VWポロの内装の特徴は?シートデザインやコックピットをメインにチェック
フォルクスワーゲンのポロ(Polo)の内装を紹介します。1975年、VW車のコンパクトカーとして初代ポロは誕生しました。その後モデルチェンジを重ねて、2018年のフルモデルチェンジで6代目へ。ポロのドライバーの多くは女性で、取り回しやすいサイズ感とスタイリッシュな外装が人気を呼んでいます。
フォルクスワーゲンPoloはTSI Trendline・TSI Comfortline・TSI Highline・TSI R-Lineの4グレード構成で、1991年からはスポーティーモデルのPolo GTI(グランド・ツーリング・インジェクション)も販売されています。モデル間における違いにも触れながら、VWポロの内装についてコックピット・シートデザイン・安全装備・ラゲッジルームなどを深く掘り下げていきます。
VWポロのコックピットは水平基調で実用性を重視
すっきりとした機能美デザインで使いやすさを追求したポロのコックピット設計
水平基調の端正なデザインを採用したポロのコックピット。走行中の視線移動が少なくなるよう設計されており、ドライバーの疲労を軽減します。頭上と足元の両方にゆとりがあり、開放的な空間で運転を楽しむことができます。
ポロの全グレードに標準装備となる純正品VW純正のインフォテインメントシステム“Composition Media”は視認性に優れている
フォルクスワーゲン純正のインフォテインメントシステム“Composition Media”はポロ全車に標準装備されています。音楽を聴くだけでなく、スマホと連携してメッセージのやりとりや地図アプリをナビ代わりに使用することも可能です。
また、TSI Comfortline・TSI Highline・TSI R-Lineなどの上級グレードに関しては、Volkswagen純正インフォテインメントシステム“Discover Pro”もオプションで用意されています。
駐車が苦手なドライバーもリヤビューカメラによるアシストがあれば安心して操作できる
シフトレバーをリバースギアに入れると作動するリヤビューカメラ機能は、ベースグレード以外の全車に標準装備されています。バック時に目視では確認し切れない障害物を映し出して、衝突事故のリスクを減らしてくれるので安心感が違います。
ポロはエアコンの下にタブレットやスマホを充電可能なUSBコネクタを2ヶ所搭載する
ポロのエアコン下部にはUSBコネクタを2ヶ所設置しています。ロングドライブ中、スマートフォンやタブレットなどの機器類を充電するのに便利です。
デジタルメータークラスター「アクティブ・インフォ・ディスプレイ」は視認性バツグンでドライバーの頼れる相棒となってくれる
「Active Info Display(アクティブ・インフォ・ディスプレイ)」は、テクノロジーパッケージとしてTSI Comfortline・TSI Highline・TSI R-Lineの3グレードに装備可能です。フルデジタルで見やすく、走行中も情報チェックをスムーズに行えます。
Qi規格対応のスマートフォンを置くだけで充電できるワイヤレス充電はとても便利なオプション
ワイヤレスチャージングはスマホの充電を該当スペースに置くだけで行える便利な機能です。ポロのベースグレード以外のTSI Comfortline・TSI Highline・TSI R-Lineにオプションで装備できます。
フォルクスワーゲン・ポロのシート内装はチタンカラーをベースとしたスポーティでかっこいいデザイン
ゆったりと余裕のあるシートは座り心地抜群 運転手も乗員も快適なドライブが楽しめる
ポロは、従来モデルよりもホイールベースが拡大されたことで広々とした室内空間を実現しています。リアシートへの乗降性も向上しました。
リアシートもフロントシートと同様しっかりとした作りで長時間のドライブでも疲れにくい
後部座席シートの座り心地も快適で、硬めのシート構造で長い期間乗っていても傷みにくいのが特徴です。身体が沈み込まないため、ロングドライブでの疲労感を軽減してくれます。
アクセントカラーがおしゃれなエナジェティックオレンジメタリックとリーフブルーメタリックのシート
ポロのシートカラーはどのグレードもスポーティなチタンブラックが基本ですが、TSI HighlineとTSI R-Lineにはチタンブラック×セラミックのスポーツコンフォートシートが標準装備されます。
また、TSI Highlineでエナジェティックオレンジメタリックとリーフブルーメタリックのボディカラーを選択した場合は、同色を採用した専用のシートが装備されます。
ポロのラゲッジルームは通常モードでも351Lの荷室容量
VWポロの荷室幅はおよそ1,000mm、奥行きは650mmです。荷室容量は通常モードで351Lが確保されていて、コンパクトカークラスとしてはトップレベルの広さを誇っています。
ポロは後部座席を倒すことで、荷室容量は1,125Lまで拡大できます。分割式のリアシートで多彩なシートアレンジを実現し、買い物やレジャーなど様々なシーンで活躍してくれます。
また、フロア高を100mm下げることも可能となっているので、植木鉢など高さのあるものもスマートに積載し、安定した状態で運ぶことができます。
Volkswagenの総合安全理念「オールイン・セーフティ」はポロにも反映
フォルクスワーゲン Poloはブレーキアシストやプリクラッシュブレーキシステムなどの先進安全装備を備える
予防安全・衝突安全・二次被害防止という3つの側面から安全装備を見つめ直し、開発されたのがフォルクスワーゲンのセーフティシステムです。あらゆるシーンでのリスクを想定し、ドライバーや乗員、歩行者、車そのものの安全を守ります。
プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”やアダプティブクルーズコントロール“ACC”、6エアバッグ、ポストコリジョンブレーキシステムなど様々な先進安全装備を搭載しています。
4代目 VWPolo GTIの内装は赤と黒で構成される専用デザインが特別感を与える
赤×黒のスタイリッシュなPolo GTIの内装は走りへの期待感を高めてくれる
Polo GTIは、自分好みの本格的なスポーツ走行が楽しめるフォルクスワーゲンのホットハッチです。
Polo GTIの内装は、赤と黒のスポーティな色遣いで構成されます。標準仕様と同様、水平基調で視線移動が少なくなるよう設計されており、運転に適した快適なコックピット環境です。
メーター周りにはマルチファンクションインジケーターやデジタルメータークラスター「アクティブ・インフォ・ディスプレイ」を搭載。マルチファンクションステアリングホイールにはインパネと同色の赤のステッチが施されています。スマートフォンワイヤレスチャージングにも対応しています。
ポロGTIのシートはトラディショナルなタータンチェック柄が目を引くデザイン
Polo GTIの内装シートはGTI専用のファブリックシートが標準装備されます。赤のタータンチェックはGTIの伝統デザインで、ドライバーの所有欲を満たしてくれます。
フォルクスワーゲン ポロの内装はデザインと実用性をバランスよく両立
ポロの内装は華美過ぎずシンプルなデザインで、コックピットやインパネ周りも運転しやすい環境が完備されています。さまざまなシチュエーションにおけるリスクに備える先進安全装備も充実しており、誰もが安心してドライブが楽しめるのも大きな魅力です。後部座席を倒すと荷室容量は最大1,125Lまで拡充されるため、買い物やレジャーシーンなどでもたくさん荷物が載せられます。
フォルクスワーゲン・ポロは長い歴史の中でモデルチェンジを重ね、見た目の可愛らしさに内装のユーティリティの高さがプラスされたことで、いまや女性ドライバーを中心に多くのファンに愛される人気モデルとなりました。次期モデルに向けて、性能・デザインがどのように改良されていくのか期待が高まります。