フォルクスワーゲン「ティグアン」が一部改良でオプションパッケージを再設定
ティグアンは、フォルクスワーゲンが販売する都市型コンパクトSUVで、2017年にドイツ国内の同カテゴリーにおいて新車販売台数No.1を達成した車です。
2018年8月22日に同社の日本法人であるフォルクスワーゲングループジャパンは、2代目「ティグアン」の日本仕様モデルの一部改良を行った事を発表しました。
今回のモデルチェンジ(一部改良)で、ティグアンはこれまでオプション装備であった「ヘッドアップディスプレイ」「ダイナミックライトアシスト」「パワーテールゲート」を一部グレードに標準装備させて、安全性と快適性を向上させました。
ティグアンの改良新型モデルを発表 PHVモデルを新設定してハイパフォーマンスRを追加
PHEV(プラグインハイブリッド)やRを追加した新型ティグアン
フォルクスワーゲンがSUVティグアンの改良新型モデルを発表、プラグインハイブリッド(PHEV)とハイパフォーマンスモデルになるRを追加しました。今回の新型ティグアンは、フロントグリルやLEDマトリクスヘッドライトも新意匠になり、正当進化と言えるアップデートになっています。
インテリアは最新のフォルクスワーゲンデジタルコックピットを採用、新開発のマルチファンクションステアリングホイールやタッチ式の空調システムも搭載しています。新たに設定されたRグレードは駆動力を可変するR-Performance Torque Vectoring(Rパフォーマンストルクベクタリング)を採用、ダイナミックな運動性能を体験できます。
ティグアンは日本のフォルクスワーゲンでもラインナップしている車種なので、2020年以降に新型ティグアンがラインナップするのは確実だと考えます。
新型ティグアンのプロトタイプがスウェーデンにてスパイショット!
フォルクスワーゲン・ティグアンの開発車両が、スウェーデン北部で目撃されました。
新型ティグアン開発車両のフロントビュー
新型ティグアン開発車両のサイドビュー
新型ティグアン開発車両のリヤビュー
雪道を走行する今回の個体には、新型ゴルフに似たハーフカップ型のLEDデイタイムランニングライト付きヘッドライトが装着されています。テールライトやグリルのデザインも刷新され、大型化されたエアインテークも確認できます。荷室開口部には最新の「TIGUAN」ロゴが刻まれるとのことです。
新型ティグアンに搭載されるパワートレインは、2.0L直列4気筒ディーゼルターボ、1.4L直列4気筒ガソリンターボ、1.5Lマイルドハイブリッドに加え、1.4L直列4気筒ターボ+電気モーターのPHEVモデルが設定される可能性も。
ティグアンのEV版?コンセプトカー「ヴィジョンE」の開発車両をスクープ!
フォルクスワーゲン・ティグアンと思わしきテストカーがカメラに捉えられました。
こちらは上海モーターショー2017で公開されたコンセプトカー「ヴィジョンE」の開発車両で、2020年後半に登場予定の「ID.CROZZ」の兄弟車にあたるとのこと。リヤに「Elektrofahrzeug」と書かれたイエローのステッカーが貼られていることからも、EVモデルであることは間違いないでしょう。
ヴィジョンEの最大航続距離は500kmで最高速度約180km/hを実現。83kWhリチウムイオンバッテリーを搭載し、フロント・リヤに高出力モーターを配置します。こちらの数値は2017年発表時点のスペックですので、2年が経った現在ではさらなるハイスペックモデルとなることが期待されます。
車名は既に商標出願されている「Eniaq」と「Enyaq」が有力で、発売時期は2020年となる見込みです。
ティグアンが一部仕様変更を実施 2019年10月1日より新型モデルを発売
フォルクスワーゲンの小型SUVティグアンが2019年10月1日に一部仕様変更を実施し、新型を発売しました。価格はエントリーグレードのTSI Comfortline で4,039,000円からとなります。
今回の改良はティグアンの「TSI Comfortline」と「TDI 4MOTION Comfortline」に以下の装備を標準設定に追加するといった内容で、大幅な利便性アップを実現しています。
- Volkswagen 純正インフォテインメントシステム“Discover Pro”
- ETC2.0 対応車載器
- モバイルオンラインサービス“Volkswagen Car-Net”(コネクティビティ機能“App-Connect”、テレマティクス機能“Guide & Inform)
新型ティグアンは2022年にクーペSUVへと路線変更か?
現在2代目を迎えているVWティグアンが、次世代モデルで大幅な路線変更を行う可能性が浮上しています。
海外メディアの情報によれば、新型ティグアンは2022年頃にクーペSUVに生まれ変わるのではないかと予想されており、次世代プラットフォームとして次々と新型に起用されている「MQB」を採用。最高出力170hpまたは250hpを実現するプラグインハイブリッドモデル2種を用意する可能性が濃厚とのことです。
モデルチェンジ(一部改良)で上位グレード「ハイライン」「R‐ライン」はヘッドアップディスプレイ等を標準装備
上位グレードのハイラインとRラインにHUDやパワーテールゲートを標準装備してお買い得なグレードになった
2018年8月22日に行った一部改良でティグアンの上位グレード「ハイライン」と「R‐ライン」は、従来オプション装備であったヘッドアップディスプレイ、ダイナミックライトアシストや挟み込み防止機能が備わるパワーテールゲートを標準装備して安全性と快適性を強化します。
ティグアンのエントリーグレードは「Comfortline」で上位グレードは「Highline」で最上位グレードは「R‐Line」
ティグアンのエントリーグレードは、アダプティブクルーズコントロールやアラウンドビューカメラなどが標準装備される「TSI Comfortline(コンフォートライン)」で、上位グレードはデジタルメータークラスターやモバイルオンラインサービスなどのテクノロジーが備わる「TSI Highline(ハイライン)」です。
最上位グレードである「TSI R‐Line(R‐ライン)」は、フォルクスワーゲンが世界ラリー選手権等のモータースポーツに参戦する過程で磨いてきた先端技術を搭載し、内外装に専用装備を配置するスポーツ仕様車です。
一部改良でエントリーグレード「コンフォートライン」もパワーテールゲートやハイビームアシストを選べるようになる
今回の一部改良でエントリーグレード「コンフォートライン」に設定可能な人気オプション「アップグレードパッケージ」にEasy Open & Easy Close機能が備わるパワーテールゲートが、「セーフティパッケージ」にはハイビームアシストが追加されました。
今回のモデルチェンジ(一部改良)で「テクロノジーパッケージ」は廃止され「レザー&パノラマルーフパッケージ」は見直し
2018年8月22日に行った一部改良でティグアンはオプションパッケージの再設定を行います。
デジタル装備を多数揃える「テクノロジーパッケージ」は廃止され、テクノロジーパッケージの一部であったアダプティブシャシーコントロールDCCなどが用意される「DCCパッケージ」が新設されました。
そして「レザー&パノラマルーフパッケージ」を分割して、パワーランバーサポートやシートアンダートレー等が揃う「レザーシートパッケージ」と、強い陽射しを軽減でき紫外線をシャットダウンする機能性を備えた「パノラマスライディングルーフ」を新設しました。
ボディカラーは全6色で人気の「オリックスホワイト マザーオブ パールエフェクト」は有償オプションカラー
一部改良後もティグアンの日本仕様車のボディカラーは全6色で、人気が高く全グレードに設定可能な「オリックスホワイト マザーオブ パールエフェクト」は有償オプションカラーとなり、塗装色として選んだ場合には6万4800円が加算されます。
- ピュアホワイト
- ディープブラックパールエフェクト
- カリビアンブルーメタリック
- オリックスホワイト マザーオブ パールエフェクト
- タングステンシルバーメタリック
- ルビーレッドメタリック
一部改良後のティグアンのグレード別の販売価格とオプションパッケージの価格
一部改良後のティグアンの販売価格は、エントリーグレードである「コンフォートライン」が369万円からで、最上級グレードである「R‐ライン」の販売価格は479万円からとなります。
グレード | 価格 |
---|---|
コンフォートライン | 4,039,000円~ |
ハイライン | 4,660,000円~ |
R‐ライン | 4,969,000円~ |
一部改良で再設定されたオプションパッケージを導入すればティグアンはもっと自分好みの車
今回の一部改良でオプションパッケージは再設定されました。セーフティパッケージを導入すれば、ティグアンの安全性は増して、レザーシートパッケージを搭載すれば室内空間はもっとラグジュアリーになります。
オプションパッケージによってティグアンをもっと自分好みの車へとカスタマイズする事ができます。
メニュー | 価格 |
---|---|
セーフティパッケージ | 172,800円 |
アップグレードパッケージ | 248,400円 |
レザーシートパッケージ | 280,800円(ハイライン)/ 313,200円(R‐ライン) |
Discover Proパッケージ | 226,800円 |
パノラマスライディングルーフ | 151,200円 |
DCCパッケージ | 216,000円 |
次世代ディーゼルエンジンを搭載したティグアンのモデルチェンジ遍歴
ティグアンはドイツのフォルクスワーゲンが販売するコンパクトSUVで、ドイツ語の虎を意味する「Tiger」とイグアナを意味する「Leguan」を掛け合わせた造語でネーミングされています。フォルクスワーゲンではトゥアレグに続く第二弾のSUVになります。
ティグアン初代 5N/2008年~2016年
2008年9月、日本仕様のティグアンが発売を開始しました。「トラック&フィールド」「スポーツ&スタイル」のラインナップがあります。
2010年9月、特別仕様車「ティグアン ライストン」を発売。
2011年11月、日本仕様にマイナーチェンジを実施。「トラック&フィールド」を廃止し、燃費性能の向上と安全性能の強化が施されました。
2012年2月、専用装備を備えた「R-Line」を追加発売。11月、FFモデルの「TSI BlueMotion Technology」を追加。2.0Lの4WDモデルは「R-Line」のラインナップのみとし、グレード名を「2.0 TSI R-Line 4MOTION」としました。
2013年9月、一部改良。2014年11月、4WDにベーシックグレードとして「2.0 TSI Leistung 4MOTION」を追加発売。
2015年4月、限定300台で特別仕様車「Lounge」を発売。7月、一部改良でオーディオやナビゲーション類を充実させました。
ティグアン 2代目 AD1/2016年~
2016年初頭、2代目ティグアンを欧州から販売を開始。日本では2017年1月に日本仕様車を発売しました。グレードは「TSI Comfortline」「TSI Highline」「TSI R-Line」のラインナップです。7月に一部改良。
2018年2月、限定300台で限定車「DYNAUDIO Edition」を発売開始。8月、一部仕様変更で「TSI Highline」と「TSI R-Line」にヘッドアップディスプレイやパワーテールゲート、ダイナミックライトアシストを標準装備しました。同時に2.0Lターボディーゼルエンジンの「TDI」を搭載したモデル、「TDI 4MOTION」を追加発売。グレード体系は「TDI 4MOTION Comfortline」「TDI 4MOTION Highline」「TDI 4MOTION R-Line」に。「TDI」導入記念の限定車「TDI 4MOTION R-Line Black Style」も発売しました。
2019年1月、一部仕様変更。「TSI Comfortline」と「TDI 4MOTION Comfortline」に「Safetyパッケージ」を標準装備。10月には仕様変更で「TSI Comfortline」と「TDI 4MOTION Comfortline」に「Discover Pro」と「Volkswagen Car-Net」を標準装備しました。
2020年5月、特別仕様車「R-Line DYNAUDIO」「R-Line Black Style」を発売。8月、既発売の特別仕様車に追記装備を施した特別仕様車「TSI R-Line Black Style DYNAUDIO Package」「TDI 4MOTION R-Line Black Style DYNAUDIO Package」を追加発売。
2021年5月、マイナーチェンジでフロントエンドのデザインを刷新と同時に、ハイパフォーマンスモデルの「R」を設定。併せて特別仕様車「TSI First Edition」を発売しました。
2022年9月、四輪駆動モデルの「TSI 4MOTION」を追加発売。エントリーモデルの「TSI 4MOTION Active」、先進装備を備えた「TSI 4MOTION Active Advance」、上級グレードの「TSI 4MOTION R-Line」が設定されています。
2024年2月、欧州にて3世代目モデルとなる、新型PHEVの予約受注を開始しました。EVモードでの航続距離は最大120kmとなります。「ビークルダイナミクスマネージャー」が標準装備となり、安定したハンドリングを実現しています。
ティグアンのモデル | 販売年表 |
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初代 5N | 2008年~2016年 |
2代目 AD1 | 2016年~ |
ティグアンはモデルチェンジ(一部改良)で日本ユーザーのキメ細やかなニーズにより応えられる車へと進化した
ヨーロッパ最大の自動車メーカーであるフォルクスワーゲンが販売するティグアンは、自動車大国ドイツで支持されるSUVです。
今回の一部改良でティグアンの日本仕様車は、標準装備を充実させてオプションパッケージを再設定して、日本ユーザーのキメ細やかなニーズと期待にもっと応える事のできる車へと進化しました。