アウトランダーのモデルチェンジ情報 ガソリンモデルは廃止に
三菱のミドルサイズSUVアウトランダーのモデルチェンジについて紹介します。
アウトランダーは2005年から販売され、現行型は2代目を迎えています。次期型アウトランダーではプラットフォームやパワーユニット、各種パーツを日産エクストレイルと共有する予定で、2021年2月にワールドプレミアしましたが、次期アウトランダーはガソリンモデルを廃止してPHEVのみモデルチェンジします。
アウトランダーのガソリンモデルが廃止になりPHEV専用車に
北米で先行販売している新型アウトランダーですが、日本市場ではガソリンモデルは販売せず、PHEVのみ販売することが決定。
日本市場では先代モデルの販売台数の殆どをPHEVが占めていたという背景があり、兄弟車として販売する日産の新型エクストレイルもeパワーのみ販売することから、新型アウトランダーもPHEV専売ということです。
新型アウトランダーPHEVは2022年に販売するという噂でしたが、ガソリンモデルのアウトランダーを販売しない事により販売次期を早め、PHEVモデルを2021年10月28日にオンラインで発表しました。
新型アウトランダーは2021年2月に発表 三菱公式がティザーイメージを公開
2020年12月にリリースした新型アウトランダーのティザーイメージ
三菱自動車が次期アウトランダーを2021年2月にオンラインで発表することを、公式でリリースしました。米国、カナダ、プエルトリコなどで順次投入することなど、グローバル展開することも発表しています。
ニュースリリースには「内側からみなぎる力強さを表現」した新型アウトランダーのシルエットを映したティザーイメージも掲載されています。
また、次期アウトランダーは、従来の名前を替え「エンゲルベルクツアラー」として販売する可能性があるという情報があります。
エンゲルベルクツアラーは、ジュネーブモーターショー2019で、次世代クロスオーバーSUVのプロトタイプとして発表されています。
エクステリアは発表されたエンゲルベルクツアラーとほぼ一緒で市販化されると言う噂もあり、期待できる新型SUVになっています。
ボディサイズを大型化して上級シフトすることが予想され、販売終了した、三菱のパジェロの後継車種のようになるかもしれません。ガソリンモデルのアウトランダーは2021年7月に発売するという情報が有力で、プラグインハイブリッドのアウトランダーPHEVは遅れて2022年頃に発売すると予想されています。
新型アウトランダーに日産が開発したe-POWERを採用する可能性も
新型にモデルチェンジする三菱アウトランダーのパワートレインに日産のシリーズハイブリッドシステムe-POWERを採用するという噂があります。 e-POWERはエンジンを発電専用に使い、駆動はモーターのみで行うハイブリッドシステムで、e-POWERを採用したノートやセレナは販売台数でも他車をリードするほどの人気車種になっています。
新型アウトランダーは日産のエクストレイルと兄弟車になるという情報が前々からあり、パワートレインも同じものを採用する可能性も考えられるということです。
日産と三菱は同じグループ(アライアンス)にあり、軽自動車の三菱のekワゴンと日産のデイズなどは自動運転支援技術のプロパイロットを共有しています。そのため新型アウトランダーがe-POWERを採用するのも現実的に感じます。
次期型アウトランダーのプロトタイプがスパイショット!
三菱アウトランダーの最新プロトタイプが目撃されました。次回のフルモデルチェンジで新型アウトランダーは3代目、PHEVは2代目に切り替わります。
今回の個体からは、大型のLEDセカンドライトユニットの上部にシャープなヘッドライトが確認できます。グリルは三菱のアイコンであるダイナミックシールドで、ジュネーブモーターショー2019に出展された「エンゲルベルクツアラー」のデザインを彷彿とさせます。
リアスタイルについてもデザインが刷新され、ボディサイズは日産デュアリスとピラットフォームを共有することで大きくなると考えられます。
予想される新型アウトランダーのパワートレインは2.4L直列4気筒+モーターのPHEVや1.5L直列4気筒ターボチャージャーガソリンエンジン、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンなど。世界初公開は2020年10月に開催されるパリモーターショーが有力です。
三菱アウトランダーが一部改良を発表!車両運動統合制御システム「S-AWC」を4WDモデルに標準装備化
2019年9月12日に一部改良された三菱アウトランダー
三菱アウトランダーが一部改良し、2019年9月12日より販売をスタートしました。新型アウトランダーの変更点は大きく2つで、走行性能と機能装備が強化されています。
走行性能面については、アウトランダーの4WD車全車に車両運動統合制御システム「S-AWC」を標準装備としました。アウトランダー専用のブレーキ制御設定を行い、雪道など様々な路面状況での悪路走破性を高めています。
また、「AWC ECO」「NORMAL」「SNOW」の3つの走行モードのほか、より高い走破性を実現する「GRAVEL」モードが新たに追加されました。
新型アウトランダーの装備には、乗員にダイナミックなサウンドを届ける「ミツビシパワーサウンドシステム」やAndroid Auto・Apple CarPlay対応の「スマートフォン連携ナビゲーション」を新設定。従来よりもドライブを快適に楽しむ機能装備が充実しています。
グレード | 24M | 24G | 24G Plus Package | BLACK Edition | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
駆動方式 | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD | 2WD | 4WD |
エンジン | SOHC 16バルブ 4気筒 | |||||||
変速機 | INVECS-III 6速スポーツモード CVT | |||||||
価格 | 2,725,800円 | 3,003,000円 | 2,909,500円 | 3,184,500円 | 3,143,800円 | 3,421,000円 | 3,000,800円 | 3,275,800円 |
欧州市場で2020年版三菱アウトランダーがデビュー!
2020年版アウトランダーのエクステリア
2020年モデルの新型アウトランダーを、三菱自動車の欧州部門が発表しました。先に発売されているアウトランダーPHEVに続き、新型アウトランダーについても2020年モデルを発売します。
パワートレインは最大出力150ps/6000rpm、最大トルク19.9kgm/4200rpmの自然吸気2.0L直列4気筒ガソリン「MIVEC」にパドルシフト付きのCVTの組み合わせ。0~100km/h加速は13.3秒、最高速は190km/hに到達します。
新型アウトランダーのインテリア
新型アウトランダーではCarPlayやAndroid Auto対応のSDAシステムを採用するほか、安全性能面では先進運転支援システム(ADAS)をグレード別設定。ボディカラーは新色「レッドダイヤモンド」を追加し、インテリアについても質感の高いスタイルとしています。
エントリーグレード「デザイン」では、4WD、3列7席シートにオートマチックトランスミッションや8インチの先進インフォテインメントシステム、18インチアルミホイールなどを標準装備。エントリーグレードとは思えない充実した装備が魅力です。
テールゲートが大きく開く新型アウトランダー
また、今回のモデルから上級モデル「エクシード」を新設定。電動サイド調整機能を可能とする高級感のあるレザーシートを装備します。その他、ヒーター機能付きステアリングホイールやTomTomナビゲーションシステム(360度カメラ付き)、ツインリアUSBポートなどの快適装備も備えます。
新型アウトランダーの開発車両がスパイショット!プラットフォームは日産エクストレイルを共有か
この度、日中にテスト走行中の新型アウトランダーと思われる開発車両が海外メディアのカメラに捉えられました(写真は入手し次第紹介します)。
しっかりとフルカモフラージュされたこの個体からは、三菱のダイナミックシールドデザインとメッシュグリルが採用されていることが確認できます。また、eKクロスやデリカD:5にも採用されているツリ目のLEDデイタイムランニングライトが装備されています。足回りの黒アルミが引き締まった印象です。
プラットフォームについては、かねてから姉妹車となるとの噂の次世代日産エクストレイルと共有する可能性が濃厚。デザインは、ジュネーブモーターショー2019に三菱のコンセプトカーとして登場した「エンゲルベルクツアラー・コンセプト」をベースとすると予想されます。
発表時期は2021年から、新型エクストレイルと同じタイミングとなるでしょう。まずはヨーロッパを中心に展開していき、その後世界規模で売り出していくものと思われます。
アウトランダーがモデルチェンジ(一部改良)で安全性を強化し走行性能をさらに進化
三菱自動車は2018年8月23日のプレスリリースで、同社が販売するミドルクラスSUV「アウトランダー」の一部改良を行って、同日より全国の系列販売会社を通じて発売を開始したことを発表しました。
アウトランダーの今回のモデルチェンジ(一部改良)は「衝突被害軽減ブレーキシステム」等を全車に標準装備して安全性を強化し、ショックアブソーバーはワイド化して減衰力を調整して走行性能を高めているのが特徴です。
米国版の三菱アウトランダーが一部改良で大幅アップグレード!
アメリカで販売されている三菱アウトランダーが、2020年モデルに一部改良を実施することを明らかにしました。ベースモデルはおよそ312万円から、最上級グレードのExceed 2.2L(AWDand6AT)[seven seat]では約495万円となっています。
パワートレインは、ベースグレード「ES」が最高出力150ps、最大トルク190Nmを発生する排気量2.0L直列4気筒自然吸気エンジンを搭載。その他のグレードには最高出力169psに最大トルク220Nmを発揮する排気量2.4L直列4気筒ガソリンエンジン、最高出力150psに最大トルク360Nmの直列4気筒ディーゼルターボエンジンが設定されています。
安全性能面においては、アウトランダー全車に自動緊急ブレーキを標準装備、さらにエントリーモデルの「ES」にも前方衝突緩和システム(歩行者検知)を標準装備するとのこと。自動防眩ルームミラー、雨滴感知ワイパーシステム、オートヘッドライトなども標準装備化され、より快適なドライブを実現します。
インテリアの装備も充実しており、タッチスクリーンインフォテインメントシステムが7インチから8インチへと大型化しています。Apple CarPlayやAndroid Auto、TomTomナビゲーションサービスを標準装備とし、さらに便利になります。
ドライバー席には電動ランバーサポートを標準搭載。サンルーフレスを選択した場合、収納に便利なオーバーヘッドコンソールや後部座席用USBポートが用意されます。
新型アウトランダーにブラックの専用装備を採用した特別仕様車「ブラックエディション」を追加
ルーフやサイドミラーなど外装の各所にブラックを配した特別仕様車アウトランダー ブラックエディション
新型アウトランダーの上級グレード「Gプラスパッケージ」をベースにした、エクステリアやインテリアにブラックのアクセントを加えたクールな特別仕様車「ブラックエディション」が2018年12月13日ラインナップに追加しました。
屋根、ルーフスポーラー、サイドミラー、ホイールなど専用のブラックアクセントを施し、スタイリッシュな見た目になっています。
ブラックエディションはシートや天井もブラックで統一された室内が魅力
インテリアにはスエード調人工皮革のコンビネーションシートを採用して、運転席と助手席にはシートヒーターをプラス、寒い日もすぐに温まる嬉しい標準装備です。内装の天井部分もブラックになっているので室内からもブラックエディションの特別感を味わうことができます。
アウトランダー特別仕様車「ブラックエディション」の専用装備
- ブラックメッキ フロントグリル
- グロスブラック ルーフレール
- ブラックマイカ ウインカー付電動格納式リモコンドアミラー
- ブラック サイドウインドウモール
- ブラックマイカ スキッドプレート
- ブラック塗装 18インチアルミホイール
- ブラック・ブラックマイカ加飾 サイドドアガーニッシュ
- スエード調人工皮革のコンビネーションシート
- 運転席・助手席パワーシート
- 運転席・助手席シートヒーター
- カラードドアアウターハンドル
- ピアノブラック インパネ+ドアトリム
- ブラック天井色
アウトランダー特別仕様車「ブラックエディション」のボディカラー
- ホワイトパール(32400円高)
- チタニウムグレーメタリック
- ブラックマイカ
アウトランダー特別仕様車「ブラックエディション」の販売価格は2WDモデルで3,212,540円から、4WDモデルは3,485,700円からになっています。シックな色合いのSUVを探している方におすすめの特別仕様車です。
新型アウトランダーはモデルチェンジ(一部改良)でリヤスポイラーを装備してスポーティさを高める
2018年の一部改良でリヤスポイラーを標準装備したアウトランダー
今回のモデルチェンジで、アウトランダーはヘッドランプやラジエーターグリル・フロントスキッドプレート・リヤスキッドプレート・アルミホイールのデザインを変更し、HiビームにはLEDを採用してエクステリアの魅力を向上させました。
7インチWVGAディスプレイメモリーナビゲーションなどを装備するアウトランダーの最上級グレード「G Plus Package」は、今回の一部改良で空力性能を向上できるリヤスポイラーを標準装備させてスポーティさを高めます。
アウトランダーはモデルチェンジ(一部改良)でインテリアに高級感を与えて快適性を向上
インテリアはパーツやデザインを見直して高級感を向上
アウトランダーは2018年8月23日に行った一部改良で、デザインの変更等でインテリアに高級感を与えて、エアコン吹き出し口を追加設定するなどして快適性を向上させます。
モデルチェンジで誕生した新型アウトランダーは、室内空間で目立つパーツであるフロントシートやオーナメントパネル等のデザインを変更。またインパネやドアトリムのオーナメントパネル等のパーツには高級感がともなうデザインと素材を採用します。
コンソールアームレスト・ステアリングホイール・シフトノブ等のパーツにシルバーステッチ加工を施して上質感を高める改良後アウトランダーの内装を、前モデルと比較すれば大きく変化しています。
S‐AWCの作動状態を確認するメーターの視認性が向上し、パワーウィンドウの機能性が増したアウトランダーはより快適な車となった
今回の一部改良で、三菱の車両運動統合制御システム「S‐AWC」の作動状態を確認するメーターの表示法が改善され視認性がアップしました。フロントシートはサイド部の形状を変更し、サポート部は硬さの異なるクッションを組み合わせる事でホールド力と座り心地をさらに良くします。
後席用のエアコン吹き出し口をフロアコンソール後部に新たに配置して、パワーウィンドウに挟まれ防止機能等の新機能を加えたアウトランダーはより快適な車へと進化しました。
モデルチェンジ(一部改良)によって衝突被害軽減ブレーキシステムを標準装備して安全性をアップさせたアウトランダーは「サポカーSワイド」に認定
一部改良により誕生した新型アウトランダーは、レーザーレーダーとカメラで前方車や歩行車を検知して衝突する危険性が高い場合には自動ブレーキを作動する「衝突被害軽減ブレーキシステム」と、前進時あるいは後退時の運転操作ミスによる急発進を抑える「誤発進抑制機能」を全車に標準装備させます。
安全装備が充実したアウトランダーは、国が推奨する「サポカーSワイド」の対象車として認定されました。
セーフティ・サポートカーは国が推奨する新たな自動車の安全コンセプト
セーフティ・サポートカー通称「サポカー」は、国が推奨する先進の安全技術を搭載した車が認められる新たな安全認定制度です。
高齢者を含めた全てのドライバーによる交通事故の発生防止・被害軽減対策の一環として設けられた新たな自動車安全コンセプトであるサポカーは、搭載する安全機能の種類に応じて「サポカーSベーシック」等の区分けがあります。
一部改良後のアウトランダーが該当する「サポカーSワイド」は、歩行者に対する自動ブレーキやペダル踏み間違い時に急発進を抑える事のできる安全機能などを搭載する車が対象となります。
アウトランダーは一部改良で剛性を強化し減衰力を調整して運転時の安定感と優れた操縦性を実現
一部改良後の「アウトランダー」は、前席と後席ドアやラゲッジルーム等に構造用接着剤を塗布し、パネル同士の接合面積を増やすことで車体剛性を強化します。
また、同車はフロントとリヤのショックアブソーバーのサイズをワイド化させて、減衰力を調整するためにパーツを見直して上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現させます。
ステアリングギア比の調整をスピーディにして、それに合った電動パワーステアリング制御の適性化を行って、操舵時の応答性をスムースとするアウトランダーの走行性能は進化します。
一部改良後のアウトランダーのグレード別販売価格~2.0Lエンジン搭載モデルは2,668,680円からで2.4Lエンジン搭載モデルは2,940,840円から
「衝突被害軽減ブレーキ」や「誤発進抑制機能」を標準装備させて安全性が向上した一部改良後の2.0Lエンジン搭載モデルのエントリーグレードの販売価格は2,668,680円からで、2.4Lエンジン搭載モデルの販売価格は2,940,840円からです。
ドレスアップ効果も優れたリヤスポイラーを標準装備するなど、内外装をよりラグジュアリーにスポーティに仕上げる最上級グレード「G Plus Package」の2.0Lエンジン搭載モデルの販売価格は3,083,940円からで、2.4Lエンジン搭載モデルの販売価格は3,356,100円からとなります。
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
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20M | 2.0L MIVEC SOHC 16バルブ4気筒 |
INVECS-3 6速スポーツモードCVT |
2WD | 2,668,680円~ |
20G | 2,805,300円~ | |||
20G Plus Package | 3,083,940円~ | |||
24M | 2.4L MIVEC SOHC 16バルブ4気筒 |
4WD | 2,940,840円~ | |
24G | 3,077,460円~ | |||
24G Plus Package | 3,356,100円~ |
アウトランダーは一部改良でさらに魅力的な車となった。ハイスペックな車が多数揃うミドルクラスSUVのシェア争いはさらに激しくなる
アウトランダーも分類されるミドルクラスSUVはハイスペックな車が多数揃う激戦市場です。国産車では「CX‐5」「ハリアー」「フォレスター」「エクストレイル」などが、外国車では「ディスカバリースポーツ」「X4」などがミドルクラスSUVに分類されます。
アウトランダーは、最大のライバルである国産車のミドルクラスSUVを意識して今回の一部改良を行って安全性や走行性能を強化して、さらなる魅力的な車へと進化しました。
2018年8月30日にはホンダのミドルクラスSUV「CR‐V」が日本市場に復活しました。スポーツに限らずどんな分野においてもライバルの存在は重要です。アウトランダーは、ライバル車の存在に刺激されてこれからも進化を続けていきます。