ベンツ Vクラスキャンピング仕様のベンツ マルコポーロ ホライゾンが受注開始
メルセデス・ベンツが発売するミニバンのVクラスに、キャンピングカー仕様の「マルコポーロ Horizon」が、2018年2月に日本でも受注開始されました。
キャンピングカーとして使いやすく、場所も無駄にしないポップアップルーフや仲間と語り合う時に向かいあえるシートアレンジなど、3人以上での旅やキャンプなどを快適に過ごす装備が満載のマルコポーロは、グランピングにピッタリの車種です。
日本仕様で右ハンドルになり、運転しやすくなったVクラス マルコポーロ Horizonのエクステリアやインテリア、搭載装備やエンジン、発売日や価格帯をチェックしていきましょう。
新型マルコポーロを2020 キャラバン、モーターandツーリズム展で初公開
最新モデルのマルコポーロがドイツで初公開!
メルセデス・ベンツが最新モデルのマルコポーロをドイツで開催されている2020 キャラバン、モーターandツーリズム展で初公開しました。
新型マルコポーロは車載インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・インターフェイス)」を搭載します。「ハイ、メルセデス」の一言で起動。運転手とその他乗員を識別が可能で、予測機能や学習機能を備えるほか、方言も理解できます。
また、「MBAC(メルセデス・ベンツ・アドバンスド・コントロール)」を採用しており、スマートフォンを通してマルコポーロ車内の装備を操作することができます。
今回の改良では内外装ともにデザインを大きく刷新します。エクステリアは特にフロントマスクが変更されていて、ヘッドライトには最新LEDを設定。「AMGライン」ではフロントグリルにダイヤモンドパターンを採用しています。ホイールデザインも新デザインとしています。
新型マルコポーロのインテリア
インテリアについては、シートにルガーノレザーやナッパレザーなどを使用し、全6タイプのトリムがラインナップしています。ダッシュボードの空調ダクトは円形からタービン形状となりました。
ヨーロッパ仕様の新型マルコポーロには直噴2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、トランスミッションは9速AT「9G-トロニック」を組み合わせます。最大出力は239hp、最大トルクは51kgmです。
ベンツ マルコポーロ Horizonのエクステリア
ベンツ Vクラスのエクステリアは、2014年1月に発表された3代目のW447型をベースに開発されたモデルで、LEDインテリジェントライトシステムを装備したLEDヘッドライト、乗り込みやすい電動スライドドア、EASY-PACK自動開閉テールゲートを搭載し、ゲートを停める位置もメモリーできます。
リアビューは、リヤゲート左側にモデル名をあらわす「Marco Polo」が刻まれていて、狭い場所でもトランクの荷物にアクセスできるようにガラスハッチを採用しています。
全長は5,140mm、全幅は1,928mm、全高は1,980mmで、ポップアップルーフを開いた時の高さは2,839mmになります。屋根を開くと3メートル近い全高になるので、ギリギリの高さの屋内では開けずに2列目・3列目のフルフラットシートを使ったほうが無難です。
全長 | 5,140mm |
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全幅 | 1,980mm |
全高(ルーフ全閉) | 1,980mm |
全高(ルーフ展開) | 2,839mm |
ホイールベース | 3,200mm |
ホイールには、18インチの5ツインスポークアルミホイールを装着していて、前後とも245/45R18のタイヤを装着しています。駆動方式はFRで、4MATICの設定はありません。欧州仕様の左ハンドル車には4MATICの設定がありますが、日本では正規販売されないと予想します。
ベンツ マルコポーロ Horizonのインテリア
乗員定員は7人乗りの仕様になっていて1列目2人、2列目2人、3列目3人の配列で、2列目を180度回転させて3列目と向い合わせにすることが出来たり、2列目を取り外して3列目を前に出すことで5人乗りになりますが、トランクルームが広がります。
運転席・助手席回転シート
運転席と助手席を後部座席へ回転させて向くことが出来るので、お互いに違う方向を見ながら会話する状況が少なくなります。運転席と助手席のシートベルトはシートではなくピラーに装備されているので、助手席だけ回転させた状態ではシートベルトを装着できないので運転することはできません。
ポップアップルーフを展開した中のベッドルームは、大人2人が眠れるサイズ(2,050mm×1,130mm、最大荷重160kg)で、電球色の読書灯が2つ設置されています。
ほかにも標準でカーテンが装備されているので車中泊をする時もある程度の防寒・防熱効果があり、外から覗かれることを防げます。
ベンツ マルコポーロ Horizonの搭載装備
ベンツ Vクラス マルコポーロ Horizonには、LEDインテリジェントライトシステムやレーンキーピングアシスト、衝突防止システムの「CPA」、安全性能を最大限まで高める「PRE-SAFE」、0km/h~200km/hの速度帯で作動する「ディストロニック・プラス」など、様々な装備を搭載しています。
ベンツ Vクラス マルコポーロ Horizonの搭載装備
- フルフラットベンチシート(3列目)
- ポップアップルーフ内ベッド
- カーテン
- 電動デュアルスライディングドア
- 自動開閉テールゲート
- アクティブパーキングアシスト(縦列・並列)
- CPA(衝突警告システム)
- ディストロニック・プラス
- ブラインドスポットアシスト
- レーンキーピングアシスト
- PRE-SAFE
- クロスウィンドアシストなど
クロスウィンドアシストとは、約80km/h以上で走行中に強い横風を受けても大きくレーンからはみ出さないようにサポートしてくれるシステムです。このシステムのおかげで高速道路走行中でも横風の影響を受けやすい箱型のボディにおいて横ブレに強くなります。
ベンツ マルコポーロ Horizonの搭載エンジン
ベンツ マルコポーロ Horizonに搭載されているエンジンは、Blue TECを搭載した直列4気筒のディーゼルエンジンで、排気量は2.2L・最高出力は120KW・最大トルクは380Nmです。
種類 | 直列4気筒ターボ |
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燃料 | 軽油 |
排気量 | 2,143cc |
最高出力 | 120KW/3,800rpm |
最大トルク | 380Nm/1,400~2,400rpm |
1,400rpmの低回転域から380Nmのトルクを発生させるディーゼルエンジンは、多くの荷物を積んだり人を乗せて走るミニバンにピッタリのエンジンで、信号待ちなどの発進から定速までストレスなく加速することができます。
また、AdBlueインジェクターを搭載したディーゼルエンジンですので、排気ガスもクリーンでNOxやPMの排出を抑えてくれます。アドブルータンクの残量が無くなるとエンジンがかからないことがあるので、残量には注意をして走ることが大切です。
トランスミッションには、電子制御7速ATが搭載されていてスムーズな変速により、ショックも少なく快適なドライブを体験することができます。また、ATオイルの交換時期も125,000kmに設定されているので、かなりのロングライフです。
ベンツ マルコポーロ Horizonの発売日は2018年2月2日で販売価格は8,460,000円
ベンツ Vクラス マルコポーロ Horizonは、2018年2月2日に受注開始しています。価格帯は846万円からで、駆動方式はFR、エンジンは2.2Lディーゼルエンジンのみがラインナップしています。
2WD(FR) | 8,460,000円 |
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駆動方式が2WDのFRなので降雪地域では6月から9月までの稼働になりそうですが、右ハンドル仕様なので日本でも運転しやすくなっています。日本では導入されていませんが、欧州では4MATICを搭載した4WDモデルもあります。
ベンツ マルコポーロ Horizonはグランピングに最適な車
ベンツ マルコポーロ Horizonは7人乗りのミニバンとしても使えますが、ポップアップルーフとフルフラットになるベンチシートを搭載して、大人4人が寝られるスペースを確保しています。車を使った旅にも使いやすいマルコポーロ Horizonは大人で快適な車旅の時間を提供してくれます。
エンジンはディーゼルエンジンを搭載しパワフルに走りますし、FR駆動でミニバンですが走りも申し分ありません。4WDではないので雪道の発進は苦労する場面がありますが、舗装された道ならどこまでも行けるのでグランピングにもピッタリです。日本仕様の受注は2018年2月2日から開始していて、価格は846万円になっています。