ヴェゼルのグレードを徹底比較!ガソリン車・ハイブリッドのおすすめはどれ?
ホンダ ヴェゼル(初代・RU系)は2013年12月に発売され、発売直後から爆発的な人気を獲得したクロスオーバーSUVです。2014年から2016年の新車販売台数SUV部門で3年連続1位を記録し、2018年2月のマイナーチェンジを経て2021年4月のフルモデルチェンジまで販売されました。現在は中古車市場でも高い人気を誇るモデルです。
ヴェゼルにはガソリンエンジンとハイブリッドエンジンの2種類があり、後期型(2018年2月以降)ではすべてのグレードにHonda SENSINGが標準装備されています。グレードの種類が多く、どれを選べばよいか迷いやすいため、各グレードの搭載装備・価格・燃費をまとめて比較できるよう、本記事ではグレードごとの特徴を詳しく解説します。
ヴェゼルの搭載エンジン比較:ガソリン「L15B」とハイブリッド「LEB-H1」

ヴェゼルに搭載されているエンジンは「ガソリンエンジン」と「ハイブリッドエンジン」の2種類です。どちらも1.5L直列4気筒ですが、ハイブリッドモデルはモーターによるアシストが加わるため、燃費・加速性能ともに有利です。
| 型式 | L15B(ガソリン) | LEB-H1(ハイブリッド) |
|---|---|---|
| 種類 | 直列4気筒 | 直列4気筒 |
| 排気量 | 1,496cc | 1,496cc |
| エンジン最高出力 | 96kW(131PS)/6,600rpm | 96kW(132PS)/6,600rpm |
| エンジン最大トルク | 155Nm(15.8kgm)/4,600rpm | 156Nm(15.9kgm)/4,600rpm |
| モーター最大出力 | - | 97kW(132PS)/1,313〜2,000rpm |
| モーター最大トルク | - | 160Nm(16.3kgm)/0〜1,313rpm |
| 燃費(JC08モード) | 17.6〜21.2km/L | 21.6〜27.0km/L |
ガソリンモデルでも20km/L前後の燃費を実現していますが、ハイブリッドモデルは最大27.0km/Lと大幅に優れています。両者の価格差は約35万円程度で、週末のみの使用など走行距離が少ない場合はガソリンモデルでも十分経済的です。一方、通勤などで毎日乗る場合は、ハイブリッドモデルの燃費メリットが活きてきます。
G ホンダセンシング:コスパ重視のガソリンモデル ベースグレード

ガソリンエンジンを搭載した最もリーズナブルなグレードが「G ホンダセンシング」です。装備にこだわりがなく、なるべく購入費用を抑えたい方に向いています。ボディカラーは全8色から選択でき、FFの燃費は20.6km/L、4WDは19.0km/Lです。
| 2WD(FF) | 2,075,000円〜 |
|---|---|
| 4WD | 2,291,000円〜 |

内装はブラックのファブリックシートで、サイドミラー自動格納機能(オートリトラミラー)と16インチスチールホイール+フルカバーホイールキャップを標準装備しています。グレード名に「ホンダセンシング」が付いており、衝突軽減ブレーキや車線維持支援など先進安全装備が標準装備されているため、安全性能は十分です。アルミホイールや上位装備が不要であれば、コストパフォーマンスの高い選択肢です。
X ホンダセンシング:LEDヘッドライト標準装備のガソリンモデル 上級グレード

ガソリンエンジンの上級グレード「X・Honda SENSING」は、明るいLEDヘッドライトや視認性に優れたハロゲンフォグランプを標準装備し、足元には16インチアルミホイールを履きます。FFと4WDの両方が選べるため、雪道や悪路を走る機会が多い方にも対応できるグレードです。
X・Honda SENSINGの搭載装備
- LEDヘッドライト
- ハロゲンフォグライト
- 本革巻ステアリングホイール
- 自動防眩ルームミラー
- クロームメッキ・インナードアハンドル
- 16インチアルミホイール
Gグレードと同じブラックファブリックの内装ですが、ヘッドライトがLEDになりフォグランプも追加されます。見た目の質感と実用性を高めたいなら、価格差を考えてもXグレード以上を選ぶのが賢明です。価格は2WDで2,165,000円、4WDで2,381,000円です。
RS ホンダセンシング:走りにこだわるガソリンモデルのスポーツグレード

ガソリンモデルで走りの質を最も高めたのが「RS・Honda SENSING」です。専用のパフォーマンスダンパーによる安定した足まわりと、可変ステアリングギアレシオによる軽快なハンドリングが特徴です。駆動方式はFFのみで4WDの設定はありません。ボディカラーは全4色、燃費は20.2km/L、価格は2,475,000円です。
RS・Honda SENSINGの搭載装備
- LEDヘッドライト
- LEDフォグランプ
- RS専用エクステリア(ツヤ消しブラック塗装)
- コンビシート・ウルトラスエード
- 本革巻セレクトレバー
- パフォーマンスダンパー
- 18インチアルミホイール(RS専用デザイン)

XグレードではハロゲンだったフォグランプがすべてLEDになり、シートもウルトラスエードと合皮のコンビシートに格上げされています。スポーティな走りと上質な内装を両立したいガソリンモデルユーザーに最適です。雪道走行の必要がない方や、走りを純粋に楽しみたい方に向いています。
ヴェゼルツーリング:1.5Lターボ搭載の最強ガソリンモデル
2019年1月31日にラインナップに加わった「ヴェゼルツーリング(Touring・Honda SENSING)」は、L15Bエンジンにターボ(過給機)を組み合わせた専用チューニングのモデルです。通常のガソリンモデルを超える圧倒的な動力性能が特徴で、アジャイルハンドリングアシストも初採用されています。
販売価格は2,903,040円と、ハイブリッド最上級グレード「ハイブリッドZ ホンダセンシング」(2,710,000円)を上回りますが、ターボならではの力強い加速と専用の内外装により、満足度の高い仕様に仕上がっています。
ボディカラーはツーリング専用色の「プレミアムクリスタルブルー・メタリック」「スーパープラチナグレー・メタリック」を含む設定があり、個性的なヴェゼルを求める方にも人気のグレードです。
ハイブリッド ホンダセンシング:燃費と必要十分な装備を両立したハイブリッド標準グレード

ハイブリッドエンジンを搭載した標準グレードが「HYBRID ホンダセンシング」です。燃費はFFが27.0km/L、4WDが23.2km/Lと、クラストップレベルの燃費性能を持ちながら、必要な装備をしっかり揃えています。ボディカラーは全8色から選択可能です。
HYBRID ホンダセンシングの搭載装備
- オートリトラミラー
- フルオートエアコン(左右独立式)
- リアクティブフォースペダル
- ハイブリッド専用メーター
- マルチインフォメーション・ディスプレイ
- 16インチスチールホイール
ガソリンのGグレードと比べると、左右独立式フルオートエアコン、ハイブリッド専用デザインメーター、マルチインフォメーション・ディスプレイが追加されています。Honda SENSINGはメーカーオプションでの追加となる点に注意が必要です。価格はFFが2,460,000円、4WDが2,676,000円です。
ハイブリッドX ホンダセンシング:LEDライトとアルミホイールを標準装備したハイブリッド上級グレード

ハイブリッドモデルの上級グレード「HYBRID X・Honda SENSING」は、LEDヘッドライトとハロゲンフォグランプを標準装備し、ガソリンモデルにはない「エキパイフィニッシャー」が付いてリアの見た目も引き締まります。燃費はFFで27.0km/L、4WDで23.2km/Lです。
HYBRID X・Honda SENSINGの搭載装備
- LEDヘッドライト
- ハロゲンフォグランプ
- 本革巻ステアリングホイール
- エキパイフィニッシャー
- 自動防眩ルームミラー
- 16インチアルミホイール
ボディカラーは他のグレードと同様に全8色から選択できます。燃費性能はHYBRID標準グレードと同等ながら、内外装の質感が上がっており、価格はFFが2,460,000円、4WDが2,676,000円です。ハイブリッドを選ぶなら最低でもこのXグレード以上を検討することをおすすめします。
ハイブリッドZ ホンダセンシング:全方位で妥協のないハイブリッド最上級グレード

ハイブリッドモデルの最上級グレードが「HYBRID Z・Honda SENSING」です。ホイールアーチやフロント・リヤロアガーニッシュがボディ同色となり、パフォーマンスダンパーも標準装備されています。ボディカラーは全8色から選択可能です。
HYBRID Z・Honda SENSINGの搭載装備
- カラードボディロアガーニッシュ
- コンビシート
- 本革巻ステアリングホイール(スムースレザー)
- ルーフレール(FFのみ)
- パフォーマンスダンパー
- 17インチアルミホイール(スポーツタイプ)
ジャズブラウンインテリア
インテリアは通常のパッションブラックのほか、モダンな「ジャズブラウン」も選択可能で、車内の雰囲気を大きく変えられます。17インチアルミホイールによる足元の存在感も際立ちます。価格はFFで2,710,000円、4WDで2,926,000円、燃費は21.6〜23.4km/Lです。装備・デザイン・走りのすべてにこだわりたい方にとって最もバランスの取れた選択肢です。
ハイブリッドRS ホンダセンシング:燃費と走りを両立したハイブリッドスポーツグレード

「HYBRID RS・Honda SENSING」は、ガソリンRSのスポーティさとハイブリッドの燃費性能を兼ね備えたグレードです。燃費は25.6km/L、価格は2,810,000円、駆動方式はFFのみです。ボディカラーは全4色で、インテリアにはウルトラスエードのコンビシートを採用しています。
HYBRID RS・Honda SENSING 搭載装備
- RS専用エクステリア(ツヤ消しブラック塗装)
- コンビシート(ウルトラスエード)
- RS専用本革巻ステアリングホイール
- RS専用パフォーマンスダンパー
- 18インチアルミホイール
ウルトラスエードコンビシート
ウルトラスエードはスエード調の高品質シート素材で、肌触りがよく冬でも冷たくなりにくい点が魅力です。LEDヘッドライトとLEDフォグランプを標準装備し、走りと快適性を高次元で両立しています。「燃費も走りも妥協したくない」という方に向いているグレードです。
ハイブリッドX ホンダセンシング ブリリアントスタイルエディション:特別装備がお得な特別仕様車

特別仕様車「HYBRID X・Honda SENSING ブリリアントスタイルエディション」は、HYBRID Xをベースに人気オプションを標準装備化したお買い得モデルでした(現在は販売終了)。専用ボディカラー2色を含む全5色の設定で、FFと4WDが選択でき、価格帯は256万円〜278万円でした。
ブリリアントスタイルエディションの特別装備
- LEDフォグライト
- ラゲッジルームハードボード
- 専用サイドシルガーニッシュ
- ルーフレール
- 17インチアルミホイール(スポーツタイプ)
HYBRID X・Honda SENSINGではメーカーオプション扱いだった「LEDフォグランプ」「ラゲッジルームハードボード」「ルーフレール」が特別装備となり、アルミホイールも17インチにアップグレードされていました。ベースグレードより充実した装備内容でお買い得感の高い特別仕様車でしたが、現在は新車での購入はできないため、中古車市場で探すことになります。
ヴェゼルのおすすめグレードはXホンダセンシング以上

初代ヴェゼルのグレード構成(後期型)をまとめると、ガソリンモデルは「G・X・RS・ツーリング」の4グレード、ハイブリッドモデルは「ハイブリッド・ハイブリッドX・ハイブリッドZ・ハイブリッドRS」の4グレードです(特別仕様車ブリリアントスタイルエディションは販売終了)。
ガソリン・ハイブリッドともに、おすすめは「Xホンダセンシング以上のグレード」です。理由は以下のとおりです。
- LEDヘッドライトとフォグランプが標準装備され、夜間・悪天候での視認性が格段に向上する
- 16インチアルミホイールにより、足元のスタイルがGグレードから大きく変わる
- FFと4WDの両方が選択でき、降雪地域や悪路に対応できる
- 価格帯が200万円台で、コストパフォーマンスが高い
特にハイブリッドを検討しているなら、装備の充実度と燃費バランスに優れた「ハイブリッドZ ホンダセンシング」が最もコストパフォーマンスに優れた選択肢です。走りにこだわるならガソリン・ハイブリッドを問わず「RS」グレードも魅力的です。自分の使用環境や優先したいポイントに合わせてグレードを選んでみてください。























