軽自動車スポーツカーおすすめ16選!新車&中古で買いたい軽スポーツ一覧
軽自動車スポーツカーは、税金などの維持費が安いにもかかわらず、軽量小型でキビキビとしたハンドリングが味わえるなど、独特の魅力あるクルマです。
軽自動車には、ボディサイズやエンジン排気量などの縛りが存在しますが、日本の軽スポーツカーは決められた枠組みのなかで各メーカーが個性を出し、高い走行性能を発揮しています。
乗り方しだいで、普通車に引けをとらない加速を発揮できますし、スポーティーでかっこいいデザインは、軽自動車かどうか関係なしに目をひきます。
軽自動車スポーツカーの車種一覧
軽快な走りを楽しめる軽スポーツをご紹介。普段使いに向いた4人乗りモデルや毎日の運転を圧倒的に楽しくするオープンカーなどが揃っています。
コペンLA400K型は実用的でおしゃれな軽スポーツカー
ダイハツ・コペンはおしゃれで女性にも人気の軽スポーツカー
ダイハツの2代目コペンLA400K型は、Robe、Cero、XPLAYの3種類のスタイルが選べる2シーターの軽オープンカーです。オープンカーでありながら、剛性が高く、優れた走行安定性を確保しています。
見た目はキュートでおしゃれですが、最高出力64PSと軽自動車の自主馬力規制値いっぱい。全高1,280mmの背の低さと、ホイールベースの短さで、キビキビとした走りが爽快です。
ホンダS660とよく比較されますが、ラゲッジスペースはコペンの方が広く、スポーツ走行から買い物まで、どんな人でも相棒にしやすいのはコペンです。東京オートサロン2019で披露された「コパンGRスポーツコンセプト」の市販化も期待されています。
駆動方式 | FF |
---|---|
総排気量 | 658cc |
エンジン種類 | KF型 水冷直列3気筒12パルブDOHCターボ |
最高出力 | 47kW(64ps)/6,400rpm |
最高トルク | 92Nm(9.4kgm)/3,200rpm |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,280mm |
ホイールベース | 2,230mm |
車両重量 | 850~870kg |
トランスミッション | 5速MT 7速スーパーアクティブシフト付CVT |
最小回転半径 | 4.6m |
燃費 | 22.2~25.2km/L |
S660は軽スポーツカー現行車種唯一のMRで「操る喜び」を堪能
ホンダS660は軽自動車の枠を超えてスポーツ走行が楽しめる!
ホンダS660の最大の特徴は、ミッドシップエンジン・リアドライブであること。軽自動車に限らず、国産スポーツカーでも非常にレアな駆動方式です。
MR最大のメリットは、重いエンジンを車両中央に置くことで、前輪50:後輪50の理想的な前後重量配分に限りなく近づけられること。S660も前後重量配分は45:55とほぼ理想的な数値で、高い走行安定性やハンドリング性能が魅力です。
S660はオープンスタイルのコペンとよく比較されますが、ミッドシップという構造上、ラゲッジスペースは非常に狭く、荷物は基本助手席に置くことになります。本格的なスポーツ走行を楽しみたい、ドライビングテクニックを磨きたい人向けの軽スポーツカーと理解しましょう。
駆動方式 | MR |
---|---|
総排気量 | 658cc |
エンジン種類 | SO7A型 水冷直列3気筒DOHCターボ |
最高出力 | 47kW(64ps)/6,000rpm |
最高トルク | 104Nm(10.6kgm)/2,600rpm |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,180mm |
ホイールベース | 2,285mm |
車両重量 | 830~850kg |
トランスミッション | 6速MT CVT |
最小回転半径 | 4.8m |
燃費 | 21.2~24.2km/L |
アルトワークスHA36S型は「軽くて速い」軽スポーツカーの王道
アルトワークスは小型車開発に定評のあるスズキが誇る名車
8代目アルトに追加される形で2015年に15年ぶりの復活を果たした軽スポーツカーの雄スズキ・アルトワークスHA36S型。
2WDは、5速MTで車両重量670kg、5AGSで690kgの軽量ボディ。「軽くて速い」というまさに軽スポーツカーらしい王道の走りを堪能できます。15年ぶりの復活でボディ剛性も大きく進歩し、ココーナー侵入時やスポーツ走行時にも余計な恐怖を感じません。
価格約150万円は、現行型国産スポーツカーの最安値です。4人乗りなので普段使いにもよく、小回りも抜群。日本特有の自動車文化である「軽自動車」の偉大さを堪能できる1台です。
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD |
---|---|
総排気量 | 658cc |
エンジン種類 | R06A型水冷直列3気筒DOHCターボ |
最高出力 | 47kW(64ps)/6,000rpm |
最高トルク | 100Nm(10.2kgm)/3,000rpm |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,500mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 670~740kg |
トランスミッション | 5速MT 5AGS |
最小回転半径 | 4.6m |
燃費 | 22.0~23.6km/L |
キャストスポーツは高速でも普通車並の安定感が持ち味のスポーツモデル
外観もひときわスポーティーなダイハツ・キャストスポーツ
ダイハツ・キャストには、SUVスタイルの「アクティバ」、クラシカルデザインの「スタイル」、そしてスポーティーモデルの「スポーツ」がラインアップ中です。
キャストスポーツは、高速での安定感や静寂性が「普通車と変わらない」と評されています。
ダイハツは「キャストスポーツはコペンの4人乗りをイメージした」と語っており、エアロバンパー、本革巻きステアリングなど、多くの専用部品を装備。7速CVTは、非常にスムーズな加速を実現しています。
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD |
---|---|
総排気量 | 658cc |
エンジン種類 | R06A型水冷直列3気筒DOHCターボ |
最高出力 | 38kW(52ps)/6,800rpm |
最高トルク | 60Nm(6.1kgm)/5,200rpm |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,600mm |
ホイールベース | 2,455mm |
車両重量 | 850~900kg |
トランスミッション | 7速CVT |
最小回転半径 | 4.7m |
燃費 | 24.6~24.8km/L |
ファンが待ち望んだ軽自動車規格のケータハム・セブン160
日本のセブンファンのために開発されたケータハム・セブン160
ケータハムとは、イギリスのロータス・カーズが発売していた1960年代を代表する名車「ロータス・セブン」の生産を引き継いだ小規模自動車メーカーです。現在も往年名車のスタイリングそのまま受け継いだ「ケータハム・セブン」は、趣味の車として世界中で高い人気を誇っています。
2014年、日本の軽自動車規格にマッチする「ケータハム・セブン160」が誕生しました。エンジンはスズキ製の658cc直列3気筒エンジンで、乾燥重量はなんと490kg!最高速度は160km/h、0-100km加速は6.9秒。
最高出力は、輸入車扱いのため、国産軽自動車の自主馬力規制値64PSを軽くオーバーする80PSと少しお得な気分です。
新車価格約400万円と安くはありませんが、クラシックカーではない軽自動車だからこそランニングコストを抑えられるのが強みです。2021年9月23日には後継モデルになるケータハムセブン170(SEVEN170)を発表・販売開始。価格はオンロード志向モデルのSEVEN170Sが5,390,000円、サーキット志向モデルのSEVEN170Rが5,610,000円です。
総排気量 | 658cc |
---|---|
エンジン種類 | スズキ製K6A型直列3気筒ターボ |
最高出力 | 58.8kW(80ps)/7,000rpm |
最高トルク | 107Nm(10.9kgm)/3,400rpm |
全長 | 3,100mm |
全幅 | 1,470mm |
全高 | 1,090mm |
ホイールベース | 2,255mm |
車両重量 | 490kg |
トランスミッション | 5速MT |
中古で狙いたいおすすめの軽自動車スポーツカー一覧
中古車購入できるおすすめの軽スポーツをご紹介。80~90年代の名車として知られる軽スポーツカーは、設計は古くても、楽しさは健在。近年減少中のマニュアル車が多いのも嬉しいポイントです!
アルトターボRSは初心者にもおすすめな軽ホットハッチ
はじめての軽自動車スポーツカーとしてもおすすめのアルトターボRS
8代目アルトのホットモデルとして2015年に登場したアルトターボRS。同年12月にアルトワークスが15年ぶりの復活を果たしたことで、2018年にモデル廃止になりましたが、ワークスとは違った魅力があります。
アルトターボRSは、「アルトワークスより乗りやすい」ライトなスポーツモデルです。当時の新車価格も、ワークスより20万円ほど安く設定されており、過去のアルトワークスを知らない層にも広く軽自動車のスポーツモデルをPRするための車でした。
670~720kgの車両重量に、後に追加されるワークスと同じR06A型のターボエンジンを搭載し、最高出力47kW (64PS) /6,000rpm、最大トルク98N·m (10.0kgf·m) /3,000rpmを発生します。
トランスミッションは5速AGS(オートギアシフト)で、マニュアルは設定されませんでした。
販売期間が短いため数は少ないですが、2018年モデル廃止のため、まだまだ状態の良い車が多いのが嬉しいところ。70万円~130万円で購入可能です。
駆動方式 | 2WD(FF)/4WD |
---|---|
総排気量 | 658cc |
エンジン種類 | R06A型水冷直列3気筒DOHCターボ |
最高出力 | 47kW(64ps)/6,000rpm |
最高トルク | 98Nm(10.0kgm)/3,000rpm |
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,500mm |
ホイールベース | 2,460mm |
車両重量 | 670kg |
トランスミッション | 5AGS |
最小回転半径 | 4.6m |
燃費 | JC08モード25.6km/リットル |
カプチーノは車両重量700kgのFRライトウェイトスポーツカー
軽自動車スポーツカーらしく軽さで勝負のカプチーノ
1991~1998年まで発売された2ドアオープンカー「カプチーノ」。スズキ初のFR車ですが、ショートデッキ・ロング―ノーズのスタイルにより、前後重量配分はフロント51:リヤ49と理想的な数値を実現させた非常に完成度が高い1台です。
居住空間は、当時「世界一狭い」と評されたほどですので、大柄な男性にとってはかなり窮屈。ドライバーのスペースすら犠牲にした結果、前期型EA11Rで700kg、後期型EA21R型で690kgと、当時の軽自動車のなかでも特筆すべき軽さを実現。生粋のライトウェイトスポーツカーといえるでしょう。
カプチーノは、マツダ・AZ-1、ホンダ・ビートともに平成ABCトリオと呼ばれる人気の高い車種です。新車価格は約157万円でしたが、中古相場は30~100万円です。
駆動方式 | 2WD(FR) |
---|---|
総排気量 | 658cc |
エンジン種類 | E-EA21R型水冷直列3気筒DOHCターボ |
最高出力 | 64ps/6,500rpm |
最高トルク | 10.5kgm/3,500rpm |
全長 | 3,295 mm |
全幅 | 1,395mm |
全高 | 1,185mm |
ホイールベース | 2,060mm |
車両重量 | 690kg |
トランスミッション | 5速MT |
ビートはMRに自然吸気の高回転エンジンを組み合わせたホンダの傑作
ホンダらしさがつまった軽自動車スポーツカーの傑作ビート
1991~1996年に発売された軽オープンカーのホンダ・ビートは、現在発売されているS660の前身にあたるモデルです。
ミッドシップエンジン・後輪駆動のMRで、軽自動車として初めて四輪ディスクブレーキを搭載。E07A型エンジンは、自然吸気ながら軽自動車馬力規制にあたる64PSを8,100rpで発生、レッドゾーン8,500rpmと軽自動車とは思えぬ高回転型です。
他にも前後のタイヤサイズが異なるなど、軽自動車でありながらホンダらしさがつまった本格派ビート。中古車価格は40万円~100万円未満のものが多く、アフターパーツも豊富です。
駆動方式 | MR |
---|---|
総排気量 | 656cc |
エンジン種類 | E07A型水冷直列3気筒SOHC12バルブ |
最高出力 | 47kW(64ps)/8,100rpm |
最高トルク | 6.1kg・m(59.8N・m)/7,000rpm |
全長 | 3,295 mm |
全幅 | 1,395mm |
全高 | 1,175mm |
ホイールベース | 2,280mm |
車両重量 | 760kg |
トランスミッション | 5速MT |
最小回転半径 | 4.6m |
燃費 | 10モード/10・15モード 17.2km/L |
オートザムAZ-1は軽自動車のピュアスポーツカーとして中古価格高騰中
オートザムAZ-1はガルウィングドアを装備した軽自動車スポーツカー
1992~1995年に発売されたマツダ・オートザムAZ-1。ホンダ・ビート、スズキ・カプチーノとともに平成ABCトリオと呼ばれる車ですが、唯一のクーペスタイルです。スズキからは「CARA(キャラ)」としてOEM販売されました。
スケルトンモノコックの特殊ボディに、軽自動車唯一のガルウィングドアで、非常に注目を浴びるエクステリアです。車高が低く低重心で、スズキ・アルトワークスと同型のF6Aエンジンをミッドシップに搭載しています。
まさにマツダが作った軽自動車の「ピュアスポーツ」で、レーシングカーのような鋭いハンドリングと機敏な走りが特徴です。
オートザムAZ-1は、バブル崩壊の影響もあり、総生産台数4,392台と当時の販売は低迷していました。しかし、スポーツ走行に特化したレアな軽自動車として後に価格が高騰。希少性もあり、現在の中古車相場は100万~200万円、新車発売時以上の価格なことも珍しくありません。
駆動方式 | MR |
---|---|
総排気量 | 657cc |
エンジン種類 | F6A水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ |
最高出力 | 47kW(64ps)/6,500rpm |
最高トルク | 8.7kg・m(85.3N・m)/4,000rpm |
全長 | 3,295 mm |
全幅 | 1,395mm |
全高 | 1,150mm |
ホイールベース | 2,235mm |
車両重量 | 720kg |
トランスミッション | 5速MT |
最小回転半径 | 4.7m |
燃費 | 10モード/10・15モード 18.4km/L |
初代アルトワークスは「馬力規制」をつくった伝説の軽自動車ホットハッチ
軽自動車馬力規制のきっかけになったホットハッチ初代アルトワークス
1987年に発売された初代アルトワークス。当時の軽自動車規格は総排気量550ccまでだったのですが、直列3気筒4バルブDOHCインタークーラーターボエンジンを搭載し、排気量543ccで最高64馬力のスペックを誇りました。
それまでの軽自動車の最高出力はダイハツ・ミラターボTR-XXの50馬力だったのに対し、一気に14馬力もオーバーさせたのはまさに事件。車両重量600kg前後の軽さもあり、状況しだいでは普通車ですら太刀打ちできない速さを誇りました。
実はワークスは78馬力で発売予定でしたが、「さすがにパワーがありすぎる」と、運輸省から指導があり、最終的に64馬力に落ち着きます。「軽自動車の最高出力は64PS」が業界での上限値となっているのは、この初代ワークスがきっかけです。
なお、現在の軽自動車は剛性が高くなっていますので、64PSを超えても大きな問題はありません。30年以上の歳月が経過しており、設計の古さは否めませんが、「伝説の軽ホットハッチ」に乗っているという満足感はなにものにも代え難いはず。中古相場は20~70万円です。
駆動方式 | FF |
---|---|
総排気量 | 543cc |
エンジン種類 | F5A型 直列3気筒DOHC4バルブインタークーラー付きターボ |
最高出力 | 64ps/7,500rpm |
最高トルク | 7.3kg・m/4,000rpm |
全長 | 3,195 mm |
全幅 | 1,395mm |
全高 | 1,380mm |
ホイールベース | 2,175mm |
車両重量 | 610kg |
トランスミッション | 5速MT |
ミラターボTR-XXはアルトワークスと激しく競った永遠のライバル車
アルトワークスとともに軽スポーツカーの可能性を追求したミラターボTR-XX
ダイハツ・ミラターボTR-XXは、1980年代~1990年代にかけて、スズキ・アルトワークスと熾烈な争いを繰り広げ、軽スポーツカーとして人気を博したミラのスポーツグレードです。
1985年に2代目ミラに追加され、1998年4代目ミラ生産終了とともにモデル廃止となりました。
生産期間が長いですが、さすがに状態の良いものは少なく、走行距離10万km前後のものが多いです。モデル廃止直前のモデルでも、20~30万円で中古購入可能です。
なお、ベース車であるミラはミライースに統合される形で2018年に販売終了となりました。
しかし、東京オートサロン2018でTR-XXを彷彿させるミライースのスポーモデル「ミライーススポルザバージョン」が公開されました。2015年にアルトワークスが復活を遂げたこともあり、TR-XXの復活への期待も高まっています。
駆動方式 | FF |
---|---|
総排気量 | 659cc |
エンジン種類 | EF-RL型水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ |
最高出力 | 64ps/6,800rpm |
最高トルク | 10.7kg・m(104.9N・m)/4000rpm |
全長 | 3,295 mm |
全幅 | 1,395mm |
全高 | 1,430mm |
ホイールベース | 2,300mm |
車両重量 | 700kg |
トランスミッション | 5速MT |
最小回転半径 | 4.6m |
燃費 | 10モード/10・15モード 21.0km/L |
初代コペンは毎日のドライブを楽しむための軽スポーツカー
初代コペンは運転が楽しい軽自動車スポーツカー
2002~2012年まで生産された初代コペンL880K型は、現行型にも負けない人気車でした。
前から見ても後ろから見てもほとんど変わらない丸みを帯びたエクステリアに、開閉時間約20秒でルーフがトランクに格納されるアクティブトップ。
搭載したJB-DET型水冷直列4気筒DOHCターボエンジンは非常に吹け上がりがよく、ダイハツの名機として今も語り継がれる存在。チューニングしだいでは、大幅なパワーアップも可能です。
ただし、初代コペンは、もともと速さやシャープなハンドリング性能を競うタイプの車ではありません。なにより重きを置いているのは「運転する楽しさ」です。
10年間生産されたロングセラーのため、中古車価格は年式・走行距離によって大きく異なります。2005年より前の前期モデルなら30~60万円で掘り出し物に出会えるチャンスもあります。最終モデル「10thアニバーサリーエディション」は常に高値です。
駆動方式 | FF |
---|---|
総排気量 | 659cc |
エンジン種類 | JB-DET型水冷直列4気筒DOHC16バルブICターボ |
最高出力 | 64ps/6,000rpm |
最高トルク | 11.2kg・m/3,200rpm |
全長 | 3,395 mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,245mm |
ホイールベース | 2,230mm |
車両重量 | 840kg |
トランスミッション | 4速AT(5速MTあり) |
最小回転半径 | 4.6m |
燃費 | 10モード/10・15モード 15.2km/L |
エッセは「かわいい外見」と「走りの良さ」が偶然両立した軽スポーツカー
エッセは見た目とのギャップも魅力的な育てる楽しみのある軽スポーツカー
2005~2011年に発売されていたダイハツ・エッセ。ボディカラーがカラフルで、女性に人気のクルマでしたが、実は5速MT車は軽スポーツカーとして車好きに愛されていました。
特徴的な台形スタイルは、低重心を可能にし、車両重量は700~780kgと当時の軽自動車の中でもかなり軽量。搭載されたKF-VE型は、アルミや樹脂を積極的に使用していたためやはり軽量。
しかも、自然吸気でありながら58ps/7,200rpmを発生させ、トルクがあるため「意外によく走る」と話題となったのです。
足回りやブレーキ性能はまったく普通の軽自動車であることから、ダイハツはスポーツモデルとして開発したつもりでなかったことが明らかです。意外な人気を受けて、1年後にタコメーター付きの「エッセ・カスタム」を追加発売しています。
エッセのベースグレードは新車価格70万円前後で、安価のためチューニングカーのベースとしても高い人気を誇りました。最近では魅力が広く伝わり、5速MT車のタマ数は減少中ですが、中古相場は30~40万円です。
駆動方式 | FF |
---|---|
総排気量 | 658cc |
エンジン種類 | KF-VE型水冷直列3気筒DOHC12バルブ |
最高出力 | 58ps/7,200rpm |
最高トルク | 6.6kg・m(65N・m)/4000rpm |
全長 | 3,395 mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,470mm |
ホイールベース | 2,390mm |
車両重量 | 720kg |
トランスミッション | 5速MT |
最小回転半径 | 4.4m |
燃費 | 10モード/10・15モード 24.5km/L |
トゥデイはフェラーリを抜き去った伝説の軽スポーツカー
軽自動車レースの人気車種トゥデイ(画像はJA2型)
1985年に商用車としてデビューし、1988年に乗用モデルも発売されたホンダ・トゥデイ。
1985~1998年まで発売された初代と1993~1996年2月迄の2代目前期型は、軽量かつ低重心でスポーツ走行向きの軽自動車として人気がありました。
軽自動車スポーツカーとして「トゥデイ」の存在がもっとも注目されたのは、2009年に岡山国際サーキットで開催されたアマチュアドライバーによるレースです。
高性能スポーツカーも参戦する無差別級レースに参戦した1台のJA2型トゥデイがポルシェやフェラーリを抜き去り、決勝4位と大健闘!「最強の軽自動車」として話題になりました。
もちろんこの健闘は、レース用チューニングを施し、オーナードライバーとして参戦していた自動車修理販売業の近藤智氏さんの力も大きいものでしたが、トゥデイにスポーツカーとして充分な素養があることを示したのは紛れもない事実でしょう。
現座の中古車市場では、20万円前後の車両も多く存在します。
駆動方式 | FF |
---|---|
総排気量 | 656cc |
エンジン種類 | E07A型水冷直列3気筒SOHC12バルブ |
最高出力 | 48ps(35kW)/6300rpm |
最高トルク | 5.8kg・m(56.9N・m)/5500rpm |
全長 | 3,295 mm |
全幅 | 1,395mm |
全高 | 1,350mm |
ホイールベース | 2,330mm |
車両重量 | 670kg |
トランスミッション | 5速MT |
最小回転半径 | 4.5m |
燃費 | 10モード/10・15モード 22.0km/L |
ヴィヴィオ RX-Rは軽自動車として異例尽くしのタフなスポーツカー
スバルの人気軽自動車ヴィヴィオのスポーツモデル「ヴィヴィオ RX-R」
ヴィヴィオ RX-Rは、1992~1998年に発売された軽自動車スバル・ヴィヴィオに設定されたスポーツモデルです。トランスミッションはマニュアルのみで、直列4気筒DOHCエンジンに、スーパーチャージャーを採用。オプションには、なんとBBS製のホイールも設定されました。
それ以外にも、ヴィヴィオRX-Rはあらゆる点で異質なモデルです。
軽自動車として初めてドイツ・ニュルブルクリンクで走行テストを行い、9分54秒という優秀なタイム記録。
1993年にはWRCサファラリーで完走、クラス優勝という軽自動車初の快挙を遂げています。
ヴィヴィオRX-Rは、開発時から速度域の高い欧州へも積極的に輸出する計画があったため、ボディ剛性が高いのも特徴です。低重心かつ操縦安定性も高いので、ドライバーがストレスを感じることなく、スポーツ走行が楽しめます。
RX-Rは生産終了から20年以上経過したにもかかわらず、中古車市場でも比較的人気が高い軽スポ-ツカーで、状態のよいものは50万円程度の取引が多い印象です。
駆動方式 | フルタイム4WD |
---|---|
総排気量 | 658cc |
エンジン種類 | 水冷直列4気筒DOHC16バルブICSチャージャー |
最高出力 | 64ps(47kW)/7200rpm |
最高トルク | 10.8kg・m(105.9N・m)/3600rpm |
全長 | 3,295 mm |
全幅 | 1,395mm |
全高 | 1,375mm |
ホイールベース | 2,310mm |
車両重量 | 760kg |
トランスミッション | 5速MT |
最小回転半径 | 4.9m |
燃費 | 10モード/10・15モード 18.2km/L |
アルトラパンSSは軽快な走りを楽しめるスポーティーなMT車
マニュアル仕様のラパンが欲しい人にもおすすめなアルトラパンSS
現行型ラパンには設定されていませんが、初代ラパン(2002~2008年)には、「ストリート・スポーツ」を意味するSSグレードが存在していました。
初代ラパン唯一のマニュアル車で、ゆるさを残しつつも若い男性が乗っても違和感のないエクステリアが特徴です。もちろんスポーツモデルが欲しい女性にもおすすめできます。
パワートレインは「Keiワークス」と共通の部分が多く、最高出力は64ps/6500rpm、最大トルク10.8kgm/3500rpm。800kgの軽さもあり、軽快な走りが持ち味です。
中古では、20~40万円の価格帯のものが多く、60~70万円の特に状態の良い車両も比較的現存しています。
駆動方式 | FF |
---|---|
総排気量 | 658cc |
エンジン種類 | K6A型水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ |
最高出力 | 64ps(47kW)/ 6500rpm |
最高トルク | 10.8kg・m(106N・m)/3500rpm |
全長 | 3,395 mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,495mm |
ホイールベース | 2,360mm |
車両重量 | 800kg |
トランスミッション | 5速MT |
最小回転半径 | 4.6m |
燃費 | 10モード/10・15モード 19.4km/L |
軽スポーツカーは「軽自動車だからこそ」の魅力が詰まっている!
税金が安く、燃費も良い軽自動車スポーツカーは、メインの車としてはもちろん、セカンドカーとしての購入も視野に入る存在です。
もちろん維持費の安さだけでなく、軽量小型ゆえの加速力、キビキビとしたハンドリング、そして遊び心あふれるデザイン性の高さも軽スポーツカーの大きな魅力。
近年では「小さいのに速い!」「デザインが独創的」と税金面での優遇を受けられない海外での注目度も増しています。
スズキ・カプチーノやダイハツ・ミラターボTR-XXなど、復活が噂されている軽スポーツカーもいくつかあります。これら新型軽スポーツカーの登場も非常に楽しみです!