ベンツのクラスの違い

メルセデス・ベンツのクラス一覧と価格やボディスタイルの特徴

ベンツのクラスは5つのランクがあり更にオープンタイプ・SUVタイプと分けられている。ミニバンにはVクラスが存在し、あらゆる人のニーズに応え、クラスごとに満足感・安心感を与えてくれるメーカーがメルセデス・ベンツ。

ベンツのクラスを違いや車種ごとにまとめた

ドイツの高級車メーカーとして世界中で知られる「メルセデス・ベンツ」では、A・B・Cなどのクラスごとに多彩な車種が展開されています。それぞれのクラスはボディタイプ・サイズ・用途が明確に異なり、選び方を間違えると「こんなはずじゃなかった」と後悔しやすい傾向があります。

本記事では、メルセデス・ベンツの各クラスをボディタイプ・装備・特徴ごとに解説します。購入検討の入口として使うのはもちろん、「実際にどんな場面で真価を発揮するか」という視点も交えて紹介しています。なお、記事内の車両情報は掲載時点のものです。モデルチェンジや生産終了の情報は各クラスの説明内に記載しています。

EQVはミニバンVクラスをベースにしたEVモデル

電動車専門のサブブランドEQの市販車第2弾EQV

EQVは、ベンツ唯一のミニバンであるVクラスをベースにした電気自動車です。EQシリーズとしてはEQCに続く第2弾の市販車として2019年8月に発表されました。Vクラスと同様に標準ボディとロングボディの2種類が設定されますが、内外装には専用のデザインが施されています。

EQVは全長・ホイールベースが違う2種類を設定

標準ボディは全長5,140mm・ホイールベース3,200mm、ロングボディは全長5,370mm・ホイールベース3,430mm。90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続可能距離は最大405kmです。最高出力204HP・最大トルク36.9kgm・最高速度160km/hという動力性能は、7〜8人乗りの大型ミニバンとしては十分な水準です。

インテリアには対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載し、充電ステーションの検索なども車内から直感的に操作できます。ガソリン車のVクラスと同等の使い勝手を電動で実現した点が最大の特徴と言えます。

なお、EQVをはじめとするEQシリーズについては、メルセデス・ベンツが電動化戦略の見直しを進めており、ラインナップ構成が変化しています。最新の販売情報はメルセデス・ベンツ日本の公式サイトでご確認ください。

モデルの位置付け VクラスをベースにしたEVミニバン。EQシリーズ第2弾の市販車。
ボディタイプ 標準ボディ(全長5,140mm)とロングボディ(全長5,370mm)の2種類。
バッテリー・航続距離 90kWhリチウムイオンバッテリー搭載。航続可能距離は最大405km。
動力性能 最高出力204HP、最大トルク36.9kgm、最高速度160km/h。
インフォテインメント MBUX搭載。充電ステーション検索も直感的に操作可能。

EQCはメルセデスベンツのEVブランド「EQ」から初めて発売された電気自動車

メルセデス・ベンツ初の量産電気自動車EQC

メルセデス・ベンツEQCは、EV専門サブブランド「EQ」から発売された同社初のピュアEV市販車です。クロスオーバーSUVのGLCをベースに大幅改良を加えて開発され、前後に1基ずつ電動モーターを搭載した4WD構成です。バッテリー容量は80kWh、最高出力408PS・最大トルク765Nmを発揮し、WLTCモードの航続距離は約400kmです。

対話型インフォテインメントシステム「MBUX」により充電ステーション探しも簡単

実際に間近で触れると、SUVとしての存在感は十分ありながら、エンジン音がないぶん車内の静粛性が際立ちます。加速も低回転域から力強く、日常的な市街地走行はもちろん高速道路での巡航でも余裕のある走りを体感できます。

ただし、EQCは現在新車販売が終了しています。後継については、メルセデス・ベンツが電動化戦略の見直しを進めており、GLCのEVモデルとして後継が開発中と伝えられています。EQCを検討する場合は中古車市場での購入が主な選択肢となります。

モデル概要 EQ初の量産市販EV。GLCをベースに開発されたクロスオーバーSUV。現在は新車販売終了。
駆動方式 前後モーター配置の4WD。高出力と走行安定性を両立。
バッテリー・航続距離 80kWh搭載。WLTCモードで約400km走行可能。
動力性能 最高出力408PS、最大トルク765Nm。SUVらしい力強い走りを実現。
特徴装備 MBUX搭載により、充電ステーション検索などを直感的に操作できる。

Aクラスはメルセデス・ベンツ最小クラスのコンパクトハッチ(現行型は2028年まで継続予定)

メルセデス・ベンツAクラスは1997年に初代が発売し、2018年に4代目(W177)へとフルモデルチェンジしたコンパクトハッチバックです。メルセデス・ベンツのエントリーモデルとして、特に日本の道路事情に合ったコンパクトなボディと上質な内装の組み合わせが人気を集めてきました。

当初は2025年に生産終了が予定されていましたが、EV需要の鈍化などを受けてメルセデス・ベンツは方針を転換し、現行型の生産を2028年まで継続することを決定しました。さらに2028年には、新型CLAと同一プラットフォームを用いた5代目Aクラスが登場する予定と報じられています(AUTOCAR UK、2025年)。

4代目のインテリアは黒を基調とした落ち着いた雰囲気で、センターコンソールには3連のエアコンルーバーとインフォメーションディスプレイが配置されています。実際に展示車に座ってみると、コンパクトカーとは思えない包まれ感があり、インテリアの質感はセグメントを大きく超えています。

グレード構成はガソリンの「A 180」、ディーゼルの「A 200 d」を中心に、高性能AMGモデルとして「AMG A 35 4MATIC」「AMG A 45 S 4MATIC+」も用意されています。

セーフティシステムには車速に応じて適切な車間距離を保つ「ディスタンスパイロット・ディストロニック」、死角の車両を知らせる「ブラインドスポットアシスト」、自動ブレーキで追突を回避・軽減する「アクティブブレーキアシスト」などが搭載されています。エントリーモデルでありながら安全装備の充実度はSクラス同等のシステムが採用されており、これがAクラス最大の「買う理由」になっているオーナーも少なくありません。

購入前の注意点として、Aクラスは現行型がFF駆動であるため、雪道や悪路での走破性を重視する方には4MATICモデルかGLAクラスへの検討をおすすめします。また、後部座席の足元空間はコンパクトカーらしくやや狭めで、長身の方や後席での長距離移動が多い用途には向かない場合があります。

A 180 Style諸元
全長 4,420mm
全幅 1,800mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,700mm
車両重量 1,430kg
最低地上高 130mm
最小回転半径 5.0m
エンジン 直列4気筒ターボ
排気量 1,331cc
最高出力 100kW(136PS)/5,500rpm
最大トルク 200Nm(20.4kgm)/1,460〜4,000rpm
駆動方式 FF
乗員定員 5人
ハンドル設定
モデル概要 1997年初代登場、2018年に4代目W177へ進化したコンパクトハッチバック。現行型は2028年まで継続予定。
位置付け メルセデス・ベンツのエントリーモデル。コンパクトながら安全装備・インテリアの質感はセグメントを超えた水準。
パワートレイン ガソリン(A 180)、ディーゼル(A 200 d)のほか、AMGモデル(A 35、A 45 S)も設定。
こんな人に向く 輸入車初購入の方、日常使いでコンパクトなボディを求める方、ブランドの安全技術を体験したい方。
注意点 後席足元はやや狭め。雪道・悪路を頻繁に走る場合は4MATICまたはGLAを検討。

Bクラスはプレミアムコンパクトハッチバックで旅行向きのツアラー(2026年に生産終了予定)

メルセデス・ベンツBクラスは2005年に初代が発売し、2019年にはフルモデルチェンジした3代目(W247)が日本でも販売されています。Aクラスと同じプラットフォームを使いながら、全高を1,565mmと高めに設定することで室内空間を広げたプレミアムコンパクトハッチバックです。

ただし、Bクラスは2026年に生産終了となる予定が報じられています(AUTOCAR JAPAN等、2025年時点)。新車購入を検討している場合は販売状況を事前に確認することをおすすめします。Bクラスの生産終了後は、コンパクトながら高い着座位置を求める層はGLBクラスが実質的な代替候補になると見られています。

インテリアはAクラスと同じMBUXシステムを採用しながら、LEDイルミネーション、メモリー付きパワーシート(運転席・助手席)、後部座席のシートバックテーブルなど快適装備が充実しています。特に後席の広さはAクラスとは別次元で、週末のロングドライブや家族での旅行に使いやすい設計になっています。

Aクラスと同様のセーフティシステムも搭載されており、安全性への不安なく運転できます。オーナーから一般的に聞かれるのは「Aクラスに比べて乗り降りがしやすい」という点で、特に腰や膝に不安がある方、年配のドライバーからも支持されています。

B180諸元
全長 4,425mm
全幅 1,795mm
全高 1,565mm
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,440kg
最低地上高 120mm
最小回転半径 5.0m
エンジン 直列4気筒ターボ
排気量 1,331cc
最高出力 100kW(122PS)/5,500rpm
最大トルク 200Nm(20.4kgm)/1,460〜4,000rpm
駆動方式 FF
乗員定員 5人
ハンドル設定
モデル概要 Aクラスのプラットフォームをベースにした背の高いコンパクトハッチバック。2026年に生産終了予定。
Aクラスとの違い 全高が1,565mmとAクラスより高く、室内空間・乗り降りのしやすさで勝る。後席のシートバックテーブルも装備。
こんな人に向く 旅行・長距離移動が多い方、乗り降りやすさを重視する年配ドライバー、Aクラスより広い室内が欲しい方。
注意点 2026年生産終了予定。新車購入の場合は在庫・販売状況を事前に確認すること。

Cクラスは日本で最も売れているクラスでボディも取り回しやすいサイズ

Cクラスのセダン

Cクラスのステーションワゴン

メルセデス・ベンツCクラスは1993年に初代が登場し、日本では最も売れているクラスです。現行モデルは2021年にフルモデルチェンジした5代目(W206)で、ボディタイプはセダンとステーションワゴンに加え、クロスオーバー仕様の「オールテレイン」も用意されています。なお、先代(W205)まで設定されていたクーペとカブリオレは、現行世代からCクラスとEクラスを統合した新モデル「CLE」に移行しています。

W206の最大の特徴は全モデルの電動化です。ガソリン・ディーゼルともにISG(マイルドハイブリッド)が搭載され、全車が何らかのかたちで電動化されました。インテリアには縦型11.9インチのセンターディスプレイが採用され、Sクラスから継承した先進技術が数多く投入されています。

インテリアのピアノブラック加飾やシート素材の選択肢は上位グレードほど豊富になり、ローレウスエディション以上ではナッパレザーも選択できます。Aクラス・Bクラスと比べて明らかに内装の高級感が増しており、初めてCクラスに乗り換えた際の「格上感」はオーナーの間でよく話題になります。

ディーゼルモデル(C 220 d)はカタログ燃費でWLTCモード約18〜19km/L台を実現しており、月1,000km走行で換算すると、ガソリンモデルとの燃料費差が年間数万円になるケースもあります。長距離移動が多い方はディーゼルを選ぶメリットが大きいと言えます。一方で、ディーゼルは寒冷地での始動性や軽油スタンドの少ない地域での給油に注意が必要です。

日本の道路での取り回しも良好で、最小回転半径5.1m程度は立体駐車場でも概ね問題なく使用できるレベルです。ベンツのラインナップの中で「価格・サイズ・装備のバランスが最も取れているクラス」として、幅広い年代から支持を集めています。

C200アバンギャルド(W206参考値)諸元
全長 4,755mm
全幅 1,820mm
全高 1,435mm
ホイールベース 2,865mm
エンジン 直列4気筒ターボ+ISG(マイルドハイブリッド)
排気量 1,496cc
駆動方式 FR
乗員定員 5人
ハンドル設定
モデル概要 1993年初代登場、2021年に5代目W206へとフルモデルチェンジ。日本市場で最も売れているモデル。
ボディタイプ セダン・ステーションワゴン・オールテレインの3種類。クーペ・カブリオレは現行世代からCLEに移行。
電動化 全モデルにISG(マイルドハイブリッド)搭載。PHEVの「C 300 e」も設定あり。
ガソリンvs.ディーゼル ディーゼル(C 220 d)はWLTCモードで約18〜19km/L台と高燃費。長距離使用ならディーゼルが経済的。
こんな人に向く ベンツへの乗り換えを検討中の方、日常使いと週末の高速走行を両立させたい方、価格・サイズ・装備のバランスを求める方。

Eクラスはメルセデス・ベンツの中核を担うミドルクラスで全パワートレインが電動化

Eクラスのセダン

Eクラスのステーションワゴン

メルセデス・ベンツEクラスは1985年に初代(当時は「ミディアムクラス」)が登場し、現行は2024年1月に日本に上陸した6代目(W214)です。ボディタイプはセダンとステーションワゴンが中心で、先代まで設定されていたクーペとカブリオレは「CLE」として独立しました。

先代Eクラスのカブリオレ(現行世代ではCLEに移行)

現行W214の大きな特徴は全パワートレインの電動化です。ガソリン(E 200)とディーゼル(E 220 d)はともにISG搭載のマイルドハイブリッドで、PHEVの「E 350 e」はEV走行換算距離が約112km(WLTCモード)と実用性の高い電動走行が可能です。Cクラスと同じMRA IIプラットフォームを採用し、ホイールベースが先代比20mm拡大されて居住空間もゆとりが増しています。

インテリアはオプションで「MBUXハイパースクリーン」を選択でき、ダッシュボード全面を覆う大型ディスプレイは非常にインパクトがあります。間近で見ると、質感・奥行き感ともにセダンの室内とは思えない仕上がりです。Cクラスとの違いが最も感じられるのはこのインテリアの存在感で、後席の余裕もあわせて「もうワンランク上の車に乗っている感覚」を求めるオーナーがEクラスを選ぶ傾向があります。

一方で、W214はボディサイズがW213よりも大きくなっており(全長4,949mm・全幅1,880mm)、立体駐車場の高さ制限や幅の制限を確認してから購入判断することをおすすめします。

E200アバンギャルド(W214)諸元
全長 4,949mm
全幅 1,880mm
全高 1,468mm
ホイールベース 2,961mm
エンジン 直列4気筒ターボ+ISG(マイルドハイブリッド)
排気量 1,991cc
駆動方式 FR
乗員定員 5人
ハンドル設定
モデル概要 1985年初代登場。2024年1月に日本市場で6代目W214が発売。全パワートレインが電動化された世代。
ボディタイプ セダン・ステーションワゴン・オールテレイン。クーペ・カブリオレは現行世代からCLEに移行。
電動化対応 ガソリン・ディーゼルはマイルドハイブリッド。PHEVは約112kmのEV走行換算が可能。
Cクラスとの違い 全長約200mm長く、室内が広め。インテリアの存在感・格上感がある。価格帯も上がる。
注意点 先代より大型化。購入前に駐車環境(立体P・幅制限)を要確認。

CLSクラスは流麗なクーペスタイルが人気でセミアニリン本革を使った豪華な内装も魅力

CLSクラスのシューティングブレーク

CLSクラスのクーペ

メルセデス・ベンツCLSクラスはEクラスをベースにしたモデルで、初代は2005年に発売されました。現行3代目(C257)は2018年に発売されています。ボディタイプは4ドアクーペと5ドアのシューティングブレークの2種類で、いずれも流麗なファストバックスタイルが特徴です。

Eクラスセダンに比べて全高が低く、よりクーペ的なシルエットになるため、「実用性を保ちながらスタイリッシュに見せたい」というニーズに応えるモデルです。実際に並べて見ると、CLSのルーフラインの低さとリアのなだらかな流れは際立ちます。

インテリアはセミアニリン本革を採用し、シートカラーはブラック・ブラック×ポーセレン・シルクベージュ×エスプレッソブラウンの3種類。インフォメーションディスプレイは8インチで、3色のインテリアLEDが室内の雰囲気を演出します。

搭載エンジンは、2.0L直列4気筒ディーゼルターボ、3.5L V6ツインターボ、4.7L V8ツインターボの3種類です。なお、CLSクラスの販売状況については、最新情報をメルセデス・ベンツ日本公式サイトでご確認ください。

CLS220d スポーツ諸元
全長 5,000mm
全幅 1,895mm
全高 1,430mm
ホイールベース 2,940mm
車両重量 1,820kg
最低地上高 120mm
最小回転半径 5.4m
エンジン 直列4気筒ディーゼルターボ
排気量 1,949cc
最高出力 143kW/3,800rpm
最大トルク 400Nm(40.8kgm)/1,600〜2,800rpm
駆動方式 FR
乗員定員 4人
ハンドル設定
モデル概要 Eクラスベースの4ドアクーペ・シューティングブレーク。現行は2018年発売の3代目(C257)。
Eクラスとの違い 全高が低くクーペスタイリング。乗員は4人定員でスタイルを優先した設計。
こんな人に向く 実用性より見た目のスタイルを重視したい方。Eクラスセダンよりもスポーティかつエレガントな印象を求める方。
注意点 後席頭上が低い。5人乗りを求める場合はEクラスセダンを検討。

CLAクラスはコンパクトな4ドアクーペで、現行世代からEV・ハイブリッドにも対応

CLAクラスのクーペ

CLAクラスのシューティングブレーク

メルセデス・ベンツCLAクラスはCLSクラスのコンパクト版で、2013年に初代が発売、2019年に2代目(C118/X118)へモデルチェンジしました。CLSと同じく4ドアクーペと5ドアシューティングブレークの2種類が用意されています。

2025年3月には3代目となる新型CLAが発表され、メルセデス・ベンツ初のEVモデルを加えた新世代プラットフォーム(MMA)を採用しました。日本での展開時期については公式サイトでご確認ください。

2代目CLAのインテリアは黒を基調とし、グレー配色のインテリアパネルを採用。8インチCOMANDシステムではナビゲーションのほかWi-Fiテザリング、USBインターフェイスも搭載しています。デュアルクラッチの「7G-DCT」はスムーズな変速感が特徴で、パドルシフトやステアリング上の「ダイレクトセレクト」によりハンドルから手を離さずシフト操作ができます。

CLSと同様にクーペスタイルのため後席の頭上空間は限られますが、Aクラスと同等のフロアプランなので前席の快適性は高く、日常使いのコンパクト高級クーペとして使いやすいクラスです。

CLA180 AMG Style諸元(2代目参考値)
全長 4,690mm
全幅 1,830mm
全高 1,430mm
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,420kg
最低地上高 120mm
最小回転半径 5.1m
エンジン 直列4気筒ターボ
排気量 1,331cc
最高出力 100kW/5,500rpm
最大トルク 200Nm/1,260〜4,000rpm
駆動方式 FF
乗員定員 5人
ハンドル設定
モデル概要 CLSのコンパクト版。2代目(2019年〜)に続き、2025年に3代目(EV・HV対応の新世代)が発表。
ボディタイプ 4ドアクーペと5ドアシューティングブレークの2種類。
CLSとの違い Aクラスベースのコンパクトサイズ。取り回しが良く日常使いしやすい。
こんな人に向く コンパクトなサイズでクーペスタイルを楽しみたい方。Aクラスの次に乗り換えるステップアップとしても適している。

SLCクラスはCクラスベースの2シータースポーツカー(2020年に販売終了)

メルセデス・ベンツSLCクラスはCクラスをベースとした2人乗りクーペカブリオレです。先代の「SLKクラス」の後継として2016年にマイナーチェンジとともに改名されましたが、フルモデルチェンジされることなく2020年に販売終了となっています。

世界初の電動開閉式ハードトップ「バリオルーフ」を初代SLKの頃から採用し続けた点がこのクラスの歴史的な特徴です。閉じればクーペ、開ければオープンカーとして使える全天候型の設計は、時速40kmまでの走行中でも開閉操作が可能です。

インテリアは赤・黒・シルバーを基調としたスポーティなデザインで、エアスカーフ(ヘッドレストから温風を出す機能)などオープンカーならではの装備が充実しています。エンジンは1.6L直4と2.0L直4の2種類で、トランスミッションは9速ATを採用。

現在は新車での購入はできません。SLCに関心がある方は中古車市場での購入になりますが、流通台数は少ないため早めに探すことをおすすめします。

SLC180諸元(販売終了モデル)
全長 4,140mm
全幅 1,845mm
全高 1,305mm
ホイールベース 2,430mm
車両重量 1,480kg
最低地上高 125mm
最小回転半径 4.8m
エンジン 直列4気筒ターボ
排気量 1,595cc
最高出力 115kW(156PS)/5,300rpm
最大トルク 250Nm(25.5kgm)/1,250〜4,000rpm
駆動方式 FR
乗員定員 2人
ハンドル設定
モデル概要 2016年に旧SLKクラスの後継として誕生。2020年に販売終了。現在は中古車のみ流通。
特徴 電動ハードトップ「バリオルーフ」採用の2シーターオープンカー。エアスカーフなどオープン専用装備も充実。
注意点 新車販売終了。中古購入の場合は部品供給・整備対応を事前にディーラーへ確認推奨。

SLクラスはベンツ初のオールアルミボディを採用したプレミアム2シーター

メルセデス・ベンツSLクラスは1954年に初代が発売された、メルセデスの歴史において最も長い歴史を持つオープンモデルの一つです。現行モデルは2022年に登場した7代目(R232)で、開発をAMGが主導した「メルセデスAMG SL」として生まれ変わりました。従来の電動バリオルーフから、ソフトトップのファブリックルーフに回帰したことも大きな変更点です。

7代目のパワートレインは、直列6気筒ターボ+マイルドハイブリッドの「SL43」から、V8ツインターボの「AMG SL 55 4MATIC+」「AMG SL 63 4MATIC+」まで幅広く設定されています。また、4MATICが採用されたことで、過去のSLクラスにはなかった四輪駆動による安定した走りも楽しめるようになりました。

インテリアは2+2シートを採用し(後席はオプション設定)、ナッパレザー仕様のシートとエアスカーフ(頸部を温める温風装備)、ドラフトストップなどオープン走行を快適にする装備が揃っています。実際に座ってみると、幌を閉じた状態でも開放感があり、室内の質感はオープンカーというよりラグジュアリーGTカーの雰囲気です。

SLクラスは日常的な足として使うというよりも、週末のドライブを楽しむためのスペシャルカーとして位置づけられているクラスです。後席はお子様向けや緊急時の用途に限られるため、実質2人乗りとして割り切って選ぶ車といえます。

SL43(R232)参考諸元
全長 4,705mm
全幅 1,915mm
全高 1,300mm
ホイールベース 2,700mm
エンジン 直列6気筒ターボ+マイルドハイブリッド
駆動方式 FR(SL43)/ 4MATIC+(SL55・SL63)
乗員定員 2人(+2人オプション)
ハンドル設定 右・左
モデル概要 2022年に登場した現行7代目(R232)はAMGが開発を主導。ソフトトップ採用・2+2シートに刷新。
パワートレイン 直6マイルドハイブリッド(SL43)からV8ツインターボ(AMG SL55/63 4MATIC+)まで展開。
こんな人に向く 週末のドライブや長距離ツアラーとして使いたい方。スポーティさと豪華さを両立させたい方。
注意点 実質2人乗り。日常使いには不向きで、用途が限定される。価格帯も高め。

Gクラスは世界的な価値がある本格クロスカントリーSUV

メルセデス・ベンツGクラスはラダーフレームを採用した本格クロスカントリーSUVで、現行3代目(W463)は2018年に発売されました。初代(W460)の登場は1979年で、基本的なスタイルを変えずに45年以上にわたって生産を続けています。フルモデルチェンジを繰り返す他の車種と異なり、「変わらないことが価値」のモデルです。

オフロード性能は現代の乗用SUVとは一線を画します。3つのロック機構付きディファレンシャルはGクラスの代名詞とも言える装備で、急勾配の坂や深雪、砂地など通常のSUVでは諦めるような路面でも走破します。クロスカントリーギアを使えば通常の2倍の駆動力が得られ、トレーラーの牽引にも対応しています。

インテリアはファブリック素材から高級なdesignoレザーまで8色の選択肢があり、現行型ではMBUXシステムも搭載されています。メカニック的な視点からは、ラダーフレーム構造は剛性・耐久性が高い反面、モノコック車と比べると乗り心地・静粛性にトレードオフがあります。高速道路での安定感や市街地での使い勝手を優先する場合は、GLEやGLSを比較検討することをおすすめします。

Gクラスは購入後もリセールバリューが高いモデルとして知られており、投資的な観点からも注目される傾向があります。

G350d 諸元
全長 4,660mm
全幅 1,930mm
全高 1,975mm
ホイールベース 2,890mm
車両重量 2,460kg
最低地上高 240mm
最小回転半径 6.3m
エンジン V型6気筒ディーゼルターボ
排気量 2,924cc
最高出力 210kW/3,400〜4,600rpm
最大トルク 600Nm/1,200〜3,200rpm
駆動方式 4WD
乗員定員 5人
ハンドル設定
モデル概要 1979年初代登場。現行3代目(W463)は2018年発売。ラダーフレーム構造を持つ本格クロスカントリーSUV。
オフロード性能 3つのロック付きディファレンシャルを搭載。クロスカントリーギア使用時は2倍の駆動力を発揮。
こんな人に向く 本格的な悪路走破性を求める方。リセールバリューを重視する方。唯一無二のスタイルを求める方。
注意点 最小回転半径6.3mは都市部では扱いにくい。ラダーフレーム由来の乗り心地・静粛性はモノコックSUVより劣る部分がある。

GLAクラスはメルセデス・ベンツ最小クラスのコンパクトクロスオーバーSUV

メルセデス・ベンツGLAクラスはAクラスをベースとした5ドアクロスオーバーSUVで、2014年に新モデルとして加わりました。現行モデルは2020年にフルモデルチェンジした2代目(H247)です。Aクラスと基本メカニズムを共有しながらも、全高がAクラスより高くなっており、より見晴らしの良い視界と乗り降りのしやすさが確保されています。

Aクラスと同じプラットフォームを使うため、コンパクトなボディサイズで日常の取り回しは良好です。セーフティシステムにはレーダーセーフティパッケージのほか、アクティブブレーキアシスト、長時間運転での休憩を促す「アテンションアシスト」を搭載しています。

Aクラスとの選択で迷った場合の判断基準として、「着座位置の高さ・乗り降りのしやすさを重視するならGLA、より低いクーペ的なドライビングポジションを好むならA」という使い分けが一般的です。悪路・雪道での走破性を考慮するなら4MATIC(AWD)モデルを選ぶと安心感が増します。

GLA180諸元(初代参考値)
全長 4,430mm
全幅 1,805mm
全高 1,505mm
ホイールベース 2,700mm
車両重量 1,480kg
最低地上高 150mm
最小回転半径 5.7m
エンジン 直列4気筒ターボ
排気量 1,595cc
最高出力 90kW(122PS)/5,000rpm
最大トルク 200Nm(20.4kgm)/1,250〜4,000rpm
駆動方式 FF
乗員定員 5人
ハンドル設定
モデル概要 2014年加入のコンパクトSUV。2020年に2代目(H247)へフルモデルチェンジ。Aクラスベース。
Aクラスとの違い 着座位置が高く視界が良好。乗り降りしやすい。4MATICモデルもあり悪路対応可。
こんな人に向く コンパクトSUVが欲しい方。Aクラスより高い着座位置を求める方。雪道・悪路対応を考えたい方。

GLCクラスはCクラス相当のミドルサイズSUVでSUVスタイルとクーペスタイルを設定

GLCクラスのクーペ

GLCクラスのSUV

メルセデス・ベンツGLCはGLKクラスの後継モデルで、Cクラスに相当するミドルサイズSUVです。現行は2023年に日本で発売された2代目(X254)で、SUVスタイルとクーペスタイルの2種類が用意されています。全パワートレインが電動化されており、PHEVモデルはEV走行換算距離が約100km以上と実用的な電動走行が可能です。

現行GLCのインテリアはCクラス(W206)と共通のデザイン言語を採用しており、縦型11.9インチのセンターディスプレイとMBUXシステムを搭載しています。SUVとしての使い勝手と内装のラグジュアリー感のバランスが良く、メルセデスのSUVラインナップの中でも特に人気が高いモデルです。

EQCの後継としてGLCのEVモデルも開発中と報じられており(AUTOCAR JAPAN、2025年)、今後のSUVラインナップ拡充が期待されています。

GLC220 4MATIC諸元(初代参考値)
全長 4,670mm
全幅 1,890mm
全高 1,645mm
ホイールベース 2,875mm
車両重量 1,860kg
最低地上高 160mm
最小回転半径 5.6m
エンジン 直列4気筒ターボ
排気量 1,991cc
最高出力 143kW(194PS)/3,800rpm
最大トルク 400Nm(40.8kgm)/1,600〜2,800rpm
駆動方式 4WD
乗員定員 5人
ハンドル設定
モデル概要 GLKクラスの後継。2023年に日本で2代目(X254)が発売。SUVとクーペの2スタイル。全電動化済み。
PHEVの実力 PHEVモデルはEV走行換算約100km以上が可能。通勤メインなら電力のみでの使用も現実的。
こんな人に向く CクラスセダンのSUV版が欲しい方。PHEVで燃費・環境性能を求める方。

GLEクラスはEクラス相当の大型SUVでナッパレザーを使った豪華な内装が魅力

GLEクラスのSUVスタイル

GLEクラスのクーペスタイル

メルセデス・ベンツGLEクラスはMクラスの後継モデルで、EクラスセダンのSUV版に相当します。現行モデルは2019年に発売された2代目(W167)で、SUVスタイルとクーペスタイルの2種類のボディタイプが用意されています。

インテリアは本革・ナッパレザーを中心とした豪華な仕様で、シートカラーはブラックが基本。SUVならではのアイポイントの高さは視界が良く、長距離ドライブでも疲れにくい特徴があります。3,000ccのディーゼルエンジンに9速AT・アイドリングストップ機能を組み合わせた燃費は約12.9km/Lで、GLSクラスよりボディが小さい分、駐車や取り回しもやや楽になります。

ファミリーカーとしてGLCでは物足りない広さが欲しい、しかしGLSの全長5m超は都市部では使いにくいという方には、GLEは絶妙なサイズ感のクラスです。5人乗りの3列シートは設定されていないため、7人乗りが必要な場合はGLSかVクラスを選ぶ必要があります。

GLE350 d 4MATIC諸元
全長 4,825mm
全幅 1,935mm
全高 1,795mm
ホイールベース 2,915mm
車両重量 2,250kg
最低地上高 200mm
最小回転半径 5.5m
エンジン V型6気筒ディーゼルターボ
排気量 2,986cc
最高出力 258PS/3,400rpm
最大トルク 620Nm/1,600〜2,400rpm
駆動方式 4WD
乗員定員 5人
ハンドル設定
モデル概要 Mクラスの後継。現行2代目(W167)は2019年発売。EクラスのSUV版に相当するミドルラージSUV。
GLCとの違い 全長・室内が一回り大きく後席の余裕がある。7人乗りは非設定のためGLSと使い分けが必要。
こんな人に向く GLCより広い5人乗りSUVが欲しい方。大人4〜5人での長距離移動を想定する方。
注意点 7人乗りは非設定。7人乗りが必要な場合はGLS・Vクラスを選ぶこと。

GLSクラスはSUV GLシリーズのフラッグシップで7人乗り対応の最大ボディ

メルセデス・ベンツGLSクラスはGL系SUVシリーズのフラッグシップで、現行は2019年に発売された2代目(X167)です。SクラスのSUV版と位置づけられ、3列シート7人乗り対応の大型クロスオーバーSUVです。

インテリアはラグジュアリー志向で、標準の本革・ナッパレザー・AMGナッパレザーに加え、オプションのExclusiveレザーではエスプレッソブラウン・ポーセレンも選択可能です。3,000cc V6ディーゼルエンジン(最高出力258PS・最大トルク620Nm)にアイドリングストップ機能を組み合わせた燃費は約12.4km/Lです。車重が2,580kg前後あるにもかかわらずこの燃費を実現している点はディーゼルエンジンの恩恵が大きいといえます。

電子制御エアスプリング「AIRマティックサスペンション」を搭載しており、7人フル乗車・積載状態でも車高を一定に保てます。段差が大きい場所では車高を高くする調整もできるため、悪路走破性もSUVとして必要十分な水準です。オプションの「ON&OFFROADパッケージ」を追加すれば、ローレンジギア・センターデフロック・6つのドライブモードも使用可能になります。

注意点として、全長5,140mmは日本の立体駐車場の多くで制限に引っかかります。自宅・勤務先・普段使う施設の駐車場スペックを購入前に必ず確認してください。

GLS350 d 4MATIC諸元
全長 5,140mm
全幅 1,980mm
全高 1,850mm
ホイールベース 3,075mm
車両重量 2,580kg
最低地上高 200mm
最小回転半径 5.7m
エンジン V型6気筒ディーゼルターボ
排気量 2,986cc
最高出力 190kW(258PS)/3,400rpm
最大トルク 620Nm(63.2kgm)/1,600〜2,400rpm
駆動方式 4WD
乗員定員 7人
ハンドル設定
モデル概要 GL系フラッグシップSUV。現行2代目(X167)は2019年発売。SクラスのSUV版に相当する3列7人乗り。
サスペンション AIRマティックサスペンションにより満員・フル積載時も車高を一定に保つ。段差通過時の車高調整も可能。
こんな人に向く 7人乗りSUVが必要な方。長距離・高速走行を快適にこなしたい大家族ユーザー。
注意点 全長5,140mmは日本の立体駐車場に入らないケースが多い。事前に駐車場の制限サイズを確認すること。

Vクラスは7人乗りのベンツ唯一のミニバンで国産車にはない高級感が人気

メルセデス・ベンツのVクラスは1998年にデビュー。2019年10月にマイナーチェンジで内外装が刷新され、2022年2月の一部改良では2.0L直列4気筒ディーゼルエンジン+9速AT「9G-TRONIC」を採用しました。

Vクラスは7人乗りのミニバンで、セカンドシートを180度回転させてサードシートと向い合わせにできるなど多彩なシートアレンジが可能です。国産ミニバン(ヴェルファイア・アルファードなど)と同クラスのボディサイズを持ちながら、内装の質感と仕立てが別次元という点が最大の特徴です。実際に座面に触れると、国産ミニバンとは明らかに異なる革の柔らかさとシートの造りの良さが感じられます。

インテリア素材はファブリック・本革・ナッパレザーの3種類、シートカラーはブラックのほかアバンギャルドモデルにはベージュも用意。インテリアトリムもピアノラッカー調・カーボン調など5種類から選択できます。オプションのエクスクルーシブシートにはシートヒーター・シートベンチレーター・リラクゼーション機能が搭載されています。

安全装備にはアクティブブレーキアシスト・アダプティブハイビームアシスト・プラスを搭載し、2019年改良モデルからは「MBUX」も設定されました。両側電動スライドドアと電動テールゲートは普段使いの利便性を大きく高めており、子育て世代や荷物が多い用途にも実用的です。

エンジンは直列4気筒のBlueTECで最高出力163PSでしたが、2022年改良でより環境性能を高めた新型2.0Lディーゼルエンジン+9速ATに更新されています。

V220 d アバンギャルド諸元
全長 4,985mm
全幅 1,928mm
全高 1,907mm
ホイールベース 3,200mm
エンジン 直列4気筒ディーゼルターボ
排気量 2,142cc
最高出力 120kW(163PS)/3,800rpm
最大トルク 380Nm(38.7kgm)/1,400〜2,400rpm
駆動方式 FR
乗員定員 7人
ハンドル設定
モデル概要 1998年デビュー。2019年マイチェン・2022年一部改良を経て最新仕様に。7人乗りミニバンとして現在も販売中。
vs.国産ミニバン ボディサイズは国産ハイグレードミニバンと同水準だが、内装の質感・仕立てが別次元の高さ。
こんな人に向く ファミリー送迎・旅行の頻度が高い方。VIP送迎・観光バスとしての用途にも使われる。
注意点 FR駆動のため、雪道・悪路での走破性は4WD車に劣る。冬季の使用が多い地域では注意が必要。

Sクラスはメルセデス・ベンツで最大サイズのフラッグシップモデル

Sクラスのセダン

Sクラスのクーペ(現行世代では後継CLEに移行)

メルセデス・ベンツのフラッグシップモデルであるSクラスは、1972年に初代が発売されフルモデルチェンジを繰り返し、現行は2021年に日本で発売された7代目(W223)です。セダンに加え、かつてはクーペとカブリオレも展開されていましたが、現行世代からクーペ・カブリオレ系はCLEおよびAMG SLに統合されています。

コクピット

後部座席

現行W223の最大の特徴は、ダッシュボード全面を覆う「MBUXハイパースクリーン」(オプション)と、64色のアンビエントライト・フットレスト・リラクゼーション機能を備えた後席の快適性です。乗り込んだ瞬間から「次元が違う」と感じる質感は、後席に座る機会があるなら一度体験する価値があります。

安全装備は「レーダーセーフティパッケージ」として10の機能が搭載されており、歩行者・飛び出し検知機能付きの自動ブレーキや、カーブで車体を傾けて姿勢を安定させる「マジックボディコントロール」など、他クラスにはない快適安全装備を全車標準装備しています。

搭載エンジンは3.0L V6から6.0L V12まで幅広く、V12では最高出力530PS・最大トルク830Nmを発揮します。4MATIC搭載モデルもあり、通年での安心感も確保されています。

メルセデス・ベンツの中でSクラスが「最上位」とされる理由は、単に価格やサイズだけでなく、新技術を最初に採用し、後にCクラスやEクラスに展開していく「技術の発信源」としての役割を担っているからです。購入を検討する際は、乗り込んだ瞬間・後席の快適性・オーナーとして所有する満足感がCクラス・Eクラスと根本的に異なることを試乗で確認することをおすすめします。

S400d スポーツリミテッド諸元
全長 5,155mm
全幅 1,915mm
全高 1,495mm
ホイールベース 3,165mm
車両重量 1,970kg
最低地上高 110mm
最小回転半径 5.5m
エンジン V型6気筒ツインターボ
排気量 2,924cc
最高出力 250kW(340PS)/3,600〜4,400rpm
最大トルク 660Nm/1,200〜3,200rpm
駆動方式 FR
乗員定員 5人
ハンドル設定 右・左
モデル概要 1972年初代登場。現行7代目(W223)は2021年に日本発売。ベンツの技術を最初に採用するフラッグシップセダン。
ボディタイプ 現行はセダンのみ。クーペ・カブリオレは現行世代からCLE・AMG SLに統合。
快適安全装備 レーダーセーフティパッケージ10機能・マジックボディコントロール・64色アンビエントライト・リラクゼーション機能を全車標準装備。
こんな人に向く メルセデス・ベンツのフラッグシップを所有したい方。後席での移動が多い方(送迎・自社用途)。他クラスとは次元の違う体験を求める方。
注意点 全長5m超のため駐車環境の確認が必須。価格帯も高く、維持費(税金・保険・整備)も相応にかかる。

メルセデス・ベンツは、どのクラスでも安心して乗ることができる

メルセデス・ベンツの特徴は、エントリーモデルの「Aクラス」であっても、上位モデルと同等の安全システムが惜しみなく搭載されている点です。レーダーセーフティパッケージや自動ブレーキ、アテンションアシストのような疲労検知機能まで、どのクラスを選んでも安全面での妥協がありません。

ボディタイプも、コンパクトハッチバックからラグジュアリーセダン、スポーツクーペ、オープンカー、SUV、ミニバンまで多岐にわたります。使い方・家族構成・ライフスタイルによって最適なクラスは異なりますが、各クラスの「向き不向き」と「生産終了・モデルチェンジの状況」を事前に把握したうえで選ぶことが、後悔のない購入につながります。最新のラインナップや価格については、メルセデス・ベンツ日本の公式サイトでご確認ください。