新型スーパーキャリイ

スーパーキャリイが2018年5月16日に発売~スズキに新たな軽トラ誕生

スーパーキャリイが2018年5月16日に発売されます。キャリイをベース車として開発された、スズキの新たな軽トラに関する情報を扱います。キャビンが広いなどのエクステリアの特徴や、搭載される予防安全技術「誤発進抑制機能」の作動条件、予想される販売価格についても紹介します。

スーパーキャリイが2018年5月16日に発売~スズキに新たな軽トラ誕生

スズキの新たな軽トラ「スーパーキャリイ」が2018年5月16日に発売

スズキの新たな軽トラ「スーパーキャリイ」が2018年5月16日に発売されました。

日産クリッパーなどにOEM供給される、キャリイをベースとして開発された「スーパーキャリイ」のエクステリアや充実した安全性能について紹介します。

エクステリアの特徴はロングキャビンで荷台長が短い

ベースになったキャリイとスーパーキャリイの比較左がベースになったキャリイ 右がキャビンを延長した新型スーパーキャリイ

2018年5月16日に発売したスズキの新たな軽トラ「スーパーキャリイ」は、キャリイをベースとする車です。キャリイと比較すれば、スーパーキャリイはキャビンをロングサイズ化し、荷台長を短くします。

キャリイKC スーパーキャリイX
キャリイKCとスーパーキャリイXのスペック
全長 3,395mm 3,395mm
全幅 1,475mm 1,475mm
全高 1,765mm 1,885mm
ホイールベース 1,905mm 1,905mm
荷台床面地上高 650mm 650mm
車両重量 680kg~740kg 770kg~820kg
最大積載量 350kg 350kg
乗車定員 2名 2名
燃費 17.0km/L~20.2km/L 15.6km/L~19.0km/L
最小回転半径 3.6m 3.6m
エンジン R06A型水冷直列3気筒 R06A型水冷直列3気筒
総排気量 0.658L 0.658L
最高出力 37kW(50ps)/5,700rpm 37kW(50ps)/5,700rpm
最大トルク 63Nm(6.4ps)/3,500rpm 63Nm(6.4ps)/3,500rpm

スーパーキャリイのスペックは全高・JC08モード燃費・車両重量以外はキャリイと同様になっています。

シートリクライニング・シートスライド機能は軽トラNo.1

新型スーパーキャリイのリクライニング機能シートリクライニングの傾斜は運転席で40°助手席で24°

スーパーキャリイは、体の大きな方が乗車しても窮屈な思いをしないように、シートリクライニング機能を充実させて、運転席では最大40°、助手席では最大24°傾けることが可能です。

新型スーパーキャリイのシートスライド機能シートスライド量は運転席で180mm助手席で100mm

シートスライドもリクライニングと同様に、軽トラックではNo.1の機能性を持ちます。運転席では最大180mm、助手席では最大100mmのスライドが出来ます。

スーパーキャリイでは、シートリクライニング機能とシートスライド機能を組み合わせて、運転中は、体に負担のかからない姿勢で乗車できるよう、休憩中は手足を伸ばしてリラックスして過ごせるように最大限のサポートをします。

シートパックスペースには大切な工具や書類などを収納できる

新型スーパーキャリイのシートバックスペースシートバックスペースは高さ920mm横幅1,235mm長さ250mm

スーパーキャリイの最大の特徴は、荷台スペースを狭めて、室内に大容量のシートバックスペースを設けている事です。

シートバックスペースは、高さは920mmで、横幅は1,235mm、長さは250mmで設定されています。同スペースは、雨で濡れてしまえば、状態が悪くなる工具や、品質が悪くなってしまう野菜などの生鮮食品、取引先のために用意したビジネス書類等を収納するのに適しています。

スーパーキャリイはキャビン下スペースを上手に使える

新型スーパーキャリイのキャビン下スペースキャビン下スペースのフロア長は1,975mm

スーパーキャリイは、荷台底面をキャビン下まで伸ばす設計を採用して荷台フロア長を1,975mmサイズとし、脚立などのロングサイズの荷物に対する積載力を高めます。

キャビン下スペースを上手に使えることには、メリットがあります。

例えば、造園業では、竹ほうきなどの長尺物は、キャビン下を利用して積載し、その上に刈り込んだ木の枝を乗せれば、1台の車にまとめて荷物を載せる事ができます。

荷台底面をキャビン下まで伸ばす設計は、造園業以外にもメリットがある空間活用法です。

スーパーキャリイはスズキの先進の予防安全技術を積極的に採用

スーパーキャリイは、4輪ABSなどのスズキの予防安全技術を積極的に採用します。

同車は、軽トラックで「誤発進抑制機能」と「後方誤発進抑制機能」の両機能を初めて採用し、事故を未然に防げる予防安全性を飛躍させます。運転席と助手席にはSRSエアバックを標準装備し、軽量衝撃吸収ボディTECT[テクト]を採用し、サイドドアビームを左右2本ずつ導入して、衝突時の安全性を高めます。

誤発進抑制機能

誤発進抑制機能は、事故を未然に防いで乗車する人の安全性向上を目指す、スズキの予防安全技術「SUZUKI Safety Support(スズキ セーフティ サポート)」にパッケージングされる安全システムです。

誤発進抑制機能は、停車あるいは約10km/hで前進中、進行方向の約3m以内に障害物があるケースで発動されます。前方にある障害物との衝突の恐れがあれば、警戒音やディスプレイ表示でドライバーに注意喚起する。あるいは、エンジン出力を抑えて、車を止まりやすくします。

後方誤発進抑制機能

後方誤発進抑制機能は、停車あるいは約10km/hでバックしている時に、進行方向の約3m以内に衝突の恐れがある障害物があるケースで作動します。

障害物との衝突を回避するために、警戒音やディスプレイ表示でブレーキ操作を促す、あるいは、エンジン出力を抑えるシステムを発動させます。

もしも、リヤゲートが開いている状態であれば、対象物を認識するために設置されるセンサーが影響を受けてしまうので、後方誤発進抑制機能は正常には作動しません

グレードは「X」と「L」の2種類でボディカラーは5パターンが用意される

スーパーキャリイでは、キーレスエントリーやフォグランプなどの装備を充実させる上級グレード「X」と、エアコンやエアバックなどの基本装備を備える標識グレード「L」の2種類をラインナップします。

ボディカラーは、「ブルーイッシュブラックパール3」「スペリアホワイト」「ノクターンブルーパール」「ガーデニングアクアメタリック」「シルキーシルバーメタリック」の5パターンが用意されます。

スーパーキャリイの価格は974,160円から

スーパーキャリイの販売価格は974,160円~1,339,200円になっています。
キャリイの販売価格帯は722,520円~1,226,880円なので、最低価格から比較するとスーパーキャリイの販売価格はキャリイよりも251,640円高くなっています。

スーパーキャリイは、先進の予防安全技術を採用、シートリクライニング機能の充実、キャビンを拡張するなどの付加価値が加わっているため、お得感があります。

またキャリイのXCグレード以外には誤発進抑制機能と後方誤発進抑制機能を標準装備したため販売価格が上昇しています。

キャリイKXタイプ別の販売価格
タイプ 販売価格(税込み)
2WD・5MT 990,360円~
2WD・3AT 1,072,440円~
2WD・5AGS 1,077,840円~
4WD・5MT 1,139,400円~
4WD・3AT 1,221,480円~
4WD・5AGS 1,226,880円~
キャリイKCタイプ別の販売価格
タイプ 販売価格(税込み)
2WD・5MT 722,520円~
4WD・5MT 871,560円~
4WD・5MT パワステ 909,360円~
2WD・5MT エアコン・パワステ 844,560円~
2WD・3AT エアコン・パワステ 932,040円~
4WD・5MT エアコン・パワステ 993,600円~
4WD・5MT エアコン・パワステ 1,075,680円~
4WD・5AGS エアコン・パワステ 1,081,080円~
スーパーキャリイLタイプ別の販売価格
タイプ 販売価格(税込み)
2WD・5MT 974,160円~
2WD・3AT 1,056,240円~
2WD・5AGS 1,061,640円~
4WD・5MT 1,123,200円~
4WD・3AT 1,205,280円~
4WD・5AGS 1,210,680円~
スーパーキャリイXタイプ別の販売価格
タイプ 販売価格(税込み)
2WD・5MT 722,520円~
2WD・3AT 1,184,760円~
2WD・5AGS 1,190,160円~
高低速2段切り替え式 2WD・5MT 1,251,720円~
4WD・3AT 1,333,800円~
4WD・5AGS 1,339,200円~

スーパーキャリイの登場によって軽トラの市場の流れは変化する

2017年度の軽トラ新車販売台数の第1位は、ダイハツのハイゼットカーゴです。スーパーキャリイのベース車であるキャリイは第2位です。

キャリイよりも安全性が向上し、シートリクライニング機能が充実し、キャビンが拡げられる「スーパーキャリイ」は、軽トラ市場で一定以上のニーズを集めることが予想されます。キャリイとスーパーキャリイの販売台数を合わせた数は、ハイゼットカーゴを上まわる可能性が高いです。

2018年5月16日に発売されたスーパーキャリイの登場によって、軽トラックには、運搬能力だけではなく、安全性や快適性も求められるような流れへと変化していきます。