フォルクスワーゲン、電動SUV「ID. Tiguan」を世界初公開 最大600kmの航続距離で2027年初頭に発売へ
ティグアンは、フォルクスワーゲンが手がける都市型SUVで、2017年にはドイツ国内の同カテゴリーで新車販売台数No.1を獲得した実力派です。現行モデルは2024年のフルモデルチェンジで登場した3代目にあたり、日本では2024年11月19日から販売されています。
そのティグアンの名を冠した電気自動車が、ついにベールを脱ぎました。フォルクスワーゲンは2026年10月9日(現地時間)、ドイツ・ウォルフスブルクで電動SUV「ID. Tiguan(アイディ. ティグアン)」をワールドプレミア。10月13日からはドイツをはじめとする欧州各国で先行販売が始まり、市場導入は2027年初頭を予定しています。「ID.4」「ID.5」の後継にあたるモデルで、エンジン車やハイブリッド車の「ティグアン」とは別系統として併売されます。
この記事では、世界初公開で明らかになった「ID. Tiguan」のパワートレインや諸元、デザイン、インテリアの内容を整理したうえで、3代目ティグアンの概要と、初代から現行型までのモデルチェンジ遍歴をまとめています。
電動SUV「ID. Tiguan」が世界初公開 欧州で先行販売を開始、発売は2027年初頭
フォルクスワーゲンは2026年10月9日(現地時間)、新型のバッテリーEV「ID. Tiguan」を世界初公開しました。日本法人のフォルクスワーゲン グループ ジャパンも10月13日に日本語版のニュースリリースを公開しています。
ドイツおよび欧州各国での先行販売は10月13日にスタートし、ドイツでの価格は4万2695ユーロ(日本円でおよそ758万円)からと案内されました。実際の発売は2027年初頭を見込んでおり、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドを揃えた現行「ティグアン」と並行して販売されます。
「ID.4」「ID.5」を受け継ぐミッドサイズ電動SUV
「ID. Tiguan」が引き継ぐのは、SUVタイプの「ID.4」と、クーペフォルムを採り入れた「ID.5」の2台です。この2モデルは累計生産台数が95万台を上回っており、フォルクスワーゲンのバッテリーEVとしては最も成功したシリーズに成長しました。販売ボリュームの大きいミッドサイズセグメントに属する新型は、今後数年のブランド戦略を左右する一台と位置づけられています。
フォルクスワーゲン ブランド最高経営責任者(CEO)のトーマス・シェーファー氏は、世界で最も売れているフォルクスワーゲン車である「ティグアン」と、同社で最も成功したEVである「ID.4」「ID.5」、この2つの成功譚を一台に束ねたのが「ID. Tiguan」だと説明。ワンランク上の車格を思わせるデザインと直感的な操作性、MEB+による最大600kmの航続距離を挙げ、ドイツ製電動SUVの新たな基準になると語りました。あわせて、ウォルフスブルクで生産される「ティグアン」と、エムデンで生産される「ID. Tiguan」が、欧州でも屈指のSUVラインアップを形づくるとの見方を示しています。
パワートレインは3仕様 最上位は299PSの「4MOTION」
駆動系は3段階のパフォーマンスレベルが用意されます。入門にあたるのが58kWhバッテリーと140kW(190PS)のモーターを積む後輪駆動仕様、中核となるのが77kWhバッテリーと210kW(286PS)を組み合わせた後輪駆動仕様、そして頂点に立つのが77kWhバッテリーに220kW(299PS)を与えた4輪駆動の「4MOTION」です。
WLTPモードでの一充電走行距離は、出力とバッテリー容量によって変わるものの、最大で600kmに届くとされています。牽引能力も確保されており、58kWh仕様で最大1,800kg、77kWh仕様では最大2,000kgのトレーラーを引くことが可能です。EVの弱点とされがちな牽引性能にきちんと数値を与えてきたあたりは、キャンピングトレーラー文化が根づく欧州市場を強く意識した設計と言えるでしょう。
| 仕様 | バッテリー容量(正味) | 最高出力 | 駆動方式 | 急速充電(最大) | 牽引可能重量 |
|---|---|---|---|---|---|
| 58kWh・後輪駆動 | 58kWh(リン酸鉄リチウムイオン) | 140kW(190PS) | 後輪駆動 | 105kW | 1,800kg |
| 77kWh・後輪駆動 | 77kWh(ニッケル・マンガン・コバルト) | 210kW(286PS) | 後輪駆動 | 165kW | 2,000kg |
| 77kWh・4MOTION | 77kWh(ニッケル・マンガン・コバルト) | 220kW(299PS) | 4輪駆動(4MOTION) | 165kW | 2,000kg |
装備バージョンは「Trend」「Life」「Style」「R-Line」の4タイプ
グレードにあたる装備バージョンは4種類。実用性を重んじた「Trend(トレンド)」、機能性を高めた「Life(ライフ)」、快適性を押し出した「Style(スタイル)」、そしてスポーティな「R-Line(R-ライン)」という構成です。現行ティグアンの日本仕様が3グレード展開であることを踏まえると、欧州では一段きめ細かい品揃えが敷かれることになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,618×1,855×1,619mm |
| ホイールベース | 2,765mm |
| 乗車定員 | 5名 |
| プラットフォーム | MEB+ |
| 一充電走行距離(WLTPモード) | 最大600km |
| 普通充電(AC) | 最大11kW |
| ラゲッジ容量 | 最大534L |
| フランク(フロントトランク)容量 | 32L |
| 装備バージョン | Trend/Life/Style/R-Line |
| 生産拠点 | ドイツ・エムデン工場 |
| ドイツでの価格 | 4万2695ユーロ~ |
| 発売時期 | 2027年初頭(欧州) |
※タイヤ・ホイールサイズは現時点で公表されていません。
デザイン言語「Pure Positive」を体現 力強いSUVへ路線を転換
エクステリアは全面的に描き直されました。新たなデザイン言語「Pure Positive(ピュア ポジティブ)」に基づき、「ID.4」「ID.5」が纏っていた丸みを帯びたクロスオーバー調の表情から、角を立てたキャラクターラインと張りのある面で構成される、堂々としたSUVの佇まいへと転換しています。
ボディパネルの造形精度を上げたことで、安定感と質感が一段引き上げられ、プレミアムセグメントの一台と見紛うような存在感を獲得したとされます。従来のID.シリーズが「EVであること」を造形で主張していたのに対し、新型は「よくできたSUVであること」を前面に出してきた格好で、EVを特別扱いしない近年の方針がデザインにもそのまま表れたと見ることができます。
手で引くクラシックなドアハンドルを復活
細部で目を引くのが、ドアハンドルの扱いです。「ID. Tiguan」では4枚のドアすべてに、手で引いて開ける昔ながらのタイプのドアハンドルが復活しました。空力やデザイン上の理由からフラッシュタイプやタッチ式が広がる潮流のなかで、あえて使い慣れた形式に戻すという判断は、後述する操作系の見直しと同じ思想に根ざしたものと言えそうです。
ボディサイズは現行ティグアンより一回り大きい
全長4,618×全幅1,855×全高1,619mm、ホイールベースは2,765mm。エンジン車の現行ティグアン(欧州仕様)と比べると、全長で約79mm、全幅で約12mm拡大する一方、全高は約12mm低く抑えられています。注目したいのはホイールベースで、約89mmも延長されました。バッテリーを床下に積むEV専用設計の恩恵がそのまま後席の足もとに還元される格好で、数値以上に広く感じられる室内が期待できます。
インテリアはワンランク上の質感へ 助手席ディスプレイを欧州のVW車で初採用
室内は、シンプルかつ上質なデザイン、分かりやすい操作系、そして居心地の良さを軸にまとめられています。採用される素材は品質面で大きく前進し、上品な照明演出も相まって、ひとつ上のセグメントに通じる雰囲気が醸し出されているとのことです。
3画面が連なるディスプレイレイアウトとプライバシーモード
コックピットのレイアウトは新規設計です。運転席正面には10インチ(対角25.4cm)の「Digital Cockpit(デジタルコックピット)」、センターには15インチ(対角38.1cm)のインフォテインメントディスプレイを配置。さらに、欧州のフォルクスワーゲン車としては初となる12インチ(対角30.5cm)の助手席ディスプレイをオプションで選べます。
3つの画面が横に連なることで、ひと続きのディスプレイランドスケープが生まれます。助手席ディスプレイはノートパソコンの覗き見防止フィルターのような仕組みで運転席からは見えないようになっており(プライバシーモード)、Bluetoothヘッドホンと組み合わせれば、ドライバーの集中を妨げることなく映像やゲームを楽しめるという趣向です。
重要機能は物理スイッチへ回帰
操作系では、明快なロジックが導入されました。使用頻度の高い機能には再び物理スイッチが与えられ、直感的に手が届く場所へ配置されています。エアコンの基本操作はセンターコンソールのボタンバーで行い、オーディオの音量や選曲も同じくセンターコンソールのダイヤルで調整できます。マルチファンクションステアリングホイールもタッチ式をやめ、押し込む物理ボタンに改められました。
ドアの内側に備わるオープナーは手にしっくり収まる形状へと最適化され、運転席側のパワーウインドウスイッチパネルも新設計です。前席にはQi2規格に対応したワイヤレス充電ベースが2つ用意され、マグネットリングによってスマートフォンを所定の位置にしっかり固定できます。タッチ操作を広げすぎた反省を素直に形にしてきたあたりは、ユーザーの声を拾い上げた結果と受け取れます。
遊び心あふれる新開発の「Retro」ディスプレイ
機能性一辺倒ではない点も「ID. Tiguan」の持ち味です。ステアリングホイールの「View」ボタンを押すと、「Digital Cockpit」に「Retro(レトロ)」ディスプレイが立ち上がります。表示されるのは「ゴルフIV」を思わせるブルーとレッドの組み合わせによるメーターで、左にクラシックな速度計、右にタコメーター風の表示が並ぶレイアウト。もっとも右側の針が示すのはエンジン回転数ではなく、駆動系を流れるエネルギーの量です。
センターディスプレイの「Retro」ビューは今回初めてパーソナライズに対応し、バーチャルガレージから「ゴルフI」「ゴルフII カントリー」「ゴルフIV」「ティグアンI」「レース トゥアレグ」「ビートル」の6台を選んで表示できます。初代ティグアンが名を連ねているのは、モデル名を継承した電動版ならではの演出と言えるでしょう。
日常での使い勝手を磨いた収納と先進装備
32Lのフランクと最大534Lのラゲッジ
「ID. Tiguan」は5人がゆったり過ごせる室内空間を確保したうえで、収納面も強化されました。ラゲッジコンパートメントの容量は最大534L。加えてボンネット下には32Lのフランク(フロントトランク)が設けられ、充電ケーブルの置き場所に困らない構成となっています。日常使いで地味に効いてくる改良であり、EVならではのパッケージングを素直に活かした一例です。
ワンペダルドライブと「Connected Travel Assist」
運転支援まわりも拡充されました。アクセルペダルの操作だけで強い減速まで行えるワンペダルドライブは標準装備。オプションの「Connected Travel Assist(コネクテッド トラベル アシスト)」は、高速道路での車線変更支援や、信号機を認識して赤信号で自動停止する機能などを備えます(いずれもシステムの作動範囲内で機能し、車両の制御責任はドライバーにあります)。
デジタルキーやパワーソケットなど実用機能も充実
快適装備では、リラクゼーション機能・メモリー機能・ベンチレーション機能を内蔵した電動調整式フロントシート、480Wのハーマンカードン製サウンドシステム、パノラミックサンルーフがオプションに用意されます。
利便性の面で面白いのが「Digital Key(デジタルキー)」で、対応するスマートフォンで施錠・解錠と始動が行えるほか、フォルクスワーゲンのアプリを介して家族や友人、同僚へメッセージやメールで鍵を渡すこともできます。さらに「PowerSocket(パワーソケット)」は、充電インターフェースに差し込むだけで車両から外部機器へ給電できるアダプターで、電動自転車から電気グリルまで幅広い電化製品に対応します。アウトドアでの使い勝手を一気に広げる装備と言えるでしょう。
日本導入は現時点で未公表
「ID. Tiguan」の日本市場への導入時期や仕様については、現時点で公表されていません。欧州での発売が2027年初頭とされていることから、国内での動きが見えてくるのはそれ以降になりそうです。また、タイヤ・ホイールサイズといった細かな諸元についても、今後の正式発表を待つ必要があります。
車名戦略と併売体制 ティグアンは累計生産830万台超の基幹モデル
「ID. Polo」「ID. Cross」に続く、既存車名を受け継ぐ3番目のモデル
近年のフォルクスワーゲンは、電気自動車に「ID.+既存の主要車名」という命名法を採る方針を打ち出しています。「ID. Polo(アイディ. ポロ)」「ID. Cross(アイディ. クロス)」に続き、「ID. Tiguan」はその3番目のモデルにあたります。
数字を並べた従来の「ID.3」「ID.4」といった名称は、一般のユーザーにとって車両の性格やサイズ感をつかみにくいという弱点がありました。長年親しまれてきた車名を流用することで、どんなクルマなのかを一目で伝え、プロダクトブランドとしての強さを電動モデルにも引き継ごうという狙いがうかがえます。EVを特別な存在としてではなく、既存ラインアップの延長線上に置く——という考え方への転換とも受け取れます。
エンジン車・ハイブリッド車の「ティグアン」は併売を継続
注目すべきは、「ID. Tiguan」が登場しても現行のティグアンが置き換えられるわけではない点です。ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッドを揃えた「ティグアン」は、電動モデルと並行して販売が続けられます。同じ車名で、パワートレインの異なる2系統が共存する形になります。
急速なEVシフトを掲げた各社が軒並み計画の見直しを迫られている現状を踏まえると、選択肢を絞り込まず双方を残すというこの判断は、現実的な着地点と言えそうです。一方で、同一車名の2系統が店頭でどう整理・説明されるのかは、今後の課題として残るところでしょう。
累計生産830万台超 ブランドを支える基幹モデル
フォルクスワーゲンにとってティグアンがいかに重要かは、販売実績が物語っています。ティグアンはフォルクスワーゲン ブランドのみならず、フォルクスワーゲン グループ全体で世界最量販モデルの座にあり、これまでの累計生産台数は830万台を超えました。直近1年間では、ティグアンと派生モデルの「タイロン(Tayron)」を合わせて100万台以上が販売されています。
なお、派生モデルの「タイロン」は2026年10月時点で日本には導入されていません。
ティグアンは2024年に3代目へフルモデルチェンジ 日本は11月19日発売
ティグアンは2024年にフルモデルチェンジを受け、3代目へと移行しました。日本では2024年7月3日に発表、9月13日に予約受付を開始し、11月19日に発売されています。約7年ぶりの全面刷新で、プラットフォームは最新のMQB evoアーキテクチャを採用しました。
パワートレインは、ティグアンとして初となる48Vマイルドハイブリッドを組み込んだ1.5 eTSI(最高出力150ps)と、環境性能を高めた2.0TDI 4MOTION(同193ps)を用意。グレードは標準の「アクティブ」、上級の「エレガンス」、スポーティな「Rライン」の3タイプで、それぞれにマイルドハイブリッドとディーゼルが設定されるため、合計6グレード構成となります。発売時の価格は487万1000円~653万2000円でした(その後、2025年9月9日および2026年1月1日に価格改定が実施されているため、最新の価格は公式サイトでご確認ください)。
ボディサイズは全長4,545×全幅1,840×全高1,655mm(Rラインは全長4,540×全幅1,860×全高1,655mm)。先代より全長が30mm伸びる一方で全高は抑えられ、空気抵抗係数(Cd値)は0.33から0.28へと改善されています。電子制御ダンパー「DCC Pro」やビークルダイナミクスマネジャー、新世代インフォテイメント「MIB4」、LEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT HD」といった新技術も採り入れ、ミドルサイズSUVとしての実力を大きく引き上げました。かつてささやかれた「クーペSUVへの路線変更」といった見方とは異なり、3代目も実用性の高いSUVスタイルを保っています。
| グレード | パワートレイン/駆動 | ホイール・タイヤ |
|---|---|---|
| アクティブ | 1.5 eTSI(FWD)/2.0 TDI(4MOTION) | 7J×17アルミホイール“Bari”+215/65R17 |
| エレガンス | 1.5 eTSI(FWD)/2.0 TDI(4MOTION) | 7.5J×18アルミホイール“Napoli”+235/55R18 |
| Rライン | 1.5 eTSI(FWD)/2.0 TDI(4MOTION) | 20インチアルミホイール |
ティグアンのモデルチェンジ遍歴
ティグアンはドイツのフォルクスワーゲンが手がけるSUVで、ドイツ語で虎を意味する「Tiger」と、イグアナを意味する「Leguan」を掛け合わせた造語がその名の由来です。フォルクスワーゲンにとっては、トゥアレグに続く2番目のSUVにあたります。
ティグアン 初代 5N/2007年~(日本は2008年~)
初代ティグアンは2007年に欧州でデビューし、日本では2008年9月に発売されました。「トラック&フィールド」「スポーツ&スタイル」がラインナップされていました。
2010年9月には特別仕様車「ティグアン ライストン」を発売。
2011年11月には日本仕様のマイナーチェンジを実施し、「トラック&フィールド」を廃止するとともに、燃費と安全性能を高めました。
2012年2月には専用装備の「R-Line」を追加。11月にはFFの「TSI BlueMotion Technology」を追加し、2.0Lの4WDは「2.0 TSI R-Line 4MOTION」に集約しました。
2013年9月に一部改良、2014年11月には4WDのベーシックグレード「2.0 TSI Leistung 4MOTION」を追加しました。
2015年4月には限定300台の特別仕様車「Lounge」を発売。7月の一部改良ではオーディオやナビゲーションを充実させています。初代は2016年に2代目へバトンを渡すまで、約9年にわたって販売されました。
ティグアン 2代目 AD1/2016年~2024年
2代目は2016年初頭に欧州で販売を開始し、日本では2017年1月に発売されました。グレードは「TSI Comfortline」「TSI Highline」「TSI R-Line」で、7月に一部改良を受けています。
2018年2月には限定300台の「DYNAUDIO Edition」を発売。8月22日の一部仕様変更では、「TSI Comfortline」のオプション「アップグレードパッケージ」にパワーテールゲートを、「セーフティパッケージ」にハイビームアシストをそれぞれ追加。上位の「TSI Highline」「TSI R-Line」には、それまでオプション扱いだったヘッドアップディスプレイ、ダイナミックライトアシスト、パワーテールゲートを標準装備とし、安全性と快適性を高めました。
続く8月29日には2.0Lディーゼルを積む「TDI 4MOTION」を追加。「TDI 4MOTION Comfortline/Highline/R-Line」の3グレードが設定され、導入記念の限定車「TDI 4MOTION R-Line Black Style」も用意されました。ティグアンにとって初の4WDとなる「4MOTION」は、オンロード/スノー/オフロード/オフロードカスタムの4モードを備えます。
2019年1月の一部仕様変更で「TSI Comfortline」「TDI 4MOTION Comfortline」に「Safetyパッケージ」を標準装備。10月には同グレードに「Discover Pro」と「Volkswagen Car-Net」を標準化しました。
2020年5月には特別仕様車「R-Line DYNAUDIO」「R-Line Black Style」を、8月にはそれらに装備を追加した「TSI R-Line Black Style DYNAUDIO Package」「TDI 4MOTION R-Line Black Style DYNAUDIO Package」を発売しました。
2021年5月のマイナーチェンジでフロントまわりを刷新し、ハイパフォーマンスモデル「R」を設定。特別仕様車「TSI First Edition」も発売しました。
2022年9月には四輪駆動の「TSI 4MOTION」を追加し、「TSI 4MOTION Active」「TSI 4MOTION Active Advance」「TSI 4MOTION R-Line」を設定しました。その後は大きな変更を経ずに販売が続けられ、2024年に3代目へと世代交代しています。
ティグアン 3代目/2024年~
2024年、ティグアンは約7年ぶりのフルモデルチェンジで3代目へ移行しました。欧州では2023年9月に世界初公開され、2024年から販売を開始。日本では2024年7月3日発表・9月13日予約開始・11月19日発売という流れをたどりました。最新のMQB evoアーキテクチャを採用し、ティグアン初の48Vマイルドハイブリッド「1.5 eTSI」と「2.0TDI 4MOTION」を用意。グレードはアクティブ/エレガンス/Rラインの3タイプで、欧州ではEVモードでの走行距離を大きく延ばしたPHEV「eHybrid」も設定されています。
日本では発売後、2025年9月9日に仕様変更にともなう価格改定が発表され、さらに2025年12月19日には2026年1月1日以降に適用される価格改定が案内されました。そして2027年初頭には、姉妹関係にあたる電動SUV「ID. Tiguan」が欧州で加わる見込みです。
| ティグアンのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 5N | 2007年~2016年(日本は2008年~) |
| 2代目 AD1 | 2016年~2024年 |
| 3代目 | 2024年~(日本は2024年11月19日発売) |
| ID. Tiguan(BEV/別系統) | 2026年10月9日ワールドプレミア/欧州で10月13日先行販売開始/2027年初頭発売予定 |