三菱のピックアップトラック「トライトン(L200)」が2023年7月26日フルモデルチェンジ 2024年2月15日に日本市場でも販売開始
2011年まで日本で販売されていたトライトン(L200)が2023年7月26日フルモデルチェンジ。三菱の公式サイトでもトライトンが発表され「新型となるピックアップトラックを登場させる」ことを実現しました。
世界150か国に順次展開する世界戦略車の新型ピックアップトラック「トライトン(L200)」の歴史やエクステリア・インテリア・スペックなどを解説。
トライトンの販売が好調 先行予約では月間販売計画の6倍にあたる約1,300台を受注
トライトンが2024年2月15日に日本発売開始。
三菱はトライトンの先行受注から発売までの間の受注状況を公開、200台の月間販売計画の6倍以上にあたる、約1,300台の受注を発表。
トライトンの注文状況のグレード・ボディカラーの構成比も同時に発表され、上級グレードのGSRを選択するユーザーが88%、エントリーグレードのGLSを選択するユーザーが12%だったことから、約9割のユーザーが標準装備が充実したGSRを選択しているのがわかります。
ボディカラーはホワイトダイヤモンドが32%、イメージカラーにもなっているヤマブキオレンジメタリックが27%、グラファイトグレーメタリックが20%に。
ホワイト系は不動の人気ですが、グレーよりもオレンジが人気のボディカラーになるあたりも、アクティブなトライトンのキャラクターが反映されているのかもしれません。
トライトンの日本導入が決定 2023年7月26日の6代目トライトンのモデルチェンジに合わせ2024年2月15日投入
2024年2月15日、約12年振りに日本市場復活を果たした6代目トライトン
三菱ピックアップトラックのトライトンが2024年2月15日に日本市場へ投入。
東南アジアを中心に販売中のトライトンですが、日本市場ではそれまで2006年9月から2011年8月の間のみ販売していました。2023年タイで開催したバンコクモーターショーで発表したXRTコンセプトがベースになり、市販モデルは2023年7月26日タイで世界初公開、2023年7月10日には特設サイトも公開していました。2024年にトライトンが日本市場で約12年振りの復活。
- 三菱 トライトン AXCR2023 ラリーカー
- 三菱 トライトン AXCR2023 ラリーカー
- 三菱 トライトン AXCR2023 ラリーカー
- 三菱 トライトン AXCR2023 ラリーカー
- 三菱 トライトン AXCR2023 ラリーカー
- 三菱 トライトン プロトタイプ
- 三菱 トライトン プロトタイプ
- 三菱 トライトン プロトタイプ
- 三菱 トライトン プロトタイプ
- 三菱 トライトン プロトタイプ
6代目トライトンの特徴は野生を彷彿とさせるBEAST MODE(ビースト モード、勇猛果敢)をコンセプトとするエクステリアで、堅牢なラダーフレームに4気筒の2.4Lクリーンディーゼルターボエンジン(4N16)を搭載、最高出力204ps・最大トルク470Nmを発揮します。
全長 | 5,360mm |
---|---|
全幅 | 1,930mm |
全高 | 1,815mm |
ホイールベース | 3,130mm |
室内長 | 1,770mm |
室内幅 | 1,540mm |
室内高 | 1,175mm |
最低地上高 | 220mm |
最小回転半径 | 6.2m |
車両重量 | 2,140kg |
パワートレイン | 2.4L直列4気筒ディーゼルターボ(4N16型) |
最高出力 | 150kW(204ps)/3,500rpm |
最大トルク | 470Nm(47.9kgm)/1,500-2,750rpm |
使用燃料 | 軽油 |
WLTCモード燃費 | 11.3km/L |
乗車定員 | 5名 |
5代目トライトンに採用した流線形のシャープなダイナミックシールドを、6代目では力強さやタフさを強調する直線基調の精悍なイメージに刷新。
猛禽類のような3眼ヘッドライトと存在感のあるピックアップトラックに進化しています。
トライトンの純正アルミホイールは、その他の車種にありがちなグレードの違いによるアルミホイールの大きさやデザインの違いはなく同一。
GLS・GSRどちらのグレードも18インチアルミホイールを装備しますが、ホイールカラーがGLSはグレーメタリックを、GSRはブラックを採用します。GSRはホイールアーチモールも樹脂ではなく艶のあるブラックを採用することでより精悍なイメージになっています。
トライトンの純正18インチアルミホイールはGSRグレードのブラックとGLSのグレーメタリックの2種類を設定
日本で販売するピックアップトラックはトヨタのハイラックスのみで、リセールの高さやピックアップトラックならではの積載性、牽引能力の高さなど、レジャー目的でも人気です。
トライトンはハイラックスクラスのサイズ感・性能なので、ベストセラーモデルになるポテンシャルを持っています。
日本で販売するトライトンの価格はベースグレードのGLSが4,980,800円、上位グレードのGSRが5,401,000円。
グレード | 値段 |
---|---|
GLS | 4,980,800円~ |
GSR | 5,401,000円~ |
6代目トライトンのボディカラーは4色設定 1番人気はホワイトダイヤモンド
トライトンのボディカラーは4色設定されていて、アウトドアやオフロード走行などアクティブな趣味のイメージに合うヤマブキオレンジがイメージカラーになっています。
また先行受注ではトライトンを購入するユーザーの33%がホワイトダイヤモンドを選んでるととのことから、よりサイズが大きく見えるホワイト系カラーの根強い人気がうかがえます。
6代目トライトンのボディカラー一覧
- ホワイトダイヤモンド(77,000円高)
- グラファイトグレーメタリック
- ジェットブラックマイカ
- ヤマブキオレンジメタリック(55,000円高)
- 6代目トライトン ホワイトダイヤモンド(77,000円高)
- 6代目トライトン グラファイトグレーメタリック
- 6代目トライトン ジェットブラックマイカ
- 6代目トライトン ヤマブキオレンジメタリック(55,000円高)
ピックアップトラックのトライトンとは思えない豪華なインテリアも魅力
トライトンのインテリアは高級感のあるブラックカラー
6代目トライトンはダブルキャブという4ドアタイプのピックアップトラックなので、普段使いの乗用車としても便利に使えるのが特徴です。
ピックアップトラックと言えば仕事で使う車が思い浮かぶかもしれませんが、トライトンのインテリアは普段使いでも違和感のない、高級感溢れる空間になっています。
物理操作が多めで使いやすいトライトンのコントロールスイッチ
サーフィンやスキーなど外で趣味を楽しむユーザーが嬉しいのは大きめの物理ボタン。
タッチパネルでエアコンなどを操作する車種が増えるなか、グローブを履いたままでも操作できるコントロールシステムは嬉しいポイントです。
また運転中も視線を外さずに操作できる物理ボタンは嬉しいポイントです。
トライトンのシートはGLSがファブリックシート、GSRが座面の一部に本革と側面・背面・ヘッドレストには合成皮革を使用したオレンジステッチ付きレザーシートを採用。
どちらのシートもハードな走行でも体を保持する設計のため、長時間の運転も疲れにくい仕様になっています。
海外で販売するトライトンや日本発売前に噂されたトライトンの情報まとめ
6代目トライトン(L200)が2024年2月15日に日本で発売されましたが、日本発売前に噂されたトライトンの情報や海外で販売しているトライトンの情報などをまとめています。
世界各国で販売するトライトンは日本未発売の魅力的な特別仕様車も設定しています。
トライトン特別仕様車「ナイト」がマレーシアで120台限定販売
ホワイトダイヤモンドのボディカラーがマッチする新型トライトンナイト
トライトンナイト専用アクセサリーをエクステリア・インテリアに設定
三菱マレーシアがピックアップトラックのトライトンに特別仕様車ナイトを設定、120台限定で販売を開始しました。トライトンナイトのベース車両はアドベンチャーXで、ホワイトダイヤモンドのボディカラーに専用装備を内外装に取り入れた躍動感のある特別仕様車です。
トライトンナイトの販売価格は137,900リンギットで日本円で約3,601,000円です。日本導入のアナウンスがないこと、限定120台のみ販売することから、希少性の高いモデルになることは間違いないでしょう。
タイ市場でトライトンの特別仕様車「トライトンアスリート」が発売!
トライトンアスリートのエクステリア
2019年11月19日、三菱はトライトンの特別仕様車「トライトンアスリート」をタイ市場で発売しました。価格は103.5万バーツから114.6万バーツ。トライトンアスリートは11月29日よりバンコクで開幕する「タイランド・インターナショナル・モーターエキスポ2019」に出展されます。
トライトンアスリートの車体色は3タイプを用意
トライトンアスリートのパワートレインは2.4Lのディーゼルエンジンで、181馬力を発揮。ボディカラーは「サンフレアオレンジ」「ホワイトダイアモンド」「ジェットブラックマイカ」の3種類で、サンフレアオレンジとホワイトダイアモンドはブラックルーフを装着します。ダイナミックシールドを装着したアグレッシブなフロントマスクが印象的です。
トライトンアスリートのインテリア
インテリアには質感の高いトリムを採用。操作性に優れたスポーティーなコックピットは乗り込む度にドライバーの気持ちを昂らせます。
新型L200の欧州第一便が到着!現地での発売時期は2019年秋を予定
新世代ダイナミックシールドを採用したフロントマスクが目をひく新型L200のエクステリア
三菱の欧州部門が、ピックアップトラックの三菱新型L200の欧州第一便が到着したことを公表しました。現地における発売時期は2019年秋ごろを予定しています。
「Rock Solid」というテーマのもと、エクステリアデザインにおいては新世代のダイナミックシールドを採用。厚みのあるボンネットフードでランプを高くレイアウトし、力強さを表現しています。エンジンは2.2Lクリーンディーゼルエンジン、トランスミッションは6速オートマチックです。
新型L200は先進運転支援システム(ADAS)を採用しハイレベルな安全性能を誇る
先進運転支援システム(ADAS)や独自の4WDシステムを搭載するなど「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」を目指した新型L200。
先進運転支援システム(ADAS)には「衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)」「後側方車両検知警報システム(BSW/LCA)」「後退時車両検知警報システム(RCTA)」「誤発進抑制機能(UMS)」などが含まれており、全方位における予防安全性能アップを実現。走行中から駐車時まで安心してドライブが楽しめます。
4WDシステムは「スーパーセレクト4WD」と「イージーセレクト4WD」の2タイプがラインナップします。「ヒルディセントコントロール」搭載で、傾斜のきつい坂道でのスムーズな走行が可能です。
トライトン(L200)スペシャルモデル「トライトン アブソルート」をバンコクモーターショー2019に出展 コンセプトは「Build-up Robustness」
三菱のピックアップトラック「トライトン アブソルート(欧州はL200)」がバンコクモーターショー2019で初公開
三菱が販売する海外専売ピックアップトラックのトライトンが2019年3月25日(月)から4月7日(日)までタイで行われるバンコクモーターショーに初出展します。2018年11月にモデルチェンジを行ったトライトンはダイナミックシールドを大胆に使ったエクステリアが話題になり、日本でも販売して欲しいという声が上がっています。
バンコクモーターショー2019で発表されるトライトンのスペシャルモデルは「トライトン アブソルート」という名前でBuild-up Robustnessをコンセプトに添えた、力強さと耐久性を体現したモデルになるということで国内外からも注目されています。
日本国内で導入するというアナウンスは無いため、トライトンのスペシャルモデルも海外専売車になる可能性が高いでしょう。
新型ピックアップトラック「トライトン」が2018年11月9日に世界初公開(ワールドプレミア)
三菱の世界戦略ピックアップトラック「トライトン(L200)」がフルモデルチェンジ 日本導入は未定だが旧型トライトンと同じく限定的に輸入販売されることも考えられる
新型トライトンはシンプルで親しみやすい内装
三菱のピックアップトラック「トライトン」がフルモデルチェンジして2018年11月9日に世界初公開(ワールドプレミア)されました。トライトンは150か国以上の国で販売され、累計生産台数は約470万台の大ベストセラーカーです。6代目となるフルモデルチェンジも世界中から注目されました。
また新型トライトンが日本に導入されるかどうかですが、公式発表はされていないため確実に導入されるとは言えません。しかし、トヨタが2017年に導入したピックアップトラックのハイラックスが成功していることから、日本でもトライトンを導入する可能性も捨てきれません。
新型トライトンは208年11月17日からタイで販売され、その後アセアン、オセアニア、中東、欧州、アフリカ、中南米など150か国で順次販売を開始するとしていますが、この中に日本が入っていることは明言さえていません。旧型トライトンは限定600台のみ日本に輸入されていたことから、今後日本導入について触れられることも考えられるため、期待して待ちましょう。
トライトン(L200)の40周年記念の発表に合わせてフルモデルチェンジ
6代目へフルモデルチェンジするピックアップトラック「トライトン」のエクステリア
新型発表の前に海外サイトで公開されていた新型トライトンの予想エクステリア
三菱のピックアップトラックの歴史は1トンピックアップのL200から始まり日本ではフォルテとして販売されていました。2代目・3代目のL200は日本ではストラーダに名前を変え、4代目からはトライトンという名称に変更されています。
現在5代目を迎えるL200は誕生から40周年を迎える日本を代表するピックアップトラックと言えるでしょう。
三菱はL200が誕生してから40周年を祝うとともにトライトンのフルモデルチェンジを発表し、日本導入も示唆しています。
トライトン(L200)の日本導入は現実的なのか トヨタのハイラックスが成功していることから日本導入の可能性も考えられる
日本ではあまり馴染みのないピックアップトラックですが、東南アジアや北米などではポピュラーなボディタイプになっています。日本でもトライトンが最後のピックアップトラックとして2011年まで販売していました。
2017年にはトヨタがピックアップトラックのハイラックスを日本で復活したことで注目を浴び、2018に入っても販売数も好調をキープしています。
2018年現在のピックアップトラックのラインナップはトヨタのハイラックスのみで十分勝算が見込めるため、フルモデルチェンジした新型トライトンの日本導入の可能性もあると考えます。
トライトンは三菱4WDの歴史の先駆者で車種別世界販売台数でも2位になっている三菱の重要な世界戦略車
ダカールラリーで輝かしい記録を持つランサーエボリューションシリーズやクロカンの代名詞とも言えるパジェロなど、「三菱と言えば4WD」と答える方も多いかもしれません。
その礎になったのがトライトンで、三菱がラインナップする4WDモデルの先駆者として重要な役割を果たしました。
日本ではトライトンという車名にピンッと来る方は少ないかもしれませんが、タイなどの東南アジア・北米・アフリカ地域を含む約150か国で販売され、40年間の累計生産台数は約470万台を達成しています。
三菱の販売する車種全体の比率は約15%を占め、2017年の車種別ではアウトランダーの109,000台に次ぐ76,000台を販売し2位になっている三菱を支える世界戦略車です。
全長 | 5,030mm |
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全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,780mm |
室内長 | 1,835mm |
室内幅 | 1,445mm |
室内高 | 1,190mm |
ホイールベース | 3,000mm |
車両重量 | 1,850kg |
最低地上高 | 205mm |
最小回転半径 | 5.9m |
総排気量 | 3,496cc |
最大出力 | 137kW(186ps)/4,750rpm |
最大トルク | 303Nm(30.9kgm)/3,750rpm |
使用燃料 | レギュラーガソリン |
乗車定員 | 5名 |
駆動 | パートタイム4WD |
燃費 | 12.8km/L |
販売価格 | 2,980,000円~ |
世界戦略車トライトンのモデルチェンジ遍歴
トライトンは三菱が販売するピックアップトラックで、世界戦略車として位置づけられています。生産はタイで行われ、北米を除く全世界に展開されています。日本では2011年に一度終売をしていますが、2024年2月、約12年ぶりに再投入されます。
トライトン 初代 KB9T(4代目L200)/2005年~2014年
2005年8月、タイで販売を開始しました。
2006年9月、日本での販売を開始。V型6気筒ガソリン仕様ダブルキャブの4速ATのみで、ボディカラーはブラックマイカ、クールシルバーメタリック、ミディアムブルーマイカのカラバリで、1ナンバーの貨物登録でした。2007年12月にはボディカラーの変更があり、レッドメタリックが新設され、ミディアムブルーマイカが廃止になりました。
2009年2月にマイナーチェンジで2DINサイズのナビゲーションがインストルメントパネル中央に収まるスペースを設けました。
2010年4月、マイナーチェンジでフロント周辺やアルミホイール、サイドステップのデザインが変更になりました。インテリアは落ち着いた印象に、エクステリアは力強くてスタイリッシュな印象になりました。
トライトン 2代目(5代目L200)/2014年~2023年
2014年11月、フルモデルチェンジで2代目に。2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンと2.4Lガソリンエンジン、2.4Lのクリーンディーゼルの用意がありました。しかしながら、日本への導入が見送られることになりました。
2018年11月にはマイナーチェンジを実施し、ダイナミックシールドデザインを採用。安全性能も強化され、タイをはじめ、約150ヵ国で展開されることとなります。
トライトン 3代目 LC2T型(6代目L200)/2023年~
2023年7月、フルモデルチェンジで3代目となり、タイで販売を開始しました。今後グローバル展開をすることが発表されました。10月、2代目導入が見送られた日本でも、約12ぶりに導入が正式に決まり、2024年2月に販売が開始されます。標準仕様の「GLS」、上級仕様の「GSR」が設定されます。
トライトンのモデル | 販売遍歴 |
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初代 KB9T型(4代目L200) | 2005年~2014年 |
2代目(5代目L200) | 2014年~2023年 |
3代目 LC2T型(6代目L200) | 2023年~ |
モデルチェンジした新型ピックアップトラック「6代目トライトン(L200)」が登場
かつてピックアップトラックは日本でも販売されていましたが、RVブームやセダンブームにより販売台数を落とし2011年には消滅しました。しかし2017年にハイラックが復活したことで、ピックアップトラックが注目されるようになりました。
三菱のトライトンが6代目のモデルチェンジに合わせて復活、国内ではトヨタのハイラックスに次ぐ2番目のピックアップトラックとなり、ユーザーは選択肢も増えることになります。
実用性が高く海外では人気のピックアップトラックなので日本でもブームが起こるかもしれません。