タイヤのロングライフ化に貢献する「タイヤカバー」の選び方のポイントと人気商品16選
タイヤはオフシーズンの保管方法によって寿命が大きく変わってくるアイテムです。ベランダや物置などのスペースに直置きするよりも、雨・風・紫外線などの影響によるダメージを防ぐ効果の備わるタイヤカバー内に保管していた方がロングライフ化は実現されて、愛着のあるタイヤを長いシーズンにわたって利用可能となります。
「タイヤカバー」は、タイヤメーカーでもあるミシュランや、アフターパーツメーカー等も数多くの商品をECサイトやカー用品店、カインズなどのホームセンターでも販売しているため、商品選びに迷ってしまうという方は多いはず。
ここでは「タイヤカバー」選びに役立つ、フルタイプやセパレートタイプの特徴、防水加工が施される・遮光性が優れる・洗濯できる等の特徴が備わる人気商品の魅力も紹介。
タイヤカバーは4本を同時に保管する「フルタイプ」と1本ずつ個別に保管する「セパレートタイプ」に大別
スタッドレスを保管する際に使用されるケースが多いタイヤカバーは、リーズナブルな価格帯が魅力的で4本を同時に収納して保管する「フルタイプ」と、1本ずつ個別に保管して縦置きも可能とする「セパレートタイプ」に大別されます。
タイヤ4本をまとめて保管するフルタイプの「タイヤカバー」はリーズナブルな価格設定としている商品が多い
フルタイプ式のタイヤカバーは、タイヤを横に平置きして積み上げていって、4本のタイヤをカバー全体で被覆させてから、紐やファスナーなどで密閉させて保管します。同タイプは、カバーを一つ用意しておくだけで十分なので、購入費用がリーズナブルとなる傾向があります。
一方のタイヤを1個ずつ個別に保管する「セパレートタイプ」は、カラフルなカラーリングが施されている商品も多く、より密閉度が高くて外部環境の影響を受けにくいため、各タイヤを翌シーズンも状態良く利用できるという特徴が備わります。
「タイヤカバー」の選び方 ~ 防水・撥水加工が施されているなど機能面に着目
ECサイトなどの販売チャネルで多数の商品が展開されている「タイヤカバー」の選び方のコツを紹介。特にガレージや物置内ではなくて、ベランダや庭といった外での保管使用を考えている方に意識して頂きたい項目となっています。
強度に優れるポリエステル素材の商品は破れにくくて保管場所まで動かすのにも便利
タイヤカバーは耐久性に優れているポリエステルを素材としている商品であれば長く使える
タイヤを被覆して雨や風などのダメージを与えにくくするカバーは、出来るだけ破れにくいものが理想的です。石油から造られる化学繊維であるポリエステルは、耐久性に優れるなどのメリットあるためタイヤカバーに用いる素材に適しています。ポリエステルを素材として採用している商品は、耐久性に優れ破れにくいため長期間にわたって使用できます。
取っ手が付いていて動かしやすい・ファスナー式などで外し方も簡単な商品
タイヤはホイールに装着している状態で保管するという方は多いはず。タイヤとホイールのサイズにもよりますが、合計すると重量は1本あたり10kg前後なので、保管場所まで移動させる際には取っ手が付いている商品の方スムーズとなります。
カバー内に入れたタイヤは、ファスナーやマジックテープ、ベルトなどを用いて密閉させます。どのタイプが収納や外し方も簡単であるかを考えて自分が利用しやすい商品を選びましょう。
防水・撥水加工が施されている商品はタイヤのひび割れやホイールの錆びを防いでくれる
濡れた状態の放置はタイヤのひび割れや、ホイールが錆びてしまう原因です。カバー内に雨や雪が入らないように防水・撥水加工が施されている商品を利用した方が、保管中のタイヤはダメージを受けにくくなります。
遮光性が高くて紫外線によるゴムの劣化を抑える事ができる商品
太陽光などに含まれている紫外線はタイヤのゴム成分を劣化させてしまう要因です。多層構造を採用するなどして遮光性を引き上げて、カバー内への紫外線の侵入を防ぐ事を可能とする商品であれば、タイヤのゴム成分は硬化しにくくなるので、翌シーズンも制動力などがキープされた状態で使用できます。
タイヤカバーの人気商品16選 ~ 防水加工・紫外線を吸収する機能などが備わるカー用品
防水加工や遮光性をアップさせる機能だけではなくて、デザイン的な魅力も備えているタイヤカバーの人気商品をピックアップしました。各商品の特徴を紹介します。
ポリエステル100%素材を採用する見た目のインパクト大のデザインを特徴とするタイヤカバー
X‐EUROPE タイヤ収納カバー M
ヒョウ柄とウシ柄のデザインは汚れがカモフラージュされて目立ちにくい
X‐EUROPE(クロスヨーロッパ)の「タイヤ収納カバー」が採用するアニマル柄のデザインは、タイヤの汚れが目立ちにくいので長く愛用できると評判です。保管中のタイヤのダメージ要因となる雨などをしっかりとガードできる防水加工が施されている本製品は、Mサイズ以外にも、S(直径65cm×高さ80cm)とL(直径78cm×高さ120cm)サイズも展開しています。
プリウスやフィットなどの車に装着されているタイヤを収納可能なカバー
ジョイフル タイヤ収納カバー M
ジョイフルの「タイヤ収納カバー M」は13~16インチサイズのタイヤに対応している
夏タイヤ及びスタッドレスの保管に使い回せるジョイフルの「タイヤ収納カバー」は、積み重ねたタイヤの上からすっぽりと被せて、紐をギュッと締めれば収納可能な状態となります。紫外線や酸性雨などに対する耐性が備わる本製品を利用すれば、状態の良いタイヤをより長く使えます。
STIのロゴがスバリスト達の購買意欲を刺激するタイヤカバーセット
SUBARU マーカー付きタイヤカバー セット
タイヤの装着位置の目印となるマーカーが付いているので保管・収納するのに便利
STIのロゴが入ったマーカー付きタイヤカバー セットは、WRX・レヴォーグ・BRZといった車種に乗車されている方達の利用率が高いスバルの純正商品です。撥水加工だけではなくて、防炎加工も施されている本製品は、雨風や高温多湿などの影響によるダメージを抑えて、タイヤに備わる特性を翌シーズンも持続化させます。
テント・タープなどのアウトドア用品の開発技術を応用して高耐久を実現させているタイヤカバー
CAPTAIN STAG タイヤカバー L
「タイヤカバー L」は235/70R16・245/70R16・265/60R16などのタイヤサイズに適合
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)は、テントやカヌーなどのアウトドア用品を多数展開するメーカーです。同社が開発した「タイヤカバー」には、アウトドア用品を製造する過程で構築された技術力が導入されているので高耐久性が備わります。本製品は、シルバーコーティング加工を施したポリエステル素材を採用するなどの特徴も有しています。
平置きした際にホコリなどの侵入を防げるフェルトパッドが1枚セットされているタイヤカバー
FIELDOOR タイヤトート
フィールドアの「タイヤトート」はレッド・ブルー・グレー・カーキの4色展開
カーキやグレーなどアウトドアを趣味とする方が好むカラーも展開しているFIELDOORの「タイヤトート」は、直径Φ55.7cm~Φ76.2cm・タイヤ幅は最大25.5cm・総重量30kg以下のタイヤならば保管可能としています。
本製品は、タイヤを回しながらの取り付けを可能とする面ファスナー式でセッティングする、タイヤローテーションのメモ用紙を入れられるポケットを付ける、繊維を碁盤の目のようにクロスさせて裂け目の拡がりを防ぐなどして商品力を強化させます。
「タイヤカバー TE‐830Eシルバー」は大型ミニバン・SUVに装着されている大径タイヤを保管するのに便利
アイリスオーヤマ タイヤカバーTE-830E シルバー
「タイヤカバー TE-830Eシルバー」は強度に優れるポリエステル素材を採用している
外径は83cm・高さは120cmに設定して大径タイヤの保管を可能とする「タイヤカバー TE‐830Eシルバー」は、フッ素撥水加工やシルバーコーティング処理の協調効果によって、タイヤへのダメージ要因となる紫外線・雨、ホコリとの接触を防ぎます。
本製品と同じポリエステル素材を用いた「タイヤカバー TE‐600Eシルバー」は、コンパクトカーや普通車に適したサイズを、「タイヤカバー TE‐600E シルバー」は軽自動車に装着させるのに適したサイズをしていてどのタイプも人気商品となっています。
直径65~73cm・幅22.5~27.5cmのサイズ幅に属するタイヤを保管できるタイヤカバー
CREEKS タイヤカバー M
CREEKSのタイヤカバーには1年間のメーカー保証が付いている
ミドルクラスのSUVに装着されているタイヤを保管するのに適しているCREEKSの「タイヤカバーM」は、紫外線の吸収率に優れた層と、オックスフォード生地に撥水加工を施した層を重ねた二層構造によって、物理的な刺激や雪や黄砂などの環境物質による刺激からタイヤを守ります。
フルジップファスナー方式を採用して、外し方も簡単しているCREEKSのタイヤカバーは、Mサイズの他にも、軽自動車に装着されているタイヤ用のSSサイズ、普通車のタイヤを保管するのに適しているSサイズ、大型車に装着されている大径タイヤを保管する用のLサイズも展開しています。
「タイヤバック Lサイズ」は17・18インチなどのタイヤを保管するのに最適
BONFORM タイヤバッグ Lサイズ
ボンフォームの「タイヤバッグ」にはナットをまとめて保管できる収納袋がセットされている
クッションなどのカーインテリア用品を数多く展開するBONFORM(ボンフォーム)が販売する「タイヤバックLサイズ」には、全体を周回させるようにデザインされた高強度の取っ手が設置されているので、持ち運びが便利です。生地は厚手のポリエステルなので何シーズンも使い続けられます。
ボンフォームはLサイズの他にも、S・M・LLサイズのタイヤバックを展開して保管できるタイヤの種類を広げます。
「タイヤカバー LL RV車用」はプラドやハイラックスサーフなどに装着されている大径タイヤを保管
メルテック タイヤカバーLL RV車用
「タイヤカバー LL」には交換時に便利なタイヤ位置確認シールがセットされている
「タイヤカバー LL RV車用」は、275/60R18や275/65R17などの大型車に装着されている大径タイヤを保管するのに適している商品。コードロック機能を付けて風の侵入を防ぐ同商品には、タイヤ交換時のスムーズ化に貢献する右前輪・左前輪・右後輪・左後輪と印字されたシールがセットされています。
メルテックはLLサイズの他にも、N-BOXなどの軽自動車用のSサイズ、プリウスやアクアなどの普通車用のMサイズ、ヴェルファイアやエルグランドなどのミニバン用のLサイズのタイヤカバーもラインナップしています。
ミシュランの「タイヤカバー」は高いデザイン性と機能性を兼ね備える人気商品
MICHELIN タイヤカバー
ミシュランの「タイヤカバー」は直径56cm~79cm・幅は290mm前後・37kg以下の重量のタイヤを保管できる
世界的に有名なタイヤメーカーであるミシュランが販売する「タイヤカバー」は、マジックテープやフックによってタイヤを保管する方法を採用することで、汎用性をアップさせて、幅広いサイズのタイヤの保管を可能とします。
ブランドロゴやカラーリングの組み合わせが抜群にオシャレな同商品は、裁縫などに用いる糸は太くて頑丈なので耐久性に優れ、洗濯機で洗えるので衛生的な状態で長く使えると評判です。
タイヤカバーLサイズ【プラザセレクト】はハリアーやエクストレイルなどの人気車に装着されているタイヤの保管に適している商品
アイリスオーヤマ タイヤカバー Lサイズ【プラザセレクト】
タイヤカバー Lサイズ【プラザセレクト】には収納バックがセットされているのでお得
最大重量は約24kgに設定されているタイヤカバー Lサイズ【プラザセレクト】は、タイヤを重ね置きした際の重みを全体へと分散させてくれるモフモフ感のある形状が特徴的です。
開口部をワイドに設計して、タイヤを内側へと入れてから紐でギュッと絞った後にストッパーで調整する同商品は、汚れにも強くて頑丈なポリエステル生地を採用しています。
アイリスオーヤマはLサイズの他にも、ノートやN‐BOXなどの車に装着されているタイヤを保管するのに適したMサイズ(直径:約65cm、高さ:約30cm)の商品もラインナップしています。
新型ジムニーに対応し迷彩柄が人気の「SPARE TIRE COVER」はドレスアップ効果も高い
CARKLEID SPARE TIRE COVER
「SPARE TIRE COVER」は、ブラック×レッド・ブラック×ホワイト・ブラック・迷彩柄の4タイプを展開
CARKLEID(カークレイド)が取り扱う「SPARE TIRE COVER」は、4代目JB64W型ジムニーのバッグドアに付いているスペアタイヤへの装着も可能とする商品。
上から被せるだけで簡単に雨風や紫外線によるダメージからタイヤを守れる同商品は、ブラック×レッド・ブラック×ホワイト・ブラックカラーには高級感を演出させるPVCレザーを、迷彩柄には耐久性が優れて汚れにくいオックスフォード生地を組み合わせてドレスアップ効果を高めます。
盗難防止ロック機能が付いている「STAINLESS TIRE COVER」の存在感は凄くてスペアタイヤの劣化も防いでくれる
KOKONTOUZAIYA STAINLESS TIRE COVER
「STAINLESS TIRE COVER」はジムニーやシエラのスペアタイヤにワンタッチ操作で簡単に取り付けられる
ドレスアップパーツを数多く取り扱う古今東西屋の「STAINLESS TIRE COVER」は、某RPGの防御アイテムであるシールドのように光沢感と存在感が秀でていて、適合するJB23・JB64系ジムニー及びJB43・JB74系ジムニー シエラに装着すれば、フロントビューのイメージはガラリと変わります。
スペアタイヤを紫外線や飛び石などの物理的な刺激から守る効果も優れている同商品には、盗難防止ロック機能が付いているので、安心して使い続けられます。
「タイヤカバー・ブラックS」は12~15インチといった軽自動車が装着しているタイヤを保管するのに適している商品
ARADEN タイヤカバー・ブラックS
「タイヤカバー・ブラックS」はポリエステル100%素材を使って耐久性を可能な限りに引き上げる
メーカー | アラデン株式会社 |
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サイズ | 直径:約57cm、高さ:約26cm |
価格 | ~ |
自動車だけではなくて、バイクや自転車に使うカバーの製造も行うアデラン株式会社が販売する「タイヤカバー・ブラックS」は、厚手のブラックカラーのポリエステル素材に、撥水コーティング加工を施してカバー内への雨や冬などの侵入を防ぎます。
タイヤの前後・左右を識別可能とするシールがセットされる同商品は、Sサイズ以外にも普通車用のMサイズ、RV車用のLサイズも展開しています。
ポジショニングシールや収納袋がセットされるユーザー目線で嬉しいタイヤカバー
日本ボデーパーツ工業株式会社 タイヤカバー L
小さくたためるので携帯するときも便利なタイヤカバー
日本ボデーパーツ工業の「タイヤカバーL」は、16インチ~18インチのタイヤを保管するのに適したサイズ設計を採用。左前・右前などと印字されたポジショニングシールや、未使用時にはコンパクトに折り畳んで収納できる専用袋を備えさせて、消費者の購買意欲を刺激させます。
同社は13インチ~15インチを適合目安とするSサイズや、15インチ~17インチを適合目安とするMサイズのタイヤカバーの販売も行っています。
CAP STYLEの「タイヤカバー」には撥水加工や紫外線をカットする機能が備わる
CAP STYLE タイヤカバーS
シーエーピースタイルの「タイヤカバー」は絞り紐で調整して風やホコリの侵入を防ぐ
メーカー | シーエーピースタイル |
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サイズ | - |
価格 | - |
CAP STYLE(シーエーピースタイル)の「タイヤカバー」は、ファスナーを付けないシンプルな構造によって、ユーザーの使いやすさを追求します。UV(紫外線)をカットする・撥水加工が施される同商品を使って、シーズンオフ中のスタッドレスなどを保管すれば、翌シーズンに利用する際にはグリップ力などの性能が維持された状態で使用できます。
100均で入手可能なタイヤカバー
DAISO タイヤ収納カバー L
100均でもタイヤカバーは手に入る
メーカー | (株)大創産業 |
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サイズ | S/M/L |
価格 | 110円 |
収納用のタイヤカバーは100円ショップでも販売しています。サイズはS/M/LありLサイズは265/65R17くらいのサイズまで対応しています。
使用方法はタイヤホイール表面にかぶせるように袋に入れ裏から紐で軽く縛るという方法です。
100円ショップで手に入るタイヤカバーはS~Lまであり大抵のサイズに対応
裏面の表記には対応するタイヤサイズが記載されている
使い方は軽くかぶせるだけにして紐を強く縛ってはいけない。
実際に使用してみたのですが、大型のタイヤの場合は少し持ちにくいデメリットがあり、少し薄手で耐久性にも不安があります。特に紐で縛る部分は破けやすいので強く縛るなどしないことをお勧めします。
またタイヤ交換をディーラーやショップにお願いしている場合は、袋が破けやすく袋から出して渡すのが望ましいでしょう。
耐久性のあるものを選ぶ場合は、100均のタイヤカバーはあまりお勧めしません。大型のビニール袋の代わりに使え、雨風をしのげる程度と考えるといいでしょう。
シーズンオフ中のタイヤは「タイヤカバー」で保管して性能が良い状態で長期間にわたって愛用
ガレージや物置、あるいはベランダに保管するにせよ、シーズンオフ中のタイヤはビニール袋の中に入れて置くよりも、UV加工や防水処理が施されている「タイヤカバー」の中に入れて保管した方が、制動力・旋回性・静粛性能などが維持された状態で翌シーズンも利用できます。
各メーカーが展開しているS・M・L・LLサイズの「タイヤカバー」の中から、自分が使用しているタイヤに適している使いやすい商品を選んで、状態の良いタイヤを長きにわたって愛用していきましょう。