アウトランダーPHEVのスタッドレス

アウトランダーPHEVのスタッドレスおすすめと選び方

アウトランダーPHEVに適合するSUV向けスタッドレスを国産と欧州ブランドで比較します。純正オールシーズンタイヤとの使い分け、TPMSとホイール交換の注意点、PHEV特有の摩耗傾向と交換時期など、実用情報を網羅しています。

アウトランダーPHEVのスタッドレスおすすめと選び方

アウトランダーPHEVの純正タイヤサイズとグレード

三菱のアウトランダーPHEVは、「威風堂々」をコンセプトに掲げるミドルサイズSUVで、日本だけでなく海外でも評価を得ているプラグインハイブリッドモデルです。ここで扱うのは、3代目アウトランダーPHEV(型式5LA-GN0W)の純正サイズ「235/60R18」「255/45R20」に適合するスタッドレスタイヤです。3代目は2021年12月の発売後、2024年10月にマイナーチェンジを受けています。

2代目アウトランダーPHEVは2021年に3代目へバトンを渡しており、2代目向けの225/55R18サイズについては次ページで別途紹介します。

アウトランダーPHEVの「235/60R18」タイヤを標準装備するグレード

  • M/5人乗り

アウトランダーPHEVの「255/45R20」タイヤを標準装備するグレード

  • G/5人乗り・7人乗り
  • BLACK Edition/5人乗り・7人乗り
  • P/7人乗り
  • P Executive Package/7人乗り

18インチが設定されるのはベースグレードのMのみで、G以上はすべて20インチです。純正指定は20インチが255/45R20 101W、18インチが235/60R18 103Hで、指定空気圧はどちらも250kPa(2.5kgf/cm²)に統一されています。ホイールは20インチが20×8J、18インチが18×7.5Jで、P.C.D.114.3mmの5穴、インセット35mm、ハブ径66mmという基本仕様は両サイズ共通です。

目の前にすると車幅1,860mmのワイドなスタンスと20インチホイールの存在感に圧倒されますが、この大柄なボディと2tを超える車重を冬道で支えるには、SUVの荷重に耐えるスタッドレス選びが要になります。

アウトランダーPHEVにおすすめのSUV向けスタッドレスタイヤ10選

  • アウトランダー PHEVの外装アウトランダー PHEV
  • アウトランダー PHEVのラゲッジアウトランダー PHEV

ここからは、3代目アウトランダーPHEVに適合するスタッドレスを、SUV専用設計を中心に国産と海外ブランドの両方から紹介します。各社の冬タイヤは得意分野が分かれており、氷上重視か、雪上とドライ重視か、ロングライフ重視かで選び分けると失敗しにくくなります。実際のオーナーから聞かれるのは、重量級SUVには乗用車用より剛性に余裕のあるSUV専用が安心だという声です。

ダンロップ(DUNLOP)の「ウインターマックス SJ8+」はナノ凹凸ゴムの氷上性能と深雪での踏破性を両立するSUV専用スタッドレス

DUNLOP WINTER MAXX SJ8+ 235/60R18 107Q XL

DUNLOP WINTER MAXX SJ8+ 235/60R18 107Q XLWINTER MAXX03同様のナノ凹凸ゴムを採用しているから氷に強い DUNLOP WINTER MAXX SJ8+

車種 アウトランダーPHEV
メーカー ダンロップ
ブランド WINTER MAXX SJ8+
タイヤサイズ 235/60R18
ホイールサイズ 18インチ
タイヤ外径 739mm
ロードインデックス 107
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 15,400円~(2026年調べ)

ダンロップのWINTER MAXX SJ8+(ウインターマックス エスジェイ エイト プラス)は、乗用車用のWINTER MAXX 03と同系のナノ凹凸ゴムを採用したSUV向けスタッドレスで、従来品に対して氷上ブレーキ性能を14%、氷上コーナリング性能を11%高めています。アウトドア用途のオーナーから一般的に聞かれるのは、スキー場までの圧雪路でふらつきが出にくく、重いバッテリーを積むPHEVでも不安が少ないという評価です。SUV特有のふらつきを抑えるショルダー剛性が高く、偏摩耗が出にくい点も実用上の利点になります。ただし純粋なアイスバーン性能ではフラッグシップ級に一歩譲るため、磨かれた凍結路が日常の地域では上位モデルとの比較が必要です。

グッドイヤー(GOODYEAR)の「アイスナビ SUV」は氷雪路面でのグリップとドライ路面の安定感を両立した冬タイヤ

GOODYEAR ICENAVI SUV 235/60R18 107Q XL

GOODYEAR ICENAVI SUV 235/60R18 107Q XL氷や雪の路面だけではなく乾いた路面でもしっかりとした安定性の GOODYEAR ICENAVI SUV

車種 アウトランダーPHEV
メーカー グッドイヤー
ブランド ICENAVI SUV
タイヤサイズ 235/60R18
ホイールサイズ 18インチ
タイヤ外径 739mm
ロードインデックス 107
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 19,159円~(2026年調べ)

グッドイヤーのICENAVI SUV(アイスナビ エスユーブイ)は、アクアフィラー for SUVと撥水シリカの配合により、氷の表面に生じる水膜を除去して路面への密着力を高めたSUV専用スタッドレスです。発進時にトルクが一気に立ち上がるPHEVでは空転を抑える方向に働き、信号待ちからの出だしが穏やかになります。価格を抑えつつ冬道の安心感を確保したい場合の候補として選ばれており、上位ブランドより数千円単位で入手しやすいのが実利面のメリットです。一方で、厳冬期の低温下における氷上グリップではフラッグシップ級との差が出るため、毎日凍結路を走る環境では候補を絞って比較するのが賢明です。

ミシュラン(MICHELIN)の「エックスアイス スノー SUV」は氷上ブレーキ性能と雪踏み効果の持続性に優れたSUV向け冬タイヤ

MICHELIN X-ICE SNOW SUV 235/60R18 107T XL

MICHELIN X-ICE SNOW SUV 235/60R18 107T XLEverWinterGripコンパウンドが氷をグリップする力を高める MICHELIN X-ICE SNOW SUV

車種 アウトランダーPHEV
メーカー ミシュラン
ブランド X-ICE SNOW SUV
タイヤサイズ 235/60R18
ホイールサイズ 18インチ
タイヤ外径 739mm
ロードインデックス 107
速度記号 T
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 20,980円~(2026年調べ)

ミシュラン(MICHELIN)の「エックスアイス スノー SUV」の20インチは雪踏み効果が深雪でも操縦安定性を発揮

MICHELIN X-ICE SNOW SUV 255/45R20 105T XL

MICHELIN X-ICE SNOW SUV 255/45R20 105T XL積雪路面でも雪上ブレーキング機能がしっかり働く MICHELIN X-ICE SNOW SUV

車種 アウトランダーPHEV
メーカー ミシュラン
ブランド X-ICE SNOW SUV
タイヤサイズ 255/45R20
ホイールサイズ 20インチ
タイヤ外径 738mm
ロードインデックス 105
速度記号 T
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 36,240円~(2026年調べ)

ミシュランのX-ICE SNOW SUV(エックスアイス スノー エスユーブイ)は、EverWinterGripコンパウンドと多方向Vシェイプトレッドにより、氷、雪、シャーベットと路面状況を選ばず使える設計のSUV用スタッドレスです。先代のX-ICE 3+に対してアイスブレーキング性能を9%、雪上ブレーキング性能を4%高めながら、ロングライフ性能も引き上げています。摩耗が進んでも表面に微小な凹凸が再生される構造のため、年間走行距離が1万kmを超える通勤や長距離ツーリング中心の使い方と噛み合います。コンパウンドが比較的しっかりしており、2tを超える車重を乗せてもトレッドがヨレにくい点も実用面での強みです。新品時のアイス初期グリップは国産プレミアムに比べてマイルドに感じられるため、氷上ブレーキの立ち上がりを最優先するならブリザック系と比べて判断すると選びやすくなります。

ヨコハマタイヤ(YOKOHAMA TIRE)の「アイスガード SUV G075」はスーパー吸水ゴムと持続性が光る18インチ向けSUVスタッドレス

YOKOHAMA iceGUARD SUV G075 235/60R18 107Q

YOKOHAMA iceGUARD SUV G075 235/60R18 107Qゴムがずっとやわらかいから性能が持続する YOKOHAMA iceGUARD SUV G075

車種 アウトランダーPHEV
メーカー ヨコハマ
ブランド iceGUARD SUV G075
タイヤサイズ 235/60R18
ホイールサイズ 18インチ
タイヤ外径 739mm
ロードインデックス 107
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 18,290円~(2026年調べ)

ヨコハマタイヤ(YOKOHAMA TIRE)の「アイスガード SUV G075」の20インチはスーパー吸水ゴムの氷上制動力を活かしたモデル

YOKOHAMA iceGUARD SUV G075 255/45R20 105Q

YOKOHAMA iceGUARD SUV G075 255/45R20 105Qスーパー吸水ゴムが進化して更に強力に効く YOKOHAMA iceGUARD SUV G075

車種 アウトランダーPHEV
メーカー ヨコハマ
ブランド iceGUARD SUV G075
タイヤサイズ 255/45R20
ホイールサイズ 20インチ
タイヤ外径 738mm
ロードインデックス 105
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 32,880円~(2026年調べ)

ヨコハマのiceGUARD SUV G075(アイスガード エスユーブイ ジーゼロナナゴ)は、スーパー吸水ゴムによる路面密着で氷上制動を従来品比23%高め、転がり抵抗を5%低減したSUV専用スタッドレスです。低温でもゴムがしなやかさを保つため、シーズンをまたいでも氷上性能が落ちにくく、履きつぶしやすい耐久性が強みになります。多くのユーザーが指摘するのは氷上性能と静粛性のバランスの良さで、都市部の通勤中心の使い方に向きます。転がり抵抗の低さはEV走行の電費にも効いてくるため、PHEVとの相性という点でも理にかなった選択です。反面、深い新雪での踏破性ではSUV特化度の高いブリザックDM-V3に譲るため、豪雪地でのアウトドア用途では雪上性能を重視したモデルとの比較が有効です。

ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「ブリザック DM-V3」はSUV専用パタンとアクティブ発泡ゴム2で重量級SUVの冬道を支える18インチモデル

BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3 235/60R18 107Q XL

BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3 235/60R18 107Q XLSUV専用パタンで氷雪路でもグリップ力が強い BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3

車種 アウトランダーPHEV
メーカー ブリヂストン
ブランド BLIZZAK DM-V3
タイヤサイズ 235/60R18
ホイールサイズ 18インチ
タイヤ外径 746mm
ロードインデックス 107
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 26,800円~(2026年調べ)

ブリヂストン(BRIDGESTONE)の「ブリザック DM-V3」の20インチはアクティブ発泡ゴム2が氷雪路で安定したグリップ力を発揮

BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3 255/45R20 105Q XL

BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3 255/45R20 105Q XL雪をつかんで氷をひっかくグリップ力が強い BRIDGESTONE BLIZZAK DM-V3

車種 アウトランダーPHEV
メーカー ブリヂストン
ブランド BLIZZAK DM-V3
タイヤサイズ 255/45R20
ホイールサイズ 20インチ
タイヤ外径 742mm
ロードインデックス 105
速度記号 Q
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 53,490円~(2026年調べ)

ブリヂストンのBLIZZAK DM-V3(ブリザック ディーエム ブイスリー)は、SUV専用パタンとアクティブ発泡ゴム2を組み合わせ、雪をつかむ力と氷をひっかく力の両方を引き上げたSUV専用スタッドレスです。先代のDM-V2と比べて氷上ブレーキの停止距離を9%、ウェットブレーキを6%短縮し、摩耗ライフを25%高めているため、2tクラスのアウトランダーPHEVを履かせても摩耗の進み方が穏やかに収まります。凍結路が日常化する地域のオーナーから聞かれるのは、氷上での止まり方が一段違うという評価で、アイスバーンでのブレーキの安心感を最優先するなら第一候補になります。ただし20インチの価格帯は他銘柄より頭ひとつ高いため、雪道を走るのが年に数回という地域では、18インチへのサイズ変更も含めて費用を見比べる価値があります。

ピレリ(PIRELLI)の「スコーピオン ウインター」は氷雪路と濡れた路面でハンドリング性能を発揮する欧州系SUVスタッドレス

PIRELLI SCORPION WINTER 235/60R18 107H

PIRELLI SCORPION WINTER 235/60R18 107H高性能なセグメントに焦点を当てて安定したコントロール性を発揮する PIRELLI SCORPION WINTER

車種 アウトランダーPHEV
メーカー ピレリ
ブランド SCORPION WINTER
タイヤサイズ 235/60R18
ホイールサイズ 18インチ
タイヤ外径 739mm
ロードインデックス 107
速度記号 H
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 17,400円~(2026年調べ)

ピレリ(PIRELLI)の「スコーピオン ウインター」の20インチは高速域のハンドリングに強い欧州仕様の冬タイヤ

PIRELLI SCORPION WINTER 255/45R20 101W

PIRELLI SCORPION WINTER 255/45R20 101W雪に負けない制動力とトラクションの PIRELLI SCORPION WINTER

車種 アウトランダーPHEV
メーカー ピレリ
ブランド SCORPION WINTER
タイヤサイズ 255/45R20
ホイールサイズ 20インチ
タイヤ外径 738mm
ロードインデックス 101
速度記号 W
タイヤ種類 スタッドレスタイヤ
値段 16,000円~(2026年調べ)

ピレリのSCORPION WINTER(スコーピオン ウインター)は、欧州市場で鍛えられたウインタータイヤで、アイスバーンよりも圧雪やシャーベット路、濡れた路面に強みを持ちます。速度記号HやWというハイスピードレンジに対応しており、高速道路を多用する使い方では直進安定性に余裕が生まれます。日本の国産スタッドレスが想定する磨かれた凍結路面では、同価格帯の国産プレミアムほどのアイス制動は得られないため、欧州的なウインタータイヤと日本で一般的な氷上重視のスタッドレスの違いを理解したうえで選ぶのが失敗しないコツです。国内の流通量は国産ほど多くないため、購入時はサイドウォール刻印の製造年週を確認しておくと安心です。

新世代スタッドレスと現行モデルでは氷上性能にどれくらい差があるのか

アウトランダーPHEVの純正2サイズは、いずれも主要ブランドが継続して供給しているサイズです。2025年9月にはブリヂストンのBLIZZAK WZ-1(ブリザック ダブルゼットワン)が発売され、商品設計基盤技術ENLITENを乗用車用スタッドレスで初めて搭載しました。従来のVRX3と比べて氷上ブレーキ距離を11%、氷上旋回のラップタイムを4%短縮し、経年による性能低下も抑えています。

ヨコハマは2025年にiceGUARD 8 iG80を投入し、従来品に対して氷上制動性能を14%、氷上旋回性能を13%高めました。SUV専用設計のDM-V3やG075と、乗用車用の最新世代をどう比べるかは、走る路面で判断が分かれます。深雪や轍の多い道ではブロック剛性と耐荷重に余裕のあるSUV専用が有利で、磨かれた凍結路が中心なら乗用車用の最新コンパウンドが効いてきます。いずれの場合もロードインデックスが純正指定を下回らないことが前提です。

3代目アウトランダーPHEVのスタッドレスタイヤ選びに必要な純正タイヤサイズとホイールサイズ

アウトランダーPHEVのグレード 型式 タイヤサイズ ホイールサイズ
M 5LA-GN0W 235/60R18 18インチ×7.5J
G 5LA-GN0W 255/45R20 20インチ×8J
BLACK Edition 5LA-GN0W 255/45R20 20インチ×8J
P 5LA-GN0W 255/45R20 20インチ×8J
P Executive Package 5LA-GN0W 255/45R20 20インチ×8J

P.C.D.は114.3mmの5穴、インセットは35mm、ハブ径は66mmで全グレード共通です。社外ホイールを合わせる場合は、この3点に加えてリム幅を基準に選ぶと適合で迷いにくくなります。外径がほぼ同じ19インチ(235/55R19や255/50R19)も選択肢に入るため、20インチ車が価格を抑えたいときの中間的な解として検討できます。

アウトランダーPHEVのスタッドレス選びで押さえたい3つの視点

SUV専用スタッドレスを選ぶ際に、オーナーや整備現場でよく話題になるのが次の3点です。

  • ロードインデックスの適合:235/60R18は103、255/45R20は101が純正指定で、車両重量が2tを超えるPHEVではこれを下回る規格のタイヤを流用しないことが前提になります。価格の安さだけで低LIのタイヤを選ぶと、荷重不足が高速走行時のリスクに直結します。
  • インチダウンの可否:20インチはスタッドレスの価格が跳ね上がりやすく、サイドウォールに厚みのある18インチや19インチに落とすほうが冬道では乗り心地と費用の両面で有利な場面があります。ブレーキキャリパーとのクリアランスを確認したうえで、ホイールを選定してください。
  • S-AWCとの相性:アウトランダーPHEVの4WD制御は前後モーターを細かく制御するため、4輪で外径が揃っていることが制御の前提になります。4本すべてを同一銘柄で揃え、片減りが出にくいSUV専用設計を選ぶとトラブルを防げます。

もうひとつ押さえておきたいのがTPMS(タイヤ空気圧監視システム)です。冬用に別のホイールセットを用意する場合、センサーを移設するか冬用ホイール側にもセンサーを装着しないと警告灯が点灯したままになります。作業は販売店や専門ショップで対応できるため、ホイールを発注する段階でセンサーの扱いも含めて相談しておくと、履き替え当日に慌てずに済みます。

純正のオールシーズンタイヤとスタッドレスはどう使い分けるのか

アウトランダーPHEVは、18インチ車の新車装着タイヤにオールシーズンタイヤ(M+S)が採用されています。20インチ車も2024年10月のマイナーチェンジ以前はオールシーズンタイヤで、マイナーチェンジ以降はサマータイヤに変更されました。納車時のタイヤが何であったかによって、冬の備え方の出発点が変わります。

オールシーズンタイヤはスノーフレークマークを備えていれば冬用タイヤ規制の区間を通行できますが、磨かれた凍結路でスタッドレスに届くわけではありません。年に数回の降雪で、凍結路をほとんど走らない地域であればそのまま冬を越す選択もあります。一方、朝晩の冷え込みで路面が凍る地域や、スキー場や峠へ出かける予定があるなら、スタッドレスを別途用意するほうが安全側の判断です。大雪時に発動される全車両チェーン規制では、スタッドレスを履いていてもチェーンが必要になるため、遠出の予定があるなら非金属チェーンを1セット積んでおくと足止めを避けられます。

スタッドレスの寿命と交換時期の目安:PHEV特有の摩耗傾向にも注意

スタッドレスタイヤの寿命は、ゴムの性能保持という観点で3シーズンから4シーズン、溝が新品時の50%まで減ってプラットフォームが露出した時点が交換サインです。夏タイヤのスリップサイン(残溝1.6mm)とは別の指標で、プラットフォームが出た段階で冬用タイヤとしての性能は確保できなくなります。

アウトランダーPHEVのような電動駆動SUVでは、モーターの立ち上がりトルクが強く、発進時や回生ブレーキが働く場面で摩耗が進みやすくなります。長期使用で見えてくるのは、3シーズン目から氷上でのブレーキの効き方が変わるという声で、ゴムの硬度低下を感じたら早めの交換が安全です。判断に迷う場合は、タイヤ専門店や整備工場でゴム硬度を計測してもらうと数値で比較できます。

保管時は直射日光と雨を避けた冷暗所に置き、ホイール付きなら横積み、タイヤ単体なら縦置きで月に一度向きを変えると変形を防げます。空気圧は指定値から0.5kgf/cm²(約50kPa)程度抜いた状態で保管すると、ゴムとビード部への負担を抑えられます。シーズンインの際は、装着前に必ず指定値の250kPaまで戻してください。

アウトランダーPHEVにはSUV専用スタッドレスタイヤがおすすめ

スタッドレスタイヤ

アウトランダーPHEVは、前後モーターで駆動力を緻密に制御するS-AWCを備えた三菱のフラッグシップSUVです。車重が重く重心が高いSUVで、しかも大容量バッテリーを積むPHEVの冬道を安全に走るには、荷重耐性と剛性に余裕のあるSUV専用スタッドレスが基本の選択になります。

購入前に見落とされがちなのは、氷上性能、雪上性能、ロングライフ、価格のどれを優先するかで最適解が変わる点です。走行エリア、年間の走行距離、雪道を走る頻度を具体的に整理したうえで候補を絞れば、履き替えた後に後悔しにくい1セットにたどり着けます。20インチ車であれば、冬だけ18インチや19インチで運用する選択肢も費用の見通しを立てやすくしてくれます。