ジムニーの内装

ジムニーの内装でどう変わった?快適装備などを旧型と比較

ジムニーの内装に関する情報。20年振りにフルモデルチェンジが行われて誕生したモデルと旧型(JB23‐10型)の内装の特徴をパーツ毎に紹介。「シート構造」「コックピット周り」「収納スペース」「快適装備」を見比べながら4代目となってどう進化したのかを確認。

ジムニーの内装でどう変わった?快適装備などを旧型と比較

ジムニーは内装も世界のドライバーから支持される魅力的な車

ジムニーの内装

ジムニーは1970年から市販されている、日本を代表する軽のオフローダーです。ジムニーは、スズキを長きにわたって支え続け、日本のみならず、世界各地に「ジムニスト」と呼ばれる愛好家達を誕生させるほどの魅力を持った車です。

そんなジムニーのフルモデルチェンジが20年振りに行われて、待望の4代目モデルが2018年7月5日に誕生しました。

ここでは、旧型モデル(JB23‐10型)の内装を「収納スペース」「コックピット周り」等に分けて、その特徴を紹介していきます。

フルモデルチェンジによって、旧型モデルの内装はどう進化したのかをチェックすれば、ジムニーの内装についてもっと詳しくなれます。

ジムニーのコックピットは運転をもっと楽しくする仕掛けがいっぱい

ジムニーのコックピット従来の使い心地を受け継ぎつつ最新の技術も採用されたコクピット

ジムニーのコックピット表面には、傷や汚れが目立ちにくく日光の反射を抑える処理を施した素材が用いられます。また、旧型モデルよりも積極的に先端のデジタル技術を取り入れた「メータークラスター」や「インフォテインメントシステム」など導入しているのも特徴です。

ジムニーの運転席運転に集中できるインタフェース

それらインタフェースの視認性は高く、「押す・つまむ・握る」の簡単操作によって、室内の温度設定などを運転に集中しながら調整できます。

ジムニーの水平ラインのインパネ水平基調の立体感あるインストルメントパネル

ジムニーは、ステアリングホイールやインストルメントパネル等のパーツを水平ラインに配置させて、立体感も加えることでジムニーらしい力強さをアップさせます。コックピットに水平ラインを設けることで、走行中の平衡感覚はつかみやすくなります。

ジムニーのベルトライン助手席のベルトライン

また、助手席側のフロントドアのベルトラインに段差を設ける室内設定を行うことで、運転中の視界を拡大できます。

ジムニーの運転席からの見晴らし運転席には視界を広くとるための工夫がある

Aピラーを立てたデザインを採用することでも、視界を拡げるジムニーは、旧型モデルよりも死角を少なくして街中走行での運転のしやすさをアップさせます。

ジムニードライブをもっと快適にもっと楽しくする「コックピット周り」を構成するパーツ

ジムニーでのドライブをもっと快適にもっと楽しくしてくれるコックピット周りの「トランスファーレバー」や、「フルオートエアコン」などの特徴を紹介します。

「助手席乗降グリップ」を利用すればウェットな地面であっても室内に乗車しやすくなる

ジムニーの助手席乗降グリップ助手席に乗り込むときに便利な乗降グリップ

ジムニーは、気の合う仲間や家族とオフロード走行を楽しみたくなる車です。「助手席乗降グリップ」は、助手席を利用する方がぬかるんでいる地面で乗り降りする際に役立つアイテムです。

大型サイズの「ドアグリップ」を利用すれば走行中の体の揺れを抑制

ジムニーのドアグリップ揺れる悪路で体を個性する大型ドアグリップ

ジムニーは、旧型よりも走破性が向上し他の車では通行できないデコボコ路面であっても運転を楽しめます。同乗する方達は、その際に持ち手を握りやすい大型サイズの「ドアグリップ」を利用すれば、体の揺れを抑える事ができます。

アイコンがお洒落な「センタースイッチ」は手袋をしたままでも操作可能

ジムニーのセンタースイッチ操作しやすい大きなセンタースイッチ

両サイドにパワーウィンドウスイッチを、中央部にはESP OFFスイッチとヒルディセントコントロールスイッチを配置する「センタースイッチ」は、アイコンがお洒落で手袋をしたままで操作しやすいという特徴を持ちます。

ブロンズメタリック加飾が施される「サイドルーバー」によって室内の重厚感はアップ

ジムニーのサイドルーバーエアコンの風を防ぐサイドルーバー

「サイドルーバー」はエアコンを利用しない際に、通気口をふさぐ役目を果たします。ジムニーのグレードXCが採用するサイドルーバーには、ブロンズメタリック加飾が施されます。その加飾効果によって室内の重厚感はアップします。

ジムニーは本革巻とウレタン素材の2種類の「ステアリングホイール」を用意

ジムニーのステアリングホイール左がウレタンステアリングホイール 右が本革巻ステアリングホイール

2018年7月5日に発売を開始したジムニーは、最上級グレード「XC」では本革巻ステアリングホイールを、グレード「XL」と「XG」ではウレタンステアリンホイールを採用します。

ステアリングホイールには35mm幅で調整可能な「チルトステアリング」機能が備わる

ジムニーのチルトステアリング機能ドライバーの体系に合わせられるチルトステアリング機能

ジムニーが採用するステアリングホイールには、35mm幅で調整可能な「チルトステアリング」機能が備わります。同機能を利用すれば、オーナーは自分が運転しやすいと思う最適なドライビングポジションに設定できます。

グレードXCとXLはデジタルタイプの「フルオートエアコン」をグレードXGでは「マニュアルエアコン」を装備

ジムニーのエアコン左がフルオートエアコン 右がマニュアルエアコン

ジムニーは、旧型モデルでは採用されてはいない「フルオートエアコン」を、グレードXCとXLで標準装備します。一方のグレードXGは、ダイヤルを回して自分で空調を行う「マニュアルエアコン」を標準装備します。

硬質感が魅力的な「立法体メータークラスター」によって運転中の臨場感がアップ

ジムニーのドットディスプレイ左がドットディスプレイ 右がセグメントディスプレイ

スピードメーターとタコメーターの間に、マルチインフォメーションディスプレイを配置する立方体メータークラスター」で、リアルタイムに変化する速度情報などを確認すれば、運転中の臨場感はアップします。

同クラスターでは、グレードXCおよびスズキセーフティサポート装着車は「ドットディスプレイ」を、グレードXLとXGはセグメントディスプレイを採用します。

ジムニーのメータークラスターボディと同じスクエア型のメータークラスター

ジムニーが採用するメータークラスターは、ジムニーのスクエアボディにマッチする立方体を採用し、ヘアライン加工を行って硬質感をアップさせます。

MT車のシフトレバーはスポーティードライブをアシストし、AT車のシフトレバーは変速操作が楽なストレート式を採用

ジムニーのシフトレバー左がMT車のシフトレバー 右がAT車のシフトレバー

ジムニーのMT(マニュアル)車が採用するシフトレバーは、握りやすいサイズのグリップを採用し、シフトブーツの形状はシンプルながらも変速時に起こる振動を抑える事ができる構造を採用します。

一方のAT(オートマ)車のシフトレバーは、変速操作を行いやすいストレートタイプを採用し、インジケーターの視認性を高めて、操作性を向上させます。

「トランスファーレバー」を操作すれば路面状況に応じたジムニードライブを楽しめる

ジムニーのトランスファーレバージムニーの駆動を切り替えるトランスファーレバー

「トランスファーレバー」は、初代ジムニーから伝統的に受け継がれるパートタイム4WDの走行モードを切り替える際に用います。

パートタイム4WDは、前輪と後輪をスズキの特殊技術で直結させて、機械式副変速機等のパーツによって路面状況に応じた走りを実現させます。

パートタイム4WDでは「2H(2WD)」「4H(4WD高速)」「4L(4WD低速)」の3つの走行モードを用意

パートタイム4WDは走行状況に応じた駆動力を実現するために「2H(2WD)」「4H(4WD高速)」「4L(4WD低速)」の3つのモードを用意します。

後輪のみを駆動させて低燃費にも貢献する「2H(2WD)」は、舗装路・市街地・高速道路の走行に向いています。4H(4WD高速)は、車体が埋まりやすい雪道など2輪での走行が困難となるケースで便利です。

4L(4WD低速)は「ぬかるんだ道」「勾配のきつい登り坂」「スタック脱出」など、より大きな駆動力を必要とする状況下で役立ちます。

「クルーズコントロールシステム」のスイッチを押せばアクセルペダルを踏む事なく設定速度が維持

ジムニーのクルーズコントロールシステム長距離移動に便利なクルーズコントロールシステム

スピードメーターの下部エリアに配置される、パネルスイッチを押せば作動する「クルーズコントロールシステム」は、グレードXCに標準装備されます。

同システムを利用すれば、設定した速度(約45km/h~100km/h)が、アクセルペダルを踏むことなく、コンピューター制御によって自動的に維持されます。

ジムニーのフロントシートはスライド機能が充実しリヤシートは左右独立でリクライニング機能が備わる

ジムニーのリヤシートシンプルなダークカラーがジムニーにらしさを感じる

ジムニーの内装色は、旧型モデルと同様にグレードによる違いはなく、汚れにくく性別や年齢を問わずに支持されるブラックやシルバーを基調としたダークカラーを中心として配色します。

ジムニーは「シートフレーム構造を見直し」「クッション性能を最適化」「シート座面とウレタン特性を改良」したシートを採用する事で、旧型モデルよりも長時間乗車していても疲れにくく、優れた乗り心地を実現させます。

フロントシートは、10mm単位の細かなピッチ幅で調整可能で、前後240mmシートスライドさせることが出来ます。シートポジションを自分にとってベストな位置に調整すれば、ジムニーでの運転をもっと楽しめます。

ジムニーのシート表皮左が撥水ファブリック 右がファブリック

ジムニーのグレードXCとXLでは、水汚れが定着しにくい加工を施した撥水ファブファブリックをシート素材に採用し、グレードXGではノーマルタイプのファブリックを採用します。

ジムニーのリクライニング機能左右独立式のリヤリクライングシート

グレード「XC」と「XL」のリヤシートは、左右独立して12段階に角度調整ができるリクライニング機能を搭載します。同機能を利用すれば、後部座席に乗車する方は自分の体に最も負担のかからない姿勢でドライブを楽しめます。

ジムニーの「収納スペース」はスクエアボディのメリットを活かして荷物の出し入がしやすい

ジムニーの収納スペースはスクエアボディの特徴を活かして開口部をワイド設計とするなど、旧型(3代目JB23型)よりも荷物の出し入れがしやすくなっています。

アウトドアユーザーにとって使い勝手の良い高さを備えた「ラゲッジボックス」や、汚れに強い「汚泥タイプラゲッジフロア」を装備して、ジムニーの特徴をさらに際立たせます。

セカンドシートを倒せば拡がる「ラゲッジスペース」は仕事や趣味でも十分に使える広さ

ジムニーのラゲッジスペース便利で楽しいラゲッジスペ-ス

ジムニーの「ラゲッジスペース」はリヤシートを倒せば、352L(グレード:XC、XL)にまで拡張します。

バッグドアを開ければ、現れる開口部はジムニーのスクエアボディの特徴を活かしたワイド設計で荷物の積み下ろし作業を楽にします。完全フルフラット化で収納スペースを隅々まで無駄なく使えるジムニーの収納力は旧型よりもアップしています。

使い勝手を良くするために設置する「ユーティリティナット」「荷室フックナット」「ラゲッジアクセサリーソケット」を上手に使えば、ジムニーはさらに趣味を楽しめて仕事でも便利な車となります。

ジムニーの収納風景ゴルフバックが横に2個積み込める収納力の高さもジムニーの魅力

ゴルフを趣味とする方は、軽自動車ながら9.5インチのゴルフバッグなら横に2個積載できて、さらにボストンバッグも合わせて積める収納力は魅力的です。

リヤシートに加えて、助手席を倒せばさらに拡がるフラットな収納スペースには、脚立などのロングサイズの荷物と一緒に、仕事で使うヘルメットなどの安全工具も積み込めます。

「防汚タイプラゲッジフロア」は室内をクリーンにするだけではなく素材の特徴を活かして荷物の出し入れを楽に

ジムニーの防汚タイプラゲッジフロアアウトドアで汚れても安心の防汚加工

ジムニーのリヤシートを倒せば、荷室エリアの横幅は1,300mmにまで広がり、汚れに強い特殊樹脂を配合する「汚泥タイプラゲッジフロア」が存在感を発揮します。

同アイテムは、汚れに強いだけではなくて摩擦の少ない素材の特徴を活かして、荷物の出し入れを楽にさせます。

「ラゲッジボックス&ツールボックス」が備わる安心感によってジムニーで更なるアクティブドライブを楽しめる

ジムニーのラゲッジボックス小さなボディでも収納力抜群のラゲッジボックス

ジムニーのグレードXCとXLに標準装備される「ラゲッジボックス&ツールボックス」は、釣りやキャンプをする際に汚れやすいブーツや、走行中に車にトラブルが起きた時に用いるジャッキやツール類をまとめて収納できます。

同ボックスが備わる安心感によって、ジムニーでもっとアクティブな場所に出かけたくなる気持ちが後押しされます。

MT車とAT車でデザインの異なる「センターコンソールトレー」はスマホの収納を意識

ジムニーのセンターコンソールトレー左がMT車 右がAT車

ジムニーは、MT車とAT車で「センターコンソールトレー」のデザインに変化を与えます。MT車はボックスタイプのデザインを採用しているのに対して、AT車は傾斜によってアイテムを収納する方法を採用します。どちらのタイプもスマホの収納を意識したデザイン的特徴を持ちます。

ドリングホルダーが2個備わる「センターコンソールボックス」は飲料を余分に保管しておくのに便利

ジムニーのセンターコンソールボックス熱い日に便利なドリンクホイルダーは2個完備

運転席と助手席の間に配置される「センターコンソールボックス」には、500mlサイズのペットボトルを置くことが出来るドリングホルダーが2個備わります。

周辺に自動販売機すら置かれていない、オフロードコースを楽しむ際には、ドリンクホルダーを利用して飲料を余分に保管しておけば、喉の渇きが気になる事はありません

「脱着式後席シートベルト」は利用しない時にはコンパクトに収納できるので荷室を拡げる際に役立つ

ジムニーの脱着式後席シートベルト荷物を出し入れするときはシートベルトを収納すると便利

後席シートベルトは利用しない時にはコンパクトに収納できる、脱着可能なバックル方式を採用します。後席シートベルトを収納すれば、ラゲッジスペースに荷物を積載する際に邪魔になりません

ジムニーは「シートアレンジ」によって車中泊をしやすく・尺のある荷物を積載しやすい車へと変化

ジムニーのシートアレンジ用途に応じてフルフラットや助手席だけフラットにできる

ジムニーは、フロントシートを後部方向に倒せばフルフラットの状態とする事が可能です。足を伸ばしながら車内でくつろげるフルフラットモードは、車中泊にも適しています。

助手席だけを後ろ側に倒してシートアレンジを行えば、運転に邪魔にならないようにして尺のある荷物を車内に積載することが出来ます。

ジムニーは紫外線を大幅に抑える事ができる特殊加工を施したガラスを全面に採用

ジムニーのUV加工ガラスUV加工ガラスで紫外線をカット

ジムニーではUV加工されたガラスで太陽の日差しを軽減することができます。

ジムニーのグレード「XC」と「XL」は、そんな紫外線を大幅にカットするUV加工を施したガラスをフロントなど全面に採用します。全面にUV機能が備わる特殊ガラスが装着されている事で、強い陽ざしの日であっても安心してロングドライブを楽しめます。