自分で洗車をやってみよう!慣れると自宅の洗車も楽しい!
車の汚れが目立ち始めたら、洗車機の利用、ガソリンスタンドのスタッフに洗車してもらってばかりだという方は、自分の手を使って洗車するDIY洗車をしてみてはいかが。
自分で洗車することで、自分の車により愛着が持てます。運動不足の方にもDIY洗車をお勧め。自分の車が綺麗になっていく爽快感が味わえるので、気持ちのいい汗をかくことが出来る。
家庭の水道で洗車をしてみた!日が照っている時はすぐに乾くので曇りの日がベストだろう
洗車をする時は日陰か曇りの日がベスト。日向だとすぐに泡が乾いてしまい逆に汚れがこびりつく
家庭の水道を使ってDIY洗車をしてみました!洗車道具一式は揃えるのにたくさんの道具が必要となりますが、1度揃えてしまえばこっちのもの。洗車場で行うよりもきれいに自分のペースで洗車を行うことができます。まずは、家庭の水道につなげるホース、水をためるバケツ、カーシャンプーにスポンジ、水滴を拭くウエスを揃えておけば十分に洗車ができます。
自宅でDIY洗車をするために最低限必要なもの
- 水をためるバケツ
- 拭き取り用ウエス
- 家庭の水道に繋ぐホース
- カーシャンプー・洗車スポンジ
バケツ、カーシャンプー、洗車スポンジにウエス、そして水道ホースがあれば困らない
今回はシュアラスターのカーシャンプー1000・ウエスにはユニ工業のユニセームを使いました。いきなり泡を使ってボディの汚れを取る前にまずはワイパーを立てて車全体に水洗車をしていきましょう。水をかける前には車内に水が入らないよう窓が開いていないか、半ドアじゃないかを確認しておきます。
今回行った洗車の流れ
- 水を全体にかける
- シャンプーを泡立てる
- パネルごとに洗う・泡を流す
- 全体的に終わったら再び水をかける
- ガラスから拭きあげていき全体の水分をとったら完了
まずはワイパーを立てて水をかけていく。窓を閉めているか確認するのが大事
ボディについている砂やゴミをあらかじめ水で流してから始めると傷つきにくい
水洗車のポイントはルーフから始めることです。先にボンネットやサイドドアの汚れを落としても、ルーフを流したときに汚れが下に流れるため、再び汚れがドアに付着するので先に水を流した意味がなくなります。車全体を2・3周して十分に水をかけてあげましょう。
こびりついた汚れは水流を強くして落としておくとスポンジにゴミがつきにくい
特にタイヤのすぐ後ろのバンパーなどは跳ね上げた汚れが付着していることが多く、水流を強くしたりバンパーならブラシで擦ることで汚れを落としておきます。この作業をしておくことで仕上がりも綺麗になります。
シュアラスターシャンプーはキャップ4杯の洗剤をバケツに入れて作る
勢いよく水を入れて泡立てることでボディを傷つけにくい泡を作ることができる
車のボディを水洗いで汚れを落としたら、次はバケツにシャンプー液を作ります。シュアラスターのカーシャンプー1000はバケツにキャップ4杯の洗剤をいれて4Lの水で薄めて使います。1Lあたりキャップ1杯の計算です。
水の中に洗剤を入れて希釈するのではなく、空のバケツにシャンプーを入れて勢いよく水を足していきモコモコの泡を作ります。きめ細かな泡を使ってボディを洗っていくことで、傷をつけにくい洗車をすることができます。
水洗車と同様にルーフから洗っていき、ルーフ・ボンネットなどパーツ毎に洗う・流すを繰り返す
水洗車と同じくルーフから洗っていき、パーツごとに洗う・流すを繰り返していきます。全体を一気に洗って、一気に流す方法もいいですが、最初に洗った部分が乾いてしまうと汚れが十分に落ちないため、泡に含まれて浮いているうちに流すことでキレイに仕上げることができます。
スポンジの動かし方は縦方向・横方向に動かすのが基本
円を描きながら洗うと汚れがかき回るためNG
洗車スポンジの動かし方は横方向に動かしてから、縦方向に動かして洗い残しのないようにするといいです。円を描いて洗うと下の汚れを含んだ泡を上に持っていく動きになるため、汚れが十分に落ちなかったり洗い残す箇所が出やすいため注意してください。
洗い終わったらたっぷりの水で泡を落とす
流し終わったら次の場所へ。陽が照っている時は乾きやすいため手早く行う
太陽が顔を出して日向になった時は泡が乾きやすいため、手早く行います。立てたワイパー付近などはぶつけて手をケガしやすいため注意が必要です。
ステッカー類は耐水性のものを使うと洗車時にも安心
ボディよりも先に窓を拭いたほうがシミになりにくい
パネル毎を洗い終わったら再び全体に水をかけ、ウエスを使って拭き上げを行っていきます。ボディよりもガラスのほうが乾くと跡が残りやすいため先に拭きあげています。ウエスが水分を吸ってべちゃべちゃになったら都度絞って水分を除き、拭いていきます。
ホイールは忘れがちなパーツのため先に拭いておいてもいい
ホイールは拭くのを忘れがちなパーツのため、先に拭いておくといいでしょう。ただし、ウエスに汚れがつきやすいため同じウエスでボディを拭くのはせっかく落とした汚れが再付着するためNGです。できればボディ用・ガラス用・ホイール用と、3枚のウエスを用意しておくと安心です。
洗車は水分を拭きあげたら仕上がりです。鉄粉取りやフロントガラスの油膜除去・撥水コートをかけるなど、洗う以上のメンテナンスに行ってもいいですし、ピカピカになった車を眺めながら過ごすのも楽しい時間となるでしょう。
洗車におすすめの8つ道具!これがあれば自分で行ってもピカピカにできる!
1.車体に傷をつけないように洗車用スポンジを使う
洗車には目が細かい専用スポンジが適している
車を洗う時に使うスポンジは、洗車専用タイプの物を使いましょう。家庭にある食器を洗うタイプ、お風呂掃除に使うタイプの物は、目が粗いので代用すると、車体を傷つけてしまいます。
洗車用スポンジのお勧めは、マイクロファイバーやセーム革のきめ細かいタイプの商品です。タイヤ用とボディ用のスポンジを2個揃えることで、洗車を手際よく行えます。
2.専用のカーシャンプーで泡立てて洗う
ソナックスの「グロスシャンプー」は泡立ちがとにかく良い
カーシャンプーは車を洗う事に特化して作られた商品です。車につく代表的な汚れである手垢は、水洗いでは落ちません。車に付着する脂質の汚れは、カーシャンプーで簡単に落とすことが出来ます。また、シャンプーの泡がたつことでスポンジを動かす時の摩擦力は軽減されるので、車体は傷つきにくくなります。
3.鉄粉クリーナーがあると便利
鉄粉クリーナーを利用する際には、自車の塗装色に対応する商品であるかを確認する
鉄粉クリーナーとねんどクリーナーを併用すれば、ほとんどの鉄粉は除去できる
鉄粉とは空気中に含まれている鉄の粒子の事を言います。その発生原因は様々で、電車のレール、鉄工場の資材、鉄で出来た「何か」が化学反応を起こすことで、鉄の粒子が空気中に放出されます。鉄粉はご自身の車の部品からも放出されます。
鉄粉を放置すると、洗車時に車のボディを傷つける原因となるだけではなく、車が錆びてしまう原因ともなります。車についた鉄粉を落とすには、鉄粉を分解する化学物質が配合された鉄粉クリーナーがお勧めです。
4.ボディの水垢・ウロコ・ウォータースポットの強力な汚れは専用クリーナー
車を購入してから数年が経過した車の場合、ボンネットなどにうろこ状の取れない汚れが付着してくることが多いです。これはウォータースポットと呼ばれる雨じみなどの水垢汚れで、通常の洗車では落とせない汚れとなり、コンパウンドで削るかウォータースポット専用の洗剤で溶かすかになります。
おすすめクリーナー「リンレイ ウルトラハードクリーナー 水垢・ウロコ・ウォータースポット用」
リンレイ ウルトラハードクリーナー 水垢・ウロコ・ウォータースポット用
「リンレイ ウルトラハードクリーナー 水垢・ウロコ・ウォータースポット用」はアミンオキサイド系界面活性剤を利用し全塗装色に対応したアルカリ性成分の自動車ボディの洗浄用クリーナーです。
主に水垢・ウロコ・ウォータースポットに強く、ボンネットなどで気になる水垢汚れウォータースポットに効果を発揮すると口コミで広がっています。
- 口コミで人気の車のボディの水垢・ウロコ・ウォータースポット用クリーナー
- リンレイ ウルトラハードクリーナーはアルカリ性成分の車のボディのウォータースポット除去クリーナー
- 使用方法は簡単だが強力なのできちんと水ですすぐこと
実際に「リンレイ ウルトラハードクリーナー 水垢・ウロコ・ウォータースポット用」を使用してみると確かにウォータースポットが目立たなくなりました。
長期で放置していた強力なウォータースポットが一発で完全に消えるとは言えませんが、説明書には複数回行うことで落としきれない汚れにも効果を発揮すると記述されており、何度か行うことで、わからない程度までウォータースポット汚れを落とすことができました。
注意点としては強力なアルカリ性のため塗装にも影響が少なからずあることが予想されることから、施工後には十分な水で洗車して洗浄成分を残さないことをお勧めいたします。
リンレイ ウルトラハードクリーナー 水垢・ウロコ・ウォータースポット用の使用方法
- 最初に洗車した後十分に水を拭き取る
- 30平方センチメートルに対して2回霧吹きしウロコ汚れを削るように拭く
- 十分な水ですぐぐ。
- 車のボディの面ごとに処理するのがよい。
- ウロコ汚れ・ウォータースポットはわからない程度まで薄くなる。効果が薄い場合は作業を複数回繰り返す。
使用方法は簡単で洗車後に乾いた布でボディの水分を拭き取った後、30cm×30cmに対して2回霧吹きしタオルで伸ばしてウォータースポットを擦るように拭き水拭きするか水で流すという手順になります。
作業完了後は十分な水ですすぎ、洗浄成分がボディに残らないように後処理をしましょう。
5.タイヤブラシでタイヤもきれいに
タイヤブラシを使うと密着力の強い汚れも綺麗に落とせる
タイヤは簡単には取れない汚れが付着しやすい場所です。そのため、タイヤ用のスポンジだけでは、汚れを落とせない事もあります。そんな時にはタイヤブラシの出番です。
タイヤブラシの毛先は効果的にタイヤの汚れを落とせるだけでなく、ホイールが傷つきにくい加工も施されています。
6.シャワーノズルがあれば汚れもカーシャンプーも流しやすい
シャワーノズルがあれば「水洗い」や「すすぎ」を楽に行える
車体についている汚れは、まずは水洗いで落とします。自宅スペースでホースを利用して放水できる水周りがあれば、シャワーノズルの利用をお勧めします。ノズルを利用することで、水洗いがしやすくなります。
7.吸水クロスは洗車専用のものを!
BIGサイズの「吸水クロス」を使うと拭き上げを効率的に行える
サッと拭くだけで一度に大量の水分を吸収できる『吸水クロス』には、様々な商品があります。手洗い洗車にお勧めしたい吸水クロスは、洗車専用に商品開発されたBIGサイズのものです。BIGサイズの洗車専用タイプの商品を利用すると、効率的に洗車が行えます。
8.脚立があれば車高のある車の屋根も隅々きれいに
大型SUVの洗車にはステップや脚立があると便利
車高のある車を洗車する際にあると便利です。脚立はアウトドアのシーンだけではなく、部屋の電球を取り換える時などインドアのシーンでも役立ちます。
自宅での洗車時にお勧めするファッション
汚れてもいい服~ナイロン素材のスポーツウェアがベスト
手洗い洗車を行う際のお勧めファッションは汚れてもいい服装です。パッと見はそれほど汚れていないように見える車でも、洗車してみると想像以上に汚れていることはあります。
クローゼットやタンスの中を見渡してみて「この服はもう汚れてもいいや」と思える服で洗車を行いましょう。ナイロン素材のスポーツウェアは汚れが付着しにくく、濡れにくい素材なので、洗車時のベストファッションかもしれません。
長靴やサンダル~濡れても大丈夫なモノを履く
洗車時には水を多用します。そのため、足元に水たまりが出来てしまう事もあります。新しい靴やお気に入りの靴が濡れてしまっては大変なので、長靴やサンダルなんかの濡れても大丈夫な靴を履きましょう。
洗車におすすめの時間帯とお天気模様
手洗い洗車は水滴の跡が残りにくいので曇りの天気が最適
手洗い洗車に最適な天気は曇りで、望ましい時間帯は朝方や夕方です。日差しが照り付ける晴れの日、日射量が多くなる昼間の時間帯に行えば、車体についている水分が蒸発しやすいため、水滴の跡が車体に残りやすくなります。
そして、風の強くない日を選びましょう。風の強い日であれば、砂ほこりなどの粒子が車体につきやすく、それらの汚れが車体を傷つけてしまう原因となってしまいます。
具体的な洗車の方法は?
今まで洗車機などのみで、自分で車を手洗い洗車したことがない方は意外にいると思います。自分で洗車することで細かいキズなど車の状態を確認できるため一度はやってみるのをおすすめします。具体的な洗車の方法を紹介します。
1.水洗いのコツは上から下へ
「水洗い」は水の流れを利用して高い位置からかけていくのがコツ
水洗いは、肉眼では確認できない砂や鉄粉などの汚れの粒子を落とすために行います。もしも、水洗いを行わないで、車をゴシゴシしてしまうと車の表面を傷つけてしまいます。
水洗いのコツは、ホースやシャワーノズルを利用し、車体の上(ルーフ部分)から水をかけていく事です。ルーフの部分に水をかけにくい際には脚立を利用すると便利です。汚れは目立ちにくいけれど、一番汚れているタイヤ周りは重点的に行っていきましょう。
2.タイヤや周りの汚れを専用スポンジでキレイに
ボディで最も汚れやすいタイヤ周りを先に綺麗にする
まずは、タイヤ周りを専用のスポンジでキレイにしていきましょう。走行時に直接地面と触れ合うタイヤと、その影響を受けてしまうタイヤ周りは汚れが最も付着しやすい場所です。先にボディをキレイにしてから、タイヤ周りを後にすると、タイヤ周りの汚れがさっきキレイにしたばかりのボディに付着してしまって二度手間となってしまいます。そのため、最も汚れているタイヤ周りから先に行いましょう!
なかなか取れないしつこい汚れには、タイヤブラシの使用をお勧めします。
3.ルーフ→ピラー→ボンネット→トランク→窓→ドア→パネル→バンパーの順
車高のある車のルーフを洗う際にはタイヤを踏み台として利用するのがコツ
タイヤ周りがキレイになったら、次はルーフ(車の屋根)→ピラー(窓の柱)→ボンネット→トランク→窓→ドア→ボディパネル→パンパーの順に洗車していくのが一般的とされています。
その理由は、汚れの成分が付着した泡も水滴と同じで重力にしたがって、上から下へと流れていくからです。そのため高い位置から洗車を行った方が効率的に作業を行えます。
洗車時はどの場所も一定の力でゴシゴシするのではなくて、場所や汚れ具体に応じて強弱をつけていくのがコツです。
4.カーシャンプーが残らないように水ですすぐ
ケルヒャーの家庭用高圧洗浄機は水ですすぐ際にも便利だった
カーシャンプーの残りは、時間がたつと状態が変化してシミの原因になってしまいます。車をキレイにしようとした努力が泡となって消えてしまわぬように、カーシャンプーの気泡が残らぬように丁寧に水ですすぎましょう。
5.吸水クロスを利用し、車の上部から下部の順で水分を拭きとる
洗車後にしっかりと水を拭き取ると、シミなどが発生しにくくなる
すすぎ終わった後に車に付着している水分は、吸水クロスを利用して拭き取りましょう。洗車時に利用する水道水の成分には塩素やカルシウムなどの物質が含まれています。それらの成分が車体に残っていて自然乾燥をする過程で、塗装がはがれやすくなってしまう要因や、シミとして残ることもあります。
最後の大事な工程です。シミを残さないため、車についている水滴は丁寧に拭き取りましょう!
曇りの日は洗車日和!ドライブ前の洗車で気持ち良く
寒い季節が終わり、気候が穏やかになってくると、車で遠くに行く機会が増えます。ドライブする回数が増えるにつれ、車体は汚れやすくなってしまいます。
車の汚れが目立ってきたら、自分で洗車を行いましょう。洗車している時には、もしかしたらこの汚れは、○○にドライブした時の汚れかもしれないと思い出に浸りながら洗車するのも楽しいですよ!
DIYで洗車する方法
- 上から下に水をかけて鉄粉や細かい汚れを流す
- タイヤブラシや専用スポンジでタイヤを洗う
- カーシャンプーでルーフ→ピラー→ボンネット→トランク→窓→ドア→パネル→バンパーの順に洗う
- カーシャンプーが残らないようしっかりと水で流す
- 吸水クロスで上部から下部に向かって水分を拭き取る
曇りの日の休日は、洗車日和です。汚れてもいい服を着て、手洗い洗車をすると思い出がまた一つ増えていきます。その軽やかな気持ちのままで、ドライブに向かうといつもと違う気分を味わえます。