JEEP ラングラーのタイヤ

ジープ ラングラーのタイヤ選び 17インチと18インチのA/TとM/T比較

ジープ ラングラーのタイヤ選びを、サハラの18インチとルビコンの17インチに分けて整理。ジオランダー、オールテレーン T/A、トレイルグラップラー、オープンカントリーなど主要銘柄の特徴と、A/TとM/Tの向き不向きをまとめました。

ジープ ラングラーのタイヤ選び 17インチと18インチのA/TとM/T比較

ジープ ラングラーにおすすめのSUV・4X4用オールシーズンタイヤ

ジープ ラングラーの純正タイヤサイズに対応するオールテレーンタイヤやマッドテレーンタイヤを紹介します。国内で選べるアンリミテッド サハラ 2.0Lは255/70R18のオールシーズンタイヤと18インチアルミホイール、アンリミテッド ルビコン 2.0LとルビコンPHEVの4xeはLT255/75R17のマッド&テレーンタイヤと17インチ専用ホイールという構成です。過去のスポーツ系グレードが履いていた245/75R17も含め、この3サイズが交換時の起点になります。

オールテレーンタイヤは「全地形タイヤ」とも呼ばれ、その名の通りオフロードからオンロードまであらゆる路面での走行性能を兼ね備えたタイヤです。多くの製品でサイドウォールに「A/T」や「T/A」といった表記がされていますが、これはAll Terrainを意味しており、一般的な舗装路と未舗装路の両方での使用を想定した設計であることを示しています。オンロードでの快適性を保ちつつ、不意の悪路にも対応できるバランスの良さが特徴です。

一方、マッドテレーンタイヤは、オフロード性能を極限まで高めたタイヤカテゴリーです。マッド(泥)、ダート(未舗装路)、ロック(岩場)、グラベル(砂利道)といった悪路において、圧倒的な走破性を発揮します。トレッド面だけでなくショルダー部(タイヤの側面)のトラクション性能も高めており、深く刻まれた溝と大きくゴツゴツとした見た目も、その強力なオフロード性能を象徴する魅力の一つです。実際に触れてみると、ブロックの角は指で押しても沈まないほど硬く、溝の底までしっかり深さがあることが伝わってきます。

ラングラー RUBICON 4xeのタイヤラングラー RUBICON 4xeのタイヤ

A/TタイヤやM/Tタイヤのサイドウォールに表記されている「M+S(マッド+スノー)」マークは、泥道(マッド)や浅雪程度(スノー)の雪道であれば走行が可能であることを示しています。ただし、これは本格的な雪道を走行するためのスタッドレスタイヤの性能とは異なるため、凍結路や深い雪での走行には注意が必要です。近年では、より高度な雪上性能を保証する「スリーピークマウンテンスノーフレーク(3PMSF)」マークを取得したオールテレーンタイヤも増えており、冬用タイヤ規制にも対応できるオールシーズンタイヤとして選択肢が広がっています。

選ぶ前に確認しておきたいのがロードインデックスです。ラングラー アンリミテッドの車両重量はサハラ 2.0Lで1,960kg、ルビコン 2.0Lで2,030kg、PHEVのルビコン 4xeでは2,350kgに達します。LT規格のタイヤに表記されるロードインデックス121は1本あたり1,450kgを支える能力を示し、これだけの車重と悪路での入力を受け止めるための余裕がここに確保されています。速度記号もあわせて見ておきたい項目で、M/Tに多いQは160km/h、Pは150km/h、A/Tに多いSは180km/hまでの対応です。

ラングラーの純正サイズ245/75R17のおすすめタイヤ

まずは245/75R17です。スポーツ 3.6Lやアンリミテッド スポーツ 2.0Lターボが標準装備していたサイズで、現行の国内グレード構成には残っていませんが、中古車を含めるとこのサイズを履く個体は多く流通しています。外径はおよそ800mmで、ヨコハマ、BFグッドリッチ、ナンカンのオールテレーンタイヤに設定があります。

ヨコハマ(YOKOHAMA)の「ジオランダー A/T G015」はオンロードでもオフロードでも高いトラクション性能を発揮しながら静粛性やライフ性能にも配慮

YOKOHAMA GEOLANDAR A/T G015 LT245/75R17 121/118S

YOKOHAMA GEOLANDAR A/T G015 LT245/75R17 121/118Sヨコハマ ジオランダー A/T G015のピラミッド状になった3段の立体サイプがドライ路面で高い剛性を発揮

車種ラングラー
メーカーヨコハマ
ブランドジオランダー A/T G015
タイヤサイズ245/75R17
タイヤ外径806mm
タイヤの種類オールテレーン
ロードインデックス121
速度記号S
値段27,100円~(2026年調べ)

ヨコハマタイヤのGEOLANDAR A/T G015(ジオランダー エイティ ジーゼロイチゴ)は、オールテレーンタイヤのなかでも耐久性とタフさを追求したモデルです。不整地や未舗装路での走行時には、外部からの衝撃によるカットやチッピング(欠け)を抑制します。3段構造の立体サイプがブロックの倒れ込みを抑え、ドライ路面での剛性感につながっています。

アスファルトでの耐摩耗性能も確保されており、トレッドパターンのエッジ効果によって雨天のウェット路面でもグリップを維持します。M+Sに加えてスリーピークマウンテンスノーフレーク(3PMSF)マークを取得しているため、冬用タイヤ規制の区間でもそのまま走行できます。年に数回しか雪に遭わない使い方で、スタッドレスタイヤを別に用意するほどではないという条件に合う一本です。

ここで押さえておきたいのは、3PMSFが「スタッドレスタイヤと同等」を意味するものではないという点です。凍結路の制動距離はスタッドレスタイヤに及ばず、圧雪路でも登坂に余裕があるとは限りません。積雪地で毎日走る使い方には向かず、都市部での急な降雪や高原へのアクセスといった場面で真価を発揮します。

BFグッドリッチ(BFGoodrich)の「オールテレーン T/A KO2」はモータースポーツで培われた優れたライフ性能によりオフロードでのタフな走りを実現

BFGoodrich All-Terrain T/A KO2 LT245/75R17 121/118S

BFGoodrich All-Terrain T/A KO2 LT245/75R17  121/118SBFグッドリッチ オールテレーン ティーエー KO2のブロックパターンの接地面圧を均一化して偏摩耗を抑える

車種ラングラー
メーカーBFグッドリッチ
ブランドオールテレーン T/A KO2
タイヤサイズ245/75R17
タイヤ外径800mm
タイヤの種類オールテレーン
ロードインデックス121
速度記号S
値段55,176円~(2026年調べ)

BFグッドリッチのAll-Terrain T/A KO2(オールテレーン ティーエー ケイオーツー)は、2015年の登場以来、オフロードとオンロードのバランスを追求したオールテレーンタイヤの代表格として支持されてきました。強化されたサイドウォールが悪路走行時の損傷リスクを下げ、グラベルロードでの耐久性を高める設計によってトレッドの寿命を伸ばしています。M+Sと3PMSFの両方を取得している点も、通年で使ううえでの安心材料です。

このシリーズは2024年9月に第5世代となるAll-Terrain T/A KO3へ切り替わりました。KO3は新しいトレッドパターンとニュー・オールテレーン・コンパウンドを採用し、接地面形状の最適化とフルデプス・3Dロッキングサイプで偏摩耗を抑えています。KO2と同じく国際基準のシビアスノータイヤ要件に適合しており、冬用タイヤ規制時もそのまま走行できます。2025年2月には21サイズが追加され、16インチから18インチの21サイズが低車外音タイヤとして承認されました。KO2は一部サイズで生産を終えているため、購入時は希望サイズの在庫状況を確認しておくと確実です。

ホワイトレターと角の立ったブロックが生む見た目のインパクトも、このタイヤが選ばれ続けてきた理由です。一方で、A/Tタイヤの中では転がり抵抗が大きめで、標準タイヤからの履き替えでは燃料消費率の悪化を感じる場面が出てきます。見た目と走破性を優先するのか、燃費と静粛性を優先するのかを決めておくと、履き替えた後の評価がぶれません。

ナンカン(NANKANG)の「Rollnex AT-5」の独自ブロックの優れた石排出機能や除雪性能の効果により泥道や雪道などの悪路で優れた走行安定性を発揮

NANKANG AT-5.OWL LT245/75R17 121/118S

NANKANG AT-5.OWL LT245/75R17 121/118Sナンカン AT-5のブロックパターン同士をバーで繋ぐことでブロックの倒れ込みが抑制されて偏摩耗を防止

車種ラングラー
メーカーナンカン
ブランドAT-5
タイヤサイズ245/75R17
タイヤ外径800mm
タイヤの種類オールテレーン
ロードインデックス121
速度記号S

Rollnex AT-5(ロールネックス エーティーファイブ)は、アジアンタイヤの中でも知名度の高い台湾のタイヤメーカー、ナンカンのSUV・4WD用オールテレーンタイヤです。ブロック同士をタイバーで連結してパターン剛性を高め、オフロードでの走行安定性と偏摩耗の抑制を両立しています。オフロード特性が評価され、台湾の優れた製品に贈られる「台湾エクセレンス2018」を受賞しました。

国産や欧米ブランドと比べて購入時の負担を抑えられる点が、この銘柄が選ばれる理由になっています。ロードインデックス121と速度記号Sは他のA/Tと同等で、ラングラーの車重に対する荷重能力に不足はありません。ドレスアップを兼ねてA/Tの見た目を取り入れたい場合や、車検までの期間に合わせて履き替えたい場合に候補へ入れやすい一本です。

ラングラーの純正サイズ255/70R18のおすすめタイヤ

続いては255/70R18です。アンリミテッド サハラ 2.0Lが標準装備する18インチアルミホイールに組み合わされるサイズで、純正ではオールシーズンタイヤが装着されています。外径はおよそ814mmと245/75R17より15mmほど大きく、同じラングラーでもグレードによって足元の直径が違うという点は、履き替え時の比較で見落としやすい部分です。

ヨコハマ(YOKOHAMA)の「ジオランダー A/T G015」はオフロードに求められる耐久性や対応力に加えてオンロードに必要な静粛性や快適性をしっかり両立

YOKOHAMA GEOLANDAR A/T G015 255/70R18 113H

YOKOHAMA GEOLANDAR A/T G015  255/70R18 113Hヨコハマ ジオランダー A/T G015のセンターに近いほど狭くなったラグ溝がマッド・スノー路面をしっかり掴む

車種ラングラー
メーカーヨコハマ
ブランドジオランダー A/T G015
タイヤサイズ255/70R18
タイヤ外径815mm
タイヤの種類オールテレーン
ロードインデックス113
速度記号H
値段35,100円~(2026年調べ)

18インチのGEOLANDAR A/T G015は、17インチのLT規格版とは規格そのものが異なります。ロードインデックスは113で1本あたり1,150kg、速度記号はHで210km/hまでの対応です。LT規格の121/118Sと比べると荷重能力は下がりますが、乗用車用規格らしくゴムのしなやかさが確保され、オンロードでの当たりが穏やかになります。

ブロックの配列や溝の形状を最適化することでパターンノイズを抑えており、A/Tタイヤとしては静粛性に配慮した部類に入ります。センターに近づくほど狭くなるラグ溝が雪や泥を掴み、3PMSFマークの取得につながっています。高速道路を使った長距離移動が多く、林道やキャンプ場のアクセス路を走る程度という使い方では、この規格のほうが扱いやすくなります。

逆に、岩場を這うような走行や、重い荷物を積んだ状態での不整地走行が前提なら、LT規格のほうが安心できます。同じ銘柄でもサイズによって規格と性格が変わるという点は、A/Tタイヤ選びで最も見落とされやすい部分です。

BFグッドリッチ(BFGoodrich)の「オールテレーン T/A KO2」は強化されたサイドウォールが裂けや外傷によるダメージを抑制してロングライフに

BFGoodrich All-Terrain T/A KO2 LT255/70R18 117/114S

BFGoodrich All-Terrain T/A KO2 LT255/70R18  117/114SBFグッドリッチ オールテレーン T/A KO2の三角形のストーンインジェクターが溝に小石を挟まりにくくする

車種ラングラー
メーカーBFグッドリッチ
ブランドオールテレーン T/A KO2
タイヤサイズ255/70R18
タイヤ外径815mm
タイヤの種類オールテレーン
ロードインデックス117
速度記号S
値段52,800円~(2026年調べ)

18インチのAll-Terrain T/A KO2はLT規格で、ロードインデックスは単輪117の1,285kg、複輪114の1,180kgという表記です。強化されたサイドウォールが悪路でのダメージを抑え、接地面圧を均一化する設計が偏摩耗を抑制します。溝に配置された三角形のストーンインジェクターは小石の噛み込みを防ぎ、トレッドゴムが大きく欠けるチャンキング現象からタイヤを守ります。

18インチのサハラに装着した場合、純正のオールシーズンタイヤから見た目の印象が大きく変わります。間近で見ると、ショルダー部まで回り込んだブロックがフェンダーの内側で明確な陰影を作り、オフローダーらしい存在感が出ます。ホワイトレターの向きを外側にするか内側にするかで雰囲気が変わるため、装着時に希望を伝えておくと仕上がりが揃います。

純正のオールシーズンタイヤと比べると転がり抵抗とパターンノイズは増えます。サハラ 2.0LのWLTCモード燃費は10.0km/Lで、月1,000km走行するとガソリンはおよそ100L、レギュラー175円/Lの想定で月17,500円前後の計算です。A/Tへの履き替えで1割落ちれば月1,700円ほどの増加になり、年間では2万円前後の差になります。見た目と走破性に対する対価として、この数字を先に把握しておくと納得して選べます。

ピレリ(PIRELLI)の「スコーピオン STR」は受け継がれる優れたオンロードパフォーマンスに加えてオフロードでウェット性能や浅雪性能を効果的に発揮

PIRELLI SCORPION STR 255/70R18 112H

PIRELLI SCORPION STR 255/70R18 112Hピレリ スコーピオン STRの傾斜の入った特徴的なブロックが安全なハンドリングとブレーキングを実現

車種ラングラー
メーカーピレリ
ブランドスコーピオン STR
タイヤサイズ255/70R18
タイヤ外径815mm
タイヤの種類オールシーズンタイヤ
ロードインデックス112
速度記号H

ピレリのSCORPION STR(スコーピオン エスティーアール)は、対称トレッドパターンとシリカ配合コンパウンドを組み合わせ、濡れた路面や軽く雪に覆われた路面での性能を確保したオールシーズンタイヤです。サイドウォールにはM+Sマークが刻まれています。オンロードでの静粛性と正確なハンドリング、そして燃費と摩耗ライフに軸足を置いた設計で、純正装着タイヤの性格に近い一本です。

A/TやM/Tのような大きなブロックを持たないため、見た目のインパクトは控えめです。泥や岩場での走破性を求める使い方には向きません。一方で、市街地と高速道路が走行距離の大半を占め、悪路は舗装が荒れた林道程度という条件なら、ノイズと乗り心地の面で有利になります。オフロードの見た目より日常の快適性を優先したいという判断に対して、素直に応えてくれる選択です。

なお、この銘柄は北米市場を主戦場とするラインアップに含まれており、国内では取り扱いが限られます。前後4本と背面スペアを揃えるなら、注文前に供給状況を確認しておくと計画が立てやすくなります。

ルビコンとルビコン4xeの純正サイズLT255/75R17はどう選ぶか

アンリミテッド ルビコン 2.0Lとアンリミテッド ルビコン 4xeは、17インチ専用アルミホイールにLT255/75R17のマッド&テレーンタイヤを標準装備しています。外径はおよそ814mmで、18インチのサハラとほぼ同じです。リム径が小さくタイヤの断面高さが大きいぶん、空気の量が増えて岩場での接地変形に余裕が生まれます。ロックトラック フルタイム4×4システムや電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトと組み合わせるための、理にかなった構成です。

このサイズはA/TとM/Tの両方に設定があります。BFグッドリッチのAll-Terrain T/A KO3にもLT255/75R17が用意されており、純正の性格を残しつつ静粛性と耐摩耗性を上げたいという狙いに合います。純正よりオフロード寄りに振るならM/T、オンロードの快適性を上げるならA/Tという整理になります。

4xeは車両重量が2,350kg、車両総重量が2,625kgと、ガソリン仕様より300kg以上重くなります。駆動用バッテリーを床下に積むため、同じルビコンでもタイヤにかかる負荷は大きくなります。荷重能力に余裕のあるLT規格から選ぶこと、そして摩耗の進み方が速くなる前提で点検の間隔を詰めておくことが、長く使ううえでの前提条件になります。

ラングラーにおすすめのマッドテレーンタイヤはセイムリムかインチダウンで装着

245/75R17や255/70R18にそのまま適合するマッドテレーンタイヤは流通量が限られます。そのため、リム径は変えずに扁平率を下げるセイムリム扁平化や、リム径を小さくしてタイヤ幅を広げるインチダウンという方法が選ばれています。

ここでは、純正サイズと外径が近い265/70R17と265/75R16の2サイズを持つマッドテレーンタイヤを紹介します。いずれも外径は810mm前後で、純正からの変化を小さく保てる組み合わせです。BFグッドリッチ、ニットー、ヨコハマ、トーヨータイヤの4銘柄を取り上げます。

BFグッドリッチ(BFGoodrich)の「マッドテレーン T/A KM3」は岩場を乗り越え泥濘路を走破するジープラングラーの優れたオフロード性能を引き出す

BFGoodrich Mud-Terrain T/A KM3 LT265/70R17 121/118Q LRE RBL

BFGoodrich Mud-Terrain T/A KM3 LT265/70R17 121/118Q LRE RBLBFグッドリッチ マッドテレーン T/A KM3の大きなブロックがオフロードのあらゆる方向にグリップを発揮

車種 ラングラー
メーカー BFグッドリッチ
ブランド マッドテレーン T/A KM3
タイヤサイズ 265/70R17
タイヤ外径 810mm
タイヤの種類 マッドテレーン
ロードインデックス 121
速度記号 Q
ロードレンジ E
値段 45,520円~(2026年調べ)

マッドテレーン T/A KM3の16インチはインチダウンで装着する265/75R16

BFGoodrich Mud-Terrain T/A KM3 LT265/75R16 123/120Q LRE RBL

BFGoodrich Mud-Terrain T/A  KM3 LT265/75R16 123/120Q LRE RBLBFグッドリッチ マッドテレーン T/A KM3のタフなトレッドブロックが石噛みを抑えて障害物を乗り越える

車種 ラングラー
メーカー BFグッドリッチ
ブランド マッドテレーン T/A KM3
タイヤサイズ 265/75R16
タイヤ外径 810mm
タイヤの種類 マッドテレーン
ロードインデックス 123
速度記号 Q
ロードレンジ E
値段 188,760円/4本~ホイールセット(2026年調べ)

BFグッドリッチのMud-Terrain T/A KM3(マッドテレーン ティーエー ケイエムスリー)は、泥濘地や岩場での走破性を最重視して開発されたマッドテレーンタイヤです。大型で強靭なトレッドブロックが深いマッドやロックで強力なトラクションを発揮し、従来のタイヤでは前に進めなかった路面でも車体を押し出します。

競技走行などで内圧を下げて走る場面では、サイドウォールが柔軟に変形しながら障害物に食いつき、接地面積を稼いで走破性を高めます。サイドウォールに施されたレイズドブラックレター(RBL)は文字部分が浮き上がる加工で、ラングラーの足元でその存在感が際立ちます。

速度記号Qは160km/hまでの対応で、日本の法定速度を考えれば十分です。ただしM/T特有の大きなブロックは高速走行時に発熱しやすく、空気圧不足のまま長時間走ると内部構造にダメージが蓄積します。高速道路を多用する使い方では、出発前の空気圧点検を習慣にしておく必要があります。ロードレンジEは負荷能力の等級を示す表記で、従来のプライレーティングでいう10PR相当にあたります。

ニットー(NITTO)の「トレイルグラップラー M/T」は優れたオフロード性能と快適性を両立してジープラングラーの静かでアグレッシブな走りを実現

NITTO Trail Grappler M/T LT265/70R17 E 121Q

NITTO Trail Grappler M/T  LT265/70R17 E 121Qニットー トレイルグラップラー M/Tの強化されたショルダーグルーブがオフロードでのパフォーマンスを向上

車種 ラングラー
メーカー ニットー
ブランド トレイルグラップラー M/T
タイヤサイズ 265/70R17
タイヤ外径 812mm
タイヤの種類 マッドテレーン
ロードインデックス 121
速度記号 Q
ロードレンジ E
値段 44,180円~(2026年調べ)

トレイルグラップラー M/Tの16インチはインチダウンで装着する265/75R16

NITTO Trail Grappler M/T LT265/75R16 E 123P

NITTO Trail Grappler M/T LT265/75R16  E 123Pニットー トレイルグラップラー M/Tのセンターサイプがハイドロプレーニング現象を抑えてウェット性能をUP

車種 ラングラー
メーカー ニットー
ブランド トレイルグラップラー M/T
タイヤサイズ 265/75R16
タイヤ外径 810mm
タイヤの種類 マッドテレーン
ロードインデックス 123
速度記号 P
ロードレンジ E
値段 34,760円~(2026年調べ)

ニットーのTrail Grappler M/T(トレイル グラップラー エムティー)は、北米市場で高い人気を得て2019年6月から国内販売が始まったマッドテレーンタイヤです。同じニットーのMud Grappler(マッドグラップラー)が持つ強力なオフロード性能と、Terra Grappler(テラグラップラー)が持つオンロードでの快適性、その中間を狙って開発されました。

特徴はオンロードでの扱いやすさです。M/Tとしては異例なほど操縦安定性とパターンノイズに配慮した設計で、市街地や高速道路の巡航でも会話がしにくくなるほどの音になりません。M/Tの見た目は欲しいけれど毎日乗る車でもある、というラングラーの使われ方に噛み合う性格です。

ここで注意したいのが16インチの速度記号Pです。Pは150km/hまでの対応で、17インチのQより一段低い設定になります。高速道路での長時間巡航が多い使い方では、17インチ側を選ぶか、空気圧管理をより厳密に行うという判断が必要になります。同じ銘柄でもサイズによって規格が変わる点は、購入前に必ず確認しておきたい部分です。

ヨコハマ(YOKOHAMA)の「ジオランダー M/T G003」はジープラングラーが得意とするマッドやロックでのオフロード性能に加えて耐久性や静粛性を発揮

YOKOHAMA GEOLANDAR M/T G003 LT265/70R17 121/118Q

YOKOHAMA GEOLANDAR M/T G003  LT265/70R17 121/118Qヨコハマ ジオランダー M/T G003のトレッド全面に広がるラググルーブが悪路でのトラクション性能を高める

車種 ラングラー
メーカー ヨコハマ
ブランド ジオランダー M/T G003
タイヤサイズ 265/70R17
タイヤ外径 810mm
タイヤの種類 マッドテレーン
ロードインデックス 121
速度記号 Q
ロードレンジ E
値段 24,140円~(2026年調べ)

ジオランダー M/T G003の16インチはインチダウンで装着する265/75R16

YOKOHAMA GEOLANDAR M/T G003 LT265/75R16 123/120Q

YOKOHAMA GEOLANDAR M/T G003  LT265/75R16 123/120Qヨコハマ ジオランダー M/T G003のショルダー部のイジェクターが溝底へのダメージを緩和して排土性もアップ

車種 ラングラー
メーカー ヨコハマ
ブランド ジオランダー M/T G003
タイヤサイズ 265/75R16
タイヤ外径 810mm
タイヤの種類 マッドテレーン
ロードインデックス 123
速度記号 Q
ロードレンジ E
値段 19,590円~(2026年調べ)

ヨコハマタイヤのGEOLANDAR M/T G003(ジオランダー エムティ ジーゼロゼロスリー)は、あらゆる未舗装路面で四輪駆動車のオフロード性能を引き出すために設計されたマッドテレーンタイヤです。トレッド全面に広がる太く深いラググルーブが泥や土を排出するセルフクリーニング機能を担い、強力なトラクションにつなげています。

ショルダー部に配置されたイジェクターは、溝の底に石が食い込んでゴムを傷つける現象を抑えます。マッド路面での排土性を高める役割も兼ねており、深い泥から抜け出す場面で効いてきます。大型のサイドブロックが鋭利な石によるカットからタイヤを守り、耐久性の底上げにも寄与します。

M/Tの中では購入時の負担を抑えやすく、初めてM/Tを試すという場面で選ばれることの多い銘柄です。ブロック配列を工夫してパターンノイズを抑えているとはいえ、A/Tと比べれば走行音は明確に大きくなります。試着ができない買い物である以上、装着済みの車両に同乗する機会があれば、音の水準を体感してから判断すると失敗が減ります。

トーヨータイヤ(TOYO TIRES)の「オープンカントリー M/T」はずば抜けたマッド性能によりジープラングラーの悪路走破性を高めてウェット性能にも配慮

TOYO TIRES OPEN COUNTRY M/T LT265/70R17 121P

TOYO TIRES OPEN COUNTRY M/T  LT265/70R17 121Pトーヨータイヤ オープンカントリー M/Tのアグレッシブなトレッドデザインがオフ/オンロード性能を両立

車種 ラングラー
メーカー トーヨータイヤ
ブランド オープンカントリー M/T
タイヤサイズ 265/70R17
タイヤ外径 815mm
タイヤの種類 マッドテレーン
ロードインデックス 121
速度記号 P
値段 31,000円~(2026年調べ)

オープンカントリー M/Tの16インチはインチダウンで装着する265/75R16

TOYO TIRES OPEN COUNTRY M/T LT265/75R16 123P

TOYO TIRES OPEN COUNTRY M/T  LT265/75R16 123Pトーヨータイヤ オープンカントリー M/Tのタフネス構造によりオフロードを走破するパフォーマンスを発揮

車種 ラングラー
メーカー トーヨータイヤ
ブランド オープンカントリー M/T
タイヤサイズ 265/75R16
タイヤ外径 812mm
タイヤの種類 マッドテレーン
ロードインデックス 123
速度記号 P
値段 27,300円~(2026年調べ)

トーヨータイヤのOPEN COUNTRY M/T(オープンカントリー エムティー)は、マッドやロックといった極限のオフロード環境でのパフォーマンスを追求した本格的なマッドテレーンタイヤです。深く大きなトレッドブロックが泥道や砂地で強力なトラクションを生み、優れたセルフクリーニング機能で泥や砂を排出します。強靭なタイヤ構造は耐外傷性を高め、鋭利な突起物による損傷を抑えます。

大きな魅力は、アグレッシブなトレッドパターンとサイドウォールデザインです。オープンカントリーシリーズはラングラーだけでなくランドクルーザーやジムニーでも定番として扱われており、装着例が多いぶん、仕上がりのイメージを事前につかみやすいという利点があります。

M/Tを履くうえで避けて通れないのが、摩耗の進み方とウェット性能です。ブロックが大きく溝が深い構造は排水経路が限られるため、雨の高速道路ではハイドロプレーニングへの余裕がA/Tより小さくなります。残り溝が減ってくるとこの傾向は強まります。オフロードを走る頻度が年に数回程度なら、A/Tを選んだほうが総合的な満足度は高くなる場面が多くなります。

ラングラーはスペアタイヤを含めた5本での交換が基本になる

ラングラーはリアゲートにフルサイズのスペアタイヤを背負っています。ここが他のSUVとの大きな違いで、タイヤ交換の考え方も変わってきます。4本だけを新しいサイズに替えると、背面のスペアだけが純正サイズのまま残るためです。

問題になるのは、パンクなどでスペアに履き替えたときです。サハラが備えるセレクトラック フルタイム4×4システムのような機構では、前後の回転差が常時発生する状態で走り続けると駆動系に負担がかかります。外径の異なるタイヤを1本だけ組み込むと、この回転差が解消されません。応急的に短距離を走るだけならまだしも、長距離の移動には向かない状態になります。

そのため、サイズを変更する場合は5本セットで揃えるのが基本です。見た目の統一という面でも、背面だけパターンが違うという状態は目立ちます。外径を大きくする場合は、スペアタイヤキャリアの負担も増えます。純正のヒンジは純正サイズの重量を前提に設計されているため、大径のM/Tを載せるとリアゲートまわりに応力が集中し、走行中の振動でガタが出るケースが見られます。大径化を進めるなら、キャリアの補強や交換までを含めて予算を組んでおくと後戻りが減ります。

LT規格のタイヤで押さえておきたい空気圧とロードレンジの考え方

LT規格のタイヤは、乗用車用のP規格とは負荷能力の考え方そのものが異なります。同じ数値の空気圧を入れても支えられる荷重が変わるため、純正が乗用車用規格だった車両にLT規格を装着する場合、指定空気圧をそのまま流用することはできません。装着するタイヤの規格とサイズに合わせた設定が必要になります。

ロードレンジは、負荷能力の等級を示す表記です。C、D、Eといったアルファベットで示され、Eは従来のプライレーティングでいう10PR相当にあたります。数字が大きい等級ほど高い空気圧に耐え、より重い荷重を支えられる構造になっています。ラングラー向けのM/TにロードレンジEの設定が多いのは、車重と悪路での衝撃を前提にしているためです。

空気圧はタイヤの銘柄やサイズ、規格によって適正値が変わります。運転席のドア開口部に貼られたラベルは純正装着タイヤを前提とした数値のため、サイズや規格を変更した場合は装着した店舗で適正値を確認してください。ラングラーは全車にタイヤプレッシャーモニタリングシステムを備えており、警告が出る前の段階で自分でも点検する習慣をつけておくと、偏摩耗やバーストのリスクを下げられます。

サイズアップで変わるものとは 外径とメーター誤差、はみ出しの注意点

タイヤの外径が変わると、1回転で進む距離が変わります。スピードメーターの指示値がずれるだけでなく、オドメーターの積算やクルーズコントロールの制御にも影響します。純正の外径は245/75R17でおよそ800mm、255/70R18とLT255/75R17でおよそ814mmです。ここから大きく離れるほど、ずれは無視できなくなります。

もうひとつの論点が、フェンダーからのはみ出しです。ラングラー向けの社外ホイールはインセットが小さいものが多く、純正より外側にタイヤが出る傾向があります。車幅方向にどれだけ出るかは、インセットの差とタイヤ幅の増加分の両方で決まります。純正のオーバーフェンダーの張り出し量を超えると保安基準に適合しなくなるため、フェンダーモールの追加やオーバーフェンダーの交換が必要になります。

車高を上げてさらに大径化する場合、ラングラーの構造上、リフトアップの量に応じて車軸が左右にずれます。ラテラルロッドの調整や交換が前提になり、乗り味にも影響します。純正車高のまま楽しむのか、リフトアップまで踏み込むのかで必要な予算と作業量が大きく変わるため、最初の段階で方向性を決めておくと途中でつまずきません。

知っておきたいラングラーのタイヤのサイズの見方

タイヤ

ジープ ラングラーのような本格的な4WD(四輪駆動車)用のタイヤは、一般的な乗用車用タイヤとは異なる規格で表記される場合があります。特に、オフロード走行や積載を考慮したタイヤを選ぶ際には、表記されている記号や数値が何を意味するのかを正確に把握しておくことが重要です。この知識は、タイヤ交換やカスタマイズを行う際の第一歩になります。

例えば、「LT255/70R18」という表記を確認してみましょう。このサイズ表記の先頭にある「LT」は、北米のタイヤ規格であるTRA(Tire and Rim Association)に基づいており、「Light Truck(小型トラック用タイヤ)」を意味しています。LT規格のタイヤは高い負荷能力と耐久性を備えており、ラングラーのような重量のあるSUVや、荷物を多く積む用途に適しています。一方で、サイズの先頭に「P」とあるタイヤは「Passenger Car Tire(乗用車用タイヤ)」を意味し、主に舗装路での快適性や燃費性能を重視した設計であることを示します。

また、タイヤの側面に「117/114」のようにロードインデックス(荷重指数)が2つ表記されているケースがあります。これは、そのタイヤがトラックなどで使用されることを前提とした規格だからです。このうち、大きい数値の「117」はタイヤを片側に1本だけ装着する「単輪」で使用する場合の最大負荷能力を示し、1本あたり1,285kgにあたります。一方、小さい数値の「114」はトラックの後輪のように片側にタイヤを2本装着する「複輪(ダブルタイヤ)」で使用する場合の値で、1本あたり1,180kgとなります。複輪の場合に単輪より低くなるのは、2本のタイヤに均等に荷重がかかり続けることが難しいという安全上の配慮からです。乗用車用タイヤではロードインデックスの表記は通常ひとつだけです。

速度記号もあわせて確認しておきたい項目です。Pは150km/h、Qは160km/h、Sは180km/h、Hは210km/hまでの対応を示します。M/TタイヤにPやQが多いのは、大きなブロックが高速走行時に発熱しやすいという構造上の特性を反映したものです。日本の法定速度の範囲であれば不足はありませんが、この記号は単なる上限速度ではなく、その速度域に耐える構造強度を示すものだと理解しておくと、規格の選び方に迷いがなくなります。

ジープラングラーのタイヤ・ホイールサイズ一覧

JEEPラングラーのタイヤ

グレードタイヤサイズ型式ホイールサイズ
Unlimited Sahara 2.0L255/70R183BA-JL20L18インチ X 7.5JJ(+44)
Unlimited Rubicon 2.0LLT255/75R173BA-JL20L17インチ X 7.5JJ(+44)
Unlimited Rubicon 4xeLT255/75R173LA-JL20L17インチ X 7.5JJ(+44)
Sport245/75R17ABA-JL36S17インチ X 7.5JJ(+44.5)
Unlimited Sport245/75R17ABA-JL20L17インチ X 7.5JJ(+44.5)
Unlimited Sahara Launch Edition255/70R18ABA-JL36L18インチ X 7.5JJ(+44.5)

ホイールのボルト穴は5穴、PCDは127mmです。社外ホイールを検討する場合は、リム径とリム幅に加えてインセットとハブ径の適合を確認する必要があります。ラングラーは全長4,870mm、全幅1,895mm、ホイールベース3,010mm、最低地上高200mmという大柄な体格で、4xeは全幅が1,930mmまで広がります。フェンダーとのクリアランスは見た目ほど余裕がないため、数値の確認を省略すると装着後に干渉が出ます。

純正の背面スペアを含めれば必要な本数は5本です。ホイールごと交換する場合、スペア用の1本を含めるかどうかで総額が2割変わります。見積もりを取る段階で本数を明確に伝えておくと、後から追加になる事態を避けられます。