたが、2021年11月26日をもって生産終了しています。スズキからは次期型に関する正式なアナウンスはなく、現時点では復活の予定は未定です。

車種名 アルト ワークス
発売期間 1987年〜2021年(2021年11月26日生産終了)
概要 アルトのホットモデル。初代RS-Xは軽唯一のツインカムターボで最高出力64PS。
販売状況 2015年に5代目として復活後、2021年11月に生産終了。次期型については公式発表なし。

スズキが国内販売した普通車(登録車)の歴代車種一覧

軽自動車以外に、鈴木自動車工業(スズキ)が開発した歴代車種を解説します。スズキは1965年に小型車「フロンテ800」を開発するも、トヨタ自動車などの大手自動車メーカーの販売力を前に厳しい戦いを強いられました。

それゆえ軽自動車を作りながら小型車開発のノウハウを蓄積し、1980年以降に再度、本格的な普通車(登録車)販売へ参入します。

フロンテ800(1965~1969)

フロンテ800 C10型

フロンテ800 2ドアセダンのFF車

スズキ初の登録車で、800は総排気量の意味です。200m加速は13.9秒とリッターカー並みの速さを誇りました。競合車としてトヨタ・パブリカ、マツダ・ファミリア、ダイハツ・コンパーノとの熾烈な販売競争の末、スズキは軽自動車への注力を決意します。

車種名 フロンテ800
発売期間 1965年〜1969年
概要 スズキ初の登録車で、総排気量800ccを意味する車名。200m加速13.9秒のリッターカー並みの速さ。
競合車 トヨタ・パブリカ、マツダ・ファミリア、ダイハツ・コンパーノ
背景 熾烈な販売競争の結果、スズキは軽自動車への注力を決定。

カルタス(1983~2002)

初代カルタス アメリカでは「パジェットカー」と呼ばれる小型車の人気車種

カルタス(スイフト)コンバーチブル

フロンテ800生産中止から14年ぶりに開発されたスズキの普通車(登録車)です。初代はGMとの共同開発で、1.0L直3エンジン3ドアと1.3L直4の5ドアを設定。海外ではスズキ・スイフトの名前で販売し、米国での人気車種となりました。1992年2月には北米で先行販売していたコンバーチブルが日本でも発売されています。

車種名 カルタス
発売期間 1983年〜2002年
概要 フロンテ800生産中止から14年ぶりに開発したスズキの登録車。初代はGMとの共同開発。
海外名 スズキ・スイフト(現在のスイフトの前身)
特徴 米国で「パジェットカー」と呼ばれ人気。1992年2月にコンバーチブルを日本でも発売。

カルタスクレセントワゴン(1995~2002)

カルタスクレセントワゴン 低価格なステーションワゴンとして人気

マイナーチェンジ後は「カルタスワゴン」に車名変更

3代目カルタスに追加されたステーションワゴンです。後期型はクレセントのサブネームが外れて「カルタスワゴン」と呼ばれました。月間目標販売台数500台のマイナー車でしたが、欧州車テイストのリアビューが美しいと評されていました。

車種名 カルタスクレセントワゴン
発売期間 1995年〜2002年
概要 3代目カルタスに追加されたステーションワゴン。後期型では「カルタスワゴン」と車名変更。
特徴 低価格ながら欧州車風のリアビューが美しく、月間目標販売台数は500台のマイナー車。

X-90(1995~1997)

X-90 Tバールーフ構造でサンシェードを標準装備

X-90 開発コードをそのまま車名に

1993年の東京モーターショーでお披露目され海外勢からも好評でした。要望に応える形でそのまま市販化しましたが、国内販売台数1,348台と撃沈。2シーターのクーペ型クロスオーバーSUVかつパートタイム4WDというニッチな設定がユーザーを限定しすぎたようです。それでも、コアなファンに根強く支持されています。

車種名 X-90
発売期間 1995年〜1997年
概要 1993年の東京モーターショーで公開された2シーターのクーペ型クロスオーバーSUV。開発コード名をそのまま車名に採用。
特徴 Tバールーフ構造でサンシェードを標準装備。国内販売台数は1,348台と低調だったが、根強いファンがいる。

エブリイプラス/エブリイランディ(1999~2005)

エブリィ+(1999〜2001年)

軽ワンボックスのエブリイをベースにした7人乗りミニバンです。発売当初は「エブリイ+」の名称で登場し、2001年に「エブリイランディ」に改名されました。1.3リッターの直4 SOHCエンジンを搭載し、低排出ガス認定を受けるなど環境性能も高く評価されていました。

車種名 エブリイプラス / エブリイランディ
発売期間 1999年〜2005年
概要 軽ワンボックスのエブリイをベースにした7人乗りミニバン。1999年は「エブリイ+」、2001年に「エブリイランディ」に改名。
特徴 1.3リッター直4 SOHCエンジン搭載、低排出ガス認定取得。

グランドエスクード(2000~2005)

グランドエスクード

2代目エスクードをベースにした派生車種として登場した3列シート7人乗りモデルです。自社最大の2.7リットルV6エンジンを搭載。3列目シートは予備用ですが、新車価格約250万円はお買い得感がありました。エクステリアは北米市場を意識したデザインです。

車種名 グランドエスクード
発売期間 2000年〜2005年
概要 2代目エスクードをベースにした3列シート7人乗り派生車種。
特徴 自社最大の2.7リットルV6エンジン搭載。新車価格約250万円でコスパが高い。北米市場を意識したエクステリア。

エリオ(2001~2007)

エリオ 5ドアハッチバック前期型

社用車や公用車としても活躍したエリオセダン

セダンとハッチバック(2006年生産終了)が存在しました。日本では1.5Lと1.8Lのみでしたが、北米では2.3Lエンジンも設定されていました。スズキの社用車や静岡県牧之原市の公用車として活躍。地味な印象を持たれがちですが、実は人気自動車番組『トップ・ギア』で世界中のセレブが搭乗したことでも知られています。欧州での車名はリアナです。

車種名 エリオ
発売期間 2001年〜2007年
概要 セダンとハッチバック(2006年生産終了)の2タイプ展開。日本は1.5L・1.8L、北米は2.3Lも設定。
特徴 スズキ社用車や牧之原市の公用車として活用。『トップ・ギア』にも登場。欧州名はリアナ。

SX4セダン(2007~2014)

SX4セダン後期型 1.5G

初代SX4に設定されたセダンです。スズキと縁の深い地域や企業などで公用車・社用車として活躍したエリオセダンの後継モデルです。中国やインドで積極的に発売され、後継シアズは海外専売車となっています。

車種名 SX4セダン
発売期間 2007年〜2014年
概要 初代SX4のセダンタイプ。エリオセダンの後継で公用車・社用車として活用。
特徴 中国・インドへ積極展開。後継モデルのシアズは海外専売車。

キザシ(2009~2015)

キザシ 全長4,650mm×全幅1,820mmでスズキとしては最大サイズ

2.4L直4DOHCエンジンを搭載したフラグシップセダンです。国内では超レア車にもかかわらず、警察の捜査車両に採用されたことで話題に。現場の捜査官がスズキのロゴを外したり、フロントグリルを交換したりして街に溶け込もうとしていたとの噂も残っています。

車種名 キザシ
発売期間 2009年〜2015年
概要 2.4L直4DOHCエンジン搭載のフラグシップセダン。スズキ車としては最大級のサイズ。
特徴 国内では希少ながら警察の捜査車両として採用されたエピソードがある。

スプラッシュ(2008~2014 国内販売)

スズキ・スプラッシュ オペルは2代目「アギーラ」として販売

2代目スイフトをベースにした小型ハッチバックです。製造はハンガリーのマジャールスズキで、日本では輸入販売されました。やや地味な存在でしたが走りは一級品。OEM契約を結んだオペルの厳しい要求にしっかり対応し、2代目オペル「アギーラ」としても販売された技術力の高い一台です。

車種名 スプラッシュ
発売期間 2008年〜2014年(国内販売)
概要 2代目スイフトをベースにした小型ハッチバック。製造はハンガリーのマジャールスズキで輸入販売。
特徴 知名度は低いが走りは高評価。OEM提供でオペル「アギーラ」としても販売。

バレーノ(2016~2020)

マルチ・スズキ・インディアで生産するバレーノ

インドのマルチ・スズキ・インディアで生産された5ドアハッチバックで、日本では輸入販売されていました。スイフトより全長・全幅はやや大きく、全高は低めでラゲッジスペースが広い設計。日本仕様は1.2L直4と1.0L直3エンジン搭載車が存在しました。なお、日本市場向けは2020年7月に生産終了しています。インドでは2022年2月に2代目へとモデルチェンジし、現在も販売が続いています。

車種名 バレーノ
発売期間 2016年〜2020年(日本国内販売)
販売状況 日本国内は2020年7月に生産終了。インドでは2022年2月に2代目へモデルチェンジし販売継続中。
特徴 スイフトより全長・全幅が大きく全高は低め。広いラゲッジスペースが特徴。

SX4 S-CROSS(2006~2020)

ジウジアーロが創業したイタルデザインが手掛けた初代SX4

2代目SX4 S-CROSS

初代(2006〜2014年)はフィアットと共同開発したSX4で、セダンとハッチバックが存在しました。2代目(2013〜2020年)はボディサイズを拡大し、クロスオーバーSUVのみのラインナップに。ハンガリーのマジャールスズキで生産され、日本では輸入車として販売されていました。日本市場向けは2020年に販売終了しています。

車種名 SX4 S-CROSS
発売期間 2006年〜2020年(日本国内販売)
概要 初代はフィアットと共同開発(2006〜2014年)。2代目(2013〜2020年)はクロスオーバーSUVに特化。
生産・販売 ハンガリーのマジャールスズキで製造、日本へ輸入販売。2020年に国内販売終了。

スズキの歴代名車を実際に見たいならスズキ歴史館がおすすめ!

スズキの歴史や旧車に興味があるのなら、静岡県浜松市にあるスズキ歴史館がおすすめです。

1階〜3階のブースは時系列になっており、初代社長の鈴木道雄が創業した「鈴木式織機製作所」から「鈴木自動車工業」としての自動車産業への進出、世界的な自動車メーカー「SUZUKI」となるまでの躍進が丁寧に描かれています。

予約制ではありますが入館料は無料で、自動車に興味がない人でも楽しめる隠れた名所です。スズライトや初代ジムニーなどのヒストリックカーも展示されています。