小さい車ランキング

乗りやすい小さい車31選 国産車と外車別に現行モデルから生産終了の人気車まで解説

取り回しやすい小さい車を国産・外車合わせて31台ピックアップ。各モデルの燃費を月間コストに換算した実用情報と、生産終了モデルの現状(中古市場での注意点を含む)を丁寧に解説した車選びガイドです。

小さい車でドライブへ!国産車と外車別で乗りやすい小さな車31選

小さい車はコンパクトで可愛らしいだけでなく、日本の道路事情に合った取り回しやすさと経済性も兼ね備えています。狭い道が多く、駐車場も限られる日本では、最小回転半径の小さいコンパクトカーや軽自動車は日常の強い味方です。

今回は国産車・外車それぞれの乗りやすい小さい車を紹介します。ただし、掲載モデルの中には生産終了・販売終了となっているものも含まれており、該当する車種は本文中に明記しています。中古車での購入を検討している方の参考にもなれば幸いです。

国産車の小さい車 乗りやすさ22選

日本で販売されている小さいサイズの自動車の多くは軽自動車です。軽自動車は日本独自の規格で生まれた、日本の道路環境に最適化されたサイズに仕上げられています。コンパクトカーと合わせて、個性豊かな22台をご紹介します。

スズキ「ラパン」——若い女性を意識して可愛らしさを追求した小さい車

ラパンは女性が好みやすいピンクやアイボリーなどのボディカラーを中心に展開している

アルトの派生車として誕生したラパンは、丸目のヘッドライトとナチュラルなボディカラー、自分の部屋にいるような居心地の良い室内空間が特徴の軽自動車です。3代目ラパン(HE33S型)は2022年のマイナーチェンジでType-AとType-Cに対応するUSB電源ソケットをインパネに配置、LEDヘッドランプも標準化されました。グレードXではシート表皮カラーをライトブラウンとライトグリーンから選択できます。

WLTCモード燃費26.2km/Lは月1,000km走行でガソリン代約6,700円(レギュラー175円/L換算)と家計に優しい数字。最小回転半径4.4mは軽自動車の中でも優秀な水準で、都市部の狭い駐車場でもストレスを感じにくいです。「デザインで選ぶ最初の車」として選ばれることが多く、ファーストカーとしての評判は高い一台です。

X(2WD)主要スペック
全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,525mm
室内長×室内幅×室内高 2,020×1,295×1,240mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.4m
燃費(WLTCモード) 26.2km/L

光岡「ビュート」——職人の手で仕上げるヨーロピアンクラシックな小さい車

「ビュート」は手作業によってカスタマイズを実施して内外装の完成度を高める

光岡自動車が手掛ける「ビュート」は、市販車をベースに職人の丁寧な手作業でヨーロッパのクラシックカー風に仕立てるメイクアップ車です。3代目は日産マーチをベース車としていましたが、マーチの国内販売終了に伴い、4代目ではトヨタ・ヤリスをベース車として継承しています。

柔らかなフォルム、ノスタルジックなフロントマスク、唯一無二のインテリア空間は、量産車では得られない個性を提供します。生産台数が限られているため納期が長めになる傾向があり、購入を検討する場合は早めにディーラーへ相談することをおすすめします。

12ST(3代目・マーチベース)主要スペック
全長×全幅×全高 4,515×1,680×1,550mm
ホイールベース 2,450mm
最小回転半径 4.5m

日産「マーチ」——40年の歴史を持つ中古車市場で人気の小さい車(国内販売終了)

マーチは惜しまれつつも2022年に国内市場での販売を終了した

1982年から2022年まで日本市場で販売された日産「マーチ」は、国内外でカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど高い評価を受けたコンパクトカーです。40年の車歴で数えるほどしかフルモデルチェンジを実施していない、完成度の高さが際立つモデルでした。2022年に国内販売を終了しており、現在は中古車でのみ購入できます。

4代目(K13型)では2020年のマイナーチェンジでインテリジェントエマージェンシーブレーキや踏み間違い衝突防止アシストが標準化されました。メーター内にタイヤの向きや進行方向を表示するシステムを設定可能にするなど、運転支援機能を充実させた点が中古車市場での評価を高めています。

主要スペック(K13型)
全長×全幅×全高 3,825×1,665×1,515mm
室内長×室内幅×室内高 1,905×1,370×1,270mm
ホイールベース 2,450mm
最小回転半径 4.5m
燃費(WLTCモード) 17.6km/L

トヨタ「iQ」——軽自動車より小さいボディに高性能エンジンを積んだマイクロカー(販売終了)

「iQ」は2008年~2016年にかけて販売されていたトヨタブランドのマイクロカー

欧州のマイクロカーブームに対抗するかたちでトヨタが開発した「iQ」は、2008年から2016年まで販売されたクーペスタイルのマイクロカーです。全長わずか3,000mmという軽自動車をも下回るコンパクトボディに、1.3L直列4気筒DOHCエンジンと7速シーケンシャルシフトマチックを組み合わせた走りの質が特徴でした。最小回転半径3.9mという驚異的な小回り性能は今でも語り草になっています。現在は中古車でのみ入手可能です。

主要スペック(2014年5月モデル)
全長×全幅×全高 3,000×1,680×1,500mm
室内長×室内幅×室内高 1,560×1,515×1,145mm
ホイールベース 2,000mm
最小回転半径 3.9m
燃費(JC08モード) 21.2km/L

トヨタ「C+pod(シーポッド)」——軽自動車より小さい2人乗り超小型EV(生産終了)

2人乗りの超小型EVであるC+podは個人向けにはリース販売の形態をとっていた

2020年に法人・自治体向けから始まったトヨタの超小型EV「C+pod(シーポッド)」は、全長2,490mmと軽自動車を大きく下回るコンパクトなボディが特徴でした。最小回転半径3.9m、最高速度60km/hで近距離移動に特化した設計で、家庭用コンセントで充電できる手軽さも評価されていました。ただし2024年7月に生産終了、同年8月に販売終了しており、新車での購入はできません。累計販売台数は約2,000台にとどまりました。

主要スペック(グレードX)
全長×全幅×全高 2,490×1,290×1,550mm
室内長×室内幅×室内高 1,290×1,100×1,070mm
ホイールベース 1,780mm
最小回転半径 3.9m
交流電力消費量(WLTCモード) 54Wh/km

日産「キューブ」——7パターンの個性的な内装と角張ったボディが評価されていた小さい車(生産終了)

キューブは角張った左右非対称のボディ構造が高い評価を得ていたコンパクトカー

CUBE(キューブ)は1998年から販売されていた、愛嬌のあるユニークなボディを特徴とする日産のトールワゴンです。2019年12月に生産終了、2020年3月に販売を終了しており、現在は中古車のみで購入可能です。

3代目(Z12/NZ12型)はツートーンを含めた11色のボディカラーと、ヴィンテージキャメル、コダワリブラウン、インディゴブルーなど計7パターンの内装色を用意し、自分好みにカスタマイズできる自由度の高さが若い世代から評価されていました。中古車で検討する場合は、後期モデルで衝突被害軽減ブレーキが搭載されているかを確認するとよいでしょう。

主要スペック(15X)
全長×全幅×全高 3,890×1,695×1,650mm
室内長×室内幅×室内高 1,950×1,395×1,275mm
ホイールベース 2,530mm
最小回転半径 4.6m
燃費(JC08モード) 19.0km/L

スズキ「ジムニー」——小さいボディで本格オフロードを走破するロングセラー

ジムニーはラージサイズのオフロード車ではクリアできない道幅の狭いエリアも走破していく

ジムニーは軽自動車規格の小さなボディにラダーフレーム構造を採用し、本格的なオフロード走行を可能にしたスズキのロングセラー車です。狭い道幅でもラージサイズのSUVが入れないアウトドアスポットに分け入れる点は、小さいボディが最大の武器になる場面のひとつです。

2022年マイナーチェンジの4代目(JB64W-3型)は、セーフティサポートを標準装備化し、アイドリングストップシステムの作動域拡大で燃費を向上させました。社外アクセサリーが国産軽自動車の中でも特に豊富で、カスタムを楽しむオーナーも多いモデルです。ただし最小回転半径4.8mはラダーフレーム構造の宿命で、軽自動車としては大きめ。都市部の立体駐車場や狭い路地では扱いに注意が必要な面もあります。

XG(4WD・5MT)主要スペック
全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,725mm
室内長×室内幅×室内高 1,770×1,300×1,200mm
ホイールベース 2,250mm
最小回転半径 4.8m
燃費(WLTCモード) 16.6km/L

スズキ「イグニス」——シンプルで個性的なデザインが魅力のクロスオーバーSUV(販売終了)

イグニスはナチュラルで落ち着いた色合いのボディカラーを数多く展開していた

2016年発売の「イグニス」はクロスオーバーSUVスタイルの小型車で、「シンプルアイコニック」をデザインコンセプトに掲げた個性的な一台でした。2024年4月に国内販売を終了しており、後継モデルとしてスズキ「フロンクス」が導入されています。現在イグニスは中古車のみでの入手となります。

減速エネルギーを発電に活用するマイルドハイブリッドシステム搭載で、WLTCモード燃費19.8km/Lを実現していました。近未来的なエアコンパネルや、国産車としていち早くApple CarPlayに対応した点がマニアから高く評価されています。サイズ感が絶妙で、狭い山道や都市部の取り回しを重視するユーザーに人気がありました。

主要スペック(HYBRID MG・2WD)
全長×全幅×全高 3,700×1,660×1,605mm
室内長×室内幅×室内高 1,945×1,365×1,250mm
ホイールベース 2,435mm
最小回転半径 4.7m
燃費(WLTCモード) 19.8km/L

ダイハツ「ミラトコット」——スマートアシスト全車標準装備の安全性能が光る小さい車(生産終了)

ミラトコットはユーザーの好みに合わせて複数のスタイルパッケージを用意していた

2018年にミライースの派生車として誕生した「ミラトコット」は、スクエアボディに丸みを加えた独特のフォルムと、女性ユーザーを意識したユニセックスでシンプルなデザインが特徴の軽自動車でした。2023年12月に生産終了しており、現在は中古車のみの入手となります。

スマートアシストを全車標準装備した安全性の高さと、WLTCモード燃費29.8km/Lの経済性が評価されていました。最小回転半径4.4mという小回り性能も日常使いに便利でした。「過度な女性らしさが感じられない」と評されたシンプルなデザインは独自の価値観を持つユーザーに支持され、発売から販売終了までの約5年間で累計約7万2,000台が届け出されています。

主要スペック(G SA3・2WD)
全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,530mm
室内長×室内幅×室内高 2,000×1,305×1,270mm
ホイールベース 2,455mm
最小回転半径 4.4m
燃費(WLTCモード) 29.8km/L

スズキ「スイフト」——警察車両にも採用された走行性能が秀でたコンパクトカー

スイフトはボディカラーでツートーンも展開しているお洒落なエクステリアも魅力とする車

「スイフト」は市街地でのフットワークの軽い走りが評価され、警察車両にも採用実績を持つスズキのコンパクトカーです。4代目(ZC13S/ZC43S)は2020年にビッグマイナーチェンジを実施し、フロントグリルへのメッキ加飾と車線逸脱抑制機能の標準装備が加えられました。

HYBRID RSのWLTCモード燃費21.0kmはコンパクトカークラスとして優秀な水準で、月1,000km走行でガソリン代約8,300円(レギュラー175円/L換算)の計算です。シングルフォールディング式シートバック採用で積載状況に合わせたシートアレンジも可能。試乗してみると、スポーティな低重心感と軽快なハンドリングはコンパクトカーの中でも際立っています。ヨーロッパ市場でも評価されるスタイリッシュなエクステリアは、取り回しの良さと両立している点が魅力です。

HYBRID RS(2WD)主要スペック
全長×全幅×全高 3,855×1,695×1,500mm
室内長×室内幅×室内高 1,910×1,425×1,225mm
ホイールベース 2,450mm
最小回転半径 4.8m
燃費(WLTCモード) 21.0km/L

マツダ「ロードスター」——世界最多生産の2人乗り小型オープンカー

4代目ロードスター(ND系)は2022年にマイナーチェンジを実施した

ロードスターは1980年代後半に衰退していたライトウェイトスポーツカー市場を再び活性化させたマツダの名車です。世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンカーとしてギネス認定を受けており、オープン走行の爽快感と芸術的なフォルムが国際市場で高く評価されています。

4代目(ND系)は2022年のマイナーチェンジでボディカラーにジルコンサンドメタリックを追加し、アルミホイールの光沢感も引き上げられました。WLTCモード燃費16.8km/Lはオープンスポーツカーとしては現実的な数値。ただし室内長940mmという数字が示すように、後席のない2人乗りの用途に特化した車であり、日常の買い物用途には向きません。「走る喜びのためだけにある車」として乗るのがこの車の正しい楽しみ方です。

S Leather Package(6MT)主要スペック
全長×全幅×全高 3,915×1,735×1,235mm
ホイールベース 2,310mm
最小回転半径 4.7m
燃費(WLTCモード) 16.8km/L

トヨタ「アクア」——5ナンバークラストップレベルの低燃費を誇るハイブリッド専用車

アクアは周囲の自然と調和するようなボディカラーを数多く展開している

トヨタのハイブリッド専用コンパクトカー「アクア」は、2代目(MXPK#1型・2021年フルモデルチェンジ)でGA-Bプラットフォームを採用し、ラゲッジスペースの拡大とE-Four(電気式4WD)の搭載を実現しました。Bグレードの燃費35.8km/Lは月1,000km走行でガソリン代約4,900円(レギュラー175円/L換算)に相当し、維持費を重視するユーザーに説得力のある数字です。

アクセルペダルの踏み込み具合だけで加減速をコントロールする「快感ペダル」は慣れが必要ですが、長距離でも疲労が少ないと評判です。Toyota Safety Senseを全グレード標準装備しており、安全性も高い水準にあります。

B(2WD)主要スペック
全長×全幅×全高 4,050×1,695×1,485mm
室内長×室内幅×室内高 1,830×1,425×1,190mm
ホイールベース 2,600mm
最小回転半径 4.9m
燃費(WLTCモード) 35.8km/L

日産「ノート」——e-POWER専用車として進化した日産の世界戦略コンパクト

  • 丁度良いボディサイズとプレーンなフロントマスクが人気のノート
  • 3代目ノートのサイド
  • 3代目ノートのインテリア

「ノート」はシャープなエクステリアを魅力とするハッチバックスタイルの日産の世界戦略車です。2020年のフルモデルチェンジで誕生した3代目(E13型)は、ガソリンエンジンを廃止してe-POWER専用車種に刷新。エンジンは発電のみに使い、走行はすべてモーターが担うシリーズハイブリッド方式で、モーター駆動ならではの滑らかな加速と静粛性が好評です。

WLTCモード燃費28.4km/Lは月1,000km走行でガソリン代約6,100円(レギュラー175円/L換算)の計算で経済的。360°セーフティアシストによる全方位の運転支援機能も充実しており、安心して日常使いできる一台です。

グレードX(2WD)主要スペック
全長×全幅×全高 4,065×1,695×1,520mm
室内長×室内幅×室内高 2,030×1,445×1,240mm
ホイールベース 2,580mm
最小回転半径 4.9m
燃費(WLTCモード) 28.4km/L

ホンダ「フィット」——複数グレードで多様なライフスタイルに対応するホンダの主力コンパクト

4代目「フィット」は複数のキャラクターモデルを展開する

フィットは2001年の誕生以来好調なセールスを続けるホンダを代表する小さい車です。2020年のフルモデルチェンジで誕生した4代目はリラックス空間重視の「HOME」、SUVテイストの「CROSSTAR」、上質感演出の「LUXE」など、ライフスタイルに合わせた複数のグレードを展開しています。

2022年のマイナーチェンジでHonda SENSINGをバージョンアップし、e:HEV RSには3種類のドライブモードスイッチを専用装備しました。e:HEV BASICのWLTCモード燃費30.2km/Lは、月1,000km走行でガソリン代約5,800円(レギュラー175円/L換算)と経済的です。

e:HEV BASIC(FF)主要スペック
全長×全幅×全高 3,995×1,695×1,515mm
室内長×室内幅×室内高 1,955×1,445×1,260mm
ホイールベース 2,530mm
最小回転半径 4.9m
燃費(WLTCモード) 30.2km/L

トヨタ「ヤリス」——クラストップレベルの低燃費を実現するトヨタのコンパクトカー

ヤリスはGRやMODELLISTAなどの複数のカスタマイズカーを展開している

「ヤリス」は2020年のフルモデルチェンジでヴィッツから車名を改め、GA-Bプラットフォームを基に軽量化と低重心化を実現したトヨタのコンパクトカーです。ハイブリッドGのWLTCモード燃費35.8km/Lは、月1,000km走行でガソリン代約4,900円(レギュラー175円/L換算)というクラストップレベルの経済性。一充電走行距離ではなく実用域での燃費性能が際立っています。

GRヤリスやMODELLISTAなど複数のカスタマイズモデルも展開しており、ノーマルからスポーツ仕様まで幅広い楽しみ方ができます。室内長1,840mmはコンパクトカーとして標準的な広さです。

ハイブリッドG(2WD)主要スペック
全長×全幅×全高 3,940×1,695×1,500mm
室内長×室内幅×室内高 1,840×1,430×1,190mm
ホイールベース 2,550mm
最小回転半径 5.1m
燃費(WLTCモード) 35.8km/L

トヨタ「パッソ」——ガソリンエンジン登録車クラスで低燃費を誇った女性人気の高いコンパクトカー(生産終了)

街乗りスマートコンパクトのパッソは最小回転半径4.6mで運転しやすい車だった

「街乗りスマートコンパクト」をコンセプトに2016年のフルモデルチェンジで完成した3代目パッソは、ガソリンエンジン登録車クラスでトップレベルの低燃費と使いやすさを実現したコンパクトカーでした。ただし2023年9月に生産終了しており、現在は中古車のみで購入できます。

「MODA(モーダ)」グレードは豊富なカラーバリエーションと可愛らしいヘッドライトが特徴で、女性からの支持が高いグレードでした。6:4分割可倒リヤシート採用でラゲッジの使い勝手も良く、最小回転半径4.6mの取り回しやすさは街乗り中心のドライバーに好評でした。

主要スペック(3代目)
全長×全幅×全高 3,650×1,665×1,525mm
室内長×室内幅×室内高 1,975×1,420×1,270mm
ホイールベース 2,490mm
最小回転半径 4.6m
燃費(WLTCモード) 28.0km/L

ホンダ「N-ONE」——タイムレスデザインを掲げた長く乗れる軽トールワゴン

N-ONEは軽自動車の規格いっぱい使った広い室内と運転しやすいボディ形状が特徴

N-ONEはホンダの軽自動車Nシリーズ第3弾にあたる軽トールワゴンで、「人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小に」というMM思想を受け継いでいます。「タイムレスデザイン」を掲げた丸くて大きなヘッドライトが特徴的で、流行に左右されず長く乗り続けたくなるデザインが評価されています。

現行モデルはStandard、Select、Premium、RSの4グレード展開で、RSグレードには6速MTが設定されています。DOHCターボエンジンと安定性をもたらすスタビライザーの組み合わせは排気量1.3Lクラスと同等の走りを実現します。N-BOXなどと比べると認知度が低めですが、走りにこだわる軽自動車ファンには刺さる一台です。

主要スペック
全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,610mm
室内長×室内幅×室内高 2,020×1,300×1,240mm
ホイールベース 2,520mm
最小回転半径 4.5m
燃費(WLTCモード) 28.4km/L

スズキ「アルトワークス」——国産車屈指の運動性能を持つ軽スポーツ(生産終了)

スズキのアルトワークスはターボエンジンと5速MTを搭載した軽自動車の中でも走りを追求したモデルでした。軽自動車の非力なイメージを覆すホットハッチとして熱烈なファンを持ち、販売期間中の累計台数はターボRSと合わせて4万台以上に達しています。ただし2021年12月に生産終了しており、現行の9代目アルトにワークスグレードは設定されていません。

中古市場では生産終了後に価格が上昇しており、状態の良い個体は新車価格を上回るケースも出ています。メカニック的な視点では、スポーツ走行多用個体はミッションとクラッチの摩耗確認が必須です。「軽でMTを楽しみたい」というユーザーには現行のホンダN-ONE RSが後継的な選択肢になります。

主要スペック(5代目)
全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,500mm
室内長×室内幅×室内高 2,040×1,255×1,215mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.6m
燃費(JC08モード) 23.6km/L

ダイハツ「ミライース」——軽量化と低燃費で軽自動車のイメージを変えたエコカー

ダイハツの技術と徹底した車両軽量化により燃費性能を高めたミライースは、先進的なデザインとコンパクトボディで軽自動車のイメージを大きく塗り替えました。WLTCモード燃費35.2km/Lは月1,000km走行でガソリン代約5,000円(レギュラー175円/L換算)という優れた経済性で、セカンドカーや通勤用途に選ぶユーザーが多いです。

アイポイントが高く運転しやすい設計で、車内収納も充実しています。安全装備として「スマートアシスト」を全車標準装備しており、ファミリーカーとしても選ばれています。軽自動車の中でも走りの楽しさより実用性と経済性を重視する方に向いている一台です。

主要スペック
全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,500mm
室内長×室内幅×室内高 2,025×1,345×1,240mm
ホイールベース 2,455mm
最小回転半径 4.4m
燃費(WLTCモード) 35.2km/L

スズキ「アルト」——軽自動車の中で最安クラスの販売価格と小さなボディが魅力

スズキが販売するアルトは、運転しやすい小さな車体と軽自動車の中で最安クラスの販売価格が大きな魅力です。1979年の誕生以来続くロングセラーで、現行の9代目(HA37S型)は2021年12月に発売。マイルドハイブリッドを搭載したCVT専用設計で燃費向上に特化しています。

WLTCモード燃費37.0km/Lは軽自動車トップクラスの低燃費で、月1,000km走行でガソリン代約4,700円(レギュラー175円/L換算)という数字は長期的な維持費に直結します。ツートン仕様も用意されており、シンプルながら個性を出せます。「維持費を最小限にしたい」という方には選択肢として常に上位に来るモデルです。

主要スペック
全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,500mm
室内長×室内幅×室内高 2,040×1,255×1,215mm
ホイールベース 2,460mm
最小回転半径 4.6m
燃費(WLTCモード) 37.0km/L

ダイハツ「コペン」——2シーターの軽オープンスポーツカー

2シーターの個性的な軽自動車がコペンです。軽自動車のオープンカーとして絶大な人気を誇るコペンは、車重の軽さと小さなボディサイズを活かした加速性能とキビキビした運転性能を発揮します。オープン走行の爽快さも相まって軽やかなドライビングが楽しめます。

2シーターのため荷室は狭く日常の買い物には不便な面がありますが、セカンドカーとして使うには十分な性能です。「走りを楽しむ車」としての評価が高く、足として使う用途より趣味の一台として選ばれます。室内長910mmという数字が示す通り、長距離ドライブには覚悟が必要ですが、それも含めてオープンスポーツの醍醐味です。

主要スペック
全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,280mm
ホイールベース 2,230mm
最小回転半径 4.6m
燃費(WLTCモード) 25.2km/L

ホンダ「S660」——ミッドシップエンジン搭載の軽2シータースポーツカー(生産終了)

ホンダのS660は軽自動車らしからぬスポーティなエクステリアと、屋根が取り外しできる2シーターオープンカーです。車体中央にエンジンを配置したミッドシップレイアウトによる独特の乗り味は、販売当初から大きな話題を呼びました。2022年3月に生産終了しており、新車での購入はできません。累計生産台数は約3.9万台でした。

生産終了後も中古市場での人気は高く、状態の良い個体は価格が上昇しています。衝突安全規制や騒音規制への対応が困難なことが生産終了の主因で、後継モデルは現時点で計画されていません。軽2シーターオープンスポーツを求める方には、ダイハツ・コペンが現行の選択肢となります。

主要スペック
全長×全幅×全高 3,395×1,475×1,180mm
ホイールベース 2,285mm
最小回転半径 4.8m
燃費(WLTCモード) 24.2km/L

外車の小さい車 乗りやすさ9選

外車はボディサイズが大きく取り回しにくいイメージを持つ方もいるかもしれませんが、日本車並みのコンパクトな外車も存在します。なお、掲載モデルの中には日本での販売が終了したものも含まれており、各モデルの本文に明記しています。

プジョー「208」——モータースポーツ由来の技術を活かした走り重視のコンパクト

プジョー208は1.2Lターボエンジンを搭載するモデルとEVタイプを展開している

「208」はフランスのプジョーが開発したBセグメントのコンパクトカーです。モータースポーツで培った技術を投入した1.2L PureTechガソリンターボエンジンに加え、EV版「e-208」も展開しています。直感的に操作できる3Di-Cockpitが快適なドライブフィールを実現します。WLTCモード燃費17.9km/Lはガソリン車の欧州コンパクトとして標準的な水準です。最小回転半径5.5mは国産コンパクトより大きめで、狭い駐車場では注意が必要です。

208 Allure 主要スペック
全長×全幅×全高 4,095×1,745×1,445mm
ホイールベース 2,540mm
最小回転半径 5.5m
燃費(WLTCモード) 17.9km/L

フォルクスワーゲン「ポロ」——世界の女性から支持されるVWの伝統的コンパクトカー

Poloは女性から支持され続けているフォルクスワーゲンのロングセラー

「ポロ」はエンジンを横置きにして前輪駆動方式を組み合わせるスタイルを伝統的に採用するVWのコンパクトカーです。6代目(AW型)はユーザーの半数以上が女性というデータがあるほど、女性から支持されています。2022年6月のマイナーチェンジでTravel Assist(同一車線内全車速運転支援)やLEDマトリックスヘッドライトが装備されました。スポーティな「TSI R-Line」とドレスアップ重視の「TSI Style」など個性的なグレード展開も選ぶ楽しさを提供しています。

TSI Active 主要スペック
全長×全幅×全高 4,085×1,750×1,450mm
ホイールベース 2,550mm
最小回転半径 5.1m
燃費(WLTCモード) 17.1km/L

ルノー「トゥインゴ」——RRレイアウトで抜群の小回りを実現したフレンチコンパクト(日本販売終了)

トゥインゴはシフト操作を楽しめるMT車やルーフが開くタイプのグレードも展開していた

「トゥインゴ」は3代目からエンジンをリア部に配置するRR方式を採用し、フロントタイヤの可動域を大きく広げた結果として最小回転半径4.3mという驚異的な小回り性能を実現していたルノーの小型車です。パリで磨かれたお洒落なエクステリアは日本の街並みでも映えると評価されていました。ただし2023年に日本市場向けの生産が終了し、現在は中古車での入手のみとなります。MT仕様やキャンバストップのグレードも展開していた個性豊かな一台でした。

トゥインゴ インテンスEDC 主要スペック
全長×全幅×全高 3,645×1,650×1,545mm
ホイールベース 2,490mm
最小回転半径 4.3m
燃費(WLTCモード) 17.4km/L

フィアット「500(チンクエチェント)」——ルパン三世の愛車として有名なクラシカルなお洒落コンパクト

小さなボディサイズで燃費性能も高いフィアット500は初めての外車を選ぶ方にもおすすめ

1936年発売の超小型車をルーツとするフィアット500は、モンキーパンチ原作アニメ「ルパン三世」の主人公ルパンの愛車としても有名な一台です。クラシカルなエクステリアに立体的な個性的フロントグリルとLEDデイランプを組み合わせた現行モデルは、チェック柄のシートやアイボリー調のハンドルなど独自の世界観あふれるインテリアが特徴です。

後席は実質的に2人乗りとして使う用途が現実的ですが、1.2L V8エンジンとDuallogicトランスミッションの組み合わせによる走行性能とJC08モード燃費19.4km/Lのバランスは良好。クラス初となる7つのエアバッグを標準装備する安全面も評価されています。インテリアにこだわりたい女性にとっては外車の中でも特に刺さる一台です。

主要スペック
全長×全幅×全高 3,570×1,625×1,515mm
ホイールベース 2,300mm
最小回転半径 4.7m
燃費(JC08モード) 19.4km/L

MINI「クーパー」——丸目が可愛らしく取り回しも良い女性人気の高いコンパクトカー

BMWブランドのMINIクーパーは、丸目の可愛らしいエクステリアとツインターボを搭載したパワフルな走りを両立するコンパクトカーです。燃費19.6km/LはJC08モード値で、外車としては標準的な水準です。

豊富なオプションで個性的なスタイリングに仕上げられる点と、ドイツ車らしい剛性の高いボディは長距離ドライブでの安心感につながります。最小回転半径5.2mは都市部では少し大きめで、機械式駐車場の使用可否は購入前に確認しておくことをおすすめします。

主要スペック
全長×全幅×全高 3,835×1,725×1,430mm
ホイールベース 2,495mm
最小回転半径 5.2m
燃費(JC08モード) 19.6km/L

フィアット「500C」——キャンバストップで開放感を楽しめるコンバーチブルコンパクト

フィアット500のコンバーチブル仕様「500C」は、キュートなボディに天井部分がスライドするキャンバストップを搭載した一台です。完全に開くオープンタイプではなくリヤの途中で止められるハーフオープン機能があり、完全なオープンカーには少し戸惑いを感じる方でも開放感を楽しめます。

最小回転半径4.7mは取り回しが良く、都市部でも扱いやすいサイズです。燃費24.0km/L(JC08モード)は輸入コンパクトとして優秀な水準で、経済性も兼ね備えています。個性を求める方や完全なオープンカーへの踏み出しを検討している方に適した一台です。

主要スペック
全長×全幅×全高 3,570×1,625×1,505mm
ホイールベース 2,300mm
最小回転半径 4.7m
燃費(JC08モード) 24.0km/L

ロータス「エリーゼ」——軽量アルミボディによる圧倒的な走りを持つ2シーターオープン(生産終了)

イギリスのロータスが1996年から販売したエリーゼは、高剛性アルミ合金製ボディと航空機用接着剤を組み合わせた軽量ボディにより、圧倒的な加速体験を提供するライトウェイトスポーツカーです。2021年に生産終了しており、現在は中古車でのみ入手できます。

後継モデルは「ロータス エミーラ」となりますが、車格と価格帯が大きく異なります。エリーゼの中古車は走行性能を求めるユーザーにとって今も魅力的ですが、ロータス専門ショップや認定中古車経由での購入が整備面での安心につながります。

主要スペック
全長×全幅×全高 3,800×1,720×1,130mm
ホイールベース 2,300mm

スマート「フォーツークーペ」——世界最小級ボディと最小回転半径3.3mが際立つマイクロカー(日本販売終了)

全長2,755mmという世界最小級のボディを持つスマート「フォーツークーペ」は、最小回転半径3.3mという驚異的な小回り性能が最大の特徴でした。狭い住宅街や駐車場でのUターンや縦列駐車も難なくこなせる取り回しやすさは、都市部での使用に特化した設計です。ただし2024年10月に日本での販売を終了しており、現在は中古車のみでの入手となります。

デュアルクラッチ式「twinamic」によるスムーズな走りとカラフルな内装も魅力でした。2人乗りに特化したため使い途が限られますが、都市部のセカンドカーや足として割り切るならば合理的な選択でした。中古での購入を考える場合、整備実績のある認定中古車や専門店経由がおすすめです。

主要スペック
全長×全幅×全高 2,755×1,665×1,545mm
室内長×室内幅×室内高 970×1,305×1,150mm
ホイールベース 1,875mm
最小回転半径 3.3m
燃費(JC08モード) 23.1km/L

スマート「フォーツーカブリオ」——フルオープン並みの開放感を小さいボディで体感できるオープンカー(日本販売終了)

スマート フォーツーのオープンカー仕様「カブリオ」は、コンパクトなボディサイズの大半を開放部が占めるためフルオープンカーに近い開放感を楽しめる一台でした。最小回転半径もクーペ同様の3.3mで、日本の住宅事情と道路事情に合った外車として根強い人気がありました。ただしフォーツークーペと同じく2024年10月に日本での販売を終了しており、現在は中古車のみで入手可能です。

オープンドライブの醍醐味を楽しみたいが完全なオープンカーへの踏み出しには迷いがある、という方には理にかなった選択でした。中古車市場では2020年代のガソリン最終モデルの個体も流通しており、程度の確認を徹底したうえで専門店での購入をおすすめします。

主要スペック
全長×全幅×全高 2,755×1,665×1,540mm
ホイールベース 1,875mm
最小回転半径 3.3m
燃費(JC08モード) 22.0km/L

小さいサイズの車は楽しい機能がもりだくさん

今回ご紹介した31台の中には、現在も新車で購入できるモデルと、生産・販売終了により中古車のみで入手できるモデルが混在しています。中古車で購入する場合は、安全装備の充実度(衝突被害軽減ブレーキの有無など)と整備状況の確認が特に大切です。

取り回しやすさや経済性だけが小さい車の魅力ではありません。軽自動車はエクステリアやインテリアにカラフルで個性的なモデルが多く、自分だけの一台を作れる楽しさがあります。オープンカーやスポーツモデルを選べば毎日のドライブが一層楽しくなります。自分のライフスタイルと用途に合わせて、長く愛せる小さい車を探してみましょう。