BMW4シリーズのモデルチェンジ

BMW4シリーズのモデルチェンジ情報:グラン クーペに特別仕様車「Edition Shadow」を追加設定

BMW4シリーズのモデルチェンジは2020年。クーペ、グランクーペ、カブリオレ、M4はどのようなエクステリアやインテリアなのか、最新情報。4シリーズのボディサイズ、価格、パワートレインを一覧表にしているので、新型と比較してみましょう。

BMW4シリーズのモデルチェンジ情報:グラン クーペに特別仕様車「Edition Shadow」を追加設定

BMW4シリーズの最新情報!Edition Shadow追加やグレード別の価格・スペックを解説

BMW4シリーズは、もともとBMW3シリーズのクーペ系派生モデルでしたが、2013年に独立した車種として日本での販売がスタートしました。現在展開されているのは、2020年以降に登場した2代目(クーペG22型/カブリオレG23型/グラン クーペG26型)です。

ボディタイプは2ドアクーペ、ソフトトップのカブリオレ、4ドアクーペのグラン クーペという3本立て。グラン クーペには同じ車体を用いる電気自動車「i4」も設定され、頂点にはBMW M社が仕立てたハイパフォーマンス・モデル「M4 Competition M xDrive」が控えます。

そして2026年7月15日、グラン クーペのラインアップに特別仕様車「Edition Shadow(エディション・シャドー)」が追加設定されました。このページでは最新トピックを起点に、現行グレードの価格やスペック、これまでのモデルチェンジ遍歴までまとめて整理していきます。

BMW 4シリーズ グラン クーペに特別仕様車「Edition Shadow」を追加設定

2026年7月15日、ビー・エム・ダブリューは「BMW 4シリーズ グラン クーペ」のラインアップに「Edition Shadow(エディション・シャドー)」を追加し、全国のBMW正規ディーラーで販売を開始しました。納車の開始は2026年9月以降を見込んでいます。

今回の動きはモデルチェンジでも一部改良でもなく、既存のラインアップへ特別仕様車を加えるかたち。ベースとなるのは「M Sport」で、車名が示すとおり黒を効かせた加飾によって佇まいを引き締めたのが最大の狙いです。

漆黒の加飾でグラン クーペの造形を引き締める

BMW 4シリーズ グラン クーペ Edition Shadowのボディカラー全9色Edition Shadowに用意されるボディカラーは全9色。BMW Individualの2色はオプション扱いとなる

エクステリアの目玉は、キドニーグリルとテール・パイプを黒で仕上げる「M ハイグロス・シャドー・ライン・エクステンド・コンテンツ」です。これにドア・ミラー・キャップの黒塗装が加わることで、前後の表情が一段とシャープに映ります。

灯火類はアダプティブLEDヘッドライトとレーザー・テールライトを標準化。足元には19インチの「M ライト・アロイ・ホイール Yスポーク・スタイリング859M バイカラー」を履き、加えてガルバニック・フィニッシュも与えられました。

ボディカラーは、アルピン・ホワイト、ブラック・サファイア(メタリック)、ミネラル・ホワイト(メタリック)、M ポルティマオ・ブルー(メタリック)、M ブルックリン・グレー(メタリック)、ケープ・ヨーク・グリーン(メタリック)、ファイヤー・レッド(メタリック)の7色に、オプション扱いのBMW Individual ドラバイト・グレー(メタリック)とタンザナイト・ブルー(メタリック)を加えた全9色。
黒い加飾は淡色ボディだとコントラストが際立ち、逆に濃色では塊感を強める方向に働くため、狙う雰囲気に応じて選び分けられるのはこの手の特別仕様車としてありがたいところです。

レザー・シートとシート・ヒーターを標準化し、室内の質感も底上げ

Edition Shadowは内装の作り込みにも手が入っています。BMWによると、4シリーズ グラン クーペとしては初めて各種スイッチ類へシルバー加飾を採用。上位に位置する5シリーズに比肩する質感を狙ったとしており、ファインブラッシュ・アルミニウム・トリムと組み合わせることで、手が触れる部分の印象を引き上げています。

シートはヴァーネスカ・レザーが標準で、ブラック、ブラック(レッド・アクセント付)、モカの3種類から選択可能。さらにステアリング・ホイール・ヒーティングと前後席のシート・ヒーティングも標準となりました。クーペ然とした見た目でありながら、後席まで含めて実用に耐えるパッケージに仕立てられています。

Edition Shadowの価格は800万円から

Edition Shadowはガソリンの「420i」と、クリーン・ディーゼル+4輪駆動の「420d xDrive」という2本立てです。既存モデルを含めた4シリーズ グラン クーペのメーカー希望小売価格は下記のとおりとなっています。

BMW 4シリーズ グラン クーペのメーカー希望小売価格(2026年7月15日時点・消費税込み)
グレード 価格
420i グラン クーペ M Sport 7,640,000円
420i グラン クーペ Edition Shadow 8,000,000円
M440i xDrive グラン クーペ 10,270,000円
420d xDrive グラン クーペ M Sport 8,220,000円
420d xDrive グラン クーペ Edition Shadow 8,500,000円
i4 eDrive40 M Sport 9,240,000円
i4 M50 xDrive 12,430,000円

ベースのM Sportとの差額は、420iが36万円、420d xDriveが28万円です。単体ではオプション扱いとなるアダプティブLEDヘッドライトやレーザー・テールライトに加え、19インチホイール、レザー・シート、前後シート・ヒーターなどがまとめて備わることを踏まえれば、M Sportに装備を積み増していく買い方より割安に収まる可能性が高い設定といえるでしょう。

なお「Edition Shadow」という呼称自体は今回が初出ではありません。2024年初めにも3シリーズ/3シリーズ ツーリング/4シリーズ グラン クーペ向けに設定された経緯があります。当時の4シリーズ グラン クーペは420iのみが対象でしたが、今回はディーゼルの420d xDriveにも設定が広がった点が目新しいところです。

2025年も年次改良と価格改定を実施

2025年に入ってからも、4シリーズは目立つモデルチェンジこそないものの、年次改良と価格改定を重ねてきました。i4を含めて2025年3月、7月、そして11月と複数回にわたって仕様の見直しや価格の改定が行われており、現在i4の一充電走行距離はeDrive40が595km、M50が542kmと、導入当初(590km/510km)から着実に伸びています。

なお海外では2025年秋に、M440i系の直列6気筒へ48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、最高出力を288ps(392ps相当)/540Nmへ引き上げる改良も発表されています。ただし2026年7月時点の日本仕様「M440i xDrive グラン クーペ」は、BMW公式サイト上で285kW(387ps)/500Nmと案内されており、この強化が日本へ反映されるかは今後の情報を待つ段階です。輸入車らしく、小刻みな熟成を続けながら現行世代の商品力を保っている、という状況といえます。

グラン クーペ/i4を一部改良、新デザインのLEDヘッドライトを採用(2024年10月)

2024年10月25日、ビー・エム・ダブリューは「BMW 4シリーズ グラン クーペ」および電気自動車「i4」の一部改良モデルを発売しました。これに先立って改良を受けたクーペ/カブリオレ/M4に続く形で、グラン クーペ系にも最新の意匠が反映されたかたちです。

主な変更点は、新デザインのLEDヘッドライトの採用です。Mパフォーマンス・モデルのM440i xDriveでは、アダプティブLEDヘッドライトとレーザー・テールライトが標準装備となり、赤で塗装されたMスポーツ・ブレーキも与えられました。加えて、フロント周りでセリウム・グレーとされていた加飾をブラックへ変更し、ヘッドライト内の光機部もブラックアウトすることで、精悍さを一段と強めています。この改良によって、現行4シリーズの顔つきは全ボディタイプで統一感のあるものになりました。

クーペ/カブリオレ/M4を一部改良、M4は530PSへ強化(2024年7月)

2024年7月、まず2ドアのクーペ/カブリオレと、頂点のM4が一部改良を受けました。灯火類が新デザインのLEDヘッドライトへと切り替わり、内外装の質感も見直されています。

この改良で見逃せないのが、M4 Competition M xDriveの出力向上です。従来510PSだったS58型直列6気筒ツインターボが、530PS/650Nmへと引き上げられました。あわせて、Mパフォーマンスの「M440i xDrive」をベースにした特別仕様車「Limited(リミテッド)」も設定され、赤いMスポーツ・ブレーキやブラックアウトされたフロント・グリルなどを備える「M Sport Package Pro」を標準装備しつつ、魅力的な価格でまとめられました。さらに同年9月には、M4 Competition M xDriveをベースに約20kgの軽量化と約20PSの出力向上を果たした限定車「M4 CS」(日本40台限定、550PS、2,068万円)が受注専用ウェブサイト上で募集され、抽選販売されています。M4 CSはCFRP製ボンネットやMカーボン・セラミック・ブレーキを標準装備し、0-100km/h加速3.4秒(欧州値)を誇る一台でした。

初代の特別仕様車「Edition Shadow」を設定(2024年初め)

今回の2026年版に先立ち、「Edition Shadow」という特別仕様車は2024年初めにも設定されていました。2024年2月に発表されたこのモデルは、3シリーズ/3シリーズ ツーリングとともに4シリーズ グラン クーペへ導入され、納車は同年第1四半期以降とされました。

当時の4シリーズ グラン クーペは「420i グラン クーペ M Sport」のみがベースで、価格は744万円。ブラックのキドニー・グリルとテール・パイプで表情を引き締め、通常は設定のないレザー・シートをスポーツ・シートと組み合わせて標準装備し、i4グラン クーペ専用だった19インチのMエアロダイナミック・ホイール「860M」を奢った内容でした。今回の2026年版は、この初代を下敷きにしつつ、ディーゼルの420d xDriveへ設定を広げ、ホイールを859Mへ変えるなど、装備と選択肢を拡充した後継といえます。

電気自動車「i4」とディーゼル「420d xDrive」を追加(2022年)

現行G26型のグラン クーペは、2022年にパワートレインの選択肢を一気に広げました。まず2022年2月16日、EVの「i4」が日本へ投入されます。ラインアップは後輪駆動の「i4 eDrive40」「i4 eDrive40 M Sport」と、前後2モーターの4輪駆動「i4 M50」の3本立てで、価格はそれぞれ750万円、790万円、1,080万円。eDrive40は最高出力250kW(340PS)/430Nm、M50はシステム総合で400kW(544PS)/795Nmを発揮し、容量83.9kWhのバッテリーによって、当時の一充電走行距離はeDrive40で590km、M50で510kmと公表されました。i4 M50はBMW初の完全電動Mモデルという位置づけでも話題を呼びました。

続く2022年4月26日には、クリーン・ディーゼルの「420d xDrive グラン クーペ」が追加されます。価格は679万円(M Sportは721万円)で、納車は同年5月以降。最高出力190PS(140kW)/400Nmの2.0L直列4気筒ディーゼルターボを積み、WLTCモードで16.0km/Lという、グラン クーペのなかで最も優れた燃費を実現しました。これにより4シリーズ グラン クーペは、ガソリン・ディーゼル・EVという3種類のパワートレインから選べるモデルへと進化しています。

BMW4シリーズにシューティングブレークが設定か【2019年当時の情報】

2代目の登場前には、開発が進められていた新型4シリーズにシューティングブレークが加わるのではないか、という噂が浮上していました。

当時取り沙汰されていたパワートレインは、1.5L直列3気筒ガソリンターボエンジンや新開発の2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン、2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンなど。
ハイパフォーマンスモデルの「440i xDrive」には3.0L直列6気筒ターボエンジン(最高出力382ps、最大トルク500Nm)、「M4」には3.0L直列6気筒S58エンジン(最高出力510ps、最大トルク598Nm)が積まれるとみられていました。

結論からいえば、シューティングブレークの市販化は実現していません。一方でエンジンに関する読みはおおむね的中しており、現行のM440i xDriveは3.0L直列6気筒で387ps/500Nm、M4 Competition M xDriveはS58型で530ps/650Nmと、いずれも予想を上回る数値で登場しました。量販グレードは2.0L直列4気筒に集約され、直列3気筒の設定は見送られています。

BMWが「コンセプトi4」をバーチャルワールドプレミア!

BMWコンセプトi4i4を示唆するコンセプトカー「コンセプトi4」のエクステリア

2020年3月3日、BMWは翌2021年に発売されることとなるEVモデル「i4」を示唆するコンセプトカー「コンセプトi4」を、ドイツのミュンヘン本社にて世界初公開しました。ジュネーブモーターショー2020が中止となったため、バーチャルでのワールドプレミアという形式が採られています。

ロングホイールベースで流麗なボディラインを描くコンセプトi4のエクステリア。フロントマスクは縦長の大きなキドニーグリルが配されており、フランクフルトモーターショー2019で発表された「コンセプト4」を彷彿とさせます。4灯式のヘッドライトやiスタイル特有のブルーアクセント、リアのL字型テールライトもポイントです。

BMWコンセプトi4のコックピットコンセプトi4のインテリア

キャビン内にはドライバーからの視認性を向上するため角度を付けてレイアウトされた「BMWカーブドディスプレイ」を搭載。シートにはマイクロファイバーやオリーブリーフから作られた天然のレザーが使われています。インパネやドア周りにはブロンズやクロームのガーニッシュを散りばめ、先進的なデザインに仕上がっていました。

カーブドディスプレイはその後、i4はもちろん4シリーズ グラン クーペにも展開され、コンセプトカーで示された方向性がほぼそのまま市販車へ引き継がれています。

次期型BMW M4クーペが2020年にワールドプレミア!

BMWは、BMW M4クーペの次期型モデルを2020年に世界初公開すると明らかにしていました。

新型BMW M4クーペのパワートレインは最大出力500hp以上のBMW M ツインパワーターボテクノロジーを採用する「S58」型直列6気筒ガソリンツインターボエンジンで、トランスミッションは8速ステップトロニックを組み合わせるという内容。当時登場したばかりの新型X4Mにも搭載されており、コンペティションモデルでは最大出力510hp/6250rpm、最大トルク61.2kgm/2600~5950rpmに到達していました。駆動方式は4WD「xDrive」です。

次期型4シリーズクーペのデザインについては、3シリーズセダンとの差別化を図り、コンセプト4と同様の縦長の大型キドニーグリルを採用する可能性が濃厚とみられていました。

予告どおり新型M4クーペは2020年9月に発表され、日本には510PSの「M4 Competition M xDrive クーペ」として2021年に導入。さらに2024年の一部改良で530PSまで引き上げられています。大型キドニーグリルの採用という読みも、そのまま現実のものとなりました。

BMW M4 Competition がベースの「BMW M4 Edition Heritage」が日本国内30台限定で発売

2020年1月15日、BMWはBMW M4 Competitionをベース車とした「BMW M4 Edition Heritage」を発表しました。世界限定750台のM4 Edition Heritageは、日本国内では30台限定で発売されます。価格は15,450,000円です。本モデルは、後述するドイツ・ツーリングカー選手権で披露された「M4エディション/// Mヘリテイジ」の日本導入版にあたります。

BMW M4 Edition HeritageラグナセカブルーBMW M4 Edition Heritageラグナセカブルーのエクステリア・インテリア

BMW M4 Edition HeritageベルベットブルーBMW M4 Edition Heritageベルベットブルーのエクステリア・インテリア

BMW M4 Edition HeritageイモラレッドBMW M4 Edition Heritageイモラレッドのエクステリア・インテリア

モータースポーツをイメージさせる流麗なエクステリアデザインのM4 Edition Heritage。ボディカラーはアメリカのラグナ・セカ・サーキットにインスパイアされた「ラグナセカブルー(限定15台)」、ビロード生地を思わせる美しい「ベルベットブルー(限定10台)」、イタリアのイモラ・サーキットをイメージした「イモラレッド(限定5台)」の3種類が用意されています。

ラグナセカブルーとベルベットブルーのシートはシルバーストーン×ブラックの爽やかなデザイン。それぞれのボディカラーに合わせたステッチがあしらわれています。
イモラレッドはレッド×ブラックのシートデザインで、スポーティーなスタイルとなっています。

BMW M4 Edition Heritageのパワートレインは直列6気筒DOHC M ツインパワーターボガソリンエンジンにトランスミッション7速M DCT Drivelogicを組み合わせます。最高出力は331kW〔450ps〕/7,000rpm、最大トルクは550Nm〔56.1kgm〕/2,350-5,500rpmを発揮します。

BMW「i4」に新開発のEVパワートレインを採用

BMW iブランドでは初となるグランクーペ「i4」に、新世代のEVパワートレインが搭載されることが判明しました。BMW i4専用の電動モーターの最大出力は約530hp。最高速は200km/h以上、0~100km/h加速は約4.0秒とされていました。

i4には第5世代のBMW「eDrive」を採用し、新設計となる容量80kWhの高電圧バッテリーを搭載。一度の充電で最大600kmの航続を可能とする、というのが当時伝えられていた内容です。
なお、BMW i4の生産は2021年からスタートする見込みとされていました。

実際にi4は2021年から生産が始まり、日本市場には2022年に導入。現在は「i4 eDrive40 M Sport」と「i4 M50 xDrive」の2本立てで、一充電走行距離はそれぞれ595km、542kmと公表されています。「最大600km」という予想値は、eDrive40でほぼ言い当てていたかたちです。

BMWがフランクフルトモーターショー2019でコンセプトモデル「コンセプト4」を発表

コンセプトモデル「コンセプト4」のエクステリアコンセプトモデル「コンセプト4」のエクステリア

現地時間2019年9月10日より開幕したフランクフルトモーターショー2019で、BMWは2ドアクーペのコンセプトモデル「コンセプト4」を公開しました。当時の新型モデルのエクステリアデザインと同様、大型化された垂直なキドニーグリルが目をひきます。

BMWコンセプトモデル「コンセプト4」のリアスタイルBMWコンセプトモデル「コンセプト4」のリアスタイル

個性的なフロントフェイスが印象的な「コンセプト4」ですが、流れるようなルーフラインでエレガントな雰囲気も漂います。ボディカラーは陰影が際立つ「Forbidden Red」を採用しています。

賛否が分かれた大型キドニーグリルは、翌2020年に登場した2代目4シリーズへほぼそのまま反映されました。現在では見慣れた造形として受け入れられており、コンセプト4は市販版の予告編としてかなり忠実な内容だったといえます。

BMWがドイツ・ツーリングカー選手権で「M4エディション/// Mヘリテイジ」を発表することが明らかに

BMW M4エディション/// MヘリテイジのエクステリアBMW M4エディション/// Mヘリテイジのエクステリア

2019年9月13日~15日に行われるドイツ・ツーリングカー選手権で、BMWが「M4エディション/// Mヘリテイジ(BMW M4 Edition ///M Heritage)」を発表すると明らかにしました。本モデルはレーシングカー「M4 DTM」のベース車「M4クーペ」の特別仕様車にあたり、全世界で限定750台を生産します。

BMW M4エディション/// Mヘリテイジが装着するアルミホイールBMW M4エディション/// Mヘリテイジが装着するアルミホイール

M4エディション/// Mヘリテイジのボディカラーには、「ラグナセカブルー」「ベルベットブルーメタリック」「イモラレッド」の3色がラインナップ。足元には精悍なダークグレーにスタースポークデザインを組み合わせた20インチアルミホイールを装着します。

BMW M4エディション/// Mヘリテイジ専用インテリアBMW M4エディション/// Mヘリテイジはボディカラーごとに専用インテリアが用意される

M4エディション/// Mヘリテイジのインテリアはボディカラーに合わせたデザイン。
ラグナセカブルーとベルベットブルーメタリックにはシルバーストーン/ブラック(ターコイズブルーステッチ入り)あるいはベルベットブルーとオレンジ、イモラレッドにはレッドとブラック(イエロー・レッドのステッチ入り)が採用されています。

BMW4シリーズ・コンセプトがフランクフルトモーターショー2019で初登場!

2019年9月に行われたフランクフルトモーターショー2019で、BMW次期4シリーズ・コンセプトがお披露目されました。発売時期は2020年を予定しており、同時に4シリーズのフラグシップ「M4」にも改良が加えられるとされていました。

パワートレインについては3シリーズと同様、排気量2.0L 直列4気筒ツインスクロールターボエンジンを搭載すると予想。エクステリアは大型化したキドニーグリルで3シリーズとの差別化を図る、という見立てです。
インテリアは3シリーズに似たラグジュアリーなデザインが採用され、最新の先進インフォテインメントシステムや運転支援システムを搭載するとのことでした。

この予想は、いずれもほぼそのとおりの内容で市販化されています。

BMW4シリーズ日本仕様のグレードと価格一覧【2026年7月時点】

ここからは現行モデルのグレード構成と価格を整理していきます。先代(F32型クーペ/F33型カブリオレ/F36型グランクーペ)では420i・430i・440iという3本立てに「Sport」「Luxury」「M Sport」などを掛け合わせる構成でしたが、現行モデルではグレード体系が大きく整理され、内燃機関モデルは基本的に「M Sport」とMパフォーマンス・モデルの2本立てに集約されています。

BMW 4シリーズ グラン クーペの価格は764万円~1,243万円!4ドアで実用性が高い

実用性の高いグランクーペエレガントなクーペスタイルだが実用性の高いグランクーペ

グランクーペは、2014年に追加された4ドア5人乗りモデルです。正確には5ドアハッチバックなので、リアにはガラスごと開く大きなゲートを持ち、荷物の出し入れも楽。クーペらしいエレガントさと、4ドアの実用性を兼ね備えたモデルとして、発売以来高い人気を誇っています。ラゲージ・ルーム容量は470L、後席を折りたためば1,290Lまで拡大します。

現行のG26型は、ガソリンの420i、クリーン・ディーゼルの420d xDrive、Mパフォーマンス・モデルのM440i xDriveという3本立て。これに2026年7月15日追加の特別仕様車「Edition Shadow」(420i/420d xDrive)と、電気自動車のi4が加わります。価格は前掲の一覧表をご覧ください。

BMW 4シリーズ グラン クーペ(G26型)の基本スペック
グレード 420i M Sport 420d xDrive M Sport M440i xDrive
全長 4,785mm
全幅 1,850mm
全高 1,450mm
ホイールベース 2,855mm
定員 5名
エンジン 2.0L 直列4気筒DOHC
ガソリンターボ
2.0L 直列4気筒DOHC
ディーゼルターボ
3.0L 直列6気筒DOHC
ガソリンターボ
最高出力 184PS(135kW)/5,000rpm 190PS(140kW)/4,000rpm 387PS(285kW)/5,800rpm
最大トルク 300Nm/1,350-4,000rpm 400Nm/1,750-2,500rpm 500Nm/1,800-5,000rpm
駆動方式 FR 4WD(xDrive) 4WD(xDrive)
ミッション 8速AT 8速AT 8速AT

先代F36型の全長4,640mm・全幅1,825mmと比べると、現行は全長で145mm、全幅で25mm拡大しました。数字だけを見ると大柄になった印象ですが、全幅1,850mmは日本の立体駐車場や住宅街での取り回しを大きく損なうラインではなく、Dセグメントの4ドアクーペとしては依然として扱いやすいサイズに収まっています。

なお欧州では2025年秋に、M440i系の直列6気筒へ48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、最高出力を288kW(392ps)、最大トルクを540Nmへ高める改良が発表されています。ただし2026年7月時点の日本仕様「M440i xDrive グラン クーペ」は、BMW公式サイト上で285kW(387ps)/500Nmと案内されており、この強化が日本仕様へ反映されるかは今後の情報を待つ段階です。上表の数値は現行の日本仕様に基づいています。

BMW 4シリーズ クーペの価格は735万円~1,150万円!直列6気筒のM440i xDriveが頂点

BMW4シリーズクーペスポーツクーペらしいエクステリアのBMW4シリーズクーペ

4シリーズの原点にあたる2ドアクーペ。現行のG22型では、2.0L直列4気筒の「420i クーペ M Sport」と、3.0L直列6気筒を積むMパフォーマンス・モデル「M440i xDrive クーペ」という2グレード構成に整理されました。

BMW 4シリーズ クーペのメーカー希望小売価格(2026年7月時点・消費税込み)
グレード 価格
420i クーペ M Sport 7,350,000円
M440i xDrive クーペ 11,500,000円
BMW 4シリーズ クーペ(G22型)の基本スペック
グレード 420i クーペ M Sport M440i xDrive クーペ
全長 4,775mm
全幅 1,850mm
全高 1,395mm
ホイールベース 2,850mm
定員 4名
エンジン 2.0L 直列4気筒DOHC
ガソリンターボ
3.0L 直列6気筒DOHC
ガソリンターボ
最高出力 184PS(135kW)/5,000rpm 387PS(285kW)/5,800rpm
最大トルク 300Nm/1,350-4,000rpm 500Nm/1,800-5,000rpm
駆動方式 FR 4WD(xDrive)
ミッション 8速AT 8速AT

先代で人気を集めた直列6気筒モデルは、現行ではM440i xDriveがその役割を担っています。ただし価格は1,150万円と、先代の440i クーペ M Sport(当時875万円・税抜き)から大きく水準が上がりました。直6にこだわるなら、相応の予算が必要になる時代になっています。

BMW 4シリーズ カブリオレの価格は820万円から!現行ではソフトトップに変更

BMW4シリーズ カブリオレBMW4シリーズ カブリオレ 4人乗りだがその姿は非常にスポーティー

先代F33型は3分割式のリトラクタブル・ハードトップを採用していましたが、現行のG23型ではキャンバス製のソフトトップへ切り替えられました。開閉は約18秒で完了し、50km/h以下であれば走行中の操作にも対応します。BMWも公式に、ハードトップのカブリオレは先代が最後になったとアナウンスしています。

ハードトップからソフトトップへの変更は、一見すると質感の後退にも思えます。しかし機構の簡素化によって重量とルーフ格納スペースを節約でき、閉じた状態のルーフラインも自然に描けるという利点があり、実用面ではむしろ理にかなった選択といえるでしょう。

また、先代では「欧州にはあるのに日本には導入されない」状態だった2.0L直列4気筒ガソリンは、現行では「420i カブリオレ M Sport」として正式に導入されています。エントリーの敷居が下がった一方、ディーゼルの設定は引き続きありません。

BMW 4シリーズ カブリオレのメーカー希望小売価格(2026年7月時点・消費税込み)
グレード 価格
420i カブリオレ M Sport 8,200,000円
M440i xDrive カブリオレ 12,290,000円
BMW 4シリーズ カブリオレ(G23型)の基本スペック
グレード 420i カブリオレ M Sport M440i xDrive カブリオレ
全長 4,775mm
全幅 1,850mm
全高 1,395mm
ホイールベース 2,850mm
定員 4名
ルーフ キャンバス製ソフトトップ(約18秒で開閉)
エンジン 2.0L 直列4気筒DOHC
ガソリンターボ
3.0L 直列6気筒DOHC
ガソリンターボ
最高出力 184PS(135kW)/5,000rpm 387PS(285kW)/5,800rpm
最大トルク 300Nm/1,350-4,000rpm 500Nm/1,800-5,000rpm
駆動方式 FR 4WD(xDrive)
ミッション 8速AT 8速AT

BMW M4の価格は1,523万円から!Mハイ・パフォーマンス・モデルの頂点

4シリーズの頂点に立つのが、BMW M社が開発した「M4」です。日本仕様はコンペティション仕様+M専用4輪駆動システム「M xDrive」の組み合わせに一本化されており、クーペとカブリオレの2種類が選べます。

BMW M4のメーカー希望小売価格(2026年7月時点・消費税込み)
グレード 価格
M4 Competition M xDrive クーペ 15,230,000円
M4 Competition M xDrive カブリオレ 16,140,000円

BMW4シリーズのインテリア カーブド・ディスプレイと対話型AIで刷新

4シリーズのコックピットマルチディスプレイメーターパネルを搭載した4シリーズのコックピット

先代の4シリーズは、マルチファンクションスポーツレザーステアリングホイールを標準装備。運転に必要な情報を表示するマルチディスプレイメーターパネルが「コンフォート」「ECO PRO」「スポーツ」の3つのモードに合わせて、カラーやグラフィック表示を切り替える仕立てでした。

BMW4シリーズ グランクーペのインテリアBMW4シリーズ グランクーペのインテリア

現行モデルではこの構成が一新され、メーターとコントロール・ディスプレイをひと続きのパネルに収めた「BMWカーブド・ディスプレイ」を採用。BMWオペレーティング・システム8.5と組み合わせることで、タッチ操作、音声コントロール、iDriveコントローラーのいずれからもメニューへ直接アクセスできます。物理スイッチが減った分、ダッシュボードの見た目はすっきりしました。

BMW4シリーズは、シートの質感が高く、非常に快適です。室内を一瞬でムードある空間に変える「アンビエントライト」も引き続き備わります。

かつて「次期型への搭載が期待される」と紹介していた対話型AI「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」も、現在では標準装備。「OK, BMW」と話しかけるだけで、室内の温度調節や目的地の設定が自然に近い会話で行えます。ここ数年でBMWの標準的な装備として定着した機能といえるでしょう。

BMW Mが誇るスポーツカーM4は最高530馬力の圧倒的な加速性能

M4クーペ アダプティブMサスペンションによる俊敏なハンドリングが可能M4クーペ アダプティブMサスペンションによる俊敏なハンドリングが可能

最高出力450PSのパワーを誇るM4カブリオレ最高出力450PSを発揮した先代F83型のM4カブリオレ

先代のM4は、直列6気筒Mツインパワーターボエンジンを積み、コンペティション仕様で最高出力450PS、最大トルク550Nm、0-100km/h加速4.3秒という数値を誇っていました。

現行のG82/G83型ではS58型へ刷新され、2021年の導入時点で510PS、2024年の一部改良で530PSまで到達。最大トルクは650Nm、0-100km/h加速は3.5秒(ヨーロッパ仕様車値)と、先代から一段どころか二段跳びの進化を果たしています。

なお、この標準のM4 Competition M xDriveとは別に、より過激な限定モデルも設定されてきました。2022年には後席を廃して徹底的に軽量化した「M4 CSL」(世界1,000台・日本25台限定、550PS、2,196万円)が、2024年9月には四輪駆動のまま約20kgの軽量化と約20PSの出力向上を果たした「M4 CS」(日本40台限定、550PS、2,068万円)が登場しました。いずれも限定生産で完売済みのため、現在新車で選べるM4は530PSのCompetition M xDrive(クーペ/カブリオレ)のみとなります。

BMW M4 Competition M xDrive スペック一覧
グレード M4 Competition M xDrive クーペ M4 Competition M xDrive カブリオレ
全長 4,805mm 4,805mm
全幅 1,885mm 1,885mm
全高 1,400mm 1,400mm
ホイールベース 2,855mm 2,855mm
車両重量 1,790kg 1,930kg
定員 4名 4名
エンジン 直列6気筒DOHC
M ツインパワー・ターボ
直列6気筒DOHC
M ツインパワー・ターボ
排気量 2,992cc 2,992cc
最高出力 530PS(390kW)/6,250rpm 530PS(390kW)/6,250rpm
最大トルク 650Nm/2,750-5,730rpm 650Nm/2,750-5,730rpm
駆動方式 4WD(M xDrive) 4WD(M xDrive)
ミッション 8速M ステップトロニック 8速M ステップトロニック
WLTCモード燃費 9.8km/L 9.6km/L

クーペとカブリオレの重量差は140kg。オープン化に伴う補強とルーフ機構の分がそのまま効いており、同じエンジンでも走りの表情はかなり異なります。開放感を優先するか、身のこなしの軽さを取るか──悩ましい選択です。

クーペ・カブリオレなどをラインナップするBMW4シリーズのモデルチェンジ遍歴

ドイツのBMWが販売する4シリーズは、クーペモデルやカブリオレ、グランクーペなどをラインナップするシリーズで、クーペの魅力を存分に伝えてくれるモデルです。美しいエクステリアとBMWらしい走行を楽しめます。

BMW4シリーズ初代 F32/F33/F36:2013年~2020年

2013年6月、新型「4シリーズクーペ F32」が市販モデルとして発表。ガソリンモデルの「428i」「435i」と、ディーゼルモデルの「420d」のラインナップ。「Sport」「Modern」「Luxury」「M Sport」が各モデルに設定されました。ガソリンモデルには四輪駆動の「xDrive」も設定。
2013年10月には新型「4シリーズカブリオレ F33」が発表されました。20秒で開閉可能なリトラクタブルハードトップを採用。ラインナップはF32と同様の3モデル。
2014年2月、「グランクーペ F36」が発表されました。ガソリンモデルには「420i」「428i」「428i xDrive」「430i」「435i」と、ディーゼルモデルには「418d」「420d」「420d xDrive」のラインナップです。
なお、クーペとカブリオレは2020年に2代目へ移行しましたが、グランクーペのみ2021年まで初代が併売されました。

BMW4シリーズ 2代目 G22/G23/G26:2020年~

2020年6月、オンラインでの「クーペ G22」のワールドプレミアが実施され、10月には日本仕様がオンライン配信で発表されました。同日、オンライン受付限定でデビュー記念の特別仕様車「Edition EDGE」の販売を開始。「420i Edition EDGE」は限定10台、「M440i xDrive Edition EDGE」が限定3台の販売となりました。
2021年2月、「カブリオレ/コンバーチブル G23」の日本仕様が発表となりました。日本正規導入でエントリーモデルの「420iカブリオレ」が初導入となりました。
2021年7月に「グランクーペ G26」の日本導入が発表され、11月には納車がスタートしました。「420iスタンダード」「420i Mスポーツ」「M440i xDrive」の3モデルで、2022年4月には「420d xDrive グランクーペ」が追加されています。

その後も改良は続き、2022年には同じ車体を用いる電気自動車「i4」が日本市場へ加入。2024年にはクーペ/カブリオレ/M4(同年7月)とグランクーペ/i4(同年10月)が相次いで一部改良を受け、新デザインのLEDヘッドライトや赤で塗装されたMスポーツ・ブレーキなどを採用しました。2024年は特別仕様車も豊富で、初めに「Edition Shadow」(当時は420iグランクーペがベース)、年央にM440iベースの「Limited」、9月にはMハイ・パフォーマンスの限定車「M4 CS」(日本40台限定・550PS)が登場しています。そして2026年7月15日には、グラン クーペの特別仕様車「Edition Shadow」が420iに加えてディーゼルの420d xDriveへも設定を広げて追加されました。

つまり現在販売されている4シリーズは、2代目を熟成させた改良モデルという位置づけです。2代目の登場から6年が経過し、次世代の話題も少しずつ聞こえてきました。ここからは確定事実と観測を分けて整理します。確定しているのは、BMWが新世代EVプラットフォーム「ノイエ・クラッセ」の展開を本格化させ、iX3やi3といったモデルを順次投入していることです。この流れの延長で、電気自動車i4の後継(社内呼称はNA2とささやかれています)が2028年頃に登場するという見方が有力で、現行i4の生産は2027年頃に区切りを迎えるのではないかとの観測も出ています。一方、ガソリンやディーゼルを積む内燃機関版4シリーズの後継については、継続の可否をなお検討している段階だという情報があり、仮に承認されても2029年より前の登場は難しいとみられます。当社としては、電動のi4後継が先行し、内燃機関の4シリーズは当面現行G22/G23/G26の改良で販売を続ける可能性が高いと見ています。いずれも公式発表前の観測ですので、確定情報が出しだい随時更新します。

BMW4シリーズのモデルチェンジ遍歴
BMW4シリーズのモデル 販売年表
初代 F32/F33/F36 2013年~2020年(グランクーペのみ2021年まで)
2代目 G22/G23/G26 2020年~(2026年 グラン クーペにEdition Shadow追加)

BMW 4シリーズはクーペの美しさを再認識させてくれる!

BMW4

BMW4シリーズは、近年の日本では数が少なくなったクーペの魅力を伝えてくれるモデルです。通常の2ドアだけでなく、実用性が高い4ドアのグランクーペでも美しいスタイルが健在なところに、BMWの意地と底力を感じます。

4シリーズは、美しい外見の期待を裏切らない、BMWらしい走りの良さも体験できます。2020年のフルモデルチェンジで大きな進化を果たしたあとも、一部改良や特別仕様車の設定で着実に商品力を高めており、2026年7月にはグランクーペへ「Edition Shadow」が加わりました。次期型に関する動きが出てきた際は、このページでも随時追記していきます。