軽自動車スポーツカーのおすすめ

軽自動車スポーツカーおすすめ一覧 新車と中古で狙える軽スポーツを徹底比較

軽スポーツカーの購入を検討している方向けに、今すぐ新車で買えるモデルと中古で狙える名車を整理して紹介。コペンやキャストスポーツなど現行モデルから、S660・アルトワークスなど生産終了モデルの中古相場まで網羅しています。

軽自動車スポーツカーおすすめ一覧 新車と中古で狙える軽スポーツを徹底比較

軽自動車スポーツカーおすすめ一覧 新車・中古で狙える軽スポーツを徹底紹介

軽自動車スポーツカーは、税金などの維持費が安いにもかかわらず、軽量小型でキビキビとしたハンドリングが楽しめる独特の魅力があります。

軽自動車にはボディサイズやエンジン排気量の規格があるものの、日本の軽スポーツカーは各メーカーが決められた枠組みのなかで個性を出し、高い走行性能を実現しています。乗り方次第で普通車に引けをとらない加速を発揮でき、スポーティーなデザインは軽自動車かどうかを問わず目を引きます。

ただし、近年は安全・排気・騒音規制の強化により、S660やアルトワークスなど人気の軽スポーツカーが相次いで生産終了しています。購入検討の際は新車・中古の現状を踏まえたうえで選ぶことが大切です。

新車で購入できる軽自動車スポーツカー一覧

現在も新車購入が可能な軽スポーツをご紹介します。普段使いに向いた4人乗りモデルや、毎日の運転を楽しくするオープンカーなどが揃っています。

コペンLA400K型はおしゃれで実用的な軽オープンスポーツカー

コペンLA400K型ダイハツ・コペンはおしゃれで女性にも人気の軽スポーツカー

ダイハツの2代目コペンLA400K型は、ローブ(Robe)、セロ(Cero)、エクスプレイ(XPLAY)の3種類のスタイルと、GRスポーツの計4モデルが選べる2シーターの軽オープンカーです(GRスポーツは2026年8月に生産終了予定)。オープンカーでありながら剛性が高く、優れた走行安定性を確保しています。

見た目はキュートでおしゃれですが、最高出力64PSと軽自動車の自主馬力規制いっぱいのパワーを発揮。全高1,280mmの低さとホイールベースの短さで、キビキビとした走りが爽快です。かつてS660と比較されることが多かったですが、S660は2022年3月に生産終了しており、現在は新車で購入できる軽オープンスポーツカーはコペンのみとなっています。ラゲッジスペースも比較的広く、スポーツ走行から日常の買い物まで使いやすい1台です。

コペン Robe・XPLAY・ceroのスペック一覧
駆動方式 FF
総排気量 658cc
エンジン種類 KF型 水冷直列3気筒12バルブDOHCターボ
最高出力 47kW(64ps)/6,400rpm
最高トルク 92Nm(9.4kgm)/3,200rpm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,280mm
ホイールベース 2,230mm
車両重量 850~870kg
トランスミッション 5速MT
7速スーパーアクティブシフト付CVT
最小回転半径 4.6m
燃費 22.2~25.2km/L

キャストスポーツは高速でも普通車並みの安定感が持ち味のスポーティモデル

キャストスポーツ外観もひときわスポーティーなダイハツ・キャストスポーツ

ダイハツ・キャストには、SUVスタイルの「アクティバ」、クラシカルデザインの「スタイル」、スポーティーモデルの「スポーツ」がラインアップされています。キャストスポーツは、高速での安定感や静粛性が「普通車と変わらない」と評されています。

ダイハツは「キャストスポーツはコペンの4人乗りをイメージした」と語っており、エアロバンパーや本革巻きステアリングなど多くの専用部品を装備。7速CVTは非常にスムーズな加速を実現しています。4人乗りで普段使いもしやすく、スポーティなルックスと実用性を両立したい方におすすめです。

キャストスポーツ参考スペック
駆動方式 2WD(FF)/4WD
総排気量 658cc
エンジン種類 KF型水冷直列3気筒DOHCターボ
最高出力 47kW(64ps)/6,400rpm
最高トルク 60Nm(6.1kgm)/5,200rpm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,600mm
ホイールベース 2,455mm
車両重量 850~900kg
トランスミッション 7速CVT
最小回転半径 4.7m
燃費 24.6~24.8km/L

ケータハム・セブン160は軽自動車規格のピュアスポーツカー(後継はセブン170)

ケータハム・セブン160日本のセブンファンのために開発されたケータハム・セブン160

ケータハムはイギリスのロータス・カーズが1960年代に販売していた名車「ロータス・セブン」の生産を引き継いだ小規模自動車メーカーです。現在も往年のスタイリングを受け継いだ「ケータハム・セブン」は趣味の車として世界中で高い人気を誇っています。

2014年に日本の軽自動車規格に合わせた「ケータハム・セブン160」が登場。エンジンはスズキ製658cc直列3気筒で、乾燥重量はなんと490kg。最高速度160km/h、0-100km加速は6.9秒という驚異的な軽さを誇ります。輸入車扱いのため国産軽自動車の自主馬力規制(64PS)を超える80PSを発揮する点も魅力です。

2021年9月には後継モデルの「ケータハム・セブン170(SEVEN170)」が販売開始されています。価格はオンロード志向モデルの「SEVEN170S」が539万円、サーキット志向モデルの「SEVEN170R」が561万円。セブン160は現在中古市場での入手となります。

ケータハム・セブン160参考スペック
総排気量 658cc
エンジン種類 スズキ製K6A型直列3気筒ターボ
最高出力 58.8kW(80ps)/7,000rpm
最高トルク 107Nm(10.9kgm)/3,400rpm
全長 3,100mm
全幅 1,470mm
全高 1,090mm
ホイールベース 2,255mm
車両重量 490kg
トランスミッション 5速MT

中古で狙いたいおすすめの軽自動車スポーツカー一覧

中古車で購入できるおすすめの軽スポーツをご紹介します。規制強化により生産終了となった近年の人気モデルや、80〜90年代の名車として知られる軽スポーツカーは、設計が古くても走る楽しさは健在。マニュアル車が多いのも魅力です。

S660は軽スポーツカー唯一のMRで「操る喜び」を堪能できる名車(生産終了・中古のみ)

ホンダS660ホンダS660は軽自動車の枠を超えてスポーツ走行が楽しめる

ホンダS660は2022年3月25日に生産終了。現在は中古市場でのみ入手可能です。生産終了発表直後に完売が相次ぎ、追加生産650台も行われたほどの人気を誇りました。累計生産台数は38,916台です。

S660の最大の特徴はミッドシップエンジン・リアドライブ(MR)であること。軽自動車に限らず国産スポーツカーでも非常にレアな駆動方式で、重いエンジンを車両中央に配置することで前後重量配分を45:55と理想的な数値に近づけています。高い走行安定性とハンドリング性能はまさに本格スポーツカーの領域です。

ミッドシップ構造上ラゲッジスペースは非常に狭く、荷物は基本的に助手席に置くことになります。本格的なスポーツ走行を楽しみたい、ドライビングテクニックを磨きたい人向けのモデルです。生産終了後も中古相場は高値安定が続いており、程度の良い個体は早めの確保がおすすめです。

S660参考スペック
駆動方式 MR
総排気量 658cc
エンジン種類 S07A型 水冷直列3気筒DOHCターボ
最高出力 47kW(64ps)/6,000rpm
最高トルク 104Nm(10.6kgm)/2,600rpm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,180mm
ホイールベース 2,285mm
車両重量 830~850kg
トランスミッション 6速MT
CVT
最小回転半径 4.8m
燃費 21.2~24.2km/L

アルトワークスHA36S型は「軽くて速い」軽スポーツカーの王道(生産終了・中古のみ)

アルトワークスHA36S型アルトワークスは小型車開発に定評のあるスズキが誇る名車

8代目アルトに追加される形で2015年12月に15年ぶりの復活を果たしたスズキ・アルトワークスHA36S型。しかし2021年11月、安全・燃費・騒音規制への対応が困難となり生産終了しました。現行9代目アルトにはワークスの設定がなく、HA36Sが現時点で名実ともに最後のアルトワークスです。

2WD・5速MTで車両重量670kgという軽量ボディに、64PSのターボエンジンを搭載。「軽くて速い」というまさに軽スポーツカーらしい王道の走りが魅力です。4人乗りで普段使いにもよく、アフターパーツも豊富なため、今なおカスタムベースとしても人気があります。中古相場は生産終了後も高値が続いており、状態の良い個体は早めの確保をおすすめします。

アルトワークスHA36S参考スペック
駆動方式 2WD(FF)/4WD
総排気量 658cc
エンジン種類 R06A型水冷直列3気筒DOHCターボ
最高出力 47kW(64ps)/6,000rpm
最高トルク 100Nm(10.2kgm)/3,000rpm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,500mm
ホイールベース 2,460mm
車両重量 670~740kg
トランスミッション 5速MT
5AGS
最小回転半径 4.6m
燃費 22.0~23.6km/L

アルトターボRSは初心者にもおすすめな軽ホットハッチ

アルトターボRSはじめての軽自動車スポーツカーとしてもおすすめのアルトターボRS

8代目アルトのホットモデルとして2015年に登場したアルトターボRS。同年12月にアルトワークスが15年ぶりの復活を果たしたことで2018年にモデル廃止となりましたが、ワークスとは違った魅力があります。

アルトターボRSは「アルトワークスより乗りやすい」ライトなスポーツモデルです。当時の新車価格もワークスより20万円ほど安く設定されており、軽自動車のスポーツモデルを広くPRするための車でもありました。670〜720kgの軽量ボディに、後に追加されるワークスと同じR06A型のターボエンジンを搭載し、最高出力47kW(64PS)を発生させます。トランスミッションは5速AGS(オートギアシフト)のみでマニュアル設定はありません。中古価格は70万円〜130万円程度が目安です。

アルトターボRS 2015年モデルベースグレード参考スペック
駆動方式 2WD(FF)/4WD
総排気量 658cc
エンジン種類 R06A型水冷直列3気筒DOHCターボ
最高出力 47kW(64ps)/6,000rpm
最高トルク 98Nm(10.0kgm)/3,000rpm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,500mm
ホイールベース 2,460mm
車両重量 670kg
トランスミッション 5AGS
最小回転半径 4.6m
燃費 JC08モード25.6km/L

カプチーノは車両重量700kgのFRライトウェイトスポーツカー

カプチーノ軽自動車スポーツカーらしく軽さで勝負のカプチーノ

1991〜1998年まで発売された2ドアオープンカー「カプチーノ」。スズキ初のFR車ですが、ショートデッキ・ロングノーズのスタイルにより、前後重量配分はフロント51:リア49と理想的な数値を実現した完成度の高い1台です。

居住空間は当時「世界一狭い」と評されたほどで、大柄な男性にはかなり窮屈です。しかしドライバーのスペースすら犠牲にした結果、前期型EA11Rで700kg、後期型EA21R型で690kgという当時の軽自動車のなかでも特筆すべき軽さを実現。生粋のライトウェイトスポーツカーといえます。

カプチーノは、マツダ・AZ-1、ホンダ・ビートとともに「平成ABCトリオ」と呼ばれる人気の高い車種です。中古相場は30〜100万円ですが、程度の良い個体は年々減少傾向にあります。

カプチーノ660MT(1995年モデル)参考スペック
駆動方式 2WD(FR)
総排気量 658cc
エンジン種類 E-EA21R型水冷直列3気筒DOHCターボ
最高出力 64ps/6,500rpm
最高トルク 10.5kgm/3,500rpm
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,185mm
ホイールベース 2,060mm
車両重量 690kg
トランスミッション 5速MT

ビートはMRに自然吸気の高回転エンジンを組み合わせたホンダの傑作

ビートホンダらしさがつまった軽自動車スポーツカーの傑作ビート

1991〜1996年に発売された軽オープンカーのホンダ・ビートは、S660の前身にあたるモデルです。ミッドシップエンジン・後輪駆動のMRで、軽自動車として初めて四輪ディスクブレーキを搭載しました。E07A型エンジンは自然吸気ながら64PSを8,100rpmで発生、レッドゾーン8,500rpmと軽自動車とは思えぬ高回転型です。前後のタイヤサイズが異なるなど、軽自動車でありながらホンダらしい本格派の設計が随所に見られます。中古車価格は40万円〜100万円未満のものが多く、アフターパーツも豊富です。

ホンダ・ビート(1991年モデル)参考スペック
駆動方式 MR
総排気量 656cc
エンジン種類 E07A型水冷直列3気筒SOHC12バルブ
最高出力 47kW(64ps)/8,100rpm
最高トルク 6.1kg・m(59.8N・m)/7,000rpm
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,175mm
ホイールベース 2,280mm
車両重量 760kg
トランスミッション 5速MT
最小回転半径 4.6m
燃費 10モード/10・15モード 17.2km/L

オートザムAZ-1は軽自動車のピュアスポーツカーとして中古価格高騰中

オートザムAZ-1オートザムAZ-1はガルウィングドアを装備した軽自動車スポーツカー

1992〜1995年に発売されたマツダ・オートザムAZ-1。ホンダ・ビート、スズキ・カプチーノとともに平成ABCトリオと呼ばれますが、3台の中で唯一のクーペスタイルです。スズキからは「CARA(キャラ)」としてOEM販売されました。スケルトンモノコックの特殊ボディに軽自動車唯一のガルウィングドアを採用し、非常に注目を集めるエクステリアです。スズキ・アルトワークスと同型のF6Aエンジンをミッドシップに搭載し、レーシングカーのような鋭いハンドリングと機敏な走りが特徴です。

総生産台数4,392台というレアな存在で、現在の中古車相場は100万〜200万円以上のものも珍しくなく、状態の良い個体は新車発売時を超える価格で取引されています。

オートザムAZ-1(1992年モデル)参考スペック
駆動方式 MR
総排気量 657cc
エンジン種類 F6A水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
最高出力 47kW(64ps)/6,500rpm
最高トルク 8.7kg・m(85.3N・m)/4,000rpm
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,150mm
ホイールベース 2,235mm
車両重量 720kg
トランスミッション 5速MT
最小回転半径 4.7m
燃費 10モード/10・15モード 18.4km/L

初代アルトワークスは「64PS馬力規制」をつくった伝説の軽ホットハッチ

初代アルトワークス軽自動車馬力規制のきっかけになったホットハッチ初代アルトワークス

1987年に発売された初代アルトワークス。当時の軽自動車規格は総排気量550ccまでだったのですが、直列3気筒4バルブDOHCインタークーラーターボエンジンを搭載し、排気量543ccで最高64馬力を発揮しました。当時の軽自動車最高出力だったダイハツ・ミラターボTR-XXの50馬力を一気に14馬力も上回ったのはまさに事件でした。

実はワークスは78馬力で発売予定でしたが、「パワーがありすぎる」と運輸省から指導が入り、最終的に64馬力に落ち着いたという経緯があります。「軽自動車の最高出力は64PS」という業界上限値が生まれたのはこの初代ワークスがきっかけです。30年以上経過しており設計の古さは否めませんが、「伝説の軽ホットハッチ」に乗るという満足感はほかに代え難いものがあります。中古相場は20〜70万円です。

アルトワークスRS-X(CA72V型)参考スペック
駆動方式 FF
総排気量 543cc
エンジン種類 F5A型 直列3気筒DOHC4バルブインタークーラー付きターボ
最高出力 64ps/7,500rpm
最高トルク 7.3kg・m/4,000rpm
全長 3,195mm
全幅 1,395mm
全高 1,380mm
ホイールベース 2,175mm
車両重量 610kg
トランスミッション 5速MT

ミラターボTR-XXはアルトワークスと激しく競った永遠のライバル車

ミラターボTR-XXアルトワークスとともに軽スポーツカーの可能性を追求したミラターボTR-XX

ダイハツ・ミラターボTR-XXは、1980年代〜1990年代にかけてスズキ・アルトワークスと熾烈な争いを繰り広げ、軽スポーツカーとして人気を博したミラのスポーツグレードです。1985年に2代目ミラに追加され、1998年に4代目ミラの生産終了とともにモデル廃止となりました。

ベース車のミラはミライースに統合される形で2018年に販売終了しています。TR-XXの状態の良い個体は年々減少しており、走行距離10万km前後のものが多い状況ですが、モデル廃止直前のモデルでも20〜30万円で中古購入が可能です。

ミラターボTR-XXアバンツァート(1997年式)2WD参考スペック
駆動方式 FF
総排気量 659cc
エンジン種類 EF-RL型水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
最高出力 64ps/6,800rpm
最高トルク 10.7kg・m(104.9N・m)/4,000rpm
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,430mm
ホイールベース 2,300mm
車両重量 700kg
トランスミッション 5速MT
最小回転半径 4.6m
燃費 10モード/10・15モード 21.0km/L

初代コペンは毎日のドライブを楽しむための軽スポーツカー

初代コペン初代コペンは運転が楽しい軽自動車スポーツカー

2002〜2012年まで生産された初代コペンL880K型は、現行型にも引けをとらない人気を誇ります。開閉時間約20秒でルーフがトランクに格納されるアクティブトップと、丸みを帯びたユニークなエクステリアが特徴です。搭載したJB-DET型水冷直列4気筒DOHCターボエンジンは吹け上がりがよく、ダイハツの名機として今も語り継がれています。チューニング次第では大幅なパワーアップも可能です。

10年間生産されたロングセラーのため、中古車価格は年式・走行距離によって大きく異なります。2005年より前の前期モデルなら30〜60万円で掘り出し物に出会えるチャンスもあります。最終モデル「10thアニバーサリーエディション」は常に高値で取引されています。

コペンL880K型(2010年式・アクティブトップ)参考スペック
駆動方式 FF
総排気量 659cc
エンジン種類 JB-DET型水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ
最高出力 64ps/6,000rpm
最高トルク 11.2kg・m/3,200rpm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,245mm
ホイールベース 2,230mm
車両重量 840kg
トランスミッション 4速AT(5速MTあり)
最小回転半径 4.6m
燃費 10モード/10・15モード 15.2km/L

エッセは「かわいい外見」と「走りの良さ」が偶然両立した軽スポーツカー

エッセエッセは見た目とのギャップも魅力的な育てる楽しみのある軽スポーツカー

2005〜2011年に発売されていたダイハツ・エッセ。カラフルなボディカラーで女性にも人気でしたが、5速MT車は軽スポーツカーとして車好きに愛されていました。特徴的な台形スタイルは低重心を実現し、車両重量は700〜780kgと当時の軽自動車のなかでもかなり軽量です。

搭載されたKF-VE型エンジンはアルミや樹脂を積極的に使用して軽量化されており、自然吸気でありながら58ps/7,200rpmを発生させ、「意外によく走る」と話題になりました。意外な人気を受けてタコメーター付きの「エッセ・カスタム」も追加発売されています。5速MT車のタマ数は減少傾向ですが、中古相場は30〜40万円です。

エッセ・カスタム 5速MT仕様(2010年式)参考スペック
駆動方式 FF
総排気量 658cc
エンジン種類 KF-VE型水冷直列3気筒DOHC12バルブ
最高出力 58ps/7,200rpm
最高トルク 6.6kg・m(65N・m)/4,000rpm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,390mm
車両重量 720kg
トランスミッション 5速MT
最小回転半径 4.4m
燃費 10モード/10・15モード 24.5km/L

トゥデイはフェラーリを抜き去った伝説の軽スポーツカー

トゥデイ軽自動車レースの人気車種トゥデイ(画像はJA2型)

1985年に商用車としてデビューし、1988年に乗用モデルも発売されたホンダ・トゥデイ。1985〜1998年まで発売された初代と1993〜1996年の2代目前期型は、軽量かつ低重心でスポーツ走行向きの軽自動車として人気がありました。

2009年に岡山国際サーキットで開催されたアマチュアドライバーによるレースで、1台のJA2型トゥデイがポルシェやフェラーリを抜き去り決勝4位と大健闘。「最強の軽自動車」として大きな話題になりました。レース用チューニングとオーナードライバーの腕あってこその結果ですが、トゥデイにスポーツカーとしての素養があることを示したのは間違いありません。中古車市場では20万円前後の車両も多く存在します。

トゥデイ3ドアRS(1996年式)2WD参考スペック
駆動方式 FF
総排気量 656cc
エンジン種類 E07A型水冷直列3気筒SOHC12バルブ
最高出力 48ps(35kW)/6,300rpm
最高トルク 5.8kg・m(56.9N・m)/5,500rpm
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,350mm
ホイールベース 2,330mm
車両重量 670kg
トランスミッション 5速MT
最小回転半径 4.5m
燃費 10モード/10・15モード 22.0km/L

ヴィヴィオ RX-Rはニュルブルクリンク走行テストをクリアした異例の軽スポーツカー

ヴィヴィオ RX-Rスバルの人気軽自動車ヴィヴィオのスポーツモデル「ヴィヴィオ RX-R」

ヴィヴィオ RX-Rは、1992〜1998年に発売されたスバル・ヴィヴィオのスポーツモデルです。トランスミッションはMTのみで、直列4気筒DOHCエンジンにスーパーチャージャーを採用。オプションにBBS製ホイールが設定されるなど、軽自動車とは思えないスポーツ仕様が随所に見られます。

軽自動車として初めてドイツ・ニュルブルクリンクで走行テストを実施し、9分54秒という優秀なタイムを記録。1993年にはWRCサファリラリーで完走・クラス優勝という軽自動車初の快挙を達成しています。低重心かつ操縦安定性が高いため、ストレスなくスポーツ走行が楽しめます。状態の良い個体は50万円前後での取引が多い印象です。

ヴィヴィオ RX-R(1997年式)参考スペック
駆動方式 フルタイム4WD
総排気量 658cc
エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブICスーパーチャージャー
最高出力 64ps(47kW)/7,200rpm
最高トルク 10.8kg・m(105.9N・m)/3,600rpm
全長 3,295mm
全幅 1,395mm
全高 1,375mm
ホイールベース 2,310mm
車両重量 760kg
トランスミッション 5速MT
最小回転半径 4.9m
燃費 10モード/10・15モード 18.2km/L

アルトラパンSSは軽快な走りを楽しめるスポーティなMT車

アルトラパンSSマニュアル仕様のラパンが欲しい人にもおすすめなアルトラパンSS

現行型ラパンにはMT設定がありませんが、初代ラパン(2002〜2008年)には「ストリート・スポーツ」を意味するSSグレードが存在しました。初代ラパン唯一のマニュアル車で、ゆるさを残しつつも男女問わず乗りやすいエクステリアが特徴です。パワートレインは「Keiワークス」と共通の部分が多く、最高出力64ps、800kgの軽量ボディで軽快な走りが持ち味です。中古では20〜40万円の価格帯が多く、状態の良い車両は60〜70万円の相場です。

ラパンSS(2007年式)参考スペック
駆動方式 FF
総排気量 658cc
エンジン種類 K6A型水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
最高出力 64ps(47kW)/6,500rpm
最高トルク 10.8kg・m(106N・m)/3,500rpm
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,495mm
ホイールベース 2,360mm
車両重量 800kg
トランスミッション 5速MT
最小回転半径 4.6m
燃費 10モード/10・15モード 19.4km/L

軽スポーツカーは「軽自動車だからこそ」の魅力が詰まっている

税金が安く燃費も良い軽自動車スポーツカーは、メインカーとしてはもちろん、セカンドカーとしての購入も視野に入る存在です。軽量小型ゆえの加速力、キビキビとしたハンドリング、遊び心あふれるデザインも大きな魅力で、近年は「小さいのに速い」「デザインが独創的」と海外での注目度も高まっています。

一方で、S660やアルトワークスなど人気の軽スポーツカーが安全・燃費・騒音規制への対応コストを理由に相次いで生産終了しており、新車で選べる選択肢は以前より限られた状況です。中古市場では人気車種の価格高騰が続いているため、欲しいモデルが決まったら早めに動くことをおすすめします。