スカイラインの維持費

スカイライン(V37型)の年間維持費を「GT Type P」と「400R」で徹底比較

スカイライン(V37型)の新型モデルの年間維持費を概算。自動車税・燃料代・駐車場代・車検代・任意保険料・諸経費を内訳とする維持費は、特別仕様車の「400R」は約55.3万円・ガソリン車の「GT Type P(V6 TURBO)」は約53.2万円・ハイブリッドモデルの「GT Type P(HYBRID)」は約52.7万円。

スカイライン(V37型)の年間維持費を「GT Type P」と「400R」で徹底比較

ビッグマイナーチェンジを実施したスカイライン(V37型)の年間維持費を概算してみた

2019年7月に日産のエンブレムを復活させる・高速道路でのナビ連動走行を可能とするなどのビッグマイナーチェンジを実施したスカイライン(V37型)の年間維持費を求めます。

モデルケースとして維持費を概算したのは、ターボシステムの過給性能を極限レベルにまで引き上げて歴代スカイライン史上最高の400馬力を実現させた「400R」、日産独自のハイブリッドシステムを搭載する「GT Type P (HYBRID)」と、3.0L V6ツインターボエンジンを新搭載した「GT Type P (V6 TURBO)」です。

ビッグマイナーチェンジで日産の最新テクノロジーを導入したスカイライン(V37型)の特徴とグレード別の販売価格

V37型スカイラインは2019年7月に実施したマイナーチェンジで、360度センシング・3D高精度地図データ等の日産の最新テクノロジーを組み合わせて、高速道路上でのナビ連動ルート走行や同一車線でのハンズオフを可能とする「プロパイロット 2.0」を搭載させました。

スカイライン(V37型)グレード「GT Type P」「400R」のスペック情報
グレード GT Type P (HYBRID) GT Type P (V6 TURBO) 400R
全長 4,810mm 4,810mm 4,810mm
全幅 1,820mm 1,820kg 1,820mm
全高 1,440mm 1,440mm 1,440mm
ホイールベース 2,850mm 2,850mm 2,850mm
最小回転半径 5.6m 5.6m 5.6m
燃費 14.4km/L(JC08) 10.0km/L(WLTC) 10.0km/L(WLTC)
燃料 無鉛プレミアムガソリン 無鉛プレミアムガソリン 無鉛プレミアムガソリン
乗車定員 5名 5名 5名
車両重量 1,830kg 1,710kg 1,760kg
エンジン VQ35HR VR30DDTT VR30DDTT
総排気量 3.498L 2.997L 2.997L
タイヤサイズ 225/50RF18 225/50RF18 245/40RF19

※数値は2WD車

年間維持費の概算値を求めた「GT Type P(HYBRID)」は、V6 3.5L DOHCエンジンと高性能モーターに、薄型ラミネート構造のセルやマンガン系の電極材料などの最新技術を導入したリチウムイオンバッテリー組み合わせたハイブリッドシステムを搭載して、走行性能と環境性能を高水準化させます。

一方の「GT Type P(V6 TURBO)」は、冷却効果を常時安定化させる水冷式インタークーラー・吸気側に設置した電動VTCシステム等の最新技術を導入した3.0L V6 ツインターボを搭載して、プレミアムスポーツセダンに相応しい存在感のある走りを実現させます。

特別仕様車である「400R」は、渦電流式の専用ターボ回転センサーなどの技術力を結集させて、搭載する3.0L V6 ツインターボエンジンの過給性能を最大レベルまで引き上げて、歴代スカイライン史上最高の405PSを実現させています。

同車のその他の特徴は、電子制御ショックアブソーバー・4輪アルミレッドキャリパー対向ピストンブレーキ・ガンメタ塗装19インチアルミホイール等の専用装備を充実させている事です。

ビッグマイナーチェンジ後のスカイライン(V37型)のグレード・駆動方式別 車両価格一覧表
グレード 価格
GT Type SP [HYBRID]・2WD 6,048,000円~
GT Type P [HYBRID]・2WD 5,711,040円~
GT [HYBRID]・2WD 5,474,520円~
GT Type SP [V6 TURBO] 4,818,960円~
GT Type P [V6 TURBO]・2WD 4,554,360円~
GT [V6 TURBO]・2WD 4,274,640円~
400R・2WD 5,523,120円~
GT Type SP・4WD 6,327,720円~
GT Type P・4WD 5,990,760円~
GT・4WD 5,754,240円~

スカイラインの年間維持費(概算値)~「GT Type P<HYBRID>」は約52.7万円・「GT Type P<V6 TURBO>」は約53.2万円・「400R」は約55.3万円

スカイラインの年間維持費

法律によって支払い額が定められている自動車税、走行距離は任意に1万kmと設定して見積もった燃料代等を内訳とするスカイラインの年間維持費を概算。その結果「GT Type P<HYBRID>」は527,274円・「GT Type P<V6 TURBO>」は531,983円・「400R」は553,233円の額となりました。

年間維持費の概算値が最も高額となったスカイライン(V37 型)の特別仕様車「400R」は、グレード「GT Type P」よりもワンインチ大きなタイヤを装備しているため、新品タイヤの購入費が割高となっています。

スカイライン グレード「GT Type P」「400R」の年間維持費(概算値)の比較表
グレード GT Type P (HYBRID) GT Type P (V6 TURBO) 400R
自動車税 58,000円 51,000円 51,000円
燃料代 129,891円 149,300円 149,300円
駐車場代 120,000円 120,000円 120,000円
車検代 45,733円(54,250円) 45,733円(54,250円) 45,733円(54,250円)
任意保険料 97,900円 84,700円 84,700円
諸経費 75,750円 81,250円 102,500円
合計金額 527,274円(535,791円) 531,983円(540,500円) 553,233円(561,750円)

():継続審査時

総排気量「3.0L超~3.5L以下」のGT Type P(HYBRID)の自動車税は58,000円・「2.5L超~3.0L以下」のGT Type P(V6 TURBO)と400Rは51,000円

自動車税は車の所有者に課される税金で、スカイラインも属する普通車であれば搭載するエンジンの総排気量が増えるにつれて、税額を一定額加算していく仕組みを構築しています。

2019年7月に実施されたビッグマイナーチェンジ後のGT Type P (HYBRID)が搭載するエンジンの総排気量は3.498Lです。同グレードには、税区分「3.0L超~3.5L以下」が適用されるため、課される自動車税は58,000円となります。

ガソリン車であるGT Type P(V6 TURBO)と400Rが搭載するエンジンの総排気量は2.997Lです。両車には税区分「2.5L超~3.0L 以下」が適用されるため、支払い義務の生じる自動車税は51,000円となります。

車の分類 総排気量 税額

自家用車

1L以下 29,500円
1L超~1.5L以下 34,500円
1.5L超~2.0L以下 39,500円
2.0L超~2.5L以下 45,000円
2.5L超~3.0L以下 51,000円
3.0L超~3.5L以下 58,000円
3.5L超~4.0L以下 66,500円
4.0L超~4.5L以下 76,500円
4.5L超~6.0L以下 88,000円
6.0L超~ 111,000円

※グリーン化特例が適用される車両には、新車登録の翌年度にかかる自動車税に対して税の軽減措置が受けられます。
※年度の途中に新規登録した場合には、新規登録をした翌月から翌年3月までの月割り分を支払います。

走行距離は1万km設定にすると年間燃料代はGT Type P<HYBRID>は約13万円・GT Type P<V6 TURBO>と400Rは約14.9万円と概算

スカイライン(V37型)の新型モデルにかかる年間燃料代は、オーナーの運転習慣だけではなくて国際情勢や経済状況などの複数の要因によっても変化しますが、「年間走行距離」「燃費」「燃料価格」といった3つの数値が求まれば概算できます。

年間走行距離の目安

通勤・通学(往復30km×120日×=3,600km)

週1度のお買い物(往復30km×52週=1,560km)

月1度のレジャー(往復400km×12回=4,800km)

3,600km+1,560km+4,800km=9,960km

モデルケースとして上記のように新型「スカイライン」を通勤や買い物などで利用しているオーナーを想定します。年間走行距離は、計算のしやすさも意識して、9,960kmの端数を切り上げて10,000kmへと再設定した数値を用います。

年間走行距離(10,000km)を「スカイライン」の各グレードの燃費(11.5km/L、10.0km/L)で割って求めた年間燃料消費量に、プレミアムガソリン(ハイオク)価格を掛ければ1年間にかかる燃料代の概算値は算出されます。

スカイライン 「GT Type P(HYBRID)」「GT Type P(V6 TURBO)」「400R」の1年間にかかる燃料代の概算値の導出法

年間燃料消費量
「GT Type P(HYBRID)」: 10,000km ÷ 11.5km/L = 870L
「GT Type P(V6 TURBO)」「400R」: 10,000km ÷ 10.0km/L = 1,000L

1年間にかかる燃料代
「GT Type P(HYBRID)」: 870L × 149.3(円/L)= 129,891円
「GT Type P(V6 TURBO)」「400R」:1,000L × 149.3(円/L)= 149,300円

※「GT Type P(HYBRID)」の燃費は11.5km/L(14.4×0.8)の数値を適用
JC08モードに0.8を乗じればWLTCモード値へと換算できると言われているので14.4km/L×0.8の演算を実施

※「GT Type P(V6 TURBO)」「400R」の燃費は10.0km/Lの数値を適用
両車は実燃費に近いと言われているWLTCモードを採用しているためカタログ燃費をそのまま採用

※ハイオク価格は2018年9月~2019年8月までにおいての全国平均価格である1Lあたり149.3円で設定

上記のようハイオク価格は1Lあたり149.3円、年間走行距離は10,000kmと任意に数値を設定して、スカイライン の1年間にかかる燃料代を概算した結果、ハイブリッド車の「GT Type P<HYBRID>」は12,891円。ガソリン車の「GT Type P<V6 TURBO>」「400R」は149,300円と見積もれました。

月極駐車場を1万円で借りているオーナーを想定して1年間にかかる駐車場代は12万円と計算

駐車場代はスカイラインの年間維持費を概算するにあたっては、最も誤差が膨らみやすい項目です。居住地などに駐車スペースを用意しているオーナーであれば無料、月極駐車場を借りている方同士を比較しても大都市と地方とでは月換算でも数万円の開きが生じてしまうのが、その理由です。

日産を代表するラグジュアリースポーツクーペであるスカイラインに乗車する方は、都市部に集中しているものと推測されますが、ここではモデルケースとしての分かり易さを意識して月極駐車場を全国相場の1万円で借りているオーナーを想定。そして年額12万円として計算しました。

スカイラインの新型モデルの購入計画を具体化させる為に、実費に近い金額を確認したいという方には、駐車場賃貸借契約書などに記載されている月極料金を用いて再計算する事をお勧めします。

全国主要都市の月極駐車場の相場

  • 東京(23区)の相場:30,000円
  • 大阪市の相場:25,000円
  • 横浜市の相場:17,000円
  • 名古屋市の相場:11,000円
  • 福岡市の相場:11,000円
  • 札幌市の相場:10,000円
  • 全国の平均相場:10,000円

スカイラインの車検代~年換算では初回時が約4.6万円・継続審査時が約5.4万円

車検代の内訳は、自賠責保険・重量税・印紙代といった支払い額が法律によって定められている法定費用と、ディーラーやカー用品店など作業を依頼する場所によって異なる金額が請求させる代行手数料・整備費用です。

スカイラインの法定費用
車検の有効期間 3年 2年
自賠責保険 49,200円 32,800円
重量税 36,900円 24,600円
印紙代 1,100円 1,100円
合計 87,200円 58,500円

上記のようにして計算した法定費用の合計額に、変動費である代行手数料や整備費用を加算すれば車検代の概算値は求まります。

変動費である代行手数料・整備費用は、故障の有無や依頼場所などの違いによっても大きく変化してしまいますが、今回はスカイラインの内部パーツに大きな故障を伴わないケースを想定し、一律5万円として計算を行います。

車検の有効期間 3年 2年
法定費用 87,200円 58,500円
代行手数料・整備費用 50,000円 50,000円
合計 137,200円 108,500円
年換算 45,733円 54,250円

代行手数料・整備費用を5万円と設定して演算を実行すれば、スカイラインの初回車検費用は137,200円・継続車検費用は108,500円となります。年換算で考えるとそれらの金額は45,733円(137,200円÷3)と54,250円(108,500円÷2)の値へと推移します。

スカイラインを新車で購入した場合の自賠責保険料は初回分が36,780円・継続審査時は26,680円

自賠責保険は人身事故の被害者を救済するという観点から、法律によって公道を走る全ての車両に対して加入義務を定めています。スカイラインを新車で購入した場合には、自賠責保険の加入期間は37ヵ月が適用され、その支払い額は36,780円となります。

その後2年周期のタイミングでやってくる継続審査時には、当該車両の車検申請が行政機関に認可されるまでの間に保険の未加入期間を発生させない為に、保険期間は1ヶ月分余裕を持たせた25ヶ月加入となるので支払い額は26,680円となります。

車種 保険期間
37ヵ月 36ヵ月 25ヵ月 24ヵ月 13ヵ月 12ヵ月 1ヵ月
普通自動車 36,780円 35,950円 26,680円 25,830円 16,380円 15,520円 5,870円

※新車を購入した場合は、自賠責保険は37ヶ月加入となります
※自賠責保険に加入していなければ車検は受けられません
※離島・沖縄は除く

スカイラインを新車で購入した場合の重量税は初回時が49,200円・継続車検時が32,800円

重量税は車検の有効期間や車両重量の適用区分によって支払い額を決定します。スカイラインの各グレードの車両重量は1,500kg以上~2,000kg以下です。同車を新車で購入した場合の初回分の重量税は49,200円、2年周期でやってくる継続車検時に課される重量税は32,800円である事を下記の分類表より確認できます。

車両重量 車検の有効期間(3年) 車検の有効期間(2年)
~500kg以下 12,300円 8,200円
~1,000kg以下 24,600円 16,400円
~1,500kg以下 36,900円 24,600円
~2,000kg以下 49,200円 32,800円
~2,500kg以下 61,500円 41,000円
~3,000kg以下 73,800円 49,200円

※重量税は新規登録時あるいは車検時にまとめて支払います
※車を登録してから、13年、18年が経過すると、重量税が加算されます。
※エコカー減免制度が適用される車であれば、税額が免除、及び一定割合減免されます。

スカイラインの車検を指定工場に依頼した場合にかかる印紙代は1,100円

法定費用の一種である「自動車検査登録印紙(印紙代)」には、車検の適合性を公的機関に認定してもらう際にかかる手数料などが含まれます。

指定工場 1,100円(一律)
認定工場 軽自動車:1,400円
5ナンバー:1,700円
3ナンバー:1,800円

印紙代は、保安基準適合証を交付できる権限を与えられている指定工場に依頼した場合には、軽自動車あるいは普通車であるに関わらずに一律で1,100円です。今回は、スカイラインの車検を自社のみで通す事のできる指定工場に依頼するものと考えているため、印紙代は1,100円として計算します。

対人賠償は無制限などの条件設定で見積もった任意保険料は「GT Type P<HYBRID>」が約9.8万円・「GT Type P<V6 TURBO>」「400R」は約8.5万円

任意保険は自賠責保険では補償しきれない人身事故や、補償対象とはしない物損事故が起きてしまった場合に備えて、ほとんどのドライバーが加入します。イーデザイン損保などの各保険会社が運用する任意保険は、加入者が属する等級・車両の型式別料率クラスなどの諸条件を考慮して保険料を算出しています。

  • 年齢30歳以上
  • 年間走行距離11,000km以下
  • 対人賠償は無制限
  • 対物賠償は無制限
  • 16等級
  • ゴールド免許保有

スカイラインの新車販売価格は、全グレードが400万円を超えるため、加入者の年齢構成は30歳以上とするなどの条件設定の下で概算した結果、「GT Type P<HYBRID>」の任意保険料は97,900円、「GT Type P<V6 TURBO>」「400R」の場合には84,700円と見積もれました。

スカイラインの任意保険料の見積り額

  • 「GT Type P(HYBRID)」 : 97,900 円(45,300円)
  • 「GT Type P(V6 TURBO)」「400R」: 84,700 円(39,500 円)

※()内の数値は、車両保険なしの金額
※実費に近い保険額を把握したいという方はご自身の条件設定に合わせて再計算する事をお薦めします。

新品タイヤの購入費等を内訳とする諸経費は「GT Type P<HYBRID>」が約7.6 万円・「GT TYPE P<V6 TURBO>」が約8.1万円・「400R」が約10.3万円

新品タイヤ(夏用・冬用)の購入費用とエンジンオイル・エレメント交換代を内訳として求めた諸経費の合算値は、「GT Type P<HYBRID>」が75,750円・「GT Type P<V6 TURBO>」が81,250円・「400R」が102,500円となりました。

必要時に応じてバッテリー交換やエアコンフィルターの交換等を行う場合には、それら作業にかかる費用も加算すれば、諸経費の概算額は実費へと近づきます。

スカイライン のグレード別 諸経費の概算値
グレード GT Type P<HYBRID> GT Type P<V6 TURBO> 400R
タイヤ購入費用(年換算) 67,750円 67,750円 89,000円
オイル・エレメント交換代 8,000円 13,500円 13,500円
合計 75,750円 81,250円 102,500円
タイヤを4年周期で購入したとすれば1年間の積立金はグレード「GT Type P」が6.8万円・特別仕様車「400R」は8.9万円

新型スカイライン(V37型)で至極の走りを堪能し続けるためには、駆動力を得る際に摩擦等の影響によって表面が削られていく消耗品であるタイヤを定期的に新品へと交換する必要があります。

新品タイヤへと交換する時期の目安は一般的には3~4年と考えられています。新型スカイラインには、空気圧をメーター内で確認できる「タイヤ空気圧警報システム」が搭載されるなどしているため、ロングライフ化が期待できるので、新品タイヤを購入する周期は4年と設定して、1年間の積立金を求めていきます。

スカイラインV37型の新品タイヤ購入費271,000円・356,000円の内訳

夏タイヤ:ヨコハマ「BluEarth-GT AE51」の4本セットの安値相場は125,000円/153,000円

冬タイヤ:ブリヂストン「BLIZZAK VRX2」の4本セットの安値相場は146,000円/203,000円

合計額:271,000円(タイヤサイズ:225/50RF18)/ 356,000円(タイヤサイズ:245/40RF19)

※夏・冬タイヤはともに4本セットを安値相場で購入した場合を想定

維持費のモデルケースとして選択したグレード「GT Type P」が採用するタイヤサイズは225/50RF18で、特別仕様車「400R」が採用するタイヤサイズは245/40RF19です。

上記のように夏タイヤは操縦安定性と低燃費性能を高水準化させるヨコハマの「BluEarth-GT AE51」を、冬タイヤは装着初期段階から優れた氷上性能を発揮するブリヂストンの「BLIZZAK VRX2」を安値相場(4本セット)で購入した場合の合計額は、271,000円(タイヤサイズ:225/50RF18)/ 356,000円(タイヤサイズ:245/40RF19)になります。

その額を適用して計算すれば、1年間の積立金は67,750円(271,000円÷4)/89,000円(356,000円÷4)であると考えられます。

グレード GT Type P <HYBRID> GT Type P<V6 TURBO> 400R
タイヤサイズ 225/50RF18 225/50RF18 245/40RF19
タイヤ購入費 271,000円 271,000円 356,000円
年換算 67,750円 67,750円 89,000円
スカイラインのオイル・エレメント交換費用(年間)~ガソリン車は8,000円でディーゼル車は13500円と見積もられる

スカイラインのハイブリッド車が搭載する「V6 3.5L DOHCエンジン」や、ガソリン車が搭載する「3.0L V6ツインターボエンジン」のポテンシャルを維持し続けるためには、定期的にエンジンオイルとエレメントを交換する必要があります。

一般的にはターボチャージャーを搭載しているエンジンの方がオイルの交換周期は早いため、ここではハイブリッド車のエンジンオイルの交換は年に1回、ガソリン車は年に2回交換するものとして演算を行います。

エンジンオイルに混じったスラッジなどの不純物をろ過する役割を担うエレメントのパーツ交換は、ガソリン車もハイブリッド車も年に1回行うものとして考えます。

スカイラインのオイル・エレメント交換費用「13,500円」と「8,000円」の内訳

「GT Type P (V6 TURBO)」「400R」
オイル交換(年2回):5,000×2=10,000円
エレメント交換(年1回):2,000円
作業工賃:1,500円
合計金額:13,500円

「GT Type P (HYBRID)」
オイル交換(年1回):5,000円
エレメント交換(年1回):2,000円
作業工賃:1,000円
合計金額:8,000円

※オイル・エレメント交換費用はディーラーやスタンドなどの依頼場所によっても異なりますが、平均的な金額である5,000円と2,000円と設定

※工賃は1作業あたり500円で計算

ビッグマイナーチェンジによって走行性能と安全性が進化した「スカイライン」のグレード選びは維持費も考慮

スカイライン

日産のラグジュアリースポーツセダン「スカイライン」は2019年7月に、3.0L V6ツインターボエンジンを新搭載させる・3D高精度地図データなどの最新テクロノジーをプロパイロット2.0に組み込む等のビッグマイナーチェンジを実施して、走行性能と安全性を進化させました。

TCU(車載通信機)によってNissanConnectサービスを利用可能なV37型スカイラインの新型は、娯楽性や快適性においても進化を遂げています。ビッグマイナーチェンジを実施して多方面においての魅力度が増したスカイラインは、搭載するパワートレインの種類だけではなくて、維持費も考慮してグレードを選びましょう。