ジムニーの歴代モデル

ジムニーの歴史を初代から現行4代目まで解説!歴代モデルのスペック一覧

歴代ジムニーの型式・スペック・販売年代を一覧で比較。初代の幌ボディから現行4代目の安全装備まで、モデル選びに役立つ情報を世代別にまとめました。

ジムニーの歴史を初代から現行4代目まで解説!歴代モデルのスペック一覧

ジムニーの歴史は1970年から始まった!スズキの伝説的SUVの歩み

ジムニーはスズキが1970年から販売する軽自動車の本格4WDで、初代から半世紀以上を経た現在も4代目として販売が続く、世界的に知られるロングセラーモデルです。

2018年7月5日に約20年ぶりのフルモデルチェンジで4代目(JB64型)が誕生し、その後も改良を重ねながら進化を続けています。ここではジムニーの世代ごとの特徴・スペック・販売期間を初代から現行モデルまで詳しく紹介します。

ジムニーとは?ラダーフレームを採用したスズキの本格軽SUV

ジムニーは1970年から続く軽自動車の本格クロスカントリー4WDです。最大の特徴はラダーフレーム(はしご型フレーム)の採用で、路面からの衝撃や激しいねじれに対して高い強度を発揮します。雪道・砂利道・岩場といった悪路でも高い走破性を誇り、オフロード競技でも活躍しています。

オフロード仕様のジムニージムニーはリフトアップしたオフロード仕様のカスタムも人気

街乗りでもリフトアップやオフロードタイヤなどのカスタムを楽しむユーザーが多く、独自のカスタム文化が根付いています。軽自動車規格のため維持費が抑えられ、セカンドカーとしての需要も高い1台です。

税金面では自動車税が年10,800円、重量税が6,600円(定期)、自賠責保険は24ヶ月で25,070円(※金額は変更になる場合があります)と、普通車と比べて維持コストが大幅に抑えられます。

内装はモデルチェンジのたびに充実しており、3代目最終型では電動格納ドアミラー・パワーウィンドウ・マニュアルエアコンなどが標準装備されていました。特別仕様車のランドベンチャーには、撥水・温度調整機能付きシートも装備されています。

ホイールはデイトナのスタイリッシュなデザインからレイズの本格オフロード系まで、各メーカーからジムニー専用品が豊富にラインナップされています。

初代(LJ10・LJ20・SJ10型)1970〜1981年:幌ボディとコンパクトな車体が特徴

初代ジムニーは1970年から1981年まで販売された軽自動車で、排気量360ccおよび550cc規格の時代に対応したモデルです。幌ボディのグレードが設定されるなど、現代のジムニーとは一線を画した無骨な個性が魅力でした。

LJ10型(1970〜1972年):空冷エンジン搭載の初代

  • LJ10型ジムニーのエクステリア1970年に発売した初代LJ10型ジムニー
  • 初代ジムニー 1970年初代ジムニー 1970年
  • 初代ジムニー 1970年初代ジムニー 1970年
  • 初代ジムニー 1970年初代ジムニー 1970年
  • 初代ジムニー 1970年初代ジムニー 1970年
  • 初代ジムニー 1970年初代ジムニー 1970年
  • 初代ジムニー 1970年初代ジムニー 1970年

1970年に発売されたLJ10型は、空冷式直列2気筒・359ccエンジンを搭載。サスペンションにはトラックなどにも使われるリーフリジッドを採用し、本格的な悪路走破性を備えていました。トランスミッションは4速マニュアルです。

LJ10ジムニーのスペック
全長 2,995mm
全幅 1,295mm
全高 1,670mm
ホイールベース 1,930mm
車両重量 600kg
エンジン 空冷直列2気筒
排気量 359cc

LJ20型(1972〜1976年):エンジンが水冷化、バンモデルも追加

LJ20型のジムニーエンジンが水冷式に変わったLJ20型

LJ20型ジムニーバンLJ20型で初めて追加されたバンモデル

1972年のマイナーチェンジでLJ20型へ移行。エンジンが空冷式から水冷式に変わり、信頼性が向上しました。幌トップのみだったボディにバンモデルが追加され快適性が増したほか、リヤウインカーがオレンジ色に変更(それまでブレーキランプと同色の赤)されるなど安全面の改良も行われています。

LJ20ジムニーのスペック
全長 2,995mm
全幅 1,295mm
全高 1,670mm(バンモデル:1,615mm)
ホイールベース 1,930mm
車両重量 625kg(バンモデル:660kg)
エンジン 水冷直列2気筒
排気量 359cc

SJ10型(1976〜1981年):軽自動車規格改正で排気量アップ、「ジムニー55」の愛称

SJ10型ジムニーのエクステリアジムニー55の愛称で呼ばれていたSJ10型

1976年の軽自動車規格改正に合わせ、エンジンをLJ50型の水冷直列3気筒・539ccにスワップ。排気量の数字から「ジムニー55」の愛称で親しまれたモデルです。ボディも若干大型化され、より力強い走りを実現しました。

SJ10ジムニーのスペック
全長 3,170mm
全幅 1,395mm
全高 1,845mm
ホイールベース 1,930mm
車両重量 675kg
エンジン 水冷直列3気筒
排気量 539cc

2代目(SJ30・JA71・JA11・JA12/JA22型)1981〜1998年:4サイクルエンジン化とAT採用

2代目ジムニーは1981年から1998年まで販売された世代で、排気量550ccと660ccの規格に対応したモデルが並びます。ジムニー最後の2サイクルエンジンを積むSJ30型から、4サイクルターボへの移行、さらにオートマチック採用まで、走りの進化が著しかった世代です。

SJ30型(1981〜1987年):ジムニー最後の2サイクルエンジン搭載

SJ30型ジムニーのエクステリアジムニー最後の2サイクルエンジンであるSJ30型

1981年のフルモデルチェンジで誕生した2代目の初期型。ボディが四角いフォルムに一新され、ホイールベースが2,030mmへ拡大。エンジンはLJ50型の2サイクル3気筒を引き続き搭載しており、これがジムニーにおける2サイクルエンジン最後のモデルとなりました。

SJ30ジムニーのスペック
全長 3,195mm
全幅 1,395mm
全高 1,710mm
ホイールベース 2,030mm
車両重量 690kg
エンジン 水冷直列3気筒(2サイクル)
排気量 539cc

JA71型(1984〜1990年):初の4サイクルターボエンジン搭載、5速MTへ

JA71型ジムニーのエクステリア初めて4サイクルエンジンが搭載されたJA71型

ジムニー初の4サイクルエンジン搭載モデルで、インタークーラー付きターボも装備。トランスミッションが5速マニュアルに進化し高速走行での快適性が向上、最高出力はインタークーラー付きで52PSを達成しました。1988〜1990年ごろの後期型(3型・4型)では、走行速度90km/hで警告音が鳴る速度警告装置も追加されています。

JA71ジムニーのスペック
全長 3,195mm
全幅 1,395mm
全高 1,670mm
ホイールベース 2,030mm
車両重量 780kg
エンジン 水冷直列3気筒ターボ
排気量 543cc

JA11型(1990〜1995年):660cc化とオートマチック初採用

JA11型ジムニーのエクステリアオートマ車が初採用されたJA11型

現行の軽自動車規格(660cc)に合わせて設計されたモデルで、排気量が660ccにアップしボディも拡大。さらにジムニー初のオートマチックトランスミッション(3速AT)が採用され、より幅広いユーザーが運転しやすくなりました。

JA11ジムニーのスペック
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,670mm
ホイールベース 2,030mm
車両重量 820kg
エンジン 水冷直列3気筒ターボ
排気量 657cc

JA12・JA22型(1995〜1998年):3リンクコイルリジッド採用で乗用車化が進む

JA22型ジムニーのエクステリア3リンクコイルリジットが初採用されたJA22型

サスペンションがリーフリジッドから3リンクコイルリジッドへ刷新され、乗り心地と走破性が大幅に向上しました。JA22型では3代目にも受け継がれるK6Aエンジンが初搭載。全車ドアミラー化やパワーステアリングの採用など快適装備も充実し、現代のジムニーの原型ともいえるモデルです。

JA12・JA22ジムニーのスペック
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,670mm
ホイールベース 2,030mm
車両重量 890kg
エンジン 水冷直列3気筒ターボ
排気量 657cc

3代目(JB23型)1998〜2018年:20年間続いたロングセラーモデル

JB23型ジムニーのエクステリア20年間販売が継続したJB23型

1998年に登場したJB23型は、2018年のフルモデルチェンジまで実に20年間販売されたロングライフモデルです。5ナンバーの乗用ワゴンに統一され、幌やバンモデルは廃止。ラダーフレームと3リンクリジッドアクスルはそのまま継承し、グレードは「XG」と「XC」の2本立てに整理されました。

発売後も細かな改良が繰り返され、1型から10型(2014年)まで進化が続きました。

JB23ジムニー改良点年表
型式 発売日 変更点
2型 1999年10月 エアバッグ、ABSを全車標準装備
3型 2000年4月 キーレスエントリーが1ボタン式になる
4型 2002年1月 エンジン改良、インタークーラー大型化
5型 2004年10月 トランスファー型式変更、インパネデザイン変更
6型 2005年10月 マニュアルのレベライザーなどが装備された
7型 2008年6月 シリンダーヘッドの改良、低中回転トルクの改善
8型 2010年9月 OBD2ポートの追加、シート表皮変更など
9型 2012年5月 エンジンフードの高さや構造変更
10型 2014年8月 メーターやシート表皮デザインの変更
JB23ジムニーのスペック
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,680mm
ホイールベース 2,250mm
車両重量 970kg
エンジン 水冷直列3気筒ターボ(K6A)
排気量 658cc

4代目(JB64型)2018年〜:原点回帰のスクエアボディと現代の安全装備

4代目ジムニーのエクステリア2018年7月5日にフルモデルチェンジした新型ジムニー(左)とジムニーシエラ(右)

2018年7月5日に約20年ぶりのフルモデルチェンジで4代目JB64型が誕生しました。初代・2代目を思わせる角ばったスクエアボディと丸目ヘッドライトを採用し、「原点回帰」のデザインが世界的な話題を呼びました。ラダーフレームと3リンクリジッドアクスルは引き続き採用し、悪路走破性は一切妥協していません。

エンジンは新開発のR06A型直列3気筒ターボ(658cc)を搭載。グレードはXG・XL・XCの3種類で、上位グレードのXCにはデュアルセンサーブレーキサポートが標準装備されています。

発売以降も複数回の改良が実施されており、2025年10月には5型へとアップデートされました。5型ではアダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線逸脱抑制機能、スズキコネクト対応など安全・快適装備が大幅に充実しています。価格は2024年4月改良(4型)の時点でジムニーが1,654,400円〜2,002,000円となっています(最新価格はスズキ公式サイトでご確認ください)。

JB64ジムニー(4代目)主要スペック
全長 3,550mm
全幅 1,645mm
全高 1,730mm
ホイールベース 2,250mm
エンジン 水冷直列3気筒ターボ(R06A)
排気量 658cc
駆動方式 パートタイム4WD
サスペンション 3リンクリジッドアクスル(前後)

ジムニーは街乗りにも趣味にも使えるオールマイティな軽SUV

ジムニーの歴史

ジムニーは軽自動車でありながら大型SUVに迫るオフロード性能を持ち、1970年の誕生から半世紀以上にわたって国内外で愛されてきた唯一無二の存在です。初代の幌ボディから始まり、エンジンの4サイクル化・オートマ採用・コイルサスペンション化・安全装備の充実と、時代ごとに進化を重ねながら本質的な走破性は変えることなく守り続けています。現行の4代目JB64型は改良を重ねて熟成が進んでおり、安全装備や快適装備の面でも現代のニーズに対応しています。中古車でジムニーを検討する際は、世代ごとの装備や規格の違いを踏まえて選ぶと良いでしょう。