トゥアレグのモデルチェンジは2018年3月23日に欧州で行われ日本導入は未定
フォルクスワーゲンのトゥアレグは、2002年に初代が発売されポルシェのSUVであるカイエン、アウディのSUVであるQ7とプラットフォームを共有するクロスオーバーSUVです。2010年にはモデルチェンジを行い2代目へと進化していて、2018年3月23日には欧州で3代目へモデルチェンジしました。しかし日本導入はアナウンスされていません。
8年ぶりにモデルチェンジするフォルクスワーゲンのクロスオーバーSUVトゥアレグは、どのようなエクステリアになるのか、どんなエンジンを搭載するのか、発売日や価格帯なども一緒に紹介します。
VWトゥアレグの特別仕様車「ONE Million」が総販売台数100万台越えを記念し発売!
フォルクスワーゲン・トゥアレグ特別限定車「ワンミリオン」のエクステリア
Bピラー部分には特別感のある「ONE Million」ロゴバッジが光る
フォルクスワーゲンのラグジュアリーSUVトゥアレグに、総販売台数100万台突破を記念して特別仕様車「ONE Million(ワンミリオン)」が新設定されました。価格はおよそ975万円で、ヨーロッパで販売されます。
Bピラーには「ONE Million」のロゴバッジが配されています。足回りにはインパクトのある20インチまたは21インチのアルミホイールをオプションで装着可能。オプションではR-Line Black Styleエクステリアパッケージが用意されています。
トゥアレグ特別限定車「ワンミリオン」のインテリア
ステップにも「ONE Million」のロゴ入りデザインを採用
ワンミリオン専用のスマートキーはレザーを採用し高級感のある風合い
ワンミリオンのシートはブラックにブラウン系のステッチをあしらったデザイン。長く乗っても飽きのこないスポーティーなインテリアです。ロゴ入りのスカッフプレートも装備されており、乗り降りするたび特別な気分にさせてくれます。
トゥアレグ モデルチェンジ後のエクステリア
3代目となるトゥアレグのエクステリアは、基本的なコンセプトは変わっていませんが、フロントマスクが変わりグリル開口部が大きくなりました。フォグランプがあった場所にはLEDのホワイトラインが走っていてデイライトの役割も果たしているものと考えられます。
2代目トゥアレグのエクステリア
装着しているホイールは2代目のものよりコンケイブが深くなっていて、迫力があるデザインです。今回もアウディQ7とプラットフォームを共有する姉妹車で、モデルチェンジが行われたアウディQ7には「MLB evo」と呼ばれるプラットフォームが搭載されています。
ボディサイズは、2代目より少し大きくなり全高は下がると思われ全長が4,950mm、全幅が1,950mm、全高は1,730mmになると予想します。
3代目 | 2代目 | |
---|---|---|
全長 | 4,950mm | 4,815mm |
全幅 | 1,950mm | 1,945mm |
全高 | 1,730mm | 1,745mm |
トゥアレグ モデルチェンジ後の搭載エンジン
日本仕様の2代目トゥアレグに搭載されているエンジンは3.6LのV6エンジンでしたが、フルモデルチェンジしたトゥアレグはフォルクスワーゲン公式からも日本導入については言及されていません。
種類 | V型6気筒ガソリン | V型6気筒ディーゼル |
---|---|---|
排気量 | 3,000cc | 3,000cc |
最高出力 | 330hp | 300hp |
2代目に搭載されているエンジンは、排気量3,598ccのV型6気筒ガソリンエンジンで、最高出力は280PS、最大トルクは360Nmで、新型のほうは排気量が小さくなっているのに出力も伸びています。さらにPHVモデルも登場するという噂もあり、燃費は37.0km/Lを記録しています。
トゥアレグ モデルチェンジ後の搭載装備
トゥアレグには、総合的な安全装備である「Volkswagenオールイン・セーフティ」が搭載されていて、レーダーを用いて車間距離をキープするアダプティブクルーズコントロールや、車線逸脱防止や車線変更のサポートなど、安全運転をサポートしてくれる機能がたくさん備わっています。
トゥアレグ搭載の安全装備
- アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- レーンデパーチャーワーニングシステム
- レーンチェンジアシストシステム
- プリクラッシュブレーキシステム(フロントアシスト)
- アラウンドビューカメラ
- ダイナミックコーナリングライト
- リアビューカメラ
- パークディスタンスコントロール(フロント・リヤ)
- ドライバー疲労検知システム
- ESC
- ABSプラス
レーンデパーチャーワーニングシステムやドライバー疲労検知システムは、ふらつきなどを防止するのと同時に家族を乗せて長距離を移動する時などで安全に走っていくことができます。
Volkswagenオールイン・セーフティのほかにも、9つのエアバッグやロールオーバーセンサー、ポストコリジョンブレーキシステムなど、事故を起こした際の二次被害を低減するもの、乗員の身を守るものなどが備えられています。
トゥアレグ モデルチェンジ後の価格帯・発売日
3代目へモデルチェンジしたトゥアレグの日本発売日は未定です。欧州の価格帯は1番グレードの低いモデルで53,000ユーロになると考えられていて、日本円にすると689万円(1ユーロ130円)になります。
2代目トゥアレグの価格帯はV6モデルで649万円、アップグレードパッケージで699万円になりますので、約40万円の値上げになります。
遊牧民トゥアレグ族が名前の由来になっているトゥアレグのモデルチェンジ遍歴
トゥアレグはドイツのフォルクスワーゲンが販売するSUVで、プラットフォームをポルシェのカイエンと共有する姉妹車です。高級化を目指すフォルクスワーゲンのモデルで、日本で販売されるフォルクスワーゲンとして、初めて1,000万円を超えるモデルが登場しました。
トゥアレグ 初代/2002年~2010年
2002年初代トゥアレグが販売を開始しました。ガソリンエンジンの3.2L V型6気筒と4.2L V型8気筒エンジンと、ディーゼルエンジンの2.5L直列5気筒TDIと、3.0L V型6気筒TDIのエンジンラインナップがあり、日本への導入はガソリンモデルのみとなります。
2005年、世界限定500台、日本への割り当ては100台で、日本で販売されているフォルクスワーゲン車で、初の1,000万超えとなったモデルで、6.0L W型12気筒エンジン搭載の「W12 SPORT」を発売。
2007年。マイナーチェンジを実施し、ガソリンエンジンが変更になり、安全装備の向上が図られました。
2009年、プロトタイプの「トゥアレグ V6 TSI ハイブリッド」を発表しました。
トゥアレグ 2代目/2010年~2018年
2010年3月のジュネーブ国際モーターショーで初公開された2代目トゥアレグは、日本では2011年2月に販売を開始しました。日本でのグレード体系は「ハイブリッド」「V6」の2グレード。
2012年4月、「V6」の仕様変更で安全面が強化されました。12月には一部改良で「ハイブリッド」の安全装備が強化されました。
2015年2月、ビッグマイナーチェンジを実施。内外装の変更と安全装備と快適性の向上と、上級パッケージの「V6 Upgrade Package」を追加設定しました。
トゥアレグ 3代目/2018年~
2018年、軽量化されてトゥアレグは3代目に。日本と北米では販売が見送られています。
2020年2月、「トゥアレグ R PHEV」を発表しました。
フォルクスワーゲン・トゥアレグのモデル | 販売年表 |
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初代 | 2002年~2010年 |
2代目 | 2010年~2018年 |
3代目 | 2018年~ |
トゥアレグはダウンサイジングされエコな車に
2代目のトゥアレグは3.6LのV型6気筒エンジンを搭載していますが、新しくなる3代目では3.0LのV型6気筒エンジンを搭載しダウンサイジングされています。最高出力は高まっていて、燃費も良くなる新型トゥアレグはエコな車へと進化しています。
エクステリアはキープコンセプトでフロントマスクが変わった新しいトゥアレグの日本発売日は未定です。大きなボディで家族や仲間を乗せて走れるトゥアレグは、とても頼もしい車です。