BMW Z4のモデルチェンジ

BMW Z4がフルモデルチェンジを行って復活~新型エンジンと電動ルーフを搭載

BMW Z4のフルモデルチェンジに関する最新情報。トヨタ・スープラと共同開発を行う事でも注目された新型「Z4」は、メッシュタイプのキドニーグリルと電動ルーフをエクステリアの特徴とします。新開発エンジンやデジタルコックピットの魅力、日本では2019年3月25日から発売開始しました。

BMW Z4がフルモデルチェンジを行って復活~新型エンジンと電動ルーフを搭載

BMW「Z4」が2019年3月25日に復活~フルモデルチェンジを行って誕生する新型モデル

BMWのツーシータークーペ「Z4」が復活しました。新型モデルはトヨタのスープラとの共同開発が行われる事でも話題性十分です。スープラはクーペボディを採用し、Z4はオープンモデルのロードスターとして販売されました。

ルーフは初代モデルと同様に自動開閉式ソフトトップを装備させる、最新のデジタルコックピットを採用するなど走行性・快適性・デザイン面の全てで進化したZ4の最新情報をお届けします。

BMW新型「Z4」が兄弟車 新型「スープラ」にはない6速MTを2019年7月から欧州で設定へ!

BMW新型「Z4」に6速MT設定BMW新型「Z4」のsDrive 20iグレードに7月から6速MTが標準装備!8速ATはオプションへ!

BMWは、これまで8速ATのステップトロニックのみの設定だった新型「Z4 ロードスター」の「sDrive 20i」グレードに、6速MTを7月から欧州で追加すると発表。

「sDrive 20i」グレードでは7月から6速MTが標準装備となり、8速ATはオプション設定になるとアナウンスしています。6速MTは兄弟車の新型スープラでは未設定ですが、Z4同様、6速MTが追加されるのかどうかが気になるところです。

BMW新型Z4が発売 30台限定の記念限定車フローズングレー(Frozen Grey)も同時発表

新型Z4のエクステリアトヨタのGRスープラと共同開発したことでも話題になったBMWの新型Z4が2年振りに復活

新型Z4はトヨタのGRスープラと共同開発したことでも有名な車種で、マッシブスタイルやオープントップルーフが特徴的な2シータースポーツカーです。日本発売は春を予定しているというアナウンスが公式からありましたが、2019年3月25日に正式発表され、同日に販売開始を行いました。

新型Z4の発売記念限定車フローズングレイZ4発売記念限定車フローズングレーは30台限定で8,990,000円で発売

また発売と同時に発表されたZ4の発売記念特別仕様車「フローズン・グレー(Frozen Grey)」も30台限定販売すると発表、ハイパワーグレードのZ4 M40iをベースにボディには専用カラーの「フローズン・グレー」を採用、GRスープラのRZ限定ボディカラー「マットストームグレーメタリック」のようなメカニカルな質感を楽しめます。

この特別仕様車は30台のうち10台をBMWのオンラインオーダーで申込をした方限定で販売するため、販売期間の2019年4月4日から2019年5月10まで「発売記念限定車フローズングレイ(Frozen Grey)」の争奪戦が繰り広げられることになりそうです。

新型Z4のスペック
  BMW Z4 sDrive20i BMW Z4 M40i
全長 4,335mm 4,335mm
全幅 1,865mm 1,865mm
全高 1,305mm 1,305mm
ホイールベース 2,470mm 2,470mm
トランク容量 281L 281L
乗車定員 2名 2名
ステアリング位置
エンジン種類 直列4気筒DOHC 直列6気筒DOHC
総排気量 1,998L 2,997L
最高出力 145kW(197PS)/4,500rpm 250kW(340PS)/5,000rpm
最大トルク 320Nm(32.6kgm)/1,450-4,200rpm 500Nm(51.0kgm)/1,600-4,500rpm
トランスミッション 6速MT(8速ATはオプション) 8速AT
JC08モード燃費 14.9km/L 13.2km/L
WLTCモード燃費 12.6km/L 12.2km/L
販売価格 5,800,000円~ 8,550,000円~

新型Z4のボディカラーは全4色で鮮やかな青が映えるミサノ・ブルーはM40i限定カラー

BMW新型Z4のボディカラーは「アルピン・ホワイト3」「ブラック・サファイア」「サンフランシスコ・レッド」「ミサノ・ブルー」の4色がラインナップしています。
このうちミサノ・ブルーは3.0LのハイパフォーマンスモデルM40iのみ選べる専用カラーになっています。

BMW新型Z4のボディカラー一覧

  • アルピン・ホワイト3
  • ブラック・サファイア
  • サンフランシスコ・レッド
  • ミサノ・ブルー(M40i専用ボディカラー)
  • アルピン・ホワイト3の新型Z4アルピン・ホワイト3
  • ブラック・サファイアの新型Z4ブラック・サファイア
  • サンフランシスコ・レッドの新型Z4サンフランシスコ・レッド
  • ミサノ・ブルーの新型Z4ミサノ・ブルー(M40i専用ボディカラー)

通常販売する新型Z4のボディカラーは上記の4色ですが、発売記念仕様車で日本では30台限定販売する「フローズン・グレー」モデルには、仕様名と同じマット仕上げのフローズン・グレーというボディカラーを設定します。新型Z4のテーマカラーにもなっているたとても似合うスポーティなボディカラーになっています。

新型Z4のインテリアは5種類のカラーとステッチを組み合わせたデザイン性の高いシートが特徴

新型Z4にはグレード毎に「ヴァーネスカ・レザー・ブラック」「ヴァーネスカ・レザー・マグマ・レッド」「ヴァーネスカ・レザー・コニャック」「ヴァーネスカ・レザー・アルカンタラ・コンビネーション・ブラック」「ヴァーネスカ・レザー・アイボリー・ホワイト」の5種類を設定しています。

ベースグレードのBMW Z4には「ヴァーネスカ・レザー・ブラック」のデザインステッチ無しが設定されていて、BMW Z4 Sportには「ヴァーネスカ・レザー・ブラック」「ヴァーネスカ・レザー・マグマ・レッド」「ヴァーネスカ・レザー・コニャック」のデザインステッチ付きが設定されています。

BMW Z4 M Sportは「ヴァーネスカ・レザー・アルカンタラ・コンビネーション・ブラック」が追加され、最上級グレードのBMW Z4 M40iには「ヴァーネスカ・レザー・アイボリー・ホワイト」のシートがさらに追加され全5種類全てを選択できます。

BMW新型Z4のシート種類一覧

  • ヴァーネスカ・レザー・ブラック(BMW Z4はデザインステッチ無し)
  • ヴァーネスカ・レザー・マグマ・レッド(Sport/M Sport/M40iで選択可能)
  • ヴァーネスカ・レザー・コニャック(Sport/M Sport/M40iで選択可能)
  • ヴァーネスカ・レザー・アルカンタラ・コンビネーション・ブラック(M Sport/M40iで選択可能)
  • ヴァーネスカ・レザー・アイボリー・ホワイト(M40iで選択可能)
  • ヴァーネスカ・レザー・ブラックの新型Z4のシートヴァーネスカ・レザー・ブラック
  • ヴァーネスカ・レザー・マグマ・レッドの新型Z4のシートヴァーネスカ・レザー・マグマ・レッド
  • ヴァーネスカ・レザー・コニャックの新型Z4のシートヴァーネスカ・レザー・コニャック
  • ヴァーネスカ・レザー・アルカンタラ・コンビネーション・ブラックの新型Z4のシートヴァーネスカ・レザー・アルカンタラ・コンビネーション・ブラック
  • ヴァーネスカ・レザー・アイボリー・ホワイトの新型Z4のシートヴァーネスカ・レザー・アイボリー・ホワイト

Z4最上級グレードのM40iは搭載するエンジンも違う特別感のある最上級グレードでシートの種類を全て選べるのが特徴です。特にM40i専用シートカラーのヴァーネスカ・レザー・アイボリー・ホワイトはスポーティスポーツのZ4の性格ととても相性の良いカラーなので人気の内装色になるでしょう。

新型Z4はBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントを採用したデジタルコックピットを採用 車載専用通信機(DCM)を利用したコネクティッド機能も標準装備

第3世代「Z4」はBMWが2018年4月に発表を行った、オペレーディングシステム7.0を採用したBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントを搭載します。

BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントと従来システムを比較すれば、アップグレードされた「7.0」の方が操作性に優れ、音声だけではなくジェスチャーコントロールなどユーザーの好みに合わせ操作法を選ぶ事が可能です。

また日本ではトヨタが積極的に採用する車載専用通信機(DCM)を標準装備してコネックティッド機能を強化しています。事故や怪我など万が一の事故に備え、より利便性の高いエンターテインメント機能を追加、スマートフォンなどと連携してドライブをもっと身近に感じられるネットワークを構築します。

Z4はスープラと共同開発をするものの、シートやインパネなどの内装パーツでは異なる素材やデザインを採用した独自の室内空間で差別化をはかります。

BMW新型Z4のパワートレインは2.0Lと3.0Lのツインパワーターボエンジンを搭載 スポーツカーとは思えない14.9km/Lの燃費性能も魅力

新型Z4のパワートレイン新型Z4は2.0Lと3.0Lのツインパワーターボエンジンを搭載

新型Z4のパワートレインは最高出力197PS・最大トルク320Nmを発揮する2.0LのB48B20B型エンジンと、最高出力340PS・最大トルク500Nmを発揮する3.0LのB58B30C型エンジンを搭載します。
2.0Lは直列4気筒DOHCガソリン仕様、3.0Lは直列6気筒DOHCガソリン仕様で、どちらのエンジンもツインパワーターボを搭載するハイパワーエンジンです。

新型Z4のパワートレイン
  Z4 sDrive20i/i Sport/M Sport Z4 M40i
エンジン型式 B48B20B B58B30C
エンジン種類 直列4気筒DOHCガソリン 直列6気筒DOHCガソリン
総排気量 1,998L 2,997L
最高出力 145kW(197PS)/4,500rpm 250kW(340PS)/5,000rpm
最大トルク 320Nm(32.6kgm)/1,450-4,200rpm 500Nm(51.0kgm)/1,600-4,500rpm
JC08モード燃費 14.9km/L 13.2km/L
WLTCモード燃費 12.6km/L 12.2km/L
ミッション 8速スポーツAT

2.0LモデルのZ4 sDrive20i、Z4 sDrive20i Sport、Z4 sDrive20i M Sportはピュアスポーツにしては燃費性が高く、JC08モード燃費で14.9km/Lでより実燃費に近いWLTCモード燃費で12.6km/Lを達成します。
ハイパフォーマンスモデルのZ4 M40iでもJC08モード燃費13.2km/L、WLTCモード燃費12.2km/Lなので、新型Z4はスポーツカー=燃費が悪いという概念から外れた、ランニングコストが低い経済的なスポーツカーだと言えます。

新型Z4の販売価格は5,800,000円からで2019年3月25日発売

新型Z4は全てのグレードでツインパワーターボエンジンを搭載しています。2.0Lモデルは新開発のエンジンになるので、発売は600万円を超えてくるのではないか、という意見もありましたが実際にはベースグレードのZ4 sDrive20iで5,800,000円からという予想よりも購入しやすい価格設定になりました。

3.0Lエンジンを搭載するハイパワーグレードのZ4 M40iは貫禄のある8,550,000円からと破格の価格設定ですが、その他のグレードは5,800,000円から6,820,000円なので新型GRスープラを検討している方にとっては若干高いけど購入できない価格ではないでしょう。

2019年3月25日に発売した新型Z4は共同開発されたGRスープラと兄弟車ですが、最も強い個性のオープントップはZ4だけの魅力です。その他にもBMWの最新型インフォテインメントシステムやデジタルコクピットを備えるのでGRスープラに並ぶ人気車種になることは間違いないでしょう。

新型Z4とGRスープラの販売価格一覧
  グレード 販売価格
Z4 Z4 sDrive20i 5,800,000円~
Z4 sDrive20i Sport 6,300,000円~
Z4 sDrive20i M Sport 6,820,000円~
Z4 M40i 8,550,000円~
GRスープラ SZ 4,990,741円~
SZ-R 6,009,259円~
RZ 7,027,778円~

新型Z4は軽量ボディを実現するFR専用プラットフォーム「CLAR」で開発

フルモデルチェンジが行われ2019年3月25日に発売した新型Z4は、BMWのFR専用プラットフォーム「CLAR」で開発されます。CLARを採用することで車体の軽量化が実現され、ロングノーズ&ショートデッキのFRレイアウトの最適化を達成しました。

BMW新型Z4に環境性能の高いハイブリッドモデルの追加も期待

第3世代「Z4」は、新開発の2Lターボエンジンを採用することで前モデルよりも燃費が改善されました。

前モデルZ4の2Lエンジン搭載モデルの燃費は13.4km/Lです。新世代2Lエンジンを搭載する同サイズの2シリーズカブリオレの燃費は15.8km/Lです。FR専用プラットフォーム「CLAR」を採用して軽量化が実現される、新型Z4ではJC08モード燃費14.9km/Lになりカブリオレよりは燃費性能は低下していますが、必要十分な水準まで高められています。

Z4はトヨタのGRスープラとの共同で開発されたため、今後はハイブリッド技術で世界をリードするトヨタのテクノロジーを活かした、新型Z4のハイブリッドモデルがラインナップすることも期待できるのではないでしょうか。

新型Z4発売前に行われた公式アナウンスやリーク情報など

BMWの新型Z4はトヨタのGRスープラと共同開発されるなど話題性が強い車でした。日本はもちろん海外でもリーク情報が飛び交い様々な噂も上がり、発売前から楽しませてくれた新型Z4の発売前の行われた公式情報やリーク情報などを紹介します。

新型Z4に2.0L新開発エンジンを搭載したグレードを追加するとBMWが発表

トヨタの新型スープラと共同開発されたことで注目されているBMWの新型Z4に新型エンジンを搭載した2モデルを追加するとBMWが公式発表しました。
判明していた新型Z4のパワートレインはペブルビーチ2018でワールドプレミアされた高性能グレードのM40iだけですが、新開発パワートレイン2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載した「Z4 sDrive 20i」と「Z4 sDrive 30i」を追加します。
それぞれのトランスミッションは8速ステップトロニックを組み合わせ、Z4 sDrive 20iで最高出力197hp、Z4 sDrive 30iで最高出力が258hpを発揮します。

BMW新型Z4パワートレインのスペック
Z4のグレード sDrive 20i sDrive 30i M40i
最高出力 200ps 261ps 345ps
最大トルク 32.6kgm 40.8kgm 51.0kgm
最高速度 240km/h 250km/h 250km/h
0-100km/h加速 6.6秒 5.2秒 4.6秒
販売価格 約573万円 約725万円
新型Z4のボディサイズ
全長 4,324mm
全幅 1,864mm
全高 1,304mm
ホイールベース 2,470mm
トレッド(前/後) 1,609mm/1,616mm

BMW新型Z4ロードスターがペブルビーチ2018で世界初公開!高性能グレード「M40i」を設定し2019年3月25日に世界市場で発売

BMWの新型Z4が2018年8月24日に行われたペブルビーチ・コンクール・デレガンス2018で世界初公開(ワールドプレミア)しました。Z4は2016年に生産終了したBMWのスポーツクーペで、実に2年ぶりにフルモデルチェンジして復活しました。
2019年に発売予定の新型スープラと共同開発された車両なので、Z4のデザインやコンセプトは新型スープラにも受け継がれると予想します。

新型Z4の主な特徴はロングノース・低重心のシルエットでスポーツカーの王道らしいスタイリングになっていることです。Z4は屋根が開閉するオープンカーで先代モデルではハードトップ(樹脂や金属など硬い素材を使った屋根)を採用していましたが4代目の新型Z4は初代Z4と同じソフトトップ(布など柔らかい素材を使った屋根)を採用していることも注目です。

またペブルビーチ2018の世界初公開では高性能グレードになる「M40i」のスペックも明らかになりました。
最高出力340hpを発揮する3.0L直列6気筒ガソリンターボエンジンは0-100km/h加速4.6秒で、BMWではM40iと同じモータースポーツを開発する「BMW M社」が手掛けるM4やM6に次ぐ加速性能になっています。
発表された新型Z4ロードスターは2019年春に世界市場で発売すると発表しました。

  • ペブルビーチ2018で公開された新型Z4ロードスターのフロントビュー先代Z4よりも大きくなったヘッドライトは4代目新型Z4ロードスターの特徴
  • ペブルビーチ2018で公開された新型Z4ロードスターのサイドビュー新型Z4ロードスターのスタイルはロングノーズで低重心
  • ペブルビーチ2018で公開された新型Z4ロードスターのリヤビューリヤにはソフトトップの天井を格納
  • ドライブするペブルビーチ2018で公開された新型Z4ロードスター走行中のZ4ロードスターは躍動的でかっこいい

ペブルビーチ2018で公開された新型Z4ロードスターの内装ペブルビーチ2018ではZ4ロードスターのコクピット周りも公表された

BMW新型Z4の画像がペブルビーチ2018の公式発表前にリーク

BMW新型Z4は2018年8月24日に行われるペブルビーチ・コンクール・デレガンス2018で世界初公開すると公式から発表されていますが、発表前に新型Z4の全貌がリークされました。
リークされたモデルはZ4 M40iという2シータースポーツモデルで、3.0L直列6気筒ツインターボエンジンを搭載し最高出力385psを発揮するモデルと考えられます。

  • 上から見たBMW新型Z4BMW新型Z4のリーク画像
  • BMW新型Z4のリヤビュー細く切れ上がるリヤコンビネーションランプがスポーティーな印象
  • BMW新型Z4のサイドビューフルモデルチェンジでホイールデザインを一新 サイズは19インチ以上を装着しているように見える
  • BMW新型Z4のエンジンZ4のエンジンは最大出力385psを発揮 新型スープラも同じエンジンを搭載するとみられる

インテリアの画像もリークされ完成度の高い内装が伺えます。センターコンソールなどは光沢のあるピアノブラックに仕上げられ、センターディスプレイには速度計とタコメーターが表示されています。

  • BMW新型Z4のシフトノブZ4のシフトノブやiDriveコントローラなどが確認できる
  • BMW新型Z4のセンターディスプレイセンターディスプレイには道路案内や車両速度を表示
  • BMW新型Z4の内装遠目からみたZ4の内装 シートの質感などは確認できない

新型Z4のワールドプレミアは2018年8月24日のペブルビーチ2018で行われ、Z4の詳細を確認できることになります。 日本で復活するスープラと共同開発したZ4は国内外でも高い関心を集めているスポーツカーなので続報が入り次第紹介します。

トヨタ・スープラとの共同開発でも話題の新型「Z4」は2018年中に発売される可能性が高い

新型BMW Z4のエクステリアフランクフルトモーターショー2017で公開されたBMW Z4

新型BMW「Z4」は2018年中の欧州市場で先行発売しました。BMWを代表するツーシータークーペ「Z4」は、2016年に生産は一旦中止となったものの、その後トヨタとアライアンス契約を結び、スープラとの共同開発を行うというスタイルでフルモデルチェンジを行って新型モデルを誕生させます。

東京モーターショー2017で「コンセプトZ4」として出展された同車の市販化モデルは、2018年8月26日より開催される「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス2018」で世界初公開されて、2018年内に欧州市場での先行発売が有力視されています。

プロトタイプから第3世代「Z4」はメッシュタイプのフロントグリルを採用しバンパーエアダクトを上下で分割させたデザインを採用

BMWが2018年7月30日に公開した新型「Z4」のティザーショット。ニュルブルクリンクのサーキットコースでテスト走行された、Z4のプロトタイプから新型「Z4」は、メッシュタイプのキドニーグリルを採用し、バンパーエアダクトは上下に分割させるデザインを採り入れていると判断できます。

またZ4のプロトタイプからは、市販化される次期「Z4」のルーフが初代モデルと同様に自動開閉式ソフトトップを装備させていると推測できます

カモフラージュされていない隙間から垣間見えるヘッドライト・テールランプ等のよりスタイリッシュとなったパーツからは、従来のエクステリアとは違った新時代のデザインランゲージを期待させられます。

2シーターのロードスター BMW・Z4のモデルチェンジ遍歴

Z4はドイツのBMWが販売する2シーターのロードスター・クーペです。第2世代の販売終了から約3年の空鶴期間を経て、第3世代が復活しています。

BMW・Z4 初代 E85/E86(2003年~2008年)

2002年、パリモーターショーでデビューしたZ4は、日本では2003年1月、「Z4 3.0i」「Z4 2.5i」が発売開始されました。5月には6速SMGを搭載した「Z4 3.0i」を追加。10月には「Z4 2.2i」を追加しました。
2006年4月、マイナーチェンジを実施し「Z4クーペ 3.0si」を追加、SMGモデルの「Z4 2.2i」と「Z4 3.0i」を廃止しました。オープンモデルのモデルのグレードは「Z4ロードスター 3.0si」「Z4ロードスター 2.5i」になりました。
2008年3月、165台限定の「Z4ロードスター 2.5i Limited」を発売。

BMW・Z4 第2世代 E89(2009年~2016年)

2009年5月、日本で第2世代のZ4、「sDrive35i」と「sDrive23i」が発売を開始しました。
2010年5月には最上級グレードの「sDrive23i」を販売開始。
2011年10月には「sDrive20i」の販売開始と「sDrive23i」を廃止しました。

BMW・Z4 第3世代 G29(2019年~)

2019年3月、第3世代へと進化。日本へは「sDrive20i」「M40i」が導入されました。
2022年12月、一部改良でヘッドライト周りをブラックに、水平基調のキドニーグリルにデザインを変更しました。

BMW・Z4のモデルチェンジ遍歴
BMW・Z4のモデル 販売年表
初代 E85/E86 2003年~2008年
第2世代 E89 2009年~2016年
第3世代 G29 2019年~

BMWのスポーツイメージを支えてきたツーシーターオープンカー「Z4」が全ての性能面で進化してモデルチェンジ

BMW Z4

BMWのスポーツイメージを引っ張ってきたツーシーターオープンカー「Z4」が、トヨタとの共同開発を行うことで2019年3月25日に復活しました。
2003年に初代モデルが日本市場で販売をスタートした「Z4」は、Z3の後継モデルにあたります。初代モデルはE85型ロードスターと、E86型クーペボディをラインナップしていました。

2009年に誕生した2代目Z4は、ロードスターとクーペを統合させて、クーペカブリオレタイプのリトラクタブル式ルーフを採用していました。
2016年に販売を終了したBMW「Z4」は、日本で開催されるスーパーGTなどに参戦した効果もあって抜群の知名度を誇ります。

BMWの4シーターカブリオレモデルのラインナップが進む中、2シーターのオープンモデル復活を望む声が日増しに高まってきました。BMWはその高まるニーズに応えるために、トヨタのスープラと共同開発を行うことで新型モデルの誕生を実現させます。
初代モデルの開閉式ルーフを採用し、FR専用プラットフォーム「CLAR」で開発され、新型エンジンを採用する次期BMW「Z4」はシリーズ最高傑作です。BMWの2シーターオープンカーで疾走感をリアルに感じて運転を楽しみたいというドライバーの希望がいよいよ叶います。