スカイラインのモデルチェンジ

スカイラインのフルモデルチェンジは2026年12月に発表へ 14代目は丸型4灯テール継承でハイブリッド化の可能性

スカイラインのフルモデルチェンジは2026年12月に発表予定です。エスピノーサ社長が「日産復活の象徴」と語る14代目のデザインやパワートレインの最新情報、400R Limitedなど現行型の価格、歴代モデルの歴史をまとめました。

スカイラインのフルモデルチェンジは2026年12月に発表へ 14代目は丸型4灯テール継承でハイブリッド化の可能性

新型スカイラインは2026年12月に発表へ 日産社長「日産復活の象徴に」

日産自動車のイバン・エスピノーサ社長が、14代目となる新型スカイラインを2026年12月にお披露目すると明らかにしました。新型スカイラインはAIなどを活用した新しい開発プロセスを採用した日産初のモデルで、開発期間を従来の約50カ月から約26カ月へとほぼ半減。エスピノーサ社長は「日産復活の象徴になる」と期待を寄せています。
スカイラインは日本を代表する高級スポーツセダンで、1957年に初代モデルが発売されてから2027年で誕生70周年を迎えます。その長い歴史の中で、12回のフルモデルチェンジが行われました。
スカイラインシリーズの中には、「ハコスカ」や「ケンメリ」などの通称で親しまれている名車が数多くあります。マイナーチェンジやフルモデルチェンジを何度も経験してきたスカイラインは、ハイブリッド車や、レーシング仕様車を販売させたりして車社会のニーズに的確に応えてきました。

新型スカイラインは2026年12月に発表 AI活用で開発期間を約26カ月に短縮

スカイラインのエクステリア13代目(V37型)は2014年2月の発売から約12年と、歴代で最も長いモデルサイクルとなった

14代目となる新型スカイラインが、2026年12月にお披露目されることが明らかになりました。日産のイバン・エスピノーサ社長自らが発表会に出席する予定で、新型スカイラインを「日産復活の象徴」と位置づけています。

新型スカイラインの大きな特徴は、その開発手法です。日産がAI(人工知能)などを活用して刷新した新しい開発プロセスを初めて採用したモデルで、これまで約50カ月かかっていた開発期間を約26カ月と半分近くまで短縮しました。性能や品質だけでなく、開発スピードでも日産の変化を示す1台となります。

日産は2025年度まで2期連続で大幅な赤字となりましたが、2026年度第1四半期(4~6月)には営業黒字へ転換し、経営再建が進みつつあります。国内では2026年6月に新型キックス、7月には16年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型エルグランドを発売するなど新型車の投入が続いており、新型スカイラインは日本市場での巻き返しを担う重要なモデルです。

発売日や価格、グレード構成、詳細なスペックについては現時点で公表されていません。12月の発表会で詳細が明らかになる見込みです。

新型スカイラインは丸型4灯テールを継承 ハイブリッド化やV6ツインターボの搭載も噂

次期スカイラインの存在は、2026年4月14日に日産が発表した長期ビジョンの中で初めて公式に示されました。発表会では、スカイラインの伝統である丸型4灯のテールランプや、ボディサイドのスカイラインバッジなどを確認できるティザー画像が公開されています。

長期ビジョンの中でスカイラインは、日本市場における「ハートビートモデル」と位置づけられ、ドライバー中心で、高性能かつ意のままの走りを実現するモデルを目指すとされています。

新型スカイラインは現行型のプラットフォームをベースに開発され、ルーフラインやグラスエリア、フロントウインドウのレイアウトを受け継ぎながら、デザインを大幅に刷新すると伝えられています。デザインは3代目C10型、通称「ハコスカ」から着想を得たスタイルになる可能性があるとの見方もあります。

パワートレインは、厳しさを増す排出ガス規制に対応するため、ハイブリッドシステムによる電動化が有力視されています。高性能モデルには、現行の400RやフェアレディZにも搭載される3.0L V型6気筒ツインターボエンジン「VR30DDTT」が搭載され、最高出力は420ps級になるとの噂もあります。

新型スカイラインに次世代プロパイロットは搭載されるか

これまでスカイラインは日産を代表する車として、数々の先端技術を初搭載してきました。2019年のビッグマイナーチェンジでは、高速道路の同一車線内でハンズオフ走行を可能にした「プロパイロット2.0」を日産車として初めて搭載しています。

日産は現在、英国のAI企業Wayve(ウェイブ)の「Wayve AI Driver」と次世代LiDARを組み合わせた次世代プロパイロットを開発中で、2027年度に最初の搭載モデルを国内で発売する予定です。長期ビジョンでは、2027年度末までに新型エルグランドへエンド・ツー・エンドの自動運転技術を実現する次世代プロパイロットを導入するほか、長期的にはAIドライブ技術を搭載するモデルをラインナップの約9割まで拡大する方針が示されました。

新型スカイラインへの次世代プロパイロット搭載については明らかになっていませんが、日産の技術を象徴するモデルだけに、今後の採用にも期待が高まります。

また、現行スカイラインは海外ではインフィニティQ50として販売されてきましたが、Q50は2024年モデルをもって販売を終了しました。日産は長期ビジョンで、インフィニティブランドから走りを重視したV6セダンを投入する計画も明らかにしており、新型スカイラインとの関係にも注目が集まっています。

スカイラインクロスオーバーの復活はあるか 上級SUVとしての可能性

スカイラインクロスオーバーは2009年から2016年まで販売していた日産のフラッグシップSUVです。
セダンのフラッグシップモデルのフーガと同じプラットフォームを採用して、豪華なインテリアと3.7Lのパワフルな走行性能が魅力的でした。

日産の国内SUVラインナップにはコンパクトSUVのキックス、ミドルサイズSUVのエクストレイルがあり、大型SUVのパトロールも国内導入が発表されていますが、エクストレイルの上に位置するプレミアムなクロスオーバーSUVは設定されていません。
北米市場ではスカイラインクロスオーバーの流れをくむインフィニティQX50とクーペタイプのQX55が販売されていましたが、両車とも2025年12月に生産を終了。インフィニティは今後、新型SUV「QX65」などで上級SUVのラインナップを刷新する計画です。
トヨタのハリアーやクラウンクロスオーバー、クラウンスポーツに対抗するべく、スカイラインの名を冠したクロスオーバーSUVが登場すれば大きな話題になるでしょう。

ただし、日産は長期ビジョンで車種数を56車種から45車種へ絞り込む方針を示しており、現時点でスカイラインクロスオーバーの復活について公式な発表はありません。まずは2026年12月に発表されるスポーツセダンの新型スカイラインに注目です。

現行スカイライン GT(V37型)のスペック(諸元)
全長 4,810mm
全幅 1,820mm
全高 1,440mm
ホイールベース 2,850mm
室内長 2,000mm
室内幅 1,480mm
室内高 1,180mm
車両重量 1,700kg
最小回転半径 5.6m
最低地上高 130mm
エンジン型式 VR30DDTT型 筒内直接燃料噴射V型6気筒
エンジン総排気量 2.997L
エンジン最高出力 224kW(304PS)/6,400rpm
エンジン最大トルク 400Nm(40.8kgm)/1,600rpm-5,200rpm
乗車定員 5名
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
タンク容量 80L
WLTCモード燃費 10.6km/L

V37スカイラインの集大成 400台限定の特別限定車スカイライン 400R Limited

  • スカイライン 400R Limitedのエクステリアスカイラインの集大成として登場した400台限定の特別限定車スカイライン 400R Limited
  • スカイライン 400R Limitedのフロントビュースカイライン 400R Limited

V37スカイラインの集大成として、400台限定の特別限定車スカイライン 400R Limitedが2025年10月27日に発表されました。2025年11月13日に注文受付を開始し、2025年12月18日に発売されています。
スカイライン 400R Limitedはカーボンエクステリア リヤスポイラーやカーボンエクステリア ドアミラーカバー、シリアルナンバープレート、カーボン製フィニッシャーなど多数の特別装備を用意。
足回りには専用タイヤを組み合わせた19インチアルミホイールを装着し、フロントサスペンションのバネ定数を4%、タイヤの幅広化に合わせてリヤスタビライザーのバネ定数を44%向上しています。
スカイライン 400R Limitedの販売価格は6,935,500円です。
また同時にスカイラインの通常モデルも一部仕様向上が行われ、ボディカラーへワンガンブルーが追加されたほか、エマージェンシーブレーキの検知対象が歩行者や自転車まで拡大されました。

なお現行のV37型スカイラインは2026年4月に生産を終了しており、以降は在庫車のみの販売となっています。

現行スカイライン(V37型)の販売価格一覧
グレード 駆動方式 値段
GT Type P 2WD(FR) 5,442,800円~
GT Type SP 5,723,300円~
400R 6,495,500円~
400R Limited 6,935,500円~

V37スカイライン特別仕様車NISMOとNISMO Limitedを2023年8月8日に発表

スカイラインNISMOのエクステリアスカイラインNISMOは限定1,000台、スカイラインNISMO Limitedは限定100台販売

V37スカイライン 400Rをベースにする特別モデルのスカイラインNISMO(ニスモ)と、S54A-1型スカイラインGTの生誕60周年を記念するスカイラインNISMO Limited(ニスモ リミテッド)が2023年8月8日に発表されました。
スカイラインNISMOは日本限定で1,000台、スカイラインNISMO Limitedは日本限定で100台が販売され、NISMOは先着順、NISMO Limitedは抽選販売となりました。

スカイラインNISMOのパワートレインVR30DDTTはベースモデルの400Rの最高出力405psから420psへ、最大トルク475Nmから550Nmへ専用チューンを施し性能を向上。 フロントバンパー、フロントフォグランプ、リヤバンパー、エンケイ製の19インチアルミホイールなどは全てスカイラインNISMO専用装備です。

スカイラインNISMOの主な仕様

  • リヤタイヤ幅を20mm拡大
  • NISMO専用エンケイ製19インチアルミホイール
  • 専用チューンサスペンション
  • 専用チューンスタビライザー
  • 前後ウィンドシールドガラスの高剛性接着剤を採用
  • 専用フロントバンパー&リヤバンパー
  • 専用サイドシルカバー
  • 専用フォグランプなど

スカイラインのモデルチェンジ年表

スカイラインは1957年に初代モデルが誕生してから、全12回のフルモデルチェンジが行われてきました。13代目(V37型)は2014年2月の発売から2026年4月の生産終了まで約12年にわたって販売され、歴代で最も長いモデルサイクルとなりました。14代目となる新型スカイラインは2026年12月に発表される予定です。

スカイラインのモデルチェンジ年表(セダン型)
1957年4月 初代スカイライン誕生
1960年2月 マイナーチェンジ
1962年9月 マイナーチェンジで後期型へ
1963年9月 2代目スカイライン誕生
1966年10月 マイナーチェンジで後期型へ
1968年8月 3代目スカイライン誕生(通称:ハコスカ)
1969年10月 マイナーチェンジ
1970年10月 マイナーチェンジ
1971年9月 マイナーチェンジで後期型へ
1972年9月 4代目スカイライン誕生(通称:ケンメリ、ヨンメリ)
1975年5月 マイナーチェンジで後期型へ
1977年8月 5代目スカイライン誕生(通称:ジャパン)
1979年7月 マイナーチェンジで後期型へ
1981年8月 6代目スカイライン誕生(通称:ニューマンスカイライン)
1983年8月 マイナーチェンジで後期型へ
1985年8月 7代目スカイライン誕生(通称:セブンス)
1987年8月 マイナーチェンジで後期型へ
1989年5月 8代目スカイライン誕生(通称:超感覚スカイライン)
1991年8月 マイナーチェンジで後期型へ
1993年8月 9代目スカイライン誕生
1996年1月 ビッグマイナーチェンジで後期型へ
1998年5月 10代目スカイライン誕生
2000年8月 マイナーチェンジで後期型へ
2001年6月 11代目スカイライン誕生
2004年11月 マイナーチェンジで後期型へ
2006年11月 12代目スカイライン誕生
2008年12月 マイナーチェンジで後期型へ
2014年2月 13代目スカイライン誕生
2017年12月 マイナーチェンジ
2019年7月 ビッグマイナーチェンジで後期型へ(プロパイロット2.0搭載、400R追加)
2026年4月 13代目スカイライン生産終了
2026年12月 14代目スカイライン発表予定

スカイラインのモデルチェンジ遍歴

スカイライン

スカイラインは富士精密工業、後のプリンス自動車工業、現在の日産自動車が1957年からモデルチェンジを繰り返しながら、長い間愛され続けているモデルです。プリンス自動車工業が日産自動車と合併し、日本の名車に数えられるほどになった、今日まで車名が残っている唯一のモデルです。「スカイラインの父」「GT-Rの生みの親」として知られる日本自動車殿堂入りをしている当時スカイラインの桜井眞一郎氏が登山をした際、稜線の美しさに感動し、「スカイライン」と名付けたと言われています。

スカイライン 初代 L型 20系/1957年~1963年

スカイラインの初代は、富士精密工業から発売された「ALSI-1型」で、1,500ccのスタンダードとデラックスのグレードが用意されました。ボリュームのあるデザインで、直列4気筒OHV・1,484cc GA30型エンジンを搭載しています。「1900デラックス」「1900スタンダード」が追加され、1962年には日本初のスペシャリティーカーと呼ばれたそのほとんどがハンドメイドの「スカイライン・スポーツ」が登場。高コスト高価格であまり普及はしませんでした。1962年にはマイナーチェンジが行われ、S21D型の「スカイラインスーパー」、S21S型の「スカイライン」が発表されます。

スカイライン 2代目 S5型/1963年~1968年

1963年9月、小型ファミリーセダンとして開発されたS50D-1が発売されます。エンジンはG1型直列4気筒OHV1,484ccを搭載。1964年には6気筒エンジン搭載のスカイラインGTを発売。「スカG」の愛称で親しまれ、あっという間に予定販売数を完売し、量産計画がなかったにもかかわらず、購入希望者が後を絶たなかったため、量産を決めたというエピソードのあるモデルです。1965年、シングルキャブの2000GT-Aが追加され、それに伴い従来の2000GTは2000GT-Bになり、この頃、プリンス自動車と日産自動車が合併してニッサン・プリンス・スカイラインと車名が変更されます。

スカイライン 3代目 C10型/1968年~1972年

1968年8月、フルモデルチェンジが行われ、通称「ハコスカ」が誕生します。直列4気筒 OHC 1,483 cc G15型エンジンはプリンス製で、スタンダードとデラックスのグレードを用意。デラックスにはフロントベンチシートのファミリーデラックス、フロントセパレートシートのツーリングデラックス、4速フロアシフトのスポーティデラックスがあり、メーカーオプションでは女性仕様の「Lパック」が用意されました。

1969年2月には直列6気筒4バルブDOHC1,989cc S20型エンジンを搭載したスカイラインGT-Rが追加されました。レースでの使用を主として開発されたモデルです。その後マイナーチェンジを経て、1972年3月に「精悍な4ドア」をキャッチコピーにしたセダンGT-Xが追加されます。

スカイライン 4代目 C110型/1972年~1977年

1972年、ケンメリの愛称で親しまれる4代目が登場。4ドアセダンと2ドアハードトップのバリエーションがあります。エンジンは直列4気筒OHC1,600cc G16型、タクシー、教習車向けのG16LPG仕様、3代目から継続されたOHC1,800cc G18型とL20型になります。広告キャンペーンの「ケンとメリーのスカイライン」から「ケンメリ」と呼ばれるようになり、CMと共にC110型も大人気になりました。1973年にはハードトップ2000GT-Rを、1975年にはセダン/ハードトップ2000GTX-Eが追加されました。1976年9月のCMでは北海道美瑛町大久保協生にある、広大な平原の中に1本だけ立つポプラの木が話題となり、「ケンとメリーの木」としてCM放送から50年近く経過した現在でも人気の観光スポットとなっています。

スカイライン 5代目 C210型/1977年~1981年

1977年8月、5代目スカイラインが登場します。広告キャンペーンの「SKYLINE JAPAN」のキャッチコピーから、ジャパンの愛称で親しまれているモデルです。グレードは直列6気筒エンジンが搭載されている「GTシリーズ」と、直列4気筒エンジンを搭載する「TIシリーズ」です。特別仕様車「スーパーGT」、「ゴールデンカー」なども発売され、宮城県警が使用していたC210型が警察資料館に展示されていて、最も古い現存する警らパトカーです。

スカイライン 6代目 R30型/1981年~1990年

1981年8月にはR30型が発売されます。4ドアセダンと2ドアハードトップ、5ドアハッチバック、ライトバンのバリエーションがあり、エンジンはC210型と同様になり、1981年に直列4気筒4バルブDOHC FJ20E型エンジンが搭載された「2000RS」が追加。1983年にはFJ20ET型エンジンを搭載した「2000ターボRS」が追加されました。
1983年にはマイナーチェンジで後期型になり、「鉄仮面」の愛称で親しまれるようになります。後期になると豪華仕様や記念限定車、特別仕様車が次々と登場します。

スカイライン 7代目 R31型/1985~1990年

1985年8月、スカイラインはR31型になりました。ボディバリエーションは、発売当初は4ドアピラーレスハードトップモデルと4ドアセダンのみでしたが、1986年1月にはワゴンが、1986年には2ドアスポーツクーペが追加になります。詳しい販売期間としては、4ドアセダンが1985年~1990年、4ドアセダンハードトップが1985年~1989年、2ドアクーペが1986年~1989年、ワゴンが1986年~1990年になります。2ドアクーペGTSシリーズでは、速度に応じてフロントのエアダムが自動でせり下がる「GTオートスポイラー」を搭載するなど、斬新な機能を備えていました。

特別仕様車は1986年2月の「GTリミテッドS」、1988年1月の「GT-Xツインカム24Vリミテッド」、同5月に「GTサルーン」「エクセルサルーン」、同11月に「1800リミテッド」を販売。

スカイライン 8代目 R32型/1989年~1994年

1989年5月、R32型へと進化したスカイラインは4ドアスポーツセダンと2ドアクーペのみで、GT-R以外ではR32型が最後の5ナンバーとなります。GT-Rも16年ぶりの復活となり、自動車レースで大活躍しました。7代目と比較してダウンサイジングでスリム化され、スカイラインの長い歴史の中でも高い評価を得ているモデルです。

R32型でも多くの特別仕様車が販売され、1990年の「4ドアセダン GTSアーバンロード」、1991年1月の「GTSVセレクション」、1992年1月「GTSVセレクションⅡ」、同年5月「2ドアスポーツクーペGTS SV」「4ドアスポーツセダン GTS SV」「GTE-SV」、同年10月には「4ドアスポーツセダン GTEタイプX・V」、1993年1月に「GTS-tタイプM」、同年5月「Vセレクション60thアニバーサリー」と、数多くの特別仕様車が誕生したモデルで、同年8月、R32型の標準モデルの生産が終了となります。

スカイライン 9代目 R33型/1993年~1998年

1993年8月、排気量が2.5Lを主力とした全車3ナンバーのR33型が登場。ボディの大型化でR32に比べて居住性が向上した分、車両重量も増え、ドアも大きくなったことから、評価は芳しくなく、R33型の発表と同時に生産が終了していたR32型の在庫に注文が殺到したという逸話があります。エンジンは2.5L RB25DET型、RB25DE型、2.0L RB20E型の3タイプです。
「GTS25tタイプGリミテッド」「GTS25tタイプM ニスモ」「GTS25タイプG エアロ」「GTSタイプG エアロ」「GTSタイプXリミテッド」「GTS25タイプXリミテッド」「GT-R オーテックバージョン 40thアニバーサリー」など数多くの特別仕様車が販売されましたが、1998年5月、10代目と入れ替わりで販売が終了しています。

スカイライン 10代目 R34型/1998年~2002年

1998年5月、ボディ剛性を向上させたR34型が登場。2.5L2WDモデルにはマニュアルモード付AT、クーペとセダンのターボモデル、2.0Lモデル、四輪駆動モデルにMTが設定されました。1999年1月にはR34型GT-Rを発売。ドイツのゲトラグ社と共同開発された6速MTにブレンボ製のブレーキを標準装備し、究極の進化を遂げています。2001年にはGT-Rを除くグレードの生産が終了し、翌2002年には平成12年の排出ガス規制の非適合車種につき、8月でGT-Rも生産を終了しています。GT-Rの最終特別限定車「M・spec Nür」「V・spec II Nür」を合計1,000台生産し、発表と共に即日予約完売し、第二世代GT-Rの有終の美を飾りました。

スカイライン 11代目 V35型/2001年~2007年

2001年、R34の発売から3年という短いサイクルでV35が登場。全体的にデザインが刷新され、「新世代のスカイライン」を表現しましたが、おとなしすぎるスタイリングがこれまでのスカイラインファンを遠ざける結果となり、販売が低迷してしまいます。2003年にはスカイラインクーペを追加しましたが、後輪駆動でエンジンはVQ35DE型エンジンのみ。同年10月に70周年記念特別仕様車第2弾の「70th-II」、2004年7月にセダンの「NAVIエディション」。2005年4月にセダンの「リミテッドレザー」、2006年にセダンの「スタイリッシュシルバーレザー」などの特別仕様車が販売されました。2006年にはV36型の発売により、販売が終了しています。

スカイライン 12代目 V36/J50型/2006年~2016年

2006年11月、V36型が発売されました。後輪駆動と四輪駆動が設定され、エンジンはVQエンジンが搭載されています。インフィニティのデザインモチーフや歴代のスカイラインのモチーフをあしらい、フーガを連想させるフロントデザインになっています。スポーツグレードの350GT Type SP、350GT Type Sでは専用のスポーツバンパーとグリルが採用されています。
2009年7月にはスカイライン史上初となるSUV、スカイラインクロスオーバーが追加されます。エンジンはV6 3,700cc VQ37VHR型エンジンを搭載。2013年にV37型が発売されても並行して販売が継続されていましたが、V37型2.0Lターボ車の登場と共に販売を終了しています。

スカイライン 13代目 V37型/2013年~2026年

2013年11月、13代目V37型が発表され、翌2014年2月に発売しました。スカイライン初のハイブリッドモデルが設定されています。V37型はインフィニティの開発によって得た技術やデザインによるモデルのため、V37型スカイラインにはインフィニティのバッジがつけられ、富裕層をターゲットにしています。2014年には直列4気筒2.0L DOHC16バルブ・インタークーラーターボエンジンを搭載した200GT-tが追加されました。
2019年7月にビッグマイナーチェンジが施され、インフィニティのエンブレムから日産ブランドのエンブレムへ戻り、伝統の丸型4灯テールランプも復活しました。高速道路の同一車線内でハンズオフ走行を可能にしたプロパイロット2.0を搭載したほか、3.0L V6ツインターボで405psを発揮する400Rも追加されています。
その後、ハイブリッドモデルは2022年に販売を終了し、2023年には420psのスカイラインNISMO、2025年には集大成となる400R Limitedが登場。2026年4月に生産を終了し、約12年にわたる歴史に幕を下ろしました。

スカイラインのモデルチェンジ遍歴
スカイラインのモデル 販売年表
初代 L型/20系 1957年~1963年
2代目 S5型 1963年~1968年
3代目 C10型 1968年~1972年
4代目 C110型 1972年~1977年
5代目 C210型 1977年~1981年
6代目 R30型 1981年~1990年
7代目 R31型 セダン/HT1985年~1989年
クーペ/1986年~1989年
ワゴン/1986年~1990年
8代目 R32型 1989年~1994年
9代目 R33型 1993年~1998年
10代目 R34型 1998年~2002年
11代目 V35型 2001年~2007年
12代目 V36/J50型 2006年~2016年
クロスオーバー/2009年~2016年
13代目 V37型 2013年~2026年
14代目 2026年12月発表予定

スカイラインの写真

  • スカイラインGTのエクステリア
  • スカイラインGTのフロントマスク
  • スカイラインGTのサイドビュー
  • スカイラインGTのリヤエンド
  • スカイラインGTのリヤのエクステリア
  • スカイラインのフロントビュースカイライン
  • 左斜め前から見たスカイラインスカイライン
  • スカイラインのサイドビュースカイライン
  • スカイラインのリヤビュースカイライン