eKクロス・eKワゴンのモデルチェンジ情報 2026年8月27日の一部改良でリヤシートアラートを追加
eKシリーズは三菱自動車の軽乗用車で、3代目以降は日産との合弁会社「NMKV」が企画・開発を担当。現行のeKワゴンは2019年3月に4代目へフルモデルチェンジし、同時にクロスオーバー仕様のeKクロスが加わりました。
2026年8月27日には両車そろって一部改良が実施され、後席の置き忘れを知らせるリヤシートアラートの追加やUSBポートのType-C化、eKクロスのバンパー同色化などが行われています。最新の改良内容と価格、ボディカラー、主要諸元、そしてeKシリーズのモデルチェンジ遍歴までまとめてチェックしていきましょう。
eKクロス・eKワゴンが2026年8月27日に一部改良を実施 利便性と安全性を高めて同日発売
三菱自動車は2026年8月27日、軽ハイトワゴンのeKクロスとeKワゴンに一部改良を施し、同日から全国の系列販売会社で販売を開始しました。
今回はフルモデルチェンジやマイナーチェンジではなく、あくまで装備と外観の細部を磨き込む一部改良という位置づけです。とはいえ内容は使い勝手・安全性・見栄えの三方向にわたっており、日常での満足度を底上げする実利的なアップデートに仕上がっています。
2026年8月27日に一部改良を受けたeKクロス(左)とeKワゴン(右)
降車時の置き忘れを防ぐリヤシートアラートを追加
クルマから降りようとした際に、後席へ同乗者や荷物が残っている可能性をドライバーへ知らせて確認をうながす「リヤシートアラート」が新たに備わりました。
子どもやペットの車内置き去り、買い物袋の積み忘れといったうっかりを未然に防ぐ機能で、先行して2026年6月の改良でeKクロスEVにも導入されたもの。軽ハイトワゴンは後席の視認性が高いぶん油断しやすい部分でもあり、あって困らない装備といえます。
充電用USBポートをType-AからType-Cへ切り替え
インストルメントパネル中央部に設けられた充電用USBポートが、従来のType-AからType-Cへと差し替えられました。
スマートフォンやモバイル機器の接続端子はType-Cが主流になりつつあり、変換アダプターを持ち歩かずに済むのは素直にありがたい変更です。地味ながら乗るたびに効いてくる改良で、こうした部分を見逃さない姿勢は好感が持てます。
フロントカメラの画角を拡大しFCMの検知範囲を強化
前方を監視するカメラの視野角を従来より広げ、衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]がとらえられる範囲を拡大しました。
横方向から飛び出してくる歩行者や自転車に対する備えが厚くなり、運転支援の実効性が高まっています。ハード面に手を入れた改良なので、装備表の文言以上に体感価値のある変更点です。
eKクロスは前後バンパーとテールゲートガーニッシュをボディ同色化
eKクロスについては、フロントバンパーとリヤバンパー、さらにテールゲートガーニッシュをボディと同じ色で仕上げる変更が加えられました。
これまで樹脂の黒で切り替えていた部分がボディ色でつながることで、塊感のあるまとまった佇まいに。SUVらしい無骨さよりも、上質さや落ち着きを前面に出す方向へ舵を切った印象で、2026年6月に外観を刷新したeKクロスEVとも通じる考え方です。
2026年8月 eKクロス・eKワゴンの一部改良内容
- リヤシートアラートを追加(eKクロス・eKワゴン)
- 充電用USBポートをType-AからType-Cへ変更(eKクロス・eKワゴン)
- フロントカメラの画角拡大によるFCMの検知範囲拡大(eKクロス・eKワゴン)
- フロント/リヤバンパー、テールゲートガーニッシュをボディ同色化(eKクロス)
- ボディカラーに2トーン3色とモノトーン1色を追加設定(eKクロス・eKワゴン)
ボディカラーはeKクロスが全10色 eKワゴンは全11色に 2トーン3色とモノトーン1色を追加設定
今回の一部改良では、eKクロス・eKワゴンそれぞれに2トーンカラー3色とモノトーンカラー1色が新たに設定されました。これによりラインアップはeKクロスが全10色、eKワゴンが全11色となっています。
eKクロスはルーフをブラックマイカで締める組み合わせを軸に据え、eKワゴンはオークブラウンメタリックを合わせた温かみのある配色を用意。同じ車体骨格を持つ2台でありながら、色の方向性で性格をはっきり描き分けているのが面白いところです。
eKクロスのボディカラー一覧(全10色)
- デニムブルーパール/ブラックマイカ(82,500円高)
- ナチュラルアイボリーメタリック/ブラックマイカ(82,500円高)
- ホワイトパール/ブラックマイカ(82,500円高)
- チタニウムグレーメタリック/ブラックマイカ(60,500円高)
- レッドメタリック/ブラックマイカ(60,500円高)
- ホワイトパール(33,000円高)
- ナチュラルアイボリーメタリック(33,000円高)
- アッシュグリーンメタリック(33,000円高)
- チタニウムグレーメタリック
- ブラックマイカ
eKワゴンのボディカラー一覧(全11色)
- ナチュラルアイボリーメタリック/オークブラウンメタリック(82,500円高)
- デニムブルーパール/ブラックマイカ(82,500円高)
- ライラックピンクメタリック/オークブラウンメタリック(60,500円高)
- ホワイトパール(33,000円高)
- ナチュラルアイボリーメタリック(33,000円高)
- デニムブルーパール(33,000円高)
- ホワイトソリッド
- スターリングシルバーメタリック
- ブラックマイカ
- ライラックピンクメタリック
- レッドメタリック
2026年8月一部改良後のeKクロス・eKワゴンの価格 eKワゴンは154万円台から
メーカー希望小売価格はeKクロスが1,856,800円から2,225,300円、eKワゴンが1,543,300円から1,774,300円(いずれも消費税10%込)。
eKクロスのGとG PremiumはBR06型自然吸気エンジン、TとT Premiumはインタークーラー付ターボにモーターを組み合わせたハイブリッド仕様となり、eKワゴンはM・Gともに自然吸気エンジンを積みます。装備の充実ぶりを踏まえると、上位のPremium系を選んでも軽ハイトワゴンとしては納得しやすい価格設定です。
| グレード | エンジン | 駆動方式 | 車両本体価格(消費税10%込) |
|---|---|---|---|
| eKクロス G | 自然吸気 | 2WD | 1,856,800円 |
| 4WD | 1,988,800円 | ||
| eKクロス G Premium | 自然吸気 | 2WD | 1,999,800円 |
| 4WD | 2,131,800円 | ||
| eKクロス T | ターボ(ハイブリッド) | 2WD | 1,950,300円 |
| 4WD | 2,082,300円 | ||
| eKクロス T Premium | ターボ(ハイブリッド) | 2WD | 2,093,300円 |
| 4WD | 2,225,300円 | ||
| eKワゴン M | 自然吸気 | 2WD | 1,543,300円 |
| 4WD | 1,691,800円 | ||
| eKワゴン G | 自然吸気 | 2WD | 1,642,300円 |
| 4WD | 1,774,300円 |
eKクロス・eKワゴンの主要諸元 タイヤはeKクロスが165/55R15でeKワゴンは155/65R14
ボディサイズや室内寸法は軽自動車規格いっぱいで両車共通ですが、足まわりの仕立てには差があります。
eKクロスは165/55R15タイヤと15インチアルミホイールを全車標準装備し、最小回転半径は4.8m。対するeKワゴンは155/65R14の細身な14インチタイヤを履き、最小回転半径は4.5mと取り回しで有利です。走りの安定感を取るか、狭い道での軽快さを取るかという分かりやすい住み分けになっています。
| eKワゴン G 2WD | eKクロス G 2WD | eKクロス T 2WD | |
|---|---|---|---|
| 型式 | 5BA-B33W | 5AA-B34W | 4AA-B35W |
| 全長 | 3,395mm | ||
| 全幅 | 1,475mm | ||
| 全高 | 1,650mm | ||
| ホイールベース | 2,495mm | ||
| トレッド(前/後) | 1,300mm/1,290mm | ||
| 室内長 | 2,065mm | ||
| 室内幅 | 1,340mm | ||
| 室内高 | 1,270mm | ||
| 車両重量 | 840kg | 860kg | 870kg |
| 最小回転半径 | 4.5m | 4.8m | |
| 最低地上高 | 155mm | ||
| エンジン型式 | BR06型 直列3気筒DOHC12バルブ | BR06型 直列3気筒DOHC12バルブ ターボ | |
| エンジン総排気量 | 0.659L | ||
| エンジン最高出力 | 38kW(52PS)/6,400rpm | 47kW(64PS)/5,600rpm | |
| エンジン最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/3,600rpm | 100Nm(10.2kgm)/2,400-4,000rpm | |
| モーター型式 | – | SM21型 | |
| モーター最高出力 | – | 2.0kW(2.7PS)/1,200rpm | |
| モーター最大トルク | – | 40Nm(4.1kgm)/100rpm | |
| トランスミッション | CVT | ||
| WLTCモード燃費 | 23.2km/L | 23.3km/L | 21.5km/L |
| 使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | ||
| タンク容量 | 27L | ||
| タイヤサイズ | 155/65R14 | 165/55R15 | |
| ホイールサイズ | 14インチ | 15インチアルミホイール | |
| 乗車定員 | 4名 | ||
eKクロスEVが2026年6月18日に一部改良を発表 デザイン刷新とアクセサリーコンセント追加で6月25日発売
三菱自動車は2026年6月18日、軽乗用EVのeKクロスEVに一部改良を施したと発表しました。発売は2026年6月25日で、全国の系列販売会社で取り扱われます。
今回の改良は外観デザインの一新と利便性の向上が二本柱となっており、EVならではの価値を高める内容にまとめられています。
エクステリアでは、フロントまわりを途切れのない連続した造形にして一体感を演出し、ホイールアーチとサイドシルガーニッシュをボディと同じ色で仕上げることで、やわらかく統一感のある印象に変更しました。
フロントグリルにはLEDイルミネーションを新たに採用し、先進的な雰囲気を強めています。ボディカラーは明るく清潔感のある色や自然を思わせるナチュラル系を取り入れ、2トーン5色とモノトーン2色を追加。全11色という幅広い選択肢を用意しました。
利便性の面では、インストルメントパネル下部に駆動用バッテリーの電力を家電などに使えるアクセサリーコンセント(AC100V・最大1,500W/メーカーオプション)を新設定。日常での使用に加え、アウトドアや停電などの非常時にも電力を活用できるようになっています。
Pグレードのインパネには充電用USBポートが増設され、Type-Cを2口とType-Aを1口備える構成になりました。さらにステアリングヒーターと運転席・助手席のシートヒーターを、従来のPグレードに加えてGグレードにも標準装備とし、快適性を引き上げています。降車時に後席へ乗員や荷物が残っていないかをドライバーへ知らせるリヤシートアラートも追加されました。
メーカー希望小売価格は2,446,400円から3,214,200円(消費税10%込)です。eKクロスEVは令和7年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の574,000円対象車となっており、補助金を受けた場合の実質負担額はおよそ187万円からとなります。地域によっては自治体独自の補助金も併用できます。
| グレード | 駆動方式 | 駆動用バッテリーサイズ | 車両本体価格(消費税10%込) |
|---|---|---|---|
| P | 2WD | 20kWh | 3,214,200円~ |
| G | 2WD | 20kWh | 2,662,000円~ |
| G ビジネスパッケージ | 2WD | 20kWh | 2,446,400円~ |
なおeKクロスEVは、WLTCモードで一充電あたり180kmの走行距離を確保した軽乗用EVです。
ゆとりある室内空間と使い勝手の良さに、EVらしい滑らかで力強い加速、高い静粛性、先進の運転支援機能やコネクティッド機能を組み合わせた一台に仕上げられています。
eKワゴンのモデルチェンジ遍歴 初代H81W型から4代目B33/36W型までの歩み
eKワゴンは三菱が販売する軽トールワゴンで、「excellent K-car」の頭文字と、「いい軽」の語呂合わせでネーミングされています。
eKワゴン初代 H81W型(2001年~2006年)
2001年10月、初代eKワゴンが誕生。グレード体系は標準仕様の「M」、アルミホイールやルーフスポイラーを装着した「M+Xパッケージ」でそれぞれに2WDと4WDの設定があります。
2002年5月、特別仕様車「ブラックインテリアエディション」を発売。9月には一部改良でハイトアジャスター機能を全車に標準装備。「M+Xパッケージ」には安全性能を強化した一部改良を実施。特別仕様車「ブラックインテリアエディション」を標準グレード化しました。
2003年5月、シリーズ累計20万台達成記念の特別仕様車「M20 サンクスエディション」「M20G サンクスエディション」を発売。8月、一部改良で4AT車の新グレード「G」を追加発売。特別仕様車「サウンドビートエディション」を発売。同時に地域限定車「阪神タイガースエディション」を発売。
2004年1月、特別仕様車「ブルームエディション」を発売。5月、一部改良と特別仕様車「プレミアムエディション」を発売。12月の一部改良。
2005年10月、ご当地ナンバーに倉敷ナンバーが認証されたことを記念に、岡山三菱限定100台の地域限定特別仕様車「eK倉敷」を発売。12月に一部改良で「G」のシート素材を上質なものに変更。
2006年9月、2代目と入れ替わりのため販売を終了。
eKワゴン 2代目 H82W型(2006年~2013年)
2006年9月、フルモデルチェンジで2代目に。12月には三菱の女性社員だけで構成するチームが企画の段階から参加している、子育てママに向けた特別仕様車「Marble Edition」を発売。
2007年9月、一部改良でETACS機能の設定やオプションの仕様変更を実施。12月には特別仕様車「Bloom Edition」を発売。
2008年8月、一部改良でフロントフェイスを刷新。ボディカラーの追加や安全性能の向上などが施されました。
2009年7月、一部改良で燃費性能を向上。特別仕様車「Limited」を発売しました。
2010年1月、特別仕様車「Joy Field」を発売。8月に一部改良を実施。12月にも特別仕様車「Navi Collection」を発表。
2011年11月、仕様変更で「MS」を廃止。2012年7月には一部改良で安全装備を向上しました。
2013年6月、3代目と入れ替わりのため販売を終了。
eKワゴン 3代目 B11W型(2013年~2019年)
2013年6月、eKワゴンがボディサイズを拡大し、3代目になって販売を開始しました。グレード体系は2WD専用モデルの「E」、基本グレードの「M」、上級グレードの「G」をラインナップ。
2014年12月、「E e-Assist」「M e-Assist」「G e-Assist」を新グレードとして追加設定しました。
2015年10月、マイナーチェンジを実施し、「T Safety Package」を設定し、「E e-Assist」を廃止しました。
2017年1月、一部改良でボディカラーの見直しを実施。「T Safety Package」の内容を充実。10月、一部改良と特別仕様車「M PLUS Edition」・「M e-Assist PLUS Edition」を発売。
2018年5月、新たに「G Safety PLUS Edition」を追加設定。
2019年3月、4代目と入れ替わりで販売を終了しました。
eKワゴン 4代目 B33/36W型(2019年~)
2019年3月、フルモデルチェンジで4代目になりました。グレード体系は「M」と「G」の2グレードになっています。
2020年8月、一部改良で安全性能を向上。12月には一部改良でメーカーオプションの見直しとボディカラーの追加が実施されました。2022年9月、一部改良でボディカラーの見直しの実施。
2023年11月、一部改良で安全性能を強化し、ボディカラー展開を変更しました。
2026年8月、一部改良でリヤシートアラートの追加、充電用USBポートのType-C化、FCMの検知範囲拡大、ボディカラーの追加設定を実施しています。
| eKワゴンのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| 初代 H81W型 | 2001年~2006年 |
| 2代目 H82W型 | 2006年~2013年 |
| 3代目 B11W型 | 2013年~2019年 |
| 4代目 B33/36W型 | 2019年~ |
eKクロスのモデルチェンジ遍歴 スペースやEVを含む派生モデルの展開

eKクロスは三菱のeKシリーズのSUVテイストのクロスオーバーモデルです。BEV仕様やCUV仕様もeKクロスから登場します。
eKクロス B34W/B35W/B37W/B38W型(2019年~)
2019年3月、eKワゴンが4代目になったと同時に、eKクロスがデビューしました。SUV的な要素を取り入れたモデルです。「M」「G」「T」のグレード体系になります。12月、特別仕様車「T Plus Edition」を発売。
2020年12月、特別仕様車「G Plus Edition」を発売。
2022年9月、新グレードの「G Premium」「T Premium」を発売。
2026年8月、一部改良でリヤシートアラートを追加するとともに、フロント/リヤバンパーとテールゲートガーニッシュをボディ同色化しました。
eKクロス スペース B34A/B35A/B37A/B38A型(2020年~2023年)
2020年2月、eKクロスの派生モデルとしてスーパーハイトワゴン仕様のeKクロススペースがデビューしました。グレード体系は「M」と「G」の2グレード。12月、特別仕様車「G Plus Edition」を発売。
2021年11月、特別仕様車「T Plus Edition」を発売。
2022年9月、eKクロスと同様、新グレードの「G Premium」「T Premium」を発売。
2023年4月、デリカミニの発表に伴い、eKクロス スペースの販売を終了しました。
eKクロス EV B5AW型(2022年~)
2022年6月、派生モデルのEV仕様の「eKクロス EV」を発売開始。グレード体系は「G」と「P」を設定しています。
2026年6月、一部改良で外観デザインを刷新し、アクセサリーコンセントを新設定しました。
eKクロスのモデルチェンジ遍歴
| eKクロスのモデル | 販売年表 |
|---|---|
| B34W/B35W/B37W/B38W型 | 2019年~ |
| B34A/B35A/B37A/B38A型(スペース) | 2020年~2023年 |
| B5AW型(EV) | 2022年~ |
eKシリーズの写真
三菱 eKクロス EV
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