2025年頃のフルモデルチェンジによって誕生するスカイラインはプロパイロット3.0を搭載しEVもラインナップする可能性がある
2025年以降にフルモデルチェンジが行われて誕生する14代目スカイラインは、日産の最先端技術「プロパイロット3.0」を搭載して、車に求められる環境性を満たしたEVモデルもラインナップすると考えられます。
スカイラインは日本を代表する高級スポーツセダンで、1957年に初代モデルが発売されてから60年以上もの長い歴史の中で、12回のフルモデルチェンジが行われました。
スカイラインシリーズの中には、「ハコスカ」や「ケンメリ」などの通称で親しまれている名車が数多くあります。マイナーチェンジやフルモデルチェンジを何度も経験してきたスカイラインは、ハイブリッド車や、レーシング仕様車を販売させたりして車社会のニーズに的確に応えてきました。
未来の車社会のニーズに応えて「プロパイロット3.0」などを搭載し、EVモデルもラインナップする可能性が高い新型スカイラインですが、次期型の開発を行っておらず現行モデルで生産終了するという情報もあります。
スカイラインセダンが2025年に廃止されアリアベースのスカイラインクロスオーバーに置き換わる噂
スカイラインのモデルチェンジが2025年に実施され、そのタイミングでスカイラインセダンは廃止に。そしてBEVのアリアをベースにするスカイラインクロスオーバーが復活するという噂があります。
アリアベースということでパワートレインはモーターを搭載するBEV(100%モーター走行の電気自動車)になる可能性があるようです。スカイラインBEVの全幅は1,900mmで2023年発売のトヨタのクラウンセダンやホンダのアコードなどがライバルになります。
スカイラインクロスオーバー復活か e-POWER搭載でエクストレイルの上位版として2025年登場の可能性
スカイラインクロスオーバーは2009年から2016年まで販売していた日産のフラッグシップSUVです。
セダンのフラッグシップモデルのフーガと同じプラットフォームを採用して、豪華なインテリアと3.5Lのパワフルな走行性能が魅力的でした。
日産にはコンパクトSUVのキックス、ミドルサイズSUVのエクストレイルがありますが、もう1サイズ上のSUVがありません。
北米市場ではスカイラインクロスオーバーに相当するSUVタイプのQX50とクーペタイプのQX55を販売中。
新型スカイラインクロスオーバーはセダンタイプQ50の次期モデルをベースに開発して発売するという説が有力です。
トヨタのハリアーやクラウンクロスオーバー、クラウンスポーツに対抗するべく、スカイラインクロスオーバーを復活させる可能性は十分あると考えます。
発売時期について、14代目のV38スカイラインが2025年に発表・発売するという噂があり、スカイラインクロスオーバーはスカイラインセダンをベースに1年後の2025年に発売するという可能性があるようです。
V37スカイライン特別仕様車NISMOとNISMO Limitedを2023年8月8日に発表
スカイラインNISMOは限定1,000台、スカイラインNISMO Limitedは限定100台販売
V37スカイライン 400Rをベースにする特別モデルのスカイラインNISMO(ニスモ)と、S54A-1型スカイラインGTの生誕60周年を記念するスカイラインNISMO Limited(ニスモ リミテッド)が2023年8月8日に発表。
スカイラインNISMOは日本限定で1,000台を販売、スカイラインNISMOリミテッドは日本限定で100台販売。NISMOは先着順で販売予定で、NISMOリミテッドは抽選販売予定のことです。
スカイラインNISMOのパワートレインVR30DDTTはベースモデルの400Rの最高出力405psから420psへ、最大トルク475Nmから550Nmへ専用チューンを施し性能を向上。 フロントバンパー、フロントフォグランプ、リヤバンパー、エンケイ製の19インチアルミホイールなどは全てスカイラインNISMO専用装備です。
スカイラインNISMOの主な仕様
- リヤタイヤ幅を20mm拡大
- NISMO専用エンケイ製19インチアルミホイール
- 専用チューンサスペンション
- 専用チューンスタビライザー
- 前後ウィンドシールドガラスの高剛性接着剤を採用
- 専用フロントバンパー&リヤバンパー
- 専用サイドシルカバー
- 専用フォグランプなど
スカイラインNISMOの販売価格は7,880,400円、NISMO RECAROシート+カーボンフィニッシャー装着車は8,470,000円、100台限定のスカイラインNISMOリミテッドの販売価格は9,479,800円。
スカイラインNISMOの発売日は2023年9月上旬、スカイラインNISMOリミテッドの発売日は2024年夏頃を予定します。
スカイラインのハイブリッドモデルが生産終了 ガソリンターボモデルは販売継続
プレミアムセダンのV37スカイラインハイブリッドが2022年5月新規オーダー終了。このまま生産終了します。なおV37スカイラインのラインナップにあるガソリンターボモデルは今後も継続販売します。
スカイラインは2013年にV37型へフルモデルチェンジしましたが、近年のSUVブームに押され2019年10月の登録数は383台とビッグマイナーチェンジ直後でも苦戦。日産は今後フーガやシーマも2022年夏頃に生産終了して、日本国内のセダン市場ではガソリンモデルのスカイラインのみ継続販売します。
スカイラインの次期型の噂は、ライバルのトヨタが販売するクラウンと同様にセダンタイプ以外で開発を行っているという情報もあり、もしかすると新たなクーペスタイルや、2016年に生産終了したスカイラインクロスオーバーの復活もあるかもしれません。日産公式はスカイラインの絶版について否定しているため、名前だけを残すのか、新型モデルを発表するのか、今後の動向に注目が集まっています。
日産スカイラインクーペが復活か 次期型で日本専用モデルとなる可能性が浮上!
次期型で日産スカイラインクーペが日本専用車として復活するとの情報とともに、スクープサイトによる予想CGが発表されました。
2019年7月にマイナーチェンジし内外装ともにデザインを刷新し、プロパイロット機能など先進装備を充実させたことで大きく話題となった日産スカイライン。スカイラインクーペの開発がスムーズに進んだ場合、2025年以降にワールドプレミアされる可能性が高いでしょう。
パワートレインには2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「VC-T」または1.5リットル直列4気筒のVCターボエンジン搭載のe-POWERを採用すると推測します。
マイナーチェンジする日産の新型「スカイライン」にはプロパイロット2.0を搭載!
世界初となる運転支援システム「プロパイロット2.0」が2019年秋にマイナーチェンジで登場した新型「スカイライン」に搭載されました。「プロパイロット2.0」はセレナやリーフに搭載されているプロパイロットへさらに新技術を投入したもので、高速道路などの同一車線で、手放し運転が可能となった画期的な日産ならではの技術です。
車に詳しい方は気づいたとと思われますが、BMW新型3シリーズにも搭載されているシステムなので、世界初ではないのでは?と疑問を抱く方もいるでしょう。
日産の「プロパイロット2.0」は手放し運転だけではなく、カーナビと連動することで、ルート走行が可能となっている点が「世界初」となっています。要は、目的地をカーナビにセットすると、追い越しや分岐での走行支援だけではなく、同一車線では手放し運転もできるというシステムです。
シルエットのみのティザー画像とテレビCMが公開されていますが、これらから読み取れることは、エクステリアに大きな変更はなく、「プロパイロット2.0」搭載という、機能面を充実させる変更というのが見て取れます。ただ、特筆すべきはこの新技術「プロパイロット2.0」は、日本仕様のスカイラインにのみ、搭載するということです。
今後、左ハンドルのスカイラインにも「プロパイロット2.0」の搭載の可能性は高いですが、現時点では日本仕様のみの予定となっており、将来的には日産の新型車のモデルチェンジ時には「プロパイロット2.0」を搭載していく予定とのことです。
情報がまだまだ少ない新型スカイラインですが、新しい情報が入り次第、続報をお送りします。
スカイラインのフルモデルチェンジは「プロパイロット3.0」を搭載しEVモデルもラインナップする可能性が高いため2025年以降
先代モデルがフルモデルチェンジするまで約7年だったことを考慮すると現行モデルのフルモデルチェンジは2025年以降に行われると考えられる
次回のスカイラインのフルモデルチェンジは、日産の先進の自動運転技術「プロパイロット3.0」を搭載し、各国が設定する厳しい環境基準をクリアするEVモデルもラインナップさせるために2025年以降のタイミングになると考えられます。
現行モデルのスカイライン(V37型)は、海外市場ではインフィニティQ50という車名で販売されています。日産のラグジュアリーブランドであるインフィニティは、2018年1月に行われたデトロイトモーターショーで2021年以降に発売する新型車に電動車をラインナップする計画を発表しました。
スカイラインは1957年に初代モデルが誕生してから約60年間で全12回のフルモデルチェンジが行いました。平均すれば5年に1回のタイミングでフルモデルチェンジが行われている事になります。
直近のフルモデルチェンジ(12代目が誕生してから13代目が誕生するまで)の期間は約7年と平均からは遅れている傾向があります。
2025年以降は13代目スカイラインが発売されてから9年が経過するという直近の周期とも重なりますし、日産の技術を結集して完成を目指す「プロパイロット3.0」の実用化のタイミングとも近いため、フルモデルチェンジを行うベストなタイミングです。
これまでスカイラインは日産を代表する車として、数々の先端技術を初搭載してきました。14代目スカイラインは初めて「プロパイロット3.0」を搭載して、インフィニティブランドから初のEVモデルもラインナップする車種となる可能性も高いです。
1957年4月 | 初代スカイライン誕生 |
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1960年2月 | マイナーチェンジ |
1962年9月 | マイナーチェンジで後期型へ |
1963年9月 | 2代目スカイライン誕生 |
1966年10月 | マイナーチェンジで後期型へ |
1968年8月 | 3代目スカイライン誕生(通称:ハコスカ) |
1969年10月 | マイナーチェンジ |
1970年10月 | マイナーチェンジ |
1971年9月 | マイナーチェンジで後期型へ |
1972年9月 | 4代目スカイライン誕生(通称:ケンメリ、ヨンメリ) |
1975年5月 | マイナーチェンジで後期型へ |
1977年8月 | 5代目スカイライン誕生(通称:ジャパン) |
1979年7月 | マイナーチェンジで後期型へ |
1981年8月 | 6代目スカイライン誕生(通称:ニューマンスカイライン) |
1983年8月 | マイナーチェンジで後期型へ |
1985年8月 | 7代目スカイライン誕生(通称:セブンス) |
1987年8月 | マイナーチェンジで後期型へ |
1989年5月 | 8代目スカイライン誕生(通称:超感覚スカイライン) |
1991年8月 | マイナーチェンジで後期型へ |
1993年8月 | 9代目スカイライン誕生 |
1996年1月 | ビッグマイナーチェンジで後期型へ |
1998年5月 | 10代目スカイライン誕生 |
2000年8月 | マイナーチェンジで後期型へ |
2001年6月 | 11代目スカイライン誕生 |
2004年11月 | マイナーチェンジで後期型へ |
2006年11月 | 12代目スカイライン誕生 |
2008年12月 | マイナーチェンジで後期型へ |
2014年2月 | 13代目スカイライン誕生 |
2017年12月 | マイナーチェンジで後期型へ |
2025年以降 | 14代目スカイライン誕生? |
14代目スカイラインは日産の先端技術が結集して完成させる「プロパイロット3.0」を搭載すると考えられる
2025年以降にフルモデルチェンジが行われて誕生する14代目スカイラインは、一部条件下においては市街地でも自動運転を可能とする「プロパイロット3.0」を搭載すると考えられます。
オリンピックイヤーである2020年に、日本の技術力を世界にアピールしたい政府は自動運転の更なる普及を目指して法律等を改正して、各企業が研究を行いやすくするための環境を整備します。
政府の後押しもあって急ピッチで開発が進む「プロパイロット3.0」の完成時期は、14代目スカイラインが誕生するタイミングと重なるため、同車に日産の最先端の自動運転技術が搭載される可能性は極めて高いです。
14代目スカイラインのプラットフォームはメルセデス・ベンツのMRAが採用される可能性も
フルモデルチェンジが行われて誕生するV38型スカイラインは、メルセデス・ベンツがFR専用の新型プラットフォームとして用意したMRA(Modular Rear Architecture)を採用する可能性が高いです。
2010年にルノー・日産アライアンスとダイムラーは提携関係を構築しました。その際に、日産の高級ブランド「インフィニティ」向けのガソリンエンジンとディーゼルエンジンをダイムラーが供給する合意が成されました。
V37型スカイラインのターボ車にダイムラー製のエンジンを搭載する事で、日産はコストを削減に成功しました。
日産は、次期スカイラインのプラットフォームは従来のFR‐Lではなく、更なるコスト削減と開発の効率化を目指し、メルセデス・ベンツのMRA(Modular Rear Architecture)を採用する可能性があります。
メルセデス・ベンツのプラットフォームを導入すると言っても、開発及び生産に関しては日産が主導権を握って、ダイムラーはパーツデータ提供を行う形となります。
14代目スカイラインは世界初の量産型可変圧縮比エンジン「VCターボ」を搭載か
フルモデルチェンジによって誕生する14代目スカイラインのターボ車は、メルセデス・ベンツから供給されるエンジンではなく、世界初の量産型可変圧縮比エンジン「VCターボ」を搭載する可能性があります。
2016年8月15日のニュースリリースにて日産は、同エンジンを高級車ブランド「インフィニティ」に搭載する事を発表しています。
日産が20年以上もの月日をかけて開発するVCターボ(新型4気筒2リッターターボエンジン)は、運転状況に最適な圧縮比を自動選択できる先端技術によって「低燃費」「環境性能」「静粛性」「安定走行」を高いレベルで実現します。
既存エンジンと比較すれば軽くてコンパクトというメリットまである「VCターボ」は、14代目スカイラインに搭載するのに相応しい高性能エンジンです。
フルモデルチェンジによって誕生するV38型スカイラインはプラグインハイブリッド電気自動車をラインナップするかもしれない
2016年10月にルノー・日産アライアンスに加わった三菱自動車は、PHEV(プラグインハイブリッド電気自動車)技術に強みを持ちます。2025年以降に誕生する新型スカイラインは、三菱のEV技術を導入したPHEVもラインナップさせて、ユーザーの選択肢を広げるでしょう。
グローバルな視点でみても電気ステーションのインフラが整えられていくのは確実です。日産は確実に高まる車社会のニーズに応えるために、14代目スカイラインでPHEVもラインナップすると考えられます。
フルモデルチェンジによって誕生する14代目スカイラインはEVモデルも販売か
日産の海外向けのブランドであるインフィニティは、2018年1月に開催されたデトロイトモーターショー2018で電動化計画を発表しました。同社は2025年以降に発売するインフィニティに電動車をラインナップする事を計画します。
スカイラインは海外ではインフィニティQ50として発売されています。国内外で年々高まる環境基準をクリアするために、2025年以降のフルモデルチェンジによって誕生する14代目スカイラインはEVモデルも販売する可能性があります。
スカイラインGTの画像5枚
時代に合わせて進化するスカイラインの歴史はモデルチェンジ後も続いていく
サニー、ブルーバード、セドリック、グロリアなど日産の伝統を支えてきた車名が消えいき、現在残るのはスカイラインだけです。
現行モデルをインフィニティQ50として海外市場で販売されているスカイラインは、BMW・アウディなどの世界的知名度を誇るラグジュアリーなメーカーが販売する車に対抗できるブランド力を構築しつつあります。
V37型が誕生する以前には、日本市場でもスカイラインという車名ではなくて、海外と統一したインフィニティQ50で販売しようという議論が日産の社内にて交わされました。今回のフルモデルチェンジにおいても同様の議論が行われるかもしれません。
スカイラインはフルモデルチェンジやマイナーチェンジを行う際に、車社会のトレンドに合わせて進化を続けてきたので、60年以上も支持されてきました。
2025年以降にフルモデルチェンジが行われて誕生する14代目スカイラインは、自動運転化時代に対応するために「プロパイロット3.0」を搭載し、各国が設定する厳格な環境基準をクリアするEVモデルもラインナップさせる可能性があります。
今後も、時代に合わせて進化するスカイラインの歴史は続いていきます。