eKワゴン・eKクロスのフルモデルチェンジは2019年3月28日 日産とタッグを組みハイブリッドモデルも発表
2001年から販売を開始したeKシリーズは、三菱自動車の軽自動車で、2013年の3代目以降は日産との合弁会社「NMKV」で開発しています。3代目のeKワゴンは2013年から発売されていて、6年後の2019年3月28日にフルモデルチェンジしました。
4代目のeKワゴンは三菱の顔であるダイナミックシールドを継続採用し、クロスオーバータイプのeKクロスも登場しました。パワートレインはガソリンエンジンのほかにもハイブリッドモデルがラインナップ。新しくなるeKワゴン・eKクロスのエクステリアやパワートレイン、燃費やボディサイズなどのスペックをチェックしましょう。
ekクロス/ekワゴンが一部改良でボディカラーを追加 安全装備が充実したG Plus Edition(Gプラスエディション)も設定
ekクロスの特別仕様車Gプラスエディションはマルチモニターや防眩ルームミラーを標準装備したお得なモデル
三菱の軽自動車ekクロスとekワゴンが2020年12月24日に一部改良を実施。ボディカラーにレッドメタリックを追加して8色を設定しました。
この一部改良と同時に、安全装備を拡充した特別仕様車のG Plus Edition(Gプラスエディション)がekクロスに追加されています。
ekクロスの特別仕様車Gプラスエディションの装備
- マルチアラウンドモニター
- 自動防眩ルームミラー
- LEDパッケージ(ディーラーオプション)
ekクロスの特別仕様車Gプラスエディションの販売価格は、2WDが1,617,000円、4WDが1,749,000円です。マルチアラウンドモニターが標準装備になるのでとてもお得な特別仕様車になっています。
なお今回の一部改良による販売価格の変更はありません。
ekクロスとekワゴンが2020年8月20日に一部改良 安全装備やボディカラーを追加
一部改良で安全装備が充実した新型ekクロスとekワゴン
ekクロスとekワゴンに搭載する安全装備e-Assistに標識検知機能、前方衝突予測警報、先行車発進通知、ふらつき警報の4つの機能を追加。
マイパイロットにはミリ波レーダーを追加、ワイパー低速作動時でも車線維持支援機能とアダプティブクルーズコントロールが利用できるようになりました。
その他にも坂道などで低速を維持するヒルディセントコントロールや、ヘッドライトスイッチのOFFを排除して、付け忘れを防する対策を取りました。センターパネルに充電用USBポートも追加してスマートフォンなどの充電も簡単になっています。
2020年ekワゴン・ekクロスの一部改良で追加した装備
- 標識検知機能
- 前方衝突予測警報
- 先行車発進通知
- ふらつき警報
- ヒルディセントコントロール
- ヘッドライトOFFスイッチ廃止
- 充電用USBポート追加
- 運転席SRSニーエアバッグ(ekワゴンはオプション)
- リヤシートベルトのプリテンショナー機構(ekワゴンはオプション)
- 非着用ウォーニング着座センサー(ekワゴンはオプション)
ekクロスには2トーンのボディカラー、サファイアブルーメタリックとスターリングシルバーメタリックを追加、モノトーンカラーにサファイアブルーメタリックも追加した、計11色のラインナップです。
グレード | 駆動方式 | 販売価格 |
---|---|---|
ekワゴン M | 2WD(FF) | 1,325,500円~ |
4WD | 1,457,500円~ | |
ekワゴン G | 2WD(FF) | 1,408,000円~ |
4WD | 1,540,000円~ | |
ekクロス M | 2WD(FF) | 1,463,000円~ |
4WD | 1,595,000円~ | |
ekクロス G | 2WD(FF) | 1,606,000円~ |
4WD | 1,738,000円~ | |
ekクロス T | 2WD(FF) | 1,688,500円~ |
4WD | 1,820,500円~ |
三菱eKクロスに特別仕様車「T Plus Edition」が新設定!
三菱eKクロスの特別仕様車「T Plus Edition」のエクステリア
eKクロスの特別仕様車「T Plus Edition」が2019年12月25日に発売されました。T Plus Editionのベース車両は「T」グレードで、多彩な運転支援技術や専用ディーラーオプションを用意しています。価格は2WDが1,820,500円(オプション装着車:1,879,130円)、4WDが1,952,500円(オプション装着車:2,011,130円)です。
T Plus Editionのリヤバンパーはブラック
T Plus Edition専用ディーラーオプションの「T Plus Edition コンプリートパッケージ」
T Plus Editionはリヤバンパーがブラックとなっていて、ベース車よりもスポーティーな装い。ガーニッシュやサイドデカールがセットとなった「T Plus Edition コンプリートパッケージ」を装備すれば、さらにアグレッシブなエクステリアに進化します。
また、T Plus Editionのボディカラーは以下の8色が用意されています。
eKクロスT Plus Editionのボディカラー
- レッドメタリック/ブラックマイカ(+60,500円)
- ライトニングブルーマイカ/スターリングシルバーメタリック(+60,500円)
- ホワイトパール(+33,000円)
- チタニウムグレーメタリック
- ブラックマイカ
- レッドメタリック
- ライトニングブルーマイカ
- サンシャインオレンジメタリック(+33,000円)
eKクロス T Plus EditionはサポカーS ワイド対象車で、衝突被害軽減ブレーキシステムや踏み間違い衝突防止アシストなどの先進安全装備を搭載。加えて高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT(マイパイロット)」や「移動物検知機能付マルチアラウンドモニター」、「マルチアラウンドモニター表示機能付デジタルルームミラー」を標準装備しています。
新型eKワゴンとeKクロスのエクステリアはダイナミックシールドを継続採用してアグレッシブな顔をキープ
左がeKクロスで右がeKワゴンのエクステリア eKクロスはミニデリカD5とも取れる大胆なスタイルが特徴
左がeKクロスで右がeKワゴンのインテリア 中央には大画面のナビゲーションを配置
eKワゴンのフルモデルチェンジ後のエクステリアは2015年のマイナーチェンジで手に入れたダイナミックシールドを継続して採用するでしょう。SUVタイプのeKワゴン2019年2月に発売した新型デリカD5クリーンディーゼルモデルと似ている大胆なダイナミックシールドをフロントフェイスに採用しています。
ボディサイズは変わらず全長3,395mm・全幅1,475mm・全高1,640mmの軽自動車枠に収まるサイズになっています。
eKクロス | eKワゴン | |
---|---|---|
全長 | 3,395mm | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm | 1,475mm |
全高 | 1,640mm | 1,640mm |
ホイールベース | 2,495mm | 2,495mm |
室内長 | 2,065mm | 2,065mm |
室内幅 | 1,340mm | 1,340mm |
室内高 | 1,270mm | 1,270mm |
最低地上高 | 155mm | 155mm |
車両重量 | 840kg | 830kg |
最小回転半径 | 4.5m | 4.5m |
JC08モード燃費 | 29.8km/L | 29.4km/L |
WLTCモード燃費 | 21.2km/L | 21.2km/L |
使用燃料 | レギュラーガソリン | レギュラーガソリン |
新型eKワゴンのパワートレインは、2019年3月28日にフルモデルチェンジした兄弟車のデイズと同じルノー製の新開発エンジン「BR06」を採用しています。eKワゴンにはBR06エンジンの自然吸気タイプのエンジンを搭載、eKクロスのMグレードとGグレードにはBR06エンジンの自然吸気タイプとSM21型のモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドエンジンを搭載、最上級グレードになるeKクロスTグレードにはBR06のターボとSM21型モーターを組み合わせたマイルドハイブリッドを搭載した全3種類の新型エンジンを採用します。
自然吸気(NA) | マイルドハイブリッド | ターボ+マイルドハイブリッド | |
---|---|---|---|
グレード | eKワゴン M・G | eKクロス M・G | eKクロス T |
型式 | BR06 | BR06+SM21 | BR06ターボ+SM21 |
排気量 | 659cc | 659cc | 659cc |
エンジン最高出力 | 38kW(52ps)/6,400rpm | 47kW(64ps)/5,600rpm | |
エンジン最大トルク | 60Nm(6.1kgm)/3,600rpm | 100Nm(10.2kgm)/2,400-4,000rpm | |
モーター最高出力 | – | 2.0kW(2.7ps)/1,200rpm | |
モーター最大トルク | – | 40Nm(4.1kgm)/100rpm |
eKワゴン/eKクロスのボディカラーはeKワゴンが7色でeKクロスが2トーンカラーを含む11色設定
日産デイズと一緒にモデルチェンジするeKワゴンはモノトーンカラーのみの7色を設定、新たに追加されたeKクロスはモノトーンカラー6色と2トーンカラー5色の11色を設定します。eKクロスには新色の「サンシャインオレンジメタリック」や2トーンカラーで個性を前面に押し出したスタイルが楽しめます。
eKワゴンとeKクロスのボディカラー一覧
- ホワイトパール(33,000円高)
- オークブラウンメタリック(33,000円高・eKワゴンのみ設定)
- ホワイトソリッド(eKワゴンのみ設定)
- スターリングシルバーメタリック(eKワゴンのみ設定)
- ブラックマイカ
- ミントブルーメタリック(eKワゴンのみ設定)
- コーラルピンクメタリック(eKワゴンのみ設定)
- サンシャインオレンジメタリック(33,000円高・eKクロスのみ設定)
- チタニウムグレーメタリック(eKクロスのみ設定)
- レッドメタリック(eKクロスのみ設定)
- ライトニングブルーマイカ(eKクロスのみ設定)
- レッドメタリック×ブラックマイカ(60,500円高・eKクロスのみ設定)
- ライトニングブルーマイカ×スターリングシルバーメタリック(60,500円高・eKクロスのみ設定)
- ナチュラルアイボリーメタリック×サンシャインオレンジメタリック(82,500円高・eKクロスのみ設定)
- サンドイエローメタリック×ホワイトソリッド(82,500円高・eKクロスのみ設定)
- オリーブグリーンメタリック×チタニウムグレーメタリック(82,500円高・eKクロスのみ設定)
ホワイトパール(33,000円高)
オークブラウンメタリック(33,000円高・eKワゴンのみ設定)
ホワイトソリッド(eKワゴンのみ設定)
スターリングシルバーメタリック(eKワゴンのみ設定)
ブラックマイカ
ミントブルーメタリック(eKワゴンのみ設定)
コーラルピンクメタリック(eKワゴンのみ設定)
サンシャインオレンジメタリック(33,000円高・eKクロスのみ設定)
チタニウムグレーメタリック(eKクロスのみ設定)
レッドメタリック(eKクロスのみ設定)
ライトニングブルーマイカ(eKクロスのみ設定)
レッドメタリック×ブラックマイカ(60,500円高・eKクロスのみ設定)
ライトニングブルーマイカ×スターリングシルバーメタリック(60,500円高・eKクロスのみ設定)
ナチュラルアイボリーメタリック×サンシャインオレンジメタリック(82,500円高・eKクロスのみ設定)
サンドイエローメタリック×ホワイトソリッド(82,500円高・eKクロスのみ設定)
オリーブグリーンメタリック×チタニウムグレーメタリック(82,500円高・eKクロスのみ設定)
新型eKクロスは今まであったeKカスタムを廃止して追加されたSUVタイプのグレードで、ボディカラーは通常のモノトーンカラー以外に2トーンカラーを5色設定しています。モノトーンカラーにはないグリーン系の「オリーブグリーンメタリック」や、クリーム系の「ナチュラルアイボリーメタリック」、イエロー系の「サンドイエローメタリック」など2トーンカラーでしか選べない特別なカラーリングが魅力です。
モデルチェンジする新型eKワゴン/eKクロスのグレード・燃費・販売価格
eKワゴンは日産デイズと共同開発され2019年3月28日にモデルチェンジします。モデルチェンジと同時にeKワゴンへクロスオーバータイプのeKワゴンが新たにラインナップします。
eKクロスのグレード | 駆動方式 | 燃費 | 車両重量 | 販売価格 |
---|---|---|---|---|
M | 2WD(FF) | JC08モード:29.8km/L (WLTCモード:21.2km/L) |
840kg | 1,441,000円~ |
4WD | JC08モード:25.4km/L (WLTCモード:18.8km/L) |
900kg | 1,573,000円~ | |
G | 2WD(FF) | JC08モード:29.4km/L (WLTCモード:21.0km/L) |
850kg | 1,584,000円~ |
4WD | JC08モード:25.4km/L (WLTCモード:18.8km/L) |
910kg | 1,716,000円~ | |
T | 2WD(FF) | JC08モード:25.2km/L (WLTCモード:19.2km/L) |
860kg | 1,666,500円~ |
4WD | JC08モード:22.8km/L (WLTCモード:16.8km/L) |
920kg | 1,798,500円~ |
eKワゴンのグレード | 駆動方式 | 燃費 | 車両重量 | 販売価格 |
---|---|---|---|---|
M | 2WD(FF) | JC08モード:29.4km/L (WLTCモード:21.2km/L) |
830kg | 1,320,000円~ |
4WD | JC08モード:24.6km/L (WLTCモード:18.2km/L) |
890kg | 1,452,000円~ | |
G | 2WD(FF) | JC08モード:29.4km/L (WLTCモード:21.2km/L) |
830kg | 1,402,500円~ |
4WD | JC08モード:24.6km/L (WLTCモード:18.2km/L) |
890kg | 1,534,500円~ |
新型eKワゴンとeKクロスのパワートレインにはルノーが開発した直列3気筒の新型エンジンとマイルドハイブリッドシステムを組み合わせます。全てのグレードでハイブリッドシステムを導入するため燃費性能も向上して、JC08モード燃費で最大29.8km/L、WLTCモード燃費で最大21.2km/Lを達成しています。
最低地上高はeKワゴンとクロスオーバータイプのeKクロスのどちらも155mmになっています。
日産の自動運転支援技術プロパイロットの三菱版になる「マイパイロットシステム」を初採用
マイパイロット(日産はプロパイロット)は日産デイズとeKワゴンのみ搭載する自動運転支援技術
日産が開発した自動運転支援技術プロパイロットの三菱版と言える、三菱インテリジェントシステム「マイパイロット」をモデルチェンジしたeKワゴンとeKクロスに搭載します。この技術にはハンドルサポート付の単一車線走行支援システムが含まれ、クルーズコントロールや踏み間違えなどで障害物と接触する危険を知らせるクリアランスソナーなどを備えます。
自動運転支援技術を搭載する軽自動車はeKワゴンと同時にモデルチェンジするデイズだけなので、安全面や先進技術は他車の追随を許さないほど充実した軽自動車になります。
新型eKワゴン・eKクロスはインナーミラーにカメラの映像を表示するデジタルルームミラーを採用
デジタルルームミラーをOFFにすると通常の鏡としても使える
車内のルームミラーにバックカメラの映像を映すデジタルルームミラーは普通自動車では2019年4月に発売する新型RAV4で初採用ですが、軽自動車ではeKワゴン・eKクロスが初採用になります。
RAV4は最上級グレードへデジタルルームミラーを標準装備していますが、eKワゴンとeKクロスには標準装備ではなくメーカーオプションで採用しています。ON・OFFスイッチで通常の鏡としても使えるデジタルルームミラーはモデルチェンジする新型eKワゴンとeKクロスの目玉装備になるでしょう。
eKワゴンとデイズの燃費は29.8km/Lを達成 e-power採用は次期モデルに期待
日産が開発したe-power 新型eKワゴンとデイズに採用するのは次期モデルチェンジか
eKワゴンは日産との合弁会社であるNMKVで企画・開発を行っている車種で、日産のデイズとは兄弟関係にあります。日産のレンジエクステンダーEVである「e-power」は、i-mievのモーターやバッテリーのみで構成されるのではなく、従来のエンジンを搭載し発電専用とすることで航続可能距離を伸ばそうというものです。
しかも、バッテリーへの充電は不要でどの地域にも1つ以上はあるガソリンスタンドで給油してガソリンエンジンを回し発電するため「充電施設が少ない」という不安もありません。
リーフのモーターをeKワゴンのスペースに収めることができるのか、軽自動車のエンジンでも十分に発電することができるのかなどの問題をクリアすることが課題になると考え、採用は次期モデルまで持ち越しになりました。
eパワーは採用されませんでしたが、2019年モデルチェンジでは自然吸気エンジンの燃費が向上して2WDで29.8km/L、4WDで25.6km/Lを達成しています。軽自動車ではトップクラスの低燃費性能を獲得しました。
新型eK X(クロス)発表前のレンダリング画像 ダイナミックシールドを大胆に使ったフロントマスクが特徴
新型eK X(クロス)はデリカD5ディーゼルモデルのようなフロントグリルが特徴
三菱の新型eK X(クロス)のレンダリング画像が公開されました。現車画像がリークされていますが、正式なレンダリング画像の公開は初めてで、フロントマスクの重厚感に圧倒されるエクステリアとなっています。
フロントを見ると、これまで軽自動車にはなかったかなりの重厚感で、まるでデリカD5にようだとちまたでは言われています。
ブラックのいグリルとシルバーのロアバンパーが迫力を与え、かなり目を引くデザインで、鋭角な釣り目のデイタイムランニングライトにそったグリルフレーム、フロントヘッドライト、その下に丸いフォグランプ、ライト類が縦に配置され、ダイナミックとも言える顔つきになっています。
これまでの現行eKワゴンとは全く違う顔を持つ新型eK X(クロス)の発売が楽しみです。
三菱のi-mievのパワートレインを採用したEVモデル登場の噂もあったが発表されなかった
アイ・ミーブ三菱が開発・販売しているコンパクトEV
2019年3月28日にフルモデルチェンジされて新しくなるeKワゴンとeKクロスは、電気自動車のi-mievのパワートレインを使ったEVモデルになるという噂がありましたが、EVモデルは発表されませんでした。
i-mievの駆動方式はMRの2WDで後輪の前にモーターが搭載されているリアミドルシップ・リアドライブの車です。最高出力は47Wで軽自動車のeKワゴンターボと同等ですが、トルクは電気自動車らしく160Nmと1.5倍ほどあるので坂道もグングンと登っていくモデルになると考えられていました。
型式 | Y51 |
---|---|
種類 | リチウムイオン電池 |
駆動方式 | 2WD(MR) |
総電圧 | 330V |
総電力量 | 16.0kwh |
定格出力 | 30kW |
最高出力 | 47kW |
最大トルク | 160Nm |
i-mievの航続可能距離は164kmで、新型eKワゴンにEVモデルが追加されていた場合は200km以上にパワーアップしていたでしょう。
eKワゴンをベースとしてEVモデルを作ると考えると駆動方式がMRからFFに変わると予想し、MRのi-mievは前輪をかなり曲げることができるため最小回転半径は4.5mと、かなり小回りが利きますがFFベースになると前輪の可動範囲が小さくなるため小回りが利きにくくなります。
ですが、eKワゴンとi-mievのホイールベースを比べると2,550mm(i-miev)・2,430mm(eKワゴン)で、120mmもeKワゴンのほうが短いため最小回転半径は変わらないと考えます。
現行型eKワゴンが2019年1月末に生産終了 次期eKワゴンはダイナミックシールドを採用した「eKクロス(eK X)」も販売開始
現行型eKワゴンが2019年1月末で生産終了しました。これで2019年に発売される次期eKワゴンのフルモデルチェンジに現実味が帯びてきました。
次期eKワゴンはダイナミックシールドを採用して従来のeKワゴンとクロスオーバーの「eKクロス(ek X)」を設定、2019年3月28日に発売します。エクステリアは2019年に発売する新型デリカD5に近くなり押し出し感の強いスタイリングが特徴です。
新型eKワゴンへフルモデルチェンジしたら価格帯はどうなる?
2015年にマイナーチェンジして後期型になり、2018年5月には一部改良を施しているeKワゴンの価格帯は110万円からで、フルモデルチェンジしても価格帯はさほど変わらないと考えます。
2WD | 4WD | |
---|---|---|
E e-Assist | 1,109,160円 | – |
M e-Assist | 1,220,400円 | 1,327,320円 |
G Safety Package | 1,413,720円 | 1,520,640円 |
T Safety Package | 1,473,120円 | 1,580,040円 |
G Safety PLUS Edition | 1,413,720円 | 1,520,640円 |
M Safety PLUS Edition | 1,220,400円 | 1,327,320円 |
2018年8月の時点でeKワゴンの価格帯は110万円から158万円で、安全装備のe-Assistを標準装備しています。フルモデルチェンジを行い新型になっても安全装備は既に充実しているため価格帯は多少値上がりする程度に収まると考えられます。
しかし、注目されているEVモデルはi-mievのパワートレインを使うなら300万円近くになると考えられ、e-powerのパワートレインでは200万円ほどになると予想します。
新型eKワゴンのフルモデルチェンジは2019年3月28日 フルモデルチェンジ年表
軽自動車のeKワゴンが誕生したのは2001年のことで、およそ6年ごとにフルモデルチェンジしているのがわかります。
2001年10月 | 初代eKワゴン発売 |
---|---|
2006年9月 | 2代目eKワゴン発売(4年11ヶ月) |
2013年6月 | 3代目eKワゴン発売(6年9ヶ月) |
2015年10月 | マイナーチェンジ(2年4ヶ月) |
2019年3月28日 | 4代目eKワゴン・派生車種のeKクロス発売(5年9ヶ月) |
初代から2代目は約5年、2代目から3代目は6年9か月かかっていて、3代目から4代目はおよそ6年後の2019年3月28日に行われます。
三菱の新型eKワゴンはモデルチェンジでハイブリッドを追加 先進運転支援技術を設定した安全で快適な軽自動車に進化
三菱が販売する軽自動車であるeKシリーズは2019年3月28日にモデルチェンジします。マイルドハイブリッドを搭載して燃費性能は前モデルよりも向上します。
共同開発したデイズとデイズハイウェイスターも同時に販売され、デイズとデイズハイウェイスターにはプロパイロットを、eKワゴンとeKクロスにはMIパイロットという先進運転支援技術を搭載、デジタルルームミラーを搭載するなど軽自動車とは思えない安全性と先進性を手にします。