雪道に強い車の4つの特徴と国産車・外国車おすすめ車をピックアップ
路面が滑りやすく、視界が遮られることも多い雪道の運転には、ベテランドライバーであっても緊張感が高まります。
冬の通勤・買い物を安全に行いたい方や、スキー・スノーボードといったウインタースポーツや絶景巡りを楽しみたい方にとって、雪道に強い車選びは重要なポイントです。
このページでは、雪道に強い国産車・外国車をピックアップして紹介します。各車のスペック情報や強みに加え、雪道に強い車がどのような特徴を備えているかについても解説します。
雪道に強い車の特徴 ~ 4WD駆動 / 最低地上高が高い / 車両重量 / 寒冷地仕様車
4輪駆動車や最低地上高が高い車、寒冷地仕様車が雪道に強い理由を詳しく紹介します。北海道など寒冷地で暮らす方は、車を購入する際にぜひ意識しておきましょう。
4輪すべてに駆動力をかけられる4WDは、スタック時でも推進力を確保できる
車の駆動方式は4WD(4輪駆動)/FF(前輪駆動)/FR(後輪駆動)に大別されますが、雪道で最も強いのは4輪すべてに駆動力がかけられる4WDです。
起伏のある雪道を走行中には、4輪のうちどれか1つのタイヤが浮いたり、スタック状態に陥ることがあります。FFであれば前輪の1つが、FRであれば後輪の1つがその状況になると、駆動力を路面に十分に発揮できなくなり、スムーズな発進ができません。
4WDであれば残りの3輪で十分な駆動力を配分することでスムーズな発進が可能です。また、雪道で最も滑りやすい下り坂でも、エンジンブレーキを4輪にかけられるため、FFやFRと比較してより安全に速度を落とすことができます。
最低地上高が高い車は、積雪した路面でも車体底部に雪が詰まりにくい
最低地上高が高く設定されている車ほど、大雪で路面に雪が積もった悪条件でも、車体の最も低い部分に雪があたりにくいため、雪が車体内部に詰まるリスクが低く、スムーズな走行を続けられます。
最低地上高とは車体底部から地面までの高さのことで、セダンやコンパクトカーの平均値は約150mmです。一方、流行りのSUVは160mm超が多く、ランドクルーザーやジムニーなどの本格クロスカントリー車は200mm以上に達します。セダンと比べてSUVが雪道に強いといわれる理由のひとつが、この最低地上高の高さです。
車両重量が一定程度ある車はタイヤのグリップ力を活かして直進走行が安定しやすい
車両重量が一定程度ある重い車の方が、タイヤの駆動力を雪道に対してしっかり利かせられるため、空回りせずにスムーズに推進でき、直進走行が安定しやすい傾向があります。
ただし、重い車は慣性力が強まるため、ブレーキをかけた際に止まりにくく、コーナリング時には外側に膨らみやすいデメリットもあります。一方、軽い車はブレーキが利きやすく、コーナリング時の横ブレが少ないメリットがありますが、発進時にスリップしやすく直進安定性は重い車より劣る傾向があります。どちらにも一長一短があることを理解した上で車選びをすることが重要です。
大容量バッテリーや防凍装備など、雪国での使用を想定した寒冷地仕様車
各自動車メーカーは北海道など冬に厳しい寒さに見舞われる地域での利用を想定し、底冷えする日でもエンジンをスムーズに始動できる大容量バッテリーの搭載、ドアミラーの凍結を防ぐヒーター機能、寒冷地用ワイパー、防凍液の採用など、雪道での安全運転につながる装備を充実させた寒冷地仕様車を展開しています。
寒冷地仕様車はノーマルモデルよりも価格が高くなる場合がありますが、路面が雪に覆われる期間が長い地域に暮らす方には特にお勧めです。購入時にはディーラーで寒冷地仕様の有無を確認しましょう。
雪道に強い車おすすめ選 ~ 車高が高い / 4WD駆動 / 運転サポート技術搭載の国産車・外国車
トヨタの人気SUVを中心に、車高が高く設定されていて4WD駆動方式を採用するモデルや、雪道を走るのに適したドライブモードが用意されている車をピックアップしました。国産の普通車だけでなく、Jeepブランドの外国車やジムニーなどの軽自動車も含まれます。各車が雪道に強い理由をスペック情報も交えて紹介します。
「ランドクルーザー」はマルチテレインセレクトにDEEP SNOWモードを用意するトヨタのフラッグシップSUV
ランドクルーザーは、パリダカなどのモータースポーツで世界の過酷なオフロードを走破してきた実績と、ラグジュアリーな室内空間を兼ね備えた、世界的な人気を誇るオフロードカーです。
2021年のフルモデルチェンジで300系へと移行。盗難防止のための指紋認証スタートスイッチや、TNGAプラットフォームを採用した高張力鋼板最適配置による大幅な軽量化と高剛性ラダーフレーム構造を実現しました。
300系ランドクルーザーは、雪深い路面でブレーキ油圧などをコントロールして推進力を確保するDEEP SNOWモードを含むマルチテレインセレクトを搭載し、トヨタのフラッグシップSUVにふさわしい雪道での安定感を発揮します。
| 駆動方式 | 4輪駆動(フルタイム4WD) |
|---|---|
| 最低地上高 | 225mm |
| 燃費 | 7.9km/L~9.7km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 2,360kg~2,560kg |
| 総排気量 | 3.345L/3.444L |
「ランドクルーザー250」はトルセンLSD付トランスファーやセンターデフロックなどスタックを防ぐ機能が充実した雪道に強い車
「ランドクルーザープラド」は長年にわたりランドクルーザーの派生車種として人気を誇ってきた車種で、2024年4月にフルモデルチェンジを実施し、「ランドクルーザー250」として車名を改めました。ランクル300と同じGA-Fプラットフォームを採用し、悪路走破性と快適性をさらに高めた1台です。
旧型(4代目150系プラド)では、全車種標準でトルセンLSD付トランスファーを採用した電動センターデフロックを搭載。フルタイム4WDの弱点である1輪空転時もトルク配分をコントロールし、オプションのリアデフロックと組み合わせることで対角スタックにも対応できる、ほぼ完璧なスタック対策を実現していました。こうした4WD性能の高さはランドクルーザー250にも受け継がれています。
写真右側のボタンはセンターデフロック・リアデフロックを制御するボタン。左側の「2nd START」は、シャーベット状の雪道など過大なトルクがかかる状況でセカンド発進することでタイヤの空転を防ぐボタン。中央付近の「横滑りマーク+OFF」は横滑り防止装置(ESC)のボタンで、横滑りを検知して自動的にエンジン出力を制御します。「坂道下りマーク」のボタンはダウンヒルアシストコントロールで、急な下り坂でタイヤがロックしにくいよう自動でブレーキをコントロールします。
旧型プラドのトランスファースイッチはディーゼル車の場合「H4」「L4」、ガソリン車の場合「H4F」「H4L」「L4L」があり、ハイレンジ・ローレンジの切り替え、トルク配分、センターデフロックの固定状態を切り替えられます。例えば雪道で他車を牽引する場合には、通常のハイレンジ・トルク配分「前40:後60」からローレンジ・トルク配分「前50:後50」・センターデフロックへ切り替えることで、スリップしやすい状況でも力強く牽引することが可能です。
| 駆動方式 | 4輪駆動(フルタイム4WD) |
|---|---|
| 最低地上高 | 220mm |
| 燃費 | 8.3km/L~11.2km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 2,050kg~2,330kg |
| 総排気量 | 2.693L/2.754L |
「RAV4」ではマルチテレインセレクトシステムでSNOWモードを用意するAdventureが最も雪道に強い
トヨタの世界戦略車「RAV4」は、2018年にTNGAプラットフォームを採用してフルモデルチェンジを実施した5代目モデルが日本市場に再投入されました。
5代目RAV4(XAA50/XAH50/XAP50型)は、2022年秋にToyota Safety Senseの機能性拡充やデジタルインナーミラーへの録画機能付与などの改良を加えたマイナーチェンジを実施しています。
同型RAV4では、「Adventure」グレードがダイナミックトルクベクタリング4WDとSNOWモードを備えたマルチテレインセレクトシステムを搭載し、最も雪道に強いグレードといえます。氷雪路において安定した駆動力を確保できる点が、雪国のドライバーから高い評価を受けています。
| 駆動方式 | 2WD/4WD/E-FOUR |
|---|---|
| 最低地上高 | 190mm~200mm |
| 燃費 | 15.2km/L~21.4km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,500kg~1,700kg |
| 総排気量 | 1.986L~2.487L |
「ヤリスクロス」は圧倒的な低燃費を実現しSNOWモードで雪道に強さを発揮するトヨタの人気コンパクトSUV
2020年に日本市場で販売をスタートした「ヤリスクロス」は、TNGAプラットフォームによる低重心・高剛性ボディと先進のエアロ技術でクラストップレベルの低燃費を実現したトヨタのコンパクトSUVです。
ヤリスクロス(XP210型)は2022年に電動パワーステアリングのスポーティ特性付与や「GR SPORT」「Z Adventure」の追加設定などのマイナーチェンジを実施しています。
同型ヤリスクロスのE-Four(電気式4WD)を搭載するハイブリッド車は、空転しているタイヤにブレーキ操作を与えて反対側の車輪に駆動力を集中させるTRAILモードや、路面状況に応じてアクセルレスポンスのトルク値を最適化するSNOWモードを用意し、アイス・シャーベット路での安定した走りを実現します。
| 駆動方式 | 前輪駆動方式/電気式四輪駆動方式 |
|---|---|
| 最低地上高 | 160mm~170mm |
| 燃費 | 17.4km/L~30.8km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,110kg~1,270kg |
| 総排気量 | 1.490L |
「カローラクロス」はE-FOUR搭載モデルで路面状況に合わせてスムーズに4WD駆動へと切り替えて雪道での安全性と低燃費を両立
「カローラクロス」は、世界のベストセラーであるカローラシリーズで初めて展開されたSUVで、日本市場では2021年に販売を開始しました。
都市部にマッチするSUVらしいエクステリアを採用するカローラクロスのE-FOUR搭載モデルは、軽量化による低燃費を維持しながら、加速シーンや滑りやすい雪道では自動的に4WD走行モードへと切り替えて安定走行をサポートします。雪道でのスムーズな発進と、日常での優れた燃費を両立した実用性の高い一台です。
| 駆動方式 | 前輪駆動方式(FF)/E-Four(電気式4輪駆動方式) |
|---|---|
| 最低地上高 | 160mm |
| 燃費 | 14.4km/L~26.2km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,330kg~1,410kg |
| 総排気量 | 1.797L |
トヨタ「ハイラックス」はパートタイム4WDシステムで雪道に適した走りをスイッチ操作で切り替えられるピックアップトラック
「ハイラックス」は、2017年に13年ぶりに国内市場で販売を復活させたトヨタのピックアップトラック。アウトドアブームの影響や迫力あるエクステリア、荷台の高い積載力が評価され、アクティブな趣味を持つ若い世代から人気を集めています。
8代目ハイラックスは2021年にToyota Safety Senseのバージョンアップや「Z GR SPORT」の追加設定などの改良を加えたマイナーチェンジを実施しました。
同型ハイラックスは、直列4気筒2.4Lディーゼルターボエンジンに、ダイヤルスイッチで氷雪路での安定した走りをサポートするH4(4輪駆動ハイモード)を備えたパートタイム4WDシステムを組み合わせ、雪道に強い走りを実現します。
| 駆動方式 | 4輪駆動(パートタイム4WD) |
|---|---|
| 最低地上高 | 215mm |
| 燃費 | 11.7km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 2,080kg~2,110kg |
| 総排気量 | 2.393L |
16代目「クラウン」は高出力エンジンに電気式4WDシステムを組み合わせた雪道に強い車
1955年誕生以来トヨタを代表するハイステータスな高級車として活躍してきたクラウンは、2022年にフルモデルチェンジを実施。SUVテイストを取り入れたクーペスタイルのクロスオーバーをはじめ、スポーツ、エステート、セダンの4タイプを展開しています。
16代目「クラウン(SH35型)」のCROSSOVER(クロスオーバー)モデルは、2.5Lエンジンを組み込んだハイブリッドシステムに、滑りやすい路面でスリップを検知した際に瞬時に4WD駆動へと切り替えるE-Four(電気式4WDシステム)を搭載し、安全性を高めています。
| 駆動方式 | 4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 145mm |
| 燃費 | 15.7km/L~22.4km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,750kg~1,920kg |
| 総排気量 | 2.393L~2.487L |
「クラウンスポーツ」はE-FourとVDIMを搭載しLEDフォグランプも装備する雪道に強いラグジュアリーSUV
2023年10月に発売された「クラウンスポーツ」は、16代目クラウンが展開する4タイプの中で最も走行性能が秀でたモデルで、グレードはSPORT Zのみを設定しています。
クラウンスポーツは、高出力化と低燃費を両立する2.5Lエンジンに、滑りやすい路面で前後輪のトルク配分を精密にコントロールするE-Four(電気式4WDシステム)を組み合わせ、雪道に強さを発揮します。エンジン・ブレーキ・ステアリングの基本動作を統合制御するVDIMも導入しており、雪道で安定して曲がる・止まるを実現。吹雪の日に後続車に自車の存在を知らせるLEDフォグランプも装備しており、寒冷地にも安心してお勧めできるトヨタのラグジュアリーSUVです。
| 駆動方式 | E-Four(電気式4輪駆動方式) |
|---|---|
| 最低地上高 | 160mm |
| 燃費 | 21.3km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,810kg |
| 総排気量 | 2.487L |
軽自動車最強クラスのオフロード性能を誇る「ジムニー」は圧倒的な安定感で雪道に強い
ジムニーは、軽自動車の中で最も高い最低地上高を確保し、耐久性と高強度を重視したラダーフレーム構造を維持し続ける、世界市場で評価されるスズキの本格オフロード車です。
グッドデザイン賞を受賞するなど外装面でも評価の高い4代目ジムニーは、2022年に燃費改善やスズキセーフティサポートの内容見直しなどの改良を加えたマイナーチェンジを実施し、JB64W-3型へと移行しています。
同型ジムニーは、ドライバーが2WDと4WDを切り替えられるパートタイム4WDに雪道走行に適した4H(4WD高速)モードを用意。空転していない側のタイヤに駆動を重点的に配分するブレーキLSDトラクションコントロールを標準装備しており、雪道で圧倒的な強さを発揮する軽自動車です。
| 駆動方式 | パートタイム4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 205mm |
| 燃費 | 14.3km/L~16.6km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,040kg~1,050kg |
| 総排気量 | 0.658L |
「ジムニーシエラ」はジムニーより高出力エンジンを搭載した雪道に強い普通車
ジムニーシエラは、2018年にジムニーと同時にフルモデルチェンジを実施した3代目スズキの普通車です。ジムニーと同様にラダーフレーム構造・パートタイム4WD・機械式副変速機を採用しながら、K15B型1.5L水冷4サイクル直列4気筒エンジンにより、総排気量と出力を高め、雪道でのパワフルかつ安定感のある走りを実現しています。
2022年にスズキセーフティサポートの内容充実などの改良を加えてJB74W-3型へと移行したジムニーシエラは、ヒルホールドコントロールやヒルディセントコントロールの性能も強化し雪道での安全性をさらに引き上げています。
| 駆動方式 | パートタイム4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 210mm |
| 燃費 | 14.3km/L~15.4km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,080kg~1,090kg |
| 総排気量 | 1.460L |
エスクードはSNOWモードを用意するドライビングモードと電子制御4WDシステムを組み合わせた雪道に強い車
ESCUDO(エスクード)は、クロスカントリー走行と低燃費性能を両立し、街中や高速道路でも軽快な走りを提供するスズキのSUVです。4代目エスクードは2022年4月にマイナーチェンジを実施して3型へと移行。1.5デュアルジェットエンジンにハイブリッドシステムを組み合わせて低燃費を実現しています。
操舵角センサーなど各種センサーからのデータを基に危険に事前対処する電子制御4WDシステムと、雪道を安定走行するのに適したグリップ力を各輪に配分できるSNOWモードを含むドライビングモードを用意しており、雪道に対する強さを発揮します。
| 駆動方式 | フルタイム4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 185mm |
| 燃費 | 19.6km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,320kg |
| 総排気量 | 1.460L |
スズキ「クロスビー」は4WDシステムでSNOWモードを用意する雪道に強いクロスオーバーSUV
クロスビーは、個性的な丸目のヘッドライトやカラフルなボディカラーがゲレンデなどの雪景色で映えると話題のスズキのクロスオーバーSUVです。
クロスビー(MN71S型)は2022年7月にボディカラーの見直しやUSB電源ソケットの追加装備などの改良を加えたマイナーチェンジを実施し、3型へと移行しています。
同型クロスビーの4WD車は、4タイプのドライブモードからSNOW(スノー)モードを選択することで、エンジントルクが最適化され、氷雪路でのタイヤの空転を抑えてストレスのない発進と加速を実現します。
| 駆動方式 | 2WD(前2輪駆動)/フルタイム4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 180mm |
| 燃費 | 17.0km/L~18.2km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 960kg~1,000kg |
| 総排気量 | 0.996L |
スバル「レガシィアウトバック」はヒルディセントコントロール付きX-MODEを搭載した雪道に強いSUV(国内販売終了)
「レガシィアウトバック」は、2021年にスバルグローバルプラットフォームの採用やアイサイトの進化などを加えたフルモデルチェンジで6代目(BT系)へと移行したスバルのフラッグシップSUVです。なお、同車は2025年3月末をもって国内向けの受注・販売を終了しており、新車での購入は現在できません。北米市場では「アウトバック」として販売が継続されています。
6代目レガシィアウトバックは、1.8L直噴ターボDITエンジンとシンメトリカルAWDの組み合わせで凍結路などに対する安定した駆動力を確保。下り坂で車速を一定にキープするヒルディセントコントロール機能付きのX-MODEを備えており、雪道に強い車として高い評価を受けてきたモデルです。
| 駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
|---|---|
| 最低地上高 | 213mm |
| 燃費 | 13.0km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,680kg~1,720kg |
| 総排気量 | 1.795L |
スバル「フォレスター」は北米の過酷な自然環境で鍛え上げられた雪道に強い安定走行性能を備える
スバル自慢の水平対向エンジンにシンメトリカルAWDを組み合わせた「フォレスター」は、日本よりも過酷な自然環境の多い北米市場で高い評価を受けるクロスオーバーSUVです。
なお、フォレスターは2025年4月に6代目(SL系)へとフルモデルチェンジし、ストロングハイブリッド「S:HEV」を初採用しました(写真は先代SK系モデルです)。先代5代目(SK系)は、2023年夏にアイサイトの安全性強化などの改良を加えたマイナーチェンジを実施していました。
フォレスターの特徴である低重心走行と各輪の駆動力・制動力を自律制御するX-MODEでは、SNOW・DIRTモードの機能性を高め、あらゆる雪道に対する滑りにくさを実現しています。この性能は新型の6代目でもさらに磨き上げられています。
| 駆動方式 | AWD(常時全輪駆動) |
|---|---|
| 最低地上高 | 220mm |
| 燃費 | 13.6km/L~14.0km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,570kg~1,660kg |
| 総排気量 | 1.795L~1.995L |
三菱「デリカD:5」は冬の季節にもアウトドアをたっぷり楽しめる雪道に強いオールラウンドミニバン
「デリカD:5」は、本格SUVに匹敵する走行性能とミニバンの快適性・積載力を両立する、アウトドア好きのドライバーたちから支持を集める三菱のオールラウンドミニバンです。全モデルが三菱独自の電子制御4WDシステムであるAWC(ALL Wheel Control)を搭載し、路面状況に応じてドライブモードを切り替え、雪深い路面では前後輪の駆動力を高めに配分してパワフルかつ安定感のある走りを実現します。
| 駆動方式 | 4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 185mm |
| 燃費 | 12.6km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,930kg~1,970kg |
| 総排気量 | 2.267L |
三菱「デリカミニ」の4WDモデルは大径タイヤと専用ショックアブソーバーで雪道での走破性を高めた軽自動車
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デリカミニはグリップコントロール機能を搭載して雪道での走破性を高める -
デリカミニ
2023年5月に国内市場での販売をスタートした「デリカミニ」は、個性的なフロントマスクが特徴のSUVの走行性能とミニバンの積載力を兼ね備えた三菱の軽自動車です。
4WD車は大径タイヤを標準装備し専用ショックアブソーバーを搭載することでデコボコした雪道の安定感を高め、路面状況に応じて駆動力を片側に集中できるグリップコントロールシステムにより雪道での走破性を引き上げています。最低地上高はジムニーと比べると高くはありませんが、軽自動車としての雪道対応力は十分です。
| 駆動方式 | 2WD/4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 155mm~160mm |
| 燃費 | 17.5km/L~20.9km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 970kg~1,060kg |
| 総排気量 | 0.659L |
「アウトランダーPHEV」はS-AWCとツインモーターを組み合わせ雪道に対する安定感を高める三菱のフラッグシップSUV
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アウトランダーPHEVはダイヤルを回すだけで7タイプのドライブモードからSNOWモードを選択できる -
アウトランダー PHEV
三菱のフラッグシップSUV「アウトランダーPHEV」は、2021年のフルモデルチェンジで搭載モーターや駆動用バッテリーの高出力化、高速道路同一車線運転支援機能(マイパイロット)の導入などの改良を加えた3代目へと移行しました。
4輪の駆動力・ブレーキ力を統合制御するS-AWC(Super All Wheel Control)に高い連動性のツインモーターシステムを組み合わせることで、雪道での発進をスムーズにしスリップを抑制。凍結路向けのSNOWモードをダイヤル操作で簡単に選べる点も、雪道に強い車としてお勧めできる理由です。
| 駆動方式 | 4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 195mm~200mm |
| 燃費 | 16.2km/L~16.8km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 2,050kg~2,110kg |
| 総排気量 | 2.359L |
「ZR-V」はe:HEVにリアルタイムAWDを組み合わせて雪上登坂・旋回性能を高める雪道に強いホンダのSUV
2022年にCR-Vの後継車種としてリリースされたクロスオーバーSUV「ZR-V」では、2.0L水冷直列4気筒エンジンに2基の高出力モーターを組み込んだe:HEVシステムと、ホンダ独自の四輪駆動技術であるリアルタイムAWDを組み合わせたモデルが最も雪道に強いといえます。
ZR-Vの4WD車は、車載センサーのデータを基にリアルタイムで自車の状況を把握し、路面の勾配に適した駆動力を各輪へ緻密に配分することで雪上登坂・旋回性能を大きく向上させています。Honda SENSINGに加え、車両挙動を制御するVSAやヒルディセントコントロールなど運転サポートシステムも充実している点も、雪道に強い車としてお勧めできる理由です。
| 駆動方式 | FF/4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 190mm |
| 燃費 | 13.9km/L~22.1km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,460kg~1,610kg |
| 総排気量 | 1.496L/1.993L |
「ヴェゼル」の2モーターハイブリッドe:HEVはリアルタイムAWDで雪道でも優れた走行性能を発揮する
「VEZEL(ヴェゼル)」は、クーペスタイルの流麗なボディとミニバンに匹敵する積載性が評価されるホンダの都市型SUVです。2021年のフルモデルチェンジで2代目へと移行し、ハイブリッド車は2基の高性能モーターを搭載するe:HEVシステムに刷新されました。
同型ヴェゼルのハイブリッド車は、センタータンクレイアウト構造の利点を活かしリヤ部にもワイドサイズのモーターを配置したリアルタイムAWDシステムを採用。コーナリング時の内側前輪に適度なブレーキをかけて旋回操作を安定させるアジャイルハンドリングアシストと組み合わせることで、雪道でも高い安定感を発揮します。
| 駆動方式 | FF/4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 170mm~195mm |
| 燃費 | 15.6km/L~25.0km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,250kg~1,450kg |
| 総排気量 | 1.496L |
日産「ノート e-POWER 4WD」はリヤモーターで深雪路での安定した推進力を確保する雪道に強いコンパクトカー
日産「ノート」は、2020年のフルモデルチェンジでパワートレインをe-POWERのみに集約した3代目(E13型)へと刷新されました。ラインナップされるe-POWER 4WDモデルはリヤ部にも高出力電動機を配置した日産の前後独立モーター制御技術を採用し、100N・mものパワフルなトルクを発揮。深雪路や冬の登り坂でも埋まらずスムーズに進める安定した走りが特徴です。
ヒーター付きドアミラーや高濃度不凍液など寒冷地仕様の専用装備が充実している点も、雪国のドライバーから支持を集めている理由です。
| 駆動方式 | 2WD/4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 120mm/125mm |
| 燃費 | 23.8km/L~28.4km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,220kg/1,340kg |
| 総排気量 | 1.198L |
「エクストレイル」は電動駆動4輪制御技術e-4ORCEで雪道に圧倒的な安定感を発揮する日産のミドルクラスSUV
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4代目エクストレイルの電子制御4WDシステムであるe-4ORCEは雪道でも心地よい走りを体感させる -
エクストレイル
「エクストレイル」は、寒冷地仕様を展開するなど降雪地での利用を想定して開発された、雪国で支持され続ける日産のミドルサイズSUVです。2022年のフルモデルチェンジで4代目(T33型)へと移行し、ハイブリッドモデルのみの展開となった上、4WD車には前後輪を独立したモーターで駆動させるe-4ORCE(イーフォース)が導入されました。
4代目エクストレイルの4WD車は2基のモーター出力と4輪の制動力を瞬時に統合制御するe-4ORCEにより、氷雪路・深雪での発進をスムーズにし、冬のワインディングロードでのコーナリングを安定させる雪道に強い車です。
| 駆動方式 | 2WD/4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 185mm~200mm |
| 燃費 | 18.3km/L~19.7km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,740kg~1,880kg |
| 総排気量 | 1.497L |
「CX-30」は女性ドライバーや初心者でも安心して雪道を運転しやすいよう設計されたマツダのクロスオーバーSUV
CX-30は女性ドライバーや初心者でも運転しやすいよう配慮して開発されたマツダのクロスオーバーSUVです。MAZDA3と共通のプラットフォームを採用し、2023年9月には前方歩行者へのAT誤発進抑制制御拡張やセンターディスプレイのワイド化などの改良を加えたマイナーチェンジを実施しています。
同型CX-30は、ステアリング操作のレスポンスを高めて車両挙動を安定させるGVC Plusを搭載。4WD全モデルにAWDやHLA(ヒル・ローンチ・アシスト)と連動して悪路でのタイヤの空回りを防ぐオフロード・トラクション・アシストを設定することで、雪道での安全性を高めています。
| 駆動方式 | 2WD/4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 175mm |
| 燃費 | 15.5km/L~19.5km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,420kg~1,540kg |
| 総排気量 | 1.756L~1.997L |
「タフト」はDNGAプラットフォームで最低地上高を高めに設定した雪道に強いダイハツの軽クロスオーバーSUV
DNGAプラットフォームをベースに開発され2020年に登場した3代目「タフト」は、最低地上高を高めに設定しサスペンション構造も改良することで、未舗装路に対する操縦安定性と乗り心地を両立した軽クロスオーバーSUVです。
同型タフトは、アイスバーンなど滑りやすい路面で横滑りが起きたとシステムが判断した場合に制動力とエンジン出力を自律的に調整するVSCと、発進・加速時のタイヤの空回りを抑えるTRCを装備することで、雪道での安心感のある走りを実現しています。
| 駆動方式 | 2WD/4WD |
|---|---|
| 最低地上高 | 190mm |
| 燃費 | 21.1km/L~21.4km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 830kg~890kg |
| 総排気量 | 0.658L |
Jeep「レネゲード」はセレクテレインシステムのSNOWモードとアクティブドライブローで雪道に強さを発揮する
レネゲードは、フィアットと共同開発されたJeepブランドのコンパクトクロスオーバーSUVです。2015年に日本市場での販売をスタートし、カラフルなボディカラーやコンパクトな車体が幅広い層から支持を集めてきました。なお、現行ラインナップはマイルドハイブリッドモデルを中心に構成されており、旧来のガソリンエンジン搭載4WDモデル(アクティブドライブ搭載)は販売を終了しています。
旧型のガソリン4WDモデルは、セレクテレインシステムにSNOWモードを搭載し、ギアを低速に固定して駆動力を高めるアクティブドライブローによってスタック脱出能力を引き上げ、雪道に強さを発揮していました。下記スペックは旧型BU型のガソリン4WD仕様の参考値です。
| 駆動方式 | 前2輪駆動/4輪駆動 |
|---|---|
| 最低地上高 | 170mm~210mm |
| 燃費 | 14.3km/L~16.0km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,440kg~1,860kg |
| 総排気量 | 1.331L |
「Jeep Compass」はオンデマンド式4輪駆動を導入するLimitedグレードが凍結路でも圧巻のパフォーマンスを発揮
Compass(コンパス)は、Jeepブランドのエントリーユーザー向けに開発されたSUVで、オフロード走行よりも街乗りを重視するドライバーをメインの顧客層に据えています。2017年のフルモデルチェンジで2代目(MP型)へと移行し、ホイールベースの延長やフィアット製7速デュアルクラッチトランスミッションの搭載などの改良が加えられました。
同型Compassでは、高熱効率で低回転域からパワフルな走りを可能にする2.4Lエンジンにオンデマンド式4輪駆動を組み合わせたLimitedグレードが雪道に強く、SNOWモードを選択すれば凍結路でも車両の傾きを抑えた安定感のある走りを実現できます。
| 駆動方式 | 前2輪駆動(Longitude)/4輪駆動(Limited) |
|---|---|
| 最低地上高 | 180mm |
| 燃費 | 11.5km/L~11.8km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,490kg~1,600kg |
| 総排気量 | 2.359L |
「Wrangler(ラングラー)」は2.0Lターボエンジンとセレクテレインシステムを組み合わせる雪道に強いJeepのクロスカントリー車
「Wrangler(ラングラー)」は、本格クロスカントリーを得意とする世界のアウトドア愛好家が憧れるJeepブランドのロングセラーモデルです。4代目JL系は2018年に日本市場へ投入され、ロックトラックフルタイム4×4システムや前後輪ディファレンシャルロック機能を搭載し悪路走破性を高めています。
同型ラングラーは、2.0L直列4気筒DOHCターボエンジンに、各輪のトルク配分を最適化するセレクテレインシステムを組み合わせ、凍結路でも安定したパフォーマンスを発揮するSNOWモードを用意。世界が認める雪道に強い車です。
| 駆動方式 | 後2輪・4輪駆動・オンデマンド方式4輪駆動(選択式) |
|---|---|
| 最低地上高 | 200mm |
| 燃費 | 9.4km/L~10.0km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,960kg/2,030kg |
| 総排気量 | 1.995L |
「Gladiator(グラディエーター)」はロックトラックフルタイム4×4システムにセレクトスピードコントローラー等を組み合わせるJeepのピックアップトラック
「Gladiator(グラディエーター)」は、2021年に日本市場でルビコンのみが販売された2代目モデルで、4代目ラングラーのプラットフォームをベースに開発された3.6L V6ガソリンエンジン搭載のピックアップトラックです。
ロックトラックフルタイム4×4システムに、急勾配の上り坂・下り坂で車速をシステムがキープし、ドライバーをハンドル操作に集中させるセレクトスピードコントローラー等のサポート機能を組み合わせ、Jeep車で最高レベルの雪道安全性を実現しています。
| 駆動方式 | 後2輪・4輪駆動・オンデマンド方式4輪駆動(選択式) |
|---|---|
| 最低地上高 | - |
| 燃費 | - |
| 車両重量 | 2,280kg |
| 総排気量 | 3.604L |
ボルボ「XC60」は路面状況に合わせて地上高を自動調整するエアサス・シャシーシステムで雪道の安定走行を実現
スウェーデンのボルボが開発する「XC60」は、欧州市場で高い人気を誇るミドルクラスSUVです。次世代プラットフォームSPAをベースとしたボディサイズアップやレベル2相当の自動運転技術搭載などの改良を加えた2代目が2017年より日本市場で販売されており、その後もラインナップが拡充されています。
同型XC60は、電子制御式4輪エアサスペンションに、路面状況の変化を予測して最適な地上高とダンパー減衰力を自動調整するFOUR-Cアクティブパフォーマンスシャシーを組み合わせることで、雪道等での安定した乗り心地を確保します。
| 駆動方式 | 電子制御式AWDシステム |
|---|---|
| 最低地上高 | 210mm~215mm |
| 燃費 | 10.9km/L~14.3km/L(WLTCモード) |
| 車両重量 | 1,870kg~2,180kg |
| 総排気量 | 1.968L |
雪道に強い車にはスタッドレスタイヤを装着し安全運転のコツを実践して冬のドライブを楽しもう
先進の運転サポート技術を搭載し雪道に強い走行性能を備えた車であっても、タイヤ自体が滑りやすい状態では本来のポテンシャルを発揮できず、氷雪路走行の危険性が高まります。
雪深い道やアイスバーンで埋まらず・滑らない安全運転を実現するには、車高が高く4WD駆動の車だからと安心せず、状態の良いスタッドレスタイヤを装着することが大切です。スタッドレスタイヤは使用年数や保管状態によってアイス・スノー制動力が大きく低下するため、シーズン前の状態確認も忘れずに行いましょう。
雪道を安全に運転する際には、以下のポイントも意識することが重要です。
- 車間距離を通常の2倍以上確保する
- アクセルを強く踏み込みすぎない
- エンジンブレーキを効果的に活用する
- 急ハンドル・急ブレーキを避ける
- カーブ手前で十分に減速する
アイス・スノー制動力が十分な状態の良いスタッドレスタイヤを装着し、滑りやすい路面に適した運転操作を実践することで、冬の季節も安心してドライブやウインタースポーツを楽しむことができます。