ジムニーの派生モデル

ジムニーの5ドア ジムニーノマドが世界初公開 ピックアップトラックのレンダリングも次々登場

ジムニーのピックアップトラックや5ドアのジムニーノマド、コンバーチモデルのレンダリングをジムニーの販売に伴いデジタルアーティストのX-TomiDesignが公開。過去にピックアップトラックやオープンモデルを販売していたジムニーだが果たして復活の可能性はある?

ジムニーの5ドア ジムニーノマドが世界初公開 ピックアップトラックのレンダリングも次々登場

スズキ・ジムニーのピックアップトラックや5ドアのジムニーノマドが登場

2018年7月より発売された4代目スズキ・ジムニー。標準仕様は高い人気を得ていますが、ピックアップモデルやオープンタイプの派生モデルの販売も期待されています。

そんな中、多くの車種のレンダリングを作成しているハンガリーのデジタルアーティストX-TomiDesignが、ジムニーのピックアップトラックや4ドア、コンバーチブルなどのレンダリングを作成し公開しています。公開されたこれらのレンダリング画像は、ジムニーファンはもちろん世界中のオフローダーから注目されています。

今後の発売が期待されるジムニーの派生モデルについて、X-TomiDesignが理想のジムニーを形にした数々のレンダリングやスズキが公式発表した内容を参考に考察します。

ジムニーシエラ5ドアをマルチ・スズキ・インディア社が世界初公開

2023年に公開した5ドアジムニーとフロンクスインドで行われたオートエキスポ2023で世界初公開した5ドアジムニーとコンパクトSUVのフロンクス

ジムニーシエラ5ドアが遂にワールドプレミア。
発表したのはインド市場で発売する車が展示されるオートエキスポ2023で、同時に全長3,995mmのコンパクトクラスSUVのフロンクスもデビューしました。

ジムニー5ドアのサイズは全長3,985mm×全幅1,645mm×全高1,720mm、ホイールベースは2,590mmで、日本でも発売するジムニーシエラのロングバージョンです。

パワートレインも日本市場で発売しているジムニーシエラに搭載する1.5LのK15B型を搭載、トランスミッションは4ATと5MTが用意され、様々なニーズに対応。
ジムニー5ドアのジムニーノマドは2025年に日本市場で発売開始。インド市場では2023年に発売。

公開イベント オートエキスポ2023(インド)で世界初公開
同時発表モデル コンパクトSUV「フロンクス」
車種概要 ジムニーシエラのロングバージョンとして開発された5ドアモデル
車両サイズ 全長3,985mm × 全幅1,645mm × 全高1,720mm
ホイールベース 2,590mm
エンジン 1.5L K15B型エンジン
トランスミッション 4AT / 5MT
発売時期(インド) 2023年
発売時期(日本) 2025年(ジムニーノマド)

2代目SJ30ジムニーに近いピックアップトラックモデル

ジムニーのピックアップトラックモデルアクティブな印象の強いジムニーのピックアップモデル

1970年代から長年人気を博してきたジムニー、その長い歴史の中で、1980年代に販売されていたソフトトップピックアップのSJ30をベースに作成されたレンダリングがこのピックアップトラック風モデルのジムニーです。

角ばったボディと奇をてらったボディカラーが特徴的で目を引くデザインとなっています。開放的な荷台により、さらにアクティブな印象が増しています。

ジムニーシエラのピックアップモデル東京オートサロン2019で発表されたジムニーシエラ ピックアップスタイル

また、2019年の東京オートサロンでは「ジムニーシエラ ピックアップスタイル」が発表されています。
トヨタ・ハイラックスの復活や2015年に限定販売されていたランクル70ピックアップなど、日本国内でピックアップトラックブームの兆しが見えている今、将来的にはピックアップトラックジムニー販売の可能性もあるかもしれません。

モデル名 SJ30ジムニー ピックアップトラック風レンダリング
デザイン特徴 角ばったボディラインと個性的なボディカラーでクラシカルな印象を強調
荷台構造 オープンな荷台デザインで開放感と積載性を兼ね備える
参考モデル 2019年東京オートサロンで発表された「ジムニーシエラ ピックアップスタイル」
市場背景 ハイラックスやランクル70ピックアップの人気復活など、日本国内でピックアップ人気が再燃
将来展望 ピックアップトラック仕様のジムニーが市販される可能性がある

メルセデスベンツGクラス寄りのジムニーの5ドアモデル

ジムニーの5ドアモデルミニGクラスとも思える佇まい ジープのコンパクトSUVレネゲードにもそっくり

ジムニー5ドアモデルのレンダリングは、メルセデスベンツのGクラスに近いスタイルで作成されています。

2ドアから5ドアにすることで、ジムニーらしいビジュアルを損なう恐れや重量・剛性等の面は懸念されるものの、もし今後販売されるとすればGクラスよりもかなり手に入りやすい価格設定となるので、こちらも人気が出ることが予想されます。

また、5ドアモデルについて軽自動車のジムニーではなく普通車規格のジムニーシエラに追加設定されジムニーノマドとして2025年から販売開始。

モデル名 ジムニー 5ドア(ジムニーノマド想定)
デザイン メルセデス・ベンツGクラスに近いスクエア基調。ジープ・レネゲードを思わせる佇まい。
ボディ構成 2ドアから5ドア化で乗降性と実用性が向上。
懸念点 重量増加やボディ剛性への影響が想定され、ジムニーらしさとの両立が課題。
価格感 Gクラスよりも手に届きやすい価格帯になる見込みで、幅広い層に訴求。
販売計画 軽のジムニーではなく普通車規格のジムニーシエラに追加設定。2025年に「ジムニーノマド」として販売予定。
位置づけ ジムニーらしい無骨さを維持しつつ、日常使いの利便性を高めた5ドア案。

初代モデルを踏襲したジムニーのコンバーチブルモデル

ジムニーのコンバーチブルモデル幌が似合いそうなジムニーのオープンモデル

オープンカーと屋根付きの切り替えが可能なコンバーチブルモデルのジムニーです。オープン仕様だった幌車ジムニー(LJ10)の頃からの熱烈なファンの中には、オープンのリバイバルを求める声も少なくありません。

「オープンは剛性面が弱い」「湿潤気候の日本では経年劣化が進みやすい」などの理由で幌モデルは姿を消し、現在のジムニーはクローズドボディが主流となっています。

しかし自分でボディをカット(バンカット)して幌化するジムニーオーナーも多いため、もしオープンモデルのジムニーの復活が実現すればたちまち人気が出ることは間違いないでしょう。

モデル名 ジムニー コンバーチブルモデル
特徴 オープンカーと屋根付きの切り替えが可能なモデル。幌が似合うデザイン。
背景 初代LJ10型幌車ジムニー以来、オープン仕様は廃止。理由は剛性不足や湿潤気候による経年劣化。
人気の可能性 オーナーの中には自作で幌化する例も多く、復活すれば高い人気が予想される。

ジムニーのピックアップトラック・5ドアのジムニーノマド・オープン…もし登場するならどのタイミング?

ジムニー

ピックアップトラックモデルは輸出向けモデルやジムニー1000などで設定されていましたし、幌モデルのジムニーは2代目まで国内販売されていました。近年、東京オートサロンなどのイベントでもコンセプトカーとして登場している経緯もあることから、限定発売などで復活する可能性も考えられます。

5ドアタイプのジムニーについては、ジムニーシエラへの追加設定という形で2025年1月にジムニーノマドとして販売開始。3ドアのジムニーシエラも人気モデルになっていますが、より便利に使える5ドアを搭載するジムニーノマドはシエラを凌ぐ人気車種になっています。