デリカD5のモデルチェンジ

デリカD5のモデルチェンジ情報:2026年1月9日発売のビッグマイナーチェンジでS-AWC初搭載 次期D6は2027年以降か

デリカD5のモデルチェンジはいつ?現行は2026年1月9日発売の大幅改良版で、S-AWC搭載やデザイン刷新が行われました。フルモデルチェンジ(D6)は未定で2027〜2030年以降、後継はエルグランド兄弟・PHEV化の可能性も。価格・スペック・カラー・遍歴までまとめます。

デリカD5のモデルチェンジ情報:2026年1月9日発売のビッグマイナーチェンジでS-AWC初搭載 次期D6は2027年以降か

デリカD5が2026年1月にビッグマイナーチェンジ S-AWC初搭載で現行モデルへ

世界で唯一のオールラウンドミニバンを掲げる三菱デリカD5が、ビッグマイナーチェンジで大きく進化しました。
三菱を象徴する「デリカ」の名を受け継ぐ歴史あるモデルで、現行は5代目にあたるためデリカD5という車名です。次期型は6代目となることから、デリカD6へ改名されるとの見方もあります。

現行モデルは2025年12月18日に発表され、2026年1月9日に発売されたビッグマイナーチェンジ版です。アウトランダーPHEVなどに使われる四輪制御技術S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)をミニバンで初めて搭載し、内外装も刷新しました。フルモデルチェンジ(D6)は未実施で、時期は2027〜2030年以降になるとみられます。
なお2025年度(2025年4月〜2026年3月)の国内販売台数は26,379台と、2007年の発売以来の年間過去最高を更新しました。以下では現行モデルの改良内容や歴代の特別仕様車、遍歴までを紹介します。

デリカD5の2025年度販売台数が過去最高を記録 発売から19年目で再び頂点へ

2026年4月、三菱自動車が発表した2025年度(2025年4月〜2026年3月)の国内販売台数が、デリカD5にとって大きな節目となりました。年間26,379台(日本自動車販売協会連合会調べ)という数字は、発売初年度の2007年度を上回り、18年間の歴史で初めて刻んだ自己最高記録です。

背景には、2026年1月に投入した大幅改良モデルの存在が大きいでしょう。S-AWCの搭載やエクステリアの刷新によって「ミニバンでありながらSUVを超える走り」という独自路線をさらに際立たせたことが、幅広いユーザーの購買意欲に火をつけました。近年続くアウトドアブームや悪路走破性への関心の高まりも、デリカD5が得意とする土俵であり追い風です。2020年度以降は毎年度で販売台数を更新し続けています。

デリカシリーズとしての歴史はさらに長く、1968年の初代誕生から半世紀以上を経た今も、累計約140万台が全国の道を走ります。D5単体でも19年間で31万台を超えており、「唯一無二」という言葉がこれほど似合うミニバンは他にありません。2013年のクリーンディーゼル採用、2019年・2026年の大幅改良など、継続的な商品力強化が長期的な支持につながっています。

デリカD5がビッグマイナーチェンジ S-AWC搭載で2025年12月18日正式発表

  • 2025年MC後デリカD5のフロントビュー2025年のMCによりフロントグリルをブラックアウト オーバーフェンダーでよりラギッドに進化したデリカD5
  • 2025年MC後デリカD5のリヤビューリヤ中央のガーニッシュ内へDELICAのロゴを配置
  • 2025年MC後デリカD5のインテリア新たにドライブモードを追加したデリカD5 センターパネルはピアノブラックからダークグレーへ変更

デリカD5のビッグマイナーチェンジモデルは2025年12月18日に発表され、2026年1月9日に発売されました。
エクステリアはフロントグリルをシンプルで立体的な横基調に変更し、リヤはDELICAのロゴをガーニッシュ内側へ移設。フロントとリヤに計8か所のコーナーセンサーを設置しました。インテリアは専用8インチのフル液晶メーターを採用し、センターパネルをピアノブラックから傷が目立ちにくいダークグレーへ、各種パネルも金属調のアクセントパネルへ変更しています。
オートブレーキホールドはメモリー式となり、エンジン再始動後も設定を引き継ぎます。
走行面ではアウトランダーPHEVなどに採用するS-AWC(スーパーオールホイールコントロール)をミニバンで初採用し、ECO・NORMAL・SNOW・GRAVELの4モードを備えるダイヤル式ドライブモードも追加しました。
ボディカラーには、ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカと、2024年のマイナーチェンジでアウトランダーPHEVにも追加されたムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカの新色が、2トーン限定で加わっています。

  • ムーンストーングレーメタリックのデリカD5新色ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカのデリカD5
  • デリカD5のエクステリアフロントグリルはラギッド感のあるブラックに刷新
  • デリカD5のオーバーフェンダーオーバーフェンダーでより精悍なイメージに
  • 坂を登るデリカD5デリカD5
  • デリカD5デリカD5
  • デリカD5デリカD5
  • デリカD5のコックピットデリカD5のコックピット
  • デリカD5のラゲッジルームデリカD5のラゲッジルーム
2026年三菱デリカD5の販売価格
グレード 値段
G 4,510,000円~
G-Power Package 4,746,500円~
P 4,944,500円~
三菱デリカD5のスペック(諸元/2026年1月改良モデル)
全長 4,800mm
全幅 1,815mm
全高 1,875mm
ホイールベース 2,850mm
室内長 2,980mm
室内幅 1,505mm
室内高 1,310mm
車両重量 1,950kg-1,990kg
最小回転半径 5.6m
最低地上高 185mm
エンジン型式 4N14型 水冷直列4気筒
エンジン総排気量 2.267L
エンジン最高出力 107kW(145PS)/3,500rpm
エンジン最大トルク 380Nm(38.7kgm)/2,000rpm
乗車定員 7名/8名
使用燃料 軽油
タンク容量 64L
WLTCモード燃費 12.9km/L

デリカD5のボディカラーは9色設定 ムーンストーングレーメタリックの2トーンなど新色設定

デリカD5にはモノトーン4色、2トーン5色の全9色を設定しています。
ボディとルーフで塗り分ける2トーンが多いなか、デリカD5の2トーンはボディ上部と下部で色を分け、力強さや剛健さを強調する配色が特徴です。
アウトランダーPHEVにも設定される新色ムーンストーングレーメタリックは2トーン限定、ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカも新規設定色です。

デリカD5のボディカラー一覧

  • ブラックダイヤモンド(77,000円高)
  • ホワイトダイヤモンド(77,000円高)
  • ブラックマイカ
  • グラファイトグレーメタリック
  • ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカ(55,000円高)
  • ブラックダイヤモンド×グラファイトグレーメタリック(77,000円高)
  • ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカ(77,000円高)
  • グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカ
  • スターリングシルバーメタリック×ブラックマイカ
  • ブラックダイヤモンドのデリカD5ブラックダイヤモンド(77,000円高)
  • ホワイトダイヤモンドのデリカD5ホワイトダイヤモンド(77,000円高)
  • ブラックマイカのデリカD5ブラックマイカ
  • グラファイトグレーメタリックのデリカD5グラファイトグレーメタリック
  • ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカのデリカD5ムーンストーングレーメタリック×ブラックマイカ(55,000円高)
  • ブラックダイヤモンド×グラファイトグレーメタリックのデリカD5ブラックダイヤモンド×グラファイトグレーメタリック(77,000円高)
  • ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカのデリカD5ホワイトダイヤモンド×ブラックマイカ(77,000円高)
  • グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカのデリカD5グラファイトグレーメタリック×ブラックマイカ
  • スターリングシルバーメタリック×ブラックマイカのデリカD5スターリングシルバーメタリック×ブラックマイカ

デリカD5の次期型(D6)は2027〜2030年以降か エルグランド兄弟・PHEV化の可能性

  • 三菱 D:X CONCEPTジャパンモビリティショー2023でワールドプレミアしたD:X Conceptは未来のデリカをイメージしたコンセプトカー
  • 三菱 D:X CONCEPT三菱 D:X CONCEPT
  • 三菱 D:X CONCEPT三菱 D:X CONCEPT
  • 三菱 D:X CONCEPT三菱 D:X CONCEPT
  • 三菱 D:X CONCEPT三菱 D:X CONCEPT
  • 三菱 D:X CONCEPT三菱 D:X CONCEPT
  • 三菱 D:X CONCEPT三菱 D:X CONCEPT

デリカD5は2007年の登場から現行型が長く続いており、フルモデルチェンジへの関心も高まっています。2026年1月のビッグマイナーチェンジで現行型を熟成させたことから、フルモデルチェンジ(D6)は少し先になるとみられます。

次期デリカ(D6)については、日産エルグランドの兄弟車として、アウトランダーやエクストレイルと同じCMF-Dプラットフォームを共有するとの見方があり、現行のディーゼルからアウトランダー同様のプラグインハイブリッド(PHEV)へパワートレインを刷新する可能性も指摘されています。
そのエルグランドが2026年に16年ぶりのフルモデルチェンジを受けたことから、兄弟車として登場する場合、デリカD5は少し遅れて2027〜2030年以降にモデルチェンジする可能性が考えられます。6代目に進むことから、車名がデリカD6へ改められるとの見方もあります。いずれも公式発表前の見立てです。

デリカD5の特別仕様車と新車装着タイヤ

デリカD5に特別仕様車BLACK Edition(ブラックエディション)2024年11月7日設定

2024年デリカD5特別仕様車ブラックエディションブラックマイカの専用パーツを多数装備した特別仕様車デリカD5 BLACK Edition

デリカD5に特別仕様車のBLACK Edition(ブラックエディション)を設定しました。
最上級グレードのPをベースに、フロントグリルやポジションランプガーニッシュ、フォグランプベゼル、ドアミラーカバーなどをブラックマイカで統一した、精悍なイメージの特別モデルです。
あわせて特別仕様車CHAMONIX(シャモニー)も継続販売され、2列目がベンチシートの8人乗りモデルも追加されました。

デリカD5特別仕様車BLACK Edition(ブラックエディション)の装備

  • フロントグリル(ブラックマイカ)
  • ポジションランプガーニッシュ(ブラックマイカ)
  • フォグランプベゼル(ブラックマイカ)
  • ドアミラーカバー(ブラックマイカ)
  • アウタードアハンドル(ブラックマイカ)
  • 前後スキッドプレート(ブラックマイカ)
  • アクセントパネルをバール杢
  • ブラック本革シート(7人乗り)

デリカD5が2023年11月24日の一部改良で特別仕様車シャモニー追加

2023年デリカD5シャモニーのエクステリア装備が充実したPグレードベースのデリカD5特別仕様車シャモニー

デリカD5は2023年11月24日に一部改良を実施し、マルチアラウンドモニターと自動防眩ルームミラーを全車標準装備としました。
あわせて冬の特別仕様車シャモニーを設定、コンセプトカーSNOW SURVIVOR(スノー サバイバー)をイメージしたCHAMONIXパッケージ(179,190円)も用意しました。

デリカD5特別仕様車シャモニーの装備

  • CHAMONIX専用色 ホワイトダイヤモンド/ブラックマイカ
  • CHAMONIX専用色 ブラックダイヤモンド/ブラックマイカ
  • スエード調素材+合成皮革 撥水機能付 専用コンビネーションシート生地
  • バール杢 木目調アクセントパネル/ドアトリム
  • CHAMONIXエンブレム
  • インパネ&ドアトリムステッチ
  • 専用デカール サイド&テールゲート
  • ブラックマイカ 専用フロントグリル&ポジションランプガーニッシュ
  • ブラック塗装 専用アルミホイール
  • チタニウムグレーメタリック フロント/リヤ スキッドプレート
  • ブラックマイカ フォグランプベゼル
  • ブラックマイカ ドアミラーカバー
  • ブラックマイカ アウタードアハンドルなど

デリカD:5の特別仕様車「JASPER」を2022年11月17日から発売

三菱自動車は、洗練されたデザインとアウトドア向けの装備が充実したデリカD:5の特別仕様車「JASPER」を2022年11月17日に発売しました。

デリカD5特別仕様車ジャスパー(2022年)デリカD5特別仕様車ジャスパー(2022年)

デリカD:5特別仕様車「JASPER」は、機能が充実した「G-Power Package」をベースに、アウトドアユーザーに最適なインテリア・エクステリアへ整えたモデルです。フロントグリルやポジションランプガーニッシュをアイガーグレーメタリック塗装とし、アルミホイールはダーククロームで引き締めています。
インテリアはスエード調人工皮革「グランリュクス」にブラウンステッチをあしらい、シートはボーダーキルティング形状で滑りにくい加工を施しています。

デリカD5特別仕様車ジャスパー(2022年)のインテリアデリカD5特別仕様車ジャスパー(2022年)のインテリア

「JASPER」は2020年にも登場した人気の特別仕様車で、今回は「G-Power Package」(8人乗り)をベースとした高級感のあるモデルです。
車両価格は4,425,300円からで、使い勝手を高めるオリジナルアクセサリーのオプションは135,740円(工賃込み)。2022年11月17日から全国の販売店で発売されました。

デリカD5に特別仕様車「ジャスパー(JASPER)」を2020年4月16日設定 撥水シートが魅力

デリカD5の特別仕様車ジャスパーレジャーを楽しめるデリカD5の特別仕様車ジャスパーが2020年4月16日に発売

三菱はデリカD5にアウトドア向けの特別仕様車「ジャスパー(JASPER)」を2020年4月16日に設定・発売しました。フロントグリルなどをアイガーグレーメタリック塗装とし、アルミホイールにダーククロムメッキを施した特別な1台です。
ボディカラーは「エメラルドブラックパール/アイガーグレーメタリック」「ウォームホワイトパール/アイガーグレーメタリック」「アイガーグレーメタリック/ブラックマイカ」の3色を設定しました。

デリカD5 ジャスパーのシートデリカD5 ジャスパーは高級感のあるグランリュクスを使用した撥水シートを採用

シート生地には高級車にも使われるスエード調人工皮革「グランリュクス」を採用。撥水機能を備えるため、アウトドア好きの方や小さな子どもがいる家庭にも嬉しい装備です。

デリカD5 JASPER コンプリートパッケージジャスパーに専用オプション「JASPER コンプリートパッケージ」を設定

デリカD5の新車装着タイヤはヨコハマ「ジオランダーSUV」と「ジオランダーG033」の2種類

デリカD5の新車装着タイヤはヨコハマのジオランダーです。
エントリーには「ジオランダーG033 215/70R16 100H」、G・G-Power Package・Pには「ジオランダーSUV 225/55R18 98H」を設定します。

ミニバンながらSUV顔負けの走破性を持つデリカD5にふさわしい、逞しさを感じる新車装着タイヤです。
SUV向けではホワイトレターのBFグッドリッチも有名ですが、ヨコハマのジオランダーも評価の高い銘柄です。

2019年ビッグマイナーチェンジ以降のデリカD5の解説

デリカD5は2019年のビッグマイナーチェンジでスタンダードとアーバンギアの2種類をラインナップ

デリカD5スタンダードのエクステリア4段重なる煌びやかなフロントのシルバー塗装グリルが特徴的なデリカD5のスタンダードモデル(2019年)

デリカD5アーバンギアのエクステリアスタンダードより落ち着いた印象のフロントグリルを備えるデリカD5のアーバンギア(2019年)

2019年2月15日に発売されたデリカD5のビッグマイナーチェンジでは、エクリプスクロスなどにも使われるダイナミックシールドをフェイスデザインに採用しました。三菱エンブレムと水平に並ぶのがポジションランプ、中央の縦型がヘッドライトとハイビーム、バンパーにウインカー、ガーニッシュに囲まれてフォグランプが配されます。
なお、この2019年改良で導入されたスタンダードとアーバンギアの2本立ては、その後の商品改良を経て、現行(2026年1月改良)ではG/G-Power Package/Pへとグレードが整理されています。

  • 三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー
  • 三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー
  • 三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー
  • 三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー
  • 三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー
  • 三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー
  • 三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー三菱 デリカD:5 AXCR2023 サポートカー
  • 三菱 デリカD:5三菱 デリカD:5
  • 三菱 デリカD:5三菱 デリカD:5
  • 三菱 デリカD:5三菱 デリカD:5
  • 三菱 デリカD:5三菱 デリカD:5
  • 三菱 デリカD:5三菱 デリカD:5
  • 三菱 デリカD:5三菱 デリカD:5

センターコンソールは専用の10.1インチナビを装着できるワイドパネルとなり、衝突被害軽減ブレーキ・車線逸脱警報システム・オートハイビームを設定。ディーゼルにはNOxを無害化する尿素システムを導入し、8速ATを採用しました。

デリカD5 2019年ビッグマイナーチェンジ前後の比較
2019年改良後 改良前
フェイスデザイン ダイナミックシールド プロテクションデザイン
ヘッドライト 縦型LEDランプ HIDヘッドライト
安全装備 e-Assist(全車標準) なし
ディーゼル触媒 尿素システム NOxトラップ触媒
トランスミッション 8速AT 6速AT

フロントデザインは大きく変わり、リアもバンパー形状やテールライトの意匠が変更されました。それまで先進安全装備がなかったデリカD5に、全車標準でe-Assistが搭載された点も大きな進化です。ディーゼルの尿素システム化や8速AT化など、中身にも手が入りました。

最低地上高は従来の210mmから25mm低い185mmとなりましたが、これは測定方法が変わったためで、走破性は従来どおり継承されています。

また2019年改良時点では、ビッグマイナーチェンジ版に加えてガソリン車を「デリカD5 ガソリン仕様」として併売していましたが、同年10月にガソリン車の生産を終了し、以降はディーゼルのみの構成となっています。

デリカD5のインテリアはシームレスなインパネや美しいキルティングシートが魅力(2019年改良)

デリカD5のインパネとシートデリカD5のインテリアの質感を高めるインパネとキルティングシート

2019年のビッグマイナーチェンジで、デリカD5のインテリアはシームレスなインパネラインと高級感のあるインパネ、美しいキルティング加工シートが特徴となりました。
上級グレードには、アウトランダーPHEVへ2018年のマイナーチェンジで採用された立体的な本革キルティングシートを採用し、質感を大きく高めています。

デリカD5のインパネ貴重な木目を再現したサバ杢とバール杢のインパネ

走破性重視のミニバン×SUVというジャンルで戦ってきたデリカD5は、かつては豪華さとは無縁でした。しかしこの改良で、サバ杢をスタンダードに、艶やかなブルーが印象的なバール杢をアーバンギアに採用し、水平基調のインパネと調和した美しい空間へと進化しました。

デリカD5のシフトノブとドアトリムドアトリムやシフトレバーも丁寧に仕上げられている

ドアトリムにはステッチを効かせたソフトパッドを配し、質感を高めています。シフトレバーは手触りの良い本革巻き、削り出しの金属を思わせるドライブセレクターも満足度の高い仕上げです。

2019年改良のデリカD5はエントリーでもマルチLEDヘッドライトや電動パーキングブレーキを装備

2019年改良のデリカD5では全車にマルチLEDヘッドライトが標準装備されるなど、多くの先進装備が備わりました。当時のエントリーから最上級までの標準装備を見ていきます。

全グレードに標準で搭載されている装備(2019年改良)

  • 衝突被害軽減ブレーキシステム(前方車両や歩行者を検知)
  • 車線逸脱警報システム
  • レーダークルーズコントロールシステム
  • オートマチックハイビーム
  • LEDポジションランプ
  • LEDフォグランプ
  • ターンランプ付電動格納式リモコンドアミラー
  • 電動パワーステアリング
  • 本革巻ステアリングホイール
  • 本革巻シフトレバー
  • パドルシフト
  • 左右独立温度コントロール式フルオートエアコン
  • インパネ・ドアトリムアクセントパネル(サバ杢)
  • スマートフォンボックス
  • SRSカーテンエアバッグ
  • 車速感応オートドアロック(衝撃感知ドアロック解除システム付き)
  • オートストップ&ゴー(AS&G)
  • オートライトコントロール
  • 助手席側ワンタッチ電動スライドドア

e-Assistのほか、本革巻きのステアリングとシフトレバー、左右独立式フルオートエアコンなど快適装備が揃います。SRSカーテンエアバッグや車速感応オートドアロック、助手席側ワンタッチ電動スライドドアなど、子育て世代に嬉しい装備も満載です。

当時のエントリーグレードMには、215/70R16タイヤとアルミホイール・マルチLEDヘッドライト・電動パーキングブレーキとオートホールドを標準装備。上級のGには225/55R18タイヤとアルミホイール、運転席側ワンタッチ電動スライドドア、100VのAC電源、アクセサリーソケットが追加されました。

デリカD5のGグレード標準装備(2019年改良)

  • 225/55R18タイヤ・アルミホイール
  • 運転席側ワンタッチ電動スライドドア
  • 100V AC電源
  • アクセサリーソケット(DC12V)

Gに電動装備を加えたG-Power Packageでは、電動スライドドアがすでに備わるため、運転席パワーシートや助手席シートヒーター、エレクトリックテールゲートが追加されます。
最上級のPでは、サイドミラーやアウタードアハンドルがメッキとなり、ルームミラーにマルチアラウンドモニター付きの自動防眩ルームミラーを備え、後続車のヘッドライトの眩しさを抑えます。

デリカD5のPグレード標準装備(2019年改良)

  • ターンランプ付き電動格納式リモコンドアミラー(メッキ)
  • アウタードアハンドル(メッキ)
  • ルーフビームガーニッシュ(天井照明)
  • マルチアラウンドモニター・自動防眩ルームミラー(マルチアラウンドモニター付き)

2019年改良のデリカD5に追加できたディーラーオプション

デリカD5のディーラーオプションデリカD5のディーラーオプションは3つのパッケージに分かれている

2019年改良のデリカD5に装着できるディーラーオプションはパッケージ式で、A・B・Cの3つに分かれていました。AとBは標準モデルに、Cは標準モデルとアーバンギアに装着できます。

デリカD5のディーラーオプション内容(2019年改良)

  • パッケージA:フロントアンダーガーニッシュ・リアアンダーガーニッシュ
  • パッケージB:マッドフラップ(レッドorブラック)・サイドステップ
  • パッケージC:エンジンフードエンブレム・テールゲートスポイラー

デリカD5のパッケージAオプションパッケージAのオプションパッケージ

パッケージAはフロントアンダーカバーガーニッシュとリアアンダーガーニッシュの2点で、前後バンパーに厚みを持たせて迫力を高めます。

デリカD5のパッケージBオプションパッケージBのオプションパッケージ

パッケージBは、「DELICA D:5」のロゴ入りブラック/レッドのマッドフラップと、後席への乗降を助けるサイドステップを装着できます。

デリカD5のパッケージCオプションパッケージCのオプションパッケージ

パッケージCは標準モデルとアーバンギアに装着でき、エンジンフードの「DELICA」エンブレムと、リアビューに迫力を加えるテールゲートスポイラーを備えます。

2019年改良のデリカD5は安全運転支援システム「e-Assist」を標準装備

衝突の被害を回避・軽減する安全運転支援システム「e-Assist」を標準装備します。

デリカD5の安全装備e-Assistの機能

  • 衝突被害軽減ブレーキシステム(前方車両や歩行者を検知)
  • 低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム
  • 車線逸脱警報システム
  • レーダークルーズコントロールシステム
  • 誤発進抑制機能
  • 後側方車両検知警報システム
  • オートマチックハイビーム

トヨタのセーフティセンスやスバルのアイサイトと同様に、万が一の事故を未然に防ぐ予防安全装備です。なお現行(2026年1月改良)ではe-Assistがさらに進化しています。

大阪オートメッセ2019に特別カスタム仕様のデリカD5が登場

2019年2月4日と2月9・10・11日に開催された大阪オートメッセ2019に、三菱自動車が特別カスタム仕様のデリカD5を出展しました。

2019年2月15日発売のビッグマイナーチェンジ版のプロトタイプを3台参考出品し、標準タイプ、アーバンギア、純正用品提案車として特別カスタム仕様が目玉になりました。

サテンイエローメタリック×アイガーグレーメタリックのボディに、MONSTERのアルミホイールとヨコハマ GEOLANDAR A/T G015を組み合わせています。

暗所での積み下ろしに便利なLEDワーキングランプ付きキャリア、ブラックで統一したエンジンフードエンブレムやサイド・リアアンダーガードバー、ドアミラーなど、スタイリッシュな仕立てが目を引きました。

デリカD5のライバルはステップワゴン・アルファード・ヴォクシー

デリカD5はリブボーンフレームにディーゼルを組み合わせた本格的な走破性を持つ唯一無二のミニバンですが、ライバルはサイズが近いホンダ ステップワゴン、上級志向のトヨタ アルファード、ベストセラーのヴォクシーなどです。

ステップワゴンはシートアレンジ豊富でミニバンらしい使い勝手が特徴

ホンダのステップワゴンはボディサイズがデリカD5に近く、セレナやヴォクシーより少し大きいためゆったりした車内が魅力です。
収納が豊富で、2列目キャプテンシートの左右寄せや格納式3列目など使い勝手に優れます。
走行性能は車両剛性の高いデリカD5に軍配が上がりますが、2モーター式のe:HEVにより高い燃費性能を誇ります。

豪華な2列目キャプテンシートを備えるアルファード

トヨタのアルファードは元祖ラグジュアリーミニバンで、パワーオットマンや大型アームレスト、シートヒーター・ベンチレーションを備えた2列目キャプテンシートが最大の魅力です。
最新のトヨタセーフティセンスやトヨタチームメイトを設定し、パワートレインはガソリン・ハイブリッド・プラグインハイブリッドの3種を用意。
ボディはデリカD5より一回り大きく価格も高めですが、比較対象になることの多い1台です。

ノアと合わせてミニバンで一番売れるヴォクシー

ヴォクシーはデリカD5より少し小さいミドルサイズミニバンですが、兄弟車ノアと合わせるとミニバンで日本一売れているベストセラーです。
最新のトヨタセーフティセンス、THS IIによる高い燃費、705mm超のロングスライド2列目など、商品力の高さが評価されています。
3列目を軽い力で格納できるワンタッチスペースアップシートやユニバーサルステップなど、優しい装備も備えます。

Delivery CarからネーミングされたデリカD5のモデルチェンジ遍歴

デリカD5は三菱が販売するSUV的なミニバン型乗用車で、デリカスペースギアの後継にあたります。
「デリカ」は貨物運搬を意味するデリバリー(Delivery)に由来し、初代は1968年にデビューしました。

デリカD5 CV1W/CV2W/CV4W/CV5W型(2007年~)

2007年1月、デリカD5の販売を開始。「M」を除く全車にパドルシフトを装備し、大径のM&Sタイヤを履きました。5月に2WDの「C2」とエアログレード「デリカD5 ローデスト」を発売、10月に「ローデスト」の4WDを追加。12月に冬季特別仕様車「CHAMONIX(シャモニー)」を発売しました。
2008年5月にマイナーチェンジ、10月に「CHAMONIX」を発売、12月のマイナーチェンジで4WD車に寒冷地仕様を標準化しグレードを整理。
2009年2月に特別仕様車「EXCEED II」、12月のマイナーチェンジ(2WD車)で燃費を向上しました。

2010年6月のマイナーチェンジで快適装備を充実、7月に「ROADEST Limited Edition」、10月に第4期「CHAMONIX」、12月のマイナーチェンジで安全装備を強化。
2011年12月、マイナーチェンジとともに第5期「CHAMONIX」を発表しました。

2012年7月のマイナーチェンジで燃費を向上、12月のマイナーチェンジではミニバン初となる4WDのクリーンディーゼルを設定し、「D-Power package」「D-Premium」を用意。
2014年1月に「ROYAL EXCEED」、5月に「M-Limited」、8月に一部改良、12月に第6期「CHAMONIX」を発表。
2015年11月に一部改良と第7期「CHAMONIX」、2016年10月に第8期「CHAMONIX」と「ROADEST ROYAL TOURING」を発表。

2017年4月の一部改良で「ACTIV GEAR」を発売、10月に第9期「CHAMONIX」を発表。2018年4月にフロントフェイスを変更した一部改良と特別仕様車「JASPER」を発表しました。

2019年2月、ビッグマイナーチェンジ版を発売。ディーゼルのみとなり、グレードは「M」「G」「G-Power Package」「P」と、「URBAN GEAR」に「G」「G-Power Package」を用意。外観はダイナミックシールドを採用しました。10月にラグビーニュージーランド代表公認の「ALL BLACKS Edition」を発表、同月にガソリン車の生産を終了し2WD車が廃止されました。
2020年4月に第2期「JASPER」を発売、12月に一部改良。2021年12月の一部改良で新色を追加。2022年11月に第3期「JASPER」を発売。2023年11月の一部改良で安全装備を強化し、第10期「CHAMONIX」を発売。2024年11月には特別仕様車「BLACK Edition」を設定しました。

2025年12月、2度目のビッグマイナーチェンジを実施。内外装を刷新しS-AWCを搭載した大幅改良モデルが2026年1月9日に発売されました。
2026年4月には、三菱自動車が2025年度国内販売台数26,379台(日本自動車販売協会連合会調べ)を発表し、2007年の発売以来の過去最高を更新。1968年の初代以来の歴代モデル累計は約140万台、デリカD5単体の19年間累計は31万台超となりました。

デリカD5のモデルチェンジ遍歴
デリカD5のモデル 販売年表
CV1W/CV2W/CV4W/CV5W型(2019年・2026年に大幅改良) 2007年~