ベンツのクラスを違いや車種ごとにまとめた
ドイツの高級車メーカーとして世界中で有名な「メルセデス・ベンツ」では、A・B・Cなどクラスごとに分けられて様々な車種が販売されています。それぞれのクラスは、どのようなボディタイプで、どんな機能が備わっているのでしょうか?
そこで、メルセデス・ベンツのクラスをボディタイプや装備・価格ごとにまとめました。どの車種を購入しようか迷っている、どんな車種があるのか知りたいなどベンツのクラスを事前に調べておくのも大切です。
EQVはミニバンVクラスをベースにしたEVモデル
EQVは、ベンツ唯一のミニバンであるVクラスをベースにした電気自動車です。2019年8月、ベンツ初のピュアEV「EQC」に続いての発売がアナウンスされました。Vクラス同様、標準ボディとロングボディの2種類が設定されますが、内外装には大きな変化を加えます。
標準ボディは全長5140mm・ホイールベース3200mm、ロングボディは全長5370mm・ホイールベース3430mm。90kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続可能距離は最大405km。最高出力204hp、最大トルクは36.9kg、最高速は160km/hです。
インテリアには、メルセデス・ベンツの対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載しています。
EQCはメルセデスベンツのEVブランド「EQ」から初めて発売された電気自動車
メルセデス・ベンツ「EQC」は、メルセデス・ベンツのEV専門サブブランド「EQ」から発売された電気自動車のクロスオーバーSUVです。ハイブリッドではなく、電気のみを動力とするピュアEVは、メルセデス・ベンツ市販車としては初となります。
EQCは、ベンツの人気クロスオーバーSUV「GLC」をベースに、大幅改良を加えて開発。前後に1基ずつ電動モーターが存在する4WDで、バッテリー容量は80kwh、最高出力408PS、最大トルク765Nmを発生し、後続可能距離はWLTCモードで400kmを誇ります。
Aクラスはメルセデス・ベンツ最小クラスのコンパクトハッチで女性からの評価も高い人気クラス
メルセデス・ベンツAクラスは1997年に初代が発売し、2018年に4代目(W177)へとフルモデルチェンジしたコンパクトハッチバックの車種です。メルセデス・ベンツのエントリーモデルで、1,600ccのエンジンを積み駆動方式はFFの「A180」「A180Style」「A200d」、AMGラインでは「AMG A 35 4MATIC」「AMG A 40 4MATIC」などがラインナップしています。
Aクラスのインテリアは黒を基調とした落ち着いた雰囲気で、センターコンソールには3つのエアコンルーバー、インフォメーションディスプレイ、オーディオスイッチなどが配置されています。
セーフティシステムには、車速に応じて適切な車間距離を保つ「ディスタンスパイロット・ディストロニック」、死角にいる車の存在を教えてくれる「ブラインドスポットアシスト」、自動ブレーキで追突を回避・被害軽減してくれる「アクティブブレーキアシスト」などが装備されています。
全長 | 4,420mm |
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全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,420mm |
ホイールベース | 2,700mm |
車両重量 | 1,430kg |
最低地上高 | 130mm |
最小回転半径 | 5.0m |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
排気量 | 1,331cc |
最高出力 | 100kW(136PS)/5,500rpm |
最大トルク | 200Nm(20.4kgm)/1,460~4,000rpm |
駆動方式 | FF |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
Bクラスはプレミアムハッチバックが欲しい方におすすめのクラス
メルセデス・ベンツBクラスは2005年に初代が発売し、2019年にはフルモデルチェンジした3代目(W247)が日本で発売されています。ボディタイプはプレミアムコンパクトハッチバックで、旅行などに使うツアラー寄りの車種です。
プラットフォームをAクラスと共有しているのでインテリアは同じデザインになりますが、LEDイルミネーションなどが装備されています。後部座席用にシートバックテーブルが用意されていたり、運転席と助手席にはメモリー付きのパワーシートが装備されています。また、Aクラスと同様のセーフティシステムが搭載されているので安心して運転ができます。
全長 | 4,425mm |
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全幅 | 1,795mm |
全高 | 1,565mm |
ホイールベース | 2,730mm |
車両重量 | 1,440kg |
最低地上高 | 120mm |
最小回転半径 | 5.0m |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
排気量 | 1,331cc |
最高出力 | 100kW(122ps)/5,500rpm |
最大トルク | 200Nm(20.4kgm)/1,460~4,000rpm |
駆動方式 | FF |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
Cクラスは日本で一番売れているクラスでボディも取り回しやすいサイズ
メルセデス・ベンツCクラスは1993年に初代が登場し、2014年からは4代目(W205)へとフルモデルチェンジされ日本でも販売されました。日本では1番売れているクラスで、ボディタイプはセダンの他に、ステーションワゴン、2ドアクーペ、そしてオープンタイプのカブリオレの4種類用意されています。
インテリアは、ピアノブラック加飾が使われA・Bクラスに比べて高級感が増しています。インテリアはベースグレードのC180にはファブリック素材が使われ、ローレウスエディション以上のモデルになるとレザーや本革、ナッパレザーが用意されています。
搭載されるエンジンは、1,600ccの直列4気筒ガソリンターボエンジンの他に、2,200ccの直列4気筒ディーゼルターボエンジンも用意されていて、ガソリンモデルの燃費は15.7km/L、ディーゼルモデルの燃費は20.3km/Lを記録しています。
全長 | 4,690mm |
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全幅 | 1,810mm |
全高 | 1,445mm |
ホイールベース | 2,840mm |
車両重量 | 1,490kg |
最低地上高 | 130mm |
最小回転半径 | 5.1m |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
排気量 | 1,496cc |
最高出力 | 115kW(156PS)/5,300~6,100rpm |
最大トルク | 250Nm(25.5kgm)/1,500~4,000rpm |
駆動方式 | FR |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
Eクラスはメルセデス・ベンツの中間クラスでボディサイズが4種類用意された人気のクラス
メルセデス・ベンツEクラスは初代が1985年に販売され、最新の5代目(W213)は2016年に発売されました。ベンツの中では中間に位置するクラスで、Cクラスと同様にセダンのほか、ステーションワゴン、クーペ、カブリオレの4種類ボディタイプが用意されています。
2020年夏には改良新型が発売されることが決定。新世代の先進運転支援システムを採用し、「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」「アクティブテールバックアシスト」「アクティブブラインドスポットアシスト」などの多彩な機能でドライバーの安全運転をサポートします。
クーペとカブリオレは2019年10月に一部改良を実施。48V電気システムとBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)を組み合わせた新型の直列4気筒エンジンを搭載し、新たに「E300スポーツ」グレードを設定しました。
また、2019年10月24日にはプラグインハイブリッドモデルの「E 350 de(ディーゼル)」と「E 350 e(ガソリン)」を発表。E 350 deでは航続距離最長50kmに、E 350 eにおいても電気モーターによる走行距離を51kmまで伸ばしています。
インテリアは、黒を基調としピアノブラック加飾の大きなセンターコンソールにはエアコンコントローラーのほかに、アナログ時計、64色のLEDインテリアライトが装備されています。ヘッドライトにはマルチビームLEDが装備され、適切な配光によって対向車や全走者にとって眩しさが軽減されます。
また、フロントグリルやドアミラー、リアにカメラが設置されていて、360度全方位の状況をモニターに映し出すことができます。
搭載されるエンジンは、2,000ccの直列4気筒ターボエンジン、3,500ccのV型6気筒ツインターボエンジン、2,000ccの直列4気筒ディーゼルターボエンジンの3種類が用意されています。
全長 | 4,930mm |
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全幅 | 1,850mm |
全高 | 1,455mm |
ホイールベース | 2,940mm |
車両重量 | 1,670kg |
最低地上高 | 130mm |
最小回転半径 | 5.4m |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
排気量 | 1,991cc |
最高出力 | 135kW(184PS)/5,800~6,100rpm |
最大トルク | 280Nm(28.6kgm)/3,000~4,000rpm |
駆動方式 | FR |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
CLSクラスは流麗なクーペスタイルが人気でセミアニリン本革を使った豪華な内装も魅力
メルセデス・ベンツCLSクラスはEクラスをベースにしたモデルで、初代は2005年に発売されフルモデルチェンジした3代目( C257)は2018年に発売されました。ボディタイプは、4ドアクーペと5ドアのシューティングブレークの2種類用意されています。
インテリアは黒を基調とし、シートには本革とセミアニリン本革、シートカラーにはブラック、ブラック・ポーセレン、シルクベージュ・エスプレッソブラウンの3種類用意されています。インフォメーションディスプレイは8インチ、インテリアLEDライトは3色設定です。
搭載されるエンジンは、2,200ccの直列4気筒ディーゼルターボエンジン、3,500ccのV型6気筒ツインターボエンジン、4,700ccのV型8気筒ツインターボエンジンの3種類が用意されています。
全長 | 5,000mm |
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全幅 | 1,895mm |
全高 | 1,430mm |
ホイールベース | 2,940mm |
車両重量 | 1,820kg |
最低地上高 | 120mm |
最小回転半径 | 5.4m |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
排気量 | 1,949cc |
最高出力 | 143kW/3,800rpm |
最大トルク | 400Nm(40.8kgm)/1,600~2,800rpm |
駆動方式 | FR |
乗員定員 | 4人 |
ハンドル設定 | 右 |
CLAクラスはwi-fiやテザリング機能など最新システムを搭載するコンパクトクラス
メルセデス・ベンツのCLAクラスはCLSのコンパクトモデルで、2013年に初代が発売され、2019年に2代目(C118/X118)にモデルチェンジしました。CLSと同じく4ドアクーペと5ドアシューティングブレークの2種類ボディタイプが用意されています。
インテリアは、黒を基調としインテリアパネルにはグレーの配色が使われています。8インチディスプレイのCOMANDシステムは、ナビゲーションのほかWi-fiテザリング機能、USBインターフェイス、データ通信により最新の地図や周辺情報を得ることができます。
また、トランスミッションには、デュアルクラッチを採用した「7G-DCT」を装備していてスムーズな変速を実感できます。パドルシフトを装備しているほか、ステアリングでシフトポジションの切り替えができる「ダイレクトセレクト」も装備しているので、如何なる時でもハンドルから手を離さずに操作ができます。
全長 | 4,690mm |
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全幅 | 1,830mm |
全高 | 1,430mm |
ホイールベース | 2,730mm |
車両重量 | 1,420kg |
最低地上高 | 120mm |
最小回転半径 | 5.1m |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
排気量 | 1,331cc |
最高出力 | 100kW/5,500rpm |
最大トルク | 200Nm/1,260~4,000rpm |
駆動方式 | FF |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
SLCクラスは天井がオープンになるカブリオレで格別の解放感があるクラス
メルセデス・ベンツSLCクラスはCクラスベースのクーペカブリオレタイプの2人乗りスポーツカーで、先代はSLKクラスと呼ばれていました。2016年に初代(R172)が誕生し、電動でルーフが開閉するバリオルーフを採用しています。
インテリアはスポーツカーらしく、赤と黒、シルバーを基調としたデザインで、シルバーリングに黒いメーターはスポーティな気持ちにさせてくれます。搭載されるエンジンは、1,600cc直列4気筒と2,000cc直列4気筒の2種類用意されていて、トランスミッションは9速オートマチックを装備しています。
レーダーを用いたセーフティシステムはもちろん、ヘッドライトにはLEDを採用し自動的に配光を切り替えてくれるモードが備わっていたり、ハイビームの際には前方のカメラが車両を判断し眩しくないように対向車部分だけ減光したりする機能が備わっています。
全長 | 4,140mm |
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全幅 | 1,845mm |
全高 | 1,305mm |
ホイールベース | 2,430mm |
車両重量 | 1,480kg |
最低地上高 | 125mm |
最小回転半径 | 4.8m |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
排気量 | 1,595cc |
最高出力 | 115kW(156ps)/5,300rpm |
最大トルク | 250Nm(25.5kgm)/1,250~4,000rpm |
駆動方式 | FR |
乗員定員 | 2人 |
ハンドル設定 | 右 |
SLクラスはオールアルミボディをベンツで初めて採用したプレミアム2シーター
メルセデス・ベンツSLクラスは1954年に初代が発売され、フルモデルチェンジを繰り返し2011年に6代目(R231)が発売になりました。メルセデス・ベンツ初のオールアルミボディで、SLKクラスと同様に電動のバリオルーフが搭載されています。
なお、2021年末ごろの登場が予想される次期型SLでは、次期型AMG GTと同様、アルミ製モジュラースポーツ・アーキテクチャが採用される説が濃厚です。さらに、電動バリオルーフから伝統的な折りたたみ式のファブリックルーフを復活させる可能性があるとのこと。
パワートレインは3.0L直列6気筒ターボチャージャーエンジン+マイルドハイブリッド、AMDは4.0L V型8気筒ツインターボエンジン+マイルドハイブリッドが予想されています。
2019年10月には日本向け特別仕様車「SL400グランドエディション」を新設定。SL400グランドエディションは最上位グレード「メルセデスAMG SL65」の装備を有します。
インテリアは、ナッパレザーの本革を採用した高級感あふれるシートを装備しています。キャビンへの風の巻き込みを軽減するドラフトストップや、ヘッドレストから温風を出して首元を温めてくれるエアスカーフなど、オープンカーならではの装備も充実しています。
レーダーセーフティや、LEDインテリジェントヘッドライト、ハイビームアシストに加え、シフトやブレーキ・アクセルだけで縦列・並列駐車ができるアクティブパーキングアシストも全車標準装備されています。
全長 | 4,640mm |
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全幅 | 1,875mm |
全高 | 1,305mm |
ホイールベース | 2,585mm |
車両重量 | 1,780kg |
最低地上高 | 115mm |
最小回転半径 | 5.5m |
エンジン | V型6気筒ツインターボ |
排気量 | 2,996cc |
最高出力 | 270kW(367ps)/5,500~6,000rpm |
最大トルク | 500Nm(51.0kgm)/1,800~4,500rpm |
駆動方式 | FR |
乗員定員 | 2人 |
ハンドル設定 | 右・左 |
Gクラスは世界的な価値がある本格クロスカントリーSUV
メルセデス・ベンツGクラスは、ラダーフレームを採用した本格クロスカントリーSUVで、初代(W460)は1979年に、フルモデルチェンジした3代目(W463)は2018年に発売されました。
インテリアには、実用性のあるファブリック素材、高級感のある本革やdesignorレザーが使われ、黒だけではなくグレイやブラウン、ポーセレンなど全8色用意されています。
本格オフローダーとしての必須装備であるディファレンシャルロックは、3つすべてのギアに搭載されていて、雪道だけではなく急勾配の上り坂でも余裕で登っていきます。また、クロスカントリーギアが搭載されていて、トレーラーをけん引する時などパワーが必要な時にLOWギアへ入れると2倍の駆動力を得られます。
全長 | 4,660mm |
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全幅 | 1,930mm |
全高 | 1,975mm |
ホイールベース | 2,890mm |
車両重量 | 2,460kg |
最低地上高 | 240mm |
最小回転半径 | 6.3m |
エンジン | V型6気筒ディーゼルターボ |
排気量 | 2,924cc |
最高出力 | 210kW/3,400~4,600rpm |
最大トルク | 600Nm/1,200~3,200rpm |
駆動方式 | 4WD |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
GLAクラスはメルセデス・ベンツ最小クラスのコンパクトクロスオーバーSUV
メルセデス・ベンツGLAクラスは、2014年に新たに加わったモデルで、Aクラスをベースとしている5ドアクロスオーバーSUVです。
インテリアは、Aクラスと同様にセンターコンソールには3つのエアコン、オーディオやエアコンコントローラーなどが配置されています。セーフティシステムには、レーダーセーフティパッケージのほか、アクティブブレーキアシストと、長時間運転している時に休憩を促してくれるアテンションアシストが備わっています。
搭載エンジンは、1,600ccと2,000ccの直列4気筒ターボエンジンが積んであり、クロスオーバーモデルならではの4輪駆動モデルも存在します。
全長 | 4,430mm |
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全幅 | 1,805mm |
全高 | 1,505mm |
ホイールベース | 2,700mm |
車両重量 | 1,480kg |
最低地上高 | 150mm |
最小回転半径 | 5.7m |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
排気量 | 1,595cc |
最高出力 | 90kW(122ps)/5,000rpm |
最大トルク | 200Nm(20.4kgm)/1,250~4,000rpm |
駆動方式 | FF |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
GLCクラスはLEDを上手く使った近未来感が特徴のミドルサイズクラス
メルセデス・ベンツGLCは、2016年から販売を開始した新モデルでGLKクラスの後継モデルでもあります。セダンでいうところのCクラスに位置するモデルで、SUVスタイルとクーペスタイルの2種類のボディタイプがあります。
GLCのインテリアは、近未来感あふれる雰囲気があり、ブルーやオレンジなどに輝くインテリアLEDが出迎えてくれます。搭載されるエンジンは、2,000ccの直列4気筒、2,200ccのディーゼルターボの2種類あります。
全長 | 4,670mm |
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全幅 | 1,890mm |
全高 | 1,645mm |
ホイールベース | 2,875mm |
車両重量 | 1,860kg |
最低地上高 | 160mm |
最小回転半径 | 5.6m |
エンジン | 直列4気筒ターボ |
排気量 | 1,991cc |
最高出力 | 143kW(194ps)/3,800rpm |
最大トルク | 400Nm(40.8kgm)/1,600~2,800rpm |
駆動方式 | 4WD |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
GLEクラスは最上級のナッパレザーなどを使った豪華な内装が魅力のクラス
メルセデス・ベンツGLEクラスは、Mクラスの後継モデルで2015年にはSUVスタイルが、2016年にはクーペスタイルが発表されました。2019年には2代目(W167)にモデルチェンジしています。SUVのボディタイプを表す「GL」に「E」が続くクラス名なので、セダンでいうところの「Eクラス」に相当します。
インテリアには、ファブリックと人工皮革のレザーツインシート、本革、ナッパレザーの3種類用意されていて、いずれもブラックのシートカラーです。SUVモデルならではの見通しのいいアイポイントで、運転もしやすくなっています。
搭載されるエンジンは3,000ccのディーゼルエンジンで、トランスミッションは9速オートマチックを装備しています。アイドリングストップ機能なども搭載されているので、燃費も12.9km/Lあります。
全長 | 4,825mm |
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全幅 | 1,935mm |
全高 | 1,795mm |
ホイールベース | 2,915mm |
車両重量 | 2,250kg |
最低地上高 | 200mm |
最小回転半径 | 5.5m |
エンジン | V型6気筒ディーゼルターボ |
排気量 | 2,986cc |
最高出力 | 258PS/3,400rpm |
最大トルク | 620Nm/1,600~2,400rpm |
駆動方式 | 4WD |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右 |
GLSクラスはSUVのGLシリーズのフラッグシップでボディサイズや排気量も最大
メルセデス・ベンツGLSクラスは、2015年に初代(X166)が登場した高級クロスオーバーSUV。GLクラスの後継モデルで、2019年に2代目(X167)にモデルチェンジしています。ジープのグランドチェロキーとプラットフォームを共有していて、3列シート7人乗りの車種です。
インテリアは、「GL」シリーズの「S」クラスらしくラグジュアリーなインテリアになっています。標準装備では、ブラックの本革、ナッパレザー、AMGナッパレザーの3種類、パッケージオプションではエスプレッソブラウン・ポーセレンのExclusiveレザーが選べます。
搭載されるエンジンは、3,000ccのV型6気筒ディーゼルエンジンで、最高出力は258PS・最大トルクは620Nmを発揮します。アイドリングストップ機能なども備え燃費は12.4km/Lを記録しています。
サスペンションは、電子制御のエアスプリング「AIRマティックサスペンション」を装備していて、重い荷物をカーゴスペースに乗せていても、7人フル乗車していても一定の車高を保ってくれます。また、段差の幅が大きい場所を通る際に車体をぶつけないよう車高を高くすることもできます。
さらに、パッケージオプションの「ON&OFFROAD」を装備すると、ローレンジギアボックスとセンターデフロックを装備し、6つのドライブモードを選択することができます。また、エンジンアンダーカバー・強化アンダーフロアパネルやオフロードライトも装備されるので、安心して走ることができます。
全長 | 5,140mm |
---|---|
全幅 | 1,980mm |
全高 | 1,850mm |
ホイールベース | 3,075mm |
車両重量 | 2,580kg |
最低地上高 | 200mm |
最小回転半径 | 5.7m |
エンジン | V型6気筒ディーゼルターボ |
排気量 | 2,986cc |
最高出力 | 190kW(258ps)/3,400rpm |
最大トルク | 620Nm(63.2kgm)/1,600~2,400rpm |
駆動方式 | 4WD |
乗員定員 | 7人 |
ハンドル設定 | 右 |
Vクラスは7人乗りのベンツ唯一のミニバンで国産車にはない高級感が人気
メルセデス・ベンツのVクラスは1998年にデビュー。2019年10月にマイナーチェンジし、内外装ともに刷新された新型Vクラスが発表されました。
Vクラスは7人乗りのミニバンで、セカンドシートを180度回転させてサードシートと向い合わせになれるなどの、多彩なシートアレンジが可能です。新型Vクラスではアクティブブレーキアシストやアダプティブハイビームアシスト・プラスを搭載し、安全性能も向上。2019年12月からは対話型インフォテインメント・システム「MBUX」を設定しています。
インテリアに使用される素材は、ファブリック・本革・ナッパレザーの3種類で、シートカラーはブラックの他に、アバンギャルドモデルにはベージュが用意されています。インテリアトリムも、ピアノラッカー調・ウェーブ調マットアンスラサイト・カーボン調・ブラウンウッド調・アンスラサイトウッド調の5種類用意されています。
また、新型Vクラスの一部グレードにはエクスクルーシブシート(ベージュまたはブラック)がオプション設定。シートヒーターやシートベンチレーター、各種リラクゼーション機能を備え、プレミアムな移動体験を提供します。
搭載されるエンジンは、直列4気筒のBlueTECエンジンで、最高出力163PS、最大トルク380Nmを発揮します。また、快適装備には両側電動スライドドアや電動テールゲートが装備されていて、苦労して開ける必要がなくなります。
2022年2月18日の一部改良では、新型パワートレインの2.0L直列4気筒のディーゼルエンジンと、9速ATの9G-TRONICを採用し、環境にも優しいパワフルな動力性能を手に入れました。
全長 | 4,985mm |
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全幅 | 1,928mm |
全高 | 1,907mm |
ホイールベース | 3,200mm |
車両重量 | – |
最低地上高 | – |
最小回転半径 | – |
エンジン | 直列4気筒ディーゼルターボ |
排気量 | 2,142cc |
最高出力 | 120kW(163ps)/3,800rpm |
最大トルク | 380Nm(38.7kgm)/1,400~2,400rpm |
駆動方式 | FR |
乗員定員 | 7人 |
ハンドル設定 | 右 |
Sクラスはメルセデス・ベンツで最大サイズのフラッグシップモデルが揃うクラス
メルセデス・ベンツのフラッグシップモデルであるSクラスは、1972年に初代が発売されフルモデルチェンジを繰り返し2013年には6代目(W222)へと進化しています。ボディタイプは、セダンの他にクーペとカブリオレの3種類が用意されています。また、新型Sクラスが2017年8月9日に発表・発売されています。
シート素材には、本革・ナッパレザー・セミアニリン本革・designoエクスクルーシブナッパレザーの4種類用意されていて、モデル毎に設定されている素材が違います。レーダーセーフティパッケージも全部で10個の機能が備わっていて、自動ブレーキには歩行者だけではなく飛び出し検知機能もついているので安心です。
また、快適性では身体を包み込むような座り心地のいいシート・フットレスト・64色のアンビエントライト・リラクゼーション機能だけではなく、カーブを曲がっている際に身体が傾かないよう車両自体が傾き姿勢を安定させる「マジックボディコントロール」も備わっています。
搭載されるエンジンは、3,000ccのV型6気筒ツインターボエンジン、4,000ccのV型8気筒ツインターボエンジン、6,000ccのV型12気筒エンジンの3種類あり、V12型では最高出力530PS、最大トルク830Nmを誇ります。また、濡れた路面だけではなくオフロードや雪道などにも素早く対応する4輪駆動システムの4MATICを搭載したモデルもあるので、1年中安心して運転することができます。
全長 | 5,155mm |
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全幅 | 1,915mm |
全高 | 1,495mm |
ホイールベース | 2,100mm |
車両重量 | 1,970kg |
最低地上高 | 110mm |
最小回転半径 | 5.5m |
エンジン | V型6気筒ツインターボ |
排気量 | 2,924cc |
最高出力 | 250kW(340ps)/3,600~4,400rpm |
最大トルク | 400Nm(71,4kgm)/1,200~3,200rpm |
駆動方式 | FR |
乗員定員 | 5人 |
ハンドル設定 | 右・左 |
メルセデス・ベンツは、どのクラスでも安心して乗ることができる
メルセデス・ベンツには、エントリーモデルの「Aクラス」でも、レーダーセーフティパッケージや自動ブレーキ、長時間運転している時に休憩を促してくれる機能、最高水準の安全性能を備えたボディなど、安心を提供してくれます。
ボディタイプも、コンパクトハッチバックから、ラグジュアリーセダン、スポーツクーペ、オープンカーに、SUVやミニバンまで多種多様に揃えていますので、どんな使い方・趣味にも応えてくれる自動車メーカーです。