アウトランダーPHEVの純正タイヤサイズとグレード
三菱のアウトランダーPHEVは、「威風堂々」をコンセプトに掲げるミドルサイズSUVで、日本のみならず海外でも高い評価を受けているプラグインハイブリッドモデルです。ここで扱うのは、3代目アウトランダーPHEV(型式5LA GNOW)の純正サイズ「235/60R18」「255/45R20」に適合するスタッドレスタイヤです。
なお、三菱の発表によれば2代目アウトランダーPHEV(GG2W型)は既にモデルチェンジ済みで、本記事では3代目を中心に扱い、2代目向けの225/55R18サイズについては次ページで別途紹介します。
アウトランダーPHEVの「235/60R18」タイヤを標準装備するグレード
- M/5人乗り
アウトランダーPHEVの「255/45R20」タイヤを標準装備するグレード
- G/5人乗り・7人乗り
- BLACK Edition/5人乗り・7人乗り
- P/7人乗り
目の前にすると車幅1,860mmのワイドなスタンスと20インチホイールの存在感に圧倒される印象を受けますが、この大柄なボディと車重約2tを冬道で支えるためには、SUVの荷重に耐えるスタッドレス選びが要となります。
アウトランダーPHEVにおすすめのSUV向けスタッドレスタイヤ10選
アウトランダー PHEV
アウトランダー PHEV
ここからは、3代目アウトランダーPHEVにおすすめのスタッドレスを、SUV専用設計を中心に国産・海外ブランド合わせて紹介します。各社の冬タイヤには得意分野が分かれており、氷上重視か、雪上・ドライ重視か、ロングライフ重視かで選び分けると失敗しにくいのが実情です。実際のオーナーから聞かれるのは「重量級SUVには、乗用車用より剛性に余裕のあるSUV専用が安心」という声が目立ちます。
ダンロップ(DUNLOP)の「ウインターマックス SJ8+」はナノ凹凸ゴムの氷上性能と深雪での踏破性を両立するSUV専用スタッドレス
DUNLOP WINTER MAXX SJ8+ 235/60R18 107Q XL
WINTER MAXX03同様のナノ凹凸ゴムを採用しているから氷に強い DUNLOP WINTER MAXX SJ8+
| 車種 | アウトランダーPHEV |
|---|---|
| メーカー | ダンロップ |
| ブランド | WINTER MAXX SJ8+ |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| ホイールサイズ | 18インチ |
| タイヤ外径 | 739mm |
| ロードインデックス | 107 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 15,400円~(2026年調べ) |
ダンロップのWINTER MAXX SJ8+(ウインターマックス エスジェイ エイト プラス)は、乗用車用最新世代のWINTER MAXX 03と同じナノ凹凸ゴムを採用したSUV向けスタッドレスで、氷上ブレーキ性能と深雪での直進安定性の両立がセールスポイントです。アウトドア用途のアウトランダーPHEVオーナーから一般的に聞かれるのは、「スキー場までの圧雪路ではフラつきが出にくく、重いバッテリーを積むPHEVでも不安感が少ない」という評価です。メカニック的な視点では、SUV特有のふらつきを抑えるショルダー剛性が高く、偏摩耗しにくい点がメリットとされます。ただし、純粋なアイスバーン性能ではフラッグシップ級には一歩譲るため、ツルツル路面が多い北海道・東北の中心部では上位モデルを検討する余地もあります。
グッドイヤー(GOODYEAR)の「アイスナビ SUV」は氷雪路面でのグリップとドライ路面の安定感を両立した冬タイヤ
GOODYEAR ICENAVI SUV 235/60R18 107Q XL
氷や雪の路面だけではなく乾いた路面でもしっかりとした安定性の GOODYEAR ICENAVI SUV
| 車種 | アウトランダーPHEV |
|---|---|
| メーカー | グッドイヤー |
| ブランド | ICENAVI SUV |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| ホイールサイズ | 18インチ |
| タイヤ外径 | 739mm |
| ロードインデックス | 107 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 19,159円~(2026年調べ) |
グッドイヤーのICENAVI SUV(アイスナビ エスユーブイ)は、メーカー公表値で氷上ブレーキ性能が従来比約22%向上したとされるSUV専用スタッドレスです。Aquaフィラー for SUVと撥水シリカボリューム配合により、氷の表面に生じる水膜を除去して路面への密着力を高める設計で、発進時にトルクの大きいPHEV特有のホイールスピンを抑える効果も期待できます。実際のオーナーからは、「価格を抑えつつ冬道の安心感を確保したい場合の有力候補」という声が多く、トップブランドより数千円単位で安価に入手しやすいのが実利面でのメリットです。一方で、厳冬期の極低温下における氷上グリップはフラッグシップ級ほど安定しないため、毎日凍結路を走る環境では選択肢を絞って比較するのが賢明でしょう。
ミシュラン(MICHELIN)の「エックスアイス スノー SUV」は氷上ブレーキ性能と雪踏み効果の持続性に優れたSUV向け冬タイヤ
MICHELIN X-ICE SNOW SUV 235/60R18 107T XL
EverWinterGripコンパウンドが氷をグリップする力を高める MICHELIN X-ICE SNOW SUV
| 車種 | アウトランダーPHEV |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | X-ICE SNOW SUV |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| ホイールサイズ | 18インチ |
| タイヤ外径 | 739mm |
| ロードインデックス | 107 |
| 速度記号 | T |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 20,980円~(2026年調べ) |
ミシュラン(MICHELIN)の「エックスアイス スノー SUV」の20インチは雪踏み効果が深雪でも操縦安定性を発揮
MICHELIN X-ICE SNOW SUV 255/45R20 105T XL
積雪路面でも雪上ブレーキング機能がしっかり働く MICHELIN X-ICE SNOW SUV
| 車種 | アウトランダーPHEV |
|---|---|
| メーカー | ミシュラン |
| ブランド | X-ICE SNOW SUV |
| タイヤサイズ | 255/45R20 |
| ホイールサイズ | 20インチ |
| タイヤ外径 | 738mm |
| ロードインデックス | 105 |
| 速度記号 | T |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 36,240円~(2026年調べ) |
ミシュランのX-ICE SNOW SUV(エックスアイス スノー エスユーブイ)は、EverWinterGripコンパウンドと多方向Vシェイプトレッドで、氷・雪・シャーベットといった路面状況を選ばず使える設計が特長のSUV用スタッドレスです。ミシュラン公式の訴求ポイントどおり、摩耗が進んでも新品時に近い氷上性能を維持するロングライフ設計で、年間走行距離が1万kmを超える通勤ユーザーや、長距離ツーリング中心のオーナーとは相性が良い銘柄と言えます。メカニック的な視点では、コンパウンドが比較的しっかりめで、重量級SUVを履かせてもヨレにくい印象が語られがちです。ただし、純粋なアイス初期性能では国産プレミアムと比較するとマイルドな乗り味で、氷雪ブレーキの強さを最優先するなら後述のブリザック系と比較すると判断しやすいでしょう。
ヨコハマタイヤ(YOKOHAMA TIRE)の「アイスガード SUV G075」はスーパー吸水ゴムと持続性が光る18インチ向けSUVスタッドレス
YOKOHAMA iceGUARD SUV G075 235/60R18 107Q
ゴムがずっとやわらかいから性能が持続する YOKOHAMA iceGUARD SUV G075
| 車種 | アウトランダーPHEV |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | iceGUARD SUV G075 |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| ホイールサイズ | 18インチ |
| タイヤ外径 | 739mm |
| ロードインデックス | 107 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 18,290円~(2026年調べ) |
ヨコハマタイヤ(YOKOHAMA TIRE)の「アイスガード SUV G075」の20インチはスーパー吸水ゴムの氷上制動力を活かしたモデル
YOKOHAMA iceGUARD SUV G075 255/45R20 105Q
スーパー吸水ゴムが進化して更に強力に効く YOKOHAMA iceGUARD SUV G075
| 車種 | アウトランダーPHEV |
|---|---|
| メーカー | ヨコハマ |
| ブランド | iceGUARD SUV G075 |
| タイヤサイズ | 255/45R20 |
| ホイールサイズ | 20インチ |
| タイヤ外径 | 738mm |
| ロードインデックス | 105 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 32,880円~(2026年調べ) |
ヨコハマのiceGUARD SUV G075(アイスガード エスユーブイ ジーゼロナナゴ)は、メーカー公表値で氷上制動距離が従来モデル比約23%短縮された、スーパー吸水ゴムとエボ吸水ホワイトゲルによる路面密着力が特長のSUV専用スタッドレスです。ヨコハマゴムの開発資料では、約4年後も氷上性能の高いレベルが持続するとされ、シーズンまたぎの持ち越し使用でも履きつぶしやすい耐久性が強みです。多くのユーザーが指摘するのは、氷上性能と静粛性のバランスが高く、都市部の通勤中心の使い方に刺さるという傾向で、長距離をドライ路面で走る割合が高いオーナーほど満足度が高くなる傾向があります。反面、深い新雪の踏破性ではSUV特化度の高いブリザックDM-V3などに譲るため、豪雪地でのアウトドア用途では一段上の雪上性能を持つモデルとの比較検討が有効です。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「ブリザック DM-V3」はSUV専用パタンとアクティブ発泡ゴム2で重量級SUVの冬道を支える18インチモデル
BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3 235/60R18 107Q XL
SUV専用パタンで氷雪路でもグリップ力が強い BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3
| 車種 | アウトランダーPHEV |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | BLIZZAK DM-V3 |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| ホイールサイズ | 18インチ |
| タイヤ外径 | 746mm |
| ロードインデックス | 107 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 26,800円~(2026年調べ) |
ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「ブリザック DM-V3」の20インチはアクティブ発泡ゴム2が氷雪路で安定したグリップ力を発揮
BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3 255/45R20 105Q XL
雪をつかんで氷をひっかくグリップ力が強い BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3
| 車種 | アウトランダーPHEV |
|---|---|
| メーカー | ブリヂストン |
| ブランド | BLIZZAK DM-V3 |
| タイヤサイズ | 255/45R20 |
| ホイールサイズ | 20インチ |
| タイヤ外径 | 742mm |
| ロードインデックス | 105 |
| 速度記号 | Q |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 53,490円~(2026年調べ) |
ブリヂストンのBLIZZAK DM-V3(ブリザック ディーエム ブイスリー)は、SUV専用パタンとアクティブ発泡ゴム2を組み合わせ、雪を掴む力と氷を引っかく力の両方を引き上げたSUV専用スタッドレスです。メーカー公表値で摩耗ライフは従来比約25%向上しており、前後合わせて2tクラスのアウトランダーPHEVを履かせても摩耗の進み方が穏やかな点は大きな利点です。北海道や東北など凍結路が日常化する地域のオーナーから聞かれるのは、「とにかく氷上での止まりが一段違う」という評価で、アイスバーンでのブレーキ安心感を最優先する人には第一候補になりやすい銘柄です。一方で、20インチの価格帯は他銘柄より頭一つ高いため、使用頻度が年数回の降雪時のみといった地域では、コストパフォーマンスの観点で選択に迷うところかもしれません。
ピレリ(PIRELLI)の「スコーピオン ウインター」は氷雪路と濡れた路面でハンドリング性能を発揮する欧州系SUVスタッドレス
PIRELLI SCORPION WINTER 235/60R18 107H
高性能なセグメントに焦点を当てて安定したコントロール性を発揮する PIRELLI SCORPION WINTER
| 車種 | アウトランダーPHEV |
|---|---|
| メーカー | ピレリ |
| ブランド | SCORPION WINTER |
| タイヤサイズ | 235/60R18 |
| ホイールサイズ | 18インチ |
| タイヤ外径 | 739mm |
| ロードインデックス | 107 |
| 速度記号 | H |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 17,400円~(2026年調べ) |
ピレリ(PIRELLI)の「スコーピオン ウインター」の20インチは高速域のハンドリングに強い欧州仕様の冬タイヤ
PIRELLI SCORPION WINTER 255/45R20 101W
雪に負けない制動力とトラクションの PIRELLI SCORPION WINTER
| 車種 | アウトランダーPHEV |
|---|---|
| メーカー | ピレリ |
| ブランド | SCORPION WINTER |
| タイヤサイズ | 255/45R20 |
| ホイールサイズ | 20インチ |
| タイヤ外径 | 738mm |
| ロードインデックス | 101 |
| 速度記号 | W |
| タイヤ種類 | スタッドレスタイヤ |
| 値段 | 16,000円~(2026年調べ) |
ピレリのSCORPION WINTER(スコーピオン ウインター)は、欧州市場で鍛えられたウインタータイヤで、アイスバーンよりも圧雪・シャーベット路と濡れた路面(ウェット性能)に強みを持つのが特長です。速度記号HやWといったハイスピードレンジ対応となっており、高速道路を多用するPHEVオーナーには選ぶ価値があります。ただし、日本の国産スタッドレスがターゲットにする完全な凍結路面では、同じ価格帯の国産プレミアムほどのアイス制動は期待しにくく、ヨーロッパ的な「ウインタータイヤ」と日本で一般的な「氷上重視のスタッドレス」の違いを理解したうえで選ぶのが失敗しないコツです。販売数量は国産ほど多くなく、銘柄によっては製造年の古いロットが流通しているケースもあるため、購入時は製造年週(サイドウォール刻印)の確認をおすすめします。
3代目アウトランダーPHEVのスタッドレスタイヤ選びに必要な純正タイヤサイズとホイールサイズ
| アウトランダーPHEVのグレード | 型式 | タイヤサイズ | ホイールサイズ |
|---|---|---|---|
| M | 5LA GNOW | 235/60R18 | 18インチ |
| G | 5LA GNOW | 255/45R20 | 20インチ |
| BLACK Edition | 5LA GNOW | 255/45R20 | 20インチ |
| P | 5LA GNOW | 255/45R20 | 20インチ |
アウトランダーPHEVのスタッドレス選びで押さえたい3つの視点:ロードインデックス・インチダウン・S-AWCとの相性
SUV専用スタッドレスを選ぶ際に、実際のオーナーや整備現場でよく話題になるのが次の3点です。第一に、ロードインデックスの適合です。3代目のM(18インチ)に該当する235/60R18であれば107、G以上の255/45R20は105以上が純正適合で、車両重量が2tに迫るPHEVでは、これを下回る規格のタイヤ流用は絶対に避ける必要があります。「安いから」と乗用車用の低LIタイヤを選ぶと、荷重不足でバースト等のリスクが増します。第二に、インチダウンの可否です。PHEVのGやBLACK Editionに装着される20インチは、スタッドレスの価格が跳ね上がりやすい上、乗り心地面でも偏平率が高い18インチ(235/60R18相当)に落とすほうが冬道では有利な場面があります。ただし、ブレーキキャリパーの干渉やTPMS(タイヤ空気圧警報装置)の再学習の問題があるため、ホイールは専門ショップでクリアランスを確認したうえで選定するのが安全です。第三に、S-AWC(スーパーオール・ホイール・コントロール)との相性です。アウトランダーPHEVの4WD制御は前後モーターを細かく制御するため、タイヤの円周差が大きいとセンサーが路面状況を誤認しやすいと言われます。メカニック的な視点では、4本すべて同一銘柄・同一摩耗度で揃え、片減りが出にくいSUV専用銘柄を選ぶことがトラブル予防につながります。
スタッドレスの寿命と交換時期の目安:PHEV特有の摩耗傾向にも注意
スタッドレスタイヤの寿命は、一般的にゴムの性能保持で3〜4年、溝が新品時の50%まで減ったプラットフォーム到達時点が交換サインとされています(日本自動車タイヤ協会JATMAの案内でも、使用期間の長期化による劣化に注意するよう呼びかけられています)。アウトランダーPHEVのような電動駆動SUVでは、モーターの立ち上がりトルクが強く、発進時や回生ブレーキ時に一般的なガソリンSUVより摩耗が進みやすいと指摘されることがあります。長期使用で見えてくるのは、「3シーズン目から氷上で急にブレーキが効きにくくなった」という声で、ゴムの硬度低下を感じたら早めの交換が安全です。保管時は直射日光を避け、空気圧を指定値の半分程度に落とし、縦積みで重ねて置くとサイドウォールの変形を防げます。
アウトランダーPHEVにはSUV専用スタッドレスタイヤがおすすめ

アウトランダーPHEVは、三菱のフラッグシップSUVとしてテクノロジーカーオブザイヤーを受賞するなど高い評価を受けているモデルです。車重が重く重心が高いSUV、しかも大容量バッテリーを積むPHEVの冬道を安全に走るには、荷重耐性や剛性に余裕のあるSUV専用スタッドレスの選択が基本です。購入前に見落とされがちなのは、「氷上性能」「雪上性能」「ロングライフ」「価格」のどれを優先するかで最適解が変わる点で、使用地域と走行距離から逆算して選ぶことで、履き替え後に後悔しにくい選択につながります。
1
2


















